なるほど『たった一つの冴えたやり方』な解決こそがperfect answerだと。
世界で公開しているんだから、こうすれば戦争はなくなる!と、日本人が言っているんだと思われるのでしょう。まあいいけど。序盤でなら加藤がしただろう、”犠牲の上の平和的解決”を選んだのが、好戦派の玄野だったところがミソでしょうか。
畳み掛けるように続くアクションは、飽きずに見ていられました。地下鉄車両内の戦い、面白かったです。黒服星人がいい!
商店街、偽加藤VS加藤と玄野も、偽加藤が良かった~。
音楽もいいしね!
そんな戦い中心で血湧き肉踊ってる中、たえちゃんの弱い子っぷりにはイラっときました。何が『特徴:弱い』だ。ビルからビルへおんぶで飛び移られて、落ちない腕力はたいしたものです。走って逃げた距離だってずいぶんあったよ?極めつけは偽加藤に3回も斬りつけられてもまだ前進する気迫。あんまり死なないので、
『やっぱりコイツも星人だったのか』
と本気で思ってしまったほどですw
皆がタエちゃんを追いかけてる間は、GANTZ組に殺されたら部屋に来るんだと思ってました。でも星人に殺されたので来なかった。……となると、GANTZにタエちゃんのデータがない=復活出来ない それは加藤の弟も同様だと思っていたのですが?
二人ともサクッと生き返ってましたよね。全能じゃん!
……なのに、玄野は忘れられ、捕われたまま。
一人だけ払う犠牲が大きすぎてなんというか、納得がいかず。タエちゃんが復活出来ないのなら『彼女がいない人生なんて!』と自棄で球入りもアリかもですが、すべて元通りで自分だけいないなんてねー。(ああでも、例えば弟を亡くした天涯孤独の加藤にそれをされても可哀想すぎて困る)
結局星人がどれだけいてなんだったのか、元々黒球はどこから来たなんだったのか、その辺の謎解きもまったくなし。ある意味、ツッコミも入れどころがないわけで、半端な説明をされるよりは謎のままで潔かったのかも。
それともまさか、続編を作る余地を残したとか??
☆ちなみに前作「GANTZ」レビューはこちら