「私の給食」が、ついに「私、たち、の給食」になった!
ほんと毎回丁寧な話運びで、楽しく見ています。意外性はゼロなんだけどね。はるちゃんはやっぱり星野光子の娘だったし、星野光子の屋台は大好評。二流の鴨しか手に入らなくても、手間を惜しまず毎日違う味で提供されたらお安くってお得ってなもんだし。光子が楽しそうに作る料理はいつもどれも美味しそうです(^^)
給食だって、断水しようが、サメ鰯セロリだろうが、絶対美味しくなっちゃうじゃないですか。いつも元気で自信満々な光子に引っ張られるように、ポンコツなメンバーも『美味しい』と言われる喜びに目覚めていきます。これも予想通りよねw
最後に、センター給食移行で自校調理がなくなる危機が訪れ、と同時にラレーヌの支配人がついに光子を取り戻しにやってくる。
ラレーヌお断りの未来しか見えませんよw 安定感w
Chef
え、屋台……?
早朝から給食を仕込み、調理配食し、教室にドヤ!しに行ってからの自分の仕入れに調理。それから重~い手作り屋台引いて店出して、深夜までの接客に対面調理!
豪華な店で当たり前のように提供されるより、なぜか屋台の方が美味しそうでしたよ。更に格安ってたまりません。最初こそ閑古鳥でしたけど、TVでも紹介されて高額でも食べに来る人がどんどん増えて……こりゃ過労で倒れるオチかなとハラハラみてましたら、超人光子さんはお肌ツヤツヤのまま。倒れるよりもヤクザに絡まれるよりも、警察にしょっぴかれる方が先でしたw
屋台のルール。
公道で営業する許可を取るのはもちろんのこと、一種類の料理しか出しちゃいけないんですってよ。おでんならおでん、ラーメンならラーメンてことですか。フレンチフルコースなんてもっての他だとか。そんなこと、屋台を作り出した時に教えてあげてくださいよー。特に栄養士荒木は、自慢の唐揚げを屋台で売って店を出した大先輩だったのに黙ってるなんてさ。……それだけの関係しか築いてなかった光子さん自業自得っちゃそうなんですけどねー。
でもそこはさすがの光子さん、人間関係でなく本領の料理で合間を詰めていきます。どんな逆境でも料理ができれば幸せ、本当に料理バカな光子を温かい目で見るようになる荒木。彼もまた料理バカなんでしょうね。そして、食中毒事件の柿崎こそが、彼の大切な店を潰した評論家だったという因縁!あいつだけは許しちゃおけん!と、二人で協力しあったりするのかな。てか、店が潰れたと言いますが、いまでも店舗はあるじゃない。荒木の自宅なのかしらん。貸店舗じゃないのに営業できなくなるほどの影響がでる悪評ってなんでしょう。
あ、あそこで光子が店を出すことになる??
オーナー小泉孝太郎の横やりで、市場の仕入れをお断りされてしまうようになった光子ですが、それも荒木が担当してくれるなら邪魔されないものね。最近、教室を模した内装で懐かしの給食メニューを食べさせる店もあるって話ですからそんなのも受けそうだけれど、フレンチじゃなきゃダメですか。
ところで給食で豆料理が不人気とはびっくりです。まあ煮豆は地味だし摘みにくいのかな。そこでカリッと揚げて青海苔をふったら香ばしい☆という光子の案は確かに美味しそう。てか、なんでも揚げれば好まれそうw
料理バカ一代!
弁護士、教師刑事に続く天海祐希が似合う専門職がまだあったんですね。シェフ!
「私が作る料理は『最高においしい』のよ!」
と自画自賛の天才、三ツ星レストランの料理長。それがなんと身近も身近な給食を作る羽目に陥るとはw 曲者ぞろいの給食スタッフは、勿論やる気なし。
つかみはオッケー、ここから互いに刺激を受け、成長し、いつか美味しい給食が出来上がるんでしょう!
てなわけで、主人公の天才シェフ星野光子(天海祐希)はマスコミの寵児。
レストランオーナー(小泉孝太郎)の意向もコストも無視で、勝手にメニューを変えてばかりです。そこに起きた食中毒騒ぎ、実はオーナーの策略なのですが……責任者の光子は解雇され、ニュースは世界を駆け巡って再雇用先はみつかりません。
仕方なく、TV局の企画を引き受けたら舞台は小学校!
「私がつくれば残食はない」
と、以前言い切っていたことから、給食を作ることになってしまいます。そして案の定
「まずーい」
の大合唱にw「こんなの、食べたことない」までは光子の料理を絶賛する層と同じ反応だったのにねえ。子供はほら、慣れない味を嫌がるから(^^;;;)
でも2話では、献立自体は今までと同じくチーフ(遠藤憲一)が決めているのに、野菜ごとに切り方を変え、手間のかかる下ごしらえを省かずにすれば、ほら、いつもの献立が美味しくなったじゃないですか!
光子が提案する手間のかかる準備を、てめえ一人でやれ!と一蹴したら早朝に来て本当に一人で済ませちゃうw そこには、ナイスな再就職のための下心パワーもありましたけどね、それでも普通ひとりで毎日できる量の仕事じゃないですよ!
しかも給食の厳しい決め事、全て当日に調理、塩や砂糖の量順守、床に一滴も水をこぼさない等々をきちんとクリアしてですからね。届いた材料は検温をクリアしなければ受け取り拒否、なんて決まりも、も知りませんでしたよ。安全な食事のためにすごいルールが設けられているんですね。
そして順調に残食は減り……。
こりゃ新規開店レストランに転職決定か? それを元オーナーに邪魔されるのか? と思いきや。なんと充子自らが転職はキャンセルですよ!何故って。
「最高に美味しい」って言われてないからw
子供達は「美味しい」「食べられる」と言っているだけで「最高」じゃない、まだまだ辞めるわけにはいかない!ってw
このあまりの料理バカっぷりに感服です。
と、同時にドラマの着地点が心配になりました。いったいどんな料理なら「最高」に美味しいの? 一食250円で作れるの? それとも、調理補助の新人さん(川口春奈)がどうやら光子が料理修行のために捨てた娘な様だから。「最高」は家庭の味、母の味、思い出の味だ的ないい話で終わるのでしょうか。
さてさて。
最近の大阪市の中学生は業者から届いた後保冷されてた弁当給食を食べてるそうですよ。うちの子の時代は家からお弁当持って行けたのに、それは禁止でカレーの日は冷たいご飯に冷たいレトルトかけてるって本当なのかな可哀想に(TT) 作りたてが温かく食べられたらもう御の字で、その上に美味しくて更に「最高」ってどれだけでしょう。
どこかで試食が食べられたらいいのになあ。光子の給食。