ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

黒革の手帖

「黒革の手帖(武井咲)」2~4 ☆☆☆

楽しんでます。

4話は特に塾理事長(高嶋政伸)が熱演w
「愛が、愛が欲しいんだよぉ」
と元子を布団に押し倒しながらも自分のベルトを緩める動作の手早いこと。2秒前の「具合が悪そうだ、休まなきゃ」が心底口だけで笑えるやら気持ち悪いやら。
仲居さん情報ではしょっちゅうそんなことやらかしてるらしいのに、酒の追加を自分で頼んでいたのを忘れて襲いかかるとか馬鹿かとw (しかもその料亭やらリゾートの隠れ家旅館やら下心満載の予約を妙齢の秘書にさせてるんですからそっちもセクハラですよねー)
隙を見て逃げおおせた元子を、裏口から逃がしてくれた気の利く仲居さん。なんとカルネで働き始め……『その理事長』に夜のお届け物をするなんて。なんで?なんで引き受けたの?それでいいの?

2話では元同僚の仲里依紗が店を流行らせ院長(奥田瑛二)に取り入り、3話では里依紗の代わりに捨てられた婦長(高畑淳子)が院長の隠し帳簿を持ってくる……。今回はその両方、理事長と寝た挙句に裏口入学メモをコピーしてこいというんですから、今度こそそのネタで元子が脅されても不思議じゃないですよね。料亭転がして更にのし上げる算段はさあどうなるのか。
次週に続く。

大筋は分かっていても味付けの違いでやはり面白く見られて、さすがの名作です。情報がアイパッドになりUSBコピーに代わっても、やはりキーアイテムは黒革の手帖。

手術希望でもまずエステして
「貴女は美しい! それでも手術が必要と思うなら……」
と褒めて心を掴むクリニックは、なるほど流行るなと思わせましたし。
裏口入学の金額をどどんとふっかけても

「…思ったよりお安いわね」「そうだね」
と来るならそりゃ濡れ手に粟でしょうし(個人的には、一生勉強のはずの医者だけは裏口から入れてもしょーもないのにと思うのですが)
影のドン伊東四郎がすすめる料亭転売も、実際の額の四分の一は裏金で渡せば税金要らないとか、まあ世には庶民と関係ない金儲けがゴロゴロ転がっているものですねえ。

下衆な客ばかりの中、一筋の清涼剤が安島議員。
立候補するための政略結婚。嫁(江口のりこ)も割り切っていて、事あるごとに親の会社のためで貴方は票のため、お互い勝手にやりましょうと口に出して言うのですが、そんな妻をきちんと愛そうとする安島さん。情熱的な口づけ(きゃー)、事後に一人帰ろうとする妻を抱きしめて(きゃー)「送るよ」って!!
惚れてまうやろー!
なのに、元子からの好意もはねつけはしない優しさが……ズルいのよ。せっかく予防線張っていた奥さんをわざわざ懐柔したのだから、傷つける事がないようにしてあげて下さいよ……。

「黒革の手帖(武井咲)」1 ☆☆☆

銀行で派遣、銀座でも派遣社員w

言わずと知れた松本清張原作。以前米倉涼子主演で一世を風靡し、彼女が着飾った悪女を得意とする契機になったわけで(その2004年版の幣サイトレビューこちら)優等生の武井咲も、とうとうそんな路線に乗り出すんですね。
 

派遣ホステス時の元子(武井咲)は、そのいい子ちゃん感を上手に利用。おごりの高級寿司店で「サビ?」とキョトン、もちろんサビ抜きでお子ちゃまと呼ばれ……その実、自分で払う回転寿司ならわさび多めだしw 接待ゴルフでは膝まで水に入って、お偉いさんのボールを救出。なんていい子だ!なんでも買ってやる!と感激させて、結局着物を手に入れましたけどね、本当はボール林にあったんですよw 個人マーク入りのボールをいつの間に手に入れていたんだか、スカートでなくズボンでプレイして服を濡らすのも含め、計画的犯行だー。
さすが両親の借金500万円を、若い身空で完済した女は違います。そしてクラブのママさん(真矢みき)に倣い、客との会話をせっせと『黒革の手帖』に。 

銀行でも同様に、借名口座の開設や偽名で振込み等と脱税工作をさせられる度、きっちりしっかり『黒革の手帖』に記録。それだけなら、ただの保険だったんですけどねぇ……。
バカなコネ入社新人が、芸能人の来店をSNS投稿というバカッター事件発生。その責任を派遣に押し付けるべく、契約切りを言い渡されて怒り爆発! 隠し口座から自分の口座に1億8千万円を振り込んで、更に他行に送金! 支店内で誤魔化せなくするところまでやりきりましたよー。
夕方には発覚して青い顔の支店長次長。

本人はちゃーんと自宅にいて、札束ベッドに寝転んでるのに、家に押しかけず携帯にかけ続けるばかりのオヤジたち。もしや派遣社員の住所を派遣先は知らないの? そんなところも現代風なんでしょか。


話し合いの席に、次長(滝藤賢一)相手の喫茶店ではお着物で銀座風、銀行の応接室で弁護士や支店長も相手にするには黒パンツスーツにサングラスと、とにかく別人な装いで現れる元子。

脱税協力がバレるので警察には言えない支店側。なのに全額返金の条件が
「正行員にしてあげよう」
って、バカにしてんのかーいw 昇給も出世もある、生涯賃金で一億は行くよって、横領犯が出世? こんな事件の前に能力を認めて言ってくれてるなら嬉しかったでしょうけどね。しかも、親戚が泣くぞって、もう両親鬼籍なのに。逆に支店長次長の方が、その職を体面を家族への説明を、自宅のローンを教育費を、一体どうするつもりですかと笑顔で煽る元子ったら素敵w ここに来たのは、二度と返金を要求しないとの念書を書いてもらうためなんですって。
せめて半額返してくれ!と、支店長が土下座するためにどかしたテーブルが、今度は念書を書くために戻されてと、行ったり来たりw 間抜けでいい演出でした。

そしてその金を元手に銀座にクラブ「カルネ」(手帖、の意)をオープンする元子。
ゴルフでやらせを見抜いた代議士秘書(江口洋介)もドン(伊東四朗)を伴って祝いに訪れ、自分の隠し金を横領されたと知らない院長(奥田瑛二)や塾長(高嶋政伸)も加わりオープンは大成功です。さてここから昇りつめ、また堕ちていくのね。
「守秘義務が大事」
と、銀座の女心得を説いた真矢みきママですが。多分守らずに情報を金に変えますよ元子ママは!

派遣仲間の仲里依紗が、頬が削げて貧相で、元子のように金をせしめて辞めたわけでもなくかわいそうだったのですが……予告を見ていたらなんとホステスとして働くようですね。それも派遣?元子の縁故? 女の喧嘩をやらせたら右に出るものはいない仲里依紗ですから、恐ろしいライバルになりそうじゃないですかw
院長の愛人(高畑淳子)の活躍も楽しみです。

「黒革の手帖sp 白い闇」☆☆

じゃらららーらら、ららっらら♪
米倉涼子の生意気顔にあのテーマソングがかぶったら、もうそこは懐かしの「黒革の手帖」ワールド!

 ちゃっかり京都で店出してママしてる元子。
スケベ医者は来ちゃうし、ライバル釈ママとも鉢合わせだし、葬式には仲村トオル代議士来ちゃうし!続編らしいオールスターズを楽しませてもらいました。
 元子の母親が死んだって訃報欄に載るでもないのに、誰が代議士に知らせたんだなんて野暮はこの際言いッこなし。

 ただ話がねー。
 原作:松本清張「白い闇」 これは、あの元子の後日談の話なんでしょうか?それとも、適当な殺人事件ものをヒロイン元子で翻案したんでしょうか??

 ホテル王にプロポーズされるまではそれなりに、株主総会なんか出ちゃって経済の話らしかったのですが、死体だ殺人だとなってきたところでもうぐだぐだ。元子が容疑者?ええっ名探偵??
 愛しの西村さんはその殺人事件を捜査する刑事さんですから、事件ないと出てこないのが痛し痒しです(^^;;;) 現場が十和田湖なので、東北弁でしたよー。
 殺される小沢真珠も、その兄吹越満さんも熱演だっただけに、もったいない感いや増しでした。

 ただ、事件解決の後日談はなかなかいい感じ。

 もし犯人逮捕の十和田湖のほとりでエンドクレジット流れてきたら、続編はきっと2時間サスペンス
「クラブのママは名探偵!宝石の影に潜む悪意とは?? 琵琶湖のほとりにたたずむ元子の手には、黒革の手帖・・・」
だったと思うのですが(^^;;;)
 後日談のおかげでどうにか、銀座に復帰して続きそうなラストにもちこんでました!

 ・・・そうなると続編には西村さん出ないんですけどね。

「黒革の手帖」6 ☆☆☆

 母親らしき人、京都で重態。
「ご家族の方でしょう?」って、「ロダン」に電話してきた病院の人。どこで電話調べたんでしょう。ある意味無言電話より怖いかも。

 「ロダン」は順調、「カルネ」は売れたし、ギバちゃんから巻き上げた料亭の権利手続きもして、この世は私を中心に廻っているのよ、ホホホホホーッ
 ・・・状態だった元子ですが、その土地の登記手続きするのに自分側の法律専門家を立ち会わせないなんて。甘いっ甘すぎる!!!
 案の定、上手いこと契約反古にされてしまいます。

 そしたらもう。砂上の楼閣でアッという間にボロボロ。

 だいたい自転車操業で、自己資金が全然ないのに億の買い物なんてするから。
「私はどうなるの」
ってさぁ。東西南北、全方位で
「あの女が堕ちていくのが見たい」
といわれる程あくどいことしてきたくせに被害者ヅラはいただけません。

 それでも8千万の違約金ですから。
 返そうと思ったら、ギバちゃんの薦める様にソープで稼ぐか・・・・この際、ドン:津川雅彦と一晩つきあってチャラになるならそれでもいいかぁ?・・・と、見ているこっちが勝手に決心しそうになりましたが。さすが元子。
 そんな提案を伝えに来た原嶋に、平手打ちですよ!
 すかさずBGM、アンダルシア!!
そして、秋の京都で抱きあう2人の美しい逢瀬の思い出がぐるぐると廻るのでした。

 今回、ドンの側近の描き方がツボでした。
 ドンが手を差し出すと、タバコをくわえて火までつけてから指にはさむ! 側近っぷりを描くと同時に、後で『黒革の手帖』を盗みに家捜しする場面で、誰の手先かすぐわかるの。

 えーっ、もう来週最終回??早すぎるー(>_<)!

「黒革の手帖」5  ☆☆☆

 いやー、今回もアンダルシアなBGMと共に盛り上がる盛り上がる。
ギバちゃんをまんまと強請った元子。ホントにそのうち、後ろから刺されるよ。

 ただ、ウソ情報を『知ってました』の理由が、目撃・・・って少々がっかり。
あらゆる可能性を考えて第2の手をうっているならカッコイイのにさぁ。

 例の若い娘、ギバちゃんと元子の両方からもらうもの貰って、地味に丸儲けです。
「これからの女は○○よ」
「はい!」
と凛ちゃんみたいな返事してたけど、影で黒い舌だしているのかもしれません。もしや楢崎脱税の告発は・・・なんて、深読みしすぎかな。

 ロダンを手に入れた元子ママですが・・・。
店の女の子だって、別に恩義があるわけでなし。

 婦長さんから返された一千万円も楢崎さんに返す・・・筈ないし。4千万円上積みしてふんだくったのもばれちゃいましたよ。

 エロ院長とギバちゃんの被害者同士、同盟も結ばれつつあるようで・・・
正に、三界に味方無しの元子! 真っ逆様に落ちていく時は、未来の仲村議員を道連れでしょうか?

「黒革の手帖」4 ☆☆☆

 出た!3冊目の黒革の手帖!! ギバちゃん’s。
このドラマも、西部劇みたいなBGMで展開分かり易!

 元子甘いよー、甘すぎるよー。
 まずね、大義名分があった楢林と違って、上客のギバちゃんをまっこうから強請るなんて、そんな店誰も来なくなって商売上がったりなわけだし。もちょっと裏から手を回すと思ったのに。

 店の娘も、百歩譲って金で抱かれてくれたとしてさ、「手帖はどうでしょう♪」なんて、犯罪の片棒を簡単に担いでくれる女が都合良く転がってるわけないじゃないの!!

 よしんば共犯じゃなくても。
別の女を気に入っちゃったら、ギバちゃんが買った「ロダン」のママはその小娘ってことだってありえるのにさ。変なところで性善説なんだから。
 ・・・・しかし、おかげで物語は更に盛り上がるわけだ!!ジャジャジャーン、オ・レ!!

 一枚上手のギバちゃん相手に、どう切り抜けるか楽しみ?。
 一晩の遊びで終われない、 意外にウブだった安島さんも、どう出てくるか楽しみ。
釈の、いっけいさんのリベンジはあるのか??あー、来週が待ち遠しい!

「黒革の手帖」3 ☆☆☆

 あ・・痣痕にくちづけ・・・・・・・・!! バタッ(昏倒)
淫猥です安島(仲村トオル)さんっ
「お前の育ちの悪そうなところをかっている」まったく!!!

 それにひきかえ影が薄いのがギバちゃん。
ママの膝に置いた手も、握ってガードされちゃって押しが弱い弱い。
むしり取っちゃ可哀想になるぐらいイイ思いしてないもん。お触りエロ院長に慣れちゃうと、物足りないというか口説き下手。札びら切りゃいいってもんじゃないです。
 でも、ママももうちょっと愛想よくっていいのに。

「自分の部屋はイヤ」
・・・とギバちゃんを断るだけあって、成る程、地味な元子の部屋。
引っ越してないの?イタ電ってことは電話も同じ? 

 その部屋へ、招き入れるほど心を許していた婦長さんなのに・・・元子の骨折りを無駄にして、院長の元へと戻っていく。
(婦長さん、先週の釈の毛皮に頬ずりも怖かったけど、今週の院長の白衣の匂い嗅ぎも怖かった・・・!!生々しくて ^^;;;)
 訊ねてきて、詫びを入れて、
「でも、貴女には女の、他人の気持ちがわかっていない」
と一撃喰らわせて去っていくまでにお湯も沸かなかった。ケトル音をバックに憤る元子はいい顔でした。
 婦長の返してきた一千万、突き返さずに受け取ってるのもポイント(笑)

 で、我に返ったエロ院長、突然ナミコ(釈)はお払い箱に!ああいい気味。
自分から貢ぐ金は良くても、むしり取られたら惜しくなるんだね(婦長も惜しくなったのね)
 でも仕返しは怖そうだし、料亭から流れてきた娘も胡散臭い。危ないよ元子。仲村王子と寝てる場合じゃないんじゃないのかい。

 仕事熱心でママの味方なバーテン君。君ぐらいは裏切らないであげてね。
けっこうはまって観ています。

「黒革の手帖」2 ☆☆☆☆

 エロ院長、元気だわ・・・若くて綺麗な子から古馴染みの婦長まで幅広くオッケー。金も力もありあまる。
 「ヨン様♪」な純愛:女性の夢に対して、こういうのが男性の夢なんでしょうか。
なんにせよ、億の金むしりとっても、全然可哀想じゃないナイスな敵役。このエロ院長あってこその「黒革の手帖」ですよね!

 一方、尾羽うち枯らして登場の「元」支店長。見苦しい。
こんなのは、保身のために脱税協力はしても、個人的には美味しい目はみてなかったんでしょうねぇ。
 刺すよりも、客として来て接待させる方がヒロインにはイヤだろうになぁ・・・・。

 ママがパソコンで経理まとめて、粗利益がどう、とかぼやいているのが可笑しかったです。さすが元銀行員??
 ホテルで、すらすらと裏口座を並べて脅すのもカッコイー!! ・・・と、思ったら暗唱じゃなくて手帖広げてたんでずっこけましたけど(^^;;;)、タイトルがタイトルだけに、あそこで手帖を見せなくちゃだったんでしょうか。

 しかし、「店を持つのは素敵」は良いんですけど、米倉さん(役名はママ・・・じゃないか)。潰したらお終いだと思うと怖い、センスも気っぷも持ち合わせない私みたいなのは現金もらってつましく暮らす方がいいなぁ・・・。
 後ろ向きな婦長相手に、トントン話を進める、それはいいんだけど。
 確かにお金ぐらいはもらう権利があるけれど。
誰でも自分と同じだと思うと、それは間違っていると思うぞ。

「黒革の手帖」1 ☆☆☆

「カルネ。フランス語で手帖っていう意味なの」
スペイン語では『肉』ですが。

 そんなわけで、横領した一億二千万円を元手に銀座にバー「カルネ」を構えることになった米倉涼子。
 その横領が罪に問われないのは、黒革の手帖・・・ 銀行員時代に盗み見た秘密、脱税用架空口座を書き記したもの・・・を握っているからです。
(支店長に渡していたのに、やはりもう一冊持っていたよね)

 元から、ホステスのバイトはしていた様でしたが・・・昼の顔を捨て、銀座で生きる決意をするヒロイン。逞しいよね。元上司に脅しをかける立場で 銀行に乗り込んでくる場面なんてスッとしました。

 銀座も脱税も不倫も念書も、全然縁のない世界ですから、ふ〜ん、へ〜え、ほうほうってなもんで楽しく見られました。

 それに、米倉涼子が思いの外良かったわ。
本来ツンとすました美人型の彼女。キャーキャー騒ぐ明るい役よりも似合っているのでは。キッと睨む目の下のクマも陰気でいい感じ♪ 服がどんなに派手でも「銀座のママ」なら当たり前だしー。

 脇役の男性陣も豪華で、エロ院長、ギバ校長、仲村議員秘書がこれからどう絡んでくるのか楽しみです。
 釈由美子のエセ大阪弁はご愛敬かな。
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