水曜ミステリー9、夏樹静子サスペンス。

BGMがおごそかに大仰で、たいした凶行でもないのにドラマ早々から気分が盛り上がりますw


主人公は、長塚京三演じるヤブハラ弁護士。

穏やかな中にも芯の強さを見せて、なかなかのやり手と見えますが……

例によって私の目当ては脇役で、対抗する土谷検事:西村雅彦氏の出て来る法廷場面を楽しみに視聴ですよん。タイトル画面、厳しく証言者を追及する西村さんカッコイイー(^^) ピシッとスーツのロマンスグレイです。


焦点は『証言拒否』

近親者が刑事訴追を受ける可能性が高い場合など、証言者は『証言理由を明らかにした上で』証言拒否をすることができる。

この場合、実兄を殺し嵐の中走り去った人影が『多分近親者だから内緒で』という証言拒否ですからw もう言ったも同然じゃないんでしょうかw


でも調べていくうちに、本当に甥っ子を守りたいのか、そう見せかけて甥っ子を犯人に仕立て上げるつもりなのか疑問に。更に甥っ子が毒殺遺体でみつかったとあって、自分の相続分を増やすために殺したのかも疑惑までー!

しかしわからないのは、弁護士が訪ねるまでその甥っ子が、無施錠の一戸建ての奥で死後5カ月放置だったこと。

実父が死んで葬式もしたでしょうに、息子がこなくても誰も探さないなんて(><)


そして暴かれる悲しい真実……(><)

(致命傷だけ利き手が違うぐらい、弁護士じゃなく鑑識が気づいておいてください!)


後妻(高岡早紀)にいつまでもぐちぐち言うバカ息子は論外クズだとしましても、それを野放しにした旦那もダメだよね。挙句、籍を入れなかったのは君のためとか届かないお手紙書かれても。口で言おうよ。会社危ないのも言おうよ。そしたら、クズ息子に何言われても、ハイハイ借金相続乙!とやりすごせたでしょうに。

…財産ないと知られたら捨てられる、と思ってたのなら暴君旦那も可哀想な人だったかも。


結審後、ヤブハラを追いかけて「あそこまで暴かなくても…」な土谷さん。案外臨機応変な人でした。でも全て明るみに出してこそ償える、と正論のヤブハラに言葉もありません。

ラストでは助手の黒谷友香がパートナーに昇格。シリーズは続くのかな。また土谷さん出てくるといいなw

司法試験3浪の甥っ子はどうなるw