フラクタル図形!! 後天性サヴァン症候群!!
相変わらず明人(染谷将太)の安否はほったらかしのまま、謎遺産の正体だけはとりあえず、脳医学の研究成果らしいと分かってきます。脳腫瘍治療の副作用で、天才的な能力を発揮する場合がある……例えば伯朗父(R指定)が超絶技巧フラクタル図形を描き始めた様に(画家のこの人じゃなかったら、脳裏に浮かんだそれを再現できずに終わったのかも……現代ならパソコンで描き出すのかな)
しかしその過程でも、とにかく伯朗(妻夫木聡)がちょろいw 徹頭徹尾w
科学者の胡乱な叔父が訪ねてくればホイホイ家にあげ、一方の楓(吉高由里子)には勇磨(ディーンフジオカ)が接触しやっぱり家に上げているのに、楓の口からは
「もちろん追い返しましたよ!」
で疑わない。急に楓を明人の妻と認めて援護する勇磨の態度も、楓に言いくるめられてそのまんまですよ。疑わないと言えば、母(斉藤由貴)の同級生だったという佐代(麻生祐未)さんにお話を聞きにいって怒られ、交換条件……と言われたらホイホイとなんでもまあ喋る喋るorz 聞かれてもいないことをあらかた教えちゃってから向こうのターンで、言うこと無~いだって知らないもん、ですってよ。そういう時は相手に先に喋らせるんですよ!
それでも『価値あるもの』を母がもらった説は、佐代さんが母から直に聞いたことと判明しました。さすが佐代さん、それが愛とか家族、息子でないことだけはその場で確認済みです。良かったー死屍累々の最終回で『それは、愛』などとなったら目もあてられませんから! でもその『価値あるもの』、母を殺して入手できる様なものなのか(明人の天才っぷり、実験台にされたせいだったりして) また伯朗父も明人父に殺されていたのか?(もしそうでも、今更何&この段階で佐代さんが口にするならいかにもミスリードですけどねw)
と、利用されただけ的な情報交換をまたバカ正直に楓に告げる伯朗お兄様。するとまた、ベタベタと許しません!手料理食べさせて!とぶりぶり可愛い返しをする義妹ちゃんなわけですが。やりとりの途中で分かりやすく言いよどみ表情を変える伯朗orz 明人は牡蠣が嫌いだったのに! って、1話か2話で思い出してよ!8話で愕然とすること?? しかもただの好き嫌いとは。去年も嫌がってました!と言われましても、アレルギーで死ぬわけでも無かったら、ベタ惚れの嫁の手料理に入ってても黙ってよけて食べるんじゃね??
とはいえ、楓も否定せず。風呂上がりの楓の後ろから勇磨まで出てきて「失せろ、負け犬」とは。え、最初からこの2人ぐる? 明人を拘束した上で、脅す情報を探ろうと伯朗を利用してたの?? いやいや、伯朗の様子から明人失踪を推理してたじゃないですか!
そんなこんなの間にも、伯朗妄想劇場は相変わらずでねえ……。そんな伯朗だから観ている部分もあり、いい加減にしろと呆れる部分もありw 近隣のペットと飼い主のためにも伯朗には幸せで仕事に精出していて欲しいので、調査の中で、父が伯朗を息子だと誇っていたと知れたのは良かったです(楓が勝手に連れてきた関係者談。丸っと仕込まれたエキストラな可能性もありますけどねえ)
最後はめでたく明人を助け出して(小日向文世が怪しいのではw)、遺産は受け取らずとも兄弟の絆を取り戻し。院長の養子になって動物病院を継いで、助手の彼女(中村アン)に叱られながらラブラブの新婚生活を、妄想……じゃなかった!ってな幸せなエンドだといいなあと思っておりますよ。そこに楓さんも居た方が幸せかなあ。小型犬飼っていそうではありますw