旅行と花火の回、掃除と入院の回、お好み焼きの回。
・・・って、えー?もう3回も書いてないっけ? 毎回実に楽しく見ています♪

 主人公の造型がもうどんどんスゴイ!
ウンチク好きなだけなら赦そう、と思ったのに無神経だし神経質だし、人の和は乱すし、言いたい放題のクセにゴメンナサイは言えないし!
 どんどんと他人と一緒に居られない人だと分かっていく桑野なのに、何故だか女医先生には心許してくる過程が楽しいのなんのって。

 そして、相手役になる女性の職業を医者にしたのが大正解!
さすが、人付き合いのプロであるお医者さん。どんな無茶されても彼女だけは桑野から逃げていかない。そこで何か誤解が生じている気もしないでもないのですが・・・。
( 部屋に乗り込んだ回、私室で診療ってドキドキしましたよね!)

 ほんっと、女医さんがイイヒト。
誰とでも仲良くなれて奢らず、自分が悪いと思ったらスッと謝れる良い人。ウンチクも黙って聞けるし。
 よーく考えると「医者」であるってことは誰よりも賢く育ってきて、医学部に入って実験して解剖して国家試験受けて・・・自分の判断で人の生死を左右する心構えがある、自負とプライドのある強い人ですよね。
 とてもあんなナイーブな、桑野のあてこすりにいちいち泣かされてる様なお嬢さんじゃお仕事やっていけないと思うんですけど(^^;;;) ま、いいか。

 ずっとお遊びだと思ってた、毎回登場するエセ建築家(高知東生)の存在がだんだん大きくなってきて。桑野のカウンターとして案外、理想像に見えてきたりするところも上手いです。
 それと一話で、隣の部屋に入るために桑野は危険な宙づりになったのに!5話で逆に桑野邸に侵入するためには、あっさり破っちゃいましたよ、パーティション!! だよね、その手があるよね!!(笑)

 それと毎回、ネットカフェで女性陣が読んでる漫画も要チェック。
今週は、お隣さんが「王家の紋章」で女医さんが「火の鳥」と星野之宣「2001夜物語」。なんだろこのチョイス。
「王家」の方は、現実離れした結婚話として本筋にも絡むので、「はちみつとクローバー」や「NANA」読ませるわけにもいかないの分かるのですが。女医さんの方は?とりあえずSFにしとけって??(どっちも名作ですけどね??)