ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

香椎由宇

「遅咲きのヒマワリ」〜最終回☆☆☆

「オレの夢はオレのもの」
「私の夢は、私のものですから」

これもいい話。マジトーンだとドス声になっちゃう真木よう子の長芝居がちと辛かったですが、あちこち片を付けて、夢に向かって歩き出す青年たち。気持ちのいい最終回でした(^^)
おまけに最後はラブ!
四万十から東京まで、ひまわりの鉢植え積んでワゴン車で会いに行くのか〜。アメリカ留学まで果たしたら更に遠距離恋愛??まあそれも遅い青春ってことで!
最終的には四万十の人口を増やすより、アメリカで「純と愛」みたいに主夫になってかほりを支える人になっちゃいそうな気もしますがそれも愛ってことで!
(その他の面々が思ったよりくっつかなかったのですが、それはそれでいいよね)

四万十川のあの水没橋を訪ねてみたいです。病院屋上のサビだらけの手すりもあの唄に乗せて送られたら愛おしいです。最終回オープニングのイベントがなんだったのかも気になるw 中村駅近く出身のご近所さんが帰省したらまず話題はこれですね〜w

「遅咲きのヒマワリ」6 ☆☆☆

心中か!(着衣水泳では靴は脱ぎましょう。マジ溺れますw)


恋がどんどん動く回でした。


春菜ちゃんの准教授は、妻子と鉢合わせしたら即、春菜をストーカー扱い。クズです。


順一とパート姉は逆に不倫の始まり?またそういう時に限って、無視したメールが「苦しい助けて」by旦那 だったりして責められるし。


彩花と弘樹は「誰でも良かったんだろ」「あなたこそ」と傷つけあって同棲解消か。

そんな”何も聞かなかった”男の後で、「貴女の事を知りたい」と真直ぐにみつめてくる丈太郎から告白されて、涙で立ち去る彩花…。


で、「ふられたー」と呼び出されるかほりと丈太郎の方がやっぱりお似合いで、役所のおじさんも順一も内心そう思っていたよねw

「野球をしていた自分」から抜け出せずにいた弘樹は、改めてかほりに気持ちを伝え……


この絡まり具合が青春で、たまらんわーw

相変わらず四万十の風景も美しくてたまりません。ロケ地巡りして海洋堂ミュージアムを訪ねたい(><)

栗まんじゅうは名物なんでしょうか?

「遅咲きのヒマワリ」4、5 ☆☆☆☆

結果のでない頑張りは哀しいよね。


相変わらず大事件など起きずに、我慢したり八つ当たりで喧嘩したり謝ったりと普通の暮らしが続いていて、でも飽きずに観ています。


寂れた金物屋の順一も

本当は研究者になりたかったかほりも

その姉のパート奥さんも

自分が評価されない悲しみと苦しみにもがいてる。


そうならない前にもっと頑張ればよかったのか、時代や場所や能力のせいなのか、やり方がだめなのか?

誰も分からないからやるせないです。

で、ポッと来た奴に

「もっと◯◯すれば」

なんて言われたらそりゃむかつくわw


でもバカ陽気に見える丈太郎だって今が新生活新天地なだけで、東京での派遣時代は

『どんなに頑張っても3年契約』

という天井であえいできたのだし。自分には目新しくても彼らには延々と続いてきた日常の中で、苦しんでいるって気がつけば傷つけずにすんだのにと悔やむ。いい奴じゃないですか。

で、いつまでも揉めること無く、ちゃんと謝れる順一と丈太郎でなんだかホッとします。


「箱入り娘」春菜ちゃん(やっぱり不倫!)や、ナース彩花はそういう『頑張る』はもう諦めちゃってるのかな。


「お前がプロ野球にはいってれば」

とアル中親父に攻められる元高校球児の弘樹。いや親父さん、プロなめ過ぎw

でも弘樹も頑張ってるようにはあまり見えない人で、彩花と暮らし元カレかほりに揺れる彼の望みはなんなんだろう。働かない親との暮らしでなく、犬のように拾われての同居でもなく、誰かに「居てほしい」と懇願されること?


でもかほりは丈太郎といい感じなんだよねー。

高校時代の弘樹との交際を知って、かほり宅に駆けつけてまでからかうのかw 双方なんとも思ってない感じがまたいいのですが、あんな肩抱いてたら、それこそ近所でソッコー噂ではw

順一と姉のディナーも、傍目には不倫じゃない?

そしてがっつり不倫の春菜ちゃんとキザ男も噂になりそうなもんなのになー。まあ、それがご両親の耳に入るのは最後になるでしょうし、同様に弘樹と彩花の同棲だって、恋する丈太郎には言いにくすぎて……目撃”がーん”で、来週に続く。


それだって、まだ二股かけてるという程の関係じゃないのだし。

てか、救命講習で間接キッスを気にするって丈太郎、高校生じゃあるまいし(><) 1話で彼女に振られる場面を観てなかったら、童◯かと思うところだよw


「遅咲きのヒマワリ」2、3 ☆☆☆☆

居場所を求める若者達。


2話の『エースで4番』くんも3話の女医さんも、特技も定職も無い主人公@丈太郎からしたら素直に羨ましい、輝いてる存在なのに。それぞれに境遇への不満や

「あの頃に戻れたら」

なんて気持ちがあるんですよねー。

どちらも療法士としては資格がなかったり、臨床医として経験が足りなかったりと、同僚には軽んじられがち。

それだけに、患者さんからの感謝の気持ちや、自分の野球が誰かの生きる理由になっていたんだなんてことが、そして握りあう手と手が、彼らに自信を与えてくれるのでした。


こうして並べると、最後に手を握るところまで、まあ似た回が続いたもんですが、いい話だからいいんですw

でも流石に、元高校球児が野球を避けるところだけは、皆があまりに気を使わないのでびっくり。故障したとか、させたとか、触れられたくない理由があるのかもと思わないかな(2浪って、野球で進学してないのね、エースで4番が!)

一緒に暮らしてる看護婦さんぐらいは理由を知ってるかと思ったら……別に恋人じゃないそうで、丈太郎に気のあるそぶり。一体なにを考えているのやら……。

今回は、そんな看護婦さんも意味深な墓参り。

丈太郎=都会に帰る男を狙ってぐいぐいくる春菜ちゃんも、元カレの影がある。

田舎には田舎の暗闇がある様ですよ。


台風の描写は猛烈でした!

あの橋に手すりが無い理由もやっと分かりましたよ、増水して沈む時に邪魔にならないようになんですね(で、台風前には診察に殺到するとは意外w)

増水に閉じ込められて、一夜を過ごす丈太郎と女医さん。全然色っぽくないですけどw 軽口叩いてふざけあったりするところが楽しくていい感じでお似合いだなーって思います。


祭りを再興するなど、村に馴染んで可愛がられて行く丈太郎。

来週はそれで隊長と揉めるみたいです。だよね、ポッと来たお客さんになんでも出来る様な顔されちゃたまんないよね。

「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」1 ☆☆☆☆

四万十川が見守る青春群像。

面白かったわ!


初回は過疎地域の医療問題も取り込んで考えさせられました。正直、今季の同じ群像劇「レジデント」の悩みが色あせるというか(都会の医者に悩まれてもさー)


そんなわけで主人公は7年も派遣のまま暮らしちゃって、その派遣の仕事もなくし恋人に降られた生田斗真くん。実家は居心地悪い!貯金もない! 目についた求人広告に釣られて、四万十市役所の臨時職員”地域おこし協力隊”になるのですが…。


職と住居が3年間あってラッキー♪ぐらいでやってきた主人公は、ご近所の老人の死と向き合って、自分の覚悟のなさを悟るのです。
「オレが雑用だと思ってた仕事は、この町の人が生きていくためにはすっごく重要なこと」
だったんだと。
形見におばあちゃんの育ててた花をひと鉢もらって、大人への階段をひとつ(30歳手前にしてw)上がったんだねと、しみじみ。


東京から同時に着いた美人医師(真木よう子)は、研究職の夢破れ不機嫌。

迎えにきたボランティア(桐谷健太)は、暑苦しいw

不動産屋のかわいこちゃん(木村文乃)は、田舎脱出のために都会から来た男狙い、地元ナース(香椎由宇)と真木よう子は対立すると。ふむふむ。

そのうち恋模様が渦巻くのかな~。

最近アラフォーの贅沢な恋愛劇にはとんと興味がわかなくて、やっぱ恋愛は若者ですよね。


四万十の風景も最高です!

「走馬灯株式会社」4 ☆☆☆

やっと来た、怖くない話!


デザイナーに憧れて上京した舞(岡本玲)が、ひょんなことで知り合ったホームレスのロクさん(佐戸井けん太)とは……。

舞の父親を殺した男だった?


舞の視点でだと絞殺してたけど、ロクさん視点でだと助けようとしてたし酷いのは父親の方だし転倒は事故だし。

付け回されて命を狙われて…は勘違いで、見守って専門学校の授業料を渡そうと思ってたと勘違いも解けて良かったですよねー。って、内臓売って作られた金なんてもらえないよ(><)


何年か後、デザイナーとして成功してからもロクさんのお金には手をつけず、いつか会える日を待ってるとなってましたけど。生きてそうにないよねロクさん…(TT) その辺だけ、手術前にお金を返せた展開になってたらとは思いますが…。


その後のロクさんとベイビー舞さんとのやりとりで、

「おじちゃんと」

って。実はロクさんの方が父親だったと分かる場面だと思ってたのになー(DVDにフルネーム入ってて名字違う段階でアレですが、台詞だけではどっちが父親かはあいまい)

「走馬灯株式会社」2 ☆☆

うっかり寝ちゃった女が、高校時代につきまとわれてたブスかもしれない……。


独身ならともかく、妊娠中の美人の奥さんがいながらなんとなく派遣に手も出す主人公がクズすぎて、同情心ゼロですよw 派遣ちゃんの配役が、リアルにストーカー気質な(元カレの部屋が見えるマンションに引越、彼が噛んだガムを保存!)な手島優でもう大笑い。いいじゃん、奥さんと離婚してそっちを幸せにしてやりなよーw


とざまあミロしつつも、『他人の人生も見られる』走馬灯株式会社システムに首をひねっておりましたら、なるほどー! 他人じゃない人だったのね!


でも最後の妊娠メールで絶望するには奥さんを愛して家庭が大事じゃなきゃならないわけで。奥さんの正体バレで軸がぶれましたよね。整形を問いつめない旦那の気持ちも不明なら(怖いの?)、バレたと気付いてるだろう奥さんの気持ちも不明でもやもやします~。 何か、もう私からは逃げられないのよ的にがんじがらめな感じが欲しかったですわ。


それにしても、「アグリーベティ」のベティちゃんは、眼鏡と矯正器具を外してポーズをとれば立派にセクシーな女優さんなわけですが。ブスの役で登場し強烈な存在感を放っていた彼女は……やはり演技力のなせる技なのでしょうか。その役者魂に感服ということでいいのでしょうか。



「走馬灯株式会社」1 ☆☆☆

ええ~怖w

1巻だけ読んだ原作は、もっと「いい話」寄りで、人生を見つめ直して再スタート!なイメージだった気がするのですが。巻を重ねる中には怖い話も多いのか、夏にドラマ化ということでホラーに重点を置いたのかな?


優しい母に、可愛い恋人を紹介して結婚目前。幸せ一杯の青年(窪田正孝)が迷い込んだ不思議なビルのプレートの文字は

「走馬灯株式会社」

貴方の人生をDVDで見せると唄われ、どうせ詐欺だと斜に構えていた青年だったのに。次々と記憶にない乳幼児期の出来事、自分が誘拐された日や納屋が嫌いになった日を見てしまい真実を知り……。

ラストが怖いー!!

それも、ポンとひと場面でみせてくれた演出が良かったです(蛇足な解説が無いって、視聴者を信用してくれてて嬉しいわw)


ゲストを迎える妖しい美女にオダジョー妻。

物語の主人公は毎回ゲストで、株式会社側の人間は狂言回しになるようです。そりゃそうですが。どうやら無料のサービスを、何故してるのかとか、利益や目標はあるのかとか、彼女側の事情は描かれるのか、それとも最後まで謎のままなのかとか。「走馬灯株式会社」そのものの描かれ方も気になりますw

(原作では山奥にぽつんと建っているのに、このドラマだとめちゃ街中なんですもん)


ドラマ最初の方は、初めて婚約の挨拶にお互いの家に行った頃の話など旦那としつつ和やかに見てたんですよー。で、初対面の母と恋人を置いて自分は外出って酷いやーなんて彼女目線だったこともあって、いろいろ破壊力倍増でしたw
旦那はもう怖いから見たくないそうで、次回から1人で視聴……は嫌だなあ。明るいうちにみなきゃw


<原作1巻、ネットで無料で読めます>→7/30まで「貸本Renta!」で



「モリのアサガオ」最終回☆☆

何これ。ホモくさい……。

いやいや男の友情だよね、と自分を納得させながら見終わりましたが。割り切れないものが残ります。もちろん、そこを狙っているのも分かるけど。

再審請求をすすめたとき、彼は(妹を守るため)それを拒んだ。
後に彼が(もう妹を狙う男が死んだからと)再審を望んだとき、主人公はそれを拒んだ。きちんと罪を償って欲しいから、と。
えーっと、でも、そんなこと一介の鑑別所職員が決めちゃっていいことなの? 親友だとか関係なくない?
抱きあって泣いたり、仲が良かったりする部分よりむしろ、相手の人生をコントロールする関係に恋愛関係を感じてしまうのでした。

韓国から戻った記者さんは、もう主人公の元に戻ることはなく。同僚の女の子にも結局ふられ。こりゃ、あの失声症の妹さん(谷村美月)と結婚かなと思ったらそういうわけでもなく。

新人がきて、主人公もちょっと大人になりましたーなエンドはまったく納得いきませんでした。そういう話じゃないだろう、と。
出家でもしてもらいたかったです。 

「モリのアサガオ」〜8☆☆

実父は死刑囚でした。ガーン……って。

それって反則。
いくらドラマでも、そんなデリケートな人材を雇う鑑別所なんて嫌すぎます!!当事者も収監中なのに。
ていうか
「お父さんと同じ監察官になりたい!」
と言われたときに養父母も止めるか、せめて出自の事情ぐらい説明しておいてあげましょうよ(そこがあまりに理解不能で、及川夫妻ってもう死んでたかと思ってしまったぐらいですよー!)

もうそこからは、斜めに視聴。死刑囚の娘歴20余年の先輩に向かって
「実は僕も」
とか言い出す主人公には笑ってしまいました。彼女の苦悩の何が分かるんだ君に。
ドラマだから、というならいっそ、死刑囚の子と分かるのが記者の彼女だったらよかったのに。今までの無神経発言の数々も、それなら皮肉な伏線じゃないですか(「あなたがモリのヤツラを選んだのよ!」にもムカツクッたら)

ただし、事件の真実に迫る独白部分は迫真でした。
今まではどんなに熱演でも、もとい主人公が熱心になればなるほど
『お前関係ないだろ』
だったんですが、自分の父親(真島秀和)の事件なら関係者ですからね!!

……そして渡瀬満事件は、ますますどうでもいい感じに。アレー?

 

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「モリのアサガオ」5☆☆

獄中結婚にも本当にいろいろあるんですね……。しかも相手が野球少年8人殺害って(まあ確かに、野球部って意味不明のかけ声でうるさいけど)それこそ心神喪失じゃなきゃ出来ない犯罪かと思うのですが死刑なのねー。津田寛治、またこんな役(^^;;; ) 

お節介で真実をあばく、主人公及川くんと記者の彼女。
「目立ちたかったんです」
と会って数時間で言った花嫁(釈由美子)の言葉はサクッと報道されてましたけど。その後突き止めた、贖罪ともいえる真の理由は果たして記事に、していいんでしょうか?
刺しに来た少年はそっちの記事を読んだわけ??過去に自分が放火をしたのに、濡れ衣で同級生が自殺してしまった云々の記事を??

渡瀬満事件全体でとらえたら1回休みみたいな回なのかな。ああでも今までも、そっちはちょっとずつちょっとずつ進行だから同じでしょうか。
案の定家族は視聴をやめてしまったので、今回1人で観ました。

<追記>
ああ!刺してきたのは野球少年の弟か!!ですよね、年齢的に!! 

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「モリのアサガオ」3☆☆

今週も守秘義務は絶賛無視され中。

息子の自殺の報復をした、とまで教えて「3人」と答えちゃったら、もう誰だか分かっちゃうでしょ普通!それとも、そんな事件がゴロゴロしている世界設定なんだったら、本当に怖いです。
 

そんなわけで、今週はその、もう一つの報復殺人の顛末が詳しく語られてどんより。イジメがまた、素行が悪いですまされないマジキチな内容で、そりゃお父さんに同情しないわけがない。
メインの事件は事件で、雨の夜に娘を抱えて歩いてたって、てっきり医者に急ぐのかと思っていたのに、「女は金になるから」と、育ててたおばあちゃんぶん殴り、嫌がる娘も殴り倒して運んでる最中だったって。口があんぐり開く程のマジキチ。これもまた、殺された男に同情の余地なしで……。

この辺からツレが珍しく文句たらたら言い始めました。これじゃ死刑囚がみんないい人で、死刑廃止しなきゃいけないみたいじゃないか、と。印象操作が目的の番組なのか?と。
いやそんな。7人レイプの犯人も居たじゃない。でも確かに、その人とは心通わせる前に死刑執行だったしね(微に入り細にうがって性犯罪を語られては深夜番組~)そこからは最近のドラマについての論争になりました←ドラマの狙い通りなら「死刑について」語り合うはずかと思うのにね(^^;;;)

別に私が好きで好きでこれを見ているわけじゃなく(コメディが好きなんだってば)、普段『男向けのドラマが少ない』とお嘆きの貴兄にはうってつけかと思って録画しておいてわけですが、
『こんなの誰がみるんだ』
と言われてもねー。女子供を狙うなら、刑務官役をジャニーズにしたでしょう。岡田くんでも草なぎくんでも。そこをわざわざの伊藤淳史。原作も青年誌掲載なんだし、男性(高齢)視聴者を意識してると思うけど。
また、刑務官と囚人の関わりがリアルじゃないとの批判があるそうですが……鑑別所のリアルな日常なんて知らない(笑)
現実にはありえない行動で、わざと主人公に『事件』を起こさせて物語を動かすのは常套手段。わざわざの伊藤淳史は、死刑囚を人間扱いしようとする暖かさ、つい流されてしまう弱さ、を体現するナイスなキャスティングだったと思います(そこで文句をつけるなら「リアルじゃない」でなく、「もっと厳重にドラマ内で怒られて反省しなきゃ示しがつかない」と言うべきかと。どうでしょう)

と、ドラマそっちのけの間に先輩は「娘もわざと殺しました」と証言をひるがえします。これって計画通りだよね?親の敵の田尻を死刑にしなかった弁護士をわざわざ雇って、情状酌量を目指させておいて、でも自ら死刑になることで弁護士に黒星をつけるという、命を賭けた仕返しよね??
その辺は興味深くて、続きがみたくもあり。今回は刑執行がなかったから、回数=死刑執行数とも限らないし……でも暗いんだよねー。

イジメていた少年の親の複雑な気持ちには、やはりモヤモヤ。息子の罪をやっと認めたのはいいけれど、殺されたことはもちろん恨んでる。やはり息子本人に後悔してもらえないとどうしようもないですよね。スッキリ解決は、期待しちゃいけないんだわ……。
ツレが月曜から鬱ドラマは嫌だともうみないなら、1人でみるの辛いわぁ 

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「モリのアサガオ」2 ☆☆

主人公に気にかけられると、刑が執行されること2回。「死に神」とあだ名をつけられても不思議じゃないですよ(^^;;; )

しかも、何かある度に
「その後、とんでもないことが起ころうとは……」
→CM。バラエティ番組のヒキじゃないんだから!!死刑囚に執行命令が来ることは、「とんでもないこと」でなく当たり前のことでしょう。メインの復讐殺人の彼とのことについて未来から語られるのはかまわないのですが、枝葉についてのナレーションはいちいち過剰かと。
その辺を我慢すれば、ふてぶてしい犯人がきちんと改心の情を示してくれる展開にはホッとしました。彼もまた可哀想な人でした。でも、そうきちんと改心して、償おうとしている人を、志半ばで殺すことに意味はあるのか??と、また別の問いがそこに生まれてくるのですが……(被害者も意志に反して殺されたことを思えば、むしろそこにこそ死刑の仕返しとしての意義がある気がしたり)

それにしても彼女最低。新聞記者なのに。恋人が守秘義務の厳しい職場にいることを理解していながら「だからなに?」とそれを破らせようとか。
スクープ記事狙いでやってる方がまだまし。

「モリのアサガオ」1 ☆☆☆

「海猿」を思い出しました。よく知らない職業(多分公務員)の新人奮闘記という意味で(笑)

そして職場の先輩に、同僚を死なせた人がいたりするのも定番ですが……この場合、死刑執行のボタンを押す刑務官がそれなのか、強姦殺人で7人殺してる死刑囚やチンピラだった死刑囚がそれなのか、事故でない死が日常過ぎる職場で怖いです(^^;;; )

死刑宣告をされている人って、刑務所にはいないんですね。まだ判決の決まっていない人達と同じ拘置所にいるんだ……。髪型など自由にしていい反面、作業労働をしたり再教育をうけたりせずに、ただただ刑執行の時を(=聞き慣れない足音が近付いてくるのを)待つ日々。それは辛い。知りませんでした。

主人公は、父親が所長だった拘置所に配属になった、新人刑務官(伊藤淳史)。
少年時代のヒーローだった先輩が、親を殺した男に復讐殺人を果たしたというニュースに
「僕なら出来ないな……」
とつぶやきます。
どうやらその先輩が、死刑を宣告されて彼の職場にやってきて、親友と呼べる仲になり、でも刑執行のボタンを押すことになってしまう(3人で押すのは、誰か1人の責任にしないためと聞いたことがあります)……そんなところまでもう見せられての第一話。

親の敵の男だけでなく、その娘まで殺したのは故意だったのか否か??などなどの真相も次第に明かされていくのでしょうか。気が重い結末になるのは目に見えていますが、意欲作として期待します。

また、他の死刑囚たちの様子は様々。刑務官がよしと判断すれば、扉を開けて個室に入ってもいいみたいだったり(首締められてましたけど 笑)、配属の挨拶にまんじゅう配ってたり、執行の間際には好物がでたり。「拘置所あるある」も楽しめちゃう!……のかなあ(^^;;;;;)
基本、拘置所内と主人公の家と酒場ぐらいしか場面がありません。それだけに、アサガオが咲き乱れる森に迷い込む心象映像は美しかったです。
香椎由宇が伊藤淳史の恋人なのは謎(笑) 

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「赤鼻のセンセイ」最終回 ☆☆☆

和田っち死ななくて良かったー(><)

「人は、笑うために生きている」
そんな参太の信条が生徒達にも伝わって、卒業式でもその言葉を贈ってやれて、いい最終回でした!

もちろん、最後まで親の存在が薄すぎるとか(卒業式でおめかし。その服だって親が用意したはずなのに、見にこないの?)、シルクちゃんと父親の断絶はどうなった、参太がそこも修復するはずだったんじゃないのかなとか、薄っぺらなところはたくさんあります。
せっかくの素敵なオープニングにそぐわない、暗い展開になっていったのも残念でした。でも、和田っちが死ぬとか、ドナーが参太だとか、もっとどーしょもなくなる可能性もあったかと思えば、満足です。

最初は距離のあった中学生達の心に、どんどん踏み込んでいった参太郎。
院内学級の教師を「天職」とまで言えるようになった、彼自身の成長もめざましいものがあって見応えがありました。たった3ヶ月で!(笑)
最後は絹ちゃんもそれを認めて、好きなようにやれと言ってくれたり、”ギャグは超3流”でも立派な教師だと言ってくれたり。院内学級の存続が決まって抱き合って喜ぶところなんかは、ラブより強い絆を感じられて良かったじゃないですかー。

その他定食屋や、医者と看護婦、和田っちのラブの方もちゃんフォローして終わったりして。まえだまえだの漫才コーナーも、我が家では大きな楽しみでしたので最後まできっちりやってくれて良かったです。(でも、兄入院だからって弟入り浸りもあり得ないー、とか、言わないの?←姫ちゃん風に)
神木くんはカッコ良く、紙ちゃんも可愛かった♪
大泉洋は紛れもなく立派な主演でした(笑)

とにかく、死なせれば盛り上がっていいやーとなりがちな病院ドラマで、地味でも死なせずにまとめてくれて良かったです。

赤ちゃんも、小中学生も、そして大人もみんな健康で笑って生きて行かれますように!
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