不正を報じられてしまった天海(小栗旬)
もちろん濡れ衣で、実はむしろ、彼を犯人扱いした上司こそ賄賂を受け取っていましたよ?証拠を突きつけられ泡食う上司を動かして、本当の海底データを入手した天海は。
それを田所博士(香川照之)に渡し、関東沈没の可能性予測を任せる傍らで。世良教授(國村隼)のデータ改竄を暴くのでした。
いやあ今回も、主人公が探偵並みに有能で小気味いいです。
不正騒ぎで謹慎中にも「第二首都を札幌に」の提案書を首相(仲村トオル)に提示。本当に関東が沈むなら急ぎ必要な案件でもある上に、首相の故郷は札幌w そしてそれを検討する席には、データを改竄した実行犯も指示した世良教授も揃っていて話が早いや!(計測を中断させた体調不良者が、本当に手先でしたわ〜)
でもそんなこんなで走り回って、自分の家族はほったらかし。謹慎もあって弱音吐いて、一緒に暮らそうかーって言いそうだったのに、一足早く妻(比嘉愛未)が切り出したのは、離婚。あーあ。またあっさりと了承する天海。ちょっとは慌ててみせろー。
この先天変地異が起き始めたら、必死で助け出す相手になるのかと思うのですが、さて。
何かと利用しあっている記者(杏)が、天海の田舎の母(風吹ジュン)まで訪ねる取材力!生い立ちや人となりを視聴者に紹介しつつ、離婚の原因かと母ちゃんに納得されちゃったりしていますが、こちらもこの先どうなるお相手なのか、さて。
こんな僅かな可能性で、国民を不安にさせて……と、データ改竄を正当化する世良教授。沈むと分かってみているとこの保身、愚かですが。この時点では理がなくもないからなあ。で、コロナ対策でもずっとそんなことが起きていそうだなあと思えて嫌ですねえ。政治家でなく科学者にこれをさせているのがとても嫌。原作ではどうなんでしたっけ。