ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

風吹ジュン

「坂の途中の家」~5 ☆☆☆

 え、待って待って、思ってたのと違うw
ヒロイン里沙子(柴咲コウ)は『ちゃんと母も専業主婦もこなしてきたのに、不当に貶められている可哀想な子』じゃなかったんですか? 児童相談所の面談だって、むしろ旦那(田辺誠一)のモラハラを疑う質問だったじゃないですか。なのに。

 そもそも
『君には無理だ』
『変だ』
『普通じゃない』
と、口を開けばろくなことを言わない旦那。それが、児相の訪問には『妻はよくやってくれています』と熱く語り、やっと解ってくれたのね……と喜ぶヒロインと共にこちらも感激していたら。その場しのぎのお手本回答でしたよorz 二人きりになったら
『虐待してるの?』
違うって百回言ってるじゃん……orz そして本当にしていたとして、ええしてますって言うもんか。通報主は旦那ではなく、善意で相談の席を設けてくれた義父(光石研)でしたけども(じゃあそれを言っておいてw) 児相員(西田尚美)の待ち伏せを断って、女と夜の街に消えていく旦那。ほら、裁判の被告夫(真島秀和)と同じだわ、育児相談を口実に浮気だわー。
と、思いきや。
どう割り出したのか、相談女にも面談をした児相w 優秀w ぜーんぶ話しちゃったそうですよ。浮気のこと……じゃなくて、乳児期に追い詰められて取り乱していた奥さんの様子を。え……、いままでも何度も挟まれてきたインタビュー、ママ友やご近所が口を濁す子育て下手な困った奥さんて、里沙子?? 尋常じゃない泣き声が止まない家は、里沙子の家? しかも更に恐ろしいのは、その困って泣いて暴れていた当時を、本人がすっかり忘れていたことなんですよ……。

『彼女は、わたし』
と、ずっと子殺し被告(水野美紀)に感情移入していた里沙子。でも想像で共感するどころかほぼ同じ立場でそれ言われたら、周囲の過干渉も、裁判員をさせる不安も、だまして精神科に連行もわからなくはないです(^^;;;;;)

 脇では、恐妻裁判員(松澤匠)が女子社員と浮気、もとい休憩です。子供は可愛いけれど『妻の子』って感じ……ですと。バリキャリ裁判員(伊藤歩)は、近所の放置子を猫可愛がり。危険な香りがします。『産めば変わると思った』と、夫(水間ロン)の産前の約束が全て安請け合いだった裁判官(桜井ユキ)の夫婦も崩壊寸前。

 そんな彼らが注視する、被告本人の陳述はただひたすらに『覚えてません』、もしくは書かれたものを棒読み。それは里沙子が言うように、全てを諦めてしまったからなのか?彼女が本心を、真実を語る時は来るのか。 最終回が怖いです。

「坂の途中の家」1 ☆☆☆☆

 タクシー呼ぼうよ。
歩かない3才児と、姑の手料理タッパーで重い手提げの両方持つなんて女の細腕じゃ無理無理無理。

 可愛い子供、素敵な旦那さん(田辺誠一)、優しい姑(風吹ジュン)やママ友にも恵まれ、幸せな専業主婦里沙子(柴咲コウ)は、ある日裁判員候補に選ばれ、嬰児殺し事件を担当することになります(ただし補欠)
子育て、という共通項で事件にのめり込み、我が子を手にかけた母親(水野美紀)に憤ってみたり、翌日は父親(真島秀和)を非難してみたり。最初こそ「無理しないで」と気遣い話を聞いてくれた夫陽一郎でしたが、段々と出来合いの惣菜に文句が増え、会話も嫌味なものに。「俺の世話をきちんとする為」の無理するな、だったことに傷つく里沙子。またイヤイヤ期の娘が、祖父母に預けられて三文安で益々ワガママになっていくのに、その対応も虐待だと責められorz (子役の松本笑花が上手すぎて、駄々こねる度にまあ腹が立つことw あれで殴らない里沙子、菩薩の様なのに何が虐待じゃ)姑が料理くれたのも夫のリクエスト!
 あら……冒頭では幸せいっぱい、愛されママだった里沙子なのに。いつの間にかダメ母ダメ妻、姑の助けが必要と決めつけられて反論もまともにさせてもらえません。解決策は『夫の実家に母娘で泊めてもらえ』って、また甘いジジババに逃げて、ママの躾を聞かなくなるでしょうに。この追い詰められ方が、子供の年齢こそ違えど被告と同じなんですよ…。

 可哀想な被告の批判をしていたはずが、いつの間にか足元の砂が崩れて全部わが身に降りかかってくる恐ろしさ。背筋がゾワゾワします。角田光代原作だそうで、なるほど。ちなみにタイトル「坂の途中の家」は、坂を上り下りしている間中ずっと、途中にある被告の家から赤ん坊の泣き声や怒鳴り声が聞こえていた、という証言からなんですよ。具体的すぎて、これから坂道を歩くたび思い出してしまいそうですorz

 ところで、裁判でずっと「友人のアドバイスで」「友人が」と言っていた被告夫、その友人って元カノ(佐藤めぐみ)なんですよ……。浮気かな。てことは、何かと重なる里沙子の旦那も? また、他の裁判員もそれぞれに抱えていた闇が事件に触発されて溢れ出します。曰く、『あんな女だって母親になれたのに』と、不妊治療熱がぶり返す女性(伊藤歩)やら。セレブ育ちな妻の要求に稼ぎが追いつかず、怯える男性(松澤匠)やら。
震えながら次回も観ます! 


「みかづき」~最終回 ☆☆

「満ちたい、満ちたい、と満月になろうとする」
そうか、学校が太陽なら塾は月、と序盤で例えていましたが。その月の中でも、塾を大きくし学校設立を目指しと、常に上に向けて手を伸ばしていた千明は実は『みかづき』だったんですね(大の文部省嫌い、長女ふき子の実父がその文部省役人らしいのには笑いましたw 私怨w)

吾郎(高橋一生)と千明(永作博美)、二人で立ち上げた八千代塾。
経営のために受験対策塾に成り果て一度は吾郎が出て行っても、そのうち用務員室での無料の補習が始まるところは、初心を忘れぬ二人。孫の一郎(工藤阿須加)もやっぱり同志(岡本玲)をみつけ、ボランティアの宿題お兄さんから私塾だかNGOだかに広がろうとしている様子で、繋がるものがあるんですねえ。次女蘭(大政絢)の塾のスキャンダルで、私塾設立は頓挫したのが残念(しかし蘭の塾、講師全員20代w 長く勤められないのも問題ですが、生徒と講師の恋愛をどう防ぐのかとw)いったいどんな学校をつくろうとしていたのでしょうか……。学校嫌いで海外に飛び出した3女菜々美(桜井日奈子)も馴染めるような、自由な学校があったら良かったんでしょうにね。

吾郎の本、教育論はついに読まなかった千明。でも久しぶりに筆をとった吾郎が綴ったのは千明へのラブレター、もとい自分たちの半生記。題して「みかづき」 もう少し長生きして、千明にこそ読んで欲しかったでしょうにね。ひとり月を見上げ回想する吾郎さんが切ないのでした。

しかし老けメイクが……orz
最終話まで見てもやっぱり、初回で愕然とした不自然な老けメイクで我に返ってしまいましたよ。もったいなかったです。

「55才からのハローライフ」2 ☆☆

おや、前話の夫婦もちょっと出演。

途中の雄叫びは、煮詰まってベランダで暴れたところですよねw その頃お隣では愛犬が病気だったんだーふーん。


…というわけで、今回もブルジョア老夫婦の恵まれた不幸話におつきあいです。

ドラマとしては丁寧で文句ありませんが、もうちょっと庶民的にならなかったものかと。 

広大なベランダつきの洒落たマンションで悠々自適、呼ばれたパーティのゴージャスなことw そりゃ愛犬が病気で旦那が理解ないのは不愉快でしょうけど、でもこれだけの暮らしが出来て心配事がそれだけならメチャ幸せじゃないですか……うーん


こりゃ修復不能か?と思われた夫婦も、照れくさくて言い方を間違えただけだとかって仲直りして、挙げ句に『いつか妻がこのブログを観てくれることを期待して』とか抜かしてる小生のブログを早速読んじゃって(直接言おうよ……)上手くいきそう。


3話は…3組目の夫婦がどうかより、2話とどうちょっとだけ絡んでオムニバスになるのか気になって観ちゃうかも。理由が我ながら下らない…orz

「それでも、生きてゆく」2、3☆☆☆☆

出生のヒミツ、そう来ましたか!!辛いわ……。


結局毎回、次に泣くのか怒るかも分からないぎりぎりの場面の連続に息を詰めながらTVに釘付けです。いったいこの人たち次にどうするんだろう、何を言うんだろう。みんなどうなっちゃうんだろう。


被害者の家族。

加害者の家族。

世間から見れば両極で決して交わらない様に見えるのに、それぞれの家族の中でも「事件」との接し方が一人一人違って。たまたま正面から向き合いたいと思った被害者の兄と加害者の妹の方が、ある意味痛みを共有しあえる皮肉。

ぎこちない交流が密かに深まっていくのかと思ったら、すぐさま母親にバレちゃうし。その母ときたら、他人を雇ってまで加害者家族に嫌がらせをしていたし!(大竹しのぶの内なる闇が深すぎる)

それに比べたら、もう一方の母(風吹ジュン)の息子の切り捨てっぷりは酷すぎるなーと思ったら。そうか、実子じゃなかったんだ。道理で末っ子ばっかり可愛がると……

ここで、あれ、私は?と双葉が言い出した時の居たたまれなさがまた半端なかったです。

また、双葉の父を責める町の人。
少年A本人にならともかく、家族をあんなにも責める正義の人って何様なんでしょう。 


ともあれ、検視報告など手に入れて殺された子は性的いたずらなどされていなかったことが分かりました。ホッとしました。 そんなところも、もっとあおったりひねったりいくらでも下衆に出来る筈を淡々と描く調子にとても惹かれます。


ところで、過去を隠して働く元少年Aに近づく、本名を知る女。

殺されちゃいそうですよ??他にも彼の身近に失踪事件が! ぎゃーどうなるのー!!


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「あんどーなつ」2 ☆☆☆☆

ヒロインが安藤奈津だから「あんどーなつ」(笑)
和菓子屋で働く奈津が頑張る!いい話だわー。ほっこり(^^)
思わず近所の和菓子屋を覗いて、「朝顔」だの銘の入ってる棚からお買い上げしちゃいました!普段は串団子がせいぜいなのにー(><)

先週をうっかり見逃し今週初めての視聴です。
でもすんなり世界に入っていける、素直なドラマでした。

父親の50年来の望みが、今は作らない”満月堂の「ほおずき」”をもう一度食べること。しかも明日をも知れぬ病状で入院中……と老婦人に聞かされては、ヒロインが思い詰めて何かすること必至でしょう〜。

とはいいつつ、ナツがこっそり作る「ほおずき」を見ながら不安でした。ただでさえ思い出の中で美化された味だろうに、新米作成の菓子で
”こんな味じゃなかった”
とがっかりさせてしまうんじゃなかろうかって。

なので、親方が発見、叩きつぶした時にはちょっとホッ……(^^;;;)
なっちゃんゴメン。


だけど親方も鬼じゃないワケで。事情を聞くと、ちゃーんと先代伝来、本物の「ほおずき」を仕上げてくれました。
”俺が作ったんじゃない。満月堂の暖簾が作らせてくれてるんだ”
という言葉に、毎日同じものを作り続ける職人の、伝統を守ってきた誇りがみなぎっていましたね!!凄い。

そして、道具の扱いや徒弟制度等々が物語の中で語られる他にも、台所の神さまにかぶり物脱いで挨拶とか。壁にずらっと並べられた木型とか。特に触れられないところでもさりげなく時代と伝統が感じられます。
といって、ナツも携帯で連絡とるお友達ぐらいちゃんといるし。
江戸と現代の橋渡し具合が心地よいです。

それにしても貫地谷しほりちゃん、職人修行がまたメチャ似合う!!
國村隼と尾美としのりも盤石、女将の風吹ジュンも素敵で配役は(平安じいさんが若すぎるだろーってぐらいで 笑)言うことありません。
このまま淡々と修行日記でも全然構わないんですけどー。お狸さまをキーワードに、そのうち何か、起こりますかね??

余談 妊婦にほおずきは良くない、とありましたが。時代小説読んでるとズバリ堕胎に使ってますよね。煎じて飲ませてたり茎突っ込んでたりと用法はいろいろでしたが。くわばらくわばら。

「わたしたちの教科書」副校長の真意☆☆☆☆

 いやぁ今週も前のめりで視聴。最後証言中にブツッっと画面が暗くなったときには一瞬放送事故かと思うほど(^^;;)

 結局、副校長は腹黒かったわけではなく、公表しても益のなかった2度の経験から表向きイジメはないとしたうえで、被害加害双方の生徒と接触をもっていたのだった!!
 でも、それで堂々と裁判では
「イジメはありません」
と言い切ってしまえるとは。

 生徒兼良君だってそうですよー。
今更いくらイジメを認めたところで、先週公の場で「なかった」と発言した記録はそのまんま。
もうあの裁判意味がないし、偽証罪って全く機能していないのかとガックリです。

 なんかねー。
兼良君が憑き物がおちたように反省して、珠子の味方で、ボク良い子ですになっちゃっているのがちょっと解せません。少なくともポーちゃんには、土下座して謝れ。一緒に虐めてた女の子達はどうなのよ。
 なので彼の記憶から、副校長から明日香あての手紙があったことが分かって林を掘り出した時は、もしかしてうそなんじゃないかと。無駄骨折らせているんじゃないかとハラハラしたのですが ……ありましたよ!

 そして、裁判の駆け引きぬきで雨木に迫る珠子。
証言はウソだったと認め、落書きされた教科書を返す雨木。
ここでも、録音してるんじゃないかとか。好意で返された教科書は、逆に証拠品として法廷に出したりしないんじゃないかとか、いろいろ考えたことは肩すかし。疑いすぎですね私(><)

 しかし雨木息子がやってくれましたっ。
2度の傷害事件は、母親の学校のイジメを止めるため??そして実際に効果が?
(少なくとも本人は、そう信じている模様)
兼良にナイフを突きつけて、職員室に籠城を始める模様です。ああ、せっかく決まった就職がパーじゃない。っていうか、加地が刺されたーっっ 画面の端に「さすまた」が映りましたよっ先生これを使うのよー!!

「今日じゃなきゃダメなんです!!」
と叫んで、自ら法廷で証人台に立つピアノ少女。どうして今日??雨木息子を止める為??
そして衝撃の事実が明らかに……。

 わーっ何なんだーっ
予告を観てもメッチャ不安になるだけで何も分かりませんね。思うつぼです。そして、彼女は珠子に何も核心を語っていなかったことは確かかと。ああ。
事実は来週暴かれるとしても、それで学校は大丈夫なのでしょうか。今週、止める雨木を無視して先生達は、
「自分が何をしたか、
何をしなかったのか」
などという紋切り型な問いかけを生徒にしていましたが、それって効果あるのでしょうか。私が生徒なら、あんな壇上からの通り一遍の説教、鼻で笑って終わりですヨ。

「わたしたちの教科書」ジョーカー☆☆☆☆

 ポーさま生きてた(><)
虐められてた!
公式に、イジメはあった!!

 そこに辿り着くまでに、どれだけハラハラさせられたことか。今回は本当に、1時間ずっと前のめりで視聴してしまいました。

 悲しませるから、と家族に実状を隠していたポーさまですが、知らずに死なれること、知らずにいることの方がもっともっと悲しいのよー。
救いの手がギリギリでも間に合って本当に良かった。今度こそ抱きしめることが出来た珠子が、ピアノの女の子の時とは全然違う顔に見えたのが印象的。
「もう学校には行かなくていいよ」
の言葉が、少しはポーさまの助けになるといいのですが。
(学校に脅迫状は送っても、行かない選択はないところが追いつめられていて更に可哀相)

 そしてジョーカー、事件当初にコースターで教科書の隠し場所を知らせてきた謎の人が判明。
そうか、この人か!!

 初回から借金まみれで怪しそうだった体育教師が、いまや珠子さんと共同戦線を張っているように、最初から提示されていた家族との不和が伏線で、
「黒い物は黒、白い物は白」
と言わせる気持ちをジョーカーに持たせた展開が、素晴らしかったです。

 いじめられていることは恥ずかしい、と本人も事実を隠しますが、教員達は怖くてイジメを隠す、という切り口も興味深いかも。
責任問題がどう出世・世間体がどうというよりも、気づかなかった自分、見過ごしてきた自分を認めるのが怖い……という、その気持ちはなんだか分かるわ。

 で、体育教師と珠子さんのつながりが明るみに出てしまった訳ですが、明日から学校で大丈夫なのかしら彼は(^^;;;)

 いつもコーヒーを1人分淹れる珠子さん。
震えるポーさまにはココアすすめてくれるんだから、あれはお前なんか客じゃないっちゅーことかと想っていましたが、箸使いが悪いことも考えると、育ちが複雑だったりするのかも。そんな個人攻撃はこれからまだまだあるのかも。

 来週はついに主犯少年の証言!母が怖そう。

「わたしたちの教科書」2部裁判!☆☆☆

 あれから一年。なんで新米・加地先生、こんなに偉そうに??

 鉄仮面女史とは順調に愛を育んだらしく、披露宴は見合わせつつも幸せ新婚生活♪
……なのはいいけれど、藍沢明日香のことって夫婦2人で語り合ったりはしないんでしょうか。実際、元からいた先生達は立場上黙っているだけで、イジメは認識しているんじゃないの?
 なのに熱血加地先生だけが、イジメは全くなかったと頭から信じ込んでしまっていて異様です。
「僕が責任をとります」
って、正式採用1年目のぺーぺーが、否ベテランでも、命の責任なんてとれませんよ、全く。

 一方の信頼され守られている生徒達は、廊下で声高にイジメ自慢(><)

 あのポー様が、現在の標的でしたよー。またもや加地先生にSOSを出し、珠子さんと接触してから死を選ぶなんて、この2人の対応のせいにされそうですっ
ラスト同人誌の奥付telに、かけたコール音がむなしく響いて、ドスッと鈍い音が。ああ……。

 ものすごくイヤな気持ちで見終わりましたが、藍沢側が劣勢だった裁判の行方はこれで著しく有利になるでしょう。あああ嬉しくない……。

 現実の高校から離れて法廷だけ描いてどうするのかなと思っていたのですが、こうやって平行して描かれていくんですね。
そうそう、雨木副校長の息子は出所してますね。
(新婚加地家??と身を乗り出したら、副校長宅でイヤン。慌ててしまわれる包丁が不吉ですっ)

あともう一つ。副校長副校長って、校長先生はどこにいるの?

「わたしたちの教科書」一部完!☆☆☆☆

 ついに裁判だ!!

 元担任教師が、藍沢あすかを殺した……と、いうのは体育教師の勇み足でしたけど(笑)
ちゃんとイジメで、目撃もあって再三報告もされていたのに、狸な副校長が静観を指示していたのでした。
何故!!

 担当弁護士谷ショーが、狸同士の密談で
「勝てる!」
と確信したからには隠し球もあれこれありそうですが、とにかく証拠も証人も現れて訴状提出と相成りました!!

 いつもの店で次から次へと、珠子さんが連れてくる人は死んだの焼いたのと胡乱な話ばかりして(^^;;;)
さすがの愛想無しの店員でも、一体何が起こっているのか興味津々じゃないかと思って観てました(^^)

しかし元担任教師。
「私じゃないモン!」
って!割り切ってる以前の無責任キャラでびっくりでしたよ?。
元教え子が死んでも、ケーキの方が大事だなんて。そこで怒る体育教師の方が確かにまともです。
彼女も、今おなかに宿っている子を産んだら分かるのかしら。どの子も誰かの大切な子供だっていうことが。

 そしてその大切な子供は、どんなに育っても親には赤ん坊の頃の延長なわけで……
そういえば実家の親も、私たち姉弟が成人した頃から飾るのは
『このころが一番可愛かった』
という0才児の頃の写真になっちゃって……微妙な気分だったので、
「今の俺を観ろ」
と怒鳴る副校長の息子の気持ちも分からないではないですが、そういう彼も親になったら分かるじゃないのかな。3才のキミも60才のキミもきっと親には一緒なんだって。
(しかし、ホント事件と息子と一体どんな関係が?)

 熱血加地先生は、相変わらず幸せそうに部活指導に励み、同僚の女史と愛を育み(^^)藍沢も珠子も過去のことみたい。
 でもイジメの首謀者は、剣道部員。例の援助交際パパの息子でしたよ??

 次回は一年後。
何がどう明らかになっていくのでしょうか。
元から珠子と加地の間に恋が芽生える気はしませんでしたけど、まさか裁判で立場を違えて争う仲になろうとは!

「わたしたちの教科書」6 ☆☆☆

 明暗を分けるとはこのことかと。

 副校長側について以来、学校生活が楽しそうになっている加地先生。
一方の珠子さんは婚約破棄だし退職させられるしで、まったく可哀相なことに。

「一度もあなたを好きだったことなんかない」
と誓わせる元婚約者。
言いかねていることで、本心はもう明らかなのに(涙)
辛そうな菅野美穂の名演と、ソフトにSという実にはまり役な谷ショーとで良い場面なのですが、さて何故あの科白を強調しているのかはちょっとピンと来ず。
裁判で相まみえるときに何かそれが大切?(自分だけで宣言するなら、やせ我慢かなとか男の優しさかなとか思いますがね。
(加地発言を録音したときの「言ったはずよ」といい、この脚本、そういうことが多いです)

 それでも負けない珠子さん。
だって、胸には死んだあの子の作文が。そうか、副校長と面談したときの不自然な胸元をつかむ仕草はこれだったんですね。

 徹底的な調査のおかげで、当中学校ではイジメは全くなかったという「事実」が判明。
生徒に頭まで下げる加地先生。
拍手で迎える生徒達。

 思わず納得されちゃいそうですけどね、そんなわけないじゃん!

 借金体育教師の転落と共に、無理な襤褸隠しがほころびてくる模様です!!
去年の担任教師が藍沢明日香を殺した??
他の生徒の前で笑いものにするようなことをしたのでしょうか??
ムショの謎は??
さてさて。

「わたしたちの教科書」3〜5☆☆☆☆

「この学校に イジメはありません。」オイオイ!

 のほほんとしてた事故直後から、あーなってこーなって一回転して、イジメ否定に戻っちゃった加地先生。悪代官副校長に、丸め込まれてしまいましたね。よ、弱い。
 職員室での無視イジメ&無駄なオーバーワークで弱っていたところに、生徒の一言がよほどダメージ大きかった訳でしょうか。
「生徒を裁判の証言になど立たせたくない」と、副校長。
そのために、証拠の落書きされた教科書ノートが必要じゃなかったのかい、加地先生!!

 それにしても、面白いです。

 正直、行楽疲れの身体で観るには重たくて録画をため込んでいたのですが、やっと見始めたら止められない。

 最低男だと思ってたお父さん、アルツハイマー故の失踪だったんですね(><)
 2話の回想で暮らしていたアパートが質素だったので、まさか雑誌に載るようなビジネスマンだとは。 そんなパリッとしてたパパが、今や会話もままならないのに明日香ちゃんの死を悼み、生まれたときを思い出す様子に、涙してしまいました…。

 イジメの証拠を探し、友人らしき子をみつけ、裁判の原告になる父を捜し……といった部分は、まるで推理サスペンス。 女史なんて、お友達に近づくためにピアニストだなんて嘘までつきましたよ(すぐバレたけど ^^;;)
 かと思うと、謎が謎をよんで明日香の死を忘れそうになるころに、ちゃんと誕生日のケーキなんてみせてくれたり。
 
 学校は敵だ、生徒の死を真剣に追う加地先生こそが正しいんだ、という視点でずっと見ていたもので、
「僕たちが殺したと思っているんだ!」
と生徒が傷ついて加地を嫌うとか、まーったく思い至りませんでしたよ。
 もちろん、本当にクラス全体が彼女を死に追いやり、男子生徒もそれを分かってて加地を牽制している可能性だってあるわけですが。とにかく、面と向かって罵倒された加地が、教師としてショックを受けてしまうのは分かります。
 生徒の名前だってちゃんと覚えてる、いい人なのにねー。
(名前と顔覚えるの、苦手なので…。キャバ嬢先生に同情。生徒も訂正しろっつーの)

 ホテル前の加地と女生徒を激写したのは、やっぱりあの男子生徒なんでしょうね。(写真がいきなり現れたりには、3TD「生徒諸君!」か??とか、思ってしまいましたよ・笑)

 証拠を隠したり、教師イジメを指示したり、かと思うと明日香の墓には参る副校長。
ラストで突然現れた、ムショ暮らしの息子は何事ですか??

 目が離せません。
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