学校でふざける友達がいて、彼氏もできて、ぱっと見は明るくてやる気に満ちている主人公七実(河合優実)
スクールカースト上位への誘いも間近か?
しかしてその実態は、ヤングケアラーに間近。
ダウン症の弟草太(吉田葵)を心配して心配して、でも何もせず七実を呼び出しては丸投げな母(坂井真紀)。父(錦戸亮)は鬼籍。
マルチ商法にハマった親のせいで全校から嗤われている友人マルチ(福地桃子)からさえ『七実の家には可哀想だから売りに行かないでと頼んだ』と気を使われ、弟と会った彼氏にはフラれる羽目に。
ああああ
コンビニに行く身内を見守ってあとをつけるの、日常でしたよ……。幸い草太くんは喋れるんだからさ、普段から200円くらい持たせてあげなよーとか、買い物行かせるならメモ持たせろとか、口出ししたくなりますが、いやいや療育側の話じゃないんだから!
しかしこれ、障害児の兄弟姉妹として特殊な体験をしてしまいがちな『兄弟児』の物語かというと、それもメインじゃなくて。ただ七実は七実である物語らしいです。
だってフラれた七実は、彼の自宅に押しかけて
「なんで?」
と問い詰め、訳わかんない答えと元鞘を提案されてお断り!時々突拍子もない、場面にそぐわない事を口走るのはモデルになった原作者の反映なのでしょうか。だったら君は将来文章で、世界を少し幸せにするよ?
これ見て、心洗われるとかほっこりすると書いてる、障害と縁遠い人羨ましいなあ。でも私も可哀想ではないとも思う。それぞれにそれぞれの幸せと苦労があるのさ。
自分が元気な時に続きを見ます!