留守番中に幼い姉弟で火傷。
子供さんが痛がってるだけでもツラいし、弟の重傷に責任を感じる姉だなんてそれだけで泣けますが、なんと姉も軽症とはいえ気道熱傷で声帯が傷つき歌えるようには多分ならない。それを隠す、と親を交えた会議で決めたのに、主人公シコッちゃん(吉沢亮)ったらぺろっと告げちゃう。
「理解してくれました」
じゃねえよ!自分が嘘つくの辛いからって!まだ傷も癒えない小学生低学年に「本当のことを教えて」と言われただけで、大好きな合唱は2度とできないと答えるのが正義なの?
上司植野(安田顕)がちゃんと怒り、お母さん(紺野まひる)にぶっ飛ばされ、少女もストレスで急変となって流石に志子田も反省した様でしたが……。
他エピソード見ると本当には分かってなさそうで嫌なんですよお。
「お母さんも医療チームの一員だ」
と言われてハッとしてましたが、そうでなくたって昨日今日会ったばかりのお前より、母親の意見の方が重いと思えないって、親をバカにしすぎ。
4話、新生児が危篤だと母親にオニ電!
いや望んで産んでてもまだよろよろしてる時期、まして里子に出すと決めてる未婚女子大生だよ?来ないって言ってんじゃん、そんな遺伝上の親呼びたいなら、逃げた父親呼ぼう?
そこに志子田と母(大竹しのぶ)、臨月の女友達(生田絵梨花)、我が子の死因を知りたくて訴訟する先輩医師綿貫(木村文乃)などを絡めるから、母はみんな我が子が大好き!って描き方ですけど……んなわけない。そもそも赤ちゃん大好きな私だって、それとキャリア中断して産むのは話が別。差し支える時期や相手に逃げられての出産で縁を切ろうとしてるなら、会いたくない、会わない方がいいと思って何が悪いのか。ここは、虐待母でも絡めて、志子田の母性信仰をガツンと砕いて欲しかったですよ。
なのに、木村文乃の説得で女子大生母来ちゃうんだもんなあ〜。いろんな親がいるんだよ(by植野) 、母来ないまま赤ちゃんの容体持ち直してもいいじゃんよ〜。
交通事故児の肺を全摘か?問題もまた、様々な選択肢と優先事項を考える局面。
温存して難しい術後管理で死なせるよりは、全摘してでも生きてる方がいい。それだって立派な判断なのに、しぶとく他科に頭を下げた『志子田の頑張り』でスタッフが集まって温存できました〜なんだもんなあ。
熱意は大事よ、若さゆえの無鉄砲も分かりますよ。でも、いつでもそれが通ると思うなよ?(元気になってほしいよ?でも願って人手を増やしてもやっぱり、ダメな時はダメなのが命なのでは)
さてそこに、網走に赴任してた同期悠太(高杉真宙)が意識不明で運ばれてきて5話に続く!このところ少しおかしかった彼に、何があったのか?
志子田の挫折はこっちで描くのかな?
目覚めた子が、意識不明の間も他の患児のおしゃべりや約束が聞こえてたエピソードは好きです。いいところも多いドラマなのに、主人公が好きになれなくて辛い…