絵本会社の営業赤城俊平(重岡大毅)は、シングルファーザー。絵本作家だった愛妻(山本美月)が、取材先の外国で事故死してしまってまだたった3ヶ月。ママを待つ幼い息子陽に、もう帰ってこないと言えずにいます。
そこにシェアハウスのチラシを渡してきた馴れ馴れしい男が、まさかの同級生!
自分が住むお好み焼き屋の2階に、困っている人がガヤガヤ集まって暮らしたらいいじゃん。家族みたいじゃん。と、思いつきでぐいぐい来る蒼介(仲野太賀)を断りつつも、いざシングルマザー桃田礼(木村文乃)が子供預けていったとなると子連れで駆けつけちゃったりと何かと巻き込まれ。
ついにはやっと、弱音を吐いて涙を見せて。
そっか、こうやってみっともないところも見せられるのが家族だよね…。と、背負うものが少しでも軽くなったのならそれはいいことですけどもね。
いやいやいやシェアハウスって、そんな簡単なものじゃないぞ?認可条件だの防火管理士講習だの、あるはずー! まして託児もって。
困ったシングルファーザーがヘルプを求む。のではなくて、独身男が思いつきで「家族募集!」とやらかすとは、ありそうな話かも。2話予告で早速、SNSを見てきた勝手な親子に振り回されていて逆にホッとしました。そう、まともな利用者ばかりとは限らないんだから。
出来るだけ他人に頼りたくない、と頑張る俊平や礼は頑なな人たちとして描かれていますが、大事な我が子を誰にでも預けられるもんじゃありませんよね。預け先の事故や犯罪って、よくあるのに。
最初にまず、資格を持ったスタッフや認可の有無を確認してこりゃダメだとなる礼の姿勢は当たり前。それでも結局頼まざるを得ない事態があるから困るんですよー!
一方で、夫婦揃っていれば家庭内で育児完結できるなら、保育園は不要なわけで。保育園に預けた上に送迎は祖父母。それどころか自社の社員に託児もしちゃうちゃっかり経営者の話だっていくらでも聞きますぞw 死別の俊平はともかく、おそらく離婚な礼さんは自ら選択したシングルなだけに無理をしちゃっているんでしょうねえ(しかし、保護者に『だから子持ちは』って言われたくない教師の礼さん、保護者にだってシングルマザー他理解ある人は いると思うんだけどな)
保育園といえば、てっきり子供同士は顔みしりかと思ったら桃田家は利用していないの? シングルマザーなら優先度も高いし利用料ほぼ無料なのに。他の保育園なのかな。
親の問題に焦点を当てるためか、子供たちは大人しい聞き分けのいい良いこです。実際にはもっと暴れたり壊したり暴言にどハマりしていたり喧嘩したり、人見知りしなけりゃしないで遊べと強要してきたりと面倒くさいぞー?? 親には可愛い天使でもね。
作中の、俊平妻作絵本が素敵です。これのために作成したんでしょうか?
仲野太賀の新型コロナ感染報道もあり。撮影ストップしているのでは。その辺も何か影響あるのか見守りつつ