ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

酒向芳

「監察医朝顔2025新春sp」

 つぐみちゃんがお姉さんに〜!
ダイエットしたりパパ(風間俊介)にツンケンしたりしつつも、妹里美ちゃんをさりげなくお世話する姿に成長が嬉しいやら悲しいやら……。

 さて今回描かれるのはじいじこと平さん(時任三郎)の偉業と闘病と死。

 連続不審死の共通点は、小1女児の誘拐殺人⁈
なんと平さんの捜査ノートには犯人の目星まで書き込まれていて正解だったし!弁当のデザート枇杷が芽吹くのを想定して万木家の庭に育てられていた枇杷の木のサイズを参考に、遺体が発見されましたよおおお 遠く老健施設に暮らしながらも捜査に大きく関わっちゃう名刑事ミラクル!
 しかも「なんかじいじに似てた」とつぐみちゃんが会ってた男が、被害女児の父親で復讐のための連続殺人犯。「あんな大きな人滅多にいない」と朝顔笑 でも酒向芳でしたから〜大きさは確かに〜 そして当時の娘と同じ年頃のつぐみちゃんに会って自害をやめ、生きていれば同じ年頃の朝顔から遺骨を見せてもらう巡り合わせにまた泣かされるのでした。

 そんな間にもじいじは1人施設で闘病し、内緒で死んで行こうとしている。あんなに仲良し一家だったのになんで?黙っててと頼まれてる桑原くんも可哀想よ!と視聴者にも気を揉ませるわけですが、そうかーお母さんは1人で死んでいったんだから自分も、となっちゃうのかー。そしてどうせ桑原くんが我慢できずに言っちゃうのも想定内かあー。

 吹き抜ける風に、母が父がいるかのように話しかける朝顔。そうだね、心の中にみんないるね。それがわかる年齢に私もなっちゃったなあ〜
(線路に自ら横たわった若者の自殺の一件だけは、最近のとんでもブラック会社での自殺強要案件がよぎって事実はドラマより奇なりでしたぞ)

「海に眠るダイヤモンド」1〜最終回☆☆☆☆☆

似てなかった。
そう、鉄平(神木隆之介)とホスト玲央くん(神木隆之介)実は似てなかったのね……だよねorz

実生活で、神木隆之介似の知人がいると聞いたってまあそこそこ割引して聞くのが通常でしょうに、ドラマで一人二役となるとハイハイ血縁ね?と大人しく飲み込んでしまってましたよ!
いずみ(宮本信子)が朝子(杉咲花)だったっていうのに!
てか、玲央が進平兄ちゃん(斎藤工)の孫だとしても、みんなで守った赤ちゃん誠くんがクズに育ったことになっていやーんと思ってたのでサワダージお前か!立派に大きくなって!……え、あの美男美女の…いや背も高いし若い時は…←ここででも気がつけって?

 てなわけで、今や世界遺産な観光地である軍艦島が端島と呼ばれる炭鉱の島だった時代に。5000人の島民の暮らしを守る『外勤さん』だった鉄平と食堂の娘朝子の素朴な恋を描く過去パートと、女社長いずみが底辺ホスト玲央を拾って、昔の恋人そっくり……と思い出話を始める現代パートとが絡み合う今作。
 金髪に死んだ目をした玲央とやる気でキラッキラ鉄平の2役は混乱することもなくどのパートも飽きることはなく、で、どうなるん?とぐいぐい惹きつけられましたね。特に前半は、いずみの立ち位置が不明でそりゃ朝子かもだけど百合子(土屋太鳳)やリナ(池田エライザ)な可能性もあれば近所のモブ子供かも知れず笑 結ばれていないことや日記の存在で、鉄平は故人だろうと、炭鉱の事故でかと思いきやむしろ危険な組織や日記の改竄とサスペンス要素まで出てきて…!

 進平の忘形見誠の急病で、出生届どころか進平とリナの婚姻届も出ていなかったと焦る場面で。てっきり鉄平との婚姻で届けちゃって結婚出来なくなったかと。ところがそこは、事故死を受け入れられないまま死亡を届けていなかった前妻の戸籍が役に立ち! 逆に進平の殺人を引き受けて囮になった鉄平がそのまま身を隠し逃げ回る暮らしを余儀なくされてしまうとは……。朝子に贈る手製のギヤマンと朝子にもらったコスモスの種&日記を持ったままで、いつかは帰れるといつまで信じていたかと思うと…悲しすぎて辛い。その間、結婚して子育てして笑っている朝子も何も悪く無いしなあ…。朝子の旦那さんだって、2人の恋路を邪魔したり日記改竄したりなんて全然していなくてただ、朝子の横で気を揉んで見守っていただけなので余計に。

 そんな日記を手に入れても、裏切られた過去をただそっと撫でるだけだった年寄りと違って、ぐいぐい行動する孫世代のパワーで朝子はまた端島にも行くし、鉄平にはもう会えなかった(うう…泣)までも晩年を過ごした家を訪ねて、満開のコスモス畑を見て。完全に他人だった玲央が知り合った意味が爆発していて見ているこちらまで救われましたわ。

 そしてツアーコンダクターになって、これからも人と人を、人と土地を、無数の思い出を結んでいくだろう玲央。ただ鉄平と朝子が再会していたよりも、玲央が親戚だったりしていたよりも(それって会えなかった時期への齟齬や恨みがのちに生まれそうでもあるし) 素晴らしい未来に続く終演でした。
しまったまた泣けてきたわ


映画「ラストマイル」☆☆☆☆

 荷物を開けるのが……怖い‼️

 いつの間にやら日本でも毎年恒例になったブラックフライデーセールの初日。配達された荷物が爆発する事件が連続!同じ物流倉庫から出荷されているのに、赴任したてのセンター長舟渡エレナ(満島ひかり)は不可能を主張。
 下請け配送のせいにしてみたり、株価優先で通報を遅らせたり。挙句とある社員(中村倫也)のデータを消したと気がついた部下(岡田将生)は、エレナこそが犯人かと疑い始め……。

 事件が二転三転する間、ずっと並行して描かれている配送のおっちゃん親子(火野正平、宇野祥平)と母子家庭(安藤玉恵)も見事に巻き込むクライマックスでほんと涙でましたわ!そして命令するだけだった管理職が全員(社長も!)ドライバーとして駆り出される2024年問題解決策にちょい受け。

 そもそも他人様に物を預けて希望の場所まで、いついつまでに届くと手放しの信頼で成り立つシステムがどうかしてしたのだと思えてくる映画でありました
今日も動いている物流に感謝を。そしてもっと労働者が稼げる世界であって欲しいです。

 アンナチュラルとMIU606とのコラボは薄味、生存確認くらいで邪魔をせずちょうど良かったです!

「うちの弁護士は手がかかる」〜最終回☆☆☆☆

 ラブくない男女バディもので満足です!

 生涯いちマネージャだった主人公蔵前(ムロツヨシ)が解雇され、パラリーガルに再就職。
その解雇が横領濡れ衣計画の一環で、女優(吉瀬美智子)に裏切られていた事件も乗り越え、ヒロイン弁護士杏(平手友梨奈)亡父の不正が絡む事件も暴いて正義を全う。ずーっと立ち塞がってきた異母姉さくら(江口のりこ)はこれからも杏を「赦さない」のかも知れないけど、杏は「赦す」。自分には仲間がいるから。

 法律知識以外には社会的にダメダメな杏を、流れるようにお世話していく蔵前がナチュラルボーンジャーマネでそれに倣って周囲も杏の扱いに慣れて仲間になっていく様子が楽しかったです。
姉さんもそんな仲間を手に入れておくれよ…。
そうそう、ムロツヨシの体調不良が報じられた翌週の回では、蔵前が諸事情で入院するというドラマ史に残りそうな無茶も。スケジュールがタイトすぎますよ連ドラ。

 そしてラスト、職場クリスマス会の蔵前の出し物は……メレブw  さすがに内輪受けすぎて困惑、勇者ヨシヒコを知らない視聴者はどうすれば…

「うちの弁護士は手がかかる」1☆☆☆

 タイトル通り笑

 主人公ムロツヨシ、てっきり弁護士なのかと思ってたら。ん?付き人? 弁護士の?いや女優の!

 ワガママ女優笠原梨乃(吉瀬美智子)を30年、それこそ身を粉にしてお世話してきたのにポンとクビになり呆然とする蔵前勉(ムロツヨシ)
そこで新米弁護士天野杏(平手友梨奈)のありえない落とし物に遭遇。
わざわざ拾って、書いてない所属事務所を推測して届けにきたのに礼も言われないありえなさからの〜昨日再就職となったのでした!身分はパラリーガル、とはいえ仕事はワガママ弁護士のお世話と、ほぼ前職と同じ?

 地図は読めずにすぐ迷子、挨拶も社交辞令もダメダメながら、法律の知識だけならピカイチというダメ天才天野がどう成長していくのか。
 天野の家庭の闇も、クライアントのパワハラも証人の裏切りもいろいろ深刻そうながら、蔵前のツッコミとサポートでふんわり見られます。楽しみ。
 とはいえムロ氏の体調不良で入院だとか。心配ですねえ…

「リコカツ」1☆☆

 朝4時起床で、家訓を唱和w  ランニング後5時から朝食w
挙式翌朝から、予告なしにこれは酷い。
 うちの朝5時から走る旦那は、朝に弱い私を待たずに自分で朝ごはん作ってますよ!

 てなわけで、自衛官じゃないけど体育系の旦那と並んで観てると、笑いにくい1話でしたw いろいろ似てるw  10年交際後の結婚&美貌の嫁じゃなくて揉めてないだけで。
交際ゼロ日結婚の主人公たちは、とにかくすり合わせが足りてないだけですよねえ。

「結婚は考えてない」
と交際5年の恋人東山(高橋光臣)に言われて絶望した咲(北川景子)は、気分転換に連れてこられた登山で、まさかの滑落!!救助の自衛官緒原紘一(永山瑛太)に思わずしがみつき……即、交際!初デートでプロポーズを受けての交際0日結婚をしたのでした!

 紘一の自衛官正装は凛々しく、咲は美しい〜
そして司会は自衛隊芸人やす子でしたよね?仕事きて良かったね!!

 しかし成田離婚どころか、ハネムーンにも行かれずに任務な紘一。外食の誘いに期待すれば、大盛り食堂w  言い争いから「離婚だ!」となったものの、緒原家を訪ねるとなんと
「離婚します」
と義母(宮崎美子)からの先制報告!どーなっちゃうの??

 何しろまだ清い仲なんだよねw
とっとと謝って、深い仲になるのか。傷が浅いうちに別れるのか?(婚姻届は出してるの?)  ジムで紘一と元カレ東山が知り合うなど、波乱の予感も。
 そしてオープニングで『全員離婚!』とあるからには、妻実家の雲行きも怪しいですよ。咲の姉(平岩紙)も、実は子連れ家出中?


 観てるこちらまで夫婦喧嘩にならないように、気をつけながら観たいと思いますw

「MIU404」~9 ☆☆☆☆

「間に合った……!!」
そう絞り出した伊吹を、ハムちゃんごと抱きしめる志摩。もちろんBGMに「感電」もう胸熱×胸熱でしたね!

 伊吹(綾野剛)が志摩(星野源)を闇からすくい上げた6話。
でも以後、それが尾を引いたのは
「俺が眼を離したから」
「それは俺が電話をしたから」
と盗聴器問題であったり、『相棒殺し』への反論だったりと、改めて感謝を述べるような繊細なことでなくw 反面、立ち回りの共闘などバディみは増し増しで嬉しくなっちゃいましたよね。
7話、逃げ続けた10余年を服役にあてていたらとっくに新しい人生を踏み出せた、という逃亡犯の吐露に、視聴者は隠れ続けるハムちゃん(黒川智花)の無念や、3話以降逃亡中の未成年成川(鈴鹿央士)を重ねたり。そして8話、猟奇連続殺人と、伊吹の恩師ガマさん(小日向文世)と。次は伊吹のターンとは予想できたものの、過去のやらかしでも、志摩のような後悔ですらなく、まさかのガマさんが(直近の一件だけとはいえ)犯人だったとはorz
 何が出来たのかな、と泣きじゃくる伊吹。
伊吹がもっと無能なら、聞き込みはガマさんに及ばず。志摩ももっと無能なら、騙されたままだったでしょうにね。気付いてしまったら、見過ごせない。悲しく辛いエピソードでした。

 そんなこんなを!たくさんの点を、どんどんとつなげて線にしていっての9話!
沈む伊吹を、今度は自分から盛り上げ励まし、共に前に進もうとする志摩がいるんですよ!

 久住(菅田将暉)に拾われていた成川がいっちょまえな顔で裏社会に足突っ込んでしまっていて。『女詐欺師』を探して賞金ゲット!と、何も知らずにハムちゃんを追い詰めていく。
『孫を探しています』
と、善意に偽装しネットに拡散されてしまう写真。接触してからも、
『不登校で』
『住むところも、未成年は契約が』
と、家出人としては決して嘘じゃない哀れげな相談で気を引いて、善意のハムちゃんをおびき出そうとする卑劣。それでいて、探されている女の命の危険は想像も出来ない無邪気さorz
挙げ句、
『狭くて暗くて冷たいところ』
にハムちゃんと一緒に堕とされてしまう成川なのでしたが。
そもそも、出歩けないハムちゃんが成川と出会えた理由がエトリ証言が疑われ警察に再度呼ばれたからなのだから。とっととエトリを捕まえられないことに端を発し、元から全て警察のせいだろうがよーorz
 とはいえその警察にだって、全力で誰かを救おうとしている人たちがいる。

 ハムちゃんの危機に野獣と化した伊吹と、冷静に監禁場所を探った桔梗(麻生久美子)と志摩に、以前成川にした対応を猛省する九重(岡田健史)も加わった必死の捜査で……見事!無事に!井戸の底の二人を発見!!!

「間に合った!」

それは実際に死に瀕した二人だけでなく、今度こそ救いたかった機捜メンや成川家も含めいろんな人のためになったんです(><)
そして本名不詳実存不明のエトリも、ついに逮捕され……。

 た、と思ったら爆破かい!

 気さくな大阪弁で家出少年を取り込み、使えなくなると切り捨てる久住。クズを見捨てるからクズミ、とうそぶく顔のいつになく不細工なこと。演技力で美しさって消せるんですね。そしてまさかのエトリ殺害。そんな大それた悪人だったのね?

 そういえばUDIラボまで出て「アンナチュラル」世界と更につながり、連続殺人犯はまだ野放し。ナウチューバーがどうしてたっけ、とこの先の展開も気になりすぎる今作。やっとこれ書けたから、さあ今から10話観るぞー。怖いけど観るぞー。

「MIU404」2~6 ☆☆☆☆☆

 救われた。

 初回からずっと面白いんですよね。まさかのメロンパン販売車で街を流す機動捜査隊、かけっこ勝負、制服でレジ打ちしつつコンビニ強盗警戒。そんなクスッと笑える要素を随所に入れつつも虐待や共依存、学生の薬物に性犯罪、女性差別、家出、賭博、搾取、外国人労働者と、重苦しい深刻なテーマに果敢に挑戦し続ける良ドラマ。その事件事件の合間にも、チラチラと顔を見せる隊員たちの生活と過去の影。
面白すぎて、逆に見守るだけになるかなーと思っていたのですが、志摩の相棒殺しがついに伊吹の耳に入って迎えた6話。いやもう、この回のためにいままでの話が在ったのかと膝を叩いて立ち上がるほどの(比喩ですw)衝撃でしたので駄文をぽちぽちと。

 まずはまさかの
「よ、相棒殺し☆」!!!
いくら野生のバカ伊吹(綾野剛)でも、本人にこんなことorz
さすがに本当に志摩(星野源)の相棒が死んでいることも、そもそも当時捜査一課だったことすら知らなかった情弱伊吹くんですよ。とはいえ、知った以上は周囲が止めてもぐいぐいと教えろと迫ります。
相棒だから。
その聞き方に工夫が無い、とつっぱねる志摩w またぞろ掛け合い漫才の結果
出来るもんならな
と、伊吹の調査を容認しつつ、志摩は知っている筈です。志摩自身ですらもう信じられない自分を、伊吹は疑いもせずに助けようと駆けつけることを。

 さて九重(岡田健史)も巻き込んだ調査で分かったことは、6年前香坂刑事(村上虹郎)が自宅マンション前路上で死亡。第1発見者は志摩。駆けつけた機捜は陣馬(橋本じゅん)と桔梗(麻生久美子) 脱げた靴の片方と香坂は呑まない酒のボトルが屋上に。自殺か他殺か事故か。
軽率な輩(酒向芳)は前日の言い争いだけで『殺してもおかしくない』と証言、昵懇の機捜と証拠隠滅したと志摩を疑うのですが。実際は、対等の言い争いでなく、香坂は叱られていたのでしたよ。証拠の捏造! 家宅捜索で毒物がみつかるならきっかけが嘘でも、と熱弁を振るっているところへの真犯人逮捕の報。それも別人のorz
 犯人を装う女(北浦愛)に単独で接触し、からかわれ、女の犯行と信じた。可哀想ではありますが、動機が正義ならねつ造が許されるわけじゃなし。懲戒免職だってあり得る中、志摩は「進退は自分で決めろ」と言い、香坂は辞表を書いた。それだけ。それだけだったんですよ。
ただ翌朝の香坂死亡で、辞表もねつ造も公表されることはなくなり、当然前日の争いの真意も知られることなく『相棒殺し』の噂だけが広がってしまいました。志摩は志摩で、それだけ 以上が出来なかった自分を悔い、慰めていれば、呼ばれた屋上に行っていれば、と責め続け、悪評を受け入れてしまった……。そんな悲しい自己否定にはもう、泣くしかないじゃないですか。 
 悔やみ続けた6年。
なのに2話、逃亡殺人犯(松下洸平)に伊吹がかけた言葉「殺したら取り返しがつかない」を、どんな想いで聞いたのか。そして3話、伊吹をけなす九重(岡田健史)にどんな思いで、あいつは自分が出来ないことをする、と告げたのか。4話「撃ってみろ」とヤクザの銃口を頭に押しつけて煽るほどの自暴自棄とは……。なのに今、伊吹がよこすくだらない電話に、非番でも必ず応えるのは相棒のSOSを逃さないため。 辛い。

 ところがまだ、先があったんです!ギャフン!
現場の屋上から見えるマンションに、伊吹は垂れ幕をみつけます。事故当日の深夜、侵入事件の通報者は誰だったのか。警察に残る通報の記録。志摩を待つ屋上から、香坂が通報。更に駆けつけようとして脚を滑らせての、転落だったんですね。絶望の末の自殺なんかじゃなかった、彼は最期まで刑事だったんですよ……!
垂れ幕の主は妊婦さん。結婚&引っ越しが決まったから、と命の恩人を探すことにしたそうで、野生のバカがこのタイミングで知りたがったからこそ起きたミラクル!!!生命線の長い、殺しても死なないいい相棒が来ましたね(しかし事件後も住み続けるとは、鬼メンタル^^;;;;)

 ……これだけで終われたら幸せなのに。
母子家庭桔梗(麻生久美子)家にかくまわれている羽野麦、もといハムちゃん(黒川智花) 水道工事ひとつにも非番の志摩が立ち会うほど、付け狙うヤクザを警戒していたはずなのに……。まんまと盗聴器を取り付けられてましたよ!ああ、香坂のことで気がそれていた間に。 ハムちゃんが危ない(><) そして無事解決しても、住み込みベビーシッターがいなくなったら桔梗家は立ちゆくのかもちょっと心配(^^;;;;) 志摩はパパになれるのかw
 そうそう、4機捜に伊吹が来たのは『突然一人増えて』バディが足りなくなったから。 それって九重に何が起きたのか。 伊吹は伊吹で、酷いやらかしで僻地に飛ばされていたはず。そして5話の元警察恩師(小日向文世)が伊吹に言った「人を信じすぎる」の真意は。 各員それぞれ人生がありますよ……。

 3話でちらっと出た菅田将暉、来週やっと再登場。薬物事件とどうつながるの?? 2話も松下洸平と、かくまった夫婦との交流は優しく美しくも、やはりいびつで恐ろしく。3話の部活ができない子供達は不憫で。4話の逃げる女(ミムラ:美村理恵)もめちゃ良くて、空港バスが郵便車に追い抜かれていくとき震えたし、5話の留学生マイちゃん(フォンチー)も熱演。やっぱり一話ずつ書けたら良かったのですが、一週間はあまりに早く過ぎるのです。
 同脚本家のドラマ「アンナチュラル」世界とのつながりや、主題歌「感電」の良さも言わずもがな……。

「大江戸もののけ物語」1 ☆☆☆

 天邪鬼、ちょろいw

 新海家にまま現れるという『見える』者である新海一馬(岡田健史) しかし妖かしへの興味は許されず、武士らしくあれと育てられたものの兄の様には武芸に秀でず。おとなになった今も、鍛錬はほどほどに隠れて妖怪書を読みふけり、寺子屋で子供に読み書きを教える日々です。
ある日、教え子雛(平尾菜々花)を気にかけ尾行した先で目にしたのは、火焰土器に祈りを捧げている様子。一馬が勾玉を手に取ると土器が崩れ、中から現れたのは天邪鬼と名乗る男(本郷奏多) そして河童(青山美郷)と猫又(森川葵)も! 雛が『死んだ母に会いたい』と願っていたと知った一馬は、書物から『魂さがし』という妖怪に頼むことを思いつきます。しかし魂さがしは、一つ魂を呼ばわる毎に、もう一つ=依頼主の魂を要求するのだとか。大丈夫、と言い切り雛と母(宮本裕子)の再会を実現させた一馬でしたが、案の定魂さがし(酒向芳)に魂を抜かれてしまい……??
 うわ~魂さがし怖いw夢に見そうw

 最後に監修:荒俣宏先生の教室もついてジュヴナイルです。エンディングは大江戸もののけ音頭w 夏休みですもんね!
雛ちゃんがお母さんに会いたかったのも、病弱な母に「もっと元気なお母さんが良かった」と言い放ったまま死なれてしまったから。一緒に遊べなくても、お話を沢山してくれた、優しいお母さんが好きだった言えて、最後に抱きしめてもらえて、いやあ本当に良かったですね。で、魂抜かれて死にかけた一馬先生でしたが、河童がよそで抜いた尻児玉とすり替える荒技でなんとか息を吹き返したのでした~。出会ったばかりの天邪鬼に全てお任せの蘇生術で、お人好しも良いところです(^^;;;;)
 またその天邪鬼、名前の通り何でも逆に行く。頼めば断るわけですが、ひらめいた一馬が「もう帰る」と言えば引き留め、「他のヤツに頼むからいいよ!」と言えば引き受けてくれるんですよw ちょろい割にちゃんと義理堅いのでしたw しかし、身体にはまだ封じ込められていた土器のかけらが残り、謎のバリアで建物の外には出られない状態。何故そうなったか、の記憶もなくしているのに、新海一馬とは昔合ったことがある様で……幼少時の一馬が、蔵で出会った怪異かな? そのうち色々、分かることでしょう。
 一馬の側も、妖かしが見えるのは新海の血筋と和尚さん(イッセー尾形)が言うのに、父(甲本雅裕)の頭ごなしの拒み方はこちらも何かあったのかも。また、次男なのに一馬、兄(高田翔)の名にも一の字が入るのが気になりました。普通兄が一なら弟は二か次でしょう? あのくしゃみは、妖怪を感知してなのかな。 そして、寺のお手伝いおようさん(山田杏奈)とのロマンスは。おようって、妖怪のようじゃなくて?

 イケメン一馬は愛嬌たっぷり。江戸の暮らしや妖怪特殊メイク&CGなど、いろいろ気軽に楽しそうです。
(名前を調べていたら、河童の中の人が美少女でびっくりw顔が出ない役で可哀想〜 あと魂さがし、つい先日見た「執事西園寺の名推理(2)」3話で元フィギュアスケート人気選手で整備士の人でした~!)

「執事 西園寺の推理(2)」3 ☆☆

 パーフェクト執事西園寺(上川隆也)がフィギュアスケートを華麗に舞う! と放映後に聞いて、気になっていた回が再放送に。想像以上にがっつりスケート界に関わる貴重な回でした。なんとガチのトップ選手がヒロインを演じてくれちゃってスケート場面がガチですw そして「スケート靴の約束」や映画「COACH 40歳のフィギュアスケーター」の西田美和さんも振付&選手母親役で出演。

 大富豪の百合子さま(吉行和子)は長年アイスショーのスポンサーをしていて、トップスケーターとも子供の頃から交流が。中でも井上美波(庄司理紗)には目をかけていたのに、ある日なんと殺人未遂で失踪?行方不明に。胸を痛める百合子さまからのお達し&スケオタメイド(池谷のぶえ)の協力で事情を探る西園寺は、持ち前の観察眼から真犯人を見つけ出し&美波の行き先を突き止めて、その命を救うのでした。

 刺されたのがスクープ記者(山口馬木也)で、当初は美波も何か脅されたか昔の記事の恨みで?と疑われたわけですが。記者を刺し、それを知る美波選手の命も狙った真犯人はジャジャーン! ねつ造上等だった編集長(羽場裕一)でしたのよ。 むしろ記者と美波には深いリスペクトと交流があり、美波のスランプを心配した記者が手配した切符でスケートを始めた地に向かった彼女は、元リンクだった廃墟で1人踊ることで原点に立ち返ります。最後は瀕死の記者が意識を取り戻したその手を握り「あり……がと……う」と、失っていた声を取り戻すのです。ええ話や~。
そう、美波ちゃんはスランプスランプと連日報道されてしまうストレスで失声症になっていたのです! それをまたニュースで全国にお知らせするわ、映像は転倒場面だわとマスコミの無神経を演出すると共に、直前まで現役大学生スケーターだった庄司理紗元選手(2010全日本Jr優勝、同年全日本5位、世界Jr5位)の演技の負担を最小限にする配慮ですねw そういえばずっと台詞がほぼありませんでしたが、流れが自然で気になりませんでしたよ。

 で、西園寺さんの推理ってのが。
犯行日、製氷後のリンクに誰か練習した跡が → 西園寺さんが華麗に舞う、美波選手のプログラム「愛の夢」の跡と一致 → つまり忍びこんで練習したのは美波選手 → アリバイ成立!!!
いやいやいやw ツッコミ所だらけw
まっすぐ滑って止まるのと、ゆっくり回ってポーズ、だけ習得したらしい上川隆也上半身映像の間に、スパッと3回転や華麗なスパイラルもこなす執事姿の男子選手(小塚ブレードw)の吹き替え映像がはさまりまして、いやん素敵☆誰だったんでしょう。ともかくドラマ上は西園寺さんが華麗にプログラム滑りましたけどねw
「フィギュアスケートとは氷上に図形を描く競技」
との蘊蓄から、演技後にくっきり残るエッジ跡を重視したのでしょうが……。曲が違っても、どこで回ってどこで跳ぶ、的な構成(≒エッジ跡)がほぼ同じなことはありえますし(振付師のくせってあるかもw) 今、西園寺さんがすべって同じ跡がつけられると示しちゃっているのに、跡だけで美波選手のアリバイですと言われても。というか、試合でだってプログラム前に6分間練習があって始めるのに。なんだって夜に忍び込んで足慣らしもせず、プログラムを一回だけきっちりすべって帰るのかw というか、夜更けのリンクでは高校/大学生フィギュアスケーターが、深夜には大学ホッケー部が、早朝には小中学生がと、一般客が入ってない時間でも24時間リンク利用はあって支払いがあるものです。貸し切り1時間○万円、忍び込んで無料にしようだなんて、無理ですよ(マイナー競技のドラマ扱いあるあるですねえ)

 と色々気になりつつも楽しい回でした(^^) 美波のコーチ(佐藤アツヒロ)がちょっと小塚くん味w 
ご主人様、シーズン1は八千草薫さんだったのに変わっていたのね。あと執事見習いに森永悠希くんも増えていました。 

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