ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

過保護のカホコ

「2017年夏ドラマ 総括」

はい、夏が終わり夏ドラマも終りです。最近ずれて始まるものもあって分けにくくなりましたが、とりあえずはじゃすみんランキング~パフパフ

1位  「過保護のカホコ」   圧巻の愛の寓話。
2位  「警視庁いきもの係」  いろいろ可愛い
3位  「黒革の手帖」     名作強し
4位  「ウツボカズラの夢」  女は強い
    「カンナさ〜ん!」   母も強い

6位  「僕たちがやりました」 後味悪し

8位  「警視庁ゼロ係」    期待もゼロ
    「デッドストック」   こんなもん 
    「あいの結婚相談所」  何も解決しなかった感


主演女優賞  高畑充希 「過保護のカホコ」 カホコ
   次点  橋本環奈 「警視庁いきもの係」薄 

主演男優賞  該当なし
   次点  山崎育三郎 「あいの結婚相談所」藍野
 (育三郎じゃないとあの役は出来ないという意味でw)

助演女優賞  該当なし

助演男優賞  今野浩喜 「僕たちがやりました」パイセン
       (もうパイセンあっての「僕やり」!)

頑張ったで賞 三浦翔平   同時に刑事役2本w
      「警視庁いきもの係」「僕たちがやりました」


1位については異論ないのでは。家族の愛をテンション高く語りまくった怒涛のドラマ。カホコを心配し、壊れていく家族を心配し、はじめくんとの恋の行方を心配していたら、見事に丸くおさまりましたよ、と。あーカホコが可愛かった。その勢いで主演女優賞ももちろんカホコ(^^) 
2位は「警視庁いきもの係」こちらも主演可愛かったですが、演技力で可愛かったのはカホコなので軍配はそちらに。そして3位「黒革の手帖」もその次の「ウツボカズラ」も主演は女優。今シーズンは女を描いたドラマばかり見ていたようです。でも逆に助演だと主演を食うほどの女優さんっていたでしょうか。「黒革の手帖」高畑淳子も仲里依紗も凄かったけど、逆に同じぐらい凄くてシリーズ通しての敵役じゃないというか。
そして主演男優賞、窪田正孝かと一瞬思ったのですが(だってトビオが彼じゃなかったら見なかったし)でも『パイセン=今野浩喜』な勢いで、トビオとパイセンの魅力……むしろ窪田正孝と今野浩喜wの魅力に寄りかかったドラマだった気がしましたがどうでしょう。

「過保護のカホコ」~最終回 ☆☆☆☆

すっばらしい家族の物語でした!見てよかった(><)

麦野くんと別れ、婚活に励んでもすぐお相手に麦野くん受け売りの説教をしてしまうカホコw
やはり彼はお母さんにあうべき!と勝手に育った施設を探すも
『ここに昔、麦野初くんという男の子が…』
なんて質問には個人情報保護に厳しい昨今、答えてくれやしませんよ。なのにすぐ判明したのは、『すっばらしい』絵に出会い幼き日の麦野くん画だとすぐにわかったからだし、いつもの勢いで褒め称えていたらさすがにぽろっと応えてくれたから。そこで麦野母への伝手を得、かといって絶交中で連絡できない中、なんと再会は婚活パーティで。もちろん麦野くんはサクラのバイトw
そこからのカホコの説得(?)も含め、施設を訪ね手紙を読みお母さんに会いに行くまでの、キャラ設定を存分に生かしたトントン拍子な展開は神がかっていましたよね。

そして再婚家庭で幸せそうな母に、決別宣言をしてきた麦野くん。毅然としてみえたものの結局は、いつかと逆に胸を貸すカホコにしがみついて泣きじゃくり……ああこれはもう、一生逃れられない恋になるなと、これほど腑に落ちる場面もそうないでしょう。
もちろん2人は交際を再会……するのかと思ったら。

結婚?
まだ学生で無収入で、彼の出自をさておいても交際ならまだしも結婚て。許す両親が世界のどこにいますかね。
ホント完璧な物語の中でここだけが無理……と思ってる自分に気づいて苦笑w どこもかしこも寓意、作り物然と仕立てた絵本の世界では、恋のゴールは必ず結婚で婚前交渉なんてしないんですって!

そこからは、ばあばの看病や死で姉妹は争い叔母夫婦は別れと家族がバラバラになりかけるも、カホコの奔走でつながりはじめ、なんと影の薄かった父方家族の暴走で結婚式が決まり、これまたトントン拍子に場所が麦野くんの施設、ケーキは私ドレスは私とまとまっていくんです。そうそう、就職も父方家族の覚醒で児童擁護施設を立ち上げてそこで働くことになったんですものね!
でもそうは問屋がおろさないw
うっかりじいじがぶち壊し、ケーキがぐしゃ、ドレスがびり、すべってお料理もばしゃー orz

もうどーしょもない事態に、さっそうと現れ全てを仕切るのはハイ、結婚を許さないはずのお母さんです。西部劇並みにカッコいい〜しびれる〜! そして入場の結婚行進曲は糸ちゃんのチェロ。こっちもお母さんが解決ですよ。
緊張に震える麦野くんが結婚指輪を取り落とし……ジンジャーブレッドボーイ並みにどこまでも転がり逃げ続ける指輪を、ただ一人追いかけ続けたのも……母! 渾身のナイスキャッチでしたよ!!
キリッとした彼女をみたことがない父方一同は怯えてたのもまた一興w

ただ……麦野くん母はひっそり呼んでも良かった気がするのですが……あれかな、二人で会いに行ったあの時が、まだ決心する前とはいえ結婚報告みたいなものだったかな。

そしてばあば亡き後の母方実家に住み、父方実家の施設で働く若夫婦。濃い、家族つきあいが濃すぎるよ(><) そして『世界を笑顔にする仕事』ってのが、あまりに身近だったのですが。二人が幸せならそれでいっか。お幸せに!
そうそう、カホコが出ていったら離婚を切り出したお母さんには驚きましたが、そこも幸せに丸くおさまったようで。

めでたし、めでたし。


「過保護のカホコ」~7 ☆☆☆

楽しく見ています。

可愛いカホコちゃんが悩みながら成長していく周りで「理想の家族」がどんどんと綻びていく様子、たまりません。
まずはATM父が切れ、次はパーフェクト母が切れw どちらもカホコにとっては当たり前に存在する万能「父」「母」であったけど実は、 ねぎらいや感謝やいたわりを求める人間だし、むしろ世間的絵にはちょっと弱い人だったわけで。失意のイトちゃんは不良化、親戚もアル中盗癖とヤバかったり、余命わずかだったり。 父方の叔母さんも詐欺に遭うわ……。
 

そもそも、叔父叔母や従姉妹って「家族」なの?

核家族な我が家としては「家族」って同居の5人だけであとは「親戚」だよねーと思ってしまう。更に親の兄弟姉妹まではまだしも、その配偶者は「縁戚」で更に遠くなるでしょ。縁があったね、いい人なんでしょうねとは思っても、とても無条件に
「強くて優しくて素晴らしい人たち」
と泣きながら演説するような対象ではないんだけど……(^^;;;) それができるのがカホコ!

「家族」のピンチを本当に親身に心配して駆け回って、でも笑わなきゃって変な笑顔になって。どんどんと重くなる背中のリュックには、張り込みの食料だけじゃなく
「誰にも言わないで」
「内緒にして」
と頼まれた「家族」の秘密がどんどん詰まってカホコに重くのしかかっているよね。

それにちゃんと気づいてくれる麦野くん、本当に得難い素晴らしい友人で、そこから一歩踏み込んで恋人になってくれたことに心から祝福出来たのに。パニックのカホコはやっぱり言っちゃうんだな禁断の言葉を。
「麦野くんには家族がいないからわからないんだよ!」

いやいやいや、交際◯日の大学生が、おばあちゃんにひ孫を見せるためだけに結婚しようとか言いだしたら止めるから。家族いても。しかもね、元々は交際を渋っていた麦野くんを動かしたのは、カホコが寄せた無条件の信頼と心配、つまりは「家族扱い」だったのじゃないかと。なのにお前は違うと手のひらを返すなんてーorz


でもまだ、仲直りの話数は残ってますからね!
余命わずかのばあばだって、内緒のはずの病気をカミングアウトしましたから。カホコもここからちゃんと謝罪して、就職して!

あのまっすぐな瞳のまま、いったいどんな仕事で世界を笑顔にしてくれるんでしょうか。まだまださっぱり見えてこなくてw 多分、麦野母の捜索もするんでしょうねえ。どんな人でどんな事情になるんでしょう、会って良かったエピソードになるといいのですが。
「家族」は再び結束するのか?も含め、いろいろ楽しみ。
おバカで深い、すごいドラマ見てるなあと毎回思います。


「過保護のカホコ」2 ☆☆☆

なーんと、ついに麦野くんの胸に飛び込む加穂子!……ってか全身でぶつかって乗っかってますw 幼児かw そして泣き疲れたら寝るw

従姉妹のイトちゃん、勝負のコンクール。しかし酷使した腕が演奏中に動かなくなり……。
同じ芸術家として、と助言を求めた麦野くんには<近寄るな>と言われてたのに。まっすぐに心配し、片手で弾ける楽器まで調べ「歌もある」とかとか言っちゃう加穂子ちゃん。落ち着いた頃ならまだしも発症直後、原因も見通しも不明な時にそれは……。 案の定爆発したイトちゃんに頑張った千羽鶴を否定され、出て行けどころか
「ずーっと嫌いだった!」
と暴言を浴びせられて衝撃で呆然。
いやいや、子供時代に言われてきたでしょうと思ったら、なるほどママに相談して昇華できていたのね。でも家族関係に響くこれは、言えない。そこの判断はついてるんじゃないの加穂子ちゃん、偉い偉い。そして人生初の大事件が起きてしまったその時に、相談できる麦野くんがいてくれてよかったよかった。
幼稚な行動だった、とはきちんと教えつつも
「お前はなにも悪くない」
と、お前は過保護だと責めたあの正しさで言ってくれたら救われるでしょう。でもそこに加えて
「俺の胸で泣け!」どーん
ってw 冗談が冗談にならない加穂子にそんなこと言うから、本当に飛び込んできて号泣w 色気ない代わりに子犬のような信頼が微笑ましいです。もちろんホントにこんな女子大生いたら嫌すぎるし、前回にも増して知的に大丈夫なのかと心配になりましたけども。
ここから恋に発展は、麦野くんがお世話係すぎて可哀想かなぁ。いくら加穂子が麦野くんのミューズでも、もう少し……いやかなり急成長を遂げて&ママが子離れしてくれないとw

将来に悩む、今の加穂子へのオススメは「13歳のハローワーク」w
確かにあの本いろんな仕事が載ってますよね、漫画家から外国で傭兵まで! ママが当然のように専業主婦を勧めてくるなか、おばあちゃんがバシッと否定してくれてホッとしましたよ。結果としてそうなる場合はもちろんあるけど、目指す職業じゃないもんね専業主婦。

「過保護のカホコ」1 ☆☆☆☆

加穂子(高畑充希)ちゃん、かーわーいーい!
でも超過保護。
それもただ甘やかされたレベルの過保護じゃなかったw 就活する年齢で毎日の服も、面接で答える長所短所も親に決めてもらってるって自我ゼロか。親戚中から愛されて育った加穂子ちゃん、ワガママではなくむしろ思いやりのあるいい子なのですが、母(黒木瞳)にべったり全て母の言いなり。横でさすがにこれは酷いと思ってる父(久しぶりの時任三郎)も、結局娘可愛さと妻怖さで止められないんだから同罪ですよね。
そこに、嵐のように現れた苦学生麦野(竹内涼真)が
「お前のような過保護がいるから、日本がダメになる」
とズバリ!
さすがにこれには衝撃を受けた加穂子ちゃん、就活も元からうまく行かない中『働くって何』『どうして働くの』と根本的な疑問に目覚めます(今更!社会学部で何を学んでたの!)

雛鳥のように麦野に習い、生まれて初めてのティッシュ配り、生まれて初めてのピザ配達。麦野のバイトを丸投げされただけなんですけどw 不器用ながら言われた通りに必死な加穂子、しかもピザの配達はクレームならぬ感激のお電話が入るほど素晴らしい接客をしちゃった様ですよ(映像でそこを見せないの、上手いw)
労働の後の食事の美味しさは格別で。さて加穂子は変わっていけるのでしょうか!

……って、家のソト、しかも男性と一緒なのに眠かったら寝るw 立ったままでも墜落睡眠って園児レベルw 麦野が押さえなかったら顔面打ってるし、置き去りも置き引き誘拐もされ放題なとんでもなさ! なついた相手が、口は悪いけど性根は良さげな麦野で本当に良かったですこと。
そして眠る加穂子を思わずスケッチする麦野。
目覚めた加穂子は麦野の絵への感激を、これまた素直に表現するんですよね。あなたの絵は人を幸せにする、書き続けて、とは最大級の褒め言葉。いくら自らピカソを超えるとビッグマウスな麦野でも、絵で食っていけるのか不安でいっぱいでしたからね、麦野もまた、加穂子との出会いで変わっていくはず。実にロマンチックでない、運命の出会いです。
 

「人を幸せにする仕事がしたい……!」
と両親に宣言する加穂子ちゃん。それが何かをみつけるのは、就活より難しいのだぞ。でもドラマなら卒業までの間にしっかりみつけてくれるでしょう。まさかまさか、就活やめて花嫁修行したらいい、と言われた通りにお嫁さんになって終わったりしないよね(それも勿論、幸せですけどね)

母が過保護に走る背景には、専業主婦の屈折や夫への不信などなどこちらも問題です。
「全部、私が悪いっていうんでしょ!」
と斜め上な逆切れで泣いてる妻を、夫は妄想通りに抱きしめて感謝の言葉をささやいてラブラブ出来たら、娘に100パーセント入れ込むんじゃない生活が出来るでしょうにね。それとも犬飼うとかw 

妻実家での加穂子誕生パーティ(妻実家、夫実家、家族3人での計3回祝われる22歳w)では、才能あふれる従姉妹がチェロを披露。同様に溺愛されている様ですが、そちらは過保護じゃないのかな? 加穂子父の心の声の様に、加穂子は本当に従姉妹に引け目を感じているの? また加穂子母が、チェロなんてどうでもいいとちくちくディスるのも気になってました。次回ではその、従姉妹との確執が描かれる様で楽しみです。

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