ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

西田尚美

「ハマる男に蹴りたい女」1☆

 結局恋バナなのかーい!

 夫婦揃ってエリート高給取りでタワマン暮らしの設楽紘一(藤ヶ谷太輔)だったが、ワンマン体質。花形ビール開発チームを外される左遷が耐えられず、パッと転職のつもりで退職するも妻は離婚届を置いて消え、仕事は決まらず家賃がツラい。紹介された住み込み先で紘一は、初対面の西島いつか(関水渚)に
「君は抱けない」
と告げて平手打ちを喰らってしまう。『夜の世話』って性的ご奉仕じゃなく夕飯の支度だったのねー!
 女性ばかりのシェアハウス、就活しながら管理人として働き始めた紘一は、エッチなハプニングをどうする〜?

 うーん駄目リーマンが管理人になったらモテる話、じゃあダメなんですかねえ。だめか

 実は いつか と紘一は初対面でなくクライアントだったことが。その時紘一に酷い対応をされて恨んでいる! なのに紘一が、全くいつかを覚えていなかったことにも怒ってる!
……この関係がある以上、紘一がお仕事できなきゃ いつか の株も下がっちゃうし、恋のお相手にもしにくいものねえ。
 でも。チームでお仕事できない人材は、一流企業ならそもそも就活で落とされてると思うの。そしてまともな人はエロい住み込み仕事に近寄らないから!
 うーん「有能」設定が馴染まない〜。
まあ再就職が上手くいかないのだけは、高望みをやめないからかもね(そして怒らせた相手がとても顔が広いのかも笑)

 誰かのファンなら楽しく見られるのでしょう!
シェアハウスの彩りが、青や緑が効いててちょっと面白いです。コタツなど生活感もあってオシャレすぎず笑

 

「うきわ 友達以上不倫未満」1☆☆☆

 淡々と怖い…。

 夫拓也(大東俊介)の本社転勤で、東京の社宅に住むことになった中山麻衣子(門脇麦) 
専業主婦の麻衣子は、毎日料理を作り夫の帰りを待つが残業続きで待ちぼうけ。隣宅の上司二葉一(森山直太朗)の、働く妻聖(西田尚美)がカッコよくて羨ましい。
その聖の勧めでパートを始めたものの、疲れて食卓には買った惣菜が。拓也は気にしなくても後ろめたいよね。
 ……でも実は歓迎会も残業も嘘で、拓也は同期の歩(蓮佛美沙子)と急接近。忙しい聖と朝も夜もすれ違う一も、浮気を疑い爆発寸前。
 お互い寂しい夜に、ベランダの薄い板を挟んで言葉を交わすようになる一と麻衣子。
 そんな折、拓也の携帯に浮気相手からのメッセージが……!!(『自動車修理』と登録した時点で絶対にやましいw)


 社宅に住んだら隣が上司、なだけでも既に波乱の予感でしたがw むしろそこの人間関係は良好でした。
ゴミ出しでベランダで、すれ違えば伴侶の褒めあいで会話をつなぐ一と麻衣子。2人とも控えめで相手と距離があり、一目で惚れた腫れたではない仲です。でも帰りの遅い伴侶たちは、それぞれに浮気、している、のかも。となるともう、どっちかの家に上がり込むのも時間の問題では??


 タイトルは、溺れそうな辛い日々に、浮き輪の様に頼れるのはお隣の奥さん/旦那さんだった。ということらしく、水中のイメージシーンが印象的です。
そして集合住宅のベランダにつきものの
『非常時には破って』
と書いてある隣との仕切りw  作中で本当に破られたりしちゃうのか??

 まだ子供もいないのに、専業主婦で無職。転勤で土地勘も知り合いもなし。私自身はそこまで過酷な引越し体験はないので、その上夫に裏切られる麻衣子にとても同情しています。

 

「とげ 小市民 倉永晴之の逆襲」1 ☆

もやもやしたまま終了~。

わにのくに市(なんて改名w)市役所市民相談室に勤める倉永晴之(田辺誠一)は元来から穏やかなタチ。各課たらいまわしにされようとも、市民の苦情に振り回されようとも、それで昼飯を食いっぱぐれそうでも淡々とお仕事をこなします。シングルママの悩み『子供の偏食』には料理教室を紹介、クレーマー対応し、公園の金網を修理し、さびしいおばあちゃんのお弁当をお相伴し……いい人です。
でもそれだけで1時間応援は辛いですよね。
バラエティの啖呵きってスカッとしますよ系番組。あれスカッと啖呵切るまでに必然ひどい目にあってイライラする描写が入るので苦手なんです。しかもミニドラマでなく連ドラじゃ、ラストのスカッとまで50分ずーっとイライラ……。そしてたまりまくった鬱憤をバネに、どれだけキレるかと思ったら。断っただけw
それも断って当然の理不尽な要求を断っただけ。相手の反応もほぼなしで、言ってやっただけ。えええー

ブチ切れて暴れて全部ひっくり返した挙句マスコミも来て大騒ぎになって、でも主人公にはお咎めないぐらいなファンタジーな展開にならないもんでしょうか。『Dr伊良部一郎』的にすっきりしたいものです。

ところで偏食坊主、母親のサンドイッチを
「食べて!」
「いらないいらない!」
の真っ最中に横からおにぎりをすすめられ、見知らぬおばあちゃんのエア孫弁当を食べだしてめでたしになっていましたが……。
ええええええ
あれで喜べるとは菩薩ですか母。自作の料理おいて他のもの食べられるなんて屈辱、 通りすがりの婆ちゃんなので耐えて愛想してるんじゃないんですか。

イヤイヤ言ってる子に他のものすすめるなら
「お母さんのサンドイッチ美味しそう〜、これと取り替えて」
とか(息子が拒否して、母サンドを食べたら尚良し!)、まず母親にすすめて励ましつつ一緒に食べてたら息子もつられて食べ出すとか。問題は料理じゃないってアプローチするべきですよねえ。

「火村英生の推理」3 ☆☆

ココ!いつもの『ホモに見えちゃうよネタ』を出すならココでしょ!(学食で一緒にカレーを食べ、火村の授業をニコニコと聞いている有栖w 何者ぞw)

夫が誘拐されて身代金を請求され……のはずが実は、夫を殺してしまっていた奥さま。死体を隠してとりあえず出張に行って帰ったら、あるはずの死体が消えて誘拐の電話が……という不可思議事件。
結局は夫のマネージャーが盗聴をしていて云々。アンジャッシュ児嶋が情けない変態役を見事に演じておりました。そうか奥さんが好きで助けたくて、でも脅迫で言いなりにできることが嬉しかったのね……キモ(><)
 盗聴発覚の発端は、初対面の犯人が犯罪学者火村と小説家有栖をわざわざ名指しして間違えたこと。火村の声を知っていたなと。その前日の殺害現場での会話は確かに
「(彼の)自信作です」
「さすがエキスパートの先生だ」
等々と火村の発言が不自然で勘違いを誘うものでしたけどね。准教授なら公人で大学HP等あちこちにがっつり顔写真公表されますし、作家も覆面で活動してない限り顔はわかる職業なのに迂闊! まああの犯人なら、二人から自己紹介をされていても、うっかり「え?逆でしょ?」ぐらい言いそうw 
そして、有栖は作家に見えないのではなく、学食で女子大生が品評していたように学者関係にも見えませんw

そんな二人の「お前が犯人だ!」タイムは、相変わらず警察抜き。見晴らしのいいテラス席で、犯人が飛び降り自殺でもしやしないかとハラハラしましたよ。前回のようなふてぶてしい犯人ならともかく、認めちゃうタイプは窮鼠に転じがちですからねえ、死なないまでも逃亡の恐れもあるでしょう。もっと逃げ場のない場所でやってほしいものです。

そしてまたラストに謎の美少年&シャングリラ十字軍。どうでもいい。ただ、火村がシャグ十に面会してたのが新たな流れです。
くんくん「私と同じ匂いがする」って、物理的に嗅いで感じる匂いじゃないと思うのですがw


「紙の月」最終回 ☆☆

そういえば最後の感想を書いていないのを思い出しました。

自分を愛するべきだった
と独白しながら逮捕されに行く主人公。 


子どもが居たら。
君が必要だと、もっと早く言ってくれていたら。

赴任に同行していたら。
嘘を重ねずに見栄を張らずにいたら。
いろんな分岐点があった筈なんですけどね…。

横領発覚後も妻を見捨てない旦那さん。その覚悟にはほろっときましたし、愛人だった若者に会いにまで行ったのは驚きましたが。その愛人は別に不幸になったわけでなく(彼には賠償責任ないんだろうし)ぼやっとした対応で、まったく溜飲が下がらず困ったものです。

同級生たちの金問題への決着も、まあそんなものかなあとぼやっと。


ヒロインがついに死のうとはしなかったことは良かったのかも。
このもやもや、原作小説でも読んでみたらいいのかなあ…。


「紙の月」4 ☆☆☆

大学辞めちゃってたのか!


家に行きたい、一緒に料理したいと言われて本当の家に連れて行くわけにいかず。豪華なマンションなど買って若造に与えてしまうヒロイン。そこに置く家具も小物もいちいちオシャレで値が張りそうなものばかり。浪費果てしないですね。

それに見事に応えて勉強も映画もやめ、あくせく働くなんてくだらないと言い放つ様になってしまっていた若造は……他に若い女がいたのね。一緒にいて自然な同じ年頃の若い女が。あーあ。

「いつからこんなふうに」

って、貴女がせっせとダメンズに育てたくせに……(><)


まだまだ返すつもりで集めていた「借金」も、突然の500万円定期解約で一気に、架空商品を売って消費者金融にも借りての自転車操業に突入……。


どうしようもないどん詰まりの中、ヒロインが堰を切ったように泣き始める場面が圧巻でした。

すごいや原田知世。

冨士真奈美の痴呆マダムに娘に間違われ罵倒され

「それにひきかえ梨花さんは優しくて、きれいで、天使さま」

でもその天使の顔で貴女の金を盗んで騙しているんですよ……。


そしてお友達の家庭/親子関係も、金を軸に歪んでいきます。ないのにあげすぎても、あるのにあげなさすぎてもダメなのねお金は。


来週はやっと横領がバレて右往左往の展開になるようです、ワクワク。

可哀想な旦那様より、若造光太に責任が降り掛かって破滅して欲しいのですが無理なんだろうなあ……。


「紙の月」3 ☆☆

ダメンズはこうやって育てられるのか、と納得。

若造との愛欲にふけるより、散財と金策に重点があるので懸念していたよりは気持ち悪くなく見続けています。


無理にゴージャスを装い続けるヒロイン。

いやいや、パートの仕事中に出会ってるのに。それを忘れて「旦那さんは大富豪かなんか?」と言ってる若造もバカですが、そのバカをたしなめもせず

「アムステルダムに行くお金なんてないよ(チラッ)」

の猿芝居だけで、言われるままに渡航費を出しちゃうヒロインも大バカです。元はといえば、実の祖父が学資も出してやらないから…というのがヒロインのいい分でしたけど、この様子ではケチだからじゃなく本当に金を渡してはだめな人たちだから勘当されているのでは…。


しかもその、援助する相手に感謝も成長も求めない体質って学生時代からだった様子。だめだよ、その施しは相手をダメにするよ。

もう、彼が最初からタカリ目的で口説いたのかはどうでもよくなってきましたよ。食費が浮けばラッキーぐらいかもしれなかった若造に、湯水のごとくゲンナマを与えたのはヒロインなんですから。


全能感。

彼女が金で欲しかったのはこれだったのかと気付いたもの。

他人に必要とされていないと思っている彼女のその渇望も、旦那(光石研)との揉め事も、この夫婦に子どもがいたら表面化せずにさらっと過ぎたのかなと1、2話あたりでは思っていたのですが。この様子を見てたら育てちゃいけないひとかも…。


それに子どもがいる元同級生達もちっとも幸せそうじゃなくて、ある意味公平です。

そうそう、上海から突然帰って来た旦那さん。
いくら自分の家だからって、サプライズ☆は迷惑だよーと呆れていたら、更に当然の様に夕飯を支度する流れで驚愕でした。
疲れてるかもしれない、冷蔵庫が空かもしれないって想像できない人なんだ。空港で弁当ぐらい、むしろ2つ買ってきて、一緒に食べよう、いえいえ私が作るわって流れならともかくも。

…でもそんな気の効かない旦那でも、奥さんの犯罪発覚後は左遷されたりしているのかもと思うと可哀想ですよね。 


止まらない横領、さてどんな風にバレるのか…。

「紙の月」1、2 ☆☆

気持ちが悪い。


主婦が1億円を横領して失踪したところから物語が始まります。

何しろ演じるのが原田知世ですから

清楚で真面目。

学生時代にもボランティアや寄付をしていた様な娘さんで、若い男に溺れて貢ぐ様なキャラじゃないんです。戸惑う旧友達(水野美紀、西田尚美)、逃亡先のアジアで来し方を振り返るヒロイン。


銀行系のパートで老人のお金を預かって、記帳したり定期預金を開設したり。そのついでに世間話につきあい、お茶を入れたり一緒に財布を探したり、気に入られてセクハラされたり。どんなお誘いも初めはきちんと断って、信頼を深めていくヒロインなのですが…。ちょっとだけ、と手持ち不足の代わりに預かり金を支払った、とある日。それが転機か…。


と、金の話だけの頃は良かったのですが、セクハラ老人(ミッキーカーチス)の孫(満島真之介)が出てきたあたりから見事にうさん臭くなりました。

私は誰からも必要とされていない、と独白する女←この辺も既にもやもや。

そんな彼女を理想の人だ素敵だと褒めそやす若い孫息子。こいつが、いざ一晩を過ごそうという時もおずおずと手を伸ばし、そーっとそーっと触れて来るところが…

何故かもう気持ち悪くて気持ち悪くて(><)


男が押し倒して来て流されたとか、奥さんも積極的だとかならまだしも、大事にそーっと触れ…るぐらい大切な相手なら、不倫なんてしてんじゃねーよってことなんでしょうか。2人の間に燃えたぎる情熱は別に感じられなくて、事後にも彼女が感じるのは「自由」と「全能感」。恋心じゃなくて打算で寝てる感じだからなのかな、気持ち悪いのは。

ドラマでみる不倫なんてよくあることで、もっとガツガツしたヒロインなら気にならないのになあ。


その後、さらっと男から借金の話が出て来て。

横領までして工面すると、実はもっと額が高いってことになり。

更には、はした金なのよってポーズの為に要らない散財までして←これが一番不可解。男を惨めにさせないためだろうけどさ。無駄無駄無駄。


あとは、若い男は本当に好きで年増とおつきあいしているのか、ただの金づるだったのか。そこだけが気になるのですが、さて。見続けられるかなー。

「IS 男でも女でもない性」〜4 ☆☆☆

「私もISなの」

3話終わりでこれを聞いて、どひゃーとひっくり返りました。

ハルだけでなく、あの不思議ちゃんもIS!!

まあ2000人に1人ならそれぐらいの頻度で遭遇しても不思議じゃない筈。でも不思議ちゃん本人がたった1年前に知って荒れてしまっていた様に、隠している場合が多いわけで

「あなたがISだって伝え聞いて」

の情報経路が謎だったのですが、弁護士父の発言で謎が解けました。学校側が言いふらしてたわけですねー、今度そんな面倒な子が入学してくるぞ、と。ここは職業柄、内部事情を聞くことがあるということで納得しておきましょう。

で、その父が西村さん。
こっちの家庭は、お母さんが壊れかけているのも含め、夫婦間の話し合いがされていないのが問題ですよね。


そんなわけで、ハルとなら分かり合えると思っていたのに、両家の受け入れ方の違いに更に傷つく不思議ちゃん。そのまんまのハルでいい、学校では女だけど家では「お兄ちゃん」と呼んでる、というあの家族の方が確かに珍しいんでしょうけど、双方両極端だから……。


心揺れるハルの前にまた現れる先輩(井上正大)

男同士の友情じゃなく、ハルを女の子と思っての恋心がすくすく育ってますけど!!この人が良き理解者になるのか、もしや敵になってしまうのかと思うとハラハラです


啓蒙な部分だけじゃなく、ある意味究極の自己肯定をめぐる青春ドラマでもあって、地味ながら楽しく見ています。前にも書きましたけど、周囲にバレて云々とかの凄いドラマはなくていいからハルちゃんを平穏に暮らさせてあげて欲しいです〜


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「ギネ」〜8 ☆☆☆

ずっと観ています。

例の総菜屋のおかみさんが、出血が止まらない遺伝性疾患をもっていたことが判明(娘の怪我や、柊の元夫が関わってくる展開には引き込まれました)。となると裁判的には不可抗力だったとなるわけですが、そもそも金が欲しいわけでもなくただきちんと謝ってもらいたかったご主人にとってはそういう話じゃないはずで。

ぎこちない柊の謝罪はきちんと彼に届いたのでしょうか。

「娘の笑顔のため」とかもごもご言って訴訟を取り下げるのでは、同じ疾患を持つと分かった娘さんが罪悪感を持ってしまう気がして微妙。あのどこでも母自慢をやらかしてこの前泣かされたあの柊の息子に、今度はちゃんと優しく出来るんでしょうか(それでも、「あんたのママは人殺しよ!」とかよく言わずに我慢した、偉い!とは思いましたが。)

1話でキラキラしていた玉木くんが、疲れたおっさんになって尻に敷かれているのになんだかな。院長令嬢の婚約者でUCLAに留学ですか。個人病院を経営している玉木父には、嫁が助産師より院長の娘だった方が大喜びなのかなー。

子宮全摘の女子高生も、今頃また現れて「あの時のピースの意味」とか聞いてくるし。玉木くん大変です。
うっかりピースを返したのはそりゃ無神経だけれども、無反応で逃げてたらそれはそれでやっぱり、励まさなかったことを恨まれたはず。関わった時点でもう、刺されることが決まっていた様なものですね……でも、それを警察沙汰にせずに治めるのが本当に彼女のためなのか??少なくとも親に位は知らせないと、次に何をするのやら。

とかとか。

また出た障害児の出産と両親の納得の関連や、ガン治療と出産を両立出来るのか?と、どれか1つでも充分深い問題を次々に提示しては流しながら充分面白く、目が離せません。それだけに、盛り込み過ぎなのがもったいなく感じます。
柊の信念が周囲と対立するキャラであることは設定として重要なのですが……初期にあれだけ変人に描いたり途中でブチ壊れたりする必要は本当にあったのでしょうか。柊先生があそこまで変でなかった方がずっとスムーズに話に集中出来たのに。

ええと、当初は勝手に、柊先生がここまで壊れた原因の過去の訴訟が明らかになる話だと思っていたのですが、全然違ったのでいったい最後はどうなるんでしょう。学部長夫人の出産までは多分描くとして、24時間保育園が出来た病院で笑顔で働く柊那智……って、ハッピーエンドですか?(違)
1話の双胎間輸血症候群の親子でもまた出てきて、柊先生のおかげで幸せです!とかあの父親が言ってくれたら締まるんでしょうか?でも誰も覚えてないよね。 

玉木先生の婚約は壊れそう……。 

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「ギネ」4 ☆☆

母体死亡は10万件に7件??
日本は諸先進国の中で出産時の母親死亡率がトップだと、英国でそういう論文を書いていた友人に脅されたことがあります。かれこれ15年は前かなー。それから日本の医学が進歩したのか、これがその多い数字なのかどっちでしょう。いざというときは母体優先だしね(また産める、と理屈でしょうか)

ずっと不吉なフラグの立っていた総菜屋のおかみさんが壮絶死を遂げられました。で、主治医が壊れちゃ駄目じゃないですかーッ(><)
産婦人科が過酷だとか、指導医がどうしたとか全然関係なくなってきちゃいましたよ。ウヘア。

徳本家は可哀想です。
嬉しいはずの赤ちゃんの退院が、妻の出棺と同時だなんて。競って赤ちゃんの世話を焼いたはずの長女も抜け殻の様です。なのに、家事に育児に葬式の準備にと、徳チョビさんは悲しむ暇もありませんよ。深夜にやっと泣き崩れるところは、涙無しにはみられない……はずなのですが。
ドラマの矛先がそれていて集中できませんよー。要らない帝王切開をされそうな患者さん、逃げて、超逃げてー! って、何それ、医療ホラーですか?

なすすべもなかった死にショックを受ける主人公と、早く母体の死亡例を体験できて良かったというもう1人の研修医。こういう対比は面白くて、いっそ柊パーツなしに、普通の指導医と2人の研修医の話がみたかった気がしてしまいます。

見るのやめるほどつまらないわけじゃないだけに、モヤモヤ。

「白夜行」最終回 ☆☆☆☆

 なんて見事に救いの亡いことに。

・・・いや違うかな。だってすべてを知っている笹垣(金八)が生き残ったものね。

 赤ん坊が生まれたのを知って、なお死を選んだ亮司。それって、母親と当の赤ん坊にとっては非道いことだけど、もしかしたら彼も
「ちゃんと伝えてやる」
と言ってもらっちゃったから安心して死んでいったのかも知れないです。その前に笹垣を刺してもとどめを刺さなかったのも、彼がいれば雪穂は大丈夫だと思ったのかも

 初めはただ可哀想だった子供2人が、だんだんと人非人2人になり、結局バカ2人になってしまって。それでも
『雪穂のために』
先に死んでいった亮司は、後にのこった雪穂がどうすると思っていたんだろう。
 あらゆることをゆがめて、
『亮司のために』
雪穂があんなウソをつくとは思っていたのかしら・・・・・。

 死人に口なしをいいことに、自分をイイコにして解説していくと事件は全く別の顔に。
2人で手をつないで自首していたら雪穂の罪ってほとんど教唆や幇助で大した刑にならなかったかもしれないのにね・・・。
 店も財産も無くして廃人同様って。結局亮司の償わなかった罪までかぶった様になっちゃったじゃありませんかー!

 彼女にはお金だけだったんだから。亮司の他にただ一つ信じられた、金さえ無くすなんて可哀想すぎました。

 それでも最後、日の光の下亮司Jrの手を握ることが出来た雪穂は幸せなのかしら・・・・・。
薬剤師の彼女と雪穂はどんな話をしたのかしら、しなかったのかしら。その後関係は続いたのかしら行きずりだったのかしら。いろいろ想像がふくらみました。
 いつもの暗い歌声にのっていつものエンディング、本棚で遮られて子供と大人時代をくるくると変わっていく(もしくは変わらなかった)彼らが可哀想でちょっと泣きました。

 で実は、あの指輪が欲しいなーと(ミーハー^^;;;)ちょっと公式に寄ってみたら、DVDには違うエンディングが収録されるとかなんとか。映画でも、カット部分が足されて良くなることは滅多にないので、蛇足なつけたしは止めて欲しいなと思いました。買う訳じゃないけど。

「瑠璃の島」最終回 ☆☆☆☆

 あれ?瑠璃ちゃんのお母さん妊娠は?
その辺、流産でもして男とも上手くいかなくて瑠璃を取り戻したいなんて流れだとひたすら生臭いのですが、深く語られず。ぱいかじ父さんに言われて考え直したってことになってます。
 どっちにしたって迷惑なんだけど(^^;;;)

 6年生2人で、中学校新設はままならず。
川島=高原さんは島を出ていきそうなのに、ワガママ母は相変わらず。

 なにもかも上手くいきそうにない中、島から消えた瑠璃ちゃん。
東京に帰ったかと島のみんなが思う中・・・・。
 行き先は、教育委員会でした!!さすがの行動力!!

 本当は、島に中学が出来なかったら東京に戻る率高いのはいっちゃんの方でしょう??
お父さんと暮らした島じゃなきゃ、母と別れて里子に出てる理由もなし。でも、学校さぼって役所で主張できるのはなるほど瑠璃ちゃん。

 そして、島を離れること前提で卒業式の答辞まで書いたのにギリギリで中学校は出来ました。
・・・あの記者の記事と、瑠璃のお母さんの働きで!

 もお、コブクロの主題歌が何度も何度も流れ、その度にそこがラストシーンみたい。
よーく考えると、瑠璃のいた施設に打診なんて最初にすりゃいい話だし、校長先生に花贈る場面でもいっちゃんはまるきり添え物だし、穴はボコボコ開いているのですが、全てを描こうとして散漫になるよりはそれでいいのかも。

「おとうさん」って初めて言えた瑠璃ちゃん。
どこか海のそばの美容院で働きながら、瑠璃の手紙を読む高原さん。

 どこまでも続く、瑠璃色の瑠璃の海。

 優しいドラマの、素敵な最終回でした。続編なんかあってもいいな。
教師になって島に戻ってくる瑠璃ちゃんと、高原さんの再会と恋(うふふ)

妄想はさておき。瑠璃の島の瑠璃色の海が、永遠に美しくありますように。

「瑠璃の島」3,4 ☆☆☆☆

 ウミガメは産卵するけど、ハブはいない鳩海島。

 瑠璃ちゃんがイイコで、島に養父母に馴染んできていて、海はエメラルドで、毎回見終わってとっても幸せであんまりかくことがありません・・・。

 突っ込むなら、石垣から来た子供達の色白さ??
その中の1人が鳩海島生まれで、自分が離され、結果祖父が孤独に死んだ島に居る瑠璃にむかついた・・・という告白はナルホドなのですが。
 書類を見て「おや、この子は・・・」とか、通りすがりに誰か「**の倅に似ている」とか、そんな伏線はナシですか? 当時はもっと人口多かったのかなー。サスガに全員顔見知りじゃあないくらいには。

 で、夜中島を抜け出そうとする坊主ども。
小西先生には迷惑をかけずに、自分で納めようとする瑠璃。
 でも知らせるべきだった・・・。

 落ちた穴から救出後、「そんなに私が嫌いなの」と見当外れなことを言いだす小西先生。こじれたらどうしようかと思ったのですが・・・抱擁。うんうん、言葉より行動。
 心配したから怒っているんだ、と瑠璃にもちゃんと分かりましたよね。

 小出しな川島情報では、車椅子だった本家川島氏:死にたがっていた模様。
ニセ川島氏が殺したワケでなく、自殺幇助か助けられなかったか、そんなところでしょうか・・・・。

 用務員夫婦に子作り強要の一方で、プーの彼女がつわり。・・・来週は、妊娠や不妊の話になるのでしょうか。
捨てられても同然で育ってきた瑠璃にとって、それってどんな意味をもつのでしょうか。

 瑠璃のお母さんも新しい男の子供を妊娠してたよね。
新しい結婚、新しい出産を前に、瑠璃の籍をぬいて、なかったことにしてしまおうとしていたバカ母。
「私だってお母さんの子なんだよ?」
と一旦は縋りついたのに、結局は笑顔でおめでとうって別れてしまう瑠璃。
 自分のことでは泣けないんだから。
誰かの為に思い切り泣いて取り乱してみたっていいんじゃないかしら。

「瑠璃の島」1,2 ☆☆☆☆

 瑠璃ちゃん可愛い。そして役者。最近の子役は本当に上手ですね。

 「11才をこの島で暮らしたい?」
って、私はオッケーだな〜。ヤシガニつついて山羊食べて図鑑見ながら森歩き、あの綺麗な海で遊ぶ!!
 と、言えちゃうのは都会でしか暮らしたことがないからかしら。

 それにしても、歌舞伎町で酔っぱらいにも慣れていた瑠璃ちゃん。「とんでもない」子供って何するかと思ったら 器物損壊万引きと・・・あひる逃がし(^^;;;) もしや校長誘惑して淫行未遂ぐらい疑われちゃってるのかと思ったぞ。充分、純粋で子供らしい子供じゃないですかっ

 人口が激減、小学校廃校の憂き目に直面する南海の孤島、鳩間島。
そこに都会の問題児を里子に連れてきて起こる物語の数々・・・なんてNHK朝のドラマかと思った触れ込みで、斜に構えてみたのですがとても丁寧なつくり。
 どうしても比べてしまう「エンジン」の子供達が、親に『3度捨てられた』だの『夜逃げで生死不明』だの華々しく不幸(?)なのに対し、ヒロイン瑠璃ちゃんのお母さん(西田尚美)は健在で・・・・でも、目の前の娘が望むことが何一つ出来ない人である現在進行形の不幸。
(そういえば、瑠璃という名前。いかにも若い親がつけそう)

「親なら、行くなと言え!」

「どうして泣くの?」「お前が笑っているからだ」

泣かせどころも心得ています。
2話でも、別の里子を捜しているんだろう・・・と瑠璃ちゃんに思わせておいて実は、里親さんたら瑠璃のために負った負債返済の為に現場で肉体労働ですよ。感激しちゃうじゃないですか。

 なんていうか、実の親に育てられていたらなんとも思わずに受けている世話、食費、居場所、愛情といったもろもろを、差し出されても拒む程傷ついている子供がそこにいる、それだけでもう涙もろくなっちゃう子供好きな私。

 更に、そんなイイ話の連続だけじゃないサービス満点。
島に渡ってきた謎の男:竹野内豊くん。名乗っている名前も職業も、もう死んだ男のものらしいですよ。東京でいったい何が??
こちらのサスペンスも小出しで興味をそそります。

 それから、小西真奈美の冷血先生!!
ちょうどパスタのCMでも、ありえないほど傲慢な女を演じている小西真奈美。合わせたようにこんな非道い役を演じて、女優として大丈夫なんでしょうか。でもメチャクチャはまってます(^^;;;)

 来週は、問題アリな実母が島にやってきて・・・・。さてさて。
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