ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

西島秀俊

「警視庁アウトサイダー」1☆☆

 血を見ると白目剥いて倒れる刑事、西島秀俊。でも相棒役の濱田岳は仏頂面キープでコメディなわけでもなく、どっちつかずなんですよねえ。

 本庁のマル暴=組織犯罪対策部から所轄にトバされてきた架川(西島秀俊)は、ベテランなのに問題児。所轄のエース蓮見刑事(濱田岳)が穏やかに説得中の犯人を問答無用でぶっ飛ばしちゃう。でも無茶する割に有能で、蓮見の言動の些細な齟齬を見逃さず、彼が実は『蓮見ではない』事実に辿り着いてしまいます。
 その瞬間、架川に銃口を向ける蓮見!

 ……この2人どうなるの?
って予告ではそのままバディで捜査中でした笑

 家庭の事情で一度辞めた警察に、経験者採用制度で復帰している蓮見。そこでなりすまし、何やら恨みを晴らそうとしている様ですが……よりによって警察官のなりすましって可能?
古い集合写真の蓮見が別人な件は写ってなかったと鑑定されちゃった様に、大胆すぎて逆に見過ごされたのかも。そして同期がやってきたら、とりあえずサクッと殺しそう。

 あと事務がしたいのに刑事にされて嘆く警察幹部の娘水木(上白石萌歌)も加えた3人のチームになる様なんですよ。
 初回拡大版にされてたら多分見なかったので、宙ぶらりんで切ってくれてありがとうではありますが。これってチーム完成したところから始めちゃえば良かったのでは?

 

「シェフは名探偵」〜最終回 ☆☆☆

 大団円。

 ずっとガタガタさせてたスツール、お父さん(吉澤健)との思い出の品だったんですね……。ついに壊れて、何も知らない高築くん(濱田岳)が処分しちゃったところで失踪父の行方判明〜って、間が悪すぎ! ジャーンって手柄顔で新品の椅子出したのに、どこに捨てた??と走って探しに行かれたら辛すぎるでしょう…
「気にしないで」
って言われてもw  無理w
 もちろんこの優しい世界、皆で探し回って、ちゃんと補修までされた状態で発見されますけども。最悪スツール本体はなくたって、あの入り口の「パ・マル」のマーク、座った子が料理するシェフを見ている図で十分に三舟シェフ(西島秀俊)の気持ちは伝わったと思うんですよ。
「生きてるかどうかだけでも、教えて欲しかった」
のは、ほんとそれな、と思いましたけどw  大事な店を人手に渡してしまったお父さん、合わせる顔もなく魂抜けたようだったんでしょうねえ……。それがついに並んで料理して、今作っている野菜を「パ・マル」で使って欲しいなんて話まで出来るって幸せです。

 ラスト2回は、どれも失われた絆を取りもどし誤解を解いていく物語。
パピヨン教授(山本耕史)の愛しい人は動画拡散で見つかりw
亡父が遺した鳥模様の可愛い鍋は、乳製品抜きの料理をパン釜の余熱で作る=乳製品アレルギー持ちでパン職人の娘(奥貫薫)と一緒に料理するためのもの??
そして、昔ながらのパン屋「ブラン」のすぐ裏手に開店する本格フランスパン&カフェの店長は、実は「ブラン」の娘?? 「メロンパンなんて!」と庶民派パンを絶対にメニューに入れないその心が、蔑みでなく両親の店を守りたいからだったなんてさ、分かりませんよ〜。
 娘なんです、の告白も大事ですが、オーナー(佐藤寛太)も。両店競合しない、と調査済みなら双方に伝えておいてよー! そしてカフェの名前が、「白」の意の「ブラン」と繋げて初めて「白地に赤い水玉」と完成するとは。アイディアに感心すると同時に、フランス語の厳密さにびっくりでした。え、地色を必ず言わなくちゃ模様を言えないの??

 みんな仲良し、料理は申し分なく美味しい「パ・マル」
フランス料理にしてはリーズナブルだそうで。私も常連になって、何かあったらカウンターであからさまにため息ついて。イケメンシェフにヴァンショーを奢ってもらいたいです(赤ワインに入れて煮込むハーブをみつけて作ってみましたが……味の正解がわからずw)
原作もまだ続いているようで、ぜひパート2を。出来れば、謎を解くようになったきっかけの事件など見てみたいです。その時もタイはいじっていたのかw

 終わってみれば、このドラマ1番の謎は、若くてチャラいのに商売上手らしいオーナーの正体でしたね! 

「シェフは名探偵」〜5 ☆☆☆

 殺人の起きない推理もの、楽しんでます。
時に考え過ぎ、時にプライバシーはどこいったってなりますけども。多分三舟シェフ(西島秀俊)は当たり前のように日々全てのことを推理しながら黙って暮らしていて、誰かが困ったり尋ねたりしてくるから親切に(お節介にも?)教えてあげているだけ、と思えば。
料理は毎回とても美味しそう。町のフレンチ「パ・マル」行ってみたいです。

 毎回ちょっとした謎が解かれ、ヴァンショー(ホットワイン)を飲んでほっと一息。1話完結ですけれど、一応各話をつなぐ縦糸としてちょいちょいシェフを訪ねてくる美女(橋本まなみ)あり。シェフがフランス修行中に失踪した実家のお父様を探す探偵さんだそうですよ。
 でもそれがなくても、シェフを始めスタッフの魅力でずっと見ていられますねえ。強面スーシェフ(神尾祐)は奥さんと喧嘩して出ていかれw ソムリエ(石井杏奈)は転勤する恋人を追って退職……したもののすぐ戻ってくるまで、ヘルプのオーナー(佐藤寛太)が使えなくて店内大騒ぎ、などなどスタッフ絡みの謎やエピソードの他に、新入りホール高築(濱田岳)はすぐ三舟シェフに不信感を抱くんですよw
曰く、客の言い分や、同業者の声高な『料理人のプライド』を躊躇なく受け入れる姿に
「え、この人結構いい加減。プライドないのかな」だのw
曰く、ソムリエ退職を引き止めもせず。戻るのもあっさりOKと聞いて
「僕を雇ったのも、誰でも良かったんですか??」だの!
もちろん誤解と分かって納得。自分の料理に誇りを持ち、近所に新規オープンする店も褒め称える心広いシェフが、家族のように大事にする「パ・マル」を高築もその度に深く愛するようになっていくわけなのですが。「店が大好き! な割に、毎回簡単にガッカリする高築くんw  それも愛ゆえだとしたら、この人に愛されるの面倒くさそうだなあと、5話の独白「もし僕が結婚したら…」を聞きながら思うのでした
 
 ちなみに、ソムリエ嬢の恋人も女性。セリフだけで相手は登場しないのにその設定で、知らされても驚きすぎず流されていくの、今時ですね。
逆にその分『スタッフが全員女性』がコンセプトの店に、音信不通のパティシエ(イシヅカユウ)がよこしたマカロンのメッセージに寄せて『元々は彼女は男性なのでは…』の推理は、アウティングかつ余計なお世話に思えてなんだかなー。 じゃあ雇わないと決められても責任取れないわけで。

 印象に残った話としてはパイ二つ。
 誕生日を1日間違えられた上に「特別」と念を押すカスレも不味かったと冷めて家を出て、以後2度と会ってない話はそれをエッセイで発表し代表作になっていることも含め切なかったです。実は本命は翌日のフォアグラ料理だった筈……(そのフォアグラを取られたガチョウの肉で作るカスレだからちょっとパサパサって、そこは恋人も説明してw)
スーシェフのデザートパイの思い出はw   仕掛け人形で歯でも折ったかと思ったら、まさかの丸呑みとかw  奥さんを他の男に渡さないためのど根性w   

 ここから、三舟シェフ自身の謎と。高築くんの謎もあるかな。原作が溜まれば、いくらでも続けられそうですね。
 

「シェフは名探偵」1 ☆☆☆

 タイトル通りw
街のこじんまりフレンチレストランを舞台に、お客様の悩み事あれこれをシェフの三舟(西島秀俊)がズバッと解決です。

 客の好みや体調を把握し、リピーターなら以前の注文や同伴者の違いも参考にしつつ。間違いなくオーダーをこなすためには……確かに記憶力と観察眼は大事でしょうねえ。そこに生来のお節介が加わるとw
 くたびれた営業マン高築(濱田岳)が、失職したばかりと見抜いて
「うちの店で働いてください!」
と電撃スカウト!これは双方win-winでマシな例ですね。
 本当に働き始めた高築は、シェフの謎解き癖に連日振り回される羽目になりますよw

 例えば、偏食の常連粕谷さま(奥田洋平)
連れの女性(が、妻でないこともシェフだけがお見通し!)が
『奥様から粕谷氏を奪い取ろう」
と決心した瞬間を、なんとシェフは察知w  わざわざ呼び止めて「それは応援出来ない」と忠告するって普通じゃないでしょう。  そして予言通りお断りされ、泣きながら文句つけにくる女性もアイアンハートですw
理路整然と推理を語る三舟シェフ。ド偏食の夫のため、あえて下拵えをせず臭みえぐみを残して栄養優先料理をする奥様、と。果たして正解なのかは三舟夫婦のみぞ知るわけです。
(回想では奥様から秘書嬢に「食べて」と勧めていました。一般的に不味いと承知で、説明もなしに? 実際は秘書が勝手に食べたのか。それとも夫に馴れ馴れしい女に嫌がらせだったりしてw)

 また、チョコレート店の店長(玉置怜央)は冷酷なのか?
入院中の母を見舞いに来て、と泣く妹さんに、店の詰め合わせセットが素数=分配に必ず余りが出て、世の母親がつまめる、を例に『店長はお母さん想い』と断言するシェフw  
ちょっと苦しいけれど、まあいいか!

 取り乱した客は、カウンター席にご案内して、ホットワインを勧めるのがお決まりのコース。それに慣れてきている高築に、クスッと笑えます。
 そういえば彼のスカウトも、ホットワインを奢られながらでした。
泣いてはいなくても、リストラされて、思い出の料理を食べにきて
『思い残すことは何もない…』
の独白。てっきり自殺の決意でも見抜いたかと思っていたのですが。
 なんとスカウトの本当の理由は! ラーメン屋のバイトで、10人もの同時オーダーを見事に捌く彼を見たことがある、と。いやいやいや、学生時代ってひと昔は前では??  ここでも驚異の記憶力を披露する三舟シェフなのでした!
 しかしこちらの脳は衰え気味w
正直、粕谷氏とチョコ店長を旦那が混同してました。有名ゲストを使わないなら、もう少しハッキリと服装や体型に違いをつけてくれると助かります。これからもきっと毎回、事件は複数ですよね。

 お茶目なソムリエ(石井杏奈)と強面スーシェフ(神尾佑)が、高築と絡む掛け合いも楽しいです。
時折、繰り返す演出は謎。大事なことだから二度と言うのかなw

「きのう何食べた?」正月sp2020 ☆☆☆

 タンクトップで料理する小日向さん(山本耕史)でもう、お腹いっぱいw

 ケンジとシロさんが帰ってきた!
のっけから、憧れのアイドル三谷まみ(宮沢りえ)に会ってポーッとするシロさん(西島秀俊)だの。彼氏で~すと三谷まみにぶっちゃけるケンジ(内野聖陽)だのw 微妙なヤキモチが可愛らしいです(^^)
でも、その三谷まみを紹介してくれた小日向さんと恋人ジルベール(磯村勇斗)の関係ときたら。常日頃からわがまま放題受け入れ放題。

映画デートのドタキャンは酷いかもだけど仕事絡みなのにw 潮干狩りの土産もあるのに「海臭い!」家に砂を入れるなとトイレも寄れずに追い出されるってw

『簡単に手に入るものは、大事にされない』
というジルベール哲学に基づく計算と甘えと…やっぱりお試し行動もあるよねえ(^^;;;)  珍しく料理(小日向が準備した出汁や取り寄せ高級食材を無駄に使ってw)して、いっそ食べ残しを床の皿に入れて食えと言っても小日向さん食べそうなのに、ちゃんと一人分鍋に残した上にテーブルセッティングまでしてあるじゃないですか。なのに不必要に脅し言葉を重ねるジルベール。小日向の嬉しさのあまりの絶句に怯えて怒り出すなんてもう、案外自信ないんじゃないの、可愛い~w
そんなジルベールのわがままを、自分1人でがっつり受け止めたいんだそうですよ小日向さんは。はいはい。


 といった大騒ぎな恋愛もエピソードとしては楽しいですが、やっぱりこのドラマの肝はケンジとシロさんの落ち着いた関係。黙って『ふたりの老後』を考えていたりw 2人で食べる夕飯、相手を思いながら料理すること、たまに交代したら
『普段はこうやって自分を思いながら料理しててくれたんだ』
と胸ときめかせること(^^)   素敵ですよね~。
 3万円の傘、高いけど。弁護士さんならそれぐらい持って箔付けて大丈夫だから!むしろ失くす方が心配ですが、そこはシロさんだからきっと大丈夫でしょう。相合傘で歩きたかったんだ~、だなんてケンジの願いはいつも手が届くところにあって、可愛いよね(^^)
料理好きの息子にどんこしいたけの贈り物、こんなものしかと繰り返す母に笑顔で謝意を伝える場面も良かったです。少なくとも、ツボ買って「これで嫁が!」と言ってた頃よりずっとw

 毎年恒例のスペシャルになってくれたら嬉しいです(^^) 

「きのう何食べた?」~最終回 ☆☆☆

 最後のハグで萌え転がってしまいました! キスとかラブシーンとかじゃなく、万感の想いを込めたあのバックハグで(しかも髪切ってる最中w)いいの。ああ幸せ。

 クリスマスにはジルベール達を自宅に呼んで、思いっきり指輪をひけらかすケンジw サッと顔色が変わって、以降不機嫌なジルベールと何も気づかない小日向さんw そういうところだよw でも逆にそこがいいんでしょうねえw

 お正月はシロさんの実家に呼ばれるケンジ。ガッチガチw

普段の内野聖陽なら鉄板で似合うはずのトレンチコートが、何故こんなに借り着の様になるの!そしてぎこちない筧両親(お父さん、手術で激しく面変わりされてw)、なんと『どっちが女装するのか』が大問題だった様ですよ。いやいやいや…女装の必要は……orz でも、とりあえず『息子が女装じゃない』とご安心なら、誤解はそのままでいいのかな(^^;;;;;;)

 そしてついに、近所のカフェに連れ立って行ってくれる様に変わったシロさん。
「もう、いいかなって」
うん、もういいよ。外野には小さな小さな変化でも、二人には大きな幸せ。末長くあの街で、特売に喜びながら暮らしてください。

「きのう何食べた?」~9 ☆☆☆

 毎回楽しく見ています。
ご近所奥様の視聴率が高くてびっくり。そしてみんなケンジが好きw いやあ可愛いですよね!あの内野聖陽が……とギャップでひとしきり盛り上がりますw

 しかしケンジの奥様人気は、何よりあの褒め上手ゆえだ思うのですよ。
まず献立を聞いて「うわあ大好き!」
手伝うよ と声かけてくれて、料理が出てきたら見た目でも一言。食べて絶賛&的確な感想! 「甘塩っぱくて美味しい~」「ふわふわ!」などと、ほぼそのまんまなことが多いですが、それがいいの!分析なんかされたくないの! もうホント、これから他所で手料理をご馳走になる機会に恵まれたら、全力でケンジになりきってほめまくりたいと思ってます。
 更に、シロさん作り置きの朝食を一人で食べながら
「俺、すごぉぉく愛されてる!」
と自分を抱きしめて感激するケンジ……! こ、これは、自分の料理にはハードル高いですがw でもこんな風に思ってもらえる様にひと手間かけようかな、と思えますよね!
そこに愛があれば、トーストやお茶漬けさえご馳走に(^^)

 その上で、結婚という成約がないゲイカップルを、より互いを思いやらないと続かない、脆い反面愛溢れる関係として描いていてキュンキュンさせられるわけですよ~。

 ついにペアリングも買っちゃいました!
きっかけは、友人の結婚披露パーティ。独身と知られ群がられ、立食のご馳走を味わう暇もなかったイケメン弁護士シロさんw 魔除け、もとい女除けに指輪が欲しい。そうだケンジの誕生日近いし~てな思いつきで、感激でむせまくる乙女ケンジとは温度差がありすぎw おまけにシロさん、二人揃って選びにいくのが嫌で、金渡すから一人で選んでこいだの、そうだパーティの時だけ貸してくれたら一つで済むだの、ダメダメな発言の連続でしたけど(^^;;;;;) 案外お店は男同士での指輪選びも慣れた風、お連れ様として丁寧に扱われてのお買い上げ。ケンジはデザイン選びもめ~っちゃ時間かけて楽しんで、腕に抱きついたりしながら刻印決めて、もう幸せそうでなによりでした。
出来上がりの渡し方にもひともんちゃくの末、 ケンジの希望通りにドキドキうふふ演出で渡したらしいのにそこはカットでしたよ、見せて〜w


 もっとも、時々覗く作者のこだわりの強さは苦手で、例えば『各家庭、袋ラーメン定番の味がある』には賛同しかねるのですが(我が家はこの前味噌なら今度は醤油ってなるよ)、まあ『◯◯ラーメンの◯味こそ至高』的なおしつけじゃないだけ良しとしましょう。
月曜夜の癒し、このまま終わらないで欲しい〜。 


「きのう何食べた?」3 ☆☆

 げ、アウティング(^^;;;;)
全力好意だから困るわけで。佳代子家には一度しっかり、職場でも内緒だし、他所で自分をゲイだと話題にするのはやめてくださいと言うべきw

 久しぶりに帰省するシロさん。
背筋がすっと伸びたご母堂(梶芽衣子:目つきの鋭さは母譲りw)からは
「お前がゲイでも、犯罪者でも」
ととんでもない並べ方で母の覚悟を語られてw 父(志賀廣太郎)はフォローしてくれるかと思いきや
「で、どんな女ならイケるんだ」
と別方向に理解がないw 親ってこんなものですかねえ。

 例によって野菜分け分けしてる主婦佳代子さんは、普通に接していられるのは「他人だから」だと言いますが。私は息子がパートナーと幸せに暮らしているのなら、それでいいけどなあ。逆に異性婚だとしても喧嘩ばっかりで荒んだ暮らしされたら、そっちの方が嫌じゃないですか。想像だから言えるのかなあ。
で、ケンジには実家の愚痴を飲み込んだシロさんでしたが。その理由が苦労をかけまいor傷つけまい、と思いやり由来だとしても、言ってもらえないってやはりケンジを傷つけるのでは。ラスト、いつか家族の話をしたいと頼むシロさんに、ケンジはむせび泣いて二つ返事だったじゃないですか……。
 でもシロさん、隠し事してるよね。ジルベールが恋人wの小日向さん(山本耕史)と知り合った事。


 いきなり「この人もゲイなんだよ!」と紹介される無遠慮wしかし、佳代子さん夫の知るゲイサンプルがシロさんと小日向さん(山本耕史)なら、そりゃ、ゲイってイケメンって話になるねと納得w  そして「いつか食事にでも」と、真顔でふるふると連絡先交換をする二人w ね、これを内緒にしちゃうのはかなり浮気心ですよ……。 

 シロさんが作るお弁当が、ただの白いタッパーに入ってるのぞんざいで笑うw 

「きのう何食べた?」2 ☆☆

 ええええ「レイプされる~」なんて場面あったっけ。自分から声かけて呼んどいて、そりゃないよ佳代子さん(^^;;;;)

 てなわけで2話視聴です。
シロさんが女と待ち合わせ?? と、食欲が失せるほど妬くケンジがかわいくてね、もう。そして元カノの店の食パンを買い続けてるシロさんを責めて、店にも行ってきたと今週もペソペソ泣くの、これ女だったらうざいんでしょうけど可愛いんだよねw で、ジャム作るし!でぶっちぎったシロさんに文句いうくせに、翌朝はもうケンジはご機嫌なおってて、むしろシロさんの方が話を蒸し返して
「もうバイじゃない」
と宣言するところ、くすぐったかったですわー。「君が好き」とは言わないんだけどねw

 しかし。冒頭のスイカ問題に戻ってですね。
そこで佳代子さん(田中美佐子)に習ってきたトマトぶっかけツナマヨ素麺を、ケンジが初めて食べるということは。そんな面白とんでもない目にあったシロさんが、その日の夕飯にご近所主婦と知り合った話をしてなかったってことじゃないですかー!しかも、悲鳴を止めるためとはいえ
「僕はゲイです!」
とぺろっと告白済み。次々と帰ってきた家族に「あ、この人ゲイだから!」と、弁護士の方でない紹介されちゃってるというのに、先週はケンジにあんなに、勝手にゲイで男と住んでるとか言うなって怒ってたわけかと。その辺はシロさん、酷いんじゃないですか。

 それにしても現実社会では『ゲイの人となら夜の盛り場にいても安心、と思い込んでたら加害された』という話も。性的に興味無くても、単に加害欲征服欲を満たしたいという場合だってあり、物盗りもあり、ゲイ=安全って図式はどっちにとってもダメだと思うぞ。で、作中でも
「弁護士の筧史朗ともうします」つ名刺
の方が効果がありw
佳代子さんも、自分が包丁持ってるのに! もうすぐ主人も帰ってくる、近所に住んでる娘がしょっちゅう来る、と言葉で牽制する方向もあったのに、スイカを貪り食うシロさんで妄想スイッチ入ってしまうところが、なんというか。カタギじゃない感が滲むシロさんのせいなんですか、すぐ陰謀や暗躍と戦っちゃう西島秀俊だから納得ですが(しかし年齢に関しては、西島秀俊は43歳に見えると思うの)

 ジャム、学生時代よく安いイチゴ買って煮たなー。最近はあの小粒で熟しすぎたイチゴをそもそも店頭でみませんわ。ツイッタのタイムラインがイチゴ煮過ぎてて笑いますw


「きのう何食べた?」1 ☆☆☆

 あの「大奥」よしながふみ原作。ゲイカップル同居&庶民派グルメ漫画がドラマ化です。
ずっと読んでいますが、別にどのキャラに思い入れがあるわけでもなく。例によって大阪は放映が遅いので、絶賛から落胆まで既にいろいろ聞いてからの視聴でした。 西島秀俊のシロさん、内野聖陽のケンジ。うん、いいんじゃないのかな。美容院の店長(マキタスポーツ)の再現度には笑いましたw 逆に、原作まったく知らない派にはキスシーンすらない割に
『どうして僕だけ、一緒に暮らしている人の話をしちゃダメなの』
と中年男がペソペソ泣くこのドラマは需要があるんでしょうか(^^;;;) 旦那の反応が楽しみだったのに、スーパーで買い物する場面で熟睡されてしまいましたよ。

 そんなわけで、主人公の筧史郎(西島秀俊)はイケメン弁護士。仕事もできて体型キープ。定時に颯爽と帰宅する彼が、そのままスーパーの特売をはしご、底値を知り尽くす男だとは、そしてそのお買い得&旬の食材でうきうきと調理した食卓を一緒に囲むのが”彼女”でなくゲイのパートナー、美容師の賢二(内野聖陽)だとは。法律事務所の面々は誰も知らないのでした(^^)

 序盤からタイトル通りの会話がでてくるのですがw ただ話題を変えたかった
「きのう何食べた?」
に、味噌汁の細かな具や付け合わせまで、立板に水で答える史郎に固まる事務所一同w 誰もそこまで知りたくないw そして『料理は彼女さんでなく、筧さんがしてますね』と見抜いた同僚嬢、確かにw でも『高級スーパーで高いオーガニック野菜買ってそう』は、外れなんですよ~。40男の二人暮らし、体型維持と貯蓄のために自炊! 夜のアイスもダメ!それもコンビニの定価でハーゲンダッツ買うなんて!と高給でしょうにみみっちいお小言を賢二に浴びせておりますがw まあ戯れてるんですよね。

反対に、職業がらオープンゲイな賢二はうっかりと、常連客(MEGUMI)の誘いをかわすついでに彼氏自慢。夜のことまで喋っちゃったりして。間が悪く、二人で歩いててその常連さんにばったり。
「この人が…あの…」
とニヤニヤされちゃって(^^;;;) これは賢二も客も流石にマナー違反だろと、実写の生々しさも加わって困った感じでしたが。TVでオネエ系の人が赤裸々に語るみたいに、ゲイのそういうのは言ってもいい風潮があるのがいけないんですかねえ。帰宅後、史郎に怒られてペソペソ泣く賢二。言いすぎた…な顔はしても、はっきり謝ったり抱きしめたりする代わりに、さあ食事にするぞってごまかす史郎さん、不器用なんですw

日々こんな感じで、起きる事件って史郎さんの顧客以外では、友人を招くとか、スイカ買いすぎ問題ぐらいでは。あ、息子がゲイだった衝撃で「勉強」しすぎの筧母が、全方位カミングアウトして堂々と生きろとうるさい案件もありますし。気の重い帰省回はあるんでしょうね。まあ淡々と楽しみにしています。
(筧父役が、急病のため志賀廣太郎から田山涼成に変更とのニュース。ちょっとシロさん父っぽさがアレではありますが。志賀さんの1日も早いご回復のためには致し方なし、お大事にしてくださいませ) 

「名探偵明智小五郎」前編 ☆☆

ご存知江戸川乱歩、レトロ犯罪を楽しむつもりが、がっつり現代に翻案していてそこは新鮮でした。

怪人二十面相ならぬ『ファントム20』はハッカー集団w
ある日メガバンク顧客情報が書き換えられて、戻してほしければ一時間以内に仮想通貨で50億円だか払え……。という要求に乗り込んできた警視庁サイバー部隊の小林刑事(伊藤淳史)、少年じゃないよw そしてデータ乗っ取りの方はフェイクで、騒ぎに乗じて狙われていたのは地下金庫のフェルメール。そこに何故だか老人の変装で紛れ込んだ明智(西島秀俊)は、乱闘しつつも愉快な仲間と連絡を取り合い、絵画を守ると同時に顧客データ暗号化も解いてしまうのでした。誰だこいつは!って、当銀行の上得意様でしたよ。

ここまでは、物珍しさで面白そうかなーとちょっと期待したのですが。続きは無駄が多くて辛かったです(^^^;;;;)
小林刑事は常にカタカナを噛み続け、超天才明智小五郎は小林の名前を間違い続ける……それ面白いの? 明智が私的に雇うチームBD=ボーイズディテクティヴ。少年探偵団の名称&エンブレムをダサいと騒ぐ女(上田遥)は口汚く不愉快だし、カッコイイと思ってる男(大倉孝二)とのやりとりも無駄に長いでしょ。そして、地下アイドルオタクなそいつの推し「まゆぽよ」が、小林刑事の妻(岸井ゆきの)なのね……。小林夫婦や姑とのやりとりもしつこい上に、別に謎解きに絡むわけでもなく(まさか後編への布石?)

あ、明智がお飾り社長の会社を実質経営する妻(石田ゆり子)が、明智の笑顔に「ずるい…」と嘆息する場面は好きですw 自由に生きてる旦那が好きなのねー苦労するよねー(^^;;;;;)

で、メインの事件は元少年犯罪者の予告殺害。
未成年だからと表に出なかった凶悪犯たちの、顔写真と現住所が晒されているマップを、センスがいいと褒める明智w おまけにセキュリティーもきちんとした作りだったらしいですよ。該当者が次々と誘拐され、拘束状態をネット中継。善良な市民の投票で処刑する~という派手な犯罪になったのをあれやこれや解きまして……最後にはマップ開発者をチームBDに勧誘して終わりw そこはなるほどだったんですけどね。全然江戸川乱歩でもないし2時間必要なかったですよね。

西島明智の格闘と、忘れたり思い出す時に踊り狂うCGの龍はとりあえず見所。これだけ生かして、オリジナル脚本連ドラじゃダメなんでしょうか。明智小五郎!と銘うつより、似た名前でオマージュをほのめかしてくれた方が見易いかも…。
異能の西島秀俊と伊藤淳史刑事の取り合わせにドラマ「無痛」を思い出しましたけど、コミカル演技でもちろん別物ですw

「奥様は、取り扱い注意」~最終回 ☆☆☆

私たちの戦いは、まだ始まったばかりだ! 的なw 何も終わらない最終回でしたねえ。それもまた良きかな。

元エージェントの奥様と、それを取り締まる立場だった旦那様。
格闘ができる綾瀬はるかと、格闘ができる西島秀俊が揃った時点でどシリアスで泥の中を這い回る様な諜報ドラマや警察ドラマを作ることだってできたはず。なのに格闘ができて可愛い綾瀬はるかと、格闘ができてカッコイイ西島秀俊が一目惚れをしあって地方都市でぬくぬくと新婚生活を送りいちゃいちゃし、たまに事件も解決する格闘コメディを産み出しちゃうとか、天才か。

我が家では旦那が一番楽しんで見ていました。
私自身は、元AV女優は町から出て行けだ、盗聴だ、レイプだ、主婦売春だと、毎度起こる事件がどうにも生臭いのと、当事者の我慢や解決法がどうにも受け入れ難くてもやもやしていたのですが(ex:夫がレイプ常習犯と確信し、被害者を招き入れ殺させる妻。双方の協力体制が理解不能。自分で殺せない、まだ愛してるとかも無いわー。知った途端に旦那ぶっ刺しそうです私)、毎回のいちゃいちゃと格闘シーンは大好物でした。もっとカラッとした事件を解決ならいいのになあと思うことしきり。

その間も旦那様はずっと、奥様が犯罪解決に関わった証拠を必死に握りつぶして回っては、何気ない顔で帰宅し
「今日は何があったの?」
と尋ね、妻の適当な返事に適当な答えを返していたとはねw それがついにごまかしきれず、もうドイツに行くしか道は無い……んだそうですけどね、スリルと興奮の中でこそ生きてる気がする奥様は、大人しくしているつもりはない様ですよ。

もうさ、ドイツでいいから夫婦で諜報員になってさ。ホームパーティーなど開く傍ら何食わぬ顔で、ホストに気づかれずに悪い奴をギュギュッと捕まえるような町の番人になってくださいませよ。子供の遠足ついでに巨悪をこらしめてもいいよー。
そのうち、日本の国益に関わる大事件に巻き込まれたら是非、映画化で!

「奥様は、取り扱い注意」2 ☆☆

玄関広くてよかったね……(^^;;;)

ご近所案件は元AV女優への恐喝&嫌がらせ。

習い事の目的が夫婦生活の充実とはw
着付け教室から苦情がきそうw それも内心機すならともかく、仲間内で励ましあい、新しく知り合った先輩に秘訣を聞きたがるって、知り合ったら距離置くわ……。まして知り合い出演のAVなんて鑑賞御免、その上ご自宅に押しかけて「観ました!」だなんて鋼鉄の神経、もう訳わからないのですが。その分、町内会で問題になった時にだって、反対意見をバンバン言えるのでしょう。うん。

「男のヤンチャは勲章でも、女のそれは黒歴史」
「女は渋くてかっこよくちゃイケナイのかな」
「所詮かわいい人形でいることを期待されてる」
若奥様たちが口々に披露するジェンダー論も、全編これだったら重苦しいし男性は見る気をなくすでしょう。そこを軽いエロでくるっと丸めて口当たりよく見せる作戦かな、とも思います。

嫌がらせ現行犯を追う夫。ヒロイン菜美が先回りしてサクッと肘鉄で気絶させ、倒れているのを見つけて不審がる夫には『慌てて電信柱にぶつかったんじゃ…』って苦しい言い訳に笑いましたw

捕まえたのは下っ端で、それでも恐喝を諦めない首謀者の態度に決意を固める菜美。探偵社勤めだったからと、もっともらしいことで被害女性(高岡早紀)を言いくるめて要求額を渡させます(私なら犯人とぐるなのかと疑うけどなw)
受け渡し現場で恐喝発言を録音・GPSでアジトも判明。そこで警察に引き渡すのが正しい一般市民かもしれないけれど……奥様は乗り込んでいっちゃうのです。そっちの方が早いしきっちり済むし、とは表の理由でその実、強い自分というアイデンティティを失いたくないのかも。
今回、アジトに家出少女も拘束されていて、悠長に警察にまかせていたらこの娘は何をされていたことかという免罪符をくつけてきて、次の機会にはもう躊躇せずボコボコにしに駆けていくのかもw

菜美は通報だけして去った様ですが、現場に指紋も微物も残ってるし犯人側の口は塞げないしで、以後警察に探されないのかな……。

とりあえずスカッと度は前回より上がりましたね。

「奥様は、取り扱い注意」1 ☆☆

なんと奥様は元諜報員!ご町内の揉め事をスゴ腕で解決だ!

……との触れ込みから、愉快痛快なアクションものを想像していたのに。1話を見る限りでは解決スッキリするまでが長くてイヤンな感じです。
まずはご近所の主婦らしい解決を目指したので仕方ないんですけどね。DV被害者を発見するも、いきなり家に乗り込んで旦那を叩きのめしたらこっちが暴漢ですw まずはお友達になり、やっと相談されても介入は警察を匂わせて旦那に釘をさすことから。すると
「妻には虚言癖があって」
怪我は自分でやったんですって。わーありがちなごまかし方。
でも確かに知り合ったばかりの、時々会うだけの仲で片方の言い分を信用しきれるのか。でも見守っているうちに、離婚を言い出した奥さん(倉科カナ) が旦那(近藤公園)に刺されちゃいましたよ(><)腹に包丁ぐっさりを『転んでうっかり』と言い張れば通るって、病院も警察も仕事しようよー。

そこでやーっと、お助け人の綾瀬はるか見参! 
ボクシングで鳴らしたDV旦那を実践拳法でボッコボコ、わざとトロフィーに向けて頭叩きつけるところなんて拍手でしたね。NHK「精霊の守り人」で修練した殺陣スキルを民放ドラマがこう使ってくるとはw(やられた旦那が警察に駆け込んだら……と、うちの旦那が心配してましたが、あのタイプの男が華奢な美女に負けましたなんて言わないし。DVの証拠映像も出されたくないはず)

ご近所豪邸仲間で、DV被害女性を一緒に救おうとした二人もどんな特技がとワクワクしたのですが、別にハッキングの腕があったり耳が異常に良かったりもせずw 
広末涼子は、やたら上から目線でやる気。もう一人本田翼は、おどおどと出来れば関わりたくない及び腰と分かりやすくタイプが違って、実はこれから特技が出てくるのでしょうか? 双方優雅に暮らしながらも、それなりにマザコンだ育児ワンオペだと悩みを抱えています。2話3話はまずこのお友達を救って解決!になるのかな。
その間、綾瀬はるか自身の旦那(西島秀俊)は何も知らずにいる……はずですが、旦那にも危ない過去がある可能性はゼロじゃないですよね。

メシマズヒロインの、料理の腕は上がって旦那の外食は減るのか。ちょっと間遠な夜の方も(^^;;;;)努力の甲斐はあるのか。後半、追ってきた組織と対決で盛り上げつつ、懐妊発覚、spでは赤ちゃん抱いてアクションだったりしますかねw


「ブランケット・キャッツ」1、2 ☆☆

イケメンと猫。そして家族の物語。パッと見いい話で主人公に不満はないのですが、ゲスト家庭の信条が斜め上でもやもや。これは原作の重松清さんとの相性問題なのでしょうか。

妻が遺した猫7匹の、もらわれ先を探す家具屋の椎名(西島英俊)
でも引き取りたいという家庭は毎度なにか問題があって主人公も巻き込まれ、そちらは解決しても猫は出戻りに……。


1話は、祖母痴呆症の家。
祖母がとてもとても可愛がっていた亡き愛猫とそっくりの一匹を、祖母の一時帰宅に合わせて連れて帰りたい、という若い女性(蓮佛美沙子) 更には婚約者の身代わりに椎名まで借り出されることになりますが……和やかだった食事会も、お祖母ちゃんの豹変で悲惨なことに。
う、うん。
いくら発端が善意でも嘘は嘘ですよね。違う猫を受け入れただけでもラッキーで、そこで止めておけばよかったのに、じゃあもう一つと嘘を重ねるからorz どうせなら素直に「今ケンカしちゃってて」とでも言っておけば……え、そっちじゃなくて? 遠距離に赴任した彼(鈴之助)に向けて素直になって
「今すぐ来て!」
と叫びますか(^^;;;;) そして久しぶりの電話の開口一番がそれでも
「それを待ってた」
と平然と彼も応えますか、しかも出先の仕事中で(^^;;;) ろ、ろまんちっくなのかなこれ。ドン引きなんですけど。まあ結果オーライなようでお幸せにどうぞ。

2話は、父リストラの家。
本当は猫を飼うどころか、一戸建てを売って引っ越す算段なのに
『子供達が欲しがってた』
と謎の頑張りを見せる父親(マギー) 当時なら喜んだでしょうねえ、でも姉はもう反抗期の中学生ですから……見向きもしないどころか、お世話諸注意に逆ギレです。猫の引っ越しには気を使うのに、娘の私がこの家に居たい気持ちはどうでもいいのか、と。
え、中学生にもなって、しかも家族の経済悪化中にそんなわがまま言いますか。しかも買い手さんの内見時に
「この家を飼う人は不幸になれ」
と壁に書いてしまう暴挙。この文言はないわ。売れなかったらもっとお金に困るの、もうわかる年齢でしょうに。
その後母が叱りつけ、父がフォローして仲直りといい話風に進みますが、きっかけは猫の安心毛布を捨ててきたから。弱い生き物を虐めるな、それは正論ですが、そこじゃないでしょ感。他にも怒らなきゃダメなことありますよね。猫を介さないと子供を叱れないって一体。

と、よその揉め事に巻き込まれては、亡き妻(酒井美紀)との生活を振り返って悔やむ主人公。今でこそ立派に世話をしていますが、当時は7匹もいる猫それぞれの名前も知らず、仕事ばかりの自分へのあてつけに飼っていると思い込んでいたんだとか。回想でいつも笑顔の奥さんだったのに、嫌われてる、離婚したいんだろうと自棄だったとは、なんて不幸な誤解。
その亡き妻が大事にしていたバラの鉢を世話する椎名に、ちょっかいを出してはトゲで痛い目にあう幼馴染の獣医女史(吉瀬美智子)……女史ったら口では否定しつつ、椎名が好きなようですが、こんな典型的な死に別れ妻がいては勝ち目がなさそうですよ。

でも毎回猫は出戻ってくるし、このまま一匹も嫁には行かず、逆に女史が転がり込んでもう一人増えましたという落ちにでもなるのでしょうか。

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