ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

藤木直人

「ボクの殺意が恋をした」1 ☆☆☆

 深夜おバカドラマのノリでゴールデンに1時間w 楽しいねw

 育ての親丈一郎(藤井直人)が射殺され、なのにニュースでは事故死と報道されて呆然とする柊(中川大志)
しかも家族同然に家に出入りしていた詩織(水野美紀)が言うことには、丈一郎は警視庁所属の殺し屋で! 自分はそれを監督する係だったと! 容易に信じない柊が見せられたのは自宅の隠し部屋と、そこにずらっと並んだスーツに銃に……(「キングスマン」か!)
 だったら自分が後を継ぐ!
と敵討ちを決意する柊だったが、困ったことにこの男、幼少期よりずっと天才的に巡り合わせが悪いのだった……。

  敵方の殺し屋、と教えられたのは人気漫画家の鳴宮美月(新木優子)
ずっと顔を隠してきた彼女が、突然インタビューに応じ表舞台に出てくるようになったのは何故なのか。
人知れず彼女を殺すため、毒薬を渡されて授賞パーティ会場に潜り込んだ柊だったが、納得がいかないと勝手に計画を変更。丈一郎が殺されたのと同じ銃殺にしようとするのだが、ちょうどいい距離で向かい合えば清掃の人が来た挙句、女子トイレ覗きの変態呼ばわりに!
 叱られて、ちゃんと毒針を使うべくまた近づけば、天井から落ちてきたシャンデリアについ。反射的にターゲットを助けてしまい……(持ってた毒針どうしたよ??)殺せずにパーティは中止、顔は覚えられ、変態ストーカー容疑はそのまんまw
 実は別のベテラン殺し屋も彼女を狙っていたと知らされて、絶対そいつより先に俺が殺す!と、タワマンの自宅に忍び込めば、その殺し屋の芸術的計画とやらに居合わせてしまい、やっぱり反射的に(まあ自分も巻き込まれるし…)爆発を回避!
それどころか転落した彼女をまたつい助けてしまい…、何しにきたか分からない以上に住居侵入! 変態ストーカー疑惑は高まる一方じゃないですかw  え、来週からはアシスタントとして顔を合わせるの?

 丈一郎と柊ののんびり美形清掃業で始まった冒頭はなんだかなでしたが、走り出したら次から次へとツッコむ暇もないおバカ具合で笑いっぱなしですw  警視庁がどう殺し屋を飼ってるのかはぼんやり、敵の殺人計画は、プレゼントのキャンドルを『本人が即日使う』と決めつけるガバガバ。でもまあ、そんな細かいことはいいんだよ!と笑える人向けですねw
 締め切り抱えた人気漫画家が殺し屋もしているだなんて、漫画家の暮らしなめてんのかと思いますけど。本当に彼女が殺し屋なのかもこれから分かるんじゃないのかな?

 養い子柊には裏家業をいっさい気づかせなかった丈一郎でしたが、折に触れ生活の中で、危険を見逃さないよう、対処できるよう、自然に鍛えられていた! という気づきは胸熱。両手で車磨き……「ベストキッド」ですねw 

「グッド・ドクター」4、5 ☆

ネグレクトと過干渉。極端な家族が続きました。

公園で倒れていた幼女。目覚めても名乗らず、警察経由で現れた養母への反応がおかしいと気づいた湊が、幼女をかばうあまりに養母に暴力をふるったと責められるのですが……。
それが虚言とわかるのは良しとして。ネグレクト発覚が日記からとはねえ。しかもそのノート、当の養母が病院に持ってきたんですよ。パラパラとでも見なかったんだ? 虐めてる自覚があれば、バレたらまずいことを書いてやしないか、気になるものじゃありませんかね。
再婚して半年、優しい新しいお母さんが、だんだんと怖くなる過程が的確に綴られています。それを湊がみつけ、高田先生もみつけ、ついに主張先から駆けつけた父親が読む場面では『わたしだけが我慢すれば、お父さんは幸せ』と可愛い声の音読入りで泣かせにきますけどねえ。読むなり激昂、事実確認もせず養母を追い出す様子をみると、万が一にも日記の方が嘘だったらと心配になっちゃいましたよ。そこを、確実に悪いのは養母だよ思わせるための暴力虚偽申告なのでしょうが。
『新しいお母さんは優しくて、お菓子を焼いてくれました』
的ないい子日記を斜め読みすると『たすけて』になるみたいな、自閉症だと気づきやすいトリックはどうでしょう。でも今回の子にさせるには幼すぎか(^^;;;;)

5話では、天才ボーイソプラノ歌手が喉に炎症&先天的な問題が。
これが腕や足なら、折れてても歌えと言いかねないスパルタ親いるでしょうけれど。声を生むのは喉なのに、コンサートの日程優先で健康は知らんって、本末転倒ですよね(声変わりしたら終わりだから、今だけ稼ぎたい……というわけでもなさそうなのに) ずっとつけているイヤホンが無音、と湊が気づいたことから、もう音楽は嫌いだと少年が吐露し、ショックを受ける父親。うわー、シンプルに馬鹿だったんだお父さん。罵倒され続け、喉が膿んで熱が出ても歌え歌えでどう楽しめと。
そのタイミングで、院内学級で合唱発表会。
ソロパートの子が容体急変。無菌室から出られない彼のためにと、ぞろぞろ子供達が楽譜持って入り、マスクはずして歌うってとっても怖い状況ですがw もちろん「いい話」なのでそのせいで感染したりしません! さらにもちろん、天才少年も参加。自分の歌がこんなにも人を笑顔にするのかと、音楽への情熱を取り戻すのでした。

医療より家族問題にスポットがあたりすぎで、飽きてきました……。
湊に画像診断科ってのも適材適所でいいと思うのにな。勧める高山先生も、理由が『自閉症の弟にこんな不幸な事故が』だし、指導医も湊本人の希望優先。子供との接触をゼロにせず、子供のためだよ~と上手く説得する方向になぜいかないのか。一人二人を担当するより、もっと多くの子を救えるでしょうにね。

そして、天才少年絡みで湊もニュースに顔が出て。金をたかりに父親がやってきました。そういう盛り上がりは求めてなかったわー(^^;;;;)

「グッド・ドクター」3 ☆☆☆

泣くでしょ、こんなんorz

受け入れ病院がなく、たらい回しの後に到着した絞扼性イレウスの女の子。既に手遅れの可能性も高い上、先日の騒ぎの責任をとって一番腕のいい高山先生が謹慎中で、本来ならもう手術は無理。それでも助けたい、と反対を押し切って執刀した瀬戸医師でしたが、無念の術中死。医師だって辛いのに、両親に泣かれ、なじられ、訴訟までされちゃうんですよねえ……。ホント間尺に合わないわ。

そんな中、例によって身をよじって
「死んでしまいます」
等と要らないこと叫び続けるレジデント湊くんw 女の子の死後は、治療時に切り裂いた服をせっせと縫い(外科縫いw)搬送時に落としたシールをはいつくばって探し、やっぱりあちこちで怒られ続けです。
特に外科医たちは、医療こそ本分、医療がすべてと説教をしてきて、医療で助けられなければもうその患者との関係は終わらせることこそ美学なようです。でも患者家族からしたら、見捨てられたように思ってしまうこの齟齬。そしてもちろん、自閉症の湊くんにはさっぱり理解できません。

結局、湊から遺族への届け物。きれいに縫われた服と、拾って接ぎ合わせたラジオ体操カードが
『娘が帰ってきた様』
と両親の気持ちを和らげ、訴訟の取り下げにつながるのでした。シール10枚溜まったら、ママとスイカを食べる約束だったんですね。亡くなった日の朝に10枚目をもらっていたのに急にこんなことに。遺影にスイカを捧げ一緒に食べるお母さんにもらい泣きしちゃいましたよ……。
また、手術を嫌がっていた腎臓病の子も、瀬戸先生お手製の手術絵本を胸に「先生が手術するなら」と信頼を寄せます。技術はもちろん優れていてほしいけど、それだけじゃない気持ちのつながりが大事と思わせてくれる回でした。

医者だって、患者を亡くしたら辛くて悲しくて、立ち直れずに現場から去っていく人もいるのだとか。さらにその気持ちを隠していなきゃならないなんて。でも、そう強く高山先生が思う背景に亡き弟さんの存在があるようで……。
うーん、きっといい話になるんだろうけれど辛くなりそうなので元気じゃないと見られないorz

「グッド・ドクター」1、2 ☆☆☆

山崎賢人が……か、可愛い……ゴフッ(吐血)

自閉症があまりに身近で、自閉症のドクターw 診られたくないわw と録画を溜めてましたが、遅まきながら身始めたらすっかり主人公新堂湊(山崎賢人)の応援隊ですよ。

初出勤の途中で事故は、異能ドクタードラマのド定番。湊も、倒れた看板の下敷きになった子を目撃します。
現場には他のドクターも居合わせましたが、小児科特有の注意事項を伝える湊。日用品で適切な処理をし、救急車に同乗しての初出勤〜。「ドクターX」や「医龍」なら自信満々、さぞ賞賛の嵐でしょうにね。新米湊の処置はおどおど、ERからは無断で消え、外科に着けば遅刻だと責められて硬直(^^;;;;) かろうじてネット動画で事情がわかってクビがつながりましたけど、もう可哀想で。
『死にます』
と、最初の処置を全否定され湊に主導権を譲った、もう一人のドクターが例えば同僚だとか。ナース居合わせるとか。リアルで認めてくれる人にいて欲しかったかもしれません。

仕事熱心で、すぐ小児科全患者のカルテを暗記。
正直すぎて『退院できない』とか『死にます』とか、そりゃ普通言わないだろーってこともぺろっと口にしてしまうところが大問題で保護者には嫌われがちですが、どちらも隠すよりきちんと伝えるべきことではあり。保護者だって、うちの子を診るな触るなと初めは言っても、治療に必死な湊に助けられ、結局はほだされてしまうのですよ。
指導医の瀬戸(上野樹里)も、ルールを理解できない湊に指示を無視されイライラ。これは、そのうち慣れて操縦法を覚えるか……諦めるのかもw

いつも猫背で、走る時は腕を振らずに太もも前に手を置いて、チョコチョコ。話しながら揺れてたりと、こういう自閉さん、いるいるw (注:全員そうなわけじゃないですよ) 自己紹介に年齢と住所w 手術中は全身で気を揉み、嫌な話題には顔も体も逸らす正直さw 暴力を振るわれると笑うのは……子供の頃からでしたね。怒っている相手にも笑って欲しいからじゃないのかな。

そんな風で、変、といじめられていた湊を、守ってくれていた優しいお兄さん。その兄を早くに事故で亡くしたことが小児外科医を目指したきっかけなのだとか。

『兄は大人になれませんでした。大人になれない子を無くしたいです』
そういって、全力で治療にあたる湊……デートもゴルフもする他の医者が悪いわけじゃないですが、1話ではゴルフ中の主治医(戸次重幸)待ってたら、絞扼性イレウスの患児死んでましたよね……。2話でも、ほぼ諦められていた赤ちゃんの蠕動や見逃されていた出血をみつけたのは彼の眼力です。
しかし新米で、『今すぐ助けなきゃ』と無理やり手術室に運んできても、執刀はまだ無理。結局、二人同時に手術することになったりと、いつも大変な想いをするのは高山先生(藤木直人)で……これは確かに、殴られておかしくない迷惑具合(^^;;;;;;)

でも『雇うな』勢には反発する高山先生。この先、湊がなにかしてしまったら、採用した院長(柄本明)と高山が職を追われ、副院長(板尾創路)がほくそ笑むのでしょうか。高山先生と同じ匂い(湊するどいw)の理事長(中村ゆり)はどうするのかな。でもそういう権力争いには興味ないので、湊くんがひたすら腕を磨いていけたらそれでいいのですが。

また、養子問題も別のドラマですればいいのでは。

彼氏に逃げられ出産した女子高生は母子家庭で、足を悪くした親は無職。『里子に出せ』と言うのはむしろ順当。既往症があるとはいえ、特別養子(戸籍に実子として載る)の可能性だってあります。なのに
「就職したら迎えにいけば」
と、養育里親制度(将来、親元に戻す前提)を紹介する瀬戸先生。

って、高卒女子の年収相場と育児の経費分かってて言ってますか。親の援助も期待できず、恋人でもできたら……等々、もう医者は領域外でしょう〜。 

「FINAL CUT」1 ☆☆

パルクールしょぼいw

女手ひとつで亀梨くんを育てた母が、殺人犯ときめつけられた連日の報道に耐え切れず自死、したんですと。以来遺された主人公中村慶介(亀梨和也)は、取材関係者とニュースキャスターを恨み続けて早10余年。弁当屋、サラリーマン、芸術好きの青年、告発サイト管理人、警察官と七変化であちこちに潜り込んでは復讐のときを狙っているらしいのですが……。

正直、そんなこと言われても感。
可愛らしいお母さん(裕木奈江)にマスコミが群がって、可哀想ですけども。客観的にどんな事件でなにが疑われ、どれだけお母さんが本当に犯人な可能性があったのかなかったのか。そこをすっ飛ばして、当時高校生だった実子が
『違う、そんなはずがない』
だけ繰り返したってさ。いいお母さんだったから犯人じゃない論はダメでしょう。
もっとも、殺人を強調するあまり幼子の惨殺死体を映すような演出は望んでいないのですがね。遺体の発見現場、アリバイ、そのぐらいはマスコミ報道を通じてでも描けるでしょうに。

復讐もの、というと昨年末ドラマ「ブラックリベンジ」がインパクトあったのでつい比べてしまいます。
あれは夫を告発した記事が捏造、証拠写真も捏造と、悪事がわかりやすかった!今回恨まれているマスコミは、確かに先走ったけれど遺留品もあり、やりすぎただけで捏造まではしていませんよね。キャスター百々瀬(藤木直人)がスタッフにかける超プレッシャーのせいで、被害者より視聴者を大事にしてしまう感は否めませんが……。『印象操作』と非難するなら、こちらも前期のドラマ「監獄のお姫さま」の『爆笑ヨーグルト姫』級に、「逆ギレ園長」とあだ名つくぐらいの罵声映像を流され続けたぐらいのひどさじゃないとねえ。
あれ、このマスコミ慣れ自体が問題にされてますか?

笑ったのは、あんまり慶介がいろんな格好で神出鬼没なもので、終いには旦那が藤木直人を亀梨と間違えたことw まあ確かに似た系統のイケメンですけどw それと警察官は流石にコスプレ潜入でなく本業だったようです。それで姉妹に二股かけてデートして、弁当届けてカメラ仕掛けて盗撮映像を編集と大忙しって暇なのか警察は。
というか、身内に重要参考人だった人がいて警察官ってなれないのでは。万がいちそれまでノーマークでも、赴任当日から未解決事件のファイル広げて、書いてない情報まで披露して怪しい奴が他に、と力説されたら怪しさ満点ですw

慶介がそれぞれ別人として近づいている姉妹(栗山千明、橋本環奈)は、事件当時母に不利な証言をしたそうですが子供だったもんね。言わせた大人が裏にいるでしょう。
ドアの隙間に身体をねじ込む杉本哲太記者。独占取材断らず、受けて思い切り反論すればよかったのに。それとも後日受けたんでしょうか。心臓移植の密着取材が切り貼り編集でねじ曲げられたように、独占取材の切り貼りで益々ひどいことに? だとしたら後出しですねえ。
当時の捜査官、今は慶介の上司署長に佐々木蔵之介。彼は何かを知っているのか。
うーん、2話見ないかも。
やたら同じ回想場面(ドアの隙間の杉本哲太、バスタブを血に染めたお母さん)ばかり入れてる時間があったら、もっといろいろ描くか時間拡大しないか、出来たはずでもったいなかったですね。

「母になる」1 ☆☆

えーっと。
藤木直人と沢尻エリカが一目惚れしあい、出会ってからも何年もかけて学生みたいな恋愛をしたんですってよ。だからどうしろと。この長い長い回想、見なきゃダメですか?  
池に浮かんでた子供のセーター。着てた男の子の生死がどうなのか、ほったらかしのまま見せるにはあまりに陳腐で昭和で辛いです。こんな美男美女がそんなに恋に不慣れなわけないでしょー! それに、これから大不幸が待っていると分かっている夫婦にあまり感情移入したくないですもん。
と、一旦視聴を断念。旦那は脱落(^^;;;)

何日か置いて一応見た続きでは、いかれた学生による誘拐とサクサク判明し、自殺されてしまい子供は行方不明のまま生死も不明。
『いなければ自由に過ごせるのにと、思ってしまった』
と泣く若い母親(沢尻エリカ)には泣かされてしまいました。
でも実は孤独なOL(小池栄子)が拾って育て、なんと10年後にいきなり連絡が……。あの可愛い、たどたどしく喋ってた子が中学生ですよ。綺麗な顔立ちの、ギリ声変わり前の高い声で「お母さん」と呼ばれて抱き合う親子。 毛深くオヤジ臭くなる前にまた会えて良かった……(いや、うちの成人した毛むくじゃらも私には可愛い我が子だけど!)

さてここから、母子の絆づくりが虚しく始まるのでしょうか。最近アメリカでも、新生児室から女児を盗み育てていた事件が発覚し、もう成人している元女児は盗んだ女だけが自分の母だと声明を出していたような。感情の問題だけは、事実やDNA鑑定の結果を見せられても割り切れるものじゃありませんよね。
てか戸籍や義務教育はいったい。

藤木直人とは離婚している様子なことも含め、続きが気になる様な、もう面倒な様な。やっぱり恋人時代や、その恩師夫婦も同じ年齢の子供がいて云々は必要なかったんじゃないのかなあ。


「嘘の戦争」1 ☆☆☆

続編じゃないのね。
あの草なぎ剛が詐欺が似合う役者になるとは、思えば遠くにきたもんだ。親の仇二人組のうち1人をまず破滅させ、もう1人に取り入るまでを一気に描いた初回スペシャル、長くて辛かったですけど見応えありました。

医師だった父の一家心中から生き残り、30年たった今も悪夢にうなされ続ける陽一(草なぎ剛)
実は彼は二人組の真犯人を目撃したのだが、少年の証言は『嘘』だと恫喝され続け、ついに屈して『父がやりました』と言ってしまった。その『嘘』を悔やみ、「俺は嘘は嫌いだ」と折に触れ語りながらも、詐欺師として嘘で稼ぐ日々だったが……。忘れもしないあざを持つ犯人五十嵐(甲本雅裕)との再会が彼を復讐に駆り立てる。

この『嘘』というキーワードがいいですよね。正直一家惨殺って特殊すぎ、どれ程辛くてどれ程許せないことかは、想像するしかないじゃないですか。でもその心の傷を広げる嘘つき呼ばわりや、無理強いの理不尽な悔しさは身近に理解できるのでは。

そんなわけで
☆親の仇1 五十嵐に接触。
実行犯が現在医者なことにも驚きましたが、陽一が真正面から乗り込んで名乗り、お前が犯人だ!とやらかしたのにはもっとびっくり、認めるわけないよねw もちろん算段通り、慌てて共犯者に連絡する五十嵐を盗聴して仇2が業界の大物二科(市村正親)だとつきとめるのでした。
その二科が、生き残った息子<千葉陽一>の動向をネットで調べるとなんと、同姓同名、同生年月日で子供時代の写真は陽一のものな男が嬉々として海外で農業に励むブログにヒットw 日本で脅迫なんかしないだろと信用されず、孤立する五十嵐を陽一が追い込みます。
偽名<一ノ瀬浩一>がハーバード卒でタイやNYにも支店をもつ企業コンサルタントですという、詐欺用SNSはありがちですが、その傍ら本名アカウントでは別人を自分にすりかえておくとは。SNSってこういう使い方もありかと目からウロコでした。

☆女医:二科の娘(山本美月)に近づく為にわざと怪我。
自転車との接触事故。状況説明が不自然と指摘されると、自分の嘘をちょっと認め『実は相手が知り合いで……』とちょっと本当のことも混ぜてくる。『元カノと別れ話がこじれたんで、言うのが恥ずかしくてw』なるほど嘘はこうやってつくと騙せちゃうんですね。元カノじゃなく詐欺仲間(水原希子)なのにね。


☆二科長男にSNSで接近。
SNS見てます~と声をかけ、儲け話を紹介したらあっという間に信用するとか、長男(安田顕)チョロすぎでしょw その弟(藤木直人)は、ハーバード卒業名簿で一ノ瀬浩一を確認し名刺のNY支店に電話をかけてみるしっかり者……というか通常の確認をきちんとする男。日本から慌てて飛んだ仲間が無事にその電話をとって、首の皮一枚でなんとか疑惑をやりすごします。

☆そして迎えた二科の誕生パーティ。
全てを失い酔いどれてる五十嵐をあやつり、パーティに連れ込むことに成功。二科を狙う刃物の先に飛び出し<かばって代わりに刺された>ていの陽一/浩一は……さあこれで二科の信用を得ることができるのか?ダメだったら刺され損ですよねw
会場に医者もいて応急処置は万全でしょうが、プールに落ちたりして、刺し傷より感染症が心配です。そうだ、それと保険証w

登場人物にみんな漢数字がついていて、役名確認するのが楽しいwですね。


「かもしれない女たち2016」 ☆☆☆

あー楽しかった(^^)

でも『だから何なんだ』と意味を求める人には向かないドラマでしょうねえ。一緒に見始めた旦那は、10代で売れっ子にならなかった広末涼子が日々妄想を楽しんでいる冒頭でいなくなりましたw 前作でも5分もたなかったっけ。
なので、広末パートでは嫌味だったエキストラ仲間が、次のパートでは井川遥に入れ替わってしかも仲良くなってるとか。次の次のパートではバーの詩織ママが斉藤由貴に代わってて、その世界では詩織の方が芸能界で成功した人になってるとか。そんな入れ替わりの仕掛けも知らないままですよ。更に言うとそのエキストラ現場で撮影中なのは前作「かもしれない女たち」だという、これも仕掛け。
演技に感情移入するようなドラマじゃないんですって。
ただ、私たちが普段目にするのは成功してキラキラしている人ですけど、その影のスターになれなかった人、スターであり続けられなかった人がたくさんいて暮らしているのねと改めて思うシリーズですよねえ。

てなわけで、反町隆史や竹野内豊と共演せず、紅白出場もしなかった広末涼子は、いまや結婚式の司会や趣味の掃除好きを生かした清掃バイトで生計をたてつつ女優を続けていて。「あの人はいま」番組からの出演依頼は断っているだけのが矜持。
で、エキストラ現場で知り合った井川遥に、昔出版したお掃除本をあげたことから(正確には、井川遙の売れてるモデル友達がそれをSNSで紹介したことから)掃除のカリスマでブレイク!

一方の井川遥は写真集も出さず、モデルから女優の転身もままならず、彼氏藤木直人と結婚できたらなあ……と思いつつ、言い出せず。

いつまでも部屋を見せない彼に、二股か?と悩んでいたら実は、金持ちだと言えずにいたという都合のいい偶然!そう、実業家の彼の住まいはゴージャスタワーマンションの最上階なのです!

って、家に入れずに、ビルが見える歩道橋から「あそこが僕の家」と告げて抱き合うって不自然でねw これも詐欺かもと思ってたら鍵渡されるし、中で料理してるし。素直に内装を見せなかった理由は、そうですよ。
藤木の家から出てくる広末涼子を見てしまう井川遥!
ああ〜エア新婚生活してた清掃バイト先はここだったのね、と視聴者は思うわけですが、元々浮気を心配していた井川はそっちしか浮かばないw

そして二人を呼び出したのが、藤木と行きつけだった斉藤由貴のお店。
「私に言うことがあるでしょう??」
と浮気を問い詰めるはずが、広末はジャジャーン「LIFE誌に載る」とめでたい発表するし、藤木はプロポーズしだすし、ついでに私も……と斉藤由貴はノーベル賞の受賞内定連絡きたとか言い出してタイムリーw

さすがにノーベル賞はねえ~、社会人入学の4年生が書いた卒業論文ではとれませんよねえ~。まあ実験のいらない理論物理、まさかまさかの新発見大発見!なのだとしたら、既に国内で大騒ぎでしょう。出演作もとい出演しなかった作「スケバン刑事」にちなんでヨーヨーをプレゼント、理論を思いつくきっかけになった夏帆も一緒に、ワイドショーひっぱりだこになってなきゃだと思うんですけどねえ。まあいいやw
更に気になること言っておくと「黒い十人の女」でも同様ですが、怒り出したら必ず男言葉で口汚いのよね……。
それが女の本性だ、心底怒ったら皆そうだ、と思ってるのかもしれませんがメチャ違和感。自分のボキャブラリーひっくり返しても「このタコ!」は出ないし、大声や支離滅裂にはなっても男言葉にはならないと思うんだよね(息子相手に叱るなら出るけどw) まあそこまで怒っている表現だともいえるでしょうが、じゃあその本性見せて浮気を告白された後、縁切るつもり?録音してる?
あんな罵詈雑言、醜態をみちゃった藤木直人が、あっさりプロポーズし直しててすごいわ。私なら、あそこまで違う顔見せられたらその後の付き合いを考え直すかもしれませんよ。

と、あれこれツッコミいれつつもハッピーエンドで良かった良かった。
最後は女優の顔に戻って
「かもしれない」
とユニゾンし、テレビ局のエントランスを去っていくのです。うーんカッコイイ(^^)
毎度、嫌なことは大しておきずに最後スカッとできる良作ですよね。 そして延々と続編ができるでしょうw 2017版もお願いします!

そしてこれ書いてて気づきましたが、役名イコール役者名なのでレビュー書きやすいのも嬉しいですねw

「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」最終回 ☆☆

ほーら、こうなったw

じゃすみん周囲でそこそこ話題だったこのドラマ、まず誰もが問う「なんで徳井?」「どこがエベレスト?」の答えは最終回で出ましたね。
『高校時代の思い出がなくても、俺を選ぶのか?』
と問われて迷っちゃう相手ってことでw 思い出補正思い出補正。
これで桜井が竹野内豊……とまではいかず演じるのは徳井でいいから、グッとくるエピソードやキュンとくるセリフを並べてくれたらよかったのに。

目指す男をあーしてこーして作戦を練って、頑張って勝ち取ったプロポーズ。さあ頑張って結婚するぞ! というところで何かをへし折ったお母様(夏木マリ)の言葉
「結婚は頑張ってするものじゃないわよw」
は罪深いですなあ。でも既婚者としては確かにそうです。日常だもんね。
じゃあ自分を飾らずにいられる相手とは、と見渡したみやび先生が気づいたのが……じゃーん、十倉さんでした。って遅! 十倉が商売として恋愛アドバイスしてて、同時に何人にも講義していたのならともかく。一対一でプライベートに踏み込んであれこれ指図する仲から恋愛に発展しないなどということがあろうか、いやなーい!

それを打ち明けられた十倉の返しはド否定だったものの、いきなりラブラブになられるよりは喧嘩するほど仲がいい的なじゃれ合いしていてくれる方が納得です。

十倉が世界を巡って、給食指導など食育に励む間、みやびさんはクリニックを営む大団円。
お互い金はある、性格に難があるので浮気が心配なほどもてない、似た者同士でうまくいきますよきっとー。

しかしこのドラマ原作があって、結婚がゴールの指南書だった筈、 なのに『ありのままの自分でいいの』なんて全否定なラストで大丈夫なんでしょうかw

「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」6 ☆☆

役割交代、キターw
ついに十倉の離婚危機がみやびにバレ、今度は私が女の気持ちを教えてやるわ!と矢継ぎ早に繰り出される反撃の数々w 曰く自分の写真ばかり飾ってる、リモコンや雑誌の定位置を決めててキモい、旅館みたいな食事もキモいし絶対奥さんに料理で文句を言ってるはずー!いやはや鬼の首とったみたいにw
そして結論は、遠くから見守れと。

叱られてる十倉ざまあみろーと思ったのは事実ですが、途中で何度かアレレな部分もちらほら。
「1日ずーっと家にいるのは奥様なのにね」
って、専業主婦と断定ですか。自分も医者で、結婚したってクリニックやめるつもりもないくせに?まあ十倉タイプの男なら、後半認めてた様に家庭を守ってほしい的に専業にもっていくこともあるでしょうが……それにしたって、旦那が料理するなら任せたわーってタイプの奥様もいるでしょう。ものの置き場所が決まってるのも、私は歓迎ですよー。常にそこに戻せる自信はないけどw 片付けもせず場所も決めずに、ただ散らかってるとぐちぐち言う奴よりマシでしょ。
それより、前回会ってた時には条件の話ばかりして、好きだ愛してる、一緒にいたいとは妻にも子供に対しても一言も言わなかったことの方が気になったんですけどねえ。そこはみやびさんには与り知らないことなわけで。 
とりあえず言われるまま、ドンと誠意ある金額(10年分の養育費っておいくら?)を振り込んで、遠くから見守る、待ってるとだけ告げた十倉の行動は奥様を前向きに戸惑わせた様で、どうなるんでしょうね。

あ、女装して女の気持ちになれ! もあったw それもどうなのw

年下彼氏のパートは、嘘くさいシェアハウスも含めほんとどうでも良すぎて。クリニックのナースちゃんと浮気?ってなラストで逆にホッとしましたよw そっちの方が似合うし。お金貢ぎ出す前にはっきりしてよかったじゃん、うん。

そうだ桜井くんの彼女の妊娠は、父親が違った様です。周囲にお披露目してから本人に言う流れって鬼でしょう、私関係ないとか言ってる場合じゃないよね。でもそこで激怒しない桜井くんも器が広い上に『別の人の子供だけど、好きなのは桜井くんだから結婚したい』と無茶なこと言いたい放題の彼女も凄い。みやびと一緒に呆然としましたわ。確かにずっとそんな娘だったわけだし。
好きだから結婚したい、このシンプルさを見習えるのかみやび?


「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」3、4 ☆☆

うーん、応援しにくい。
男のポロシャツロゴの動物にエサをやるアラフォー女……ホラーかと。

<徹底、男目線>だと、あれは可愛いのかな、それとも乳首狙いのエロ路線? 年齢を聞かれた時の手本トークも寒くて死にそうです。1人が尋ねてるのに、場の全員が返事に注目してるのもキモッ。……それとも合コンとやらはそういうものなの?
3話の、あてつけでした婚約発表もバカで、自爆は当然と呆れてしまいましたが4話はさらに酷くてもうどうしようかと。
恋愛論的に合コン対策って外せないのかもしれませんが、20代にアラフォー1人混入ってもう非常事態、相手男性陣もオール年下じゃ、最初から熟女好きじゃないと話になりませんよね?何がしたいのか、みやび先生。
すべてが本命桜井くんを落とす練習のためとはいえ、

……と、4話中盤まではあまりの痛々しさにリタイアしかけていたわけですが。あれれ。
桜井の元カノ、ストロングスタイルの女(松井愛莉)が絡むとちょっと楽しいかも。初対面のみやびを「きれいー」と褒めちぎったあとに「おかあさんと同じ年!」ってw 正直でいいねえ! なんかスッとする。
挙句、元カノのお腹には桜井くんの子がいるそうですよ……。
プロポーズされてた話も含め、どこまで本当だか。みやびに対抗するための嘘八百かもしれませんけどねえ、それを自分から桜井には告げず彼女の後を追わせる、 やせ我慢なみやび先生の方が、合コンでもてようと必死の時よりかっこよくて好きです。

かと思ったら、都合よくフェアリーアルバイターが慰めに駆けつけた上に!裸でベッドか!おい!
一気にHOWTO臭が消え、いっそファンタジーと思えば見やすいのかもw

こうしろああしろ、これは正しい、と言われるから真偽が気になっちゃうんですよねえ。でもこれならいっそ十倉のご指導パート無しで、39才桜井とみやび、20才そこそこの元カノとフェアリーくんのドタバタ恋愛劇でもよかったんじゃ……って、そんな普通の年の差カップルものじゃ、そもそも1話を見ませんでしたね。ジレンマだわw

十倉の音信不通妻(長谷川京子)が店に来て怒ってましたけど、その流れは面白くなるのか? もう1週見守ります。


「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」2 ☆☆☆

ついに本気で婚活を始めたドクターみやび。薄々自分でもわかっちゃいたけど、もてませんw

ひとつは、脈ありそうなのに相手待ちで他の女にとられる~
『だから、なまじ美人は!』と、見守る同行ナースちゃんが歯噛みw
もうひとつは伝手扱いw
『母に紹介状を……』積極的だと思ったら、医者と知っててだったw

これじゃ<仮氏>、本命のためのステップアップ男すらつかまりませんよ。原因は、ドクター臭? 医者も客商売とはいえ、会話が常に上から目線なのは否めませんからねえ。いやでも店長十倉だって、十分ありえないほど偉そうですけどw
まずはファッションを変えろ!と、パステルカラーだスケスケだと、ティム・ガンがすすめる必須アイテムばりのラインナップを勧めてきますよー(これを出版したら世界中で売れる、と言ってますが~文化違うと趣味も違うでしょ!)

とりあえず言いなりに可愛げにしてみたら、歳下フリーターに褒められるw
距離が近くて毎度ドキドキするみやびですが、逆に平気で近すぎるからこそ『遠縁の親戚』みたいなんだよねえ。でも目の保養w

十倉の差し金で桜井君と再会。今度こそアラフォーらしく上手く落とせるか?ってとこでしたが、失礼な同僚からかばってもらって号泣。十倉には怒られましたけど、桜井くんとしてはいい感じなんじゃないの?

そして、紹介状男がやってきてイキナリの『結婚を前提におつきあいを』!
さあどうなる?

相変わらず共感ポイントはゼロ、こちら高みの見物な既婚者ですが、どういう形にしろ最後には幸せになるよねという安心感もあって楽しくく見ています。自信満々に語られる十倉のハウツーは眉唾なんですけどー。その辺、妻子が死別なのか別居なのかによって評価変わるんじゃないでしょうかw


「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」1 ☆☆☆

謎の竹野内豊押しw

美人・キャリア・アラフォーは恋愛弱者!
美人はダメなのかー、美人でもキャリアでのないただの主婦としちゃ溜飲下がります。独身視聴者の方だって『そっかー私美人だからかw』と悪い気しないのかも。うまく出来てますw でも実際に美人でキャリアがあってアラフォーで独身の中谷美紀に、よくぞオファーしましたね(^^;;;;)


で、美人で開業医で39歳の橘みやび先生(中谷美紀)は、同窓会をきっかけに婚活を意識することに。
正確には、同窓会流れの女子会で寄った割烹の店長(藤木直人)に『恋愛弱者』呼ばわりで喧嘩を売られ『お前は結婚できない』と断言されて反発。楽勝のつもりで行った結婚相談所では現実を突きつけられて絶句するのでした。
アラフォー女子の5年後成婚率は、2パーセント!
そんな時、同総会は会えなかった、高校時代好きだった桜井くん(徳井義実)に再会してトキメクみやび。

同窓会、私ももうすぐありますけど、女子校だとこんな甘酸っぱくなりませんw 高校時代の楽しかった思い出もキラキラしてていいねえ、いいねえ。当時の2人を演じる若い役者さん(健太郎&松井珠理奈)もいい感じ。

二人きり、ちょっと夜遅くにおしゃれな和食……と、わざわざ揉めた例の店に行くって、デートの相手ぐらいいるのよって見栄もあったのでは。で、教本通りに気がきく女を演じ、可愛く聞き役に徹し、ちょっと気を持たせるようなことを言ってみる。
完璧じゃない?とほくそ笑むみやびに、店長がつぶやいたのは……

「終わったな」

えええええええ、なんでー?
実はみやびと同じマンションに住む店長、じゃあ自分はどんな恋愛/結婚をしているのやら。
そして案の定「友達で」とわざわざ告げてくる桜井くん。
重いのか、結婚を意識するアラフォー女は重いのか?
いやいや正解はなんと『必死なアラフォーはキモいから』ってw ひどいw 確かに恋愛教本は20代向けに書いてあるでしょうけどねえ。

翌朝、仕込み中に怒鳴り込んだみやびに、店長が事細かに再現フィルム付きでw解説する、こうすれば良かったトークは、なるほどオシャレですて……き?ホントに? 
序盤こそ、うなづいてるだけの昨夜のみやびよりこっちの方がいいやと思えましたけど、 段々鼻についてきましたよ、ドラマじゃないんだから。ってドラマかw

挙句、昔の失恋が恋文の届け間違いと今更わかるオプション付き。あーあ。ちゃんと宛名を描こうよ、宛名を!
で、この先もずっとみやび先生のターゲットは桜井くんで、店長が落とし方の指南をするのでしょうか。

『男は』と十把一絡げで語りますけど。たった一人の好きなひとが、自分がよかれと思ってすることを喜んでくれたらいいだけなのにね。まあ最終的には店長とくっつくんじゃないの。

これだけだと年齢が高すぎるぞと、絡むフリーターの若造(瀬戸康史)。落ち込むみやびを抱きしめて慰める?おいおいおい。店長の背景に関わってくる模様です。

タイトルから想像する10倍楽しかったですよ。

店長が主張する『男のニーズ』が実像なのかはさておき、脚本金子ありさはそう思ってるという恋愛模様の機微がズバッと解説されていくわけですよね……と思ってたら、えええ、原作があるのこれ?しかも「夢をかなえるゾウ」のひと?うわあ、胡散臭いw
気軽なネタドラマになりそうです。


「37.5℃の涙」3 ☆☆☆

「勘違いするな」

が口癖の柳さん。生前の小雪さんにちなんで「リトルスノー」と社名をつけたときも、クレマーの桃ちゃんクビ要請を毅然と断ったときも、どっちもこの「勘違いするな」で優しさをごまかして、実はツンデレw


今回のメイン児はいわゆるバカ親に育てられた困ったちゃんです。

巨大育児サークルを運営する美人ママ(矢田亜希子) テレビでいくら立派な子育て論をぶったとしても、娘のわがままっぷりを見たら皆がっかりするのでは。だって、全く躾されていませんよ。トークショーに乱入して花瓶落としても、柳さんを蹴っても「あらあら」で終了w そこは首根っこ捕まえてゴメンナサイを教えるべきでしょうが!(本来の叱らない育児ってのは、怒鳴りつけないだけできちんと善悪はわからせる方向のはず……)

挙句そのバカ娘姫華ちゃんの病児保育に行けば、鬼ごっこが『鬼ばかりでかわいそう』昼食にシッターの弁当を欲しがって、くれないと床に叩き落としても「弁当くらいあげて』、2階から勝手に落ちても『姫華ちゃん可哀想に』ってw なんて見事にバカ親。 それでも、マニュアルを捨てて「自分に危険なことはもっといけません!」と、抱きしめてからがっつり叱った桃ちゃんのおかげで、姫華ちゃんは自分から謝れるようになりましたよ……!!

さて朝比奈さんが言うように、あの家には桃ちゃんが合うと思って行かせたのか、どうせ誰が行ってもクレームくるならこいつでいいと桃を行かせたのか?なんにせよ、小雪さんの墓参りに誘われた桃ちゃんは、もう立派にリトルスノーの一員ですよね! 

でも、皮肉にもそのリトルスノーのパンフレットから実家に桃子の居場所がばれてしまい(><) 桃子に追っ手がかかるのか?

あ、もこみち家でお仕事中に奥さんと出くわして不倫相手と間違われましたw あのエプロン見れば分かりそうなものなのにw 


「37.5℃の涙」2 ☆☆☆

逃げてー! 超逃げてー桃ちゃん! 実母実兄の魔の手がすぐそこに(><)


実は放映時に後半(居酒屋から)をまず見てしまっていたので、弁当問題でのヒロイン桃子の『嬉しくって食べてたら、娘さんもいつの間にか食べてた』を多分会社の人たちの様に普通に、”いただきますをして一緒に食事をして、桃子が目の前で美味しそうに食べてたからつられて子供も食べた”のだと受け取っていました。なので最初から見直して、問題の場面にさしかかって唖然愕然。
流しで立ったまま一人で……!しかも泣きながら食べてたんかい! もう鬼気迫る異常な状況です。そこに挟まる例によって悲惨な虐待体験。そっか……兄姉には可愛い弁当をつくるのに桃子の分は常になかったのね……。買うんじゃない、誰かが自分のために作ってくれた弁当が、生まれて初めてだったのね(しかもメッセージつき!) 娘さんと過ごすシッターさんのためについでに用意しただけ、それでも『自分のため』には変わりないものね orz

そんな桃子の脳内はわからなくても、弁当の大切さは……食べないのに毎日用意される弁当=父の愛のありがたみは、説得されるより強く娘さんに伝わったのでしょう。3年前に母と死別、それ以来父朝比奈(成宮寛貴)が用意する弁当に手をつけなかった超頑固な小春ちゃんが、ついに弁当を食べましたよー!


その他、仮病の娘を信じて病児保育を以来し続ける母に安達祐実。本当のことすら信じてもらえずに育った桃子には理解できない状況で、つい良かれと「仮病では…」と伝えて、かえって母親を追い詰めてしまうのですが……(また、そういう時にかぎって本当に胃腸炎なんて起こしてしまうのが子供w) 今度こそ騙されないわよ、キー!と登園させられ、発熱で返されて病児保育の世話に。『嘘をついたから、ママが迎えにきてくれないんだ……」って、いいクスリになってよかったかもしれませんけどw とにかく桃子は、子のウソやワガママを知っていて受け止める親の『信じる』という気持ちの存在を知りました。

上から目線の「お子さんを信じてあげましょう」ではなく「信じるって素敵です」って言われたら、疲れたお母さんももう少し頑張れるかも。 


どちらも、桃子が育ち直しているのと接すると親もまた少し育つってことかな。


もこみち父子は、トリンドルちゃんの園に通ってる子でしたよ! その縁でファミレスで同席なんてしちゃって、夫婦と間違われたりw お互い初見印象は最低ってことは、この先ラブの予感~? いやそれとも、朝比奈さんとですか? まあこの話にラブは別に要りませんけども。毒親毒兄が迫ってくるときに、親身に盾になってくれる存在は是非必要ですよね。
タイトルから想像される、働く母が主人公で苦労する子育て話とは一味違っていて面白いです。

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