ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

菅野美穂

「曲げられない女」5 ☆☆☆

お友達ができるまで。三十路も越えて今さら(笑)


これで正登という恋人(元)の存在もなかったら本当に危ない人になってしまうわけですが、なるほどと思ったのは<恋人>になるには告白されたり、キスその他段階を踏むおつきあいがあったり、確認する手段が確かにあるんですよね。でも<友達>は、一緒にトイレ行かなくちゃとかランチしなくちゃ毎晩電話しなくちゃとか、決められた<友達>コースがあるわけじゃなくそれぞれです。
「私の友達になって下さい」
なんてわざわざ頼むのも小学生のうちだけ。大人になると、ただの知り合いなのか<友達>なのかは、確かに微妙になってきますね。

そんなわけで、先週は自ら「友達なんていない」と璃子や藍田を認定外に置いていたサキでしたが終盤で「友」かも、と思い始め。さて、璃子の家のゴタゴタに口を出すのか出さないのか、だって自分は友達なのか関係ない人なのか、悩んだ末に爆発するサキなのでした(笑)

それにしても、璃子の子供がクソガキだったー!

食べ物の好き嫌いもそうだけど、礼や挨拶を言えないだなんて「大きいママ」の躾けもろくなもんじゃない。それでも熱を出したら「ママ」って呼ぶの?逃げたら怒るぐらいには愛着あるの?すっごく不思議な親子関係で、この先離婚してひきとったとしてどうにかなる気がしないのですが(^^;;;;)
1人で生きていく覚悟を決めた璃子になら、懐く!という約束になっていそうでどうなるやらです。
 

藍田も本気でサキに惚れたんですって。でも今のサキに必要なのは恋人じゃなくて<友達>なので玉砕です。逆に正登はもう、婚約指輪をはめてくれる指を手近なところで見つけてしまって……彼に必要だったのはサキじゃなくて<妻>だったのねー。
なのに皮肉なことに当のサキは、10年目の司法試験願書を失念するほどの勢いで人生の転換期。
これは本当に、もっと大切なことをたくさん見つけて、弁護士になんかならなくていいって話になるのか、それとも友の助力で念願かなって素敵な弁護士さんになれるのか?そして友を助けてあげられるの?
(マンションのバカ息子もどうにか更正させて欲しい!) 

とっても変な人達の、とっても真面目な人生の話。地味に面白いです。
10年日記が欲しくなってます。 

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「曲げられない女」3 ☆☆

うわ荻原母、毒親(><)
自分の娘まで生徒の様に支配して押さえつけて。生徒>自分の命な様ですが、そうまでして顔を見に来て死なれたら生徒も迷惑でしょうに。
それでも外出を手伝う娘&悪友2人。それぞれ得意技(?)を駆使して医者や看護婦をクリアしていく様子は悪のりで声出して笑っちゃいましたわー。
サキがやっと言えた
「ずっと我慢してた」
「クソババア!」
だけでなく、この行動力&友の存在があってやっと、母は娘がもう子供じゃなくなったと分かってくれたのかしら。でもねえ、”自分の育て方のせいでこんな娘に”と責任感じること自体がまだ支配している証拠というか。こんなところで亡くならずに、サキが弁護士になって(もしくはとにかく職を得て)立派になったねえと認めてやれるまで生きていて欲しかったですね。なんか悔しい。

通夜の席、元カレの存在がなんか変……と思ったら、警視正に卑怯だと怒られていました。えーっと君が憤る筋合いじゃなくない?やっぱりサキに惚れた展開になってきましたよー。彼も彼で、親が警察の偉い人で今だ認められずにいるらしいのも気になるわ。
永作の実の親もそのうち出て来るのかしら……。 

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「曲げられない女」1 ☆☆☆☆

こっちの一直線な人は、歯を食いしばって突き進むことの孤独と不安に耐えている人だったのでした……深イイ!!

昨日が「まっすぐな男」今日が「曲げられない女」、ドラマ好きとしては比べないわけにいかないこの2本、正直者VS変人じゃ分が悪いかなーと冒頭は思っていたのですが、じゃすみん的にはこちらの方がストレス少ないです。弁護士を目指す主人公らしくどんどん人生を考える話になり、実に見応えのある大人のワクワクドラマでした。

9年も司法試験に落ち続けているヒロイン荻原(オギワラ笑@菅野)。そんな彼女にプロポーズする年下弁護士の彼(塚本)。ここでハイと返事をして家庭に入る楽な道を、選べる様には育てられなかった女は正しいのか可哀想なのか?

だいたい彼も、変人と承知で10年おつきあいしてるんだからさー、今さら変われとか受験止めろとか言わずにただ籍入れるだけで何故いけないのかしら??という私。いーや逆ギレする彼の気持ちが良く分かるというツレ。男と女、永遠の平行線??

本当に好きならもうちょっと待てると思うのにな。なんで捨てるかな指輪ー。
で、同僚だった職場も辞めちゃう塚本君。ま、まさか1話だけのゲスト?と驚いていたらちゃんと予告にも顔を出していました。結局、腐れ縁で続いて、辛い道をあえて進む彼女を励ましていってくれるのでしょうか??……そうあって欲しいなー。これで即、頭の軽い可愛い娘と結婚でもされたら荻原が可哀想過ぎるわ(現実はえてしてソッチでしょうが ^^;;;)

幸せお節介な元同級生(永作博美)は、やっぱりいびつな結婚生活を送っているようで、これもそのうち破綻が来てヒロインの生き方を認めざるを得なくなるでしょう。怖い怖い。

結婚不信の警察官僚(谷原老けた)は逆に、ヒロインの様な女とだったら共に生きていけると思い始めるのでしょうか?

自分の結婚話より、隣席の離婚話&自殺かも?が先に来るクールなヒロインを、変人ならまかせておけの菅野美穂が好演。そのあまりの不器用さを応援したくなればもう、制作側の思うつぼなのかもしれません。
離婚だ訴訟だと重い話にもなりそうですが、最後は見事、溜め込んだワインをぱーっとあけて祝杯を上げるような、目出度いラストになることを期待してます!!

(荻原の亡き父で林康文がちょっとみれたのも嬉しかったです。お間抜けで哀しい死因があんなに似合うのは彼ならでは)
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「キイナ」〜最終回 ☆☆

サブリミナルには「最後まで観ろ」も含まれてたと思いませんか?
たかが団地の上映会に、参加率100%も凄いけど。居眠りもよそ見もせずに全員がガン観してたとしたら、その視聴”質”アップのノウハウこそが商品価値があるかと思いますー。

そんなわけで、つっこみどころ満載のまま、いかにも続編がありそうに終了!!

やさぐれ課長の事件は、てっきり最終回に向けて山場になって、キイナと決裂するとか誰か警察を辞めそうな騒動になるとか、実は課長が犯人だったりとか!するかと思っていたというのに。
助けられなかった後悔ぐらいで、普通の関わり方でしたよねー。死蝋化自体は不可能でもないし。

変な科学番組は好きなので、シリーズ通して初耳だったのはジーンズのバーコードぐらいでしたよ。でも、ちょっと聞いたことあるぐらいの方がお茶の間には親しみやすいのかも。
あんまり悪い人出てこないから、犯罪ものなのに見終わって爽やかでした。

「息子が宇宙人に襲われました!」
と警察に電話して、別班につながるか特命係に回されるのか。
ドラマとしては「相棒」の方が好きで完成度も高いと思いますけど、実際問題としては。

右京さんにワクワクと事情徴収されて思わぬ犯罪を暴かれてしまうより(身に覚えがあるのか私??)、キイナが来てくれてケーキでお茶しながら話を聞いてくれる方がいいなーとちょっと思ったりします。

「キイナ」5 ☆☆

今日も”不可能犯罪”ならぬ”心霊現象解説、おまけに事件”でしたよー(><)
”ドアの影に”とな orz
いっそ、その時間は手術中でした、ぐらいの不可能を期待してるのにー。

看護士死亡=医療ミス?
それより普通、痴情のもつれじゃない?吹越満じゃあり得ないですか??院内の噂も知らないぐらい、ハブられてるからですか?(笑)
そんな今季5役目の吹越満(まさか全部見てる奴なんかいないと思われているんでしょうねー)、語るに落ちる隠蔽工作を職場のパソコンで書き込むとは、うかつすぎてびっくり。

もう、やさぐれ課長の過去が徐々に判明し(やっぱりキイナ向け犯罪に関わってましたね)、工藤さんにはふられた訳では無いらしい、以上2点が判明したところだけが観て良かった点。
つまらない訳じゃないけれど、目新しいことが何もないんだもの!!
(遺体の生い立ちから推理始まるところもまるきり「ヴォイス」、パロディする必要もないぐらい ^^;;;;)

キイナがもの知らずなのも気になります。
”ブロッケン現象”ぐらい普通知ってるでしょー?少なくとも”奇妙なこと”が好きで本読む人ならば(右京さんは間違いなくご存じ 笑)
まあ、視聴者の為の説明場面な訳ですが、それならエリートくんに教える形でいいじゃない。

工藤さんにいろいろ教わるキイナは可愛いんですけどね。
あ、工藤さんが好きだから、知ってることもハイハイ聞いてるんなら可愛い♪(←それを「さっき知ってた」とばらしそうなエリートくんに、こっそり肘鉄くらわしても、可愛いかも)

「キイナ」3 ☆☆☆

遺体損壊??
これって、毒物混入より罪が重くないですか(^^;;;;)

そう思うと、”真犯人”の犯罪は自白以外に証拠がない。
全て旦那さんの狂言でも犯行は可能で、夫婦が揃って絶対に善人だという証拠もないよね、と不安は残しつつ(まあ、素直な犯人が自白しちゃってるけど)。旦那さんが山崎樹範だと何か納得。

あれこれスッキリ解決、愛でしたねー愛。
入れ替わり殺人を思いついた動機とそれを可能にした理由、旦那を自分で捜せずに警察に頼んだ理由、その全てが”失明”1つで説明できて、点字をきっかけに明らかになる構成はドラマとして美しかったです。
キイナの写真記憶を、そろそろ速読以外で示したのもヤルね!(ただ、あれだけの情報を忘れられないのなら辛そう。例えば3年後、同じ場所にこの人も居たはず、と写真見せたら検索可能かは気になる)

あと、いくら気になるからって奥さんの近くをウロウロしたらご近所が気づくと思うんだけどね。まあいいや。

新人くんの、何が係長を怒らせたのかもまた描かれて、『過去に何かあったね』をまた補強。係長の事件が描かれるのが楽しみだわー(←ああ係長に怒られるね、これ)

これが「ヴォイス」だったら……
「本当に確認できてるんですか?」と目の悪い奥さんのところに学生が押しかけ話を聞き、イルミネーションの場所に行ってみた瑛太とアキ(それとも不良とオタク 笑)が旦那さんを見かけ……かな。横領も毒もなしで、遺体は本当に旦那さん。
作業員(年格好同じぐらい)を入れ替わり殺人の為に殺そうとして、返り討ちにあってしまう。感じていた気配は、そのとき事情を知って残された奥さんが心配になった&住むところもないしでつい家宅侵入した作業員(以上、じゃないかな?という推測だけで証拠なし)
「奥さんの目を治してあげたかったんですよ」という瑛太の説明で奥さんが泣き崩れるんですね。
何をわざわざ考えて居るのかな私……。

「キイナ」2 ☆☆☆

泣いちゃった(><)

例によって”ポルターガイスト=共振”までは目新しくなく、キイナも別班にいるからには、事後に図書館で速読披露するよりも普段からそういうTV番組は観ておくべきだと思ったり。
でも、やさぐれ係長の
「それが何になるんだ!」
という捨て台詞から以降のキイナの行動こそが、実はこのドラマの真骨頂でしたね。

”真相をあばく”ことの先にある、”当事者が納得”する解決。

今回でいうならば、”お兄ちゃんに恨まれてる”という思いこみを解きほぐす。

……一晩明けた冷静な頭で思い返すと、
「お兄ちゃんが大好きな妹を恨む筈がない」
ぐらいのこと、それこそ親がいわなくては。
メチャ上手な大作パラパラ漫画、出来たら一番にお母さんにも見せるでしょ!写真は隠したのに、本は(兄の落書き付きで!!)置いてたんですか?とかつっこめるんですけど。
観てる間は子供好きメータが振り切れてました(><)
親って、貴女がおなかにいたときは……とか片言だった時は……とか、しょーもない思い出話をして、子供はウザく思いつつも愛されて育ったことを嬉しく思うものですが。この家族、お兄ちゃんの存在を封印するあまり、その時代に触れることも避けてしまって、彼女と両親との絆も弱くなってしまっていたのかなーなどと、納得力を発揮してみたり。

とにかく、係長の過去に何か『納得出来ない』事件があったことだけは受信しました。それをキイナが見事解決して最終回??うーん楽しみ!

それまでに、キャリアくんはぼーっと横にいるだけでなく、役に立つ方向を模索して欲しいものです。キイナの肩でも揉むとか!甘いもの持ち歩いて補給させるとか!!

それにしても、水玉カップの玉の数を瞬時に当てるキイナはやりすぎ。あまりサバン的側面を強調して欲しくないわー。
元カレ塚地くん、いい感じです(^^)「間宮兄弟」でもいい男だったし。ほんと、どうして別れちゃ……いや、そこはキイナといるの疲れそうだからよく分かる(^^;;;;;)

「キイナ 不可能犯罪捜査官」1☆☆☆

「相棒」と「ガリレオ」を足して2で割った様な話??
どっちも異能の探偵を前面に押し出し、視聴率良し映画大入り、その影響か今期犯罪推理ものの多いこと。
加えて、「世界仰天ニュース」系バラエティの視聴者も取り込もうというこの企画、賢いのかもしれません。うちもしょっちゅう観てるよー、ああいう不思議な事件簿番組(><)

……なので、『魚が空から降ってくる』も『心臓が記憶する』も既にお馴染みなケース。
本当に不思議なのは実は、『境遇が似てるねーと意気投合した合コン相手が、生き別れの兄だった』系の偶然にも程があるだろう!な出来事で、それをドラマですると単に良くあるご都合主義になっちゃうからねー(他人の血をチューブに入れて、は知らなかったー、リアル「ガタカ」!)
これから先の事件の取捨選択に興味津々です。

あとは、菅野美穂が好きかどうかに全てがかかっているのかも。
出世や手柄に興味なく、恋が実るなら刑事なんて止めてもいいキイナ。←この辺はちょっとむかつくというか、だったら何故刑事になんてなったの?とは思いつつ。
彼女が
「放っておけない!」
と、普通の警察には相手にされない謎事件に立ち向かう姿はちょっとイイよね。元カレが塚地さんってところもナイス。
甘いもの大好きで( L?)腰くねらせてマカロンかじってるところはリスの様で可愛かった(笑)

沢村一樹のやさぐれ上司も、何故ああなったのか気になります。
組まされて不満の新人キャリアくんだけは、あまりにありがち。彼の一言がきっかけで事件が解決するぐらいの(それじゃ亀山くん??)存在感は望めるのかなー??

何を目指して最終回にするのかが最大の謎なのかも……。

「Tomorrow 陽はまたのぼる」5 ☆☆

気合いだ!気合いだ!
意識不明患者の手を握って激励だ!メスが握れない外科医(袴田吉彦)も信頼だ!
気合いだあぁぁぁぁぁ!!

というわけで、結構むちゃな展開で話が進みます。

いくら心因性の病気とはいえとはいえ、学生時代の思い出一発で効くなら苦労しないわけで。一か八かどころじゃないですよ確率は。
その前に誰だ!上にメス皿なんて置いた奴は!!同じメス刺さるんでも、他にいくらでも方法があるでしょー。

医療ミスの件も今更、航平先生は事実を暴いた方だったよーなんて!後出しジャンケンだよー(まあ確かに、本人がはじめから”僕はしてないけど、チームにいてネ”だの言い訳してたら印象最悪ですけどね)

ドラマ的には良くある流れかなーとは思いつつも。そういうご都合主義でオッケーな(「ごくせん」みたいな?)番組を見るつもりか、そうじゃないかで気分が違うわけでなんだか残念です。

でも、航平先生が撮ってた患者さん達の笑顔の写真は良かった。
お母さんの笑顔で涙ぐむ愛子ちゃんも良かったゎ。
ますます堂々たるエドハルミにしろ、場面場面ではいい感じなので見続けておりますが。

「Tomorrow 陽はまたのぼる」3,4 ☆☆+☆

病院に残す=親切でもないよね。
いっそ航平の仕事をケースワーカーにすれば、医療費の適切な補助金の申請とか退院後の生活の手助けとかをメインに出来たのにー(親が失踪のぜんそく子供は特に、病院にズルズル置くより施設なりでしっかり生活&通学させてあげるのが周囲の大人のつとめだと思う)

でもおばあさんを説得する場面は素晴らしかったです(><)
航平先生相変わらずな滑舌で、トツトツと語ります。台詞覚えてる?と心配になりましたが、あの癒し系の声で長台詞聞いていると段々、立て板に水じゃないからこそ心に響くのね!!と思えてしまいます。

そうかー。全国バイクでさまよってて、たまたま立ち寄って居着いた街だったんですね(え?それで市役所勤めって、バイト??)
そして更にたまたま、自分のミスで死なせた人の娘と出会うと。
たまたま。

愛子ちゃんをまともに見られない。
屋上に呼び出し。

これ妹じゃなくたって、もしかしたら愛子自身だって ”告白??”とか思いながら呼び出されたかもと思っちゃうんですけどー。
その内容は”キミノオカアサンガシンダノハボクノイリョウミスデス”って!

どーんと告訴されて下さい。


運命の出会いと赤字病院再建、どっちを描きたいのか良くわかリマセン。
(それとも、そのぐらい後ろ暗くないと地方市民病院なんかじゃあ働きませんってことなの??)

行き場をなくした患者を心配する愛子と航平。2人とも、他人を気遣う強さとその気持ちを生んだ過去があって、いいスタッフだしお似合いです。うん。
だからこそさー。
あんまりに偶然な直接の当事者じゃなくって、愛子が憎んでる相手と同じことをしてきた、っていう辛さぐらいにしておいて欲しかったんですけど。

来週は袴田君がやって来て何が起こるんでしょう。
見るつもりではあるのですが、かなり食いつきダウン。

「Tomorrow 陽はまたのぼる」2 ☆

「この病院の再建を手伝わせて欲しい……医者として」
ハ?

最後の最後でやっぱり言ってしまいましたよ。
今回は、もう出向してるからだかなんだか市役所らしいお仕事はほとんど無しで手術突入でしたから、普通に彼はお医者さんとして見てた人もいたのでは。 ”市役所職員”としてどう動くのかが興味深かったので、言っちゃなんですが”ただの医者(それもブランク8年)”になられては興ざめです。

ヒロインの妹(黒川智花)の病気は先天性のものだったんですねー(脳に動脈瘤?)
現在は普通に元気なのに、突然死ぬかもしれない。
「金で命を買うのか」
とセレブ病院を批判していたヒロインも、いざ妹に命の危険がとなると金に糸目をつけない方向で頭を下げる。でもその支払い出来るの?とちょっと要らない心配をしていたのですが。

結局そちらに行く前に発作を起こして市民病院に担ぎ込まれました。
動かしたら危ない、と居合わせた主人公が緊急手術。これはなるほど。熟練医が到着するまでのつなぎ処置ならブランク8年でも、何とかなるかも??
携帯電話越しに指示する遠藤先生の技量あってこそ。充電大丈夫か、がポイントですよね(笑)

手術成功で沸く顔見知りの入院患者達。
結果オーライで考えると、セレブ病院行くより安くあがって市民病院バンザーイ(^^;;;)
そういうことなの??

竹野内豊マジックでぽーっとしていた前回から一転、引き気味で見てしまった回でした。
姉とも妹とも、ちょっとしたことで知り合いに……って、狭い街なんですって言いたいならそれこそ、待合室のジジババ子供連れに
「この間はどうも」だの
「あれ?市役所の人がどうしてー?」だの
言われてる場面があればいいのに(あった?見逃してた??)

病院の藪医者(笑)さんが、「帝王切開ぐらい俺だって」と文句言ってたのにちょっと笑いました。でも言いたくもなるよねー。更に今回、勝手に手術始めて「目の前に助かる命があるのに」云々って、他の医者に喧嘩売ってるとしか。
そこで医者として転職って、職場環境良くないぞー。

”医者を辞めた理由”は次回に持ち越し。
医療ミスなのは分かってたけど。ヒロイン姉妹と関係ありませんようにー。
実は主人公の謎よりも遠藤先生の事情の方が気になります。

「Tomorrow 陽はまたのぼる」1 ☆☆☆☆

ふるえる小さな拳を、そっと握りしめる力強い手!!
きゃー!!!!(また病院の廊下なんて人通りありそうなものなのに、このつぶれかけ市民病院なら誰も来ません!いっそ抱き合っても平気!!)

竹野内セクシーボイス豊さまが、市役所にお勤めです。
でも実は医者。

前半でさんざん、市民病院の危機だの、このままじゃ医者が死ぬだの、貴方は医者はないから言えるだの前振りをされながらも正体を隠してきた竹野内くん(例によって役名はまだちっとも)。
よりによって、爆発事故で現場大混乱の中カミングアウトです!

……医師の資格ってさー。
運転免許みたいに携帯してないし。
いくら藁にもすがりたい時と場所であっても、専門用語がそれらしくても、
「俺は医者だ!」
と言い張ってる電波受信者な可能性が捨て切れないこんな状況で、執刀されるのはイヤーッどうして信じるの看護婦達はーっ 誰か、市役所の上司さんでも通りすがりの元知り合いでも
「実はそうなんです」って言って(><)

その部分がひっかかるのと、医療ドラマというともう10回は見た看護婦の気道確保(本当にこうも頻発なのか、超有名な実例があるのか??)が……しかも彼がどうフォローしようと本当に看護婦がやっちゃってるのが気にかかりましたけど。
それ以外は地方市民病院の赤字や、産科不足で予約が必要といった問題や、無用と切り捨てられる人が実は一番患者と向き合っていた事実などなど、社会派で面白かったです。

あ、もう一つあった。妊婦(大沢あかね)の夫だと思われてた竹野内くん。だからこそ遠藤先生は妊婦の病状をぺらぺら語るんだと思ったのに、あれれ?いつの間にか 誰もそんなこと言わないよ?
プラカードのせいですか、そうですか。
今ひとつ納得いかないけど、まあいいか。

とにかくアメリカ帰り遠藤先生だけは役名覚えました(笑)
生意気な菅野美穂は魅力的。
そしてまさかのエドはるみも、まるで違和感なく婦長(笑)

あまり過去の事件に興味は沸かないのですが、港町の人々の健康の行方は見守っていきたいです。花火きれいだったわー。

「わたしたちの教科書」最終回 ☆☆☆☆☆

 素晴らしかった!!

 まずはトモミ役の子の、長丁場大熱演。
辛い思い出を吐き出す過呼吸に、全ての責任を引き受けたうつろな瞳に、ひきこまれました。 ここが不味いと意味がないので、彼女にどーんとまかせたスタッフの度量にも驚くわ。

 そしてついに明かされる真実。
明日香は生きようとしていた!!(だとしたら、尚更その死が悔やまれて・涙)

 あれ、でもじゃあ裁判てもう意味がない?と思ったところで即「一年後」、結審前日。
珠子さんは闘っていた模様です。それを讃える元婚約者に、笑って、でもピシッと言い返すところがもうサスガ珠子さん。
 刺された加地も他の先生方も教師を続けている描写に、ありのままの現場に立ち向かっている様子に、明日香を語り継ごうという取り組みに、じんと来ました。
「世界を変えることが出来ますか?」
この問いかけに、生真面目に応える中学生たちがまた、可愛いんだー。
悪魔にも、天使にもなれるんだなぁと(懐かしいフレーズね)思ったりして。

 そして、転校後連絡を絶っていたトモミと珠子の再会。
2人で訪れた思い出の場所に、残る明日香のメッセージ。
「私がここで止まったら、明日の私が悲しむ。
 昨日の私が悲しむ。」
だから死んじゃダメだ!
ストレートな表現に胸を打たれました。この時の明日香にしか言えなかった言葉かも。そして、この想いを受け止めてトモミちゃんは立ち直って行かれるのでしょうか。
そこも、安易に笑顔や決意表明を言わせずに、肩を抱く珠子しか見せなかったところに好印象。
呆然とする頬を流れる涙は、きっと再生の涙なんだよね。
そして「あなたは私、私はあなた」。
明日香の分も生きていってもらいたい!!

 総集編エンディングも見応えがありました。
もう一度一話から見直してもいいかも……!!

 ちょこちょこ疑問も、兼良陸はその後どうしてる?とか。雨木息子はまた刑務所ですか?とか。今日じゃなきゃダメ!は何故だったのかとか。
(実は、証言後のトモミの虚ろな目。来る前に息子に刺されでもして、息絶えたのかと思ってしまいましたよ)
他にも、トモミが目撃した「知らない援交男」が陸の父親だと、明日香が知ったのはそれこそ何故なんだとか。あれ以来出てこない明日香父・祖父とか。
あるのですが、それは別にどうでもいいことなんだろうとも思えたし。安易に時間拡大せずに締めくくって正解でしょう。

 とにかく今回は、構成の旨さに唸りました。
他でも書いたのだけど、加地:積木珠子のダブル主演。それも、とっつき易い加地の目線で事件を始めたところ、とても考えられていると思います。そりゃあ事件は現場:学校で起こってるから、とも言えるけど。
あのアクの強い珠子さんだけをメインにして始めたら、主役が嫌いだから見ない、となる可能性も大でしょう???連ドラは続けて見て貰わないと意味がないもの。
 何故?どうして?次はどうなるの??というひっぱりが、テクニックだけにならずにきちんとメッセージを届ける為だったことに感激でした。

 だから、死なないで。   (これはセクロボだけど)

「わたしたちの教科書」副校長の真意☆☆☆☆

 いやぁ今週も前のめりで視聴。最後証言中にブツッっと画面が暗くなったときには一瞬放送事故かと思うほど(^^;;)

 結局、副校長は腹黒かったわけではなく、公表しても益のなかった2度の経験から表向きイジメはないとしたうえで、被害加害双方の生徒と接触をもっていたのだった!!
 でも、それで堂々と裁判では
「イジメはありません」
と言い切ってしまえるとは。

 生徒兼良君だってそうですよー。
今更いくらイジメを認めたところで、先週公の場で「なかった」と発言した記録はそのまんま。
もうあの裁判意味がないし、偽証罪って全く機能していないのかとガックリです。

 なんかねー。
兼良君が憑き物がおちたように反省して、珠子の味方で、ボク良い子ですになっちゃっているのがちょっと解せません。少なくともポーちゃんには、土下座して謝れ。一緒に虐めてた女の子達はどうなのよ。
 なので彼の記憶から、副校長から明日香あての手紙があったことが分かって林を掘り出した時は、もしかしてうそなんじゃないかと。無駄骨折らせているんじゃないかとハラハラしたのですが ……ありましたよ!

 そして、裁判の駆け引きぬきで雨木に迫る珠子。
証言はウソだったと認め、落書きされた教科書を返す雨木。
ここでも、録音してるんじゃないかとか。好意で返された教科書は、逆に証拠品として法廷に出したりしないんじゃないかとか、いろいろ考えたことは肩すかし。疑いすぎですね私(><)

 しかし雨木息子がやってくれましたっ。
2度の傷害事件は、母親の学校のイジメを止めるため??そして実際に効果が?
(少なくとも本人は、そう信じている模様)
兼良にナイフを突きつけて、職員室に籠城を始める模様です。ああ、せっかく決まった就職がパーじゃない。っていうか、加地が刺されたーっっ 画面の端に「さすまた」が映りましたよっ先生これを使うのよー!!

「今日じゃなきゃダメなんです!!」
と叫んで、自ら法廷で証人台に立つピアノ少女。どうして今日??雨木息子を止める為??
そして衝撃の事実が明らかに……。

 わーっ何なんだーっ
予告を観てもメッチャ不安になるだけで何も分かりませんね。思うつぼです。そして、彼女は珠子に何も核心を語っていなかったことは確かかと。ああ。
事実は来週暴かれるとしても、それで学校は大丈夫なのでしょうか。今週、止める雨木を無視して先生達は、
「自分が何をしたか、
何をしなかったのか」
などという紋切り型な問いかけを生徒にしていましたが、それって効果あるのでしょうか。私が生徒なら、あんな壇上からの通り一遍の説教、鼻で笑って終わりですヨ。

「わたしたちの教科書」ポー転校☆☆☆☆

「まだ教師やってたんだ」

 予告で流れた、ポーちゃんの言葉。
加地への冷たい決別に聞こえたのに、ふたをあけたら『何十年か後に再会して』設定の会話になっていて、ならば実にあたたかい励ましじゃないですか(涙)
 怖いとか辞めたいとか、弱音吐いてるんじゃないよ、加地!!

 出てこない親、近距離での引っ越し。
また行った先で虐められる可能性も無きにしもあらずだとは想うのですが……。とにかく、イジメを認めない学校で闘うよりは速効性のある次善の策かと。

 で、顔を出してきた親といえば、エリート兼良家ですよー。
「そこらの子と一緒にしないでください!」
って、公立中学に来ておいてそりゃないでしょ。
挙げ句に、子供を法廷に立たせましたよー。そしてスラスラと、明日香の方が変だったと証言し、裏では吐く兼良君(涙)これをされちゃったら、この子が被害者に見えて来るじゃないですか、ずるいよ。

 受けて立つ珠子が、反対尋問せず=それウソだろう?と責めず、徹底スルー。
だって告発したいのは子供じゃない、という姿勢が潔くてまた惚れました。
 父親の買春行為も(そうそう、あの日から加地と珠子決別してたから、伝わってないんだよね!)珠子は利用しなかったし。

 ただねー、ぼろぼろの兼良くんを見舞ってかける言葉は、
「想像してみて」
に続く長い長いポエムじゃなくて、
「死んじゃいけない!」
が先であるべきだと思いましたよー。だって親も隣にいて、いつ逆上されるか叩き出されるか分からない状況なのにー。(また、例によって今ひとつ伝わりづらいポエムなんだわ。)

 そして、相変わらず謎のままな雨木息子。
虐め首謀者を死傷?刺傷?
通報されそうな風体で中学校回りをうろうろ。また、彼を見かけるたび、ピアノ少女が妙におびえます。彼女も虐めている側だったのかなぁ。
手紙を書かされる時といい、生徒が本当に何を考えているのかはよくわからないんですよねぇ。
もっとも大人が作っているドラマな以上、『わかる』と描いてしまうことの方が不自然で、かつ具体例はかえって子供側からの感情移入を拒むのかもしれません。

 あと2回?どう締めくくられるのでしょう。
エンディングがとても好き。 
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