ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

菅田将暉

「ミステリと言う勿れ」」〜最終回 ☆☆☆

 え?ここで終わり??

 最終回、連続殺人鬼のことはさておき、と新幹線の整くん(菅田将暉)を長々映しておいて時間枠拡大w そうでもしないと主人公いないまま終わっちゃうところだったのは分かるし養母高畑淳子の熱演は圧巻でしたけども。なんとも締まらない。菅田将暉続編熱望!と記事。そりゃこんな宙ぶらりんじゃそうでしょうとも。星座アクセの謎も幼女誘拐事件も、次シリーズに乞うご期待、なんですね。

 若造整が偉そうに説教してくるクセに事件が嘘っぽくて見ていられないと旦那は早々にリタイア。そりゃねえ、バスジャックで連れて行かれた先が自宅で洋館、じゃ驚くよね。安アパート住まいの大学生探偵の話だと思ってたのにね。もっと見てたら、ご自宅洋館の復讐者は豪華クルーザーで逃避行ともう一段驚けたのにw  その後も仕掛けた爆弾を忘れてしまった男だの 数字で会話する女だの 虐待親を火事で殺す男だの 友人の死より保身が大事な男だの まだまだ無茶な人が出てきて、そもそもリアルを期待する方が筋違いだと分かったはず。でもそんなアクロバティック犯罪を払うついでに、セクハラパワハラ虐待親やストーカーが炙り出されて祓われていくんですよ。社会的弱者な女子供ではない立場には、そういうのも『片付けちゃえ』殺人や、親子連続殺人鬼同様、ファンタジーの域だったりするようですけどねえ。
(とはいえ、登場人物で1番ありえないのは連続殺人犯よりもむしろ焼肉屋のお姉ちゃん志田未来かも。新年早々強盗に居座られながら、咄嗟に暗号で助けを求めるって!長年温めた犯罪計画を実行するよりもヤバいのでは。通じたからよかったものの!) 

 正直、ガロが瑛太だった時には絶句しました。でもライカが門脇麦で、炎の天使が早乙女太一と来たら…うんガロは瑛太だね! 別荘編で水川あさみや佐々木蔵之介が出せるのに、なんで病人や天使に体幹バッチリ首が太い人を持ってくるかなw 
 逆に、原作の画面がキラキラしている少女漫画らしさを意識的に排除したかったのなら。風呂光刑事から整へのラブ視線も要らんのだろうと思うのですよ。

 続編で誘拐編が作られるのなら。それぞれにライセンス取ったりと刑事さんたちのステップアップも描かれますよね? そこに期待。
 

「ミステリと言う勿れ」1☆☆☆

 全く月9らしからぬ怒涛の会話劇、欠片も見当たらないラブ要素、最小限のBGM!
意欲作だと思います。ちなみに原作漫画は大好き。とても期待して観始めて、ドラマとしても再現度としても文句ないと満足なのですが、ただ……薮(遠藤憲一)刑事可哀想。部下の前であんな一方的な説教しなくても、と原作でより強く思ってしまうのもまた、実写化のパワーなのでしょう。

 久能整(ととのう)という名の主人公(菅田将暉)は、安アパートでひとり暮らしの大学生。突然の任意同行は殺害容疑、同級生が刺殺されたと聞いても動じない彼は「やってない」と主張する。
のみならず『何故、自分の否定より目撃者の証言を信じるのか』等とセオリーにない屁理屈を並べたてられ、苛立つ刑事たち。
犯人は奴だ、と繰り返す薮の目算通り凶器らしきナイフまでみつかるが…

 連日取調べに呼び出されるうち、刑事たちの私語や身なりからどんどんと私生活を推理し当てていく整。
妊娠中の奥さんと揉める池本刑事(尾上松也)は整に指南されるまま『お手伝いじゃないゴミ出し』で夫婦仲が修復、女刑事の重要性を説かれた風呂光刑事(伊藤沙莉)は退職を思い止まる始末。
「僕はバカですか?」
と煽られるまでもなく、そんな細かく気のつく整が、自分の指紋も被害者の血もついたナイフをただ捨てるとは思えない彼らは、犯人が家に侵入しナイフを持ち出したかと疑う整を支持する。実際鍵を落としたことがあり、それを拾って届けたのはなんと…。

 って事で、あっちの事件とこっちの事件が繋がるわ、不幸な勘違いはあるわで薮さんが可哀想なことに。
『家族より大事な仕事を、捨てられるんだ?』
『授業参観は行けないのに、復讐のための時間は割けるんだ?』
と、ツッコミ感想ならイイネが押せる案件でも、エンケンが眼の際赤くして震えてたらもう、いじめないであげてーってなりましたわ。まして、好きな花も知らないだろ?は流石に決めつけが過ぎるかとー。ここ、原作でもそうでしたっけ? 薮さんが自分で吐露するとかじゃなかったでしたっけ??
 そんなわけで、刑事ドラマの1話ゲストがサイコパスかーと、すっかり整が犯人だと思って観ていたらしい旦那は、なんで下っ端刑事たちは整の味方なん?真実はひとつだろ?若造が知ったように説教しやがってー!と、不愉快に視聴していたらしくw    菅田将暉ファン以外に誰が見るんだこのドラマ、と文句たらたら。イヤ、パズルのピースを嵌めていく楽しさが…。女子に寄り添うジェンダー感の心地よさが…。ともそもそ並べた私の解説で、さて2話は観てくれるのやら? 大学教員として、授業に行きたい整くんの態度は評価してほしいなあw

 来週はバスジャック!青砥刑事(筒井道隆)の冤罪報道は、原作最新刊でカタがついたところ。そこまでドラマでもやってくれそうでワクワクしています^_^


「コントが始まる」〜最終回 ☆☆☆

 推しに!直に!思いの丈を語る!!!!!!!
そんな天国のようなことがあっていいのだろうか、幸せで死ねる。しかもそこでヒロイン里穂子(有村架純)は、挙動不審にも異常な早口にも卑屈にもならずにきちんと、出会えて幸せだったと伝えらるキモオタの鑑で。聞かされた芸人春斗(菅田将暉)の方もきちんと、性愛でない方向でディープに愛されたことを受け取めてくれる。
 ついでに言うと、元からメンバー潤平(仲野太賀)の恋人だった奈津美(芳根京子)は解散ライブになるまでファンの手前会場には足を運ばないし、マネージャに応募するのもマクベス命な里穂子でなく妹のつぐみ(古川琴音)w  ファンには手を出さないというマクベス内の掟もあるのに、最初はどーせ里穂子と春斗くっつくんでしょ?などと思っていてすみませんでした!  
 全方位で分を超えない気遣いの中、解散ライブとその後の彼らを見守る静かな最終回でした。

 ずーっと一緒にリアタイしていた娘は先週から仕事の都合でお引っ越し。即日TVを設置して新居でリアタイ報告をくれましたがw 私は家で寂しくなっちゃって。なので最終回も2日ほど寝かせてしみじみ観ましたよ。『盛り上がらなかった』という娘の意見もわかる、そもそも神木隆之介ファンには、サプライズでキスしてた回が頂点だったかなw 

  1話から『伏線回収!』と騒がれていた今作、最終回のラストも『なるほどそうきたか!』とまるでコントをなぞるようなオチ。じゃんけんで勝ち取った冷蔵庫がいい仕事していた瞬間でもあり、毎回の冒頭コントがストーリーにリンクしたかと思えば、マネージャー(中村倫也)がそっと差し出すセットリスト案がまさに各回順であったり。そんな伏線……というか気配りの数々は、脚本が考え抜かれているということでもある反面、例えば瞬太が「あの」カルロスに出会った途端に
『あ、だから海外旅行か!』
と、それまで生き生きと息づいていた彼らが回収のために動く「キャラ」に堕する落とし穴だったりもするわけですよ。花の名前を聞いてきたご婦人方が、大将(伊武雅刀)の噂の双子姉妹ってw これも世間狭いと感激するより、またかと。伏線でなく「答え合わせ」になっちゃってさ。 私はカルロスに名乗らせず『もしかして』とファンが妄想できたり、双子姉妹と里穂子も互いに気づかずに、ただ店内の花の名前をまた気にしてるぐらいが好きです……。
 細かいこと言うと、船が、海が、国内w  瞬太は瀬戸内海でも巡っているのかなw  そしてもっっっっっっと細かいこと言うと、解散ライブ各コントのメイクが完璧すぎ! 独立した動画ならあれで良くても、ライブであの猫メイクをする前後はブリッジ映像やMCが何十分必要か。池の女神→ファミレスでも、瞬太は美女メイクほぼ同じでも潤平は時間かかるぞ!などなどw 
 他がちゃんとしているほど、どうでもいいことが気にかかるんだぞっと。

 それにしてもプロポーズにはやられましたね。
噴水横で待ち合わせ、指輪持って水の中から登場!という初期案の無謀さw  別れを予感させるゴタゴタ。そこで呼ばれたたこ焼きパーティだったかで、前回と同様に「足を洗いたい」と里穂子宅の風呂場に向かう潤平w  むしろもう、こういうところが嫌で別れるんだよと思わせての
「サプラ〜イズ!」
里穂子宅の風呂から、接点ないはずの奈津美がザバーッ! 

 「六人目のマクベス」発言もね。
手放す愛車を洗いつつ「四人目のマクベスだよ(涙)」 そこはマネージャじゃねーの?と言うツッコミ
には、え、そこまでジャーマネ関わってました?と思わせておいての次の回では、初期の入れ込みを描き、すれ違いはあったものの今にして思えばやっぱり仲間だったと総意があっての「五人目」w

 そしてそして、圧巻のじゃんけん!
あのくだらないノリの遊びなじゃんけんで、しかも勝ったのに! 最後になるいつもの台詞を言えなくての号泣……! 最後まで楽しかった三人暮らし、楽しかったマクベスがついに終わってしまったのは解散ライブの幕引きではなくこのじゃんけんででしたよね……。

 ずっと、きちんと観ている人へのご褒美に溢れた連ドラで、そして勿論「人生に失敗なんてない」という、若者へのメッセージも満載。傷心の里穂子がマクベスに救われたように、このドラマが癒した誰かの傷もきっとあったことだろうと思います。

 ピン芸人とか構成作家を勧められたり、他の誰かと組もうって話にはならないんだーとか。里穂子先輩が春斗の履歴書を添削しまくる就活指導展開はなかったんだ〜とか。そしてまだ言うけど、あんなに演技上手いコント芸人が(女装美人もいて!)出待ちもいずTV出演もほぼないって、信じられな〜い! 残念すぎる、途中でちょっと売れかけるのも無しって!

 10年間のチャレンジを終えて。
芸人は辞めたけど人生は続き、またコントは始まる。ファイト!
 

「コントが始まる」〜5☆☆☆☆

 あいたたた、どっちを見ても痛い痛い。

 当初はてっきりそのうち売れて、下積み時代から応援していたヒロイン里穂子(有村架純)とすれ違って揉めていくのだと思ってましたよマクベス。あんなそれぞれキャラ立ちしてて声出てて、客席と演者に向ける体の位置が常に正解なコント師、人気でない訳ある??
 しかし実際はさっぱり売れないまま、予告解散ライブの日が迫ってきます。

 春斗(菅田将暉)は、宗教に走って離婚し引きこもった兄(毎熊克哉)と和解、兄も外へ。瞬太(神木隆之介)は毒母(西田尚美)との絶縁をギリギリで解いて看取って。と、メンバーそれぞれの家庭問題を解決していく中、解散して店継いで結婚するつもりだった潤平(仲野太賀)がひっそりと追い込まれていくのよね。実家の酒屋は妹婿がまさかの早期退職で継いじゃった。じゃあ続けても…と思わないでもない背中を押してくれるかと思った恩師(鈴木浩介)は、そりゃ辞めたほうがいいと断言。
「これまでの10年と、これからの10年は違う」
……ですよね。
みんなよりちょっと早く社会に出たはずが、この先は子育て出世と、人生のフェーズを追い抜かれていく時期になるわけで。

 潤平がその昔彼女を取り合った奴からの、出演依頼。多分売れてたら聞き流せるようなことで
「見下してる」
とブチ切れて席を立つ春斗。あーあ。
ここで成程と思ったのは相手の『高校生で時間が止まってる』というからかいの言葉。確かに!ここまでずっと、マクベス結成のあのラーメン屋を立ち位置変えて何度も見せられて。各自のオーダーも言葉も表情も、そりゃこっちは回想シーン見たばかりだけど生きてる君らは10年も前の記憶、普通もっと朧げだよ?とツッコんでいたわけですが、その記憶良すぎることそのものがまさかの伏線w そのひとときをそれは大切に共有して、しがんでしがんでしがんで来たらそりゃ忘れないわ。

 それでもプロポーズのサプライズは準備する潤平ですが。売れないマクベスでも応援してくれた恋人(芳根京子)には逆に、夢も職も無くしたけど受け入れろは無理ゲーなのでは??

 マクベスのネタがなにかと私生活反映しすぎなのもまたツッコミどころ。乗り越えればこの解散騒ぎもまたネタになる…のか?
 セクシージャーマネに中村倫也。マクベス動画どっぷりな里穂子に対し、ネタに興味ゼロながらメンバーと知り合っていく妹つむぎ(古川琴音)
 春斗と里穂子、瞬太とつむぎの仲も未だハッキリはしないまま5話だよ?? どうするの?
 毎週これだけはリアタイでハラハラと見守ってます💦

「コントが始まる」1☆☆☆

 売れない芸人にしては、基本がカンペキw  舞台でも良く通る声で滑舌良く、3人ともちゃんと演技できてるもんね。

 バイト先のファミレスに毎週来る、芸人トリオが気になる中浜里穂子(有村架純)
 トリオ名をやっと探し当て、ネット動画など探し、ストーカーまがいに応援することで人生なんとかやっていけていたのに。初めて見たライブでの告知は『解散』?

 でも実はもっと前にメンバーと知り合っていた里穂子は、謎のお姉さん→ファミレスの中浜さんとして認知され、彼らのネタにまで影響を与えていたのでした!(お笑いファンとしては、推しのネタに関係してたとか胸熱!)

 芸人側にも結成時からのドラマがあり、春斗(菅田将暉)と潤平(仲野太賀)は高校の文化祭でしたコントを教師に褒められてその気になって芸人に。ぷよぷよ全国大会優勝!からプロゲーマーになった瞬太(神木隆之介)も後に引退、売れてない「マクベス」に合流し……やっぱり売れないまま、各家親と約束した10年目の区切りが来てしまう訳ですよ。
 流石に菅田将暉と太賀の高校生はツッコミどころでしたがw  その後のぐだぐだ共同生活は、芸達者3人揃うともうずっとこれでいいやってぐらい見ていられますね!
ラーメン食って結成した「マクベス」の解散を、やっぱりラーメン食ってから言い出す春斗w  それを大笑いしながら指摘してたのに、段々と泣いていく潤平。見応えあるなあ、もう!
 その分、この人たち本当に売れない芸人では?感はゼロw  脚本がまた『水がメロンソーダになる』コントの元になった出来事はこれです!と手の内全部晒すので、出来過ぎで嘘くさいと敬遠する向きもいそうです。
(伏線回収!と喜ぶ意見も多々見ましたが。週も跨がず、2人で確認し合うのでは、伏線でなく種明かしでは?)

 なんにせよ見応えたっぷり。来週も見ます。

「MIU404」10,最終回☆☆☆☆☆

 わー騙された!すっかり騙された!!
ナニが起きたかと思った! でもやたら日付が映されるのはなんだろうと思ってた(娘の誕生日頃だしw)そういうことだったのかあああああ!!

 久住を探せ。
全ての痕跡を絶って、いきなり消えた久住(菅田将暉) 追う警察。
でも顔写真もなし本名不明じゃ、違う名乗りで携帯も変えられたらどうしようもないじゃないですか。伝手は成川(鈴鹿央士)が覚えていた「65」からの六郷wの工場と、『確かな情報』とやらをもらってアクセスを稼いでいたナウチューバーREC(渡邊圭祐)  RECの罠で久住をおびき出す……まで行かずとも、せめて騙されていると分からせたかったわけですが、敵は何枚も上手。カメラオフの筈が志摩(星野源)と伊吹(綾野剛)の同席も観られていたし、久住(仮名)の居場所を割り出したことも知られてしまう!(ビバ、出前太郎!)
逃げのびるために久住(仮名)が選んだ手段は……同時多発爆弾テロ!!! 各地から爆発の通報が寄せられ、SNSにも書き込まれ、ニュースでは速報が流れ、久住を追うよりも爆撃された病院に向かう機捜任務を優先した404。
 でもそれは、フェイクだったorz

 もうね、そこは仕方が無いじゃない?
ちょっとしたキー操作でそこまでの仕掛けが起きてしまうなんて。「お前らのせいで」と久住はうそぶいたけれど、それが無くともそのうち勝手なタイミングで発動し、RECは煙幕に利用されたんでしょうね。別名義の人脈やパスポート等々の様に。
でも警察や救急が混乱したせいで、亡くなった胎児もいれば(この件辛い……)ドーナツEP運搬車に轢かれた陣馬さん(橋本じゅん)は手当が遅れて意識不明に。メロンパン号はすっかりテロ車両と拡散されてお蔵入りに。そして何より、404の絆にヒビが入ってしまいましたよorz
久住を追わずに病院に行こうと決めたのは志摩だった。
その他、伊吹を責めて切り捨てるような言葉を志摩が吐きましたが、ち、違うから!伊吹が盗聴(コラw)を止めた後からが神髄で、伊吹大絶賛、真っ直ぐな相棒を巻き込みたくないだけなのに。というか、伊吹がガマさん(小日向文世)の

『刑事だった自分を捨てても』

発言をなぞったのと同様に、志摩も警察には出来ない方法で久住をあぶりだそうとしている。互いに相手に黙って、同じことをしようとしているんですよ?気付いてよー!

 挙げ句、久住=トラッシュの潜伏先に単独で先着する伊吹orz 腹の探り合い、欺しあいの様な会話で何を分かり合うわけでもなく、煽られた挙げ句にやっぱり罠にかかる伊吹と、助けに来た筈がやっぱりややこしいことになる志摩orz 銃なんて向けちゃダメだってば。そして自分も銃を向けられているのに、意地を張っちゃダメだってば……! 以前なら死ぬのも怖くなかっただろうに、今はそうじゃないでしょう、トラッシュは死なずにきちんと捕まって欲しいし、伊吹や志摩にも傷ついて欲しくない。なのに、なのに! 

死なないでーーーーー!
 え、オリンピック開催?

 もうこんな記事、ドラマを見ずに読んでいる人はいないでしょうから書くけど(まかり間違って未見ならここから読まないで本編を観てください)


 息絶える志摩も、正義を手放してトラッシュ久住を撃ち殺す伊吹も、バッドトリップの産物でしたわorz  そうだったそうだった、2人とも薬物吸って昏倒していたのだし。そこで武装解除もせずに銃持たせたまま放っておく間抜けじゃないでしょ久住は!!!……でも、両手両足拘束したら、近くに携帯置いたままでもいいやーと目を離す程には暢気でしたけどね!(2人を起こしたのが、陣馬さん覚醒報告だったミラクルに乾杯!!!)
 無事に洋上に逃げ出して、船に救助されたのか泳ぎきったのか……いくら近海とはいえ着衣で命がけ(まず、靴は脱ぐべし^^;;;;;) そこからの九重くん(岡田健史)も加わった追いかけっこはまさに手に汗握りました。伊吹が走る!跳ぶ!志摩は自転車だ!!メロンパン号にも行く手を阻まれ、追い詰められた久住は。
 いやー死に逃げも覚悟したorz 多分本人、昔の志摩と一緒でそれでも構わなかったのでしょうが。死にきれないなら今度は、警察に暴行された被害者だと訴える方向に!とことんクズ!……しかし目撃者になってくれるはずの友人達は、久住自身がばらまいたドーナツEPでラリラリで、証言できる状態じゃありませんでしたw なんて皮肉な地獄。

 さて久住(仮名)は誰だったのか。
天王寺育ち、貧しくて母と死別? いやいや、相手によりなんとでも自称して取り入っていたヤツでした。システム開発に関わった云々のエトリ情報も伝聞な上に、本当に久住のことだった確証もなく、本人はただ黙秘。貧しければ世間を恨み云々、恵まれていたのなら愛情不足で歪んだ等々と、とかく世間が型にはめて消費しがちな『物語』の提供を、一切拒み続け名無しのままで……。薬物製造の証拠はあるとして、エトリ殺害は立件できるのでしょうか。できたとしても、死刑や一生檻の中にいるには不足なような。いつかまた娑婆に解き放たれるのでしょうか、身元不明のまま?
(とりあえず、安いサイドストーリー『久住の過去!』なんて配信されるよりは不明で良し。限定しない方が視聴者それぞれで身近に受け止められるでしょうし、いつか判明するのならUDIラボ絡みであって欲しいよw)

 ああ、メロンパン号テロ犯説の拡散を、これまでに接触したたくさんの人たちが否定してくれたエピソード。素晴らしかったです。世間は時に美しくもある。久住もそれを知れたら良かったのに。

 ラストはマスクで機捜任務中の志摩と伊吹。
ああ、このオリンピックが中止になった2020年の夏に、確かに2人は居るんだ。そんな喜びを、邪魔な筈のマスクが噛みしめさせてくれました。 
機捜404フォーエバー! 

ちなみに放映前に菅田将暉Boxのミスド食べてましたw 最終回放映日に菅田将暉がドーナツEPならぬミスタードーナツの宣伝を始め、GoTo強盗!の放映日がまさにGoToトラベル。新型コロナウィルスで放映日がずれた故のそんなミラクルも楽しみましたよ!!
異動になっちゃった桔梗さんとの恋は……生きてるチャンスを、いつか活かせるといいね志摩!

「3年A組 今から皆さんは、人質です」~最終回 ☆☆

 さくら(永野芽郁)の腕力に頼りすぎでしょう~!!!

 前回で「私が澪奈を殺した」とさくらが言い出した時には、家事をしていたので画面を二度見しましたがw そこはほら、大方の予想通りに『目の前で飛び降りられて、助けられなかった』という程度のもので。さくらの落ち度といえば、いくら思い出の場所とはいえ澪奈(上白石萌歌)を高所に連れてきてしまった、ということぐらいでしょうか。あとは運悪く来た連絡へのスマホ操作……。SNSの罵詈雑言でメンタルすり蹴っていた澪奈にはそれがダメージでも、まさかそんな日常動作で何か起きるなんて思わないものね。そこ以降は、頑張ったよ!
飛び降りる人に駆け寄って、腕を掴む。
なかなかどうして、出来ませんよお。棒立ちで見送ってもおかしくないところを、ちゃんと片腕で支え続けたじゃないですか!握力もすごいよ、さすがプロレスファン?

 そして柊先生(菅田将暉)をつかまえた二度目。
いや先生、いくら細身でも澪奈よりかなり重いはずw 今度こそ、さくらにちゃんと助けさせての立ち直りを目論んでいたのなら、実はワイヤーで結んでたとかさ、失敗しない保険をきちんとかけておかなかったらダメじゃないですか!同時に、引きこもりの彼女も呼んでショック療法を試みたようですが、助けられなかったらどちらもトラウマ倍増ですよ!!(しかも、一番最初にさくらが絶対に来る保証も特になしw)

 その前に、景山澪奈転落死の時点で手すりの指紋、衣服の繊維、屋上の足跡、微物は採取してないのかと。解剖時には手首が掴まれていた痕だって出るでしょう。鑑識がきちんと仕事してたら、屋上にいたもう一人が助けようとしたことぐらいわかるはずなのに。まあティーンの自殺と軽く片付けられたのかもしれませんが。 そこでもやっぱり、景山の両親がスルーされているのが気になります。遺体安置所で悔しがる柊先生。何故入れるのw そこに遺族はいないの?


 と、ツッコミばかり書きましたが、ドラマは最後までテンション高く引っ張られて観通しました。
政治家にまで追求が及んでも尚、目指すところはまだ上だと身体を張り続けた柊先生。え、これより大きな相手って?と思わせておいて物申したのは、SNSに集う大衆相手でしたよ。成る程ね。

 だからって、監禁しなくても、とか。こーなってあーなってと想定した通りにそう上手くことが運ぶとも限らないのに、よく何人も協力者がいたな、とか。これまたツッコミたくはなりますが、目指したところは納得しました。ぶっきーが一人で何かやらかして、耳目を集めて演説したところで、それに反応する匿名の存在は自分のことだとは思わないですもんね。あれこれ好き放題に言い散らし、非難の矛先を連日変える、そんな傍観者に説教を届けたかったんですよね。

 でも無責任なのはワイドショーも。そっち見てる中高年は想定外なんですねw また、大和よりSNSが悪い的な論調も問題かと。そもそもの元凶は大和だよ? 柊先生の彼女には謝れても、景山澪奈にはもう謝れないのよ? それこそ、澪奈の両親は大和を殴っても刺してもおかしくないと思うの。

 その後1年闘病したというぶっきー。起訴はどうなったのかしらw そして3周忌を機に開かれた同窓会。遺影に語りかけるさくら。えーっと澪奈の遺影も置いて欲しかったです(^^;;;)

「3年A組 今から皆さんは、人質です」7、8 ☆☆

え、ガルムフェニックス!きたーw
そういえば「れっつ、しんく」だったぶっきーの発音がちょっと”think”になってきましたよね

自分の頭で考え出した生徒達を盗み見て、その成長に涙するぶっきー。伝わってたんだねえ。良かったねえ。
と、いい場面ではありましたが一方で、いやそんな当たり前のこと。自分の行動の結果を想像してみること、相手の立場で考えてみることを、級友が死んでなお監禁されて説教されなきゃわからないって(^^;;;;) どんだけバカなのかと。でもバカッターなどみると確かにそんなバカ存在するしなあ。おばかさんや、年若い予備軍にこのドラマが届いてくれたらいいねえ、などと思いつつラブリー菅田将暉を鑑賞です。

逮捕された武智大和。
熱血教師を装いながら、某元大臣、某大学と癒着し推薦入学の裏金を受け取っていた……と悪役っぷりが暴露され、フェイク動画作成の依頼も認めましたね。そっかー、澪奈が推薦入学に同意しない報復にドーピング動画をばらまき、担任教師だったぶっきーの彼女も癒着を告発しようとして『教え子とホテルに』動画をばらまかれて退職、と。そこは認めても、『澪奈を殺してはいない』そうで、実際例の監視カメラ映像もまたフェイクでしたけどw

そもそもスポーツで進学するのが大嫌いな我が家の体育教師=旦那が、どんなに騒ぐかと思ったら案外静かでした。推薦を礼賛せず、むしろダメだ方向だったからでしょうかw そう、競技成績悪かったら続けられないの。でもそれ、武智先生がだましたみたいに言ってるけど、学業優秀で授業料免除の生徒が成績悪くなっても同じなんだからね?なんのために大学に行くのか、ちょっとは考えようね?

ひっかかるのは、札束をボンと生徒に見せる武智w いや、まず親でしょ説得する相手は!野球部のエースがプロ希望のケースでも、担任教師に札束見せてどうしますよ。親でしょ!
そして相変わらず全くでてこない影山澪奈の親。晴れがましく活躍していた我が子が自殺して、挙句こんな事件のきっかけは娘の事件、名物教師まで逮捕されて他殺だったかもしれなくて。取材陣殺到でしょうに。もう外国に転勤でもしましたか。その辺もしみじみ、親世代は視聴ターゲットじゃないのねえ。
そして警察の画像解析技術も、なめられてますよねえw
当日、澪奈のカバンが学校指定か水泳バッグだったかは知る由がなくても、加工してあるのかぐらいは、オタク高校生より先に気づいているでしょうに。

協力していた刑事さん実は、ぶっきーの彼女=元担任の実父だったりしましたが。彼曰く、狙いは武智や某大臣ですらなく、もっと大きなものなんだそうですよ……。教育委員会や大臣より大きなものとは? と考えてたら、まさかのガルムフェニックス登場でふっとびましたw 通りかかった息子が「トクサツガガガ」?とw いえ、妄想シーンじゃなくて本当に来てるらしいのよw
さて、最終回が楽しみです。

予告CMで喪服みちゃった……。柊先生、余命わずかとわかってはいても淋しいわ。

「3年A組 今から皆さんは人質です」6 ☆☆

えええ、ないない、命に関わる病気を本人知らせず、言いがかりで退部にするだけとか、ナシだわ~

その『致死性運動性不整脈』の運動禁忌がどの程度なのか。学校の体育程度は問題なくて、部活の追い込みがダメ? とはいってもさ。帰宅部にさせても、東京タワー駆け上るイベントに参加しちゃうかも。バスに乗り遅れてひと区間走って追いかけちゃうかも。まずは本人に説明でしょ。親もなに部活顧問に丸投げしてんのよ、挙句逆恨みさせちゃってるじゃないですか!
そして選んだ手段が『殺したのはきっとあいつ』と、告発動画をネットにアップ。

もうさー。世間に悪意を晒すことの恐ろしさをその景山さんの自殺で知ったんじゃなかったのかと。自分が加害者側に立ってると気づかないのかと呆れましたけど……。子供なのねえ。そして、猛烈な勢いでそれを叱りとばす柊先生も……ちゃんとした大人には見えないわあ。
女生徒が、手伝う素振りでスマホを持っていったのを知っていて放置。告発動画撮影も把握しつつ放置。送信ぎりぎりで、放送で声かけて止めてましたけど、何秒か遅かったら手遅れでしょう? また発作が起きてたら大変だったよ?
部活顧問の人生をなんだと思ってる!と胸ぐら掴んでた割に、これじゃ君も途中まで加担してたも同然じゃーん。

……からの、ピンボケ大和先生を告発w
速攻のダブスタw どれだけの証拠があって言ってるんですかー。 でも他に該当者もいないので、やっぱりね、となるお茶の間でありますが、当の大和先生はあくまでビックリの姿勢。これが演技なら相当なタマですよ。

あとはえーっと、柊先生の前職は実は特撮スーツアクター! お得意の『レッツ、シンク』はその時の決め台詞 Let’s think からだったんですね~ そして、その撮影スタジオの社長が、恋人である元担任の父親で火薬買ってくれてたよとあちこち繋がってまいりました。しかし特撮アクション主役の抜てきを、癌だからと諦めるのは分かります。体を使うことだし、1年通じての契約をし難いのは。でもその代わりにやむなく選ぶ仕事が教師って、ちょっと何言ってるかわからない(^^;;;;;)

景山さんが自殺したとされる直前に一緒にビルに入り、後にひとりで走って逃げていく男の姿。そこまで公開されましたが……柊はどこまで何を知っているのか? いつこの計画が動きだしたのか? そんな経緯が知りたくて見ていますが、果たして見せられたものにツッコミを入れずに納得できるのか、私? 今回の病気の扱いで、脚本への信用度が下がりました(^^lllll)

ゲーム開始、と称して眼鏡の掛け外しで嘘か本当かを生徒たちに伝えていた柊。
きちんと気付いていたさくらと、殺されると思い込んで泣き叫んだその他大勢と。そんな風に最初から見抜けるように仕組まれていた何かがあるかもしれませんが、さて。


「3年A組 今から皆さんは人質です」5 ☆☆☆

出た、柊先生の余命わずか宣言!

確かにそれ、こんなまともじゃない犯罪を計画する大きな動機になるの、分かりますけどね。同時に先生だけ安全地帯にいるわけで。選択を迫られた生徒たちが、共犯者になってしまったら将来どうなる……と怯えている時に
「そうはさせない、俺が保証する!」
と柊に吠えられても。いやお前死ぬし、ってなるじゃないですか~。

前回の終わりに、柊先生昏倒。
崩れ落ちるというより、跳ねまわって気絶する様子が元気すぎて笑ってしまいます。まあ直前まで格闘してた程ですから、元気かつ余命わずかという難病なのでしょう。その好機を逃さず、準備室をこじ開け携帯を取り戻し、まずはネットに接続する現代っ子な生徒たちw 家族に連絡が入り沸き立つ体育館。警察の突入計画は予定通りに進行し、そのままなら無事に保護されて今夜にも帰宅してお風呂入り放題、の筈なのですが。
このまま残り、事件が解決するまで警察を利用しようと望む生徒も。
柊先生の青い絶叫を、ちゃんと受け止めた生徒もいたんですねえ。報われるねえブッキー。

あーだこーだ熱い議論が交わされて、決め手はモデル嬢が持っていたチップの情報。ハングレからフェイク画像を買ったのはなんと! この学校の教師だったのだー!

この頃にはちょうど良く意識を取り戻した柊先生。チップを読みこんだ画像をモデル嬢に見せるため、抱き寄せる仕草も漢前ですねえ。
しかし教師が……。
ここで悪事が暴かれて、驚けるほど描写されてるの、間抜けな大和先生か、元担任の彼女しかいなくないですか(^^;;;;)

もはや事件の謎そのものよりも、すべて知ってて仕掛けたらしい柊が、まずどうやって情報を得たのかが興味の焦点かも。 そして景山選手のご両親は学校のこの騒動の報道を、どんな気持ちで見ているのやら。

「3年A組 今から皆さんは、人質です」3、4☆☆☆

良かったー、生きてた。

初日に刺された彼氏も、「警察の誤答のせい」で殺した5人も、3話の最後でちらっと写り、4話ではこんな風に偽装しましたよ、まで見せて。階下から声が聞こえると気づいたさくらの行動もあって、クラス全員にそのことがちゃんと伝わりました。良かった良かった。そりゃ、生徒のためにと説教する先生が、殺すわけないと思いつつも心配でしたもん。
そうかー、準備室の床穴から階下に降りられるんですね。警察と接触、おにぎりもらってきた時もここから降りたんでしょうか。てか、穴もお手製ですか? 設計時からあるなら、機動隊突入の時に使いますよね(^^;;;;;)

警察の五十嵐(大友康平)が柊側だったのも、3話の驚きでした。捜査一課理事官、かなりのお偉いさんがグルだったなんて(^^;;;;;) どんな仲でそうなったのか。それでももう、庇える域はとっくに超えているわけで、一体何を共有してこんな爆破立てこもり事件を刑事が支持しているのやら。
柊先生が捨て身なわけは……持病?(痛がり方が派手で、病気というより刺されたかの様ですが……)わずかな余命を賭けて、生徒に最後の授業をしようとしたのでしょうか。そんな治外法権から指図する様なの、いやんですよ~。生徒たちに、自分の行動の結果を受け止めろと言ってる人が、しでかしたことの負を償わずに死んでいくなんて。ううう。

さておき、澪奈自殺の引き金となったドービング疑惑。
そもそも「何か飲んでいる」フェイク画像が出回っただけで、検体から薬物が検出されもせず、なにが疑惑だ。吉田沙保里選手が引退して言ってましたよ。「風邪薬飲んでみたら、よく効いてびっくりした」って。どこか痛くても熱でても、トップアスリートはうっかり薬も飲めない生活をずっとしてるんですよ。ドーピング検査を舐めるなよ! 
と、ツッコミはさておき。
画像は、澪奈に失恋した里見(鈴木仁)の撮影でした。 でも彼は撮っただけ、ドリンクに薬名を加工しても、DVDを宇佐美のカバンに入れてもいない。じゃあそれは……甲斐(片寄涼太)の仕業。
ハングレ団所属の先輩に頼まれ、金も欲しかったんですって。

それでも、澪奈を車に乗せて連れ去ろうとする暴挙には、さすがに体を張って止めたわけですが。ただ映像をとるだけなら、悪用するにしてもたいしたことないと思った。うーん、確かに連れ去るよりは気軽に出来ちゃうけど。招いた事態は同様に重大、だったんですね……。 そして、奴らがやったと声をあげられないワケは、裏切ったら家族を殺すと脅されていたから。いやもう、ハングレってレベルですかそれ。素人さんを巻き込むとは、ヤクザよりたちが悪いよ。

さてその頃の郡司刑事(椎名桔平)
『生徒5人が殺された』責任をかぶって、柊の事件から外された回された先のガールズバーの検挙が、そのハングレのボス逮捕につながるだなんて上手くいきすぎでしょ。柊情報で、五十嵐が手を回しましたか。
とにかくボスは確保され、もう家族は大丈夫と甲斐にうけおう柊。そして彼の友人も、そんな苦境や苦しい家庭の事情をなぜ、うちあけて手伝わせてくれなかったんだと泣いて責めますよ。うーんと、そこよりも。
自分が脊椎損傷で半身不随、小学生の兄弟がいるのに高校生の長男に家事も家計も(!)まかせて「あの子は大好きなダンスもやめて」と不憫がっているだけの親が一番ダメだと思います。そして民生委員は、ケアマネージャは何してるのかと。甲斐くんは確かに「無理だー」と言って良かったんですけども。いい子だから頑張ったし、頑張らなくていいことに子供は気づけなかったんですよ……。

で、この先まだ何があるのでしょう。ボス逮捕にショックを受けてる美人さん、恋人なのかな。そこかな。
しかし、高校生アスリートが有名になって注目をあびるところまでは分かるのですが。彼氏と間違われた部員が足を折られたりorz  会いたい、と級友に頼んだ目的がバンに押し込んで誘拐とかorz この地域、犯罪レベルが高すぎてわけが分かりませんよ……。どんな修羅の国だ。
大和先生(田辺誠一)は、筋肉番付にも出演してましたよw プロテインw 和み要因だけですか?ラスボスだったら嫌だわー。 

「3年A組 ー今から皆さんは人質ですー」1、2 ☆☆☆☆

実写版「暗殺教室」w
ひさしぶりにJKに戻った永野芽郁ちゃんにホッとしてたら、まくしたて系のオタクだったーorz

卒業式10日前の魁皇高校。
『大事な話がある』と集めた3年A組生徒全員を、爆発で閉じ込めた担任教師柊(菅田将暉)が
「今から皆さんは人質です」
と宣言します。彼の目的は、自殺したクラスメート景山澪奈(上白石萌歌)について皆が語りあうこと。まず初日はその死の原因を。翌日は、彼女を苦しめた噂の元を。21時までに回答をまとめ、不正解だったら……。
一人死ぬ。

そもそも、丸メガネにふわくるヘアの菅田将暉が可愛すぎて、こんなキュートな担任に嫌がらせする女生徒がいるとは、事件前から既に衝撃。君たちがわざと崩した段ボールの山、柊先生がよたよた運んでいたアレって、爆破や監視に使用するものだったのよ皮肉でしょ。そして暴力と恐怖での支配が始まり生徒は被害者なのに、基本クソ生意気で気持ちが寄り添えませんw 授業だ、と主張する「先生」を信じたい気持ちもありますよね。1話で男子生徒が刺されても、血糊で刺したふりでは……とお茶の間から必死でフォロー。2話で生徒にもそれを指摘され、死臭もしない、と言い募るのを
『僕は優しいと思われてるんだ』
と茶化す柊。そして解体した手首をポンと放り渡し……いや、美術教師だから作り物!のツッコミには、2分で答え合わせが来ましたけども。見せた手が作り物だっただけで、死んでない保証はありませんよねえ。そして生きているならどう黙らせているのか。元からぐる? 警察に頼んだおにぎりは30個、死んでたら余るけど、別に誰か2個食べてもいいし(^^;;;;;)
と、小出しの情報に楽しく翻弄されています。だからこそ、生徒は死んでいて欲しくないですね。

現状、爆破の瓦礫で廊下が塞がれた校舎3階。3-Aと隣の美術室&準備室、トイレだけが孤立しています。当然スマホは没収され、監視カメラも爆薬もあちこち仕掛けられた教室で生徒たちは、知らねーよ俺カンケーねーよとぐだぐだ言い合うのです。
亡くなった澪奈は、水泳選手で全国優勝もしたそうな。
え、スクールじゃなく高校水泳部所属で? 普通科の普通クラスで? 推薦や特待生じゃないんだ~。

一番仲が良かったのは私、とカースト上位女子宇佐美(川栄李奈) でも実際は、有名アスリート澪奈とのツーショットでSNS映えを狙う宇佐美から離れ、カースト下位のさくら(永野芽郁)と親交を深めつつあった澪奈。まだ明るい道を腕組んで帰り、ショッピングも。え、部活は? あ、うん部活中も盗撮に勤しむさくらは、終るまで何時間でも待っててくれたのかな、選んでいたのも競泳用水着w 消耗品&嫌がらせで切り刻まれてたなら新しいの必要だったし……

その頃、ネットに澪奈の悪口を書き散らしていたアカウント。
更衣室に忍んで水着刻んでる段階で、女よねw 更にドーピング疑惑を広め、クラスメートまで真に受けて「ずるい」と攻撃したって、バカなのか。検査陽性ならまだしも(それだって、風邪薬やコンタクト保存液の影響な可能性)ただ『何か薬』を飲む映像だけでw しかもそれフェイク画像で、誰かがカバンに入れたDVDだったとか。さあ3話では、その映像製作者を追求ですね!
その時点で卒業式まであと7日。この先まだ7つも審議するネタがあるんですねえ。
3-A前担任が、実は柊先生の恋人。退職と以後の引きこもりにも、澪奈の死と3-Aの罪が繋がっていくのかも。最後の授業を終えた柊、1話冒頭で屋上から飛んでいましたけど、死んで終わりにしてはダメでしょう。そこも、待ってるよー。
体育館に詰めかける親、「穏便に」しか望まない校長、カリスマポンコツ教師の田辺誠一、椎名桔平の刑事、いろいろ脇も花盛りです。

それにしても、掘れば掘るほど澪奈さまが不憫。

完璧、強い、くびれが神、と容姿と妄想を称えるばかりの さくらと、嫉妬のあまり澪奈の水着を切り家に投石した宇佐美。どっちに転んでも交友関係が貧しすぎでしょう……(さくらに、「大事な友達」が宇佐美と言わない澪奈も謎。3人で遊ぼうとしてこじれるなら、よくある話なのですが)瀬戸大也と萩野公介が幼少期から表彰台を争っていた様な、10年来の水泳仲間とかいないのかと。

(トップアスリートって海外派遣や連盟主催の合宿やら、もっと学校とは違う人脈や大人に囲まれて忙しいのでは。せっかくの上白石萌歌、水泳じゃなく歌の大会で優勝、破かれるのは楽譜で良かったのにとも思ってしまいます)

「まんぷく」 61〜72 ☆☆☆

「美味しい 美味しい ダネイホン 

    萬平印の ダネイホン」

福ちゃんいい声でした〜。本番前の、震えまくりの緊張声にも笑いましたよ(^^)

 進駐軍からやっと解放された、萬平さんと社員たち。一気呵成にダネイホンを増産し、東京に販売会社も作って全国展開です!
その際に重要なのは広告だ、と構想を勝手に練ってきた世良さんw まだTVCMがあるわけじゃない時代。キャッチコピーのレコードを製作し各地商店街に送りつけて流してもらおう、とか。街角にホーロー看板を設置しよう、とかまあよく思いついたものです。しかも経費節約、レコードの声は福子で、広告塔は社長の萬平さんでと地に足がつきつつも丸メガネ蝶ネクタイに派手スーツを着せるそのセンスw(絵が超上手いw) 嫌がる萬平を丸め込み、やりたがる鈴さんは無視する一同の団結力。松坂慶子のホーロー看板はしっくり来るし、既存の食品なら『お母さんの味』と鈴さんで売り込む手もあったでしょうが、新商品ダネイホンですもんね確かに奇抜な広告の方がイケそう。

そして真一さんを幹部に若い連中を送って、夜学に通わせる算段もして。神部くんも行くのでタカちゃんは泣くわ、毎日手紙書くわ、お向かいの定食屋の美女には惚れられるわしつつもダネイホンは順調に売れていきます! 後から語られることには、会長が投資した3万円は4万円にしてお返ししたそうで、儲けたね! 福ちゃんも第二子妊娠といいことばっかり。偽造商品も出ますが、すぐさま世良が真一連れて駆けつけて脅しw さあ、大学の先生に認定のお墨付きをもらえば、更に順風満帆ダネイホン~

なのにまた逮捕ですよ! 3度目なんだから弁護士にコネぐらい作っておいてよ!

どうやら世良が脅した奴らの密告のせいらしいと分かるのは視聴者だけ。何しろ判決文も英語で、とっとと4年の服役を命じられて投獄ですから手榴弾の時よりわけがわかりませんよね。それも夜学の学費を一括で振り込んだのが不正経理で脱税だって(^^;;;;) なんのこっちゃ。

そして有名人、ダネイホン萬平の弁護を引き受ける人物はみつからず、困っているところに食堂の美人さんの紹介で降ってわいたのが……若造弁護士、東太一(菅田将暉)くんですよ! 若いお堅い太一くんと並ぶと、もう福子の大阪のおばちゃん化が激しいことw カバンから無限に飴ちゃん出てきそうです。それでいて、監獄の面会室では金網越しに萬平さんと手を合わせるしっとり妻っぷり……若い太一くんが当てられちゃうからもう少し控えめにねw
さておき、ちゃんと英語の判決文も読み下せる太一くん。これは有能な掘り出し物でした。そして罰金7万円は、東京の販売会社と販売権をセットで売ろうと提案。それで泉大津の本社とダネイホンは守れた……と思ったのもつかの間。追徴課税でまた10万円(だっけ?)って!  あれですか、羽根布団買わされたら、こいつイケるぞと屋根瓦修理やシロアリ駆除から水販売までゾロゾロ集まっちゃうのと一緒ですか。それとも立花萬平がそんなに憎いのか。

それにはもう、会社を畳んで逃げるしかない、と太一。先生には他人事……と責める萬平に、ここで初めて
『栄養失調の妹を、ダネイホンが救った』
と打ち明けるんですよ。えー、さすが人見知り!そんな経緯があったら普通初顔合わせで言うでしょ!でも、そんな不器用な人だからこそ疑心暗鬼の失意の萬平さんを説得できたんですよね。

再就職で散る、塩軍団。涙の別れ!
差し押さえに来たら、もぬけの殻の立花栄養食品。

それでめでたく片付いた……わけじゃなさそうで、えええ、続くんですね。 加地谷さんの時に仲間と憲兵が通じていたように、財務局の偉いさんと偽ダネイホン社の間になにかあるんでしょうか。ちゃんと泊まり込みで一人待ち構えていた太一先生が、今度は逮捕されちゃうんでしょうか~。

お泊まり太一先生が、塩軍団にからまれる様子もみたかったのにw さすがに雑魚寝にはなりませんでしたね。 

心斎橋の母だかなんだか、占い師に入れ込んで『婿は大器晩成』にご不満の鈴さんw 一体どれだけつぎ込んだのやら……。それに多分、監獄で萬平さんに絡んでくる人相見の老人(イッセー尾形)の方が本家本元ですよ? そんな具合に、また楽しい仲間が加わって次週へつづく! 
萬平さんの思いつく、新しいことって何かな。大恩人沢田会長は、それを見届けてくれるのか。さすがに旦那も、もう「ラーメンはまだか」と言わなくなりましたw

「dele」最終回 ☆☆☆☆

なーんていい子なんだ佑太郎!!

dele.lifeで他人の暗部や秘密ばかり覗く様な仕事をしながらも『自分なら何を消し去りたいか』を考えることなく、彼が自分ならと思っていたことって
『大事なものを俺に託してくれ、命がけで守る!』
だったんですよ! ……もっともそのためのノウハウがあるでなし、ただそう思ってるだけ、なんですけどね(^^;;;)
そして明らかになった二人の過去の絡み合い。
若くして亡くなった佑太郎の妹は、新薬投与で死亡した事実を改ざんで伏せられ、家族はクレーマーとしてネットに晒され世間から叩かれ、壊れた。一方のケイが、亡父のデジタル遺品にみつけて思わず消去したものは、その改ざんを指示した議員仲村(麿赤兒)を守る不正の証拠。こんなこと偶然と思えない、出会いは仕組まれていたのかとか思っちゃいますよねえ……。そうじゃない、そうじゃないんだってば!

父に『正しい人』のままでいて欲しかった想いと、あの時事実を明らかにしておけばという後悔の中、佑太郎の復讐にデータを差し出すケイ(後日、最後まで見たら自分の病状への新薬データもあり、自分のためもあっての不正だったかと語るケイが切ないです)でも、世間からの非難がどう襲ってくるかを身をもって知る佑太郎は、ケイや舞の仕事にまで差し支えることが明らかな公表を望みません。その代わり、シンプルにぶん殴ってやる、とw いや確かに葬儀中は警備も手薄でしょうけどね。そして当の故人、dele.lifeの依頼人だった辰己弁護士(大塚明夫!)は、佑太郎がそこに居ると知りつつ、数々の証拠を託して亡くなっていったわけですが……。それでも建前としては消去を委託されたデータを見ちゃダメだし、公表なんてもっとダメ(^^;;;)

てなわけでケイが企んだのは、佑太郎と仲村議員のやりとりのライブ放送!
お葬式で関係者が出揃った中での、故人への中傷と改ざんの肯定。もうこれ証拠なんかなくても感情的にお仲間にそっぽを向かれますよね。そこにダメ押しで、亡父の不正も公表。舞が継いだ弁護士事務所もdele.lifeも、大幅に顧客を減らしながらも姉弟はどこかすっきりした表情ですが……佑太郎は辞表を置いて去りました。寂しいけれど仕方がないですよね。
ヒマな時間に『最期に誰かに情報を贈る』システム開発を始めているケイ。それは『バラの花を贈って』と頼まれたあの一件にも、先日の佑太郎の言葉にも少し似ていて。舞が目論んだように佑太郎はケイを良い方に少し変えて去って行ったんだなあ……。

と、思わせてからの普段通りの佑太郎登場が嬉しかったこと!
給料払えなそうだから一旦やめるけど、経営を二人で立て直したらまた雇ってくれってw ビラ配ろうかってw 更に怪しい事件ばっかり集まっちゃうよそんなの(^^;;;;)

この世にデジタル情報が溢れ、誰もがいつかは死ぬ限り、二人の優しい活躍は続くのかも。原作も続きが出るそうで、こりゃ続編を待ちかねます! 素晴らしきかなdele.life!

「dele」7 ☆☆☆☆

えええ、結局犯人は誰なの?次回に続くの?続かないの???

例によって死亡確認から始まったものの、依頼人が死刑囚笹川の身内だと姉さまから横槍が入って削除は棚上げ。デジタル遺品はなんと、笹川ではない男が容器に粉を入れている証拠動画じゃないですか。渡せ、いや消すの押し問答をなだめ、8年前の祭りで毒物混入事件が起きたという街に調査に赴く佑太郎です。

現場近くのレストランで味を褒めちぎり『この人のブログで見て来た』と、佑太郎が見せるのは混入動画からの画面摂り。運びが上手い! 警戒もされず判明した身元はなんと、市議会議員宮川ですよ。そりゃ、こっちは疑われずに前科者だった笹川が逮捕されるわけですねえ。

とは言いつつ、粉の匂いを嗅ぐ仕草が気になりますよね。毒物を持った人物のすることじゃないでしょw
そこに視聴者同様に気付いていたケイは、宮川に大胆接触。宮川犯人説で裏を取る佑太郎と姉を横目に、レストラン主人だって動機はあると妻と宮川が浮気していた証拠を集めてるしw あ、この動画を撮った人物はどうなの、ってもうその先はこっちでドラッグ、あっちでDV 笹川の息子も疑い、宮川の娘も怪しければ近所の八百屋もやりかねない!
ほんと、なんなのこの街は!どこでも同じと言われても!

「僕も妹を亡くしていて……」
と、事件で幼い娘を亡くしたレストラン店主につい肩入れをしてしまう佑太郎でしたが。偏向を攻めるケイが、佑太郎の事情を知っていることがショックな様子でしたよ。え、こんなに毎日個人情報漁ってる相手が自分のことは調べないとでもw 信頼というよりは、深く考えてなかったのかな……。雇う時に調べて当たり前だろう、と言い放たれるまで、友人気分でいたのかもと思うと切ないです。
そしてまた、問題動画を撮影した依頼人の経歴を洗ううち、交流があった女性に声をかけられて。死亡をふせたまま情報をもらう佑太郎。『みつかったら、教えてくださいね』ときらきらした瞳で言われても、もう死んでいるんですよ……。辛いじゃないですか。

そしてトドメのように、全てが無駄に。
今までだったら、死者の秘密を暴いてあれもこれも解決したのに。明るみに出さないまでも事情が判明したのに。今回は積み上げた山にハシゴをかけて登ったら、そのハシゴを蹴倒されて降りもそれ以上登りもできなくなったような中途半端で。笹山の死刑が執行されてしまいました。あああ。
いっそ、カウンターな調査などせずに議員が怪しいぞっとすぐ訴えれば少なくとも死刑は棚上げになったでしょうか。それとも、再調査がむしろ死刑を早めたでしょうか。

8年ぶりの祭りで「飲んだら死ぬって言われた」と、当時のことをつぶやく少女。外の人だった……って、誰なのー!勘違い、忘れなさい、と肩を抱く手に思わず力が入りすぎな女性は、何を思うのー!
「気持ちが悪い」
と吐き捨てた佑太郎は、もう同じようには仕事に取り組めないのでは?

ああ、最終回を早く見たいような見たくないような。終わりが怖くて、この宙ぶらりんなままでいたいです。

最新コメント



   
   

ドラマのあらすじはこちらでね


にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

インパルス関連本

「蟻地獄」文庫

ちなみにじゃすみん「蟻地獄」評はこちら

「月の炎」絶賛発売中!

ちなみにじゃすみん「月の炎」評はこちら

カテゴリ別アーカイブ
  • ライブドアブログ