ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

綾瀬はるか

「天国と地獄」8〜最終回 ☆☆☆☆

 満月の夜、あの石と一緒に転げ落ちて元通り?? でも既に、中の人が入れ替わってる方がしっくり来るんですけど!!

 サクヤ(迫田孝也)と日高(高橋一生)に指名手配がかかり、サクヤは陸(柄本佑)と、日高は彩子(綾瀬はるか)と共に南へ。母の故郷、奄美を目指します。辿り着けないんだけどねえ。
 おバカの八巻(溝端淳平)が囮になり、日高のカードを使いながら北へ旅行w   この不正使用をどう見逃してもらったかはさておき、二組の逃亡者はフェリーで出会い、多少は話せてサクヤ死亡orz
 生きて自供できれば日高も諦めついたでしょうけども。死亡では、主犯がどちらなのか調べ直され、望月彩子/中身は日高、がした証拠品すり替えなどなどが説明つかないはず。セク原(北村一輝)の綾子への疑いを晴らすため日高は…。
 全て自分1人でやった。
殺人は兄へのプレゼントだった、と自供し始めるのでした。賢いのでちゃんと辻褄も合っているw

 しかし焦って反証探しに走る彩子とは裏腹にちゃんと有能なセク原!全部ふんふんと聞いてはいるが信じておらず、最後に、それは本当に兄ちゃんのためになるのか、とガツン。
 そこに裸足で!かけつけた彩子が、兄の遺した自供動画を披露。まだ抗う日高に、それは私の正義を壊す、と更にガツン。日高はきちんと共犯で裁かれたのでしたー。

 って、彩子共犯疑いは? 彩子と日高の何やら絆を見せられて、セク原どう黙ったの? ついでに、この有能セク原が陸はスルーだったのもびっくり。望月彩子の男がサクヤと旧知の仲って怪しくない??
 セク原にも「入れ替わり」をぶつけて欲しかったです。案外理詰めで納得したかもしれないのに!

 しかしドラマ上は逮捕の手柄と相殺か、警察学校に回された彩子。正義や理想をそのまま語れる教場は、なるほど性に合って居心地良く過ごせた様でした。彼の人からの頼りを待ちながら。

 ここで終わりでも良かったのになー。
 再会も、奄美で、とか。後ろ姿でもしや、とか。ぼんやりでも良かったと思うんですけどねー。まあ、キャッチーではありましたね、また入れ替わってエンド、一体どうなる??


 石を持って会うのなら、せめて満月は避ければ良かったのに? 今度は落ちもしないのに入れ替わっては、どう戻れるのか?
 設定を壊し、日高をお馬鹿さんにして終わった気もするのですが……。エンタメだったと思って諦めます。
 そのばあい。
 消えてしまった陸。日高との、綾子を守る勝負で負けを悟った感じでしたが……中が日高の彩子が忘れられずに、日高とは会っている可能性を考えなくもないですw

 鑑識の林康文がいい役で、最終回に見せ場まであって嬉しかったです!普通に言えば言えるセリフをあの節回し。演出なのか。林氏の工夫だったのか気になります〜。、
 

「天国と地獄」〜7 ⭐︎⭐︎⭐︎

 陸(柄本佑)まで!彩子(綾瀬はるか)と日高(高橋一生)の入れ替わりを秒で信じた!!
天使の様なバカを何人も吸い寄せる彩子w それってもう才能なのかもw

 てなわけで味方も増え、情報も増えて謎も増え。
彩子/中身は日高、が忍び込んだ家の住人は生きていた!
日高の殺人への関与は、事後の清掃と目標を眠らせるまでなのかも。殺す役は別の人…??(じゃあ、送ってきた殺害動画は?)
その鍵になる陸橋の落書き数字を操るのはφこと「くうしゅうごう」?
陸橋に呼び出す小学生の手紙は?

 と、ここまできて日高は双子!!!
それも二卵性で生き別れの双子サクヤがいたんだそうですよ。(双子に陽斗/太陽と朔也/新月と命名は、対比が強すぎ…)
同じ日に抜けた歯を交換して持ち帰る回想は、微笑ましくも境遇の差がありありと分かり胸が痛みました。更には折々映ってた死体と、現場に残された歯の意味もやっと分かって戦慄。
自分の復讐に陽斗を巻き込んでおいて、最後は陽斗の歯を現場に置いたの? そして自分は余命いくばくもなく退場なわけ? 酷いよおい!
ちなみにそのサクヤが、特殊清掃での陸の師匠(迫田孝也)
入れ替わらなくとも彩子は、既にかなり近くにいた模様…。

 そしてセク原(北村一輝)が優秀w 彩子がたどり着く関係者に必ずリーチしてきますもん。その勢いで、早く彩子/身体は日高社長とタッグを組んでくださいな。でも日高がサイコパス極悪人ではないとなると、どんな気持ちでいたらいいのか難しいですよね。
ますます、どう終わらせるのか謎で楽しみに。陸、日高からも彩子からもモテてるぞ!

「天国と地獄」2~4 ☆☆☆☆

 まさか彩子の身体(綾瀬はるか)でも殺人をやめないとは…!でも、会えない妹に家族の情を示し、実は社員にも慕われていた日高(高橋一生) …サイコパスを隠した結果か、殺人の動機に秘密があるのか?? 
先が読めずにワクワクしています。

 実は2話視聴後、一旦盛り下がりました💦
日高が自らのアレルギーを利用し、綾子の意識ごと自分の身体を葬りさろうとした辺りまでは前のめり視聴でしたが。八巻(溝端淳平)がやってきて
「日高さんと入れ替わってますよね??」
には…うーん

 彩子に、上司のあだ名「セク原」が通じないから?もちろん言動も立居振る舞いも別人ですけども。
 それが、だから『異常だ』(4話、日高社長の記憶障害に泣く社員達の様に)にとどまらず『入れ替わってる!』と断じるにはもう1ステップ、必要でしょう?
それとも、八巻だってちゃんと日高の耳たぶを触る癖と彩子の癖腕組み指トントンが入れ替わっていることに気づいたうえで考察しましたかね、いつの間に~??

 彩子(中は日高)が信頼出来ない以上、内通者がいた方がそりゃ便利&日高(中は彩子)の気持ちも落ち着くでしょうけど。
証拠品の手袋差し替えは左右を間違えw 彩子(中は日高)がカマをかけた会話にも無自覚に『入れ替わり知ってまーす』的な返事💦 ねえ、八巻バカすぎ…むしろ、階段落ち=入れ替わり!と恥ずかしげも無く思いつくほどのバカだったのかな。

  •  ただの綾子の同居人から、棚ぼた肉体関係になった健ちゃん(柄本佑)も、笑顔の彩子に浮かれたのは最初だけ。まるで別人&ゴミ袋の血染めの服に『二重人格?』と、八巻よりはマシな答えを捻り出しましたが、それを直に言っちゃうもんなあ。殺されるよ?

 セク原(北村一輝)もいろいろ気がついて、最新の殺人は容疑者を彩子(中は日高)にロックオン! まさか刑事が、なんて先入観抜きの発想が出来る逸材ですが… 例によって違法捜査上等!その隙をついて逃げ切る彩子&日高なのでした…
本家彩子的には、このまま警察官彩子が目撃者を消したり連続殺人を続けたりするぐらいなら、共倒れ覚悟で摘発する!と、彩子(中は日高)を脅すわけですが。そこで彩子(中は日高)が洩らした
「だから君だったのか…」
の意図は。沖縄の伝説はどう絡むのか。
いやはや『殺人鬼日高を理解したい』という本家彩子の想いは、本家日高を変えるのか?

 目が離せませんが、感想書くのがほんと面倒です💦 日高(高橋一生)の表記に違和感w 違わないのに!でも中は彩子…って思ってしまいます、だとしても高橋一生なのに!! 

「天国と地獄 サイコな2人」1 ☆☆☆☆

 刑事物として十分面白いのに、刑事と殺人鬼が入れ替わっちゃうー?それでいて世界は、マスクを忘れると白い眼で睨まれるリアルタイムの現代です。
そして入れ替わるきっかけがw 古典w

 バリバリ正義漢の望月彩子(綾瀬はるか)は、正義を貫き刑事になったものの正論が過ぎ、始末書ばかり。
今度こそ手柄を、と行った猟奇殺人の現場では『清潔すぎる』とピンときた結果、とある洗剤会社のサンプル品にたどりつくほど有能ではあるのですが……あろうことか日高社長(高橋一生)が本ボシと主張を始めます。実はそれ、大正解! しかし捜査一課では望月がまた、と笑われるばかり。
それでも段々にデータを揃え、留学先でも殺人容疑をかけられた事実まで突き止めて。ついに明日はガサ入れ!というところで、なんと自首の説得に行った彩子は、もみ合った末に二人で階段を転げ落ち……。
 目覚めたら、入れ替わっていたのでしたw

 職場の望月彩子は、ツンケンと怒ってばかり。男社会でセクハラパワハラ受け放題でむべなるかなですが。その中身が日高社長になるとあら笑顔。むしろめっきりいい女ですw そして日高のくせである、耳を揉む仕草。 中身が彩子になって目覚める日高社長だって、揃えた膝もたおやかで、普段より更にフェミニンですよ。
 しかしこの状況を『どこまで幸運なのか、私は』と喜び、余裕しゃくしゃくの日高/外見彩子に対し、パニックもいいところの彩子/外見社長。慌てた挙げ句にひっくり返した日高のカバンから出てきたのは……血染めの凶器?? しかもそこに日高/外見彩子が入ってきて、自分を脅迫するのですよ!
 逮捕して、手柄を立てて、周囲からも賞賛される筈が。自分が揃えた証拠で追い詰められることに?? あまりの理不尽に泣きそうな彩子が……外見は社長でも可哀そ可愛くてもうたまりませんでした……orz(こういった入れ替わり演技って、それぞれ一度お手本を演じて見せたりするんでしょうか。でもそれじゃモノマネになりそうでもあり。こう動くはず、と想像で??それは難しすぎるようなw)

 さて、ここから一体、どうするのでしょう。
普通は双方元に戻りたいから、協力しあって階段落ちに再トライしてみたりするものですが。今回はそうもいきません。
彩子のバディ八巻(溝端淳平)は、中身が社長で笑顔の彩子を『なんか、いい感じ』と喜んでるぐらいで、事情には気づきそうもなくw 犬猿の仲だったセク原こと河原(北村一輝)こそ案外、望月の異常に気がついてくれそうですよね。あの学級委員がそない融通の利く返事をする筈がない、なんてきっかけだったらと楽しみです!
また、彩子には同居人陸(柄本佑)がいるんでしたっけ。not恋人、でも洗剤のことなど教えてくれた苦労人の金困くん。彼の働きはいかに。

とにかく楽しみです! あ、鑑識の変な人が林康文で嬉しいです(^^)

「いだてん」1、2 ☆☆☆☆

ひ、ひ、ふー と出産の呼吸法をヒントに、長距離走の呼吸法を編み出す金栗四三w 論理的なのか無茶なのか、笑ったーw

さて前回の東京オリンピックを誘致から描いた大河ドラマです。
それだけでも楽しみなのに、脚本家がクドカンですと~?もう絶対面白いじゃないですか。そして第1話は案の定面白かったのですが。なんか普通だわ~と。

そして2話。
1話の最後に、歌舞伎の隈取り(帽子の赤が雨で流れただけってw)で現れた優勝ランナー金栗四三(中村勘九郎)の生まれ育ちを順に追いながら、混ぜ込んでくる小ネタの数々
重曹水……
『嘉納治五郎に抱いてもらったから元気』(実は夏目漱石に……)
そして、ひひふーw
 体を鍛えたのは冷水浴、全裸で! 
村医者の娘(綾瀬はるか)は妙に未来の妻を代弁w 

もう突っ込むのに忙しいほどで、これこれ、勝手ながら待ってたのはきっとこの感じです。大真面目だから面白いんですよね、なので同じ時代にお江戸でお育ちになったシティーボーイ志ん生(ビートたけし)の破天荒な若年期(森山未來)はむしろ引きました(ほぼ実話だとか ^^;;;;)

1話を楽しみきれなかったのも、嘉納治五郎(のオリンピック招致活動の紹介で忙しかったからですかねえ……。それとも、体育教師の旦那がスポーツと体育の違いをずっと横で説いてくれてたからかもでしょうか。嘉納治五郎の紹介に
『スポーツの父』
とつくと、もう「それは違う」と。学生時代の体育史でも
『体育の父』
として習ったと。つまり体育とスポーツの違いとは云々、セリフ聞こえないよ(^^;;;;;)

うん、だから私も、ドラマへのツッコミはTVの前で言わずにここで書くことにしたんでしたっけ。初心に立ち返りましたねえ。
さておき、1話で意外だったのは当時の体育関係者はむしろ、日本人を守る為過酷すぎる競争は避けるべきという立場をとっていたこと。脱水症状でふらふらの選手を、救命よりまずゴールさせようとするなどと言語道断ですって。えええ、昨今はまさにそれを指導者や開催者がしがちで非難されているじゃないですか。更には『勝てるのか?』より
「楽しいのか?楽しくないのか?」
大事なのは楽しむこと、と歌うように応える嘉納治五郎先生。参加することに意義がある、オリンピックを楽しむ、黎明期にそう思っていた人たちがいたんじゃないですか。いいねいいね。

スポーツを愛し、スポーツに愛された男(満島真之介)……って、サンシャイン池崎か!
「T・N・G!」と大騒ぎのばんから天狗にも笑いましたw そうか、当時、体力も時間もあり最新のニュースに触れて野球して酒飲んで暴れてる野郎どもって大学生なのねw 武井壮も天狗党の一員に。結構セリフもありました、頑張れ!

映画「高台家の人々」☆

かわいい映画。
綾瀬はるか演じる妄想OL木絵がひたすら可愛い。そして妄想が愉快(塚地の小人w) たしかに、日頃嫌な本音に晒されているテレパスがこんな愉快なもの見せてもらえたら一発で惚れますね! それに比べると、木絵がエリート社員で御曹司(で実はテレパス)な高台光正(斎藤工)を憧れ以上に好きになる過程はちょっと大雑把だったかも。イケメンに優しくされたらそりゃ嬉しいですけども。こんな人と自分が釣り合うわけがないという引け目を超える何かがもっと欲しいよね。

しかもトントンと恋がすすむと、お城のような実家に連れて行かれてテレパス弟(間宮祥太郎)妹(水原希子)や怖い母(大地真央)変な父(市村正親)に紹介されて。薄々心を読まれている様な……と気づいてはいたものの、婚約発表の前に『本当に読心が出来る』と告げられて以降、おびえた木絵は心を隠そうと緑の平原のことしか考えなくなってしまいます。何を考えているのかわからなくなった光正もつらいでしょうが、木絵だって妄想ができなくてストレス。見てるこっちも楽しい場面が減って残念でしたよ。ついには、結婚式から花嫁が逃亡してしまい……その後よりを戻してハッピーエンドでしたけどね、だったらそもそも逃げるなよって話で、印象しりつぼみでした。
せっかく楽しい妄想で始まった映画なんだから、最後もド派手な妄想広がる愉快な新婚生活で、明るく締めて欲しかったですよーん。

そうそう、3兄妹の読心力はイギリス貴族の祖母(シャーロット・ケイト・フォックス)譲りだそうですが。嫁である光正母はその祖母の能力も、自分の子供たちの能力も全く知らないんですってよ。なんてことでしょう。


「義母と娘のブルース」1 ☆☆☆

うわー、また変な綾瀬はるか(褒めてます)

再婚相手良一(竹野内豊)の、小学生の娘みゆきに初対面で名刺を差し出して嫌われ、いろいろ懐柔し「採用通知」をもらったお礼にと、真顔で腹踊りをして更に嫌われるという常識無いにもほどがある変な奴なのに、キャリアウーマンな亜希子(綾瀬はるか)w こんなんで本当に仕事もできるんかと思いきや、色仕掛けも脅しも辞さない全力っぷりに語学力。本当にできちゃってるみたいです(^^;;;;)

そんな堅物亜希子を射止めた良一の方は、ぽわーんとした男前。取引先の社員だそうですが、およそ切れなさそうな良一が、どう見染めてどう口説いたのかがさっぱり描かれず、まだ妻の死後たった3年。
それで、あらかじめ娘に説明するでもなく硬いスーツのお姉さんが急に現れて
「新しいお母さんだよ〜」
って、そりゃ嫌われますよ(そういうところも良一、仕事できなさそう……)その後も娘の攻略に全然力貸せないし(^^;;;) いい人そうですけどね。

手を握るでもなく敬語で会話し、どこが好きなのかと子供に聞かれて「仕事ができるところ!」って。お互いにこの結婚について『メリット』があると言い合う様子からも、ラブラブよりも何か裏のある結婚みたい。ドタバタ喜劇なら、タイトルにブルースとはつけないでしょうし、ね。そんな暗雲をナレーションも予感させつつ、概ねコメディな初回でした。この亜希子がどうなるのか、見てみたくなりますね。
来週ぐらいまではまだ、みゆきちゃん子役のままですかね(バルサ子役だった横澤菜帆)

あと、無責任なバイク便に佐藤健。この先絡んできます??

「奥様は、取り扱い注意」~最終回 ☆☆☆

私たちの戦いは、まだ始まったばかりだ! 的なw 何も終わらない最終回でしたねえ。それもまた良きかな。

元エージェントの奥様と、それを取り締まる立場だった旦那様。
格闘ができる綾瀬はるかと、格闘ができる西島秀俊が揃った時点でどシリアスで泥の中を這い回る様な諜報ドラマや警察ドラマを作ることだってできたはず。なのに格闘ができて可愛い綾瀬はるかと、格闘ができてカッコイイ西島秀俊が一目惚れをしあって地方都市でぬくぬくと新婚生活を送りいちゃいちゃし、たまに事件も解決する格闘コメディを産み出しちゃうとか、天才か。

我が家では旦那が一番楽しんで見ていました。
私自身は、元AV女優は町から出て行けだ、盗聴だ、レイプだ、主婦売春だと、毎度起こる事件がどうにも生臭いのと、当事者の我慢や解決法がどうにも受け入れ難くてもやもやしていたのですが(ex:夫がレイプ常習犯と確信し、被害者を招き入れ殺させる妻。双方の協力体制が理解不能。自分で殺せない、まだ愛してるとかも無いわー。知った途端に旦那ぶっ刺しそうです私)、毎回のいちゃいちゃと格闘シーンは大好物でした。もっとカラッとした事件を解決ならいいのになあと思うことしきり。

その間も旦那様はずっと、奥様が犯罪解決に関わった証拠を必死に握りつぶして回っては、何気ない顔で帰宅し
「今日は何があったの?」
と尋ね、妻の適当な返事に適当な答えを返していたとはねw それがついにごまかしきれず、もうドイツに行くしか道は無い……んだそうですけどね、スリルと興奮の中でこそ生きてる気がする奥様は、大人しくしているつもりはない様ですよ。

もうさ、ドイツでいいから夫婦で諜報員になってさ。ホームパーティーなど開く傍ら何食わぬ顔で、ホストに気づかれずに悪い奴をギュギュッと捕まえるような町の番人になってくださいませよ。子供の遠足ついでに巨悪をこらしめてもいいよー。
そのうち、日本の国益に関わる大事件に巻き込まれたら是非、映画化で!

「奥様は、取り扱い注意」2 ☆☆

玄関広くてよかったね……(^^;;;)

ご近所案件は元AV女優への恐喝&嫌がらせ。

習い事の目的が夫婦生活の充実とはw
着付け教室から苦情がきそうw それも内心機すならともかく、仲間内で励ましあい、新しく知り合った先輩に秘訣を聞きたがるって、知り合ったら距離置くわ……。まして知り合い出演のAVなんて鑑賞御免、その上ご自宅に押しかけて「観ました!」だなんて鋼鉄の神経、もう訳わからないのですが。その分、町内会で問題になった時にだって、反対意見をバンバン言えるのでしょう。うん。

「男のヤンチャは勲章でも、女のそれは黒歴史」
「女は渋くてかっこよくちゃイケナイのかな」
「所詮かわいい人形でいることを期待されてる」
若奥様たちが口々に披露するジェンダー論も、全編これだったら重苦しいし男性は見る気をなくすでしょう。そこを軽いエロでくるっと丸めて口当たりよく見せる作戦かな、とも思います。

嫌がらせ現行犯を追う夫。ヒロイン菜美が先回りしてサクッと肘鉄で気絶させ、倒れているのを見つけて不審がる夫には『慌てて電信柱にぶつかったんじゃ…』って苦しい言い訳に笑いましたw

捕まえたのは下っ端で、それでも恐喝を諦めない首謀者の態度に決意を固める菜美。探偵社勤めだったからと、もっともらしいことで被害女性(高岡早紀)を言いくるめて要求額を渡させます(私なら犯人とぐるなのかと疑うけどなw)
受け渡し現場で恐喝発言を録音・GPSでアジトも判明。そこで警察に引き渡すのが正しい一般市民かもしれないけれど……奥様は乗り込んでいっちゃうのです。そっちの方が早いしきっちり済むし、とは表の理由でその実、強い自分というアイデンティティを失いたくないのかも。
今回、アジトに家出少女も拘束されていて、悠長に警察にまかせていたらこの娘は何をされていたことかという免罪符をくつけてきて、次の機会にはもう躊躇せずボコボコにしに駆けていくのかもw

菜美は通報だけして去った様ですが、現場に指紋も微物も残ってるし犯人側の口は塞げないしで、以後警察に探されないのかな……。

とりあえずスカッと度は前回より上がりましたね。

「奥様は、取り扱い注意」1 ☆☆

なんと奥様は元諜報員!ご町内の揉め事をスゴ腕で解決だ!

……との触れ込みから、愉快痛快なアクションものを想像していたのに。1話を見る限りでは解決スッキリするまでが長くてイヤンな感じです。
まずはご近所の主婦らしい解決を目指したので仕方ないんですけどね。DV被害者を発見するも、いきなり家に乗り込んで旦那を叩きのめしたらこっちが暴漢ですw まずはお友達になり、やっと相談されても介入は警察を匂わせて旦那に釘をさすことから。すると
「妻には虚言癖があって」
怪我は自分でやったんですって。わーありがちなごまかし方。
でも確かに知り合ったばかりの、時々会うだけの仲で片方の言い分を信用しきれるのか。でも見守っているうちに、離婚を言い出した奥さん(倉科カナ) が旦那(近藤公園)に刺されちゃいましたよ(><)腹に包丁ぐっさりを『転んでうっかり』と言い張れば通るって、病院も警察も仕事しようよー。

そこでやーっと、お助け人の綾瀬はるか見参! 
ボクシングで鳴らしたDV旦那を実践拳法でボッコボコ、わざとトロフィーに向けて頭叩きつけるところなんて拍手でしたね。NHK「精霊の守り人」で修練した殺陣スキルを民放ドラマがこう使ってくるとはw(やられた旦那が警察に駆け込んだら……と、うちの旦那が心配してましたが、あのタイプの男が華奢な美女に負けましたなんて言わないし。DVの証拠映像も出されたくないはず)

ご近所豪邸仲間で、DV被害女性を一緒に救おうとした二人もどんな特技がとワクワクしたのですが、別にハッキングの腕があったり耳が異常に良かったりもせずw 
広末涼子は、やたら上から目線でやる気。もう一人本田翼は、おどおどと出来れば関わりたくない及び腰と分かりやすくタイプが違って、実はこれから特技が出てくるのでしょうか? 双方優雅に暮らしながらも、それなりにマザコンだ育児ワンオペだと悩みを抱えています。2話3話はまずこのお友達を救って解決!になるのかな。
その間、綾瀬はるか自身の旦那(西島秀俊)は何も知らずにいる……はずですが、旦那にも危ない過去がある可能性はゼロじゃないですよね。

メシマズヒロインの、料理の腕は上がって旦那の外食は減るのか。ちょっと間遠な夜の方も(^^;;;;)努力の甲斐はあるのか。後半、追ってきた組織と対決で盛り上げつつ、懐妊発覚、spでは赤ちゃん抱いてアクションだったりしますかねw


「精霊の守り人」最終回 ☆☆☆

これこれ、これが見たかったのよね。
古代の知恵は口伝や祭りや歌の中にもしっかりと残されていること。

シュガが古文書を読み解いて8割までは解き明かしても、最後の詰めはトロガイが知る部族の言葉で簡単にわかることだったり。ラルンガが火に弱いことも、壁画にも描いてあるけど、毎年の祭りの踊りの中にちゃんと描写があるとタンダが気づいたり。そしてチャグムがついに産み落としたw卵を、海まで届けるのはなんと鳥。この辺、地下でシュガとトロガイのする謎解きと現場の気づきが同時進行で小気味がいいです。事件は現場で起こってるんだー!的なw 現場への伝え方がもちろん電話じゃなく、水盤から呪術でお知らせってカッコイイw

ただし、青く光る卵がカエルのそれ的に柔らかそうで……チャグムが投げた後、タンダがキャッチしなおして再投擲ー!って、ぐしゃっといかないのかドキドキ。そしてあの角度だと壁に叩きつけられる気しかしないのでハラハラw 頭上の鳥に向かって投げるなら、ちゃんと下から!運動会の玉入れ競争カウント時の要領で空に向かって投げてくれないと!
暴投でも、ちゃんとカバーしてくれる賢い鳥でなんとかなりましたw
一件落着〜


バルサの弟子になる!というチャグム。じゃあ異国にでも行こうか! と、仲良く連れ立という矢先に、王宮からのお迎え。
戸惑うチャグムに「ひと暴れしてやろうか?」と問うタンダw これはさせちゃダメだってそりゃ子供でも思うでしょー、姐さん暴れるなら問答無用で始めなきゃw 仕方なく
「タンダがいつか故郷に帰れるように」
と、皇太子に、王になると誓うチャグム。うんうん。いい子だ。成長したよね(><)でも「誰かの為に生きるのは愚か」「誰かの為なら、顔も知らないものの為に」と帝王学を諭すタンダも流石です。

王宮に戻ったチャグムの、王への挨拶はひたすら王を持ち上げる嘘っぱちなものに……これも生きる為(王の霊力でってより、王が強い手下をさしむけてくれたからって論調に最後なってて、あれれでしたがw まあ子供の言うことだから許して。それとも聖導師の台本かな)

そして長い日照りの後、例の祭りにて王&王子の祈りで降り出す恵みの……チャグムの卵が海に届いての、雨。
その雨に濡れながら、憎っくきカンバル王ログサム(中村獅童)に向かって櫛を投げるタンダなのですが。その攻撃、届いたのか?撃たれたのは誰? 来年1月までみんな覚えていられるのか?
この際、各シリーズ放映に間が空くのは、その間に原作を読んでおいてくださいね、というお願いだと思っておきますw

「精霊の守り人」2 ☆☆☆

「なんだか分かんないよ!」
と叫ぶチャグム。うん、1話で居眠りしてた旦那もそんな感じです。

ちゃんと見ていればむしろ、いろんなことがはっきりした回なんですけどねえ。チャグムが精霊の卵を産み付けられたこと。その卵を狙って宿主ごと喰いにくる別の魔物がいること。王宮はその辺の知識を闇に葬ろうとしていること。用心棒バルサはチャグムを鍛え、幼少時の自分と同じように運命に立ち向かわせようとしていること。
バルサに斬りかかるチャグムと、ジグロに向かっていく少女のバルサが重なる場面は感動的で、ああ大量に挿入されてきた回想はこの場面のためにあったのかと思いましたよ。でも、もっと回想だとはっきりしていて欲しかったですねえ。

女の子が出てくるたびに「これ誰?」「これいつ?回想?」と横から質問w
んなの吉川晃司がいれば回想、綾瀬はるかなら今でしょ!でも原作を知らない旦那にしたら、その合間にもトロガイだシュガだ聖導師だと「これ誰?」「星読みって何?」と他の疑問も果てしないわけですからねえ。どの場面でも、それがいろんな年齢のバルサなのか、同じくらい色黒まとめ髪の他の女子なのかぐらいは瞬時に分かると楽でしょうねえ。
せめて回想は色調が明らかにセピアだとか!バルサだけ髪が赤いとか(陽子w)、思い出の髪留めが同じとか、他のすべての女子は髪を下ろしているとか……。見分け方を無駄にいろいろ考えてしまいますw

それでも旦那が見続けているのは、音楽がつけられるまでのドキュメント番組をみたから。いろんな動機があるものです。お気に入りは見間違えようもないトロガイで「この人の方がバルサより強そう」だそうですw

さておき地下に幽閉されたシュガは、それでも王国の歴史の闇を読み解くのか?
村ごと抹殺命令が出たチャグムとバルサの命運やいかに。
チャグムの歌で槍振って踊るバルサ、見たかったですねえ。 


「精霊の守り人」1 ☆☆☆

ナイス異世界、衣装美術に気合入ってますね。

川に落ちた王子チャグムを救った、通りすがりの用心棒バルサ(綾瀬はるか) 
なぜか感謝どころか幽閉され、母である第二王妃の依頼で王子を連れて逃げる羽目に。王子の周りで起きる超常現象……少年は何に取り憑かれているのか?

色黒の綾瀬はるかが新鮮ですw
この世界で色白でツルピカ綺麗なのは貴族ってことですね。王宮の場面では韓国ドラマを見ているような気持ちになりつつも、森を駆け抜けての戦いや市場など、どの場面も原作の雰囲気を大事に再現しているのではないでしょうか。殺陣が見応えありました。

配役がいいですよね。幼いバルサを連れて逃げる吉川晃司、あの銀髪がもう反則w 星読博士シュガの林遣都もイメージそのまんまかも。藤原竜也が「神」=国王なのも大笑いw 腹黒い現人神、似合うw 第二王妃の木村文乃も美しかったですねえ。
しかし呪術師のおばばトロガイは誰だったのかなと調べてびっくり高島礼子w 美人女優に何をさせるんですか何をw

王宮育ちから追われる身になり、下々の暮らしや口の利き方を学ぶ羽目になるチャグム王子。
世話になる『頼まれ屋』の寝ぐらを、牢屋と勘違い。そりゃ狭いし汚いしw 一人まっしろなほっぺたで、むすっとしてて可愛くないぞ。でもきれいな娘さんに「ちっともきれいじゃない、汚い」と言ってしまったことを、去り際にはちゃんと訂正し…まあ謝ってはいませんがw 身なりは汚くとも美醜はまた別と分かった、それも成長。
旅の終わりには、どんなにたくましく立派になることでしょうね。この先の物語の展開と合わせて実に楽しみです。

原作を知らない旦那は途中で沈没。わかりにくいかなあ、確かにバルサの子供時代を挟み込むより、今どんな暮らしをしている人なのかをまず、下々の暮らしと共に見せてくれればよかったかもしれませんねえ。
でも原作大好きな私としましては、重たい本をワクワクと読んだあの頃のように、ドラマでも楽しめそうで嬉しいです。


「わたしを離さないで」最終回 ☆☆☆

結局、何もわからずに終わり。
恭子に提供が来ない理由も、この先どうなるのかも。世界のこれからは、提供を受けた人にインタビューしてまわった龍子先生のような人の地道な活動で、もしかしたら変わりつつあるのかもしれませんが……それにしたって今成人してるクローンのためには間に合わない変化でしょうね。
でもそのわからなさは、人もクローンも誰だって同じなのだと断じる恭子。
宝箱をもらえる陽光学園で育たなくとも、みんな誰も空の宝箱を心に生まれ持ち「思い出」を溜めながら生きて行く……。
海に入っていく恭子を止めるかのように、まとわりつく漂流物のサッカーボール。まさかの、川に流したトモの遺品でしたよー、死してなおミラクル(^^;;;)

自ら命を絶つことはなくてホッとしたものの、寂しくて辛い物語の終わりでした。提供されていった友達の「忘れ物」を抱えたまま、あとどのくらい恭子は生きていくのでしょう。あのあと、園長と何を話したものでしょう。
こんな寂しい物語を書いてしまう作者の人生にまで思いをはせつつ。盛り上がりはなくとも余韻のある最終回となりました。

そうそう、龍子先生と見たサッカー。
ヒロキという子を応援していたお父さんは、陽光のヒロキの心臓をもらって助かったんだそうですよ。そして子供にその名を命名。えーっと。どう受け止めていいか困るエピソードでした。塀を越えた罰で、即提供されちゃったあの子ですよね。提供元に無関心な人も多いという中、感謝を形にしたことは啓蒙的にナイスでしょうが、提供する側はそれを聞いてどうしましょうw 
元気に生きていた命を絶って自分が助かったことへの葛藤は一体どこへ。でも、違う仕組みの社会に、こちらの尺度を当てはめてもわかりはしないことでしょう。


「わたしを離さないで」9 ☆☆☆☆

トモGJ! と一瞬思ったけれど、これは会えて良かったのかなんなのか。

美和のメモ住所にはもう住んでいなかった園長を探すため、まずは陽光生徒の絵を探すことにした恭子。引越し屋は個人情報は教えてくれないからねえw あっちのカフェこっちのオフィス……って、そんな絨毯爆撃orz あまりの非効率にもう無理無理ーと思ったら、なんと!トモがたまたま読んだ本の表紙が、恭子が描いた絵だったというミラクルでしたw 持ってるよねー。
そして出版社からの伝手で来た返事の住所は、なんと思い出の探し物がみつかる岬。

卒業以来の再会で、思い出よりずいぶん年老いた学園長は、衝撃の告白をするのでした。
「自分はあなたたちと同じクローンです」
研究者だった父が、母の細胞を元に作ったクローンだったと。ええええ、それってこの年齢まで生きられるのに殺されてるってことじゃないですか(><) むしろ生殖能力がないのは当時からの仕様で、操作しているというより技術的にそうしか作れないのならまだましとはいえ、50歩100歩ですね。
全てぶっちゃける決意の元園長は自分が被差別民の提供者と同じだなんて「ゾッとした」とまで吐露します。その上で、せめてよりよく実りある人生を…と悩み抜いた結果が、遺産をつぎ込んでの『教育』だったと。
クローンだって家庭に育てば喜怒哀楽を持って普通に育つと、自ら知っていたからこその結論でしょう。他の施設が杜撰なのは、部品であるクローンには魂がない、人間じゃないと思いたい『人間』たちが運営してるからだったんですね……。

猶予はない。

断言されて、じゃあ帰ろうと笑顔で立ち上がるトモ。なんでそんな噂流れたのでしょう。園内で「天使」と嘘をついたように、外で生きる間も希望を抱けるように作られた話だったのでしょうか。帰り道、笑顔の仮面を外し、子供の頃の癇癪のように騒いで暴れるトモに寄り添うしかない恭子……。そして来てしまう3度目の提供。
恭子が一人になっちゃうよー。

そして、やっぱり世界がどうやって現状に成立したのかは分からないままですw 技術ができたって、倫理規定もなしにさあクローン作ろう、殺して使おうなんてまともじゃないでしょうorz まして、同じクローンを我が子として育てている研究者が、その旗を振るなんてこと!
1話2話のミステリアスな閉塞感を犠牲にしてでも『19××年クローン技術が確立され、医療への応用から……』と、被差別民を作り出すことになった経緯を説明してくれていたらと思いますですよ。でも原作でもそこはスルーなのかなw
それに、早々に分かってたら逆に興味半減だったかもしれませんが…。

そして最後にこそっと私事。
知的障害のある家族が今大人になりつつあり、制限のある生活に、それこそトモの慟哭のような反応を示しております……orz  よかれと思った楽しい生活が逆にもっと先の、与えられない自由を求めさせてしまう。だったら彼も陽光以外の施設育ちのように、なにも楽しみもない生活をさせておいたほうが幸せだったのか…。園長先生が問うように「私は間違っていましたか?」と問いたいのですが、それはいいわけなのかな。あああああああ。 


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