そういえば最後の感想を書いていないのを思い出しました。
自分を愛するべきだった
と独白しながら逮捕されに行く主人公。
子どもが居たら。
君が必要だと、もっと早く言ってくれていたら。
赴任に同行していたら。
嘘を重ねずに見栄を張らずにいたら。
いろんな分岐点があった筈なんですけどね…。
横領発覚後も妻を見捨てない旦那さん。その覚悟にはほろっときましたし、愛人だった若者に会いにまで行ったのは驚きましたが。その愛人は別に不幸になったわけでなく(彼には賠償責任ないんだろうし)ぼやっとした対応で、まったく溜飲が下がらず困ったものです。
同級生たちの金問題への決着も、まあそんなものかなあとぼやっと。
ヒロインがついに死のうとはしなかったことは良かったのかも。
このもやもや、原作小説でも読んでみたらいいのかなあ…。