ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

竹野内豊

「イチケイのカラス」1 ☆☆☆

 山積みの公判を、予定数以上こなせれば黒字。こなせなければ赤字。裁判所にもそんな収支の概念があるとは。そこはキャッチーでしたが、 型破り裁判官と優等生のコンビ自体はセオリーですね!

 ぶっちぎりで赤字の「東京地方裁判所第三支部第一刑事部」=イチケイに赴任してきたエリート坂間千鶴(黒木華)     さっさと数をこなして赤字を解消したいのに、不必要に思える合議制の裁判に関わることに。
 被告の青年長岡誠(萩原利久)  は、暴行の現行犯。この程度なら3人で合議せず、パパッと一年半求刑して終わりなのに!とイラつく千鶴と違い、入間裁判官(竹野内豊)は
「あなたの話を聞きます」
と切り出し「殴りかかられて応戦しただけ」と新証言を引き出します。その上、青年が殴った相手江波議員(勝村政信)の秘書をしていた父親(松澤一之)が、自殺したとされる全く別の事件を調べ始めて、異例の現場検証まで。それも2回も⁉︎
 ちなみに入間裁判官は高校中退で、最終学歴中卒ですって。へえ、そこから弁護士→裁判官になれるんだ。

 ドラマですからね『聞こえたはず』と自殺断定なら、聞こえなかったんですよねえ。2度目はもちろん、事故と同じ時間でしょ?『2度の現場検証は不必要』と前夜に分厚いレポートを書いた千鶴でしたが、むしろ初回から同時刻、車両も同程度交通量の五十日(ごとおび)にしておけと指摘しろって話ですよw
 目撃証言にあたり直す頃には、さすがの千鶴も協力的に。そしてシングルマザーの目撃者(松本若菜)に江波議員が解雇や取引停止の圧力をかけていたことと、長岡父は目撃者の娘を助けて踏切に飛び込んだことが判明するのですよ…。
 そこで「許せない」と江波への義憤を募らせる千鶴。法廷では「恥を知りなさい!」と立ち上がって叫ぶまでに…となるよりも、そんな事実を自分の効率主義は埋もれさせただろうことを。今までにも実際に見過ごしてきた悪事があったかもしれないことに慄いて欲しかったのですが。そこは無しで終わりでしたよねえ。ちょっと残念。

 そういえば、江波議員の口利きで大手企業に転職していたシングルマザーさん。江波を告発で失職しませんか??  被告の青年も新社会人。せっかく父が祝ってくれるはずだった就職先、大丈夫?(就職祝いを、江波が隠匿でなく目撃者宅で2ヶ月保管も怖い怖い。せめて警察に届けましょうよ)
 俳優も脚本も上手いだけにサラサラ〜っと流れがちですが、これは深く考えてはいけないドラマなのかも。 そう思うと、東大vs中卒も気になります。型破りは常に雑草育ちって、それこそガチガチの決めつけじゃないですか。
 見やすくて面白いんですけどね。視聴者に未来の裁判官がいて欲しいかな。

 弁護士時代の入間に、苦い過去あり。その当時の裁判官(草刈民代)がラスボスでしょうか。
 傍聴席の入間ファンに、チョコレートプラネットの2人w

「いだてん」~ 10 ☆☆☆☆

 毎回、楽しく見ています。低視聴率なんのその。
だいたい今まで、クドカンの描く話がすんなり高視聴率だった試しがあるでしょうか。伝説の「あまちゃん」は15分と短くて込みいらせにくかっただけで……あれだって相当ややこしい展開でしたよ。でも「あまちゃん」のイメージが強いのか、うちの旦那はこの「いだてん」も『朝ドラ向きだった』と見るたびに言うのですが。そうかなあ。

 とはいえ私も当初は、ふんふんと話を追うだけで特にどこが好きってわけでもなく。『嘉納治五郎が主人公なの?』と聞いてくる主人に生返事していましたっけ。2話で盛り上がって感想書きましたが、その後しばらく淡々と鑑賞。
 うひゃーっと思ったのはあの、両国の花火の回ですかね(遅w)
 師範学校と芝浜をぐるぐる走り鍛錬する四三(中村勘九郎)と、落語家に弟子入りといいつつ人力車の用事しかいいつけられない孝蔵(森山未來)この、まだ出会ってもいない似ても似つかない二人が、花火を背景に交差する。広い東京で、全然違うことをして生きていて、更にまた当分お互いを知りもしないけれど、毎日同じ道を走っていたんだー!
うひゃー!です。
 2話以降、話は四三と志ん生の生まれ育ちに巻き戻り、熊本と東京を行ったり来たり。1話で描かれた場面を別視点で描き直すデジャヴュが時々あって、これって武将もの見てる時の『あ、史実のアレ』感に似てる~と思ったりしましたが。そこに更に、後の孝蔵=志ん生(ビートたけし)が語る現代もとい前回東京オリンピック直前の東京も加わって、別に混乱はしないけれども
『なんでこれ見せられてるの?』
とはずっと思っていた、その回答が来た時のカタルシスな、うひゃーですねえ。

 その頃には、田舎者四三を私がすっかり好きになっていて。対する、全てを兼ね備えた東京帝大生イケメンなんて天敵かと警戒していたのですが、意外や自分から手を差し伸べてくれる優しいヤツだったんですよ。 『金持ち喧嘩せず』を地でいくような三島弥彦(生田斗真)が気軽に招いてくる家は大豪邸で、四三の度肝を抜いてくれます(^^;;;;)

 世界新記録を出しても、渡航滞在費はない、洋食も知らない、オリンピックが分からない金栗四三。対して、その洋食をおかかえシェフが作るのが日常で金に困らず、趣味がキャメラで英会話も得意、この時代にピアノも弾けちゃう三島弥彦。父は警視総監、兄が日銀総裁(^^;;;;;) でもその名家は、駆けっこなどにうつつを抜かさずに就職をしろと、三男の日本代表を誇ってくれません。厳しいけれど熱い金栗兄(中村獅童)が、四三のためにと金策に走り回るあの暑っ苦しい家族愛を弥彦は知らずに育ったのだと思えば、いくら大金持ちで杉咲花がメイドでお世話してくれようとも、やっぱり四三の方が恵まれて育ったような気がしてきますよね。
(それだけに、猛母涙の見送りは感動でした!)

 そしてシベリア鉄道を経て、ストックホルムへ!
 慣れない食事と、狭い列車内と、同室でいちゃつくコーチひょう(竹野内豊)&妻安仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)w 出汁なし味噌スープw 憔悴していく四三に比べ、西洋のレディを口説いたりしていつも通りに見えた弥彦だったのですが。ストックホルムにきてしばらくしたら、白夜に耐えられなかったのは意外や弥彦の方でした。
優勝候補の金栗には取材殺到、英語もできないくせに案外人気者で(^^;;;) 自分は記録平凡で矮小な東洋人。周囲は集団なのに、自分だけ独り。
『便器が、高い!』
確かにw アメリカいく度に思いますよw しかも男子は、朝顔に爪先立ち!それは屈辱でしょうけど、泣くほどw 自国では常に上から世話を焼いていた三島なだけに、より自尊心が傷ついたのでしょう。英語が出来て、悪口が分かるうえに通訳要らずでいつも独りなのも、良くなかったですよねえ……。そして今度は四三が、逆に三島を励まし救う。もうなんですかこのゆっくりと描かれていく強い絆は! 半裸で抱き合わなくたって、もう十分萌えるでしょうが!

 そして『眠れない』とキレる弥彦のために、静かにしてと頼みにいったはずが、日本の歌をと囃されてまさかの国歌斉唱w 斉唱なのにハモってますよ、金栗氏w 
予期せぬ短調の、乗れない調べに当惑の群衆を割って『ブラボー!』と上機嫌で現れたのは、やっっっっっっと合流できた嘉納治五郎氏(役所広司)そこまで一日千秋の想いで待ちわびていた人だったのに、そんな笑顔で
「何か変わったことは?」
なんてきかれても、温度差ありすぎて言えませんでしょう。三島氏に泣いて死にたいと言われてました、だなんてw この辺の、辛いんだけど笑っちゃうけど痛々しくてやっぱり可笑しいところ、もう堪りませんでしたわ。結核のひょうコーチが体調を崩しっぱなしで、愛妻安仁子も弱るかと思いきや日に日にイラついて乱暴になるのも予想外で、笑っていいのやた(^^;;;)

ここで、足袋屋ピエール瀧がまさかのヘロイン使用で逮捕ですよ。
すると配信ストップで出演場面全カット。なんでも自粛はどうかと思いますが現状では仕方がないわけで。他国の選手から四三の足袋が(指二本なの?も含めw)注目を浴びた流れでの、手紙で足袋注文場面も。駆け込んできた車屋が、落語家孝蔵に着物を贈りたいと注文、四三と孝蔵の接点が生まれたかという場面も勿論カット。何してくれるの…と頭抱えましたが、全部撮り直して再編集だとか。
いつか、別人になった播磨屋登場場面ではきっと笑わせてくれるでしょう。

というわけで、これから訪れる金栗四三の大波乱と苦悩も……(あの分かれ道が伏線ですよねえ)なにがしか辛くても笑えるようになるんだろうなと唱えながら見続けます。楽しみ……です。
振るえ〜!! 

「義母と娘のブルース」1 ☆☆☆

うわー、また変な綾瀬はるか(褒めてます)

再婚相手良一(竹野内豊)の、小学生の娘みゆきに初対面で名刺を差し出して嫌われ、いろいろ懐柔し「採用通知」をもらったお礼にと、真顔で腹踊りをして更に嫌われるという常識無いにもほどがある変な奴なのに、キャリアウーマンな亜希子(綾瀬はるか)w こんなんで本当に仕事もできるんかと思いきや、色仕掛けも脅しも辞さない全力っぷりに語学力。本当にできちゃってるみたいです(^^;;;;)

そんな堅物亜希子を射止めた良一の方は、ぽわーんとした男前。取引先の社員だそうですが、およそ切れなさそうな良一が、どう見染めてどう口説いたのかがさっぱり描かれず、まだ妻の死後たった3年。
それで、あらかじめ娘に説明するでもなく硬いスーツのお姉さんが急に現れて
「新しいお母さんだよ〜」
って、そりゃ嫌われますよ(そういうところも良一、仕事できなさそう……)その後も娘の攻略に全然力貸せないし(^^;;;) いい人そうですけどね。

手を握るでもなく敬語で会話し、どこが好きなのかと子供に聞かれて「仕事ができるところ!」って。お互いにこの結婚について『メリット』があると言い合う様子からも、ラブラブよりも何か裏のある結婚みたい。ドタバタ喜劇なら、タイトルにブルースとはつけないでしょうし、ね。そんな暗雲をナレーションも予感させつつ、概ねコメディな初回でした。この亜希子がどうなるのか、見てみたくなりますね。
来週ぐらいまではまだ、みゆきちゃん子役のままですかね(バルサ子役だった横澤菜帆)

あと、無責任なバイク便に佐藤健。この先絡んできます??

「この声をきみに」~最終回 ☆☆☆☆

誕生日に贈るものがないから、貴女の耳に口を寄せて
「この声を君に」
って、っっっっっっっって!! うおー(訳のわからない滾りw) 「おめでとう」でいいじゃないですか、なんだって声を贈るだなんて気障をささやいたうえに、照れてまで見せるんですか、も、萌えてまうやろー!

<深呼吸>

辞めないで、と京子先生に誰も言えないまま迎えた発表会。
片桐はいり女史はヨガで知り合った彼になんと愛の詩を送り(行替えを工夫して、全体がハート型になっている詩です。それを会場にも映像で見せないと、朗読だけでは……と気をもみつつ、彼が喜んでるならいいか)、杉本哲太氏はカエルになり。穂波氏は娘息子の前で、予定を変えて自身が小六時の作文を読むのです。
『僕の心にはぽっかりと穴があいている……』
でも数学の魅力に目覚めた、いつか数学オリンピックで優勝しフィールズ賞を取りたい。いや名文、穂波少年は数学の才だけでなく文才もたいしたものでした!勿論その幼い夢は叶わずにこうして大人になりましたが、皆に支えられて幸せ。そんな風に締めくくったんじゃなかったかな。 今は別々に暮らす子供達に、いい思い出になったと思いますよ。
そして朗読というより寸劇「大きなかぶ」では、サプライズで舞台にあがる京子先生。う、うん、元奥さん来てないし、 穂波氏は京子先生好きだけどまだ何もないし、時期的にも浮気じゃないし、ギリセーフかな?

時は経ち、以前とはずいぶん違った様子で授業を進める穂積氏。生徒の評判も上々です。訪れた京子先生とそぞろ歩いて通りかかるのは、なんと初めて会った教会。その頃にはお互いに別の婚約者がいたのかと思うと実に微妙な思い出ですがw 大人だもん、そんなこともあるさ。 そしていまだ本名も年齢も教えてもらっていないことが明らかに。え、付き合ってるんじゃないの?
大人だからはっきり言えることもあり、でも大人だからゆっくりしか近づけないこともある、のかしらん。

年齢が素数かどうか知りたい、という穂積氏らしい興味は却下され、代わりに明かされたのが今日が誕生日という情報で冒頭に至るわけですがw<深呼吸>

時折微妙な気持ちにさせられつつも、素晴らしいドラマでした。番組内で朗読された本がめちゃ売れしているそうですね。私はJCOMの「いとおかし朗読会」を録画して楽しんでおりますw 会場になるお寺や、周りの町の紹介もいとおかし。

人生はいつでも変えることができる。豊かな方向に。


「この声をきみに」~6 ☆☆☆☆

なにこれ、エロい(><)

具体的には肉体関係どころか、キスもなし。ただ性愛を想起させる短歌を交互に読みあっただけという、いい年してなーんにもなかった夜なのですが、妙にエロい。10代の恋愛でこんな描き方されたら笑っちゃうでしょうにねえ。いい年の男女だからこそ、部屋まで送って上がりこんでもガツガツ押し倒すわけじゃなく朗読になる。艶めいていく内容に、内心焦りながらも読み続ける。
もともと具合が悪いから送られてきた京子先生は、どうやらそのまま眠ってしまったのでしょう。寝ている病人をどうこうするほど下衆でなく、その間に逃げ帰るほど子供でもない穂積氏は溢れかえる本を片付けながら彼女の目覚めを待ち、もそもそとイケてない釈明を交わしてもまだもつれた気持ちは収まらず。
「もっと知りたいんだ、あなたのことを」
後日また話してのこれは、なにもう、愛の告白ですかorz 離婚が決まったばかりでもう。

一方で、教室の青年にもちかけられて朗読したのは親和数の話。もとい友人が恋人になる話。
数学好きの青年が友に『約数の和が互いに等しくなる、特別な数の組み合わせ』だと親和数を教え、古くはカップルが果物に親和数を刻んで贈りあったと語った時の友人は反応薄く編み物を続けていただけだったのだけれど、後日小物にその親和数を編み込んでプレゼントしてくれたのだとか……。
別に男女でもいい話が、なにゆえ男同士で語られるかというと実話だからで。それを選んだ彼もトランスジェンダーなのだと皆に告白。失恋しちゃった声優志望嬢以外には、さらっと受け入れられます。
以前はきっと皆目不明だったろう心の機微が、すんなり入ってくると驚く穂積氏。それは朗読を通じてあなたが変わったから、と指摘する京子先生です。

また、穂積父の入院先で行われたボランティア朗読会。
大事な大事な傘を雨でもささずに持ち歩く男をユーモラスに描いた絵本を朗読。穂積氏のようだ、とこれを渡す哲太さんたらなにげに失礼w そして先日喧嘩をした父のいる前でわざわざそれを読む息子。意固地さに父を思ったのかと思いきやなんと。最後に出てくる「妻」に、亡き母を思い出したんですと。そしてそれは父親もですって。先日の不機嫌のぶつけ合いはどこへやら。穏やかに、退院したら一緒に住もうと話し合う父と息子。朗読はこんな素敵な贈り物にもなるんですね。

次回は先生の衝撃の過去が語られるようですよ……。金持ち男と結婚したけど別れた、以上のことが何かあるんでしょうか。
あと佐久良先生の奥さんは、姿がないのに毎度消息が語られすぎでドキドキします。実は意識不明だったりしませんか(^^;;;)

「この声をきみに」4 ☆☆☆

き、キス? キスが好き?ええ?
と最後、次回予告に心をもっていかれて動揺しつつw くじらが無事に空飛んで、子供達も喜んでくれて良かったです(^^)
 

面会日、教科書の「くじらのうんどうかい」を朗読するという穂積パパ。
目を輝かす息子(^^) 「そんな1年生向け…」とバカにした娘も、広場で声を張り上げるいつにない父の様子にだんだんと引き込まれ、空のくじらを見上げたり、一緒に空を飛んだりと想像の翼を広げて楽しいひと時を過ごすのでした。良かった……、やっと父親らしいことが出来ましたよね。
でもそれを見守る奥さんの胸中や如何に。
通りかかった京子先生はともかくさ。奥さんは複雑でしょうね。ずっと子育てノータッチで『娘が喘息になったことすら何ヶ月も知らなかった』というとんでもない実績まである父親なんて、いっそ子供達からも嫌われりゃいいのに。ちょっと本を読んでやっただけで楽しく過ごしているだなんてね。
でも父親を慕う子供達というのも、貴女が余計な愚痴を吹き込まずに優しく育てた結果なのだから誇ってほしいです。
「ずっとお母さんがかわいそうだった」
と言う聡明な娘に、そのままお母さんの味方でいて、と言える穂積氏は、ダメな夫でダメなパパだったけれど、人間としてはそんなにダメじゃないよね。自分の無関心が奥さんを傷つけてきたと、やっと自覚して反省し始めているのですから。遅いけどw 

少なくとも不貞はないわけで、自分も相手も結婚式の時のまま変わらないと思ってたんだとしたら超純粋。
空に浮かぶくじらぐもの動きを、海の本物でしか想像できずに「動かない…」と悩むところなんて真面目すぎて、いっそ微笑ましいです。でも今回くじらのくもを思い描けたんだから、要は経験? これからは周囲の気持ちをもっと汲んでいかれるのでしょうか。 数学で4次元だ5次元だとイメージを膨らませられるなら、本来そのくらい楽勝という佐久良先生の意見ももっともだし、立体交差で興奮する様子だって十分いろいろ下地がありそうですけどね。
面会日とオーディションが同日など、穂積氏曰く『人生がリンクしている』声優志望っ娘。これだって以前なら抱かなかった想いかも。彼女の進路に何か決着がつく時、夫婦のことにもなにかが起きたりするのでしょうか。


どこからかの電話に激しく動揺する京子先生。それって、元婚約者からですか?今頃?
『京子先生のことを、なにも知らなかった』
という穂積氏の独白で今回は締められましたが、趣味の仲間の社会人同士なんてそういうおつきあいで普通でしょう。 

キスにおんぶに……次回は一体(><)

「この声をきみに」3 ☆☆☆

「どうすりゃ良かったっていうんだ!」
そりゃ、食卓で広げてる新聞を畳んでね。息子に「こぼすなよー」って声かけながら一緒に牛乳飲むとか。それでもコップ倒したら、奥さんが発見してキレる前に拭いてごまかしてやるとか。いろいろすることはありますよ。それが育児、それが家族というものであって。そばにいるのになにもせず、ただ怒る声に文句言うだけのやつ、そりゃ要りませんって。

子供を連れて家を出た妻と、やーっと面談がかなった穂積氏。とにかく何故だと問うばかり。でもすでに離婚の意思が固い奥さんが言うことにゃ、決意したのはとある朝ですと。机に床に息子の膝にこぼれた牛乳を、拭くのも、叱るのも、着替えさせるのも奥さんがしてるのに、同じ朝食の席にいた穂積氏は新聞を広げたまま
「そんな言い方しなくてもいいだろう~」
と妻を責め、ヒステリーだとまで言ったそうで、カチンと来て以来もう声を聞くのも嫌なのだとか。夫婦の会話が喧嘩になる頃には、叱られて泣いてた子もお姉ちゃんもいつの間にか消えているのが、かえって怖かったです(^^;;;;)

この辺、一緒に見ている旦那のオロオロっぷりときたらw 確かに同じ研究者タイプで、拭くのも着替えさせるのも全部私でしたよねー。身に覚えありすぎるのではw でもとりあえず我が家では、私に難癖つけることはなく。むしろ旦那も一緒にこぼして怒られたり、バスタオルで床拭いて更に怒られたりしてましたっけ(給食参観でも二人三人牛乳瓶倒すよね、低学年男子の牛乳こぼす率は異常w)

仕方なくぽっかり空いた心の穴を朗読で埋めようとしてみる穂積氏。サークルでは発表会が近いと浮かれ気味で、『朗読カフェ』なる未知の空間に誘われます。参加もどうぞと、新米に優しく声をかけてくれるのに、なんと独演以外は固辞する穂積氏。当日、群読に欠員が出てもまだ嫌がる理由は……声が重なると、夫婦喧嘩を思い出してしまうからw なんて豆腐メンタルw 
それでも、先輩に
「あなたが必要です」
と懇願されて、登ったステージでの「アメニモマケズ」は ……。

本当は5人並んで立ち1行ずつ本を読んでいるだけなのに、いつの間にか穂積氏一人だけころげ落ち、穴の中や暗い森で彷徨いながら響いてくるみんなの声。いざ自分の番になると喉がつまって声が出ない! でも仲間が促して支えてくれると、イメージのさまよう穂積氏も盛りを抜け明るい場所に。最後にはたどり着いた岬から海に向かって、笑顔で、仲間みんなで唱和する
「そういう人に、私はなりたい!」
いやー感動的でした。
これは見ているより語る方に回りたいと思わせるハラハラドキドキ感w 上手くできなかったことを先輩にわびる穂積氏ですが、責めるでなく褒めてもらったりして。いい夜ですね。
この朗読姿を、いつか朗読を息子さんに、奥さんに見てもらえたら。それともいっそ、一緒に朗読するぐらいでないと関係は変わらないかなあ……。 息子さんには次回「くじらのうんどうかい」を読んであげるみたいで、楽しんでもらえるといいですね(^^)

実は穂積氏と江崎先生 、教会で式をあげるための勉強会で出会っていたんですね。同じくパートナー不在でカップルに間違われた二人だったのに、かたや先生はどうやら破談になり、ちゃんと結婚をした穂積氏に引け目があったようですが……逆に別れに関しては先輩。愚痴をたれる穂積氏をばっさりなのでした。

エンディング、Jujuの歌にあわせて口パクで戯れる出演者が楽しいです。

「この声をきみに」1、2 ☆☆☆☆

かっこよくない竹野内豊とは、なんてレアな。ぽっかりくんが可愛いです。

数学者の穂波(竹野内豊)は、幼少期より『ぽっかりとした穴のような』不安を抱いて育ち、それを埋めてくれる数学に傾倒するも、人付き合いの下手さが災いしてまだ准教授。教え子だった妻ともうまくいかずに2児を連れて出て行かれてしまう。
そんな折、上司から勧められた「話し方教室」に嫌々参加し、臨時講師の江崎(麻生久美子)と大げんか。なのにひょんなことから江崎の朗読を聞いた穂波は、心の穴が埋まっていくのを感じていた……。
朗読教室に参加するも、文句ばかりの穂波。特に童話は子どもの下らない読み物と抵抗を示すが
”かえるくんがかたつむりに託した、がまがえるくんへの手紙”(by「ふたりはともだち」)の行く末を誰よりも気にしたのもまた、穂波w 朗読が彼をどう変えるのか。


というわけで、あのイケボイス竹野内豊に、朗読をさせようとはニクいじゃないですか。
なのに髪型メガネ服の趣味、口の利き方、どこをとっても面倒臭いしょぼくれおやじでびっくりです。逆に言えば、我が家の旦那も磨いたら竹野内豊に??と氣が迷うほど竹野内豊がイケてませんw 低学年の息子の読み物にまで「非論理的だ」だのとバカな難癖をつけるの、ああやだやだ。

しかし、夫婦の縁はそれと別のはず。何かと数学の話になっちゃうのは結婚前からで、それが専攻で大好きなんだから仕方なくないですか?
家族の年齢が素数だ、すごい!
って喜んでるなら、遮らずにウンウンスゴイねって聞いてあげるものでしょうこちらだってきっと、相手が興味ないことで喜んでるんだから(そもそも私は数学に美を感じる派ですがw 琴線に触れることは人それぞれ)……それとも、自分勝手に数学の話だけする奴だったんでしょうか、それは許せんな。

『なんで出て行ったか、分からないことがそもそも原因では』
 と弁護士さん。確かに。


穂波には、くだらないと一蹴された国語の教科書ですが、面白いのになあ。「ごんぎつね」「春の雪だるま」(でた擬人化w)といった 泣かせる物語からサラダのレシピや戦争体験、詩に評論にとバラエティに富んでいるんですよ。保護者に音読して聞かせる課題を8年間こなしてきましたからね!

でも、別居され忘れ物の教科書を届けて初めて、子どもの本を開いたらしい穂波。うまく読みたい、という小さな息子にすら筋立てが荒唐無稽だのと難癖。この様子じゃ絵本を読んでやるのはおろか、高学年の姉の音読を聞いてやったことも、まして褒めたり内容の感想を語り合ったこともないでしょうねえ……。

そうして届けたものも弁護士を通じて返されて。一人の家で教科書を開き、朗読しながら涙にむせぶ穂波はやっと、同じ家にいながら一緒に暮らしてはいなかったと思い至ったのでしょうか。

朗読に引き込まれ、ないはずの風景が広がった穂波のアハ体験。理系脳で詩心など皆無の旦那にもそんな体験が一度だけあるそうで、お茶の間でつかの間思い出話に花が咲きましたよ。 また、本屋で童話を探した穂波のように、朗読の続きが読みたくなるなど世界が広がるドラマになるのでは。

そして穂波が物語を、朗読を、仲間と楽しめる人間になったなら奥さん(ミムラ)と子供は帰ってくるのか? それとも江崎との新しい関係が……??
秋の夜長にぴったりの大人のドラマなのでは。朗読サークルには演技派が勢ぞろい、この先も楽しみです。


「グッド・パートナー」〜最終回 ☆☆

元サヤw
結婚結婚と騒ぐドラマが乱立したシーズンで離婚を強調しながら、最後はこれって。ブルータスお前もか。

「弁護士ではなく、人間として」
の決め台詞で弁護士パッチを外される度、失くしそう……と心配でした。最終回では二人して外してるw
紛失したら、再発行にお金がかかる上、告知されちゃうんですってね。そうそう、一人一人裏に固有の番号が刻印されているものだとも、その辺調べている間に知りました。
そんな豆知識はさておき。

毎回なんだかんだで泥臭く依頼者有利に訴訟を解決しつつ、壊れた夫婦仲をつつきまわしていたこのドラマ。
そもそも、離婚したのに同じ事務所ってのが問題でw 結婚か産後に復帰する時点でどちらか職場を変えていれば、離婚にもなっていなかったのかもね。世の職場結婚で片方が異動になるものなのは、やはり先人の知恵なのか……。夫婦で独立事務所経営って場合もありますけどねえ。

で、元夫婦から友達になろうとしてみて娘にそんなの嫌と拒絶され。そのうちに元妻が別の事務所に引き抜かれ。

離婚訴訟に関わる間に、おや、この発言。この気持ち。そうか問題はここだったのか……となる互いの得心を経て、なんと同居に戻っての最終回でした!(こーんなことで戻れるなら普通別れませんけど!手続きの仕組みに詳しく&無料でできると離婚のハードル低いのかw)

娘さんが嬉しそうで、料理番グエンさんも職を失うわけでもなく続編あっても出演できそうで良かったです。

いや逆に、事務所の面々もきれいに片付けちゃったのでもう続きはないかなw
レッド赤星が、出て行ったママ先生の代わりに出世して赤星先生に。パートナーが<生牡蠣>もとい<生垣>新人とはw 決め台詞の<可愛い女性と生ガキが好き☆>が言えなくなっちゃいましたねw 猫田先生も結婚できそう。いちおう成長を描く裏主人公だった熱海くん、復縁は君のおかげかもねと持ち上げられて『他人をいらつかせる才能の』と落とされてましたがw 一言多いキャラで大人気ない咲坂先生を盛り立てていたのかなー。

豪華絢爛キャストながら不思議に地味な、佳作でしたね。


「グッドパートナー」2 ☆☆☆

焼け太りならぬ失職太り?
3年契約なのに経費で飲み食いだけしてわざと働かず、途中でクビを宣告されたら訴えて残りの年棒と慰謝料その他ふんだくるという……。そんな人いるのかと衝撃。このご時世に『俺、面接得意なんですよね』と次の仕事の心配もしてなさそうなのも衝撃。主人公咲坂も途中から、交渉はそっちのけでバッジを外し 『何故そんな生き方を』と問う、確かにそこが気になるところで、コテンパンにやっつけて泣いて改心させたいかも……ドラマはそこまで描かず残念でしたw(業界で噂にならないのかな、こんなの。嫌な奴を野間口徹が好演でした)

今回は、咲坂の案件と元妻夏目の案件で対する弁護士が同じw
個人弁護も(ジャンパー姿で)すれば、企業弁護も(背広姿で)と手広くなんでもする、やり手弁護士(モロ師岡)を相手に苦戦する2人。
特に咲坂は男前なせいで初対面から嫌われてますw 元妻との喧嘩でもすぐ「顔だけはいい」と揶揄されるけど、弁護のネタ探しを地道にしても『見た目によらず』と部下熱海に言われ、ついにキレる咲坂。仕事のやり方まで顔のイメージで決めるなと、そりゃそうですが『俺は男前だ、だけど!』ってw 美男もつらいよ。
先に勝ち抜けした夏目が(例によってノックもせずに来てw)自慢して帰っていきましたが……、翌日珍しく手助けに。今は咲坂と住む娘に、パパを助けてあげてと頼まれたんですって。いまだ授業参観には2人で参加、美男美女で弁護士で、目立つわ離婚もヒソヒソされちゃうわ。それでも意地を張り続ける2人、優秀な美男美女もつらいよ(^^;;;)
意外にきちんと描かれている娘の生活パート、なにか今後に絡んでくるんでしょうか。夕飯が毎日タイ料理ってのもインパクト大w

さて弁護は、領収証300枚の地道なローラー検証で相手の嘘が発覚。本来は圧倒的に会社が不利な訴訟が、取り下げられて終わりました。毎回、常識では諦めて終わりなところを食い下がって穴を見つけるスタイルが面白いです。またその原動力が『相手が嫌い!』だったりするところもw
さて次はどうなるのかなー。

「グッドパートナー 無敵の弁護士」1 ☆☆☆

ネクタイが被ったから徹底抗戦w
久しぶりにカッコイイ竹野内豊が見られるかと思ったら、案外セコくてみみっちくて、でもやっぱり有能でかっこいいよーという素晴らしく見応えのあるドラマでした。誰も死なないのもいいですね。

企業の法律業務専門、神宮寺弁護士事務所のトップパートナーロイヤーである咲坂(竹野内豊)
新人の熱海くん(賀来賢人)はアソシエイトとしてその咲坂の下で働き始め、思いもよらない訴訟合戦に巻き込まれていきます。

咲坂とトップを争う夏目(松雪泰子)は、なんか遠慮がなさすぎると思ったら離婚したての元夫婦(^^;;;) 仕事の件で言い争ってるのに、つい互いをパパママと呼んだり昔の話を蒸し返したりw でも『いいのは顔だけ!』『この顔に騙されたのよ』等々、どう転んでも顔は好みなのねw

初回は、著作権侵害で訴えられた弱小デザイン会社を救え。手酷くボツにされ、ゴミ箱に捨てられたキャラを他のイベントに再利用して1億円の損害賠償請求です。
証拠の受注書は残ってる、本人もダメと分かってた。普通なら減額を交渉するだけのお仕事なのに、なぜか強気な咲坂先生。実は相手弁護士事務所の外資系な料金体系を見越して、小さな小さな反訴状の応酬でも時間給で原告:広告代理店への請求額は何千万円、支払えずに告訴を取り下げてくるだろう……との目論見だったのでした。やるー。
途中、金策で倒れた弱小会社の社長さん(鈴木杏樹)、1億を5000万円に減らしたところでやっぱり倒産してしまうのを防ぐための奇策だったんですね。敵側、大手広告代理店の手塚とおるもきっちり小憎たらしくて、部下に裏切られるあたり溜飲が下がりました。
所長(国村隼)命令でタッグを組んだ咲坂と夏目、喧嘩しつつもやっぱりナイスなチームワーク。そして右往左往するだけの熱海くんw 一時はもう事務所潰れるかも、就職先を間違えたーなんて真っ青でしたけど。一癖も二癖もある先輩たちに揉まれてタフになるのか?

初回から各人キャラが立ちまくり。また、しているのは純粋に弁護士のお仕事なので、警察が無能すぎないか心配になったりしないのもいいところです(なんか「99.9」ディスってるかなw 好みの違いですねw)

司法試験に10回落ちてパラリーガルの九十九(大倉孝二)、卑屈な役はお手の物。「火の粉」で今更弁護士目指し始めた梶間家の息子(大倉孝二)のパラレル存在なんじゃ……w 見合いまみれの猫田(杉本哲太)は、その線で一波乱ありますね、きっと。
アシスタントのレッドこと赤星(山崎育三郎)、なんとミュージカルの人!作中で歌う機会はあるんでしょうか?
咲坂の娘と家庭教師も、この先なんかあるはずですが……それよりベトナム人のお手伝いさん(上地春奈)が気になりすぎますw なんてパワーw

ちなみに敵弁護士(近藤芳正)が咲坂先生という度、「笑の大学」向坂を思い出しちゃいますねえ~と西村ファン仲間さんから☆ ですです(^^) この先、お素敵なスーツの弁護士団が次々登場のはず。西村雅彦氏も終盤のゲストあたりで華を添えてくれないかと期待してます。

「素敵な選TAXIスペシャル 湯けむり連続選択肢」☆☆☆

このタイトルだけで笑えるw
そして期待を裏切らないスペシャルでしたー。特別編でありがちな前日譚、どうして/どうやってこの不思議なタクシーの運転手になったのかはもう本編最終回でやっているわけで、今更望んだりがっかりしたりするものは何もない、ただ楽しみたいだけのこのシリーズ。この調子で時々やってくれたら大喜びですよね。

そんなわけで、温泉地。
アニメの聖地巡礼にこっそりやってきた枝分さん。いつものように出会った客を乗せつつ、今夜の宿探しです。
カップル客に妙にしつこかったり、フロントに温泉の写真で絡むところなどめんどくささ全開w 中身がバカリズムだとツラがイケメン竹内豊でもホラ台無しなんだよーと見せつけられるようで、やっぱり笑いどころです(^^;;;)

☆今季絶望の怪我をしたプロ野球選手(玉山鉄二) これは戻りたいw 何度でもw
☆婚約破棄を言い出された男(山崎樹範) 男は言われる前に戻り続け、女は言った後に戻って謝罪する
  深い! だいたい男は「何が悪かったのか」を本人に聞こうとしない上、戻れると知るとどんどんその場の対応もぞんざいになる始末w 枝分の適当な助言がなくとも修復できる気がしません。これ、本編でもしょっちゅうだったし、今回も金八先生がそう。でも彼女(瀧本美織)は、きちんと謝るために、婚約破棄をなかったことにせず普通の運転でホテルに戻って、相手を傷つけたことを謝り二人のこれからを築いていこうとするんです。そう、そうあるべきなんですよ。でも全員そのスタイルだと、選タクシーは商売上がったりですけどね!
☆生徒が行方不明の担任教師(清水富美加) だから話を聞けw
  愛の告白でなく、振られてもいなく、崖にいる警察は自殺の操作でなくドラマ撮影でした~w かなり何度も戻って効果なかったのに、お金はきちんと払ったんでしょうか。すごいわ公務員。 結局生徒の行き先は聖地巡礼(他の生徒には内緒にって…バレるよw) 写真を撮ってもらえたかわりに、夜の温泉には入り損ねた枝分さんなのでしたw

と、この3エピソードの間ちょろちょろ顔を出していた松重豊が、実は凶悪逃亡犯!
うっかり逃亡に手を貸した負い目で警察に協力する枝分ですが、刑事たちをいつに戻しても逮捕に間に合わない(走行中の車中に戻るところ、なかなかにスリリングw) じゃあ…と、婚約カップルと教師たちが足止めを買って出てくれるところ、いいですね。うんうん。小さなエピソードでつないでいる分、最後に全員で何かするんだろうとは思っていましたがこうなるとは。どっちも女子の方が強いところがアニメっぽいですw
そして最後はもちろんこうなるね!という大団円w

本当なら、刃物を持った犯人が倒れこんだところで大惨事の可能性もありましたが……終わりよければすべてよし、でしょう! とんでもないカウントダウンもありましたが、戻ったらいいんだから大丈夫ー!(選タクシーと専属契約したいプロスポーツ選手っていっぱいいると思うわw)

喫茶Choiceに戻ったら、皆はハワイに行っていた!ガーンというお約束w
でもいいじゃない、聖地巡礼には行けたんだから、ね?(自分も遊びがてらの観光地行きで、かなりな額稼いできてますよねえ。振り回されて温泉に入れないオチはつくものの、羨ましい稼業です)

「素敵な選TAXI」最終回 ☆☆☆☆

なんと、枝分さんは客だったー!!


あれしてこれして、

「じゃあ3ヶ月、運転手お願いします」

と引き受けた運転手業だったから、あんな慣れてない感を醸し出していたんですね…大納得w

しかも、そんな連ドラタイマー発動な場面を逆に最終回に持って来たのも上手い。毎回毎回、違う角度から選タクシーを楽しませてくれて、バカリズムったら見事な脚本でしたよ。脱帽。


おはぎの回なんて泣いたもん。

漫画家の回なんて手に汗握ったもん(うざい友人は知らないw)

宝くじの回なんて膝ポン、落とした人が一番可哀想だよねw

元族お嬢さんの縁談は、次々現れる◯代目に。強盗の回も、へ理屈のループに。笑いましたよねー


あんなにイケメンな竹野内豊がどんどんバカリズムのコピーみたいになっていってw パシリだしw


そして深まっていく、あんな不思議な仕事、どうやって就いたんだろう…と誰もが気にする疑問に見事に回答をくれた最終回でしたよ。

ただ、じゃあ標さんはどうやって…という新たな疑問がw


『彼女の3ヶ月を無駄にするわけにはいきません』

この枝分さんの台詞は素敵だったんだけどさ。

自分で運転する選タクシーですぐ戻れたんじゃ……いやいや、それが出来ない決まりがあるからこその3ヶ月待ちですよねえ?無償の約束とはいえ、いったい幾らになるハズだったんでしょうw


ともあれ、続編も作れそうな終わり方でした。 期待w

「素敵な選TAXI」1 ☆☆☆☆

等身大パネルw


<あなたの選ぶ、過去の選択肢まで>

時間をさかのぼれる選TAXI、運転手は枝分(竹野内豊)。


売れない役者がプロポーズを目指してデートを繰り返し、彼女が浮気?と早とちりした場面をやり直し、大枚はたいてやっと幸せにたどりついたと思ったら

拳銃強盗キター!!


って、あらすじを書くのがこれほどしょーもないドラマもありませんね、だってやり直せるんだもんw

そして最後の選択は彼女に委ねられるのですが……。


失敗して、反省して、

勘違いして、反省して、

彼女の不満も自分の引け目も全部分かって、

それでも一緒に生きていこうね☆という2人なら応援できるのですが。

このエンドだと男は変わらず、待たせっぱなしで謝れない奴のまんまじゃないですかー大丈夫なのかなあ(^^;;;)

めちゃ楽しみましたが、深夜30分枠が似合いそうではあります。

それもスペシャルでいいだろってネタで連続ドラマ。てことは、この先飽きさせずに見せる仕組みも用意されてるってことですよね?楽しみにしちゃうぞー
 

そうそう、喫茶店でのミニコント部分も楽しいです(^^)

脚本バカリズム。多才ですねえ。

タクシーのエンブレムや、喫茶店窓の枝分れデザインが可愛いのもいいよね。


「もう一度君に、プロポーズ」最終回 ☆☆☆☆

ハッピーエンドで幸せ(^^)


竹野内豊と和久井映見を配した恋愛ドラマだというのに、結局キスすらしませんでしたよ。

でもいいんだ、夫婦に戻った2人が幸せそうだったから。


元カレが出て来たのに、元さやにも喧嘩にもならず

「俺ドロドロしたの嫌いだからー」

と、ヒロインを助けヒロイン弟から姉ちゃんは幸せそうと聞いて喜んでる姿は新鮮でしたw ホントに、水嶋オートの彼女と弟に恋は始まらず、弟が捨てた彼女と可南子元カレが出会うこともなく。まして波留父と可南子母が恋に落ちるとかいう恐ろしいことも起きずw
ここでは本当に波留と可南子、結婚5年目の夫婦に起きた事件を丁寧に描いただけでしたけど、そこが良かったです。
どちらにもいい職場、優しく楽しい姑に舅。もう一回言うけどそこが良かったんです。


同じ親に捨てられた子でも、俺可哀想アピールがうざかった峯太郎(「クレオパトラな女たち」)と違って、「幸せです!」と初めて会う母(朝加真由美)に言える波留は素敵でした。そして、無意識に避けていたんだろう子どもを持つ=親になる事に向き合える様になって。

ラスト「6年後」は唐突でちょっと笑っちゃいましたけど、子どもがいて、夫婦から家族になって幸せそうな場面が見られてよかったです。


(初回からずっと思い出していた萩尾望都「A-A'」、そっち通りなら、最後は波留が事故を起こすだろうと思うと後半のバイクの場面はとにかくハラハラでした。ああ、ハッピーエンドで良かった)


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