お人好しと八方美人で孤独に生きてきて、張り付いた笑顔はもう彼の仮面……何それ、萌えるじゃないのー!!!
産まれる前に別れた弟(瑛太)との再会、一生憎み続けるだろう父ちゃんとの再会。
そんなこんなをドラマチックに、邪魔にならない程度のお笑いを挟みつつバリバリ展開されて飽きる暇のない映画でした!最後も良かったわー。家族愛!!
「私と弟のどっちが大事?」
と妻に攻め寄られて、どっちも大事じゃ駄目?と聞き返す主人公。確かにそうだよね、選びたくない事だってある。
でも多分、ずーっと世界中に分け隔てなく優しかった孤独な頃よりも、さすがに今、肉親OR縁戚の家族の方が他人よりも大事……なのは分かってる……??
兄弟揃っての漫才を、さりげなく父ちゃんが(また女連れで!!)見て笑ってるのに受けました。週刊誌の暴露インタビューとかしたくせに、どの面下げて観客になるかな(^^;;;)
1つ残念だったのは、ハムカツ屋の跡取り娘テツコ(竹内結子)との恋。
すぐに「父」「母」の顔になっちゃって、夫婦で愛し合っている感じが希薄でしたよー。もっとラブラブしてて欲しかったし、自分たちの子供作ることだって考えていいのにー。
オカマバーの件も結局、止めたの?バレたの?どうなったのー?
そして弟の漫才コンビは、結局どう復活したのかとか。
あんな実兄が全国中継された後、どうなったのかとか。
気になることいろいろ、ほったらかしだったのですが……そこは「何となく」「うやむやに」過ぎていくものなのかもしれません。家族ってそういうものだそうだから。