ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

窪田正孝

「滅相も無い」1、2、5☆

 うーん何がしたいのか?

 突然いくつもの巨大な「穴」が現れた日本、中に入った者は音信を断つ。人々は次第に「穴」を日常として受け入れる一方で、穴に消える選択をする者も現れて…。というのっけの説明でSFな期待をさせておいて、実際に展開されるのは淡々とした思い出話。そりゃもう面白くも大事件でも無くて一体何を見せられているのか⁉︎

 堤真一演じる教祖さまは「穴」を救済と説き、信者は決心の理由を皆に開示してから「穴」に入るべきだそうで、リゾートコテージのプールサイドに集ったメンバーは記録係の窪田正孝を中心に中川大志、染谷将太、上白石萌歌、と豪華なんですけどねえ。
 1話川端(中川大志)は、何をされても怒れない人生を語った5日後に笑顔で穴に。何故穴に入るのか、と問われて「昔サッカーを習ってて…」にはえ、そこから?となりました笑
 2話菅谷(染谷将太)の回想も小学生時代から。初恋の相手と何度再会しても結ばれない話をした挙句、穴には入らずに失踪…? 妻子が「元気に暮らしている」って余命宣告もウソだったのかーい
 そして、そろそろ話が動いてるかと期待して見てみた5話渡邊(古舘寛治)は、司法試験に落ち続けドバイで心機一転!の筈が寝坊でフライトを逃し別の国で売春婦と友達になったよ、というまあ1話2話よりはダイナミックなものの「穴」どうした感は相変わらずでした。そしてこれまた穴に入らずに実家戻ったよね笑

 もう「穴」が何かというはっきりした答えや、誰か「穴」から戻ってきたりとかは最後まで起きなそうですよね、うん。これが依存症治療ワークショップで人生語り合う設定だったらきっと見てないからまんまと思う壺にハマったか私?
最終回見てもきっとタイトルが何故こうなったかもわかりませんよねえ?

 リゾートコテージのプールサイドでバーベキューしながらの記録会が、語りが始まると殺風景なスタジオでの舞台風演出になるのは面白かったです。大人がランドセル背負って、机や椅子は演者が自分で持ってきたり。

「臨床犯罪学者 火村英生の推理2019」☆☆

 あの二人が帰ってきた!
そしてシャングリラ十字軍までw そっちは要らないのになー。

<ABCキラー編>
A地区でイニシャルAさんが。B地区でイニシャルBさんが殺され、同じ手口&同じ旋状痕から連続殺人と断定され……た上に、反抗宣言が届く。警察を無能と嗤い「有能な火村英生」に挑戦する犯人の狙いとは? そしてC川にイニシャルCのシャン十構成員がまた射殺体で浮び……。
要はクリスティの「ABC殺人事件」を思わせる導入部。
でもそこに、イニシャルC遺体の元妻という美女(高橋メアリージュン)が絡み、しかも作家有栖川有栖ファンだと抱きついてくるわで、有栖くん(窪田正孝)メロメロ。ご機嫌斜めの火村(斎藤工)が、まるで嫌がらせのように次のD事件で、彼女を重要参考人だと言い出すわけですが。

 被害者Cの元妻と、被害者Dの夫(波岡一喜)の不倫を、SNSの匂わせ(お揃いのネックレス、脱いだジャケットを少しだけ画面に入れる自撮りetc、某女子アナがジャニーズと交際をほのめかしたというアレ)で突き止めるのは今風で楽しかったです。でもそんな火村の推理はさておき。全ての事件において、鑑識はどうなってるのかと。
足跡痕、髪の毛などの微物調査は。 使用銃が同じでも、使う人物の身長が違う可能性だって入弾の角度で分かりそう。
 大家さん(夏木マリ)とのやりとりは楽しいだけに、ホント捜査部分が例によって適当で脱力なんですよぉ。後付けで「火村さんのいった通りでした!」となってもいいから、全てを観察と推理まかせでなく、警察だって仕事してる様子を少しは見せてくださいよぉ。
 あと、自分のために殺人までされちゃったD夫の反応が薄い。驚いてはいましたが、もっとこう、それでも愛せるのか、殺人にはドン引きなのか。そして美女の方だって、D夫に犯行を知られてどうなのか、縋るのか、それともテメエがはっきりしないせいでこうなったと詰るのか。そんな心理には興味ないですか、そうですか。

 挙句、目の前で銃を抜かれ、自殺を図られるorz  犯人だと思うなら、使用した銃を保持している可能性を視野に入れて行動してくださいよぉ。
そして予告状、というか毎回事後に届く犯行宣言状は、マスコミ関係の愉快犯というか、だらしないごまひげ記者の佐藤隆太でした。えーっと、ここまで描いておいて、連ドラの導入でもなんでもないの? おっとHuluで計2時間の前後編、そちらに繋がるんですね。もう多様化に付いて行かれない~。

 ここまでディスっておいて、連ドラだったら見るつもりだった自分もなんだかなw そして女子大生のまま2年半後の山本美月も出てましたが、別に有栖がつまづけば済んだのに。事件をブログで綴るワトスン役だそうですが、え、それ有栖が小説でするんじゃなくて?

「ラジエーションハウス」~最終回 ☆☆

 えーとじゃあ、杏ちゃんはただ単に五十嵐を忘れてたのね……orz
 
 ついに、技師の領分を越えて治療行為に手を染めた五十嵐唯織!ダダーン!
って、今までもずっと踏み越えまくり口出しまくり、お前何様だよ状態だったじゃないですか。停止エレベータ内で患者が発作起こした時も、大声で処置指示出してましたよね。技師が医師に指示w 中に一緒にいるのは杏先生なんだから、せめて声かけはもう対処している前提で言ってあげないのか、と呆れましたってw
軒下技師(浜野謙太)が、同窓生に医者と間違われた回も。検査待ちを早める依頼に『出来ない決まり…』と困る、その場面だけ見れはもっともですけども。そこに至るまでの毎回、五十嵐が勝手に検査増やして翌日来いもう一回来いってしてたのに?ってなりましたよ。他にも、ハロウィンの仮面手作りなど暇そうな描写も多いのに、また別の場面では『常に』忙しいってなる~。要はシリーズ通しての整合性がないんですよねえ。
それでも見続けていたのは、窪田正孝の可愛さ故……ですかねえ。

 さすがに内部からも、医師法が、と鏑木先生(浅野和之)が問題視してましたけど、院長(和久井映見)はのらりくらり…
「大丈夫よ」
免許持ってるから大丈夫よってはっきり言えばいいだけなのに、もちろんドラマの都合上誤解させたまま進行ですw

 そもそもの理由が杏ちゃんとの約束☆なので、こちらの興味は医師免許持ちがバレるか、じゃなく杏は思い出すのか!とか、五十嵐の勘違いだったのか?とか、例えば当時誰にでも声かけてて他にも何人も約束した人がいるとか、とにかくその約束の真実が気になっていたのに、まさかのラストまで投げっぱなしだとはw そして痴呆にも見えたうつろな甘春父(佐戸井けん太)は、×うつ病◯髄液減少症。←これ、不登校のご近所さんが5年前に検査受けてましたっけ。本件は自転車事故など推測原因ありありなのに、誰からもそちらの意見出てこないとか病院のレベル怖いw でも
「僕がもっと早くここに来ていれば!」
とか言ってる五十嵐くん、失礼よw そして地下の放射線検査区こそ、連帯が生まれ……てるかはさておき、それを描こうとしているのは分かりますが。医師の鏑木や辻村(鈴木伸之)が他の病院行きを断って、甘春総合病院でなければ!と居残った理由はさっぱり分かりませんです。鏑木さんなんて院長待遇でしょ、移ればいいのにー。

 で、実父への難治療にひるむ杏先生の代わりに
『僕がやります』
と手を出す五十嵐くん。ひーカッコイイ……のはさておきw 諾々と場所を変わる杏先生。技師仲間は騒然、居合わせた外部の人は告発する気満々w その後の査問委員会かなんかも、やっぱり
「大丈夫です」
じゃなくて!五十嵐の医師免許ファックスしましょうよ(^^;;;;) まず説明責任があるでしょう~。その上でやっと、ルール云々への抗議が成立するんだと思います。技師、と思われている五十嵐に主導権を渡した杏先生も責任に問われるべきで、でも免許持ちと知ってました、と抗弁すればいいわけで。

 さておき結局、病院を去る五十嵐くん。えー。
約束☆は思い出さないまま、でも好意は抱き始めていた杏先生。新しい約束☆で五十嵐を送り出し、また巡り会う日が来るのでしょうか。って、翌週に早速2時間spです(^^;;;;;;;)
「ここに、一枚の写真がある」
的なあの「王様のレストラン」オマージュなナレーションでまた始まるんでしょうねえ。また見るのか、そして文句をいうのか私。いくら窪田正孝が可愛いからって我慢にも限度があるぞー。広瀬アリスは、終始いなくてもいいような役で可愛そうでしたw


「ラジエーションハウス」~5 ☆☆

 それは警察の仕事orz(5話)

 ずっと医者でもあることを隠し、写真技師であろうとしている五十嵐くん。4話でやっと愛しの杏ちゃんに「ありがとう」って言ってもらって喜びに打ち震えていたわけですが。技師としては、領分を越えた再検査を連発。事情を知る院長の擁護も含め、変ですよねー。まあバレても「やっぱりね」で済むんでしょうけどね(杏ちゃんのご機嫌がどうなるかは知らんw)

 それが今回は、更に業務逸脱w 少年の死因判明あたりから五十嵐が探偵になってしまいます。
「犯人は左利きのはず」
しかもそのまま、横にいる少年の友人(未成年:左利き)に
「犯人は君だね」
って、やりすぎー!根拠も薄すぎー!不良に絡まれたり、転倒して謎の柔らかい杭に打ったかもしれないのに、そこにいた拳にタコのある友人(未成年)を犯人扱い!黙秘権の説明もされていない友人、あっさりと自供してますよ。いやはや、ドラマは養父の感動独白で盛り上げてきますが、そんなことより小学生弟のケアは!
死んでる兄を発見した当日に、近所の優しいお兄さんが殺人告白ってどんだけトラウマなのか……orz
(家族以外が死因説明に同席なのも……無茶しすぎです)

 せっかくAi(ノット人工知能w 死亡時画像診断)の必要性を紹介し、生きてる患者には無理な線量で鮮明な診断画像がとれるなど、興味深い場面もあったのに、医療現場で推理ごっこじゃ台無しです。現場ひまなのか。
 警察ドラマパロディのスピンオフ回ってことにして忘れようかなー。 


「ラジエーションハウス 放射線科の診断レポート」1 ☆☆

 で、この窪田正孝はバカなのか賢いのかw

 小学生時代の約束、いや『命令』に忠実に、今は医者となった彼女の犬に……もとい『カメラマン』になるべく、彼女の実家甘春(あまかす)総合病院に赴任してきた、放射線技師の五十嵐唯織(窪田正孝) ところが彼女、甘春杏(本田翼)は五十嵐を覚えておらず、緊張と動揺で失態を繰り返す五十嵐は「変態!」と蔑まれる羽目に。
ここだけ見てたら心底やりすぎ。転びそうになって→抱きついてしまう はまだしも(そうか?)ヒップタッチはもう……青年誌では笑いどころなんだとしても、ドラマ化で再現する必要ありますか。そして口ごもるばかりの五十嵐には魅力ゼロ~。同じバカでも、ヒモに徹して愛嬌で切り抜ける窪田正孝なら愛せるのに!

 ところがその同じ人が、バス運転手の脳梗塞を予測して救急救命に繋ぎ、有名写真家のレアケースな頭痛原因を探り当てる。そんな時にはテキパキと、他人に指示できるいい窪田正孝じゃないですか。ほうほう、体内に金属があると無理とされるMRI検査でも
『湿布の裏紙の様に』
不要と排除された元データから、必要な情報を得ることは出来るんですねえ。
しかも実は医師免許も持ち、海外で高名な医師に認められ絶賛されている腕前の持ち主……? 杏の母である院長(和久井映見)だけがそれを知っているんですって。

 変人異能ドクター、ドラマにぞろぞろいますね。で、所属する放射線科もギャンブル好き(遠藤憲一)に毒舌定時帰り(山口紗弥加)と出世コースに乗らない個性派揃い。患者側のドラマは更にありがちで「母の死に目に間に合わなかった父(イッセー尾形)」を嫌う娘が改心する流れで、既視感が渋滞です。
あの「死に目に来ない」って、すぐ近くにいるのに仕事優先で来ないから怒るんじゃないんですか?実際海外バラバラ家族で育った身としては娘の怒りが意味不明。母上は、撮影旅行の父を一人でいかせてる時点でもう、いろいろ割り切っていたのでは。
 そしてまた、南米の寄生虫かー!この流行は勘弁してください、2年住んで南米大陸あちこち行ったのでゾワゾワするわorz

 五十嵐と同じ日に放射線科にきた新人広瀬(広瀬アリス)が、唯一の普通の人です。憧れの人杏がいる以上ロマンスも担当せずなのかなw

「ヒモメン」最終回 ☆☆☆

ほら、目にゴミがw

もっとも、家にあげて二人きりで密着していたことには違いないのにそこはスルーされている池目先生。
『末期ガンのお父さんに、花嫁姿を!』
とお姉さんが推すのなら、池目先生が筆頭婿候補でもおかしくないのにー。幼馴染のイケメン高給取りが突如として現れましたよ。そもそも花嫁になるのはお姉さんでも全然オッケーだと思うんですけどw まあそこはさておき。

ついに別れを切り出すゆり子。彼女を「ゆりっぺ」と呼ぶ、元医者で現厚生労働省勤務、ゆり子の勤める病院に査察に来ている鷹彦(渡辺大知)と結婚すると決心したのです。そして結婚したら彼とドイツに住むんだってさ。占いが示した『運命の相手』の条件の通り、マッチョな腹部に確かに7つの傷もあるんです。脱ぎますw
納得いかない翔が、鷹彦に迫る対決はクイズ!
受けた鷹彦の繰り出す医学的難問も見事に正解し、翔から出すクイズはゆり子に関すること。ゆり子が一番好きな動物、それは何年も離れていた鷹彦よりも同棲していた翔が絶対有利な問題だった筈なのに……正解は鷹彦の答「イルカ」 翔は、食べたらきっと美味いとか言って聞いてませんでしたよw てか、イルカを魚だと思ってたのね?
おまけに、難問正解は生目と組んでの不正とも判明。もう決定的に嫌われちゃってガックリ……だったのですが。なーんと鷹彦のバツ7が判明します! 7つの傷は、7人の女に憎まれてきた証拠なんだとさ。

ご両親に結婚を報告すると、ホテルでの待ち合わせ。みんなの勤務時間中に、無職の翔だけが自由に駆けつけてゆり子にバツ7を知らせることが出来る……のだと一瞬感心したのですが、なんのことない、オールメンバーで乗り込んでいましたよ。病院大丈夫なの(^^;;;)
そのあとはもう、陽気なご両親ご登場でガンなんて誤診でポーンだしw 定番の大岡裁き。自分は身を引いてゆり子の幸せを願った翔のことを、結局はまたゆり子が選ぶ展開ですよ。ただ、ドラマ内で何度も
「ヒトは変わらない」
と言わせ、昔好きだったものはずっと好き。クズはずっとクズ。と指摘し続けていたセリフをゆり子が遮って
「ヒトは、変わるんだよ」

と翔を諭す場面にはグッときました。昔はパン屋になりたかったけど今は違う。翔ちゃんだってクズじゃなくなる……かどうかは知りませんがw とにかく翔と一緒がいいのね、え、いいのかな。それで本当にいいのかなゆり子!!

結局元の鞘に戻った二人。
今日こそゴミ捨ててね、掃除してね、と出来ることからコツコツ育てつつお小遣いもあげる。菩薩の様なゆり子さんですよ。でも今度こそ翔は、そのお金を貯金できるぐらいには生まれ変わっているのでしたーって、結局無職で、家事もお手伝いレベルでヒモのままなのかー!お小遣いの積み立て貯金より、君を養う方が高くついてるわ! ちゃんちゃん。

最後『重大発表!』って。映画化だったらどうしようかと思いましたw 毎回面白くて、窪田くんがメチャ可愛かったけど映画にまでしちゃダメだよね。発表がDVDブルーレイ発売でホッ。

「ヒモメン」6 ☆☆

「俺は、ゆり子のそばで、楽がしたいんです!」
そんな宣言、嬉しいんだかなんだかw

今度は美人社長(高岡早紀)のニセ恋人を務めることになった翔ちゃん。読まずにサインした契約書に、口外したら20万円途中でやめたら50万円支払うとあったもんだから、婚約者で弁護士で金持ちって役回りを、止めるわけにもゆり子に言い訳するわけにもいきません。はいはい。高価なスーツを買ってもらうと、馬子にも衣装。カッコイイんですよねえ、スタイルいいなあ窪田正孝。
そして、あからさまに大塚家具を思わせる父親との会食。必死に有能を装う翔ちゃん、なぜか糸目w そして漏れる本音。僕はすっぱり仕事なんてやめて彼女を支えます! 父親の『お前は経営に向いていない、結婚して社長をやめろ』を聞き飽きてる娘には、このぐーたら発言が嬉しかかったんでしょうねえ。もっとずーっと契約を延長して、ってことは結婚して、一生私の横でごろごろしていて!となって、一度は心揺れる翔(おい!)なのですが。

もちろん最後は、ゆり子を選んで。買ってもらったお高いスーツと靴を脱ぎ捨て、よれよれTシャツにスエット&サンダルでニコニコと走り去っていきます。着て帰ったって怒られなかったと思うけど。自分で決めて良かった報酬額も、10倍でも払ったでしょうに、つつましやかに3万円。ゆり子と温泉に行ければいいんですって!
なのに帰ると、ゆり子と生目先生が口づけを? 来週に続く!

どーせ目にゴミが入って診てたんでしょw

序盤で始めてた動画配信。寝てるゆり子をネタにさえしなければ、持ち前の子供のような心で人気ユーチューバー翔も夢じゃなさそうだったのにもったいないですねえ。
今回は、岡田結実が目立ってました。社長と翔の買い物&親に紹介ランチを発見、尾行!病院内に知らせるのはもちろんのこと、会社の会議で翔の身元をバラす役どころもばっちり。もう10年もこれやってますって風情なのですが、実はドラマこれが2本目?? これから出演増えそうですよねー。
そしてYOU婦長の、人がなぜヒモに惹かれるか理論解説。
「1000円ちょうだい」
「10000円ちょうだい」
と前触れゼロで金をたかり、ほらもう私が気になって仕方がない……と生目先生を丸め込みますw 渡す生目先生もちょろいですが、持ったまま逃げる婦長も可愛いなw 

金もルックスも仕事もあるのに、翔に勝てない生目先生。ついに翔の真似してゆり子に小遣いをねだり、働きたくないとだだをこねてみる作戦に出ましたが……落ち込むゆり子を元気づけて終了w 恋する先生には値千金の笑顔にしろ、むくわれなくてかわいそうですねえ。金は、金だけはあるのに!

「ヒモメン」4、5 ☆☆☆

「私、ヒモが好き~!!」
ヒモ更生塾に翔をぶちこんだ5話、そして翔がついに更生すれば元ヒモの塾長と先輩看護婦聡子さんの結婚がついに決まる筈……だったのに。翔がクズすぎて焦る塾長に聡子さんがかけた言葉は、なんと『無理しないで』に続く上記の絶叫w  自分に素直に、嘘をつかずにいきる昔のあなたのほうが好きだったって、そんなぁw
ただ、いわゆるヒモを大勢集めてみたら、恋人はただの金づるで次から次に変えればいいと思ってる奴が多い中。翔ちゃんだけはゆり子ちゃん一筋ってのは愛でしたけれども。その愛で、生涯ぶら下がり続けると宣言されたらどうしたらいいのやら。
ほら、ヒモに戻っちゃった聡子さんの恋人が、パリッとスーツ姿から半ズボンTシャツ姿に変身して翔ちゃんと一緒にお小遣いせびりに来てますよ。それを迎える聡子さんが嬉しそうなのがなんともw そこまでは達観できないゆり子さんの明日はどっちだ☆
ホント毎回、ストレスなく楽しいです。

その前の4話、翔くんが外国人技術者と勘違いされて雇われちゃう回も絶品でした。
そこだけ読んだら、そんなバカなw なんですけども。ゆり子さんに追い出され、まずは生目先生宅にころがり込んだ翔くん。借り物スーツは生目先生のお仕立て外国製w カバンだって、その辺の好きに使っていいと言われて、ガラガラ引くスーツケースにしたんですものw むしろこの姿のどこが、国内から来た無職青年なのかw
『中国からいらした、シャオ・チャンさんですね?』
『は、うん、僕 ショウちゃん!』
そしてちやほやされるのも、すべて生目先生の紹介のおかげと思ってるしw 吹き込まれた通り、なんでも領収書もらって経費で落とそうとしても天才技術者なら通る!お仕事も、適当に返事すれば周囲が『なるほど』と勝手に解釈するのはお約束通りです!

ただ、『紹介された無職青年が面接に来ない』と聞いてる生目先生とゆり子さんには、働いてると言っても信じてもらえず。新製品お披露目ショーで会うことに。……って、さすがにその日までには別人と思われてると翔も気づいて、偉いことに正直にチーフに告白するんですけどね。その上で困ってるチーフへの提案は
『ごまかしちゃいましょ☆』
当日だけ、開発の遅れているロボットの代わりに翔がマイクでしゃべればそれっぽいのでOK! まともな技術者なら絶対に思いつかないその場しのぎを、翔なら、クズならできる(笑)そして激昂する上司には『お前のために働いてるんじゃない!』と、これも翔の受け売りで反撃w さすがにクビになったところに迎えにくるのはライバル会社社長。そう、生目先生が嫌がらせで、翔が持っていた極秘資料をライバル会社に送りつけたのですが、結果チームごと移籍できることに。それも全部シャオ・チャン、いいえ『翔ちゃん』のおかげなのでした~。
つけっぱなしのマイクのせいで、マスコミに元上司の不正がバレる置き土産もついてます。

いっそそのまま、新しい会社で開発チームに……とはなりませんでしたがw 勘違いものとしては、ストレスなく話が転がって笑える大満足の回でした!素晴らしい。

「ヒモメン」3 ☆☆☆

お食事券と汚職事件……w 手垢がついたネタなのに、きっちり笑わせてもらいましたよ。

さすがに危機感を覚えたか、翔の小遣いに制限をかけることにしたゆり子。手提げ金庫に500円を入れてダイアルロック。掃除、皿洗いをするか働くけば……って、どうせしないから。せめて4桁の暗証番号=ゆり子の誕生日を連想するようにと、欲しいネックレスの記事に付箋をつけるなどヒントをばらまいておいたのですが。帰宅すると猿が金庫を壊していましたw そ、そこまでして500円が欲しいのか、そして家事も労働もしたくないのかw おまけに誕生日を覚えていなかったーーーー!
よいしょと愛嬌で生きるヒモとして、どうなのそれw

しかも賞金1万円を目当てに、カレー10皿1時間完食イベントで食べ過ぎてゆり子の病院に担ぎ込まれる翔w そのままお仕置きで入院です。え、入院費は?発案者の生目先生が払ってくれますか、特別個室代? しかもこいつ無保険なのではw
その後、公金不正利用疑惑の政治家ミス・クリーンが偽装入院してきてゴタゴタ。大事な食事券がない、盗まれたーと勘違いした翔が絡んで引っ掻き回すわけですが、その前に一言
「あの顔は、若いイケメンが好きそう」
と先輩看護婦が勝手な感想をもらす、そこがこの脚本好きですね。なくてもいいけど、翔の乱入を毎回「あなた誰」程度で騒がずスルーするんですから『イケメンだからか……』と思えたほうが見てて気が楽ですw また、翔の勘違いも最初からマスコミと騒ぐのでなく、特別個室で汚職と言われ、とっさに『秘書が』と本当のことを言われて秘書と険悪に、という使い方が気がきいてます。 挙句『自分らしく好きに生きたらいい』と自分の無職全肯定で助言をし、政治家さんも受け入れて、記者会見で全てばらして楽になってしまうというw 素晴らしいですねイケメンヒモの癒しパワー(^^;;;;)

そして、院内の写真がマスコミに漏れていたの、ゆり子ちゃんが疑われてクビになるところだったのですが。翔の活躍のおかげで、議員秘書のせいと分かって一件落着!……のはずが。

ゆり子に誕生日プレゼントを買ってきた翔くん。病院で働いたよ、と鼻高々。そうです、マスコミに特別個室の写真を流していたの翔だったのです!


これはさすがに堪え兼ねたゆり子が、アパートから翔を追い出して次回に続く。さあ、ヒモと別れられるのか?無理でしょうけどw どうなるのか楽しみですw

「ヒモメン」2 ☆☆☆

うわークズだ、でもバカさ加減も含めキュートです。さすが窪田正孝w

2話から見たのですが、看護婦のゆり子(川口春奈)は無職の翔(窪田正孝)に転がり込まれて養い小遣いをやり……つまりヒモを飼っている様です。ああ、看護婦のダメ男つかむ率高いっていいますよねー。稼ぎがいい上に世話好きなせい?

ある日、その翔に連れられて着いた『素敵なところ』は、なんと結婚式場。あれこれアンケートに記入して、結婚の予定を訊かれて
『半年以内には』
と答える翔に感激するゆり子。でもこれ絶対アレでしょーと、思っていたら案の定w 結婚間近カップル対象の披露宴メニュー試食会で、持ち帰り用タッパーまで出してきましたよ! もちろん本当に結婚する気はゼロ! だったら着く前に言え、もしくは食べてから言えー!! 怒って席を立ったゆり子の目の前には、なんと転職してきたバリキャリウェディングプランナーの姉(片瀬那奈)が。 彼氏がヒモだなんて、絶対別れさせられるとあせって逃げるゆり子ですが、もう見てる方としてはそれでいいいじゃん、としかw

アンケートには見栄を張って、職業:医者と書き込んだ翔。
それを見て喜んだ姉がアパート来襲。居合わせた同僚の医者生目(勝地涼)に翔のふりをしてもらい、帰って来た翔は先輩(佐藤仁美)の彼氏ってことに……とややこしい偽装も試みますが、そりゃ結局バレるよねーw 案の定別れろと強弁する姉の出した条件は、ゆり子が望んだ結婚式を実現できる金額130万だったかを3日で揃えられるなら考えてやる、と。借金の申し込みに競輪にと、働くでない金策に勤しむ翔は、大金を持ってくることができるのかー?
いやもう、別れようよw
デイトレーダーです!とかIT社長です!とか、適当な見栄をはるくせに知識は何もない翔。君は何ならできるんだい……。もちろん家にずっといても、家事も料理もしてないからね! ゆり子を好きな生目先生が、嬉々として恋人役をするのは気に食わず、張り合おうとする程度には独占欲もあるみたいですけどねえ。
ダメンズ度を見極めてやる、と翔に会いにきた先輩が、だらだらする様子にうっとりなの笑えますw

そして締切日。翔が用意してきたのは……福引きの10万円w
全然足りませんがその分は、ブーケはフラワーアレンジメントを習ってる先輩に頼み。余興はダンス好きの誰それチームに。店も知り合いに頼んで、メイク宴会スタッフは学生を呼んで、仕切りはそれこそプロのプランナーな姉に家族価格でお願いしたらこの金額でいけるんです!と熱く語る翔w 指輪は月収三ヶ月分=無職だから0円!とお菓子の袋止めるネジネジを指に巻いての
「結婚式しよう!」
というプロポーズに、姉はカンカンですが当のゆり子が泣いて喜んじゃってますからねえ……。気持ちが嬉しいのねえ。
でも待って。ずっと翔は結婚しよう、とは言ってませんよ。結婚 式 をしようと言ってるじゃありませんか。だって結婚式なら

ご祝儀がどばどば集まって儲かるから!

うわ、こいつクズだw
ちょっと長めのコントを見ているようでしたw どこぞで見たランキングで評価が低い、と旦那が言ってましたが面白いじゃん!

映画「東京喰種トーキョーグール」☆☆☆

悪趣味で、満足。

流血や死体描写は納得づくで鑑賞の、原作既読派です。それより喰種(グール)になった窪田正孝が食事が出来ず、でも飢えてあれこれ口に入れては吐き散らす場面の方が、すると分かって見ていても辛かったですね。なにしろ死体は作り物でしょうが、吐かれるハンバーグやサンドイッチ、牛乳、野菜は本物ですもんねえ……。
戦闘場面も、決め技は生身よりCG触手(赫子かぐね)がお仕事するのでむしろガチバンシリーズより動かないぐらい。飢餓や狂気は熱演ですが、ただ窪田正孝を鑑賞したい向きにはお勧めできないかもです。作者が推しただけあって、はまり役で素敵なんですけどねえ。血まみれですからねえ。そして人肉を囓る清水富美加には、これで出家しちゃったのねえと複雑な気持ちに。

というわけで主人公金木(窪田正孝)は読書好きの非モテ大学生。
憧れのお姉さまリゼ(蒼井優)にやっと声をかけ、初デートにこぎつけた……と思ったら、彼女の正体は喰種。抱擁から肩を食いちぎられ、逃げ惑う金木を笑顔で狩る彼女の、背から生えた触手に貫かれた刹那。リゼは落ちてきた鉄骨の下敷きになり死亡。病院で目覚めた金木には、損傷した部位の代わりにそのリゼの内臓が移植されたというのでした……!
その後、人間の食べ物を口にしても吐き、目が赤く光り、段々と喰種になっていく金木は、喰種対策局の捜査官たちに追われる身に。金木の他にも、ヒトを殺せない喰種は存在し否応無く狩られていきます。ヒトと喰種、世界を歪めているのはどちらだというのか?

もちろん大喰いリゼや、裏路地を喰い場にし大学で金木たちを襲うような人殺し喰種がいるから対策局があるわけですが。
喫茶『あんていく』に集う喰種は穏健派で、飢えた金木を匿い雇い、珈琲で飢えをまぎらわす術を教えてくれます(金木のウエイター姿最高)
店にはヒトの客も喰種の客もいて、平和。喫茶バイトの喰種トーカ(清水富美加)なんて高校に通い、少食を心配して手料理を作ってくれるヒトのお友達までいるんですよ……。吐かずに頑張って喰べていて泣けます。また、店が都合するブロック肉も自殺遺体由来。それで暮らしている客、笛口母娘なんて優しげで、罪がないじゃないですか。
花柄ワンピの娘喰種ヒナミちゃん(桜田ひより)が素直で可愛くて、なのに自分の食事に胸を痛めていて可哀そう……。
家族を悼む気持ちが喰種にだってあるんです。なのに、それを利用して番いを捕まえようだの、笛口母(相田翔子)を、その夫の赫子由来の武器(クインケ)で殺そうだのと、人間の捜査官の方がよほど人非人です。特に真戸(大泉洋)が、白髪と相まって変態度増し増しで好演ですね(そして相棒捜査官亜門は、綺麗な麒麟川島。ウソ、鈴木伸之なんですが、いつにない髪型とスーツで漫才師感がねw)

母が命がけで助けたヒナミを、それでも追う喰種対策局。

「寄生獣」では死ねばお終いでしたが、喰種の死体はクインケ等に利用していると聞くと、君ら素材欲しさに喰種殺しているのでは、とちょっと思ってしまったり。勿論、真戸の指輪や墓石などに示唆される、それぞれの歴史もある筈とはいえ……とりあえず映画版においては対策局の方が殺し屋にみえます。
捜査員草間(前野朋哉)の殉職に、泣き崩れる母上はお可哀そうですけど、笛口家は遺体を持ち去られ加工され、弔うこともできてないのにと思っちゃうじゃないですか。挙句、ヒナミちゃんを今度はお母さん由来のクインケで狩ろうとするなんて、また真戸は。

結局、作中でヒトが倒す喰種は共存を望んでいた優しい人ばかり。もっと培養人肉を提供するとか、喰種対策局も方針を考えないと潰し合うばかりなのにそんな未来は示さずに終了。リゼ→金木への無茶な移植の背景とか、みんな大好き高槻泉の小説についてとか、入れたくなりそうなのに、よく我慢しましたよね。それでも、病院で目覚めた親友ヒデは、金木が返したノートを見て何を思うのか。続編に余地を残し……でもこの先は金木もヒト離れしグロ度跳ね上がりますしねえ……。
「生きてていいのかな」
と問うヒナミちゃんを肯定し、自らも亜門にトドメを刺せない優しいカネキ。平穏を取り戻す『あんていく』……映像化はこの辺まででギリでしょうか(^^;;;) 

赫子が出ると、多分破れている喰種たちの背中……
金木マスクの口元ジッパーも実用的でちょっと笑ってしまいましたw漫画やアニメだとスルーな部分、実写だとやはり気になりますね。でも良い実写化でした。

「アンナチュラル」最終回 ☆☆☆☆

 もしも、高瀬(尾上寛之)が救助されずに火事で死んでいたら……。
最後のAsunderで殺された女性はまだ生きていて。26人分の証拠も焼かれずに。いろんなことがわかったかもしれない……し、逆に何一つ明るみに出ず、『赤い金魚』はただひっそりと永遠に失われたのかも。その皮肉にはしばし考え込んでしまいます。
ああでも、いましたね宍戸(北村有起哉)が!
取材を重ねた、最高のネタ元が世に知られずに死ぬだなんて。我慢できたわけがないからきっとあれこれ知らせてきたでしょう。自ら残りを仕上げすらしたかも。ああもう、高瀬はもちろん許せないけれど、連続殺人犯を泳がせたまま取材を続けた宍戸にもっと腹が立ってジタバタしましたよ。

 そんなわけで、高瀬が血まみれで自首。
しかし遺体遺棄や損壊は認めるのに、殺人だけは自分じゃないと言い張る。どの女性も突然勝手に死んだ、と。それを隠しました、防腐にホルマリン入れました、バラバラにしました……って! 殺人罪に問えないじゃないですか! 壁に貼ってた26の死因はじゃあ何かって、スピード出版された宍戸の手記(表紙が例のアルファベット表w)では、殺人はあくまで高瀬の『妄想』としてだけ語られるのです。
ホルマリン中毒死の女性は、倒れる前『食あたり』を訴えていたと高瀬。明らかに、六郎(窪田正孝)がリークしてしまったボツリヌス菌情報のせいなのですが……。裁判に備え、それを鑑定書から消せという検事(吹越満)の要請に応えられないミコト(石原さとみ)
そこでサクッとボツリヌス菌に触れない提出書類を準備してくれちゃう中堂(井浦新)は、でもどうせミコトはそれを使わない、嘘をつけないってわかっているわけで。いつもの葬儀屋(流星涼)に謎の依頼をして夜の街で追うものは……宍戸! 証拠を握っているにちがいない宍戸の口を割るために使うのは、体格を活かした暴力以外になんと注射器w シリーズ序盤の名もない毒や、東海林(市川実日子)の昏睡事件で語られてた『薬物の専門家ならこう殺す』がここに生きてくるとは……って、ダメー!
間一髪、現れたミコトと六郎が中堂を追うために電話した先が、正しく葬儀屋だったのも笑いましたよね。8年追った殺人鬼を目の前にした男が辞表を置いて消え、もう絶対ヒトを殺しかねない状況で『その後』の処理を考えて……
『私なら、木林さんに頼む!』
確かにw でも、宍戸の方が悔しいことに一枚上手で……証拠の魚ボールは失われてしまうのでしたが。

 なんと突破口は思わぬところから。
中堂を殺害犯と決めつけ、弁明も墓参りも拒んで「罪を認めて償え」と大書きした恨み状をずっと送りつけていた父親が、六郎経由でUDIラボにやってきます。中堂に謝りたいというのですが彼は出奔中。所長と東海林が応対します。日本の方がアメリカより安全だと思ったのに……ふんふん。夕希子さん、帰国子女だったんですねえ。お父様もすぐ帰国ですか。え、墓ってテネシー?土葬? 再解剖できる遺体が、ありましたよー!

そして手に入れた動かぬ証拠を、法廷で高瀬に突きつける証言台のミコト。
どうやらボールを口に押し込む折檻を、高瀬は幼少時に受けていたらしいのですが……「動機なんかどーだっていい」とミコトは吐き捨てます。遺体の歯の裏の高瀬のDNA、それが全て。その上で、いまだ母親に支配される子供のままな高瀬が可哀想でならない、と。 それを、若くて綺麗なミコトが見下ろしながらいうのが肝ですか、これw
罵倒なら受け流しただろう高瀬が、この憐憫には耐えられず「俺がやった、俺はちゃんと26人殺した!」と自慢で自爆する流れは、検事と事前に練り上げたものでしょうか。傍聴席とTVのこちらでガッツポーズがシンクロする場面でしたよね。やった、殺人で捌けた!

そして宍戸も無事、共犯で逮捕されて自らがスクープにw(こいつまた獄中手記で稼ぎそうで嫌だわ)

 遺品として渡そうとした「ピンクのカバ」の絵を、中堂に返しながらお父さんが語ります。新しい絵本は2匹一緒に旅をする話だった、と。娘さんの人生の旅は高瀬に絶たれてしまったけれど
「あなたは生きてください」
そこにかぶる主題歌Lemon♪ あああああ orz

坂本さんが戻り(中堂スナフキン説w)、六郎も新人医大生・として戻り、補助金も多分なんとかなって、UDIラボは今日も遺体を受け入れてのエンド。もう絶対に続編あるじゃないですか、出来るじゃないですか、待ってます!

「アンナチュラル」9 ☆☆☆☆

おまえかぁぁぁ!
と、画面に向かって吠えそうになりましたw 心配してやった気持ちを、時間を、どうしてくれよう犯人め。そう思えばヒントはあちらにもこちらにもorz

そんなわけで「赤い金魚」の原因も判明した最終回直前。
なんと魚型が浮き出たゴムボールでした。えええ、たまたま魚型に見える何か、なんだろうとばかり。まさかのがっつり魚でしたよ、いいけど。それをくわえさせて毎度犯行に及んだのだろう、と。でも現在わかっているだけで3件の「赤い金魚」遺体の死因に共通点はなし。それを連続殺人とは言わないね、と警察は剣もほろろです。
それでも検証を続けるUDIで、「F」を探す六郎くんが挙動不審です。火事場隣宅でみつかった遺体の死因を、ボツリヌス菌だと言った六郎を嗤い
「『B』は、もうやった」
と怪しすぎる言葉を吐いたフリーライターにお勧めされたのが「F」 怖すぎでしょ、過去記事の、死因に書き添えた英訳「Beat」これが「もうやった」Bだとしたら。そして中堂の目に止まる「ピンクのカバ」それは亡き恋人夕希子の失われた第2作。なんでこれをお前が!ってなりますよね。

回想の中堂さんは今よりこざっぱりしていて、食事に通っていた店で夕希子(橋本真実)と出会います。社交的で明るい彼女と寡黙な中堂さんが、挨拶を交わすようになり、ピクニックデートなんかしちゃって!出版される絵本をじゃじゃーんと取り出す、そんな明るい彼女なのに物語の終わりは死んで花になる鳥。
「寂しい人生でも、最後ぐらい花になったっていいじゃない?」
だなんて、影のあるセリフでドキッとさせたかと思うと「幸せにしてくれる?」と更にど直球逆プロポーズでドキドキさせられて……。
次の場面では遺体袋の中の人。
そのまま何も言わずに解剖した、と何度も語られてきましたが今回は初めてその後、同僚が退出し一人に もとい二人きりになった解剖室で泣き崩れるところまでを描いていました。切開痕をテープで隠された恋人に触れて慟哭する姿を。

中堂さんが探した共通点は「赤い金魚」
ライターが嘯く共通点は「人生の転機」 転職、離婚、自立……。
そこで今回冒頭の場面と、靴の有無が視聴者には結びついてなるほど納得ですよねえ。靴を履いていなかった夕希子の遺体。なにも『部屋に上がりこむほどの仲』だから靴を脱ぐとは限らずに、「人生の転機」に引越しを考えて、不動産の内見をするんならナルホド、靴は脱ぐし知らない親父と二人きりにだってそりゃなるわけで……。あああ、だったら彼女は、結婚を考えたことで死ぬことになってしまったのでしょうか、それは気づかないで中堂さんorz 

結局死因はホルマリン注入。
解剖すると臓器はホルマリンに漬けるんですから、そりゃ普通の検査で出てきませんよね。死亡推定日時が動き、犯人が推測されるなり殺しに走る中堂w 追う六郎、通報するミコト、駆けつける警察。しかし時すでに遅く、証拠に火を放った犯人は……。

なんと自ら出頭して次回に続きますよおおお。犯人殺害は『殴ってでも止める』と宣言するミコトでしたが、殺さないまでもせめて一発殴らせてあげたいのですが、ダメでしょうか……。
ラボ内にリーク者がいると把握した所長。六郎とバレるのも時間の問題ですが、明るみに出ればラボの証拠能力も問われることになると。それも犯人を裁く過程で問題になるのでしょうか。
最終回もどこまで神がかるのか、楽しみですが終わってしまうのは嫌です。

そういえば、ミコトが一家心中の生き残りだった件はどこへ。最終回も関係ないまま終わりそうですよね。よし六郎とミコトの恋も含め、そっちはシーズン2で!


「アンナチュラル」8 ☆☆☆☆

 守りたい、大事な場所があなたにはありますか。

六郎の父(伊武雅刀)登場。
医者一族に育ちながら、医療への情熱を見出せず寄り道を繰り替えす六郎(窪田正孝) そんな息子が歯がゆく、死体相手のUDIラボも辞めさせたい父。でも、幼き日の六郎の疑問に向き合えず、目標にもなりえなかった父親なんだけどなあ。居場所のない彼を「うちの六郎」と呼び「優秀」だと公言してくれるミコト(石原さとみ)を六郎が好きなのは……可愛いからだけじゃなく、心の支えなんだろうなあ。惚れてまうやろ~!

 そして火事場から焼死体が10体!
うち1体にだけに、生前の傷と緊縛の跡が見つかり、すわ殺人!隠蔽のための放火かとザワザワ。また判明した身元が、前科はあるわ強面だわ、いかにもトラブルを招きそうなの、ずるいですよねえ~。駆けつけたご両親にまで、他人様に迷惑をかけ続けて死んだと嘆かれてしまうとは。
しかし我らがUDIラボのめげない面々は、現場の手すりに血痕をみつけだし頭部の傷は殴打でなくバックドラフトによる事故の可能性を。そして意識不明の生存者にもあった縄目との合致から、その前科者がしていたことを突き止めるのです。救命搬送、必死に皆を救おうとしていたのだと。
もうこれ書いていてまた泣きそう。
勘当された前科者が、常連になっていた雑居ビルの店々。彼にも家族のような仲間がいたこと、その家族を守ろうとしたことがきちんと判明し、ご両親に知ってもらえて本当に良かったです。しかも縄の使い方は、消防士だった父親が教えたのよー(TT)

 また、ラボに置き去りの骨壷にも様々な背景が。
2話の冷凍遺体、ダイイングメッセージを遺した彼女はいまだ身元不明。かと思うと、行き倒れて半年後の身元照会に、骨なんて女房じゃないと愛妻の死を認めない男(ミッキーカーチス)も。ゴミの分別で言い争った妻が、戻らなくなってから家はゴミ屋敷だなんてね。
「バチがあたった」
という男を強く否定する所長(松重豊) 良い人も、悪い人もただ死んで、生きている人はたまたま生きているのだと、日常的に死にたちあっている人に言われると腑に落ちます。震災の現場にもいたのね所長……。

検死への想いを新たにした六郎。寄稿していた雑誌社との縁を切り、父にも勘当されて戻ってきた彼にラボメンバーが当たり前のようにかける
「おかえり」
ああ、ここが六郎の家。六郎が帰ってくる場所なんだと、泣き笑いの六郎くんと共に胸が熱くなりましたよ。

……しかし、快く六郎を送り出した編集長(池田鉄洋)はUDIラボスキャンダルの告発を準備していたし。例の情報屋(北村有起哉)が『六郎に』と預けたまま彼の手に渡らなかった封筒には……『ピンクのカバ』の絵。それって、中堂の亡き恋人の次回作??そして現れる赤い金魚!
ああもう最終回になっちゃうんですか。見たいような見たくないようなですよ。

今回大量の焼死体発生に、ヘルプできた坂本検査技師(飯尾和樹)が仕返しのようにクソ連発で挨拶してくるの、笑えました。仕事でラボに現れてたミコト養母(薬師丸ひろ子)が、刑事さん葬儀屋さんと周辺の独身男性を大調査してミコトに怒られる場面も、緩急あって大好きなのよねえ。

「アンナチュラル」7 ☆☆☆☆

 また神回か。ただしUDIラボが奇跡的にヒマな日でしたけど。

 高校生が画面の向こうで、遺体の死因を当てろと迫る。
そんな予告編だけでは、まぁたサイコパスかよと鼻白むような事件にみえますが「アンナチュラル」は違いましたよ!そもそも今回、相手の正体はわかってるし。

離島での検死の補助に、とネット越しでの検死マニュアルを所長(松重豊)が配り中堂(井浦新)がゴミ箱に捨てる、ある日のUDIラボ(^^;;;;)
塾講師の弟から、生徒が検死に興味あると紹介された高校生白井くん(望月歩)に電話をしたミコト(石原さとみ)は、
『人を殺した、死因を当てろ』
と挑まれるのです。いや、画像加工で顔を隠しても絶対白井くんでしょw 画面奥で死んでる子だって、すぐに誰だか分かるはず。生配信中らしく「M先生」と呼びかけられたって、ミコトも「Sくん」なんて応じてやらずに「白井くん」とズバリ呼んだっていいのに。そもそも答えてやる義理もないのに。まさかの挑発に乗ったミコトは、こんな仕掛けをしてまで彼が『言わせたいこと』を探るのです。

まずはイタズラだろうと鑑識もよこさない警察に先んじて、移動暗室とルミノール液で学内の血痕をみつけ。生徒に聞き込み。朗読される小説のトリック、白い粉、窓、排水溝。動画視聴者数により開示されるヒントは 背中の傷、腹の鬱血点、治りきらない痣の痕。前夜待ち合わせに現れなかった白井くん。


 さっくり言っちゃうと自殺でした。
白井くんが刺し殺したのでなく、いじめていたナイフの持ち主が殺したわけでもなく。ふざけて計画していた通り、いじめ犯に疑いがかかる様に自殺をした。運悪く彼らが万引きでアリバイのある日に。でもそれだけじゃないと、ミコトは私見を続けます。
「法医学的には自殺、でも私の見解は いじめによる殺人」
動画配信は遺書だ、と自死しようとする白井くんに語り続けるのです。そいつらは転校し名前を変え悪びれもせず生きていくだろう、死んじゃダメだと。血痕をたどったラボメンバーも乱入し、少年の手から刃を受け取るのは、中堂。

生き残ってしまった少年に、同じく生き残ってしまった二人が必死に伸ばした言葉が、手が、届いたことが感激でした。


 解剖台で寝泊まりし、ラボから一歩も出ない様だった中堂がミコトに巻き込まれて動きだし、海に、大学病院に、犯人探しに。坂本さん(飯尾和樹)にも謝ったしねー、あの無愛想さが、「クソが!」の罵倒が、ギャグになる日が来るとはw
そしてついに「三澄先生」に”赤い金魚”を見せ、捜査協力をする様にまで!

中堂の恋人は本当に、連続殺人の被害者なのか? 新たな被害者は?

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