突然いくつもの巨大な「穴」が現れた日本、中に入った者は音信を断つ。人々は次第に「穴」を日常として受け入れる一方で、穴に消える選択をする者も現れて…。というのっけの説明でSFな期待をさせておいて、実際に展開されるのは淡々とした思い出話。そりゃもう面白くも大事件でも無くて一体何を見せられているのか⁉︎
堤真一演じる教祖さまは「穴」を救済と説き、信者は決心の理由を皆に開示してから「穴」に入るべきだそうで、リゾートコテージのプールサイドに集ったメンバーは記録係の窪田正孝を中心に中川大志、染谷将太、上白石萌歌、と豪華なんですけどねえ。
1話川端(中川大志)は、何をされても怒れない人生を語った5日後に笑顔で穴に。何故穴に入るのか、と問われて「昔サッカーを習ってて…」にはえ、そこから?となりました笑
2話菅谷(染谷将太)の回想も小学生時代から。初恋の相手と何度再会しても結ばれない話をした挙句、穴には入らずに失踪…? 妻子が「元気に暮らしている」って余命宣告もウソだったのかーい
そして、そろそろ話が動いてるかと期待して見てみた5話渡邊(古舘寛治)は、司法試験に落ち続けドバイで心機一転!の筈が寝坊でフライトを逃し別の国で売春婦と友達になったよ、というまあ1話2話よりはダイナミックなものの「穴」どうした感は相変わらずでした。そしてこれまた穴に入らずに実家戻ったよね笑
もう「穴」が何かというはっきりした答えや、誰か「穴」から戻ってきたりとかは最後まで起きなそうですよね、うん。これが依存症治療ワークショップで人生語り合う設定だったらきっと見てないからまんまと思う壺にハマったか私?
最終回見てもきっとタイトルが何故こうなったかもわかりませんよねえ?
リゾートコテージのプールサイドでバーベキューしながらの記録会が、語りが始まると殺風景なスタジオでの舞台風演出になるのは面白かったです。大人がランドセル背負って、机や椅子は演者が自分で持ってきたり。