ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

神はサイコロを振らない

2006冬ドラマ総括

 優秀だけど規律を重んじない。「相棒」の右京さんみたいな人があちこちにいるシーズンでした。
「N'sあおい」然り、「アンフェア」然り。
 あれで、雪平が撃った弾が肩に逸れていれば『命を救った正義の人』でいられたし、あおいの挿管で患者が死んでたら『人殺し』だったんだよね。その点は対極(^^;;;)
 仕事熱心なのも、属する組織『病院』『警察』が病みまくっているのも同じ・・・・。

 『時効警察』も、事件を解決できないから時効になるのだし、『神はサイコロを振らない』でも駆け回るのはヒロインばかりで企業は静観するばかり。

 大きな組織に対する世間の不信感がどーっと出てる・・・ってことなんでしょうか?


 ここで『喰いタン』をこじつけようと頑張ってみましたが、あの脳天気はさすがにちょっと場違い(笑)
『白夜行』で病んでいたのは『親』になるのかな(^^;;;)

 視聴率的には「西遊記」が20%超え続けて映画化(!)の次点が「喰いタン」だそうで、せっかく「白夜行」力作だったのに話題にならなかったですねー。

 じゃすみん的ランキングは
1位:「白夜行」「時効警察」

4位:「N'sあおい」「アンフェア」「喰いタン」
5位:「神はサイコロを振らない」

 1位は時効つながり・・・・じゃなくて(笑)
出来上がったもの自体は真逆でも、世界を作ろうという意気込み、配役の熱意といったトータルの仕上がり感が似ていたと思うのですよ。
「白夜行」あんなに暗いCDプレゼント告知は初めて聞きました。「時効警察」あんなにふざけたオープニングタイトル&フィクション告知も初めてでした(笑)

 で、ちょっと下がって以下に続くと。
「サイコロ」は小林聡美始めキャストは素晴らしくて、時に泣かされたくせに、逆にそれが惜しくなるアンバランスで申し訳ないけど下の方。「喰いタン」みたいにもういっそあきらめて観られる方がラクです。

 そうそう、「相棒」を忘れてました!
大好きなシリーズなのに、途中から録画がたまる一方で最終回もまだ見ていません〜。他のドラマもつまると、1話完結の気安さでつい後回しになるし・・・・。 さすがに第4シリーズを2クールとなるとだれました(私が^^;;;) ぼちぼち観ます。

 「けものみち」、「白夜行」の裏じゃなかったら観てたと思うけど結局消化しきれずリタイア。
4月からも木曜は10時代でかぶるんですよね。ドラマ枠はずらして欲しいなぁ。
 

「神はサイコロを振らない」8 ☆×

 うっわー、ムカムカしたっ!
だってメガネの漫才母(市川実日子)が、ヤス子(小林聡美)に丸投げでなーんにもしてないんだもん!!

 消えちゃう前に、先輩と漫才の舞台をしたい。そりゃいいんだけど。
当の吉武先輩(明星真由美)は自分で電話して場所捜してるぞ?それを、
「お願いします」
だけで ヤス子に立派なホール借りさせてチラシまで作らせてっ!!!
せめてチラシぐらい自分で・・・・と思ったら、なるほど後で吉武手書きのものを見て
「こんな暖かいチラシは、私には作れません」
とヤス子が言わなくちゃいけないのかー。でもさー。

 それならせめて、ヤス子の私費100万円で借りた大ホールは、漫才に使わないまでもキャンセルせずに、1人でカラオケ唄うなり、パイロット君(山本太郎)連れていって舞台と客席で
「最後の日は2人で過ごしませんカー?」
とか大声でやりとりするなり、大金を払っただけのことをさせてあげて欲しかったんですよー!!

 ささいなひっかかりかもしれないけど。
大金を、わざわざ私費で、キャンセル不可、と描写したからには失って悔やむなり割り切るなりなんとか使うなりのフォローもいれてくれなくては!!

「休め」と言ってくれたのがあの上司(岸部一徳)だったり。
「サンキュー」の一言に泣いちゃうニート弟君(武田真治)だったり。
イイ場面がぱらぱらあるだけに、残念なり。

「神はサイコロを振らない」7 ☆☆

 だから家に帰れってば。

 ・・・ずっと見てます。
SFとして見てしまうといろいろ気になる・・・と前に書きましたが、そういう部分を忘れておバカ4人を見て和んだりして。
で、子供に泣かされるんですよー。

 虫かご抱いて戻ってきた10才の息子。
 小生意気な娘(成海璃子)の夢はピアニスト。
『逆縁』にとにかく弱いものでこんな子供が死んだ(とりあえず10年前の理解としてはね)のかと思うと、か弱き幼い者を亡くした御両親の衝撃と無念と自責と後悔と、えーと、とにかくもう泣いちゃって。

 でもね、なのに家に帰らないんだよパイロットとスッチー(ともさかりえ)は。君たちだって人の子だろう!親御さんは待ってるだろう!逢いたいだろうよ!!
 今週になってやっと、帰る帰る言い出して、でも帰らないからイライラしちゃいましたよーん。
20代、大人のつもりだろうけど、誰でも永遠に誰かの子供なんだからっ大人なら尚更、親御さんを安心させてあげなさいって。

 さておき、ずっと失った10年を埋める作業が続いてましたから、本当は余命半年と言われていた男が、心配だった教え子の10年後を、この奇妙な事件に巻き込まれたお陰で見ることが出来て
「神様の贈り物だ」
と喜ぶというエピソードはなかなか興味深かったです。

 もっとも、成長した当の教え子(城田優)は会いたがらず友人を代わりに逢いに行かせたり。
『本物の贈り物』を見に、病床の男が向かった陸上競技場は・・・・どしゃ降り(^^;;;)
春の大会前ですよー?
雨の中練習だなんて、話より演技より、さっき病室でウソついた友人のリアクションより、筋肉のコンディションが気になってしまう体育会系な我が家の茶の間でした。もちろん病人にも危険!
(連ドラのタイトなスケジュールじゃ、雨だろうが競技場借りた日に撮るしかなかったんでしょうねぇ)

「神はサイコロを振らない」1・2 ☆☆☆

「それは各自どっかに掴まっておけば」
って、時空の歪み相手に(笑) 小林聡美はいいなぁ。

「70才と思って見て」
「若!」           山本太郎もいいなぁ。

 10年前行方をくらました飛行機が、乗員乗客と共にあの日のままに戻ってくる。
若いままの彼らと、10年分年取った自分。その再会の大騒ぎを描きつつ、また彼らが消えるまであと10日、悲劇のXデイがまた近づいてくる……。

 とまあ、ざっくり言うとSF(by小林聡美)です。
『戻ってくる』のも『また消える』のもいいけど、その日時をピンポイントに当ててるのはどうなんだっちゅーところが、SF好きとしては気になって仕方がないのですが……、まぁドラマだから。

 10年経てば、家族も引っ越したり離散していたり。追悼コンサートでボロ儲けしていた母(高橋恵子)は、娘(成海璃子)が生きてるならタイトルは「奇跡の帰還コンサート」にしなきゃ とか言ってたり。そんな各家庭の悲喜こもごも興味深いです。

 そして何よりも、山本くんがやってきて昨日のケンカ(小林聡美には10年前)を謝ったり、10年の間に結婚してやしないかと泡喰ったり。そんな場面に時間の経つのを忘れます。だから、全体の物語はほぼどうでもいいのに、エンディングになると『もう??』と驚くという。

 それにしても、長髪にもせずそのまんまで10年前を演じる小林聡美。凄いなーと思ってよく思い出すと・・・・10年まえには若々しくなかったんだよね(笑)
 時間って平等??

遺族会会長に尾美としのり。追記:乗客だった弟は中村友也=後の中村倫也です
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