ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

矢本悠馬

「エンジェルフライト」1〜3☆☆

 遺体を日本に!米倉涼子に任せろ!


 不慮の死は場所も人も選ばずに襲い来る。海外で銃に、暴力に、病に倒れたご遺体を無事に(出来るだけ五体満足に、死化粧=エンバーミングもして)日本に届けるエンジェルハース社は今日もご遺族に寄り添う。

 アシンメトリーな金髪ショートカットの伊沢社長(米倉涼子)は、スラムの破落戸に臆せず外務省と渡り合い台風欠航の臨時便にお棺移送をねじ込むバリやり手ママ。
 どうしたって毎回死亡状況が描かれます。それが、金より親の手書きメモを取り返したくて……だの、臨月の奥さんを日本に残してだの、夢を叶えた筈の娘が物言わぬ帰国だの、そりゃ泣くでしょのオンパレード。時には恨み言を言うご遺族がいても、腐敗や欠損からきちんと修復されたご遺体が届けばもう感謝しかなくて、これもまた涙涙ですよ……。

 と、かなりウエットなので淡々としたお仕事ドラマを期待すると少し違うかも。
なのに伊沢がガサツで、相棒の会長柏木(遠藤憲一)と罵詈雑言のやり取りが常なのも気になる…。あれが強い女描写なのか洒落てるつもりなのか。無礼にせずとも親しさは表せるのにね? モデルの社長に失礼では。

 そう、国際霊柩送還士を擁するエンジェルハース社は実在するんです。原作はノンフィクション作家佐々涼子氏による同名のノンフィクション小説。穢れ扱いをされても尚、必要とされる仕事への情熱に感激。実家が世界中飛び回ってる親だったので、もしもの時はここに依頼しようと思いながら読んだものです。その時もかなり泣かされた覚えはありますが、ドラマは更に泣かせ増量。元々はAmazon prime配信、世界でどう見られているのかは興味あるところです。
 ただし3話、食堂のおばちゃん(余貴美子)の客死はさ、子供にプレゼントされた旅行の韓流コンサートを、チケット落とした人に席譲って結局は行ってないのを美談にしたのは解せない。「お母さんらしい」じゃあないんだよー残念すぎるよー。そして並行して描かれていた大企業社長の腹上死、キモ。葬儀の大小は関係なくどちらも大事、が大筋なら酔って転んでだって良かったでしょうに当たり前のように接待売春絡めるの嫌すぎですよ。

 進行役は新入社員高木(松本穂香)で、疎遠な母(草刈民代)に事あるごとに心の中で手紙を書いています。 今は厳しい現場で狼狽えるばかりの高木が成長し、実母の死を受け止める展開になるのでしょうか。
そして社長も、どうやら帰らない人(向井理)を待ち続けているらしく…さて。
 エンバーミング士に城田優、その他社員に矢本悠馬野呂佳代徳井優と芸達者揃い。毎回のゲストも豪華です。

「イップス」〜7☆

 村上佳菜子演じるフィギュアスケートコーチがライバルを殺す⁉︎

 はい、倒叙ミステリのいいところはネタバレを気にせずに宣伝できること笑 
 期待の天才スケーター倉科吹雪(青山凌大)のコーチの座を色仕掛けで奥森美音(清水くるみ)に奪われた篁真白(たかむらましろ村上佳菜子)は、黒羽ミコ(篠原涼子)をアリバイ証人に仕立て美音を絞め殺すのでした…!

 選手指導の間抜け出し、全力疾走で行って殺して帰ってくるトリック笑 体力的問題は「アスリートだから!」で済まされてましたけど、滑るのに慣れすぎて案外走るのは苦手ってスケーターあるあるなのになあ。しかもミコを呼ばなくても出来るトリック(むしろ、中抜けに気づかれる可能性上がる)  いやそれより、掌中の珠吹雪を第一発見者にしちゃって今シーズンが台無しになってもいいの? 関係ないところで美音を始末してコーチ継続のつもりが吹雪が戻らず愕然とするか、いっそ吹雪を殺して美音の犯行にする方がまだわかる気がする。
てか、僕のコーチになってください!が10歳くらいだと育て上げた!って感じで(アイラブユー連呼でランビエールコーチに師事をせがんだ島田高志郎選手みたいで笑)いいのに〜

 と、スケオタなチャチャ入れは尽きませんが、ほぼ出ずっぱりで演技のゲスト村上佳菜子ちゃん、頑張ってました(イベントギャラももうタレント料金で、アスリート枠安藤美姫先輩よりお高くなってるらしいですよ! 業界勤務親戚談!) 
 逮捕の前に、と滑った一曲はセルフコレオ!ファン感涙の名場面だったのでは…

 そして背景の看板「アイシングワールド」!吹雪選手と並んで出演予定の荒河原静香に徳川家成〜笑 こういうお遊びは楽しいんですけどね
(あ、月代選手役の中島侑香さん、映画「祝日」の。インハイスケーターだったんだあ)

 画家の突き落としは、あんなぐーの手にするほどチョーク粉を気にしてるなら手ぶくろすればいいし笑
YouTuberネタでは「先立つ不孝を、の孝です」と何度も縁起でもない自己紹介してると思ったら案の定、遺書の誤字の為。親孝行の孝って言えそんなの!
…と、毎度何かが無理矢理でつらい今作。挙句、森野(バカリズム)を誘拐したのはずっと身近にいた彼でした〜ってさ。なんちゅーか。
お気軽なので見てはいますけども、人には勧めないぞ。

 

「destiny」1〜8☆☆

 石原さとみ鑑賞ドラマ!
流石に30代で大学生はどうよ笑 の前評判で敬遠しちゃってた令和のオレンジデイズ。怖いもの見たさで覗いてみたら……やだ、ダサ眼鏡の大学生石原さとみが可愛い〜! むしろイケてる設定の学友の方が仕上がってる分ふけ…まあそこは、過去を別人が演じるより分かりやすいのでキニシナイ!

 長野県信濃大学法学部の仲良し5人組、真樹(亀梨和也)奏(石原さとみ)祐希(矢本悠馬)カオリ(田中みな実)知美(宮澤エマ)  
友情は生涯続くかに思えたが、卒業を前に知美は自動車事故で死亡、同乗者真樹は密かに交際していた奏を置いて失踪する。最後に見た真樹は
「俺が殺した」
と言った……?

 で、17年が経過。検事になり医者の恋人(安藤政信)と暮らす奏の前に、今更何も変わらない真樹が現れて物語が動き出すわけですね。
 「俺が殺した」=「殺したようなものだ」なのはサスペンスドラマ序盤あるある笑 それでも事故当時の話をキッカケに、やはり検事だった奏父(佐々木蔵之介)の失脚と自死に真樹父(仲村トオル)が深く関わっていた件が白日の下に晒されるのでした〜。

 とはいえ、実は重病で余命僅かな真樹(主治医は奏の恋人)と奏の逃避行やら、それで婚約解消やらと恋愛事情も忙しいので過去の大事件はサクサク糸口が出てきます。
 奏、実家で父の遺品をちょっと開けたらボイスレコーダー発見!マジックで黒々と書かれた日付も父死亡日にズッポリ!再生すれば「◯◯汚職事件の記録である」と念押し! もっとこう…隠してて欲しかったかな……
 それで言ったら、同窓と判明してもなお真樹の取り調べは奏が担当なのどうかと思うし。
「お前が奏の父親を殺した!」
と、当の奏他、法曹関係者通るロビーで実父の胸ぐら掴んで騒ぐ真樹もどうかしてますよねえ。「アンチ・ヒーロー」でなら狙いがあっての行動になりますが、このドラマそうじゃないからなあ… 放火犯さんさん、顔くらい隠しましょうよ笑

 8話で最終章の始まり。
汚職事件と真樹父のつながりを暴いて、でも病に倒れる真樹を看取って大団円なのか? まだきっと驚かせてくると期待する旦那は、ここで過去優秀だった知美の出番だ!とか、奏母(石田ひかり)がきっと夫の仇を討とうとする、と予言してきますが、さて笑

 あ、毎回最後にかかる主題歌が、オペラを無理に和訳したかのような大仰さで耳について、でもその違和感が癖になるいい感じです。椎名林檎でしたね!

 
 

「イップス」1☆☆☆

 篠原涼子とバカリズム共演のコメディ。これは見るでしょう?

 で役どころは、書けない推理小説家黒羽ミコ(篠原涼子)と逮捕できない刑事森野徹(バカリズム)
どちらも得意なことを生業にしたはずなのに、現在それがままならない。そう、イップスを発症中。パターの決まらないゴルファーの様に…。

 どうやら毎回、捜査をサボる森野とネタ探しのミコが流行りのスポットで顔を合わせ、その度に死体発見なんですね笑 1話、元アイドル(トリンドル玲奈)がサウナの熱波師に生きがいを見出してるのもクセ強なら、水風呂に死体が浮いてる横で森野とミコが延々と気づかずにくつろいでいるのも愉快すぎました。サウナ用語についてロウリューだそうじゃないとネチネチ森野が絡むのもバカリズムの真骨頂。
それでいて彼女が、本名とかけ離れた『電撃ウィッチ真尋』を名乗るのはコスプレ感よりも実はストーカーから身を隠す為らしいあたりなどは本格派?

 脚本がバカリズムじゃなかったのはちょっとがっかりでしたが、毎回クセ強く楽しめそうです!イップスが治るまでに何人死ぬのー笑
2話予告で「2人付き合ってる?」とか言われてるのも笑うわ

映画「ゴールデンカムイ」☆☆☆☆

 大満足!

 原作既読。漫画実写化はそもそも大好物ながらあれの映像化なんて大変態コスプレ大会じゃないか〜と二の足を踏んでいましたが。札幌雪まつりを訪れた際の大雪像や札幌駅の小道具展示につられてホイホイと劇場で見てしまいました。
 うん!変態コスプレ大会だね!やったね!

 何よりアシリパ(山田杏奈)さんが美しくも変顔番長w ぬるっと逃げる白石(矢本悠馬)も最高!いや待て、回想以外は終始真っ白だった雪の北海道な舞台が主役だったのかも。
 財宝の地図を生身に入れ墨された脱獄犯たち、を追う憲兵たち。のみならずヒグマと狼。全てを出し抜いてアイヌの財宝を狙う「不死身の杉元」を演じる山崎賢人は、いつも通り何も邪魔しない素晴らしい漫画実写化主役っぷりです! 「ジョジョ」も「キングダム」も全く思い出しませんからね!もちろん斉木楠雄も!笑

 そしてアクションに次ぐアクションの挙げ句
「俺たちの旅は始まったばかりだ!」
と言わんばかりに次の目的地を指して終了〜。でもこれから出る人物の映像も小出しに予告で、既に次撮ってますよね?ハイ、観に行きます〜。ちょろいファンです。
あ、料理も素晴らしかったです!金カムといえばチタタプ!オソマ!カワウソ鍋にラッコ鍋!バイオレンスグルメ漫画ですからね!

 ただひとつだけ…なぜ冒頭の砂金探しを雪の川で素手でさせたのか…。そのくらいなら焚き火で炙れば大丈夫? 落ちて濡れた時の大騒ぎが際立たないのでは…。ハッ杉元は手袋も買えない貧乏人てこと?

「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」1☆

「カルテが全て教えてくれました!」

の決め台詞で、ペーペー研修医(玉森裕太)が暴く真実とは?

……なんと病名じゃないんですよ!!
自殺未遂で入退院を繰り返す女性が、実は毎月同じ日(=生活保護費支給日)に退院していること&ちょっとした一言から導き出されたのは!元夫のDV !

う、うん、新しい。確かに生活のことも大切かな。でも医者には診察をしてほしいぞ?
このままでは数年先に患者になる、と精神科医(松雪泰子)に予言される主人公の正義感、強い共感力を活かしたストーリーは興味深くはありますが、病院事務員とかでも良くないかい?
タイトル通りではあります。

研修医仲間に、池田エライザ矢本悠馬、その父に椎名桔平(なんか分かるw)

「SUPER RICH」1、2 ☆☆☆

 妊婦を助けて面接に遅刻!
それで合格は昭和ドラマで、令和では機転が効かない、タクシー代が無いのも自分のせいとにべもないのでした。おお。
 女社長と平社員で逆玉なのかと思いきや、江口のりこの仁王立ちと関西弁が性別を忘れさせてくれていい感じです。それでいて、部下に惚れられていそうなのもわかる(あれ、両親も使用人も標準語なのに、どこでコテコテに育ったのw)  

 裕福な氷河家に生まれ育った衛(まもる 江口のりこ)は、幼くして両親を亡くす不幸には見舞われながらも、その後もずっとお金持ち。起業も順風満帆、1000万円は端金、ずっとその生活が続くと思っていたのに……35歳にして初めてした金の苦労の原因は、信じていた共同経営者一ノ瀬亮(戸次重幸)の裏切りだった!!

 共同経営者と言っても、衛に任せきりでほぼ無能💦 なのに衛に頼んだだけ金を動かせている現状に飽き足らず? 突然の行方不明、運転資金口座は空っぽ!直前に「ごめんな」と意味不明なハグまでされていて、即通報レベルでしょうに、なんと衛は信じて待つんですよ。亮を切れば融資するという先輩(松嶋菜々子)の申し出も拒否!!
こ、こんな熱い信頼を裏切るとは許せんぞ亮!

 で、金策に走りつつ亮を探す修羅場の間に周囲の人間関係が見えてきます。同級生だった今吉(中村ゆり)や古くからのスタッフ東海林(矢本悠馬)は忌憚なく忠告できる仲。脇に控えるイケメン宮村空(町田啓太)は、失業で自殺寸前を拾われて以来衛に忠節、そして多分惚れているw
 しかしみんなが衛の為にと奔走している中、何故か衛の心が動く大事な時に居合わせるのはインターンですらない春野優(赤楚衛ニ)なんですよ〜。まあ雇ってくれ等とつきまとっていたからですが。

 実は衛の講演に感激した優が今も切り抜きを持ち歩いているなどw  熱くつきまとう理由も見えてきたり、でも泊めても風呂貸しても、まるで姉弟なんですけどw  ここ途中からラブになります??

 結局、土地やマンション等衛の個人資産は全て処分して、会社はボロ家屋に移転。でも幹部は残り、さあまた働くぞー!で次回に続く。面白いじゃないですか!

 ただその仕事が電子書籍。
身寄りのないお嬢様が何故それを?と、そこだけが気になっていましたが、生い立ちに関係する説明で納得&目から水があ! むしろ
「それしかやりたくなかった!」
と言い切られて合点しました。頑張れよ社長!

 漫画部門の部長に古田新太、インターンに志田未来。 町田啓太と赤楚衛二が揃うと、かのチェリまほ「30歳まで童貞だと魔法使いになるらしい」を思い出してはしまいますが そっちの煩悩は一旦置いてw
さーあ続きみるぞ!

「70才、初めて産みます セブンティウイザン」2、3☆☆☆

 70才で初産!
不安ながら超高齢出産を決意した夕子(竹下景子)と夫の朝一(小日向文世)は、出産準備に勤しみつつも、残された健康な時間の短さを改めて意識するのでした。
 

 2人が見合いで出会うまでの経緯も胸熱で、子供ができなくてもずっと幸せに仲良く暮らしてきたのに。やっぱり子供を持つ、親になることは憧れだったんですね…(でもこの歳で不妊治療でもないよね??1話を見逃したので、どんなミラクルで妊娠かは気になりっぱなし)

 生まれてくる子が、大きくなってから見せる想定のビデオレター。そこに、こっそり朝一さんへの感謝も語る夕子さん。感動的でありつつも、もしや出産で命を落とすの?と冷や冷やしてしまいましたよ…あり得なくはない💦
 そして産後も、疲れ切って寝ている夕子さんの首に手を当てる朝一さん。
「生きてるわよ!」
あ、脈をとっていたのねw   確かに心配w

 母乳が出ない、家のこともできない、と嘆いたりイラついたりする夕子さんを責めることなく、実に献身的にサポートする朝一さん。夫の、新米パパの、鏡ですよね!

 みらい、と名付けた子と3人で散歩に出て。お孫さん?と聞かれて「いえ、私の子なんです」と答えれば、微妙な沈黙の後にギャグ扱いで流されます。ま、まあ仕方ないですよ。むしろ、妊婦の頃にひそひそされなかったということで、品のいい街なのでは。
 そして少し前の自分と同じようにイラついている妊婦さんに
「空を見て!」
とアドバイスする夕子さん。転ばないように足元ばかり見がちな時期。実は、ほんの少し前まで自分もそうだったんですもんね。また、そのことに気がつけたのは、朝一さんが散歩に送り出してくれたから。

 優しい夫婦にも育てられ、きっとみらいちゃんも優しい子に育つでしょう。優しいこの街で。
素敵なドラマでした。3話はベビーちゃんも満載で眼福です(何人もで入れ替わっているようですが、気にしないw)

 

 

「深夜食堂(4)」トンテキ ☆☆

 食べながら編まないでー、汚れる(^^;;;;;)

 久しぶりの「深夜食堂」、音楽も何もかもがそのままで新シリーズと言われてもピンときませんが、Netflixのみで配信されていたのを地上波MBSで初放送だとか? 世界中どこでも観られる配信のおかげで地域差が出るというよくメリットのわからない仕組みに。
 さておきいつもの様に観るだけにしようと思っていた4部ですが、矢本悠馬くんの出る2話(通算で33話)が胸キュンだったのでご報告まで。ちなみに話数を確認して32話が放送されなかったと知りました。新井浩文出演だからですね。

 不動産屋OLの常連鈴木さん(伊藤麻実子)、編み物が得意で深夜食堂に来ても待ちながら、呑みながら、よく編んでいる…のはいいのですが、好きになるとすぐ思いを込めて編み始めるたちで、仕事で不動産を世話しただけの人に編み始めては、そのお客様が恋人連れて深夜食堂に現れて失恋orz  キーッと編みかけのセーターをほどくことに(^^;;;;;)  いやあ私も3着ほど編んだことありますけど、編む大変さに比べてツーツー解くのって簡単すぎてかけた時間が溶けていくようで、かえって心が折れる作業なんですよ。辛い。

 そのうち会社の後輩栗原くん(水間ロン)に編み始め、大作セーターを渡せて喜ぶも、進展せず。 鈴木さん的には受け取った=私の気持ちを受け止めてくれた!と、ほぼ告白なのですが通じませんって。そこで「栗原くんの気持ちを聞いてきて!」と頼まれて戸惑う、同じく後輩のシラノもとい白野くん(矢本悠馬) なんと「じゃあその代わりに」と、編み物を習い始めます。誰かのためにマフラーを編みたい、と。え、その相手って、え、えええええー?
 ちなみにタイトルのトンテキは、その栗原くん出身地のB級グルメだそうです。

 画面で見ていると、鈴木さんがポーッとなる相手がどれも長身細身w  系統の違う白野くんがお呼びでないのはビンビン伝わってきますw  かといって鈴木さん本人も決してお似合い美人タイプではないのに(^^;;;;)そこを茶化しもしない白野くん、どんだけいい人なのかと。実は栗原くん、愛想よく受け取ったものの手編みキモい派、更に社内恋愛の彼女に破かれ、自分で捨てると呪われそうだと白野くんにゴミ出し頼んでいるんですよ……。そんなこと出来ない言えない白野くん、編み物を習うのは実は補修のため。栗原くんの気持ちも、色が好みじゃないだけで家では着てて…と嘘をついてしまい、ご機嫌な鈴木さんは別色でまた何か編み出してしまうわけですが。
 ある日、呼び出された鈴木さんと栗原くんが深夜食堂で鉢合わせ。そこにバン!と白野くんがあのセーター(破けた肩をぎこちなく補修済み)を着て登場!栗原には恋人がいる、このセーターもくれた、と真実を知らされて店を飛び出た鈴木さんは、追ってきた白野くんを「もうセーターなんてどうでもいい」とはねつけてしまいます。え、初めて「重美さん」って名前で呼んだのに?こ、ここで告白じゃなくて?

 その後編み物もやめ、淡々と仕事だけする鈴木さんを遠目から見守るしかない白野くん…。

 でも明け方の「めしや」に1人酔って現れた鈴木さんに、マスターが思わぬ話をしてくれるのです。
あの頃、白野くんが破けたセーターを
「鈴木さんの心がこもっているから」
と、不器用に補修していたよ、と。
 突然、ありえない感情の波に襲われた鈴木さんは「な、何この感情!何この感情!」とパニックで走り去り…(ここの再現映像が!カウンターに置かれたトンテキをパクつきながらセーターを直す白野くんでね。え、食べながら?白いセーターが汚れるじゃん!鈴木さんが来ても困るし、家でして家で!となるのですが、一方でマスターが見てなきゃ伝えられないわけで、困りますねえw)
なんと会社の裏口横で寝こけ、一番に出社した白野くんに起こされると言うミラクルw  いや、鍵を持っているの白野くんだと知っていたのかな。それしても、口元のヨダレを払って起きた鈴木さん、きっと酒臭いんですよ? しかも「自分は面食い」なのに「情にほだされた」とか、結構ひどいことを口走りむしろ100年の恋醒めても不思議じゃないのに
「重美さんのことが好きです!」
ときっぱり告白してくる白野くん!キュンキュンです!さっきまで、起こす時は鈴木さんて呼んでたのに!
 その後はもう、バカップル爆誕。全身手編みにまみれて、幸せにお暮らしくださいませ~(^^)
ちなみにトンテキは、合わせダレの中にすりおろした玉ねぎを加えるといいそうですよ、今度やってみよう。

「べしゃり暮らし」6~最終回 ☆☆

 そうか、タイトルの「べしゃり暮らし」って養成所からのコンビ名だったのね。


 一時は子安くん(矢本悠馬)も加わりトリオでネタ見せしていましたが、圭右(間宮翔太郎)と辻本(渡辺大知)のアドリブ合戦についていかれずに、子安だけ作家コースに転身することに……。でも元々がハガキ職人「はにかみ工場長」だった子安くん! 台本を書くだけでなく、地味な子の特技ボイパを活かす助言で某トリオをすっかり生まれ変わらせるなど。芸人をするより、もっと広い形でお笑いに貢献していけそうです(^^)

 てなわけで、藤本さんの死も父の芸人嫌いも乗り越えての養成所入り。新人コンクール優勝を目指します☆
でも3年目まで参加できるその大会の冠が、なりふり構わず欲しい先輩芸人が仕掛ける数々のハニートラップ! 女芸人相手には口説き&「俺の口利きで予選通してやる」の嘘攻撃……単に日常からこうなのかもですがw そして辻本には、自分の取り巻きを派遣!
「ずっとファンです!」
と声をかけてきた女子が、客席で苦しみだす……!! まんまとそれで気を散らす辻本も情けないですが、舞台上から分かりつつ周囲に騒がれない程度に苦しめとは、また随分高度な(^^;;;;)

 終盤は他のコンビネタも数々登場、ボイパのロボコップに教師、「ニップレス」の占い、「るのあーる」の桃太郎。そして脱線しまくりの「べしゃり暮らし」、どれも違ってどれも面白いんですよねえ。原作の漫画とはネタは変えてあるんでしょうか?監修の劇団ひとりが全部考えてるなら、やっぱり凄いなあ。
 そして我らが「べしゃり暮らし」、アドリブをしすぎたりしなかったりで毎回揉めながらw 見事決勝で繰り出したアドリブは、1話からの思い出が走馬灯の様に浮かんでは消えw 持ち時間を4分も越えて、そりゃ絶対優勝は無理だ~と思わせながらも、二人が本当に楽しそうで、気持ち良く応援しながら終わることができましたよね。
その昔「まずい」「不衛生」とネタにされてしまったお父さんの蕎麦を、
「本当に美味いんです!」
ほっぺた落ちる、顎外れる、目玉飛び出る~と、今度は褒めちぎることができた達成感!客席の父さんも、さぞ嬉しかったことでしょう。

 正直、圭右の浅い知恵から出るアドリブなんて早晩行き詰まるに決まってる。新聞読んで世界を知ろうと思う様なきちんとした挫折もなく、先輩芸人がみせるコンビ仲の悪さ、礼儀問題、今も全部辻本だけが背負い込んで金のことも知らず、世界は圭右のために回っている都合良さには呆れっぱなしだったんですけど……まあ気楽に見ればいいかなー。 
見事にネタを演じきった間宮翔太郎と渡辺大知に拍手! M-1初戦ぐらい突破できそうw

「べしゃり暮らし」3~5 ☆☆

 このまま死んだら伝説w と呑気に見ていたら人気のない場所で雪に埋もれていく藤川(尾上寛之)さん。トランクス一丁で真っ白にとは「あしたのジョー」ですかw って、えええ、本当の本当に? 死んじゃうの? 夢の決勝戦も出ずに、妻子残してぇぇぇぇ?
 ……酒飲んじゃダメな人だったねorz

 てなわけでM-1ならぬ「日本漫才クラシック大会」NMC。
 3話、我らが「きそばAT」は、見事一回戦敗退。なんでも笑ってくれる学内と違い、初対面の外ではウケないという、当たり前が分からない圭右が、辻本が準備した台本をマル無視のアドリブで挑んで自爆。逆ギレし「お笑いを分かってない」と客席のせいにする始末orz さすがの辻本もキレたコンビの危機(早い)に、金本が「一人で見ろ」と圭右に渡すDVDは……なんとスベり倒して客席にあたる「デジタル金魚」! デジ金がこれなら俺もと、単純な圭右のご機嫌がなおりましたよ!先輩、優しい……!

 4話は、圭右のお姉ちゃん(徳永えり)がなんと! 母を殺した因縁コンビ「ねずみ花火」のボケ根津(田中幸太朗)と交際発覚。女たらしときいた圭右が、姉の他にも女がいたと殴り倒したりしつつ(モチロン勘違いorz)実は父さんはとっくに許してたという涙の大団円です。
 不味いの不衛生で食品偽装だのとTVで店を貶めて、あれがどう笑えるかお笑い論でも聞けるかと思ったら、ネタ書いたのはツッコミの花田で僕は嫌だって言ったんですうって……。むしろその態度が情けないですが、お父さんがそれでいいなら、いいや。そして『謝る事なんてない』と言ってたツッコミ君も、実は謝罪の手紙を送り続け、お父さんもきちんと読んでまとめてしまってありましたよ、几帳面。その裏書きが『ねずみ花火 花田」だったのはびっくり。コンビ名要らないでしょ。店ガラガラで奥さん亡くしたあの時期に、よく捨てずに受け取ってくれていたものです。
それと、当時の事情を聴きにラーメン屋台に通うんですけどね。店主が麺茹でながら語る(唾入りそうでやだよね)間、ぼーっと立って拝聴してる、圭右辻本&子安くん。邪魔だわ!ラーメン出来たら、客席まで運ぶ手伝いする様になるぐらいの気遣い、2度目3度目にはできないもんですか。
 きそばAT的には、デジ金のライブでゲリラ前説デビュー。

 5話は、更にデジ金。
金本との人気格差に悩んだ藤川。東京に豪華マンション買った金本と、まだ大阪に妻子置いてる自分の差に腐っては自棄飲みして脱ぐ!腐り芸でピン人気も出るものの
「母ちゃんの悪口いうからイヤ……」
と幼い息子に嫌われる悲哀orz  そんな葛藤や遠慮を振り切って臨んだNMC準決勝では、過去1の出来栄え! 息子にも「父ちゃん面白かった…」と言われて男泣きの藤川、翌日の結果発表を一人呑み続けて待ち、ついに掴んだ決勝進出の報に浮かれて店内全員におごって、また脱いで、冬の街を裸でうろつき喜び回る……のに、そのまま凍死なんですか?えええええ。
 きそばAT的には、ずっと別々でNMC見てただけw だって圭右を楽屋に連れて行くと面倒と、やっと辻本が学習したからw その分、圭右が藤川妻子と知り合って&辻本子安は構成作家(波岡一喜)から、藤川不遇時代や家族思いを知り、これから起きる事件がより悲しくなる仕組みですよ……orz 藤川が脱ぐ伏線もやたらあるw 今までの雑さからは信じられないまとまりっぷりです。演出違うんじゃないのかな……と私には珍しくスタッフ調べたら、えー演出は劇団ひとりなの? じゃあアシスタントが違うってことでw

 主人公の圭右が大嫌いなのに見続けているのは、彼らが狂言回しでメインじゃないからですよねw 圭右が時々出す変な関西弁、私も気になってましたー!藤川さんもせっかく言ってくれたことで、止めようね。 

「京都人の密かな楽しみ Blue 修行中」2 ひな祭りと京男 ☆☆☆

 え、毎回2時間もあるの?
と敬遠していたBSドラマでしたが、評判の良さに録画。短縮版も撮れていたのでまず観てみました。なるほど、綺麗……。

 板前見習い松原(矢本悠馬)を指導する先輩板前(岡田浩暉)、繊細な京料理。ひな壇を飾る料亭「萩坂」の女将(高岡早紀)、亭主(波岡一喜)は行方知れずですと……?
と、突然雰囲気が変わり、創業300年リアル料亭の13代女将からの、伝来のお雛様を愛でる膳の説明になりましたよ~。ドキュメント挟んでいくんですね! なんだかドキドキします(^^;;;;)
 そしてまたドラマに。京都のバーにて、庭師見習いケント(林遣都)と店主な母(秋山菜津子)のやりとり。そこに現れた品のある老女鶴子(銀粉蝶)さん、老舗和菓子屋の女将さんなんですね。京女二人で京男のダメさ加減を楽しそうに腐す腐すw
 そこでまたカメラはスタジオキッチンに移り、料理研究家の先生がおかゆを指導。そうですねえ、東男と京女って、いいますね〜。

 なんとも不思議な、ゆっくりした時間でした。民放で盛んなグルメドラマを、京都舞台に NHKが作るとこうなるんでしょうかw これは他の録画分も見るのが楽しみです。

「べしゃり暮らし」2 ☆☆

 矢本悠馬が居る意味!あれかな、喋らせすぎると愛嬌が溢れちゃうからかなw

 文化祭の漫才は大成功だったものの、芸人を目指すより蕎麦屋を継ぐつもりの圭右。焦れた辻本は、刺激になるかと人気芸人「デジタル金魚」の楽屋に圭右を連れて行きますが、はしゃいで失礼なことばかり。そこに辻本の相方が現れて、別れるの別れないのと更に揉め、本当に辻本が言うように「もう先がない」のか見てもらうと、本番前の舞台の上で最後の漫才をすることに。

 いや、台詞にも何度も出てくるけど本番前w はしゃぐ素人も後輩コンビの揉め事も、どっちも迷惑すぎるー。
中でも、俺オモロイでしょうホラ!と黙らない圭右に本気でイラつきます。余談ですが吉本のお笑いスクールNSCでも『普通に挨拶できて遅刻しない』ことの方が、履歴書や面接でウケようと馬鹿騒ぎすることより大事なんだそうですよ(だから小粒、といわれようと悪めだちで収録ぶち壊したり遅刻しそうな奴いらないですよね)で、先輩金本(駿河太郎)の手前、本気でただ静かにさせたい辻本と延々とぶつかるだけ。その横で全く台詞もなく、ただ見守ってる子安くん(矢本悠馬)
デジタル金魚大好き~とついてきただけで、紹介されるわけでもない子安くんですが、ほんのひと月前に出会った辻本と違って、つきあいが長い圭右の操縦法をちょっとは知ってるんじゃないの?ここでちょっとは静かにさせられるか、出来ないまでも辻本が抑えてくれと頼むぐらいの関係性はないんですかね。
 そして相方静代(小芝風花)との漫才は、台本もテンポもばっちり☆(むしろ、久しぶりに合わせるにしては出来てすぎw)
実は、好きになっちゃったから……。このまま仕事を続けて、いがみあうデジタル金魚の二人みたいになりたくない、んだそうで、ふざけてんのかと。そんな理由で彼女のお笑い芸人人生の邪魔をするの? こちらに圭右がいるように、彼女にも新相方候補はいると描かれてますけど、そういう話じゃないだろー!また圭右がわかった風に
「辻本が楽しんでない」
と評してて、こんな奴に相方ゆずるの腹たつよねえ……。

 それでもプロ芸人になにがしか刺激になったようで、スタッフが驚くほどの久し~ぶりにネタ合わせを始めたデジタル金魚のふたり。迎えた本番は、キレッキレです! うわーベタw
そうそう、持って来た台本を金本にボロクソけなされて凹む圭右でしたが、むしろ最後まで読んだ、適当に褒めずに駄目出ししたと金本の相方藤川(尾上寛之)にフォローされて復活w ここもベタベタw ベタ故の安定感はあるものの、1話のいきなり店がらーんや、今回の子安の扱いのような端の雑さが気になって。

 とりあえずはまだ見ます。来週は圭右がやっと虚勢をやめて、きちんとお笑いに向き合ってくれる……のかな? そして舞台でまた、元相方やデジタル金魚さんと絡むことになるんでしょうか。ラストにでてきたポスターのコンテストが最終回の会場かな!
デジタル金魚の構成作家に波岡一喜でした。

「べしゃり暮らし」1 ☆☆

 『売れない芸人』の影響力が大きすぎw

 世話になってる蕎麦屋を『不味い』『不衛生』と堂々とTVでディスる意味も分かりませんが、その翌日から店が無人なのも謎です。どんだけの影響力。毎夜たむろしてた芸人はどこへw 例えば、ネタを見て来た冷やかし客が店で暴れて大迷惑、オヤジ(寺島進)が殴り倒して逮捕→店休業→母倒れる これなら分かるんだけどなあ。客じゃなく、ディスりネタをした芸人タコ殴りもありですw

 さておき、芸人だらけの店で笑いながら大きくなった主人公圭右(間宮翔太郎)は、校内の爆笑王を名乗るイタい高校生に成長(^^::::) 昼の校内放送でふざけ倒し、文化祭の漫才コンテストも優勝する気満々です。そこへ関西からの転校生辻本(渡辺大知)、登場。『関西弁=笑える』と雑な決めつけで放送にひっぱりこんでおいて、実際に面白いと対抗心がメラメラ。面倒くさい奴だわ~。実は転校生、本当に芸人として活動歴があるのでしたが、そこはまたいずれ。
 上記の騒ぎで芸人を憎むようになったオヤジにぶん殴られながらも、お笑いをやめない主人公。転校生を店に連れてきて、コンビ名に店名を入れたとナチュラルにバラされてオヤジさんが軟化するところなんてベタでいいですよね~。そして文化祭当日、もちろんオヤジさんは見に来てくれて! 息子の優勝を見守るのでした~。

 実はコンテストでもひとひねり。ネタ帳をパクられて、出番が早い奴らがそっくりコピーして結構笑いをとっちゃって。仕方なく『1年生の研究展示がしょぼい』等の身近なネタをアドリブでしゃべり倒して大爆笑をとっちゃうんです!確かに、圭右と辻本の『きそばAT』テンポも良くて声出てて、上手かったですよ。俳優さんって凄いわ。 
しかしなんと、ぱくった奴らも普通に上手いんですよ~、それはダメじゃんw パクりはさておき、素人高校生がそれを笑えるレベルで披露できるなら、実力あるでしょ(TVに出られないような夏祭りゲストレベルの芸人、くそつまらないし声出てないですよ~) 早口すぎるとか、笑い声が静まるまで待てないとか、多少下手であって欲しかったかも。まあドラマ内とはいえ、あんまり下手な漫才何分も続くと辛いから、加減が難しいですよね。

 圭右の友人に矢本悠馬。高校生の年齢高めで揃えておりますw 

「トレース 科捜研の男」1 ☆

めっちゃ既視感。
怒鳴りちらすばかりの刑事……昭和!黙々と調査する法医研究員には凄惨な過去が。遺体を見ちゃったヒロインは肉を食べられず。それでも『こんなの初めて観た~凄い!』とハマる誰かは常にいるでしょうから、面白ければいいんですけどね。怒鳴るボス刑事に寄り添う部下(矢本悠馬)が一輪の花のごとき癒しですw あ、ビニール手袋が紫なのは斬新w

そんなわけで、バラバラ遺体の手首がどーん(アイドルイベントで見つかる意味ゼロだったじゃん……)

法医研究員の主人公真野(錦戸亮)は、付着した珪藻の種類云々で流域特定はできているのに虎丸刑事(船越英一郎)には告げず警察は見当違いを捜索。真野は新人ノンナ(新木優子)を伴って当該流域へ。お花を摘みに(隠語w)行ったノンナが残り部位を発見します。

同僚からも「おたく」と揶揄される真野。本来担当でない遺体探しをしたように、普段から過剰にお仕事する人だそうです。だったら、虎丸に怒鳴られようと『絶対◯◯川だから!』と怒鳴り返しておけば、大勢の捜査員が無駄な川底さらいせずに済んだのに~。その後もずっと、「刑事のカン」優先の虎丸から必要ないと怒鳴られながら、周辺の微物を集め勝手に花のDNAだ種の同定だ親子の火傷の痕を照合だと検査を続け…… 初めは仕方なく補助していたノンナでしたが、
『ほんの数日前まで、君と同じように生きて楽しんでいた』
と真野に指摘されて初めて、被害者女性にも未来や希望や人生があったことに気がついて……。えーっと。そんな覚悟で科捜研に。

というか、周囲が変人扱いする真野がむしろ一番まともに見えませんか。
赴任初日でバラバラ遺体とご対面、食欲をなくしたノンナ(解剖実習とかしてきたはずですが、不意打ちの他殺体はまた違うのね)の歓迎会を焼肉屋で強行する科捜研ご一行さま。ノンナがえづいてるのにスルーで、大声で死臭がどうこうって(^^;;;;) 真野の仕事バカを笑うのに、自分たちも仕事に慣れきって周囲に配慮できてないじゃないですか……個室とって下さいw 被害者の名前間違いを真野が指摘するのも、よくあるエピソードとはいえ大事です。そして、真野の決め台詞らしい
「気持ち悪い」
は、根拠なしの妄想を刑事が語る(しかも長いw)ことへの拒否。常に真実のかけらを求めているそうですよ。それ変人どころか、科捜研のお仕事直球ストレートど真ん中じゃないですか~!

結局バラバラ事件は、DV義父(吹越満)と口論の末かと思われたものの室内水回りからルミノール反応はとれず。真野の提案で外廊下を調べることとなり……血痕が途切れた先は(って灰皿で殴られた傷、床に滴るほど出血してたのに普通に歩いて帰ろうとしてたんですか!)なんと隣宅のドア。 盗聴していた隣人が、守ってやるとか抜かして引き込んだ末に殺害という、刑事のカンにまかせてたら絶対分からなかった犯罪でしたよ。ほれ、謝れ虎丸。

今のところヒロインの影が薄すぎ、カニ食べると腹下す情報しかありません。それが真野の薫陶を受け立派な法医研究員になるんでしょうかねえ。あまり興味湧きません。で、真野の家族大虐殺と、刑事部長に就任した千原Jrに何か関係が。犯人かなw


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