デリバリー先で注文主が昏倒。救急搬送に同行し、同じ和田ですけど他人です〜と困惑する主人公和田優(相葉雅紀)、心優しい。
しかし実はそのご老人寛(段田安則)、本当に親戚、というか祖父でした! 優の勤め先がコロナ倒産した、と知った父秀平(佐々木蔵之介)は、祖父と3人同居生活を提案するのでした。
なるほど同居なら、独居祖父の体調管理も安心、優は家賃が浮き、父は家事負担がなくwinwin…という登場人物の事情もさることながら。ドラマ的にも、ずっと同居なら今更なことも寄せ集め家族にすれば驚かれ、浮き彫りになる世代間ギャップ!
祖父は何と元新聞社 社長 で現論説委員。父だって民放ニュース番組の総合プロデューサ。バリバリ報道畑なのにその孫・息子は何故こうもふわふわ……と思ったら、亡き母リエ(小池栄子)が秀平と再婚しての連れ子でした。おまけに多忙すぎる母を、再婚後は父をも支えて家事全般をしていたせいで勉強どころじゃなかった、って。小学生に主婦させていたんかー!!共働きなら家政婦ぐらい準備しましょうよ……。
さて大人3人の同居は穏やかに始まる中、お気軽に収入に釣られネットニュースのライター業を始める優。
ずっと他業種にいた彼的にはこれも報道、喜んでもらえると思っていそうですが違うんですよ。取材もしないこたつ記事、と秀平が吐き捨てるように、どうやら業界では底辺です。
頭ごなしに辞めろと怒鳴ったりはしない。そこは見易いですね。でも「アルパカ可愛い☆」と取材(?)してきた後ろに、大スクープ賄賂問題の証拠になる2人が写り込んでいても、「写真くれ」と言うだけで一言も事情は漏らさない秀平。その程度にしか優の記事を『仕事だとは思っていない』 むしろヒドす。
しかし皮肉にもスクープの影響で、アルパカ記事ビューはうなぎのぼり! ライターランク上がっちゃうのでは? 家族に認められないネット記事ライターを、さて続けていくのか優??
『すき焼きに牛乳を入れるとコクが出る』
祖父の蘊蓄がほっこり記事に化け、滲み出る優の人柄を癒し系な相葉雅紀が好演しています。脚本もさすがだなーと思うのは、他の記事のタイトルも、どうでも良いなりにどれもちょっと読みたくなるんですよねえ。
祖父の失恋を受け止める優。まあ没交渉で育ったほぼ他人だしw 実子秀平のほうがそこは複雑でしょうし、優と秀平の関係のほうが難しいのかも。母の死にも謎が?
どうなるのか三世代同居?どうなるのか仕事問題??