ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

相棒6

「相棒6」コンビニで人質 ☆

どんだけ偶然ですか。

冒頭の爆弾騒ぎの後、亀山家に届く段ボール箱。
コレも爆弾か??と思わせて出て来たのは、破壊力ある意味爆弾以上の……ラブラブトレーナ?(笑)
まあ伏線として意味がなかったわけでもありませんが、着てることで困る場面も少なくて、中途半端?(警察手帳不携帯、てっきり内ポケットから出すとトレーナーが見えちゃうから出せないのかと思ったのにー)

たまたま立ち寄ったコンビニで、人質になってしまう亀山君。
その後どんどん転がって行った話が遡ると逆にどんどんある一日に収束していくのは、考える方は楽しいのかもしれないけど、やっぱりやりすぎ。

っていうか、バイク拝借(思い出せ伊丹!)とトレーナーが結びつくのはいいけれど、肝心の亀山がコンビニで人質になってなかったらどうするつもりだったのかが、弱過ぎ。
坂崎と店長の奥さんとの過去の因縁も、何故右京サンが語り出すのかとか(奥さんが打ち明けたらしき描写もなければ、語る時間もなさすぎる)

おまけに夫婦して演技力ありすぎです!いっそ本業は俳優ってことにしておきましょうか。で、売れずに貧乏なので別れ話が(笑)

今シーズンこういう、欲張りすぎ&偶然過ぎる話が多いですね。まさかと思って調べたけど、同じ人ってわけでもないしー。何故なのー。

「相棒6」偽装のカクテル☆☆☆☆

出た、亀ちゃんの奇跡の味覚!!
(先週の後だけに、無自覚にお手柄ってところも嬉しいですね)

大昔の名作「殺しのカクテル」の、続編というか後日談というか。

まさか、この人は殺したりするわけが!
と、「殺しのカクテル」を見た人ならば誰もが叫んだだろう自白場面。でも、確かに一度殺しているわけで、2度目がないとは言い切れないかもと、やはり心弱く不安になってしまったりもするわけです。
刑期を終えて再出発を果たした人が、また罪に手を染めるなんて話、相棒には苦過ぎますよね。でもあえてするのか?まさか??

ああー。違って良かったー。はー。
いやもちろん、あの人がヘンなこといってるなーとは、思ってましたけども。あまりに不利な証拠が出てきちゃったら、ねえ。

偽装って、ドラマでは本当によく出てきますけど、実際の事件での頻度はどのくらいのものなんでしょう。突然思いついて出来ることなんて、指紋拭くか落としたもの拾うぐらいが関の山ですよね。
今回は、そこをいかにもドラマらしく
『知っていることしか偽装できない』
という捻ったネタで押してきましたよ。おぬしやるな。

そして飲ませてくれる「ホーム・スイート・ホーム」
誰もが家に帰れます様に。素敵でした。

「相棒1」殺しのカクテルのジャスミンレビューはこちら

「相棒6」マリリン ☆☆

うーん、なるほど。でも、だから何?

"連続"とされる、殺人の連鎖がある様なない様な事件がたくさん。その点が特命係の調査でつながって線になる仕掛けはいいのですが、
「実は妹が」
「実は恋人で」
「偶然自殺の現場に」おいおい。
今回は珍しく亀ちゃんが推理。……でもそれって、右京サンがそれに気づかなかったってことになっちゃうじゃないですか!!亀ちゃんは、何気なくもらす一言で自覚無くヒントを出してくれればそれでいいんですよー(><)

キャラ遊びは楽しいんですけどね。例えばいつものママと、ちょっと距離をおきたい亀ちゃん(^^;;;)。
「亀の手は借りない」伊丹ン。
「マリリンちゃんが」と真顔でいう鑑識さん。
ちょっとカッコいい暇か課長。
それだけに事件が必要以上にややこしく偶然で残念です。(「この胸の高鳴り」を思い出すわー)

顔がなくフルネームで進む自白と推理に、途中で寝てたらしい同居人が
「誰だそれ」
「何?どうなったの」
いちいち答えてはあげるけど、絶対に伝わってないよ(笑)

それにしてもコッカスパニエルって不細工(笑)
そして、いつの間にか老けてた河相我聞にちょっとショック。

「相棒6」ついてる女☆☆☆

ここまで広げてくれるとは!

実は、"ついてない女"が再登場と聞いた当初ちょっと脱力。しかも2話分ひっぱるだなんて、やりすぎだと思ってました。
なのに実際始まったら2転3転、とても楽しめましたよ。ごめんなさい。

服役中の月本幸子。(それが誰なのか、亀ちゃんの解説ナイス!そうか美和子エジプトにいたんだっけ 笑)
番号で呼ばれるとか、手紙の検閲はこうとか、伺い知れない塀の中の様子にもちょっと興味ひかれつつ、脱獄&検問ってワクワクしますよ!

脱獄囚303番こと春麗、どっかで見た顔だと思ったらノーメイクで印象違い過ぎのMEGUMIじゃないですかー。柄の悪い女がはまりすぎ(笑)
そして幸子役の鈴木杏樹も優等生がはまりすぎ、どーせ脱税かなんかでしょと甘く見られてたのに、銃の扱いを知っていて人を撃ったことまであるのは幸子の方というのが皮肉で笑えます。(銃の構え、女刑事役で覚えたんじゃないでしょか。およそ犯人タイプじゃないですよね)
”ついてない女”だった幸子(白い服)が、今度は”ついてる女”になって、春麗(黒い服)と手をとりあうところでもワクワク。

そして助けを求める先は、我らが特命係ですよ!!
刑事課と仲の悪い特命係、こういう安全課の守備範囲で推理が進む事件は助かりますね。
しかし、どれだけ腐敗してるんだ警察(笑)
ドラマだけ見てると毎週スキャンダル起きてますよー。

間一髪で現れた右京さんに、抱きつく幸子さん。うひゅー。私もしがみつきたいー(><)

撃たれたやくざさん、”やりなおす”の意味が違うところ&駄目押しに怪我の上にパイプ墜ちて来るところが大笑いでした。また出てきそうですね(笑)


「相棒4」ついてない女 じゃすみんレビューまとめはこちら

「相棒6」正月sp カシオペア☆☆☆☆

わー、映画みたいだったー!

豪華客船みたいな派手な舞台と爆弾は、映画化のお約束みたいなものじゃないですか。
もっともそこは「相棒」らしく一段地味に列車で、爆弾も恒例の起爆装置吹っ飛ばし ^^;;;)
危ないっちゅーの。
たまには秒読みで、赤切るか青切るかでぷるぷるする右京さんが(で、勘で切っちゃう薫ちゃんが 笑)みたいなあ……映画で見られますかね??

さておき、いきなりの殺人(?)現場から、陣川くん憧れの指名手配犯追跡、失敗、爆発、護送、密室殺人!!
どんどんと流れて行く話に引き込まれましたよー。

それでいて
「交通費は、出る!」(向こう持ちで 笑)
という、昔のネタを裏返すサービスもきっちり。
このところ空気だった薫ちゃんも、参考人を気遣うなど右京さんでは出来ない役どころでいい味出しつつ
「俺も昔、裁判で証言して」
あー、あったあった!バカ正直な証言してた(笑)

雑煮なのにまたピンクな美和子スペシャル、鑑識さんの(予想通りの)自宅。
ラムネさんも昨年の駄目駄目ぶりから立ち直って、長官に喧嘩売るようなマネまでして、ずいぶん”特命係ウィルス”感染度は高そうです。あーんど捜一トリオ。
それにもちろん、博識な右京さん。
舞台は憧れのカシオペアときちゃ、なるほど正月、めでたいですねー。

ただ、長かったわー(><)

『名探偵、皆を集めて「さて」と言い』
っちゅー川柳の昔から、謎解きが始まったら長いのは承知ですが、更にそれが終ってからが長いじゃないですか。しかも、
「あの人が実は」+「あの人が実は」
ダブルですからねー。
体調不良で見ていたのは完全私のせいですが、”なんか終りそーだからもうちょっと” ……あれ?続く? を何度かくりかえす構成ってどうかと。
それとも、正月のお茶の間を釘付けにするにはそれくらいしなくちゃってことですか?
このままだと、最初の凍死事故まで遡って事件に絡むのかと心配になりましたよ(^^;;;)

まあそんなのも、贅沢な文句ってことで。
長山藍子さんの名演技も見られて満足です。

他の犯人はどちらも、右京さんの敵じゃなかったし。
パパは普通に警察いけば良かったじゃん。爆弾作った彼は、強引に取られるかもって思わずに声かけちゃったんですかね。取引で大金手にした後だけに、自分は全能だって気が高まってたんでしょうか。
今回重体のままフェイドアウトだっただけに。映画にも絡んできますかね?

そして締めは、星空を眺め歩く特命係に。乾杯!

「相棒6」9 録画と編集☆☆☆

うわ、検察真っ黒(笑)
しかもまた裁判員制度批判(^^;;;)

そして後味悪〜いところも、実に「相棒」らしい回でした。

証言映像、普通気にする「何を言っているか」でなくて、様子から録音していることに気づく、そんな細かい右京さんに感服。
(思わず巻き戻して見返した人、多いに違いない)
あんな風に、都合のいいところだけ切り取られて証言をねつ造、いえ編集されることってありえるんでしょうかね。それでも、確かに自分が発言したことなんだから、録画&記録するシステムのない警察よりマシと言われちゃ、確かにそうなんですが。

でもなんで録音してたんだろー?とか。
突然気にし出したライターの秘密が、すっきり収まったところも今回はなかなかステキ。
(あまりに揚げ足取りだろーってことも結構ありますからね。exギターの弦) 気がつくきっかけが亀山じゃなく芹沢だったところもちょっと新鮮?
一緒に見ていた「相棒」初心者、芹沢に詰め寄る右京さんにどん引きだったので、そんな反応もまた新鮮でした(笑)
カラオケあり、武藤弁護士と屋台で一杯あり。
いろんな右京さんを堪能出来るという点でもステキ。あーその分亀ちゃんは影薄かったんですかねー。鑑識さんまで活躍してましたからねー。
「おや、それは珍しいものを」(←検察の証言映像を見たという右京さんに)
が何故かとても印象に残ってます。ナイス自然な説明台詞!

しかし途中までは検事がやったかと、まんまとミスリードされましたよ。冒頭でアップになる、いかにも何かしちゃいそーなお父さんのことを忘れそうなほど。
だって、あのまま後日出廷して真逆の証言をされても平気でした?? どうするつもりだったんでしょう??


さーて、あっと言う間に1クール分終わり、次はお正月spだー!

「相棒6」8 伝書鳩 ☆☆☆

地味ながら楽しめましたよ。鳩!

平和の象徴かと思うと軍用の時代もあった鳩。更に、新聞社でも入稿に使ってたとは知りませんでした
このメール即時伝達時代にアナログにも伝書鳩って。関係者に飼ってる人が1人いたってことすら驚きなのでは。いやでも、マニア人気は根強いのかしら。
(屋上で指令受けた社長、躊躇せずに鳩を掴み上げてたのも一応は、父親が育てて慣れてたって伏線なんですかね 笑)
「レース鳩アラシ」って漫画が昔チャンピオンであったなあ。

ゲスト大滝さん、さすがの存在感でした。
もしやこいつが黒幕か?と思いきや、戦争体験者として逆に最後まで、他人様を傷つけてまで争うことなど何もない、という信念を貫いてくれていて素敵。
最近涙腺が弱いので、セピア色の写真や回想シーンの子供たちの影だけで泣けて泣けて。

主犯の人は、20億円欲しいのはいいですけど、どっかからそんな大金湧いてくる言い訳はどうするつもりだったんでしょう。換金するのも普通無理だしね。

で、証拠としてつきつけていた「屋上にあった羽根」ですけど。
あー!!捨ててる!!

DNA鑑定がやたら素早いなと思ったんですよ。またハッタリかましましたね(笑)しかもそれをはっきり言いもしないところが流石「相棒」、感服。

「相棒6」7 ☆☆☆☆ 赤い蛍

これだー!!

意外な展開になどならなくても満足!
社会風刺、皮肉な結果。そして最後にもうひとひねりの良心。これが観たかったんですよー。
シリーズここまでの作品、そこそこ楽しんではいましたけど、こういうの観ちゃうとまたハードル高くなりますねー。
犯人の動機にもすっごい納得。
作品の改ざんだけじゃなくて(それもしょっちゅうって酷いのに)、仕事を全否定されて逆上……しますよあれは!!

もちろん、だから殺していいって訳じゃありませんけど。
涙を流す犯人が、そのせいで美和子の初出版をふいにしてしまったと詫びる場面に、きちんと反省を感じて好感が持てました。
そこに至る推理も、やっと揚げ足をとる形でなく証明されましたよ。

小説家が出て来たのは今シリーズ2度目ですけど。
装丁は今回の方が気が利いてましたね。いかにも流行小説って一冊と、きれいすぎて毒気のないもう一作。それをちょっといじるだけで印象的に、という殺された編集者の才気&大手を敵に回してひるまない気骨を、美術もいい感じに表現していたと思います。

結局出版が棚上げになってしまったのは可哀想だけどなー。
それに対する美和子さんの気持ちも聞けたし。思いがけず地元住民の反応も聞けたし。ここから何か生まれたらいいなと思います。

で、流行ものを知らない伊丹んはもうお約束として、ツボったのは、女子高生相手にもいつも通りの右京さんとか、記者会見のヒロインの莫迦そーな喋り方とか(笑)
妻の努力の結晶をないがしろにされて、怒る亀ちゃんとか。

あ、花の里に先週の絵が飾ってあったか、観るの忘れた。

「相棒6」6 この胸の高鳴りを ☆

見終わる頃には口ずさめてしまうこの曲、いい感じじゃないですか。しかし、’ときめき’でなく’高鳴り’を選んだドラマ的意図が分かると、やりすぎな感じも。

心臓移植かー。
更に盗作、かと思うとゴーストライターまで。
次々に現れる新事実(笑)に、実際のところ何がしたかったの?というてんこ盛り具合です。
「鼓動の理由がもう分からない」
「お前が偽物だったら、俺はなんなんだ」
と、それぞれに印象的な台詞はあるんだから別々の話ですれば良かったのに。

ここ3回ほどずっとその調子な上に、今回は笑えるところがない!さすがに評価厳しくなりますね。

発見時、すぐに救急車を呼ばないのもどうしたもんだか。まだ生き返ると信じたいのが普通じゃないですかね。

さらっと楽譜が読めてる右京さん&拗ねる亀ちゃんはツボでしたが。

「相棒6」5 裸婦 ☆☆☆

「手柄はいただきますよ」
って、それでいいのか伊丹ん??

またもや2転3転する話。犯人は変わらないまでも、最後の事件なんて伏線ゼロですからね、後出しじゃんけんみたいな構成でしたが、楽しかったです。
なにしろ、画家の芝居が大仰(笑)
ステンドグラスの大階段がまた、良い舞台装置で。これでもかって音楽がかかる中、激昂する右京さんが絵をつきつける場面なんてもう、笑っちゃいましたよー。

女子大生が死んでた時間、実は家にいませんでした。だって盗みに入ってたから。

ここで既に無茶(笑)
画家先生も、ただ金を積むんじゃなくてさ、他の絵を代わりにあげるからとか、説得の方法を考えればよかったのに。(でも、お宝発見って証明しちゃったら益々手放さないかなー)
窃盗犯より殺人犯になる方を選ぶってのは理解不能で、さすが芸術家はわからんと思っていたら更に裏がありましたよ。
……この辺、アトリエの女出入りぐらい奥様の話にいれておくと伏線になったのにな。

それにしても強烈な奥様で、そこも笑いどころでした(^^;;;)
あんな男のどこがいいんだ。
モデル=愛人なのに、他の女描いていて平気なの?
実は今回も奥さんが突き飛ばして殺し、5年前の死体も奥さんのせいだったとしても不思議じゃないと思ったりもするのですが。

気になったこと。画家先生の白いシャツの毛羽立ち。ヘンなの。でも高級なのね。
女子大生転落場面も。甲冑にストライクするために無茶しすぎ(笑)

そして合間のコーヒーのCM。
「私は、ドラマを引き立てる男」薫ちゃんwww
今回も調べものや鍵借りの使いっ走りご苦労様でした(><)
甲冑倒しの目的、傷や音について言われなくても分かってたのは流石。

「相棒6」4 ストーカー ☆☆☆

やられたー、二転三転!

事件を呼ぶ男亀山薫、またもや事件死体を発見??
と思ったらただの泥酔で、でもそこから殺人だのストーカーだの、唐突にヤクザだの大盤振る舞いで出てきましたよ!

今回、亀山君の活躍が嬉しかったです。
タコメータもですが、注目は折り紙。遊んでたのは亀ちゃんなんだから、ホテルのパンフだって気がついたのも亀ちゃんでしょ? こっそりお手柄!
やっぱり捜査あってこその、捜一トリオとのコントですよね。

そして次々と小さな発見を重ね、真相に迫る右京さん。
すぐに非通知電話、隠し撮りの場所、シクラメンの育て方。

あのシクラメン、盗聴器付きかと思ってましたよ。窓を開けさせるのは電波と覗きのためかと。
なのにポイントは『ブラインド』ですか?
うーん、娘さんが教えた可能性もあるのに、即ストーカー断定って乱暴。&だったら捨てないかな、鉢、まあ花に罪はありませんが。(娘さんに育て方を教えたのが、保育園を勝手に訪ねてだったりしたら怖過ぎ)

そしてあーなってこーなって、犯人の部屋に踏み込んでラスト。
右京さんがちゃんと叱ってくれてスッキリしました。
株トレーダーの時とか、計画殺人犯なのに優くて、納得いきませんでしたからね。

夜景を見ながら語る犯人、よく考えると登場したばっかり。せっかくの良い台詞も、よく知らない人に語られちゃ感慨薄くて残念でした。
恋心もあったけど金に負けた、みたいな葛藤をじっくり観てのラスト独白だったら良かったのにね。同じ事件をもっと犯人側から描いたらどうなっていたんでしょうね。

*米沢さんに貸してた落語CD、今更入門編って??

「相棒6」3 ☆☆☆

うーん、壮絶。

愛ゆえに死ぬ男。
それも妻の目の前でって迷惑極まりないですけど、こういうことを考えるぐらいならきっと普段からそういう愛情表現する人で、分かってて暮らしてきたんでしょうから。
肝心の奥さんが納得したならそれでいいです。

「キミが居ない世界にはボクの居場所もない」
だなんて、思わずカタカナ混じりで書いたほど、なんて若造がいいそうな台詞。死体へのキスだってなんて小娘のしそうな仕草。
安い映画でされたら鼻で笑う。でも妙齢の夫婦のそれには泣かされちゃいましたよ。
(”恋人の死体を発見した”経験が仕事に生きているのかと、役柄に重ねて思ってしまいます。なんて配役。)
お茶目なオープニングがこういう回には浮きますね。

有名作家を知らない亀ちゃんと伊丹、職場に持ってる鑑識さんw 豆知識押さえてる美和子ちゃん。例によって分担はばっちりです。
(やっぱり捜査での亀ちゃんは空気なんですけど、分からない、と力説するところは常識人亀ちゃんの面目躍如。亀ちゃんはそれでいいよ、うん。)
前回気になったタクシーの利用が、今回は有名人故に運転手から報告があったのには腑に落ちました。

あれーでも特命係、なんで捜査に加わったんだっけ?通りかかった??

「相棒6」2 ☆☆

うわー、トリック無理あり過ぎ。
アリバイはともかく、屋外でロープ&回収だなんて目撃されるか、下手したら被害者や陣川に会っちゃうわけで。
タクシーの記録はどうするの。

ただ、アリバイ崩しを言い訳で切り抜けることだけは、プロとして出来なかった。この辺、同様にプロの矜持が決め手となった「殺しのカクテル」を思い出してちょっと嬉しかったです。

今回はともかく、陣川くん再登場を楽しむ回。
(陣川くん初登場は、シーズン3なんですね!調べてびっくり。ついこの前のつもりでいたのに)
会って一週間の人をあれだけ信じられるなんて。彼女が罠にはまった時の、哀しそうな顔も良かったです。酒癖は悪過ぎでしたけどねー。
「顔はいいのに残念」って美和子さん、そういうタイプこそストライクなんじゃ?(=亀山薫)

今回ヒロイン高橋ひとみが億の金を動かすデイ・トレーダー。いくつものチャンネルがつきっぱなしのオフォス、本当にあんな風なんでしょうか。
ヒロインの豪華な(でも生活感のない)マンションと、手配書だらけの陣川くん宅の対比も面白かったです。(でもあれだけのマンションなら管理人や監視カメラがあるでしょー)

本部長の「特命係が感染した」にはクスリ。そんなこと言う自分もちょっと染まってませんか。
いきなり走り出す右京さん、好きです。
そこで亀ちゃんがウロウロするから更に右京さんが引き立つ訳ですが……。

刑事としては、今回の亀ちゃんほぼ空気、例えばあのニュースも、午前午後間違えて録画しちゃってたとか、きっかけになる強運をみせてくれないとなー。

奇天烈なオープニングも慣れてきたらこれはこれで味があるかも。

「相棒」6thシーズン 1sp ☆☆☆

裁判員制度ボロクソ(笑)

日本を離れた今期、マイナーだしなーと視聴を諦めていた「相棒」でしたが、衛星TVジャパンでの「相棒5」放映効果か映画化のおかげか、アメリカの片田舎でもレンタル出来る様になりましたよ!
そしていきなり、地味な展開。サイコーだわ「相棒」!

裁判員制度、政府制作の啓蒙ビデオを(西村さんが主演だったから!)観てます。そこでは、仕方なしに参加するうちにやりがいを覚え、そんな父を息子が見直して家族の断絶まで修復されてしまうという、実に明るい見通しが描かれていましたよ。
なのに「相棒」にかかると、冤罪だわ、身内の犯行だわ、極めつけが
「だって、あれぐらいで死ぬと思わなかったんだもん!」
(だったらショックで呆然とぐらいしていて欲しいゾ)

さすがに適用初回からこうも最悪な展開にならずとも、何年も経つうちに似た様な事件が起こる可能性はゼロじゃない。自分がもし選ばれたらという漠然とした不安以上に、いろいろ考えなきゃいけませんね。

そんなわけで、巨悪も立てこもりも連続殺人鬼も出てこない2時間、例によって
「ヒマだから」
と裁判員の警護に任命される特命係の使われ方には笑うやら膝を打つやら。そうじゃなきゃ、非公開で行われる審議の様子なんて分からないもんね。
しかも、そこで非常識にも口を挟む右京さん(笑)
常識ある社会人として狼狽える亀ちゃん(笑)
亀山くんといえば、公判の傍聴抽選で当りをひくのもお茶の子です。こういうキャラの動かし方、期待に応えてくれて好きですよー。
そして伊丹に嫌がられ、鑑識さんとお友達。元記者の美和子ちゃんの旦那が刑事さん、と周囲に知れ渡っていることも上手く組み込まれていましたね。

ラスト、罪に問えない元凶を追わずには居られないのも「相棒」。
”まさか死ぬとは”と驚いたのはこの人も同じでしょうけれど。

で、予告編を観れば第3の男って陣川くん再登場?
6thから初めて見ようって人が可哀想(><)
(映画の予告編と、なぜかおまけにモンカフェのCMも入ってましたレンタルなのに。ファンサービスかな 笑)
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