ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

甲本雅裕

「ただ離婚してないだけ」〜最終回 ☆☆

 うわ破水、怖ッ!

 あいつらを殺そう、と多勢に無勢の戦いを決心した柿野夫婦。火炎瓶を自作してみたり、家中の刃物をかき集めて吟味したようなのにやっぱり料理用の包丁を選んで、マットレス相手に自主トレしてみたりw  負ける気しかしません。包丁なんて、片刃だわ薄いわ、握りと刃の間に鍔も無いから自分の手を怪我するんだってば。サバイバルナイフでも買おうよ。

 とかツッコんでいる間に当日になり、待ち合わせ場所近くまで乗せてきた雪映(中村ゆり)を車に残して、大荷物の正隆(北山宏光)は歩き出します。一億円と見せかけて、危険物満載のスポーツバッグ。……しかし、ランボーばりに身体に巻きつけでもしておかないと、ジッパー開けてゴソゴソと刃物出す間、奴らは待ってくれないのではw やっぱり負ける気しかw
 夜が明けても戻らない正隆を、なぜか徒歩で探しに行く雪映さん。いや大きなお腹でヨタヨタと……車で行こうよ車で。 しかし目指した工場には遺体どころか争った気配もなく無人。絶望に彷徨う雪映の耳に届いたのは、巨大スクリーンから流れるニュースの

「柿野正隆容疑者(35)が、横浜北警察署へ出頭しました」
バッシャー   ← 途端に破水し、大量の羊水が路面を叩く音

 あの柿野製薬関係者が殺人。時期的にも賄賂贈ってた頃でもあり、確かにニュースバリューありますわ〜。そして破水は、それだけのショックを受けた、ということにしろ、もうびっくり。

 雪映の手前、戦う準備を装いながらも正隆の気持ちは自首に決まっていた様ですね。そうよね、勝ちめ無いものねえ。というか、もっと早く警察に駆け込む可能性だってあったでしょう。一億円を請求した側は、夫婦に見張りをつけておくべきでしたよね。 
   その正隆の背中を押したのは、父の遺言。
覚えてきたから言うね、って弟君……正隆抜きで遺言を開けるとかありえなーい、個人資産も本当は半分こじゃなく『正隆に全部譲る』と書いてあったかもと揉めかねないやり方なんですけど、まあいいや。
ちゃんと謝罪もあって蟠りが解けた上での
「偽りなく生きてくれ」
が、罪を重ねた男の胸に響いたんですね……。父も草葉の陰で仰天でしょうw 伝えた弟さんも、自分の収賄罪で執行猶予以上の罪状を兄が隠しているとは、まさか思わなかったでしょうしねえ。恨んでいた時よりもダメージ大きいことされているのが皮肉ですw

 で、遺産相当の5億円をスパッと萌弟に贈与。
うわー!多すぎるー!未成年にそんな大金、悪い仲間に毟られる! もらっとけと言ってる刑事(甲本雅裕)だって信用できないので、信託にでもして毎月受け取りにしなかったら、あっという間に使い切って贈与税支払う分すら残らない気がしますー ! そもそも小切手の使い方も教えてあげないと。
   それに一億ぐらいは雪映と子供に残しておいたって良かったのに。それは罪と穢れを引き継ぐことになっちゃうわけ?

 面会場面での子役ちゃんが人懐こく、仕切りのアクリル板に手を伸ばす様子が可愛い可愛い。あのストレス地獄の日々を胎内で体験し、流産もしなかった丈夫な子よねー。 
 というか、雪映が全く罪に問われていないって。萌(萩原みのり)を埋めたのも、掘り出して運んだ時も、1人だったと主張したのかな正隆。そして佐野(深水元基)…?
 佐野監禁は、しなかったことになっているのかな? もしもしー?

 1話冒頭の後悔のセリフが最終回にまでずっとずーっとリフレインし続け。、最後も
「ただ離婚してないだけ」
と夫婦で声を揃えてタイトルを唱えての終わり。原作がそもそもそうなのかもしれませんが、きっちり作り込まれたドラマでありました。
 ただ離婚してないだけ、夫婦というより同居人だよと自嘲を滲ませた1話での言葉が、最後にも生きてくるのねー。もう2度と会う事はない!と絶縁の宣言はしつつも、正隆が送った記入済みの離婚届は破って捨てる雪映さん。子供の父親として戸籍では繋がっていて欲しいのね。で、私たちは夫婦、ただ一緒に住んでいないだけ……でなくただ離婚していないだけ? ん? 意味が通じなくない? なのにシリアスに唱えられると押し切られてしまいます。

 まあいいか、それぞれに2人、幸せなら! 

「ただ離婚してないだけ」10 ☆☆

「雪映は変わった……」
って、当たり前でしょうが、君のせいよ?
正隆(北山宏光)ってきっと、この監禁がなくても赤ちゃん産まれてきたら、必死で子育てする雪映(中村ゆり)の横でぼーっとしながら同じこと言ってたよね。なんで他人事なのかな、ムカつくー!

 さて佐野(深水元基)が逃亡。
一回拘束を解いたのを見たなら、もうプラの結束バンドを使わないなり、縛り方を変えるなり、工夫はいろいろあるでしょうに、そのまんまで何度も逃亡を許す夫婦。詰めが甘い、甘すぎる……!そして白昼、家の近所で追いかけるのに包丁剥き出しで走り出すってorz  そりゃ近所の奥さんも叫ぶわ。

 というわけで、産科の検診で揃って留守にした間に
☆拘束を切断 →  タバコで一服 → 着替え
の佐野、忘れ物を取りに来た雪映に見つかり電子レンジでお仕置きw  でも握り込んだライターでまた
☆拘束を切断 → 早朝の町にふらり →   不審者扱い
追いついた正隆が馬乗りに。雪映が包丁で脚を刺し、車のトランクに詰め込みますよ。気絶してても無理そうなのに、暴れる大男を?? お腹蹴られたら大変なのに。しかも、山行きじゃなく家に戻るの? あの外階段を登らせて? 嫌がって暴れるのを家でも2階まで? (撮影現場でも、これ無理だよねって言ってそうw)  更には広げられたシートに殺意を感じて「死にたくない」と必死に抵抗する佐野。そりゃそうでしょうよ。スタンガンはどうしたの。挙句
☆窓から飛び降り →  再度逃亡
同じく窓から追った正隆は脚を挫きましたとさw

 見ていて、もっとこうしたらああしたらと拘束や殺し方を考えてしまいます。佐野だって、逃げる時ライター置いていくぐらいなら火をつければいいのに等々。それってどうなのか私w   冒頭ついに家に警察が来て、あからさまに疑われていてすら『水も食事も与えずに衰弱死させよう』とか言ってる柿野夫婦、あくまで手は下したくないって、実はまともなんですけどねえ。最初の殺人だって事故なわけで。あの時点で救急車呼んでいればねえ……。

 そしてラスト、3度目の正直で逃げ切った佐野。血染めのランニングにオムツでふらふらと自由を謳歌していると、すれ違う窓にシート貼ったハイエース。さあ、金融さんに捕まってまた絶望のどん底か?と思いきや……佐野は丸無視で柿野家前に停まりましたよ。気づかなかったはずはないのになあ、より金を取れる、柿野製薬御曹司を前にして佐野はもう眼中にないのかもです。
 次回最終回?どうなっちゃうのー??

 そういえば、佐野に渡すはずでかき集めた借金はどうなってるんでしょう。速攻返してきたのかな。
あとどうでもいいっちゃいいですが、佐野が使った道具はピンセットでなく毛抜きでしたね。 

「ただ離婚してないだけ」8、9☆☆

 飼っちゃったか……佐野(深水元基)をorz
そしてやっぱり臭いのね。この家匂うよお姉ちゃん、ってそりゃそうでしょう〜!埋めた死体だけじゃない、大の大人を幽閉している部屋だって絶対臭いから!

 身内でも前回は言い出せなかったらしい妹さん(西川可奈子)まともだ…。それだけに玄関で見送るまで妹も殺されちゃうかとハラハラでした。 
 市役所の人も苦情対応で現れて……家の中じゃないな?と、例の裏通路をチェック。問題の場所に積まれた大量のゴミ袋(佐野のオムツもきっとここに…)をかき分けて……ちゃんと捨ててください!と当然のことを言い出すまで、またこの人も殺されちゃうかとハラハラ。まあ、その下に遺体が埋まっているとまで疑わないのが普通ですよねw

 遺体を移そう、と決心する夫婦。
身重の雪映まで、マスクも無しに悪臭に耐え掘り起こし、車に積んで、長々ドライブで山奥まで運んで穴も掘ってまた運んで埋めてって、どんな重労働だよ!と憤りつつ。 埋めた場所に美しい萌(萩原みのり)の幻を見ちゃう正隆なんだから……、そりゃ雪映も言われるまま家でお留守番なんて出来ませんでしたよねw  幻といえば雪映も負けずに繰り返し見ているのが、リビングで遊ぶ幼い子供…優しく見守る正隆。切ないよ、もう。

 そこにやっと、やっと現れた警察が、今までの誰にも増してガラが悪いのが笑えますw  さて解決の糸口になるのか。既に遺体はないもんなあ。

 で、幽閉と度重なる虐待で大人しくなっていた佐野ですが、実はそれは油断させるため?  こっそり握り込んだ器具で手首の結束バンドをまず1つ切断。夫婦の遺体運搬作戦を部屋にあったカメラで撮影しほくそ笑む気概をまだ捨てていませんでしたよ! 後ろ手に窓下を撮影とは器用でしたが、カメラ落として気づかれるようなこともなく。でもじゃあその証拠持って逃げるのも、念のための出発前スタンガンで朝まで気絶してしまい叶わず。このカードはどう活きてくるのか? てか生き延びられるのか佐野?
 実は、8話、「俺が」と雪映を制し佐野を始末に向かった正隆が、包丁を握りしめていた場面でめっちゃ冷めたんですよ……。そこは紐だろう〜せめて意識ない時にしろや〜ってなりません?
包丁は、どの家庭にもある咄嗟に持ち出す刃物であって、計画的な殺害向きじゃありませんよね。まして、縛られているとはいえ喧嘩に慣れた長躯の佐野に、正面から刃物を見せて近寄って背後を取って首を狙うだあ?必死に暴れられたら、それこそ正隆が自爆の可能性も←萌がそうだったじゃん!
 その辺を気にし出すと、山奥に埋めるのもね、よそ者が思うほどそこは奥地かな、とか。森の土、根が張ってて穴なんて掘れないよ? とか。身元の分かる衣服剥いで急流に捨てた方がマシでは、とか。また色々思うところはありますがw  とりあえず気を取り直して、ハラハラを楽しんでいますw

 ラストどうなるんでしょう。正隆には相応に償ってほしいし萌弟(北川拓実)の教育費もどうにかなって真っ当に育ってほしいです。そうか雪映が萌弟と暮らして導きながら子供を育てるとか? うーんw 惚れてまうやろそれは〜。

「大江戸もののけ物語」~最終回 ☆☆

 なんだかんだで大団円。
人間全滅をもくろむ百鬼(藤本隆宏)、まずは邪魔な一馬(岡田健史)を片付ける作戦でしたが、覚醒した天邪鬼(本郷奏多)と一馬の共闘に敗れます。はいはい。想定と逆の太刀筋で斬ったあたりはさすが天邪鬼でしたけど、そこまでのやりとりが『天邪鬼は逆を言う設定』を忘れていた様で残念でしたよ。「やめてください!」な場面なら「もっとやれ~」でしょ! (それで観てる子供が混乱しない様な積み重ねが、足りなかったよね) どうして一馬がそんなに邪魔なのかも、人ともののけを繋ぐ存在で特別、とふわっと和尚に解説されるばかりで消化不良。ただ見えて仲がいいなら雛ちゃん(平尾菜々花)だってそうだもん。

 そうそう、兄一之進(高田翔)はやはり養子。実子の一馬を差し置いて家督を継ぐわけには……と婿に行こうとしたゴタゴタで物の怪に襲われますが、そこで必死に一之進を助けた猫又(森川葵)はなんと。当時新海家で可愛がられた猫のたまだったのニャン。一馬幼少時の蔵の怪異は、やはり天邪鬼。家の井戸で河童(青山美郷)にも遭遇していたり、幼い頃からずっと一緒だったのか、と得心した一馬。もう会えない彼らを思い、一心不乱に書き上げた一冊が、そう
「大江戸もののけ物語」
なのでした。どっとはらい。

 一馬との縁談をお断りして消えたおようちゃん(山田杏奈)ですが、一馬は想いを諦めず。結局また天邪鬼たちも戻ってきてor見えるようになって世界はまた元通り。それって百鬼も戻ってきそうですけれど、まあいいか。

子供達は妖怪と荒俣宏先生に出会い、私は岡田健史を覚え酒向芳を認識したドラマでした!
(筆で書かれた「大江戸もののけ物語」、最後の2行だけ字が乱れていて微笑ましいw 岡田氏が自分で書き加えたんでしょうねえ……) 

「大江戸もののけ物語」1 ☆☆☆

 天邪鬼、ちょろいw

 新海家にまま現れるという『見える』者である新海一馬(岡田健史) しかし妖かしへの興味は許されず、武士らしくあれと育てられたものの兄の様には武芸に秀でず。おとなになった今も、鍛錬はほどほどに隠れて妖怪書を読みふけり、寺子屋で子供に読み書きを教える日々です。
ある日、教え子雛(平尾菜々花)を気にかけ尾行した先で目にしたのは、火焰土器に祈りを捧げている様子。一馬が勾玉を手に取ると土器が崩れ、中から現れたのは天邪鬼と名乗る男(本郷奏多) そして河童(青山美郷)と猫又(森川葵)も! 雛が『死んだ母に会いたい』と願っていたと知った一馬は、書物から『魂さがし』という妖怪に頼むことを思いつきます。しかし魂さがしは、一つ魂を呼ばわる毎に、もう一つ=依頼主の魂を要求するのだとか。大丈夫、と言い切り雛と母(宮本裕子)の再会を実現させた一馬でしたが、案の定魂さがし(酒向芳)に魂を抜かれてしまい……??
 うわ~魂さがし怖いw夢に見そうw

 最後に監修:荒俣宏先生の教室もついてジュヴナイルです。エンディングは大江戸もののけ音頭w 夏休みですもんね!
雛ちゃんがお母さんに会いたかったのも、病弱な母に「もっと元気なお母さんが良かった」と言い放ったまま死なれてしまったから。一緒に遊べなくても、お話を沢山してくれた、優しいお母さんが好きだった言えて、最後に抱きしめてもらえて、いやあ本当に良かったですね。で、魂抜かれて死にかけた一馬先生でしたが、河童がよそで抜いた尻児玉とすり替える荒技でなんとか息を吹き返したのでした~。出会ったばかりの天邪鬼に全てお任せの蘇生術で、お人好しも良いところです(^^;;;;)
 またその天邪鬼、名前の通り何でも逆に行く。頼めば断るわけですが、ひらめいた一馬が「もう帰る」と言えば引き留め、「他のヤツに頼むからいいよ!」と言えば引き受けてくれるんですよw ちょろい割にちゃんと義理堅いのでしたw しかし、身体にはまだ封じ込められていた土器のかけらが残り、謎のバリアで建物の外には出られない状態。何故そうなったか、の記憶もなくしているのに、新海一馬とは昔合ったことがある様で……幼少時の一馬が、蔵で出会った怪異かな? そのうち色々、分かることでしょう。
 一馬の側も、妖かしが見えるのは新海の血筋と和尚さん(イッセー尾形)が言うのに、父(甲本雅裕)の頭ごなしの拒み方はこちらも何かあったのかも。また、次男なのに一馬、兄(高田翔)の名にも一の字が入るのが気になりました。普通兄が一なら弟は二か次でしょう? あのくしゃみは、妖怪を感知してなのかな。 そして、寺のお手伝いおようさん(山田杏奈)とのロマンスは。おようって、妖怪のようじゃなくて?

 イケメン一馬は愛嬌たっぷり。江戸の暮らしや妖怪特殊メイク&CGなど、いろいろ気軽に楽しそうです。
(名前を調べていたら、河童の中の人が美少女でびっくりw顔が出ない役で可哀想〜 あと魂さがし、つい先日見た「執事西園寺の名推理(2)」3話で元フィギュアスケート人気選手で整備士の人でした~!)

「シグナル」~最終回 ×

えええええええ、変わる過去ってそこ? 
そして衝撃のダメラスト『僕たちの旅はまだ、始まったばかりだ!』 なんじゃこりゃ~!

健人兄の死が、殺害だったわけですが。
そもそも『少年院から戻った日に自殺』を本気で防ぐ気なら、呼ばれなくとも押しかけるべきでしょ。それを危機感なく会議優先。挙句未来から殺害と知らされて急ぐも間に合わず……自分が急ぐ前に健人宅に救急車呼べたのに(ガセ通報になったって、殺害の邪魔さえ出来ればオーライでしょ……)現在にいる健人も、過去の大山もやる気あるのかと。

挙句、健人が撃たれて死にかけた時にはもう、そうだそれでいい、な気分でしたよ。不幸な人を何人も増やしただけだった始末がついたかと。

夜11:23の謎の通信。
思わせぶりに時計が映るだけでなく、前回やっと健人が『そろそろかな』と意識する素振りで時計を見て、同じ時刻な認識はあったと判明。それが更にやっとセリフでも『11:23に』と。直後の心停止音w そうか健人が死ぬ時間、それがもしかして大山さんも死んだ時間で、ふたりは繋がっていたのかと。

ところが何やかや過去が変わって、トドメを刺されなかった大山さん。健人兄の殺害は明るみに出、誘拐犯の遺体も発見されて大手柄なはずなのに、やっぱり失踪していてわけ分かりませんよーん。渡部篤郎殺害容疑ですって。政治家の横領証拠をどうにもできず、当時まだ子供の健人に託しててどうするのかと。週刊誌に売るとか出来なかったの。

死んだつもりの健人、生きて目覚めてびっくり。そして身分は交番のお巡りさんにw ほーらね、プロファイラになる動機が消えちゃってるからね(でも知識はあるのにね。ここから留学だの、改めて学歴を手に入れるの大変よ……)

なにより可哀想なのは桜井さんですよ。大山の遺骨を発見した衝撃の記憶はそのままに、やはり失踪されて18年捜索中。血まみれの大山に抱きしめられたあの記憶は?健人とは同僚にならなかった人生なのに、どの時点から過去との通信記憶を認識できているのやら ←この辺の設定もあいまいだぞー!
主演の坂口健太郎はいいお仕事していたと思うのですが、三枝健人が何を考えているのかはレシーバーを握っている時しか語られず、いろいろ不満が募りました……。変わった過去に何を想うのか、次の交信にどう備えるのか、はほぼ描かれない。プロファイラなら事件年表ぐらい自分で作ってみたらどうなのかと。

「諦めなければ、未来は変わる」


言葉は悪くないのに(^^;;;;)
 

「シグナル」7、8 ☆☆

殉職桜井刑事が生き返って『病欠』に。ここで喜ぶより呆れてしまったかな。

だってここ何日か居なかった=死んでいたことは健人しか覚えていないのに、なぜ辻褄合わせが必要なのか。
桜井生存、となったのは現代の出所後工藤が、大昔の配達先のトラブルや御曹司の車の色を思い出し→過去の大山に伝えて真犯人が逮捕され、当時の工藤が釈放されたからでしょう。でも一番大事な娘さんの焼死は覆らないわけで、かえって釈放後すぐに矢部さんを刺殺、服役中に死亡って。ある意味本懐は遂げ……違う違う!元々は未解決事件で、工藤もただの前科持ちなりに娘さんと幸せに暮らし続け、矢部親子はバス事故にあっても恨まれたりしなかった筈。真犯人の逮捕だって、金と親の力ですぐ釈放され不起訴と不毛です。過去変更、主に迷惑だっただけかも。


なのでまた雑に次の事件、健人兄の一件に移ってもねえ。兄と大山が亡くなる過去の、どちらかでも回避できたとして素直に喜べるでしょうか。15年だかの長い月日を『病欠』みたいに埋められたらどうしましょう(^^;;;;)

とりあえずは、兄が関わったのはJK集団暴行事件。被害者JKが自殺を図り事件が公になるも、生きてるんだから犯人はわかる筈なのに。またもや『誰か』を庇うために、不良たちも被害者も一斉に首謀者は健人兄と名指し。え……、金も後ろ盾もないからスケープゴートにされたと不良がうそぶきましたけどさ。その金も力もない奴に諾々と従いましたって恥ずかしくないんかいw 未成年の聴取なのに保護者も教師も弁護士もおらず、性犯罪なのに被害者をおっさん刑事二人が問い詰めるって苛烈(^^;;;;) ほら昔の事件だからねっていわれても18年前って個人的にはついこの前で、「相棒」シリーズは始まってるのに。回想場面の桜井嬢が、毎回ダサすぎるのもどうにかしてほしいです。あそこから今のスタイリッシュに……なるんだ……。

ああでも、証拠物件が絶滅したフロッピーディスクですから。やっぱり大昔なのかしらん。

どっちの事件も黒幕は渡部篤郎で、娘の治療費欲しさに従っていたのが甲本雅裕、と。
現代でついにその娘さんも亡くなり、反旗を翻した甲本課長は「すべてを教える」と健人を呼び出した先で殺されます。あーあ。裏切るならそっとすればいいのに、なんで啖呵きって飛び出してくるかな(^^;;;;) 逆に渡部篤郎部長もね、彼が手駒になっていた理由はわかっていたでしょうに。普通にお悔やみ言って、供養になるから隠蔽は続けようねとかなんとか、嘘でもなだめておけば死体増やさずにすむでしょうに。何年も周到に悪事を重ね隠蔽してきた人たちが、なんで急にバカになっちゃうのかなあ……。
おかげさまで大山の遺骨がついに発見されて(警察手帳と一緒に埋めるかー!)、さあどうなる。

兄の事件に、本来いなかった大山が絡み、集団偽証のからくりは過去と現代の双方から判明。
大山は、実行犯が甲本と分かれば殺人を避けられるのか、返り討ちで甲本が当時死んだことになるのか(その場合、娘さんの死期が早まりますよ……orz) 兄は兄で、少年院を回避、自殺もせずに生きるのか(すると健人がプロファイラーにならないかもだ ^^;;;;)
あれ、女児誘拐事件のタイミングはいつなんでしょう。健人がニュースで誘拐を知った日には兄もいたよね。混乱。

過去と現在の齟齬を年表でも書いて整理する努力は、わざとしないのでしょうか。無線がつながる時刻も記録してないから、毎回11:23ならしい画面が時々入るのに、まだ健人はそれに気づいた風ではなかったりと他にもいろいろ粗雑です。しっかりしろプロファイラーw

「シグナル」5、6 ☆☆

やめよう脇見運転。

何もかもうまく行きませんねえ……。
過去では、容疑者の娘が(バス事故で、とはいえ)死んじゃうし。現在では桜井捜査員が死んじゃうし。

3話まで、連続殺人推理中には健人から連絡とろうとしてたくせに、4話で突然『過去を変えては危険』と言いだして違和感(見てる分には、誤認逮捕の大学生といい何人人生変わったんだとガクブルでしたけど) なのに一般的なアドバイス『郵便受けの指紋など……』と大山に伝えたせいだかなんだか、またも過去が変わって死人が増えて、泥沼ですw
過去に干渉は出来るくせに、やり直して死ななかったことには出来ないジレンマ。そもそも『未解決事件担当者が過去と通信できる』となって期待したのは、ばったばったと過去の事件を解決し、行方不明の大山さんもその結果助かって万々歳なことだったのにー。このドラマだと逆に、通信のせいで何人死人が増えてるの、サブタイトルを『呪いの通信機』にしていいレベル(^^;;;)

ただし、捜査の基本が守られていたら多分桜井さん死んでいませんよね。因縁のバス事故現場近くに、誘拐犯と冷凍車が。それを本部に連絡さえしていれば、こっちも冷凍車みつけて救出中だよってなるじゃん。
更にツッコむと、連続殺人の次がこんな小さな泥棒事件て! 別の管轄でいくらでも大きな事件起きてるでしょーに、なんでこれ。まあ大山は担当事件について聞いただけ、何が起きてるかいまだピンと来てない証拠といえばそうなんですけどねえ。
最初は夜だけだった通話、時間が決まっているのかと思ったらそうでもないし。お互いにつながったら年月日をまず言い合うぐらいの申し合わせがなぜ発生しないのか……orz

そんなわけで、イラつきながら視聴(^^;;;) バス事故の生中継もありえないわー(あんまり大山がよそ見運転するので、そのせいでバスと事故っての「お前のせいだ!」かとヒヤヒヤしましたよ)
連続窃盗の金持ち宅が、子弟ヨット繋がりと判明して次回事件は解決するのか。でも解決しても和美ちゃんも桜井さんも生き返らないしなー。むしろ、そのせいで大山さんが消されるのでは?

これから健人の兄の事件もあるのでしょうが、それも全然自殺を防げる気がしませんよ。最終回どうなるんでしょう。


「シグナル」2 ☆☆☆

写真が、字が、動いたー!! つまり過去が変わった。
過去が変わっても異なる時間線に分岐をしない、「バックトゥザフューチャー」型の時間を採用している模様です。

時効まで20分。
容疑者女の動揺を誘うはずが、自白せず(情報を与えすぎましたよね)
結局、女児殺害の罪は時効を迎えましたがDNA鑑定で男性遺体への殺害関与は問え、そちらで逮捕となりました。(ここでね、白骨で発見され実質死亡日が不明な男性殺害の時効も、少女と同日に成立すると女が思ってるって時点で『同じ日に殺したから』だと思うんですけどw)

前回からの続きは案外あっさり終わり、そのまま何年もすぎて時は2018年に。
『長期未解決事件捜査班』が設置され、先の女児誘拐殺人を捜査していた美女と野獣、もとい桜井と山田刑事が配属に。そして主人公健人もFBIでのプロファイラ研修を終え警部補となって合流!また新たな凶悪事件解決に挑むわけですが……。山田の憎まれ口、こんなの身内の失敗をほじくり返すようなもので解決しても嫌われ、しないと無能扱い、ってのがが当を得てますよね。更に関係者の記憶も時とともに失われることも思えば、長期未解決事件を今更どうこうするなんて無理ゲーってものです。

ここで、かの謎のレシーバーが久しぶりに作動。
最後につながった時は時効直前の逮捕後、向こうの『葛西署の大山』は息も絶え絶えで、『でも3年前の自分とまた繋がる』と怪しい予言。なんのことだか分からなかった健人。今回も、『未解決連続殺人事件』を調査している自分と、まさにその事件の捜査最中、しかも『幼女誘拐殺人事件より前の』大山と繋がるとは夢にも思わず、その事件なら遺体発見はここ、その次はここで遺体が……と漏らしたその言葉から、なんと次の被害者は生きている間に発見されて……。
うにょうにょと、健人の目の前で遺体が消えていく現場写真。『遺体で発見』の字が『未遂』に変わるホワイトボード。
まさに『過去は変えられる』瞬間、CG技術の進歩に感激しますねー。

そしてこの、健人的には大山がまず自分を呼び、後にまた大山と通話が繋がった。でも大山的には警部補の健人に呼ばれ、後にまだ交番勤務の健人に病院裏の遺体を教えることに。通風孔で遺体がみつかると、大山に教えたのが健人警部補なのなら、じゃあ最初にみつけたのは誰なんだというぐるぐる回る時間の不思議。萩尾望都「マリーン」や石森章太郎のファンタジーで繰り返し描かれてきた魅惑の閉鎖回路に、この「シグナル」もハマるのでしょうか。
いやいやその前に、誘拐も殺人も防げるのなら防がなくてはね。そして、どうやら大山自身が殺される羽目に陥ることも防げたら。

そして警察的には失踪とされているらしい大山を慕い、今も探し続け身元不明遺体がある度に確認に行く健気な桜井に、遺体を見つけるなり最期に話せるなり、それともやっぱり死ななかったことになるなりの……チャンスがあるといいですね。

「シグナル 長期未解決事件捜査班」1 ☆☆☆

殺人に時効がまだあった2010年が<現代>
そこから15年前の事件当時なんて池田小事件以前で、なるほど校内部外者立ち入りはゆるゆるですよね。

女児誘拐・殺害事件。
同じ小学校に通う健人は、その子が最後に派手な女と話しているところを見ていた。でも警察は聞いてくれない。
のちに警察官になった健人(坂口健太郎)は、警察署の裏で『容疑者の遺体を見つけた』と連絡してくる通信機を拾う。電池の入っていない通信機、15年前の事件を捜査中、警部と呼びかける声の主は誰なのか。聞いた通りの場所で遺体はみつかり、時効まであと数日。
犯人自殺の公式発表に不服な健人は、マスコミに「犯人は女だ」「証拠もある」と叫ぶ。報道を聞いた犯人は行動を起こすと信じて。


面白い!坂口健太郎の主演らしからぬ影の薄さも、事件に集中できていい感じです。
病院勤務、メスが使える=手術室ナース。年齢見当は当時小学生の健人の見立てで20代という危うさ。終盤思い込みだけでガンガン進みますが、そこまでに健人のメンタリストっぷりを『無意識の行動から真実を見抜く』とずっと見せているし、実際遺体見つけてるし時効は迫って迷っていられないしと、周囲もとりあえず健人の意見で動くことにそう無理はないかも。
刑事じゃなく交番のお巡りさんなのにねw

そして1話の終わりでもう、真犯人と目される女(長谷川京子)が捕まっちゃっててびっくりですよ。もっと過去の北村一輝刑事と何度もやりとりして、じっくり迫っていくものかと思ってたました。これから別の事件も扱うんでしょうか。
さらに驚きは時効までもう数時間。え、逮捕だけじゃ時効止まらないよね。こりゃ海外旅行に行ってた日数分延長とか来ますかね。余罪も出てくる?

吉瀬美智子と木村祐一の刑事は安心してみていられます。あと偉くて悪い渡部篤郎と、その圧力に屈する甲本雅裕ね。
予告で、取り調べをのらりくらりとかわすはせきょーが少し写っていて既視感。「火村秀夫の推理」のなんとか十字軍かな。


「犯罪症候群」1 ☆☆

要求金額が500万と妙に控えめな幼児誘拐が。
これは通報されなかった案件もあるとにらんだ警察は、人事課の環を通じ、退職し今は探偵業を営む武藤(玉山鉄二)に捜査協力を依頼。かつて未成年に妹を殺されている武藤は犯人が未成年だろうと聞き、悩みながらも了解する。しかしそれは武藤を利用したい環からの偽情報、しかも捜査本部は早々に解散してしまう。
一方、誘拐された子供たちを遊ばせてくれる優しいお姉さん(ミムラ)も、ただ利用されているだった。誘拐犯ジーニアス(要潤)は
『目的は金ではない、愚民に思い知らせてやるんだ』
と言い放つ。
何が起きようとしているのか……。


渡部篤郎に玉山鉄二、地味ながら謎の犯罪。東海テレビとwowowの共同制作だけあって、成る程めっちゃwowowです。でも、1話ですでに謎の誘拐犯ジーニアスの顔まで見せちゃう展開はスピーディーですね。これから何が起きるんだろう、というつかみはオッケーでしょう。
 

冒頭、甲本雅裕が親バカ丸出しで写真を選んでいた育児ブログをジーニアスも閲覧していて苦笑。黙って支払いそうな誘拐ターゲットはそう選んだんですね。
刑事から探偵に職を変えた父を嫌う、武藤の娘にはイライラしますけど。そんな娘の夜遊びや家出のみならず、武藤本人や妻の動向も徹底追跡している、もとい誰かにさせている環って……。そのマンパワーを捜査に向けろよw
捜査一課の刑事鏑木(谷原章介)が、武藤を訪ねてきて「まだ憎んでるのか」的なことを淡々と言うのですが、ただ同僚だったんじゃなく、殺された武藤妹の恋人だった人なんですよー。冷静すぎでしょ。君ぐらいは一緒に憎み続けてあげてよとモヤモヤ。
 

騙され利用されているミムラが、将来の見えない介護中なのがツラいです。ネットで繋がるジーニアスだけが優しい言葉をかけてくれ、ジーニアス紹介のバイトで子供と遊ぶ時間だけが息抜きで生きがい。って、おもちゃのモニタリングと称して、誘拐の片棒を担がされているのですが……これって発覚したら逮捕?何も知らなかったってお目こぼししてあげて欲しいです。それ以上に、思いやりが嘘だったことに傷つくのでしょうが。

私も絶賛介護中、こんな楽しげなバイトしたいわー。突然家を空けられないから無理だけど!


「嘘の戦争」1 ☆☆☆

続編じゃないのね。
あの草なぎ剛が詐欺が似合う役者になるとは、思えば遠くにきたもんだ。親の仇二人組のうち1人をまず破滅させ、もう1人に取り入るまでを一気に描いた初回スペシャル、長くて辛かったですけど見応えありました。

医師だった父の一家心中から生き残り、30年たった今も悪夢にうなされ続ける陽一(草なぎ剛)
実は彼は二人組の真犯人を目撃したのだが、少年の証言は『嘘』だと恫喝され続け、ついに屈して『父がやりました』と言ってしまった。その『嘘』を悔やみ、「俺は嘘は嫌いだ」と折に触れ語りながらも、詐欺師として嘘で稼ぐ日々だったが……。忘れもしないあざを持つ犯人五十嵐(甲本雅裕)との再会が彼を復讐に駆り立てる。

この『嘘』というキーワードがいいですよね。正直一家惨殺って特殊すぎ、どれ程辛くてどれ程許せないことかは、想像するしかないじゃないですか。でもその心の傷を広げる嘘つき呼ばわりや、無理強いの理不尽な悔しさは身近に理解できるのでは。

そんなわけで
☆親の仇1 五十嵐に接触。
実行犯が現在医者なことにも驚きましたが、陽一が真正面から乗り込んで名乗り、お前が犯人だ!とやらかしたのにはもっとびっくり、認めるわけないよねw もちろん算段通り、慌てて共犯者に連絡する五十嵐を盗聴して仇2が業界の大物二科(市村正親)だとつきとめるのでした。
その二科が、生き残った息子<千葉陽一>の動向をネットで調べるとなんと、同姓同名、同生年月日で子供時代の写真は陽一のものな男が嬉々として海外で農業に励むブログにヒットw 日本で脅迫なんかしないだろと信用されず、孤立する五十嵐を陽一が追い込みます。
偽名<一ノ瀬浩一>がハーバード卒でタイやNYにも支店をもつ企業コンサルタントですという、詐欺用SNSはありがちですが、その傍ら本名アカウントでは別人を自分にすりかえておくとは。SNSってこういう使い方もありかと目からウロコでした。

☆女医:二科の娘(山本美月)に近づく為にわざと怪我。
自転車との接触事故。状況説明が不自然と指摘されると、自分の嘘をちょっと認め『実は相手が知り合いで……』とちょっと本当のことも混ぜてくる。『元カノと別れ話がこじれたんで、言うのが恥ずかしくてw』なるほど嘘はこうやってつくと騙せちゃうんですね。元カノじゃなく詐欺仲間(水原希子)なのにね。


☆二科長男にSNSで接近。
SNS見てます~と声をかけ、儲け話を紹介したらあっという間に信用するとか、長男(安田顕)チョロすぎでしょw その弟(藤木直人)は、ハーバード卒業名簿で一ノ瀬浩一を確認し名刺のNY支店に電話をかけてみるしっかり者……というか通常の確認をきちんとする男。日本から慌てて飛んだ仲間が無事にその電話をとって、首の皮一枚でなんとか疑惑をやりすごします。

☆そして迎えた二科の誕生パーティ。
全てを失い酔いどれてる五十嵐をあやつり、パーティに連れ込むことに成功。二科を狙う刃物の先に飛び出し<かばって代わりに刺された>ていの陽一/浩一は……さあこれで二科の信用を得ることができるのか?ダメだったら刺され損ですよねw
会場に医者もいて応急処置は万全でしょうが、プールに落ちたりして、刺し傷より感染症が心配です。そうだ、それと保険証w

登場人物にみんな漢数字がついていて、役名確認するのが楽しいwですね。


「リキッド ~鬼の酒 奇跡の蔵~」最終回

泡立つ酒母槽!寒いからって急激に温めちゃダメなんだって……(でも酒母助けるために氷突っ込んでた温度変化はいいのかw)

培養実験に失敗した学生時代を思い出しますw 


辞めていった元杜氏、横領してた金を返せたのはなるほど、加賀竜が引き抜いたのね。おかげで蔵元まで現場に出て(女史いわく司令官が最前線で鉄砲を撃つような真似)るのに、さらに他の蔵人にまで誘いをかけるとは。でもちゃんと断られていてホッとしました。元ホームレスさんはそりゃ恩義もあるでしょうが、元ヤンは揺らぐかもと思ったら……同中でいじめてた直木に『負けたくない』のだと。仕込みの経過とともに、どもりが治り逞しくなっていく直木くん。このドラマ、彼の成長を描いたドラマともいえますね

更には鬼杜氏も、直木に自死した息子さんを重ねていたようでした。


酵母の種付け、酒母(もと)仕込み、醪(もろみ)仕込みと日付入りでどんどんと進んで行く日本酒造り(BGMはオーケストラのクラシックw)いよいよ仕上がった大吟醸は素晴らしい味に仕上がって、金賞……は逃したものの、強く印象を残す個性的な味だと評されます。良かったね(><)

秋、次の酒の仕込みでの再会を約束して散っていく蔵人たち。

そして戻って来た人影は、長らく別居だった相楽の妻と娘で。笑顔を思い出した蔵元はまた、家族も取り戻したのでした。


全てに渡ってめでたしめでたし、あまりに都合よすぎる気もするのですがやはりハッピーエンドは気持ちいいですよね!もっとずっと見ていたいドラマでした、3話じゃもったいなかったです。

「リキッド ~鬼の酒 奇跡の蔵~」1 ☆☆☆

脱サラし、親が残した潰れかけの酒蔵を継いだ主人公(伊藤英明)。

『鬼』と異名をとる老杜氏(津川雅彦)を口説き落とし、大手蔵(渡辺いっけい)に嫌がらせを受けながらも働き手を公募。元ソムリエール元ホームレス元料理人元ひきこもりに加え、横領をしてきた元杜氏……鬼と蔵元と愉快な仲間たちが揃い、さあどんな酒造りが始まるのか。


と、軽い感じであらすじ書きましたが本編はコミカルなしですからねw
NHKらしい手堅い作り、舞台になる金沢ロケの絵も素晴らしくて見応えがあります。音楽も落ち着いていていいよね。全3話じゃもったいないと思う良いスタートです。わくわく。

唯一難があるとしたらタイトルかな。なんでこの和風ドラマの題がカタカナで「リキッド」w 「鬼の酒」でいいじゃないですかw

「遺留捜査sp2」☆☆☆☆

いつもと違う場所、面子での遺留捜査。2時間ドラマらしいspで楽しめました(でも森田さんは少なめw)


開始10分で糸村(上川隆也)のおセンチな遺留品解説(><)

でもそのおかげで、どんな人なのかよく分かるじゃないですか。そして最後の『5分下さい』も(緊迫場面に自転車でチリンチリン現れるのもw)いつも通りなんですが、犯人だって知りたかっただろう真相なので騒がず聞き入ってる理があり、泣き崩れるのも当然の流れで納得できましたよ。


そんなわけで事件は、父親が幼児殺害犯として死刑判決を受けたのに冤罪だったと知った青年(福士誠治)の復讐です。

ふた昔前のDNA鑑定が証拠採用されず、不服だった鑑識官が退職後もずーっと持っていた証拠品が死後郵送されて分かるという時限爆弾(><)

大学教授(原田大二郎)の誘拐と、貿易会社のお偉いさん(佐戸井けん太)に何の関係が……って、元はその事件の検察と裁判官だったんですよ。捜査担当の方も本部長だったかに出世。3人とも犯人の目的は重々承知なのに誤摩化そうと必死で……ここに糸村さえ関わらなかったらなんとかなったかもしれないのにね!


で、その誘拐事件を、お使い先の房総で目撃してしまう糸村さん。スゴイ偶然w

自然と千葉の捜査にも関わり、現場に落ちていた古い切符の発行駅にも行ってみるという、いつもの月島を離れての活躍になるのでした。でも容疑者の勤務先は築地!所轄内!いつもの面子は聞き込みで活躍です。これまたスゴイ偶然でナイスw

でも一番の偶然は、房総の温泉で休暇をとっていた鑑識さんですよね。

『近くにいてくれるなんて』

と、感激の糸村w 君のために来てないんだけどね…w 露天風呂から追い出して近所の大学の研究所で鑑識にあたらせる鬼畜っぷりw いくら犯人からのタイムリミット間近とはいえ可哀想度MAX、頭さげて回る課長(斉藤由貴)も可哀想でしたけど、鑑識さんには叶いませんw


で、森田(西村雅彦)さんの活躍はその築地の聞き込みと、青年がさあ気づけとばかりに置いていった戸籍の父の名前に覚えがあったところです。そうそう、発端となった幼児殺害の件も父親の仕事仲間に聞き込み回って犯人逮捕。御影石粉の証拠だの、『不正解』がひとつ判明して故とはいえ、こんなに簡単に察しがつくなら、当時の捜査は一体何をしてたんだってところは不満です。ぷんぷん。


片道切符で帰省←心中! は、推理ものでは王道なのでありです。確かに追い詰められて考えてたかも。でも、そのまま田舎に住み着くとか、息子だけ遠縁に預けて自分は逃げるとか、実際はいろいろ他の手もあったかなと思いますですよ。


また次のシーズンありそうですね。

でも月島にいない方が面白いのってどうなのかな。

 

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