ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

田中裕子

「anone」6 ☆☆

中世古、鬼畜だー!!

突然、偽札作りましょうよとぶっちゃけ始めた中世古さん。亡くなった旦那さんが協力してくれた、と意気投合でもしたかのようにサラッと語っておりましたが脅迫したんじゃないですか。

亜乃音さんとサシになると、なぜか古い火事の話。なぜか持ち歩いている新聞記事の切り抜き。可愛い孫が死にかけた、ショッキングで耳を傾けるに決まっている話がどんどんと胡乱な犯人探しになり、不明とされた火事の原因は実は……。その切り札のプレゼン具合が、なるほど何億も稼いでたことのある切れ者でしたよね。親しい人たちを手駒にする冷徹、機を待つ周到さ。玲との関係も偽札のため?と思わせておいて、まさかの人質は陽人くんでしたよ!

いい子ですよねえ、陽人くん。
今度はハリカちゃんが公園で会って、学校に行っていない同士仲良くなってました。同級生だけでなく先生にまで無視されて、そりゃ辛いでしょう。左手なら芸術ともいえる絵が描けるのに、そちらは使っちゃダメな手と押さえ込まれている、それも辛いでしょう。似たような体験をしているハリカちゃん、息苦しくなってしまうのね。
集団生活に向かない個性。幼稚園からも辞めてくれと手紙(お母さんを真似てそれを燃やした、観察眼と行動力!ダメだけど……)苦情を言われ続けて玲さんずっと苦労してきたでしょうが、いいよ、大丈夫だよ、とそのまま受け入れて伸ばしていってあげて欲しいと思ってしまいます。亜乃音さんと関係を絶ったりしなければ、この暖かさに包まれて陽人くんも過ごせたでしょうに。

てか、保育園に行くべきですよね。
シングルマザーでフルタイム勤務。自治体によっては保育費免除で、手のかかる子なら保育士の加配もついて受け入れオッケーじゃないですか。幼稚園て結構お高いし、迎えも玲が行かれずに父親や従業員中世古にまで頼っていて、なぜ幼稚園に行かせているのか。ママ友つきあいやお遊戯会や当番はどうしてたんだか。

そして中世古、なぜ亜乃音さん脅迫のタイミングが今なのでしょう。玲さん陽人くんの存在だって、旦那さんが亡くなった時に教えてあげられましたよね?中世古が既婚者なこと、玲は知っているようでしたけど……。もう中世古の闇が深すぎてくらくら。青羽やハリカ持本を投入してきた意味がよくわからなくなったほどです。最後までみればきっとまとまったひとつの話になる…はず……。

火野正平社長に求婚される亜乃音さん。今ちょっとそれどころじゃないのよ、社長かわいそうに。 


「anone」~5 ☆☆☆

リアル蝉パジャマ、私は好きだなあ。

平凡な日常に投げ込まれる突飛。どの場面からでも、それまでの話を知らなくても、見ていると引き込まれるようで一人でTVつけたのにいつの間にか家族で並んで観ていたりしますが。さて『何のドラマなの?』と聞かれると返答に詰まります。
偽札づくりも誘拐、監禁も空き巣も横行してるけど、犯罪ドラマでもなく。持本さん(阿部サダヲ)と彦星くん(清水尋也)は余命いくばくもなく、ハリカには家がなく、青羽さん(小林聡美)には幽霊が見える。いろいろ深刻なのに、時にコメディ。
なにしろ3話の誘拐は、ハリカを亜乃音の娘と思い込んだ青羽と、家を出た娘、玲(江口のりこ)がさらわれたと思ってる亜乃音さんのやりとりが
「玲のことで……」
「は?ああ、例の件です!」
まるでアンジャッシュのコメディw
5話の『来客の手前、亜乃音の妹夫婦になりきろう!』と奮闘する持本さんと青羽さんも、芸達者が過ぎて反則でした(^^;;;) それを嘘と知りつつ相手してくれる客(火野正平)も優しい。こんなに優しい世界なのに、なぜ亜乃音さんが育てた玲さんは家を出て、青羽さんの息子はクズなんでしょう。ハリカは家族に捨てられたのでしょう。
思い通りに育つのは、生まれなかった子供だけだなんて切ないです。

みんな偽札がきっかけで知り合って、5話の最後では中世古(瑛太)が堂々と偽札作りの勧誘。やはり何の話かと言われたら『偽札の話』なんでしょうか。
でも4話なんて延々青羽さんの半生でしたよ。願いはたいがい叶わないと諦め続けた10代20代、幽霊と共に婚家を出て、息子(クズだけど)を迎えに行くためにお金が欲しい青羽さん。ハリカも彦星くんのためにお金が欲しい。そう、みんな偽札じゃなくてお金が欲しいんですよね。では「お金の話」なのかな。
そんな中、亜乃音さんだけは偽札を焼き、赤の他人ハリカのためにポンと大金(本物)を手放し、それが消えても動じないとは一体。すると『愛』かな。ドラマ「anone」は亜乃音さんに『愛』を教わる話なのかな。
持本さんも、青羽さんが好きになったり、生きた証を遺そうとし始めたり。金から気持ちが逸れてきた様でもあり……さて。

青羽さんの家からサクッと亜乃音さんの一千万円盗んだ奴って、逃げおおせちゃうんでしょうか。せめて報いを受けて欲しいです! そして中世古は、玲に偽札のために近づいたのか? だったらこっちも痛い目にあいますように。


「anone」2 ☆☆☆

印刷所のおばさんも「亜乃音」さんなんだ!

待ち伏せて札を見せ、偽札だと言質を取るハリカ。そのちょっとの間にも、郵便の宛名から相手の名を読み取って会話に混ぜていく、ハリカの頭の良さが際立つ場面でした。下手したら身の危険もありえるやりとり、ただの顔見知りから、名前を呼びあう相手に距離を変えると安全性高まりますよね。
更には、札を隠してあったところからカメラ発見。偽札を作っていた亜乃音の亡夫は、なんと隠れて会っていたんですよ。19歳で失踪した娘(江口のりこ)に。そこには小さな男の子まで写っていて。
「私、おばあちゃんだったんだ……」
と呟く亜乃音さんが可哀想で可哀想で涙。また、なんで孫を隠されるような確執がと思ったら娘は成さぬ仲。それでも可愛がって可愛がって育てたのに、赤ん坊を捨てた実母が戻ってきて何か吹き込んだ末の不仲だなんて。ひ、酷い。

そこからは、印刷所に寝泊まりさせてもらって、久しぶりに寝巻きに着替えて布団で寝られてハリカ 幸せ。
写真に映るラーメン屋を二人で訪ねたり、そこで娘の職場を知ったり。孫の写真と一緒に入ってたデータで、偽札の印刷を仕上げたり……。すっかり共犯者です。
倉庫の掃除に雇われたテイで、娘に会いに行く亜乃音を見送るハリカでしたが、買い物から戻ると印刷所中がぐちゃぐちゃに! 金を燃やす亜乃音を目撃し、事情のある大金がうなっていると思い込んだ阿部サダヲと小林聡美コンビが盗みに忍びこんだのでした。そしてハリカを誘拐!
ハリカに危害を加えられる恐れより、つきあいの浅い亜乃音がぐちゃぐちゃをハリカがしたと思ったり、仲間の賊を引き込んだんだと思われることの方が怖いかも。
せっかく居場所ができたと思ったのにね……。


「anone」1 ☆☆☆☆

風見鶏さん、やめてー! 夢のままでいさせて(><)

余命わずかな男、ネカフェ暮らしの娘たち、ムショ帰りの女。登場人物みなどん底のはずなのに、ほわんと夢をみているような一話で目を離せませんでした。
それと広瀬すず!
ハズレ、ハズレと呼ばれている主人公が女の子なのは分かっていましたが、誰だろうねと。それより予想もつかない物語の先がどうなることやら何が何やらに気が逸れて。アップも意図的に少なくしていたのでは。それが途中で、え、広瀬すず?このボーイッシュな娘が?と分かった時の茶の間のザワザワよw イメチェンですねえ。

そんなわけで、ヒロインはネカフェで暮らすハズレ(広瀬すず)
孤独死アパートの後始末で日銭を稼ぎ、ネカフェ仲間(北村優衣、碓井玲菜)と笑いあい、ネットの知り合いとたわいもない話を交わす日々はそれなりに楽しそう。
幼い日、ジブリ映画のような洋館でゾウガメのいる森に祖母(倍賞美津子)と暮らし『そのままでいい』と変わり者なことを全肯定されていた思い出があるそうで、なるほどそれが支えですか。その割に、その場所に戻りたい祖母に会いたいとは思っていない様子が不思議でもあるのですが。

ある日『大金見つけた!』とネカフェ仲間が言い出し、3人で夜通し自転車で向かう先が奇遇にもその思い出の地『柘』
無事札束発見!と思ったら、やっぱりの仲間割れで争奪戦。さらに知らないおばさん(田中裕子)が返せと加わるし、心中逃避行のはずの阿部サダヲと小林聡美も金とみるや掴んで逃げるし、もうぐっちゃぐちゃです。
その途中、大金を持ったまま思い出の場所に逃げ帰るハズレなのですが廃屋に。しかも矯正施設だったと知らされた途端、祖母は非情な監督官で楽しい思い出は全部嘘だったことを思い出してしまいます。親に捨てられたことも、本名のハリカを捨てハズレと名乗らされていた屈辱も。
(呆然とするハリカの手から、サクサクと金を回収して去るおばさんw)
独り彷徨う街には、ハシビロコウの看板。
ネットで『入院してる』と日々やりとりしていた相手は、狂言でなく本当に病院にいて。矯正施設でのハリカ=ハズレを知る幼馴染だったとは。でも会おうとも直に話そうとも相手は望まず、今まで通り「あのね」とたわいない話をしてというばかり。
子供二人、夜の森から走り出す逃避行の思い出……。

結局大金は燃やされて、ハリカのポケットに残った何枚かは番号まで同じだったことでニセ札と判明。うん賢い。
さて次回からまた何がどうなるのか、最終回はどこへ向かうのか、さっぱりわかりませんがめちゃ気になるドラマとなりました。

「Woman」1 ☆☆☆☆

満島ひかり、圧巻(><)


冒頭に出てきた女の子があまりに愛らしくて、舌のまわらない台詞をもっと聞いていたいとTVにかじりついてしまいました。その合間に挟まる、父(小栗旬)と母(満島ひかり)との出会い。でもどうやら現在は父がいないらしい……?


時はたち子どもたちも少し成長し、子役が変わったのも淋しかったですが、あの愛らしかった子が弟に嫉妬して母を困らせたり、絵を描けば母が後ろ姿だったり、仕事の間は2人で放置されていたりと、幸せに育っていない様子がありありと分かってとても哀しくて。今も玄関に男物の靴はあるのに、帰って来ない父親は……電車で死んだって、誰かホームから落ちた人を助けたりしたんだろうかと思いながら見ていたら、な、梨?梨を追いかけて??


しかもその梨をたんまりと持たせて返した、いわば夫を殺した人は、20年も会っていなかった母親(田中裕子)なんですね。どんなに困窮しても頼ろうとしなかった、それよりむしろ生活保護費を受け取りたいのに邪魔をするなよな間柄の、母親。

でもこちらの方も「捨てたわけじゃない」と、再婚相手(小林薫)に語る訳で……こっちにはこっちの事情がまたありそうです。


一緒に、最初の子役が可愛いと見始めた娘が「ありがとう」「ありがとう」と私たちに連呼(><)いや、日常の生活への感謝はいいから子どもは10時半には寝なさいというのに。

「やっぱり大変だったの?」

いやいや、楽しいよ子育ては。

まして小さな頃は可愛くて可愛くて。でもそれはやっぱり、一緒に可愛いねー嬉しいねーと言いあう仲間もとい家族がいてこそで、一人きりだったら淋しいし手は足りないし、気持ちの余裕を持つのは大変なことは想像に難くないです。まして懐にも余裕がなかったら尚更。

片親&収入が少なければ公立保育園は無料で優先入園だと思うのですが、あの様子では非公認系。それだと有料なのかなー。

東京なのもつらいんだと思う。
大阪の子育ては「くつしたを履かせろ」とか「3人ともあんたの子か」とか、通りすがりに声をかけられることが本当に多くてw ましてじっとしてる電車内なんて格好の標的! でも帰省で東京に行くと、本当に電車内で舌打ちされるんだよね。
大阪なら同じ様子でも「ええ子やから飴ちゃんやろう」と褒められまくり、例えばリュックでも当たってしまっても
「邪魔やで」←「すみません」
「リュック上にあげてやろか」←「次で下りますから」
的なやりとりが出来るものなんですか、東京の環状線は無言で舌打ち(><) 


思わず名作「それでも、生きてゆく」を思い出す淡白さ&目が離せない具合なのですが、でもこちらは何が終点なのでしょう。旦那が行方不明なら現在地を探し当てて戻ってくる来ないも考えられますが、死んでるし。

順当に考えて、母親との和解かな。
「Mother」 が辛くて最後まで見られなかった私はこれを最後まで見られるのでしょうか。


「Mother」2☆☆

「モモコさんも連れて行こう!」
とツグミちゃん(芦田愛菜)が言い出した時には、ブレーメンの音楽隊の様にどんどんと家のない人が増えて旅に出るドラマだったのかと戦慄しました!!置き引きにあって金も無い。まさか、力をあわせてどっかの悪人から金と家を巻き上げてめでたし??かと。

だからおばあちゃんが施設に連れて行かれた時には、ちょっとホッとしたりして。だよね、一緒に逃げるわけにはいかないよね。
実は、ナオ(松雪泰子)が大学ヘの再就職を蹴って逃亡するとは当初思ってなかったんですよー。新天地へとツグミを連れて(男の子のふりさせるのは止めちゃったのね)向かっているのかとばかり。なのに住所はない金はない仕事はない。この先どうやって生きて行くつもりなのかと(><)
生活苦に直面したら、やっぱりナオだってツグミが邪魔になりはしないの?

靴のサイズ、友達づきあい、トイレに行きたいかそこに紙はあるのか。ただ可愛がって食べさせるだけじゃ済まない親のお仕事がいろいろあることを、そして”親に捨てられた子”だった昔の自分も、それを上手く求められずにいたことを思い出すナオなのですが。

行方不明の彼女を家族や養母(高畑淳子)が追い始めます。
実母(田中裕子)と街ですれ違うナオ。互いに分からない……という場面かと思いきや、実母だけが気づいてこっそりと無事を喜びます。ずっと成長を見守って来たんですね??
生い立ちに謎を残しつつ北海道から東京にやってきたナオと、ツグミの明日はどっちだ??

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