ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

犬飼貴丈

「僕らの食卓」1☆☆

 BLっぽいなあと思ってたら原作そうでした笑

 会社でも人に馴染まず、家族とも縁薄い一人暮らしの主人公豊(犬飼貴丈)は、誰かと食卓を共にするのが苦手。ランチは公園で1人握り飯。
ところがその握り飯を少年種(前山くうが)にねだられて以来、一緒に作った山盛りおにぎりをみんなで食べるなど、同年代の種兄譲(飯島寛騎)との交流も増え……
誰かと美味しさを分かち合う楽しさを取り戻していく豊なのでした。

 いやあ種くんが可愛い!
そりゃこの子にならあげるよね?な可愛さだし、美味しかった美味しかったと言われた兄が「作り方を教えて欲しい」と言い出すのも分かるわけですよ〜。で、名前を教えたら豊と言えずに「ゆかた」になっちゃってるの可愛い〜!
 しかし譲、約束させておいて住所教えて、本当に豊が来たら驚くってヒドイ笑 そして譲のおにぎりが不味い理由は…そもそも汚い炊飯器で炊いた時間のたった米が臭うのでした。料理以前だよorz

 土鍋で炊くってうちもしてたことあって、実は簡単だし早いんだよね!そしておこげも素敵なおまけ☆ でも今の人、おこげを知ってるの?コロナ前BBQでの飯盒ご飯を、焦げた!と学生さんにバサっと捨てられたのトラウマです〜
 トラウマといえば豊の個食癖は、テーブルマナーを笑われて過ごした少年時代に基づく様です。裕福な実父宅に引き取られ、異母兄弟にいびられたかなんかでしょうか。

 

「ひともんちゃくなら喜んで!」1☆

 天使なコンサル!
の異名で売ってる人見まもる(矢作穂香)は、大手コンサル派遣会社オフホワイトの広告塔。
 一方の振興アパレル(株)ジェットブラックの社長佐京(犬飼貴丈)の悩みは、社員がすぐ辞めること。

 酔って理想の人事を語る女の子があの『天使なコンサル』と気づいた佐京は、まもるをお持ち帰り笑 同じベッドにいる写真で脅してオフホワイト社長(山崎銀之丞)と交渉、誰も辞めない会社作りに手を貸してもらうことになるのでした。

 …といっても、まもるで本当にそんな役に立ちますか?イメージ戦略に使われるばかりで実践経験はなさげです。
 佐京をカッコ良く撮る熱意の何割かを、もっとまもるのスタイリングにまわしてーと言いたくなるオフホワイト広告のダサっぷり。わざとなの? オフのすっぴん眼鏡との落差はついてましたけども。
「やる気の源泉の管理人になりたい」
と亡父(ケンドーコバヤシ)に倣って志すのは良いですが、さて、どうやって?
 また、プチ有名人なまもるを派遣して効果がなかったらオフホワイト全体の損になるからと、誰か1人でも辞めたら即コンサルは終了なんですよ?
いや無理無理無理!

 一体何をどう対策するのか。佐京の会社に何があってそんなに人が辞めていくのか(マウント四天王?)
 ちょっと気にはなりますが、見続けるほどではないかなー。

「ワタシってサバサバしてるから」1〜3☆☆☆

「ワタシってサバサバしてるから!」
を免罪符にやりたい放題な網浜(丸山礼)
誰かコイツを止めてくれー!

 月〜木15分の帯ドラマ第二弾は、前作「作りたい女と食べたい女」とは随分違う路線で来ましたねNHK。

 サバサバ、サバサバといいつつ実は誰よりもネチネチ。無能で無礼、無神経でガサツな上に、それがいい女ムーブと信じて隙あらば同僚と寝ちゃう&それをいいふらす網浜がとんでもなくて、共感性羞恥が発動しそうな勢いです。てっきり、そいつをやり込める美人で有能な本田(トリンドル玲奈)がスカッとヒロインかと思ってたら違うの?
「えー、そんな甘いお酒飲めなーい」
と本田のカシス系オーダーを男狙いとディスりつつ酒好きマウントする網浜に
「糖尿なんですか?」
と心配で切り替えす場面には溜飲下がりますよね?

 会食で偉いさん(高嶋政宏)を怒らせたのに「惚れられた」と言い出す頃には、予想がついて笑えてはきましたが、まだ好きじゃないよ?

「サバサバしてていい女だよな」
と本田さんを褒めてるところに
「私のことね?」
と乱入する場面でも、丸山礼の熱演は楽しんでますが網浜はやっぱりどうにか放り出したいぞ?

 なのに初回ではアンミカに「勘違いサバサバを好きになるためのドラマ」宣言をされたうえ、毎回毎回ラストに
「あと19日」「18日」…と
こんな網浜を好きになっちゃうまでのカウントダウンをされるんですよー。そうなの?
こんな奴でも居なくなると淋しかったとか、不屈の自己肯定感が社運を救うとか、そんな展開になるの??
 時々丸山礼の相手が本当に笑ってしまっている様子、撮影現場は楽しそうですけども。

「しろめし修行僧」1☆☆

 ハナコ岡部の僧形が似合いすぎw  でもそれ以外には見るとこないかなー

 ラッパーで売れなかったら、最悪実家の寺を継ぐ。そんな甘い考えの跡継ぎたくあん(岡部大)に喝を入れるため、托鉢修行を課した父こしあん(渡辺謙)
 持たされた椀の白飯に乗る量のおかず一種しか受け取れない?そんな面倒な呪いまでかけられたとは知らず、今日もおかずを、出来れば美人からもらおうと彷徨うたくあんなのでした!

 漁港で早速、なめろうを作ってくれた美人漁師千佳(内田理央)にポーッとなるたくあん。彼女のピンチを助けようと奔走します。はいはい。
 千佳もたくあんに気があるげなのは勘違いに決まってるw そこは寅さん的安定感でいいんですけどね。彼女のピンチが変なんですよ。
宿のお客さんのために明日までに魚を揃えます!出来ます!女だけど出来るんだってば!
……って、闇雲に言い張るだけで、なんの策もなく1人で何度も漁に出て、倒れるの。それ、本当にピンチなのは、楽しみにしてた海の幸ディナーが台無しになるお客さんでは? 主人公の土下座で他の漁師も助けてくれました〜っと美談にするなら、ピンチは彼女個人のものでなくては。もっと売上がないと漁船の月賦が払えない、とかさ。
 白飯おかず一品の呪いも、お代わり無制限でその度別のおかず食べていてなし崩しなのでは??

 せっかくの似合いのキャスティング、疑問が湧いて気が逸れないようにきっちり作ってくださいよ〜テンプレでいいんだよう

 美形僧はブリアン(犬飼貴史)と、僧名が『あん』縛りなのは愉快。2話のマドンナは武田玲奈ですってよ、そんな呼び方もやはり寅さん。


 

「この花咲くや」☆☆☆☆

 鹿児島発地域ドラマ

 へえ、街中からこんなに桜島がどーんと見えるんだ?もうそれだけでグッとドラマに心惹かれるちょろい視聴者です(笑)…でもその後もずっと面白くて1時間があっという間。
 結婚を前に立ちすくむヒロインが、他人を応援することで自分も決断する。地域発ドラマの王道ともいえる筋立を、鹿児島の伝説や風物詩や名産のみならず東北大震災に交通事故まで絡め、どの地域の人にも興味深い作品になったのでは。脚本の歌森ろば氏、覚えておきたいです。

 不動産屋で働くヒロイン知花(小芝風花)は、客を思いやりすぎて売上を逃しがちw 
今日も、わざわざ鹿児島に引越しながら
「桜島が見えない部屋がいい」
と言う初老の男性津村(吉岡秀隆)の事情が気になりすぎ、津村が拾った猫を飼える様、無駄に奔走することに。
 そのうち、津村の元妻(永作博美)と桜島で出会い……

 恋人洋平(犬飼貴史)のプロポーズをはぐらかす自分と、元妻に会いに行かない津村を重ね、津村の桜島行きを強く誘う知花なのでした。 


 まずもう、街を紹介するのに不動産屋勤め&転入者って大正解でしょう!
路面電車に、西郷どんの像w  市内の銭湯は全部温泉なんですってよ!うわー行ってみたーい。毎朝TVで噴火予報。降灰でけぶる街。ゴミ捨て場には、灰を集めて捨てる専用の袋。知らなかったですねえ。
 ヒロインの恋人は、地域ドラマお馴染み市役所勤め。年に一度の桜島避難訓練が目前です(噴火被害の報道映像も有り)
 全島訓練、恒例なんだ。ヘルメットのバーコードで全島民の避難状況を把握するシステムにも感服!!

 そんな備えの大事さを踏まえ
「君を守る」
とプロポーズする洋平。甘い言葉のはずなのに…本当に自分を守って父親に死なれている知花は喜べない。洋平に死んでほしくない、と泣いちゃう、ねえそれ大好きってことなのに。

 一方の津村の事情。
以前の住所が東北な事を知花は業務上知り得る。でも上司(吹越満)は客との関わりに当然ながら釘を刺すし。
元妻さんと出会った時も知花は、まずは津村の事には触れません。お節介が過ぎない節度、大事ですよね。
 その後、被災したことは津村からも知花に語られますが、猫の意味は視聴者は元妻と洋平のやり取りで知るんです。上手いわー。あ、津村家の娘さんが生きてるところも抑えめで好感持てます。猫抱いていた幼女の写真、遺影にして泣かせにきても不思議じゃないので。

 そして『フェリーならたった15分』の距離の桜島を、1人では行かれなかった同士で訪ねる知花と津村(ドラマ的に大事なこの距離、観光アピール的にも思わず行きたくなりますね!)
 急速に絆を取り戻す元夫婦を前に、最後の一歩を自分から踏み出す大切さを知る知花。サクヤコノハナヒメの様に、自分も花を咲かせて幸せになる!やっと、洋平の想いに応えられる日が来た様です…。
 うん、良かった!

 元気で健気な小芝風花、熊本弁は最小限ながら実にいいです。ベルベットボイス吉岡秀隆も、納得の配役でした。威圧感なく、助けたくなる感じ。
「私といるなら人生灰だらけってことよ」
と笑う永作博美もガッツ溢れててナイス。お似合いの2人です。

 そして桜島小みかん。本物も食べたいし、留め具に小みかんを模した印鑑入れ可愛い!

 ちなみに洋平は活火山をか「つ」かざんと言います。きちんとすぎる発音、かっかざんじゃない?と思いながら見ていましたが、NHKアナウンサーは「つ」で指導されるそうで納得、さすがNHK地域発ドラマですw

 冒頭のサクヤコノハナヒメのイラストも素敵なのに公式ブログスタッフに作者名なし。美術さん作なのか…。こうの史代っぽいかなあ

「ケイ×ヤク あぶない相棒」1☆☆

 ケイヤク、刑・事とヤク・ザか〜 と見始めまして。
導入部ではほぼデートな黒髪イケメンと金髪イケメンw
 場面変われば金髪くん英獅郎(犬飼貴丈)は背中一面に刺青で男娼?それでいてヤクザの頭? 黒髪くん国下一狼(鈴木伸之)は公安刑事で……。
消息を断つ先輩刑事央莉音(栗山千明)、殺害動画を根拠に遺体もなく『死亡』で終息する捜査。それを不満に思いながらの別件潜入捜査で一狼は獅郎に出会いますが、おや、知り合いじゃない様子。
 そして再会は先輩の墓参りで!
何故ここにお前が、と言い合う2人。金髪くんは先輩の弟だったんですってー。えええ、一応苗字違うけどさ、身内に筋モンいて刑事とはw  遺体もなく、葬式はしなかったかもですが墓は建てたんだ?央家の墓じゃなく莉音個人のラブリーな墓を、誰が?

 まあ、姉/先輩の消息に不満がある2人が出会い、立場を超えて手を組むのが本筋ですよね。BL要素も喜ばれるのでは。しかし私には瑣末が気になりすぎて無理無理無理w
 公安部長に徳井義実、獅郎の愛人総理大臣に板尾創路と要所に芸人キャストでした。
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