not for meレベルではないでしょう!少女漫画家をメインに据えながら、リスペクトも綿密な取材も感じられないorz 激痩せ鈴木亮平、真剣に役作りしたでしょうに不憫です。
葬儀屋に勤めるアイコ(吉岡里帆)
初恋の人刈部純(白石隼也)の葬儀でも泣いちゃダメ!と健気に働いていたのに、絡んできた遺族に怪我をさせてクビに……。
そこに舞い込んできた怪しい仕事は
「恋をしろ」
って、はあ?? しかも依頼主はくだんの怪しい遺族。亡き純の兄だという清一郎(鈴木亮平)は、実は人気少女漫画家刈部マリアで、人気作「銀河天使」令和編の為、リアルな恋を観察したいのだとか。報酬は100万円??
いやいやいや、誰がこれでいいと思ったのか知りたいほど全部ダメでしょう…
なんでも命令形な清一郎もクズなら、それをアイコに強要するお供の向後(片岡愛之助)は何?で、嫌だと言いながら結局引き受けるアイコもアイコだわ。
で、その依頼も、仕込み恋愛でリアルを知ろうとする矛盾w 丸の内OLの恋愛が知りたいなら、丸の内OLを呼べや! てか、自分で恋すれば?
過去に宇宙に駆け回るという「銀河天使」、そう、少女漫画って案外、現実離れした壮大な作品も多いんですよ。そこは取り入れたのに、空想の翼を広げさせずに卑近にリアルにこだわらせるのも意味不明なら、今頃そんな取材してて間に合うのかと。
アシスタントもパソコンも使わず、ソロ執筆で連載11年! ぎっくり腰発症で仕方なくとはいえ、ろくにトーンも貼らずに仕上げた原稿で良いんですか…。「先生は原稿を私にしか触らせない」と自慢していた向後(片岡愛之助)は秘書でなく担当編集者でしたけどw それを1話にしてアイコに触らせた、なんてことで絆を表現されましても!出来るのは消しゴムかけぐらいでしょ?それだって、インクの乾き具合や方向など、注意する要素は山ほどあるのに… 漫画に興味ないアイコにさせるなら、いっそ引き取った甥レン君にも手伝わせろや。
そう、男の一人暮らしに小学生を引き取っておいて「役に立て」も意味不明。葬式に沢山いた親族、何してるの。
ここまで書いて、原作漫画があると知って仰天! 一巻の無料部分を読んで、イライラ部分がことごとく改変部でホッとしましたよ!
例えばレンが清一郎に引き取られるのも原作では純の遺言。アイコは食事も与えられていないレンが心配で清一郎と関わり続け、交換条件があの変な仕事!恋なら「自分でしろ」も原作アイコは自分で言ってる!…けど、みるから無理そうだったしw
「銀河天使」が有名だとアイコが知るのも電車の吊り広告。ドラマの、知らないなんて?な嫌味は言われてなかったぞ!
原稿の手伝いも!消しゴムかけたらぐしゃっとしてましたよ!でしょ?素人あるあるよ!その上での、自分以外に…だったらまだわかる!
昨今、人気漫画のドラマ化といえば脚本の代わりに原作コピー貼ってありそうな「そのまんま」が多いのに。こんな改悪で世に出されてファンも作者もかわいそう…。
唯一、弟の死顔をスケッチしながら泣いていたのは、プロならではかもと思ったのですが(実父の葬式で踊った舞踏家を知っているので)そこは無かったw
さてドラマ1話では、男だと内緒で顔出しNGの刈部マリア先生を出版社パーティーに呼ぶ話も。こりゃ、アイコが代役するんでしょうねえ。でももう見ないかなあ。
あ、アイコが仕事で引っ掛けたリーマンに竜星涼でした。