ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

濱田岳

「新宿野戦病院」1☆☆☆☆

 外人!たちんぼ!美肌クリニック!
医療崩壊する夜の東京に現れた天才外科医……じゃなく、雑な軍医ヨウコ・ニシ・フリードマン(小池栄子)が命を救う?
日本の医師免許はなくても大丈夫なわけ?笑
救急医療の窮状を訴えるドラマも狂乱の歌舞伎町を描く犯罪ドラマもそれぞれ数あれど、クドカンならこうまとめちゃうのかーと感服です。

 ただ…小池栄子の英語が〜 日本人としてなら普通に上手いよ? でも日本語お上手ですねレベルのネイティブかってーと  いやでもそれ演じるご本人が1番辛いだろうし、英語上手いだけの女優に演じてほしいわけじゃないジレンマ!  のだめの竹中直人を思い出して耐えてます あの開き直りを思えば大概なんでもマシ!慣れるはず!

 えーっとそうだあらすじね。
新宿でずっと営業していた聖まごころ病院は医者不足。特に外科医がいない。3代目院長(柄本明)は手が震え、コンサルの弟(生瀬勝久)は潰して土地利用する儲けの資産に余念がない。ちなみにコンサル息子(仲野太賀)も医者だけど、美肌クリニックでボロ儲けが目標!
このままでは廃業やむなし……なある夜、泥酔運び込まれた筈の女ヨウコが治療を始め、アメリカ育ちの軍医と名乗る!

 そこにムハマドの難民申請だの発砲だのNPO法人だのとワイワイ。警官は濱田岳。

「季節のない街」1☆☆☆

 どですかでん、どですかでん、どですかでん…

 仮設住宅の中を、電車になりきり毎日運行し続ける不思議な男六ちゃん(濱田岳)
彼が唱え続ける電車の音に聞き覚えあると思ったら、同名の映画と原作が同じなそう。え、じゃあ山本周五郎の?昭和も昭和、1960、70年代舞台の? でも作中でWi-Fi飛んでますから!
舞台は貧困地帯、の設定を『ナニ』後12年目の仮設住宅に変えてのクドカン脚本なのでした。

 主人公は、猫を連れて新たにやって来た新助(池松壮亮)もとい半ズボンだから半助!笑
 言いがかりをつけられたりもしますが、ちゃーんと?身内を亡くし仮設住宅への入居資格満々。

 幼女を街まで電車で送った=おんぶで爆走、誘拐の疑いをかけられた六ちゃんの潔白を、運行記録で助けてコミュニティに受け入れられての1話終了、さてこれからどんな話になりますか?
てかこれDisney+で配信ね? 世界からどう見られるのかも興味湧きます。そして青年団タツヤ役仲野太賀は「拾われた男」主演に続き2作目のDisney+作? あの愛嬌で世界に羽ばたいて欲しいものです!

「春になったら」1☆☆☆

 連ドラタイマー!

 3ヶ月経ったら……
娘「結婚します!」
父「死んじゃいます!」

せーので用事を言い合って、こんなに真逆な事、あります?
何かと3ヶ月で達成しろ3ヶ月待て、と区切ってくる日本ドラマお馴染み連ドラタイマーとはいえ、始まるなりこれはかなりショッキング。

 男でひとつで育てた娘瞳(奈緒)の交際も初耳なら、相手が売れない芸人35歳カズマルくん(濱田岳)と知ったお父さん(木梨憲武)は結婚に猛反対。死ぬ云々も当初は、結婚させないための嘘!と受け取られてしまいますが…本当なんだよねえ。担当医やセカンドオピニオン先を巡った娘は、とりあえず挙式をキャンセルしますが。治療方針を巡ってまた喧嘩。
 そんな中、彼氏のライブを見に来た父がネタを遮ってまでまた結婚に猛反対!キレた瞳はもう、キャンセルのキャンセル!父さんが来なかろうが死んでようが結婚してやるー!と息巻いての1話終わりなのでした。
 これ、わざとかも…。

 こいつなら大丈夫かもと思ったからこそ、絶対怒るようなこと言って、娘さんをカズマルくんこと一馬に託したのかも……ね? 

「探偵ロマンス」1☆☆☆

 草刈正雄のワイヤーアクション!!
ご老体に何をさせるんですか……笑

 「ピス健」なるピストル強盗が世間を賑わす明治の日本。狙われた富豪を守れなかった警察への失望に、大衆は引退した名探偵白井三郎(草刈正雄)の復活を熱望……しているのか?
 作家志望、それも推理小説作家を志す平井太郎(濱田岳)はエドガー・アラン・ポーを原書で読む教養を持ちながらも、人当たりが悪すぎてクズ拾いの仕事すら続かない。反抗的で愚痴放題、新聞記事に異を唱え、執筆を励まされてすら馬鹿にしたと噛み付く始末。
 しかしそんな太郎を穏やかに「先生」と呼び続け助けてくれ老人こそが、くだんの探偵では?と気づいた太郎は今まで揉めてきた相手に聞き込みを始め、ついに白井三郎を見つけ出す!

 いえ正確には、出前の相手が三郎だっただけ&探偵だ推理だ捜査だと騒いで張り込みバレ! 逃げ回るピス健(土平ドンペイ)相手に御大が、2階から華麗に飛び降りたり棒高跳び、飛び蹴りetcとアクションを披露することになっちゃったんですよー。迷惑千万!

 そんな大騒ぎの裏では、父庄兵衛(原田龍二)が殺された訳を追って裏社会に足を踏み入れる少女早苗(杏花)がいたり。探偵を引退に追い込んだらしき「10年前の事件」に言及する美女(松本若菜)がいたり。
今は無名の平井太郎が、のちの江戸川乱歩だそうなのですが。それを割り引いてもこれからの展開が楽しみです。

「警視庁アウトサイダー」1☆☆

 血を見ると白目剥いて倒れる刑事、西島秀俊。でも相棒役の濱田岳は仏頂面キープでコメディなわけでもなく、どっちつかずなんですよねえ。

 本庁のマル暴=組織犯罪対策部から所轄にトバされてきた架川(西島秀俊)は、ベテランなのに問題児。所轄のエース蓮見刑事(濱田岳)が穏やかに説得中の犯人を問答無用でぶっ飛ばしちゃう。でも無茶する割に有能で、蓮見の言動の些細な齟齬を見逃さず、彼が実は『蓮見ではない』事実に辿り着いてしまいます。
 その瞬間、架川に銃口を向ける蓮見!

 ……この2人どうなるの?
って予告ではそのままバディで捜査中でした笑

 家庭の事情で一度辞めた警察に、経験者採用制度で復帰している蓮見。そこでなりすまし、何やら恨みを晴らそうとしている様ですが……よりによって警察官のなりすましって可能?
古い集合写真の蓮見が別人な件は写ってなかったと鑑定されちゃった様に、大胆すぎて逆に見過ごされたのかも。そして同期がやってきたら、とりあえずサクッと殺しそう。

 あと事務がしたいのに刑事にされて嘆く警察幹部の娘水木(上白石萌歌)も加えた3人のチームになる様なんですよ。
 初回拡大版にされてたら多分見なかったので、宙ぶらりんで切ってくれてありがとうではありますが。これってチーム完成したところから始めちゃえば良かったのでは?

 

「シェフは名探偵」〜最終回 ☆☆☆

 大団円。

 ずっとガタガタさせてたスツール、お父さん(吉澤健)との思い出の品だったんですね……。ついに壊れて、何も知らない高築くん(濱田岳)が処分しちゃったところで失踪父の行方判明〜って、間が悪すぎ! ジャーンって手柄顔で新品の椅子出したのに、どこに捨てた??と走って探しに行かれたら辛すぎるでしょう…
「気にしないで」
って言われてもw  無理w
 もちろんこの優しい世界、皆で探し回って、ちゃんと補修までされた状態で発見されますけども。最悪スツール本体はなくたって、あの入り口の「パ・マル」のマーク、座った子が料理するシェフを見ている図で十分に三舟シェフ(西島秀俊)の気持ちは伝わったと思うんですよ。
「生きてるかどうかだけでも、教えて欲しかった」
のは、ほんとそれな、と思いましたけどw  大事な店を人手に渡してしまったお父さん、合わせる顔もなく魂抜けたようだったんでしょうねえ……。それがついに並んで料理して、今作っている野菜を「パ・マル」で使って欲しいなんて話まで出来るって幸せです。

 ラスト2回は、どれも失われた絆を取りもどし誤解を解いていく物語。
パピヨン教授(山本耕史)の愛しい人は動画拡散で見つかりw
亡父が遺した鳥模様の可愛い鍋は、乳製品抜きの料理をパン釜の余熱で作る=乳製品アレルギー持ちでパン職人の娘(奥貫薫)と一緒に料理するためのもの??
そして、昔ながらのパン屋「ブラン」のすぐ裏手に開店する本格フランスパン&カフェの店長は、実は「ブラン」の娘?? 「メロンパンなんて!」と庶民派パンを絶対にメニューに入れないその心が、蔑みでなく両親の店を守りたいからだったなんてさ、分かりませんよ〜。
 娘なんです、の告白も大事ですが、オーナー(佐藤寛太)も。両店競合しない、と調査済みなら双方に伝えておいてよー! そしてカフェの名前が、「白」の意の「ブラン」と繋げて初めて「白地に赤い水玉」と完成するとは。アイディアに感心すると同時に、フランス語の厳密さにびっくりでした。え、地色を必ず言わなくちゃ模様を言えないの??

 みんな仲良し、料理は申し分なく美味しい「パ・マル」
フランス料理にしてはリーズナブルだそうで。私も常連になって、何かあったらカウンターであからさまにため息ついて。イケメンシェフにヴァンショーを奢ってもらいたいです(赤ワインに入れて煮込むハーブをみつけて作ってみましたが……味の正解がわからずw)
原作もまだ続いているようで、ぜひパート2を。出来れば、謎を解くようになったきっかけの事件など見てみたいです。その時もタイはいじっていたのかw

 終わってみれば、このドラマ1番の謎は、若くてチャラいのに商売上手らしいオーナーの正体でしたね! 

「シェフは名探偵」〜5 ☆☆☆

 殺人の起きない推理もの、楽しんでます。
時に考え過ぎ、時にプライバシーはどこいったってなりますけども。多分三舟シェフ(西島秀俊)は当たり前のように日々全てのことを推理しながら黙って暮らしていて、誰かが困ったり尋ねたりしてくるから親切に(お節介にも?)教えてあげているだけ、と思えば。
料理は毎回とても美味しそう。町のフレンチ「パ・マル」行ってみたいです。

 毎回ちょっとした謎が解かれ、ヴァンショー(ホットワイン)を飲んでほっと一息。1話完結ですけれど、一応各話をつなぐ縦糸としてちょいちょいシェフを訪ねてくる美女(橋本まなみ)あり。シェフがフランス修行中に失踪した実家のお父様を探す探偵さんだそうですよ。
 でもそれがなくても、シェフを始めスタッフの魅力でずっと見ていられますねえ。強面スーシェフ(神尾祐)は奥さんと喧嘩して出ていかれw ソムリエ(石井杏奈)は転勤する恋人を追って退職……したもののすぐ戻ってくるまで、ヘルプのオーナー(佐藤寛太)が使えなくて店内大騒ぎ、などなどスタッフ絡みの謎やエピソードの他に、新入りホール高築(濱田岳)はすぐ三舟シェフに不信感を抱くんですよw
曰く、客の言い分や、同業者の声高な『料理人のプライド』を躊躇なく受け入れる姿に
「え、この人結構いい加減。プライドないのかな」だのw
曰く、ソムリエ退職を引き止めもせず。戻るのもあっさりOKと聞いて
「僕を雇ったのも、誰でも良かったんですか??」だの!
もちろん誤解と分かって納得。自分の料理に誇りを持ち、近所に新規オープンする店も褒め称える心広いシェフが、家族のように大事にする「パ・マル」を高築もその度に深く愛するようになっていくわけなのですが。「店が大好き! な割に、毎回簡単にガッカリする高築くんw  それも愛ゆえだとしたら、この人に愛されるの面倒くさそうだなあと、5話の独白「もし僕が結婚したら…」を聞きながら思うのでした
 
 ちなみに、ソムリエ嬢の恋人も女性。セリフだけで相手は登場しないのにその設定で、知らされても驚きすぎず流されていくの、今時ですね。
逆にその分『スタッフが全員女性』がコンセプトの店に、音信不通のパティシエ(イシヅカユウ)がよこしたマカロンのメッセージに寄せて『元々は彼女は男性なのでは…』の推理は、アウティングかつ余計なお世話に思えてなんだかなー。 じゃあ雇わないと決められても責任取れないわけで。

 印象に残った話としてはパイ二つ。
 誕生日を1日間違えられた上に「特別」と念を押すカスレも不味かったと冷めて家を出て、以後2度と会ってない話はそれをエッセイで発表し代表作になっていることも含め切なかったです。実は本命は翌日のフォアグラ料理だった筈……(そのフォアグラを取られたガチョウの肉で作るカスレだからちょっとパサパサって、そこは恋人も説明してw)
スーシェフのデザートパイの思い出はw   仕掛け人形で歯でも折ったかと思ったら、まさかの丸呑みとかw  奥さんを他の男に渡さないためのど根性w   

 ここから、三舟シェフ自身の謎と。高築くんの謎もあるかな。原作が溜まれば、いくらでも続けられそうですね。
 

「シェフは名探偵」1 ☆☆☆

 タイトル通りw
街のこじんまりフレンチレストランを舞台に、お客様の悩み事あれこれをシェフの三舟(西島秀俊)がズバッと解決です。

 客の好みや体調を把握し、リピーターなら以前の注文や同伴者の違いも参考にしつつ。間違いなくオーダーをこなすためには……確かに記憶力と観察眼は大事でしょうねえ。そこに生来のお節介が加わるとw
 くたびれた営業マン高築(濱田岳)が、失職したばかりと見抜いて
「うちの店で働いてください!」
と電撃スカウト!これは双方win-winでマシな例ですね。
 本当に働き始めた高築は、シェフの謎解き癖に連日振り回される羽目になりますよw

 例えば、偏食の常連粕谷さま(奥田洋平)
連れの女性(が、妻でないこともシェフだけがお見通し!)が
『奥様から粕谷氏を奪い取ろう」
と決心した瞬間を、なんとシェフは察知w  わざわざ呼び止めて「それは応援出来ない」と忠告するって普通じゃないでしょう。  そして予言通りお断りされ、泣きながら文句つけにくる女性もアイアンハートですw
理路整然と推理を語る三舟シェフ。ド偏食の夫のため、あえて下拵えをせず臭みえぐみを残して栄養優先料理をする奥様、と。果たして正解なのかは三舟夫婦のみぞ知るわけです。
(回想では奥様から秘書嬢に「食べて」と勧めていました。一般的に不味いと承知で、説明もなしに? 実際は秘書が勝手に食べたのか。それとも夫に馴れ馴れしい女に嫌がらせだったりしてw)

 また、チョコレート店の店長(玉置怜央)は冷酷なのか?
入院中の母を見舞いに来て、と泣く妹さんに、店の詰め合わせセットが素数=分配に必ず余りが出て、世の母親がつまめる、を例に『店長はお母さん想い』と断言するシェフw  
ちょっと苦しいけれど、まあいいか!

 取り乱した客は、カウンター席にご案内して、ホットワインを勧めるのがお決まりのコース。それに慣れてきている高築に、クスッと笑えます。
 そういえば彼のスカウトも、ホットワインを奢られながらでした。
泣いてはいなくても、リストラされて、思い出の料理を食べにきて
『思い残すことは何もない…』
の独白。てっきり自殺の決意でも見抜いたかと思っていたのですが。
 なんとスカウトの本当の理由は! ラーメン屋のバイトで、10人もの同時オーダーを見事に捌く彼を見たことがある、と。いやいやいや、学生時代ってひと昔は前では??  ここでも驚異の記憶力を披露する三舟シェフなのでした!
 しかしこちらの脳は衰え気味w
正直、粕谷氏とチョコ店長を旦那が混同してました。有名ゲストを使わないなら、もう少しハッキリと服装や体型に違いをつけてくれると助かります。これからもきっと毎回、事件は複数ですよね。

 お茶目なソムリエ(石井杏奈)と強面スーシェフ(神尾佑)が、高築と絡む掛け合いも楽しいです。
時折、繰り返す演出は謎。大事なことだから二度と言うのかなw

映画「決算!忠臣蔵」☆☆☆

 討ち入りしない忠臣蔵!

 大ヒットした「殿!利息でござる」「超高速!参勤交代」に連なる金勘定時代劇。それも誰もが知るあの忠臣蔵ですからね!討ち入りするか、しないのか…って、したよね!と分かっているからこそ残高が心配になる仕組みですw
 出演はお馴染みの、また濱田岳、また阿部サダヲ、また西村まさ彦……なのは、西村さんお目当てなので勘弁してもらうとして。安定感ある面子に、岡村隆史など吉本芸人が華を添えています。

 冒頭から、お役目の火消し鍛錬に励む浅野内匠頭(阿部サダヲ)……は例の『松の廊下の刃傷沙汰』で早々に退場。切腹、お家お取り潰しです。
 腕に覚えのある侍は、籠城だ仇討ちだと吠えますが、そんなことをしたら罪人です。一方で同じ武士でも事務方たちは、忙しく家財や武具を売り払う算段。きちんと城を開け渡せば、割賦金が支払われるのですよ。それも1人頭200万円(お馴染み.かけ蕎麦一杯16文が480円換算!)と心動く額!
 そんなわけで家老大石内蔵助(堤真一)は、籠城を却下! 自身は裕福で割賦金を辞退して京都近くに越したそうですが、お家再興を目指し仇討ちにも未練ある武芸派と、岡村隆史や濱田岳ら事務方との間に立たされて困惑は続きます。

 なにしろもう給金はなし。
浅野内匠頭未亡人(石原さとみ)の個人財産である持参金の流用と、事務方が苦心して取っておいた『いざというとき』金しか無いのに。みんなすぐ、江戸まで行って帰るし(路銀✖️人数)江戸滞在組は家賃も食費も高いし(✖️人数)え、集まれる大きな家を買った?  その上に内匠頭の葬式と墓の支払いもあってケチる訳にもいかず…と、大金だった資金もあっという間に半分以下に!
 なんだかんだ、ついに討ち入りが決断されても、じゃあ全員で装束を揃えましょう!と言われたら!赤字! 鉢巻?松明?それ全員分必要ですか?? 笑
この頃には予算を気にするようになった内蔵助の、必死の説得で衣装は手持ちのアレに!!  夜中に目立つ白でも、火消しの赤でもなく、見慣れたあの黒で揃えたのには、そんな理由があったんですねえええ。この先一生、忠臣蔵を見かけるたびに、この妻夫木聡の持ち物会議と予算の件は思い出すのだと思いますw  必見w

 そして大笑いしつつも、この後は確か全員…と不安になる頃には、ぽーんと場所も時間も飛んで、煙にまかれたまま楽しい気分で終わってしまいます。その辺、湿っぽい場面を極小にした脚本の勝利ですよね。
 後始末に奔走することになった上、金は使い込まれて戻らない浅野未亡人がプンスカ。貴女はもっと怒っていいでしょうw

  西村さんの役所は、仇討ち派。子沢山大石家にまた子供ができて、ただの里帰り出産なのに
『大石様は、覚悟の離縁をなさった!』
と勘違い。仇討ち必至と吹聴して困らせます💦
でも結果本当に討ち入って、あの奥様(竹内結子)や息子(鈴木福)とはもう会えなかったのかしら。
そしてもう竹内結子はいないのね、と違うところでもおセンチになりました。嗚呼。

「バイプレイヤーズ 名脇役の森の100日間」1~3 ☆☆☆

 メタですね~w
お馴染みテレ東人気シリーズ「バイプレイヤーズ」最新作、春公開の映画版と連動とあって名も腕もある名脇役がてんこ盛りです。これはこれで豪華……w

 富士山の裾野の巨大撮影所、その名もバイプレウッドでは数多のスタジオで常に撮影中。そこで起きた数々のハプニングを密着ドキュメンタリー番組に仕立て、当時を知る俳優さんが振り返りながらナレーションを吹き込み中というテイで紹介されていきます。
 1~3話のナレーションは松重豊。4話からは光石研に交代ですね。遠藤憲一は何故かフィリピンでホームレス生活w あれ、田口トモロヲ何してたっけ?

 1話の目玉はテレ東放送「チーム7」!
役所広司を主演に刑事7人の固い絆を見せるドラマの筈が、主演降板w ベテラン(勝村政信、渡辺いっけい、近藤芳正)と若者(柄本時生、志田未来、杉野遥亮)どちらをメインにするのかが現場に委ねられた末、泥沼の争いに1話ゲストの濱田岳も巻き込まれてさあ大変w
 ベテラン勢は高齢者アピールにとどんどん老け、若者は派手に?キャラが古いんですけど~w 誰がメインでどんなキャラか、本人のアイディアで決定って脚本家も演出家もプロデューサーも不在で謎ですw 主演を狙った濱田の演説で逆にチームがまとまりいい感じに?
 そしてテレ東ドラマ初、視聴率1位をゲットだぜー!
というのも、首相降板で各局緊急報道の中テレ東だけが予定通り放映したからw 恒例の速報画面がずらっと並ぶ中テレ東だけ別世界のアレですねえ。 

 2話は向井理主演の「大合併」!「銀行王に、俺はなる!」w
「半沢直樹」枠の面子をかけて、視聴率トップ奪回を狙います! それには新『決め台詞』だと、現場で会議w だから脚本家の立場は??

「俺は獅子の子だ!」の台詞を我が物にせんと自主練に励む向井くんでしたが、こういうものは狙うとダメよねえ。小沢仁志の『底っぷち』、大倉孝二の『申し訳訳ござございません!!』がバズって、向井くんが霞むことにw その後も狙えば狙うほど、津田寛治、六角精児と脇だけがバズる~w
 そんな中、つーいーにーバズったタグは #喋れ向井! もうほぼ放送事故なのに、バズりゃなんでもいいのか~! いいんだねw

 3話は医療もの「DoctorZ」シリーズ第5作☆
主演観月ありさを差し置いて、滝藤賢一演じる外科医が人気沸騰で番組はどんどん過激に!
元のドラマが好きだった、という投書に端を発して滝藤は突然の降板。世界の寺島しのぶが加わってセクハラパワハラのないドラマになった筈が、それはそれでコンプライアンスに反する演出があったりなかったりで滝藤も復帰。2派に分かれて非難しあう様子に観月ありさが泣き出して……??
「ワカコ酒」で覚えた森下能幸&「罪の声」で覚えた宇野祥平がこのチームでちょっと嬉しかったですねえ。しかしプロデューサやスポンサーにも直に言えるだろう観月ありさが、愚痴を投書していて笑いましたw 挙げ句コトが大きくなりすぎて怖くなるって新人かw 誰も怒らずに秒で許してくれるって天使かw

 というわけでツッコミどころしかなくて楽しんでいます(^^;;;)
西村さんはどんなドラマ出演でどんな面倒に巻き込まれるんでしょうねえ~。

「心の傷を癒すということ」1 ☆☆☆

 あれ、地震は?

 とはいえ引き込まれました。
 子供のホンのいたずら心から、自分が日本国籍でないことを知ってしまう兄弟(本人にも知らせずに育てるものなんだ…)
兄(森山直太朗)は親の意に添う、役に立つ仕事に。弟和隆(柄本佑)は進路に悩みつつも親友湯浅(濱田岳)に在日である境遇を告白し。共に医学部へ。
ただし、元々著書を読んでいた精神科医にどんどんと傾倒していき、父(石橋凌)に『役に立たない』と罵倒されると分かりつつ、精神科専攻を選択する。そして映画館で知り合った終子(尾野真千子)と結婚し、子供が生まれる。
 さてこの幸せな一家に、これから何が起きるのか。

 高校時代、「不安の安」と自分の本名を称していた和隆が、恩師には「安心の安」ですと名乗る。その何年かの間に、自分の名へのわだかまりが解けたんだなとホッとしました。そして「自分の名が嫌い」という終子に「素敵な名前だと思います」と別れ際に、伝えなくてはと強く思ったその底にやはり、この名前への想いがあっただろうと思うとまた胸熱ですねえ。
 近くを電車が通る映画館、あったなあ…。「フラットライナーズ」の怪しい地下鉄の場面でちょうどゴゴゴゴゴときて4D気分でしたよw それがドラマ内ではあの静かな小津安二郎「東京物語」 気になるやり取りの、オチがちょうど聞き取れない確認で初めて言葉を交わした和隆と終子。やっぱり気になって見にきた映画館で再会するも、また聞こえずw  その後、バスの中でまた会って、3度目の正直を報告するエピソード大好きです。実話なのだとしたら本当に映画w

 これから何も起きて欲しくないですね。 

映画「引越し大名!」☆☆☆

 いやあ楽しい。なんとミュージカル部分もw

 引越しって、単身でしても面倒なのに、あの規模のお城が丸っと移動するなら一大事って誰でも分かるじゃないですか。そこをうまくエンタメにしてくれていました。

 姫路藩に降ってわいた、国替えのお沙汰。しかも減封。藩主松平直矩(及川光博)が、江戸でやらかしたせい……かどうかはさておき、2ヶ月後には城の中身も上下の藩士と家族も連れ、日田(大分)へ行かなくては。藩の財政は逼迫中なのに金がかかる事業です。しかも、失敗したら切腹ものという、誰もが避けたい『引越し奉行』に、なんと書庫番ひきこもりの春之介(星野源)が選ばれてしまった……!
本の虫らしく武芸書の知恵を活かしたり、亡き前任引越し奉行の娘於蘭(高畑充希)や、幼馴染の源右衛門(高橋一生)勘定頭中西(濱田岳)に助けられつつ、命を狙われたりしつつ、日田を目指します!

 前任引越し奉行の覚書に曰く、まずは歌w エロのどかな引越し唄(野村萬斎監修!)で体を鍛え結束を固め、労働の苦労を和らげる、と。なるほどです。
 そして断捨離!「半分捨てろ」とは酷なw お偉いさん宅にもチームで押しかけて捨てる!売る!それでも足りない人足を……雇うのは最小限に、変装してでも侍自ら運んで欲しい、と頭を下げる春之介。侍の沽券が大事なのですねえ……。なのに、そのプライド高い侍に更に、帰農案をもちかけるとは!
 独り者を中心に、農民になって姫路に残って欲しい。いつか石高が戻ったら、絶対に呼び寄せる…! いつかっていつだよ!って怒るのも当然ですが、春乃介の真摯な説得を、最後には皆受け入れてくれるのでした。商人(岡山天音)からの借金も、藩にでなく春之介に貸す、と言わしめる信頼度です。そもそも於蘭も、春之介だったから父の引越し覚書を貸す気持ちになったのですし……意外だった抜擢人事、大成功なのでした。

 と、引越し準備を進めつつ於蘭への恋心も育む春之介。初心で可愛いぞ(><)
 その裏で、次席家老藤原修蔵(西村まさ彦)は何やら手引きをしていて……引越し行列に斬りかかるクセ者たち!しかし、ほぼ侍が運んでますからね!応戦されて、こんなはずじゃ~と狼狽える様子、笑えるw 更には脳筋源右衛門の見せ場で大立ち回り! 正直、高橋一生なら春之介の役も演れたかというマッチョ度不足ですが。大槍担いでニッコニコの立ち回りは見ごたえありました!

 そして一行は無事に日田に……ついてからも、また国替え更に国替え。本当に『終わった』と言えるのは……、節約のため姫路に置き去りにせざるを得なかった仲間を、また侍として呼べる日。ただのリストラじゃない、藩ごと丸っと大家族のような心配りに、笑って泣ける物語なのでした。

 劇場の年齢層高かったせいか、スマホの光漏れなど皆無。時代劇ギャグで笑えるいいお客さんでした(^^) でもトイレ離席は多すぎw そして戻ってくるw あと10分だったら後ろで立って見てようよorz

「インハンド」~最終回 ☆☆☆

 高家の実家、相羽村。どんな素朴な村かと思いきや幼馴染が平岡裕太と石橋杏奈!美レベル高くてびっくりですw

 そんなわけで最終章の大事件は、エボラ出血熱!
相羽村に建設予定のBSL4副所長を打診された紐倉、建設誘致に不正を嗅ぎ取った牧村、単に帰省した高家。とそれぞれの理由で、メンバーが相羽村に勢ぞろいしたところでの第一患者発生。見る間に広がる被害に、高家は医師として、あのエボラだと気付いた紐倉は研究に残り、牧村は「君にしかできないこと」の為に外へ(吐血患者と同じ場所にいた牧村、既に村を出ちゃいかんかったと思うんだけどw) 

 高家の亡き親友が秘密裏に研究していたアレ、感染力を増した困った米軍製エボラちゃんを、当時の上司福山(時任三郎)は案の定日本に持ち込んでいたし。その福山が旗を振るBSL4研究機関(=エボラウィルスを扱える)の建設予定地周りで患者が出るとは狙い澄ましたテロなのかと思いきや、持ち出した福山息子(磯村勇斗)たちが建設反対派と組んで何をしたかったのか、良く分かりません~『科学者は自由でいるべきだ!』と言われても、設備も資金も必要ですもの。あんな山小屋で、ワクチンがすぐ出来ると思ってた?
挙句ウィルスをばらまいて、犠牲は仕方ない!って、自分も危険な状態で言うかw

「目の前の命を犠牲にする者に、未来は救えない」

と切り捨てる天才紐倉はカッコよかったですけどね。さて封鎖でしか対応できず、何百人も治療法なく死んで、それで世論はBSL4施設を必要と思うようになった? 相羽村以外でまた作る? それとも危険だから要らないと? 今回の建設が不正摘発で中止でも、続く問題があるはずです。 それに、ウィルスの由来はどう報道されたんでしょう。美園(石橋杏奈)の帝王切開オペを延々テレビ会議でする時間で、その議論できたと思うのに、残念でした(半年にも及ぶ封鎖中、高家の手にあまる専門オペがそれ一件って高家が凄いのか相羽村民が頑健?……いや、弱い人は皆死んじゃったのかな…)

 そしてついに高家にまで感染! 天才紐倉といえど、ワクチン未完成で打つ手なし。
いまわのきわで『20年後』の話をし、シンクロしてるふたりは胸熱でしたが、高家まで「助手で」って? この手のドラマに珍しく本当に死にそうなのに、つっこませるなよー!そして牧村も、いくら友人が危篤でも幼い娘さんの片親なのに来ないでー! ……と悶えていたら、成る程!高家自身がその答え、罹患して死なない初の患者になったのでした。ああ良かった~(そして、せっかく開発した最強兵器のワクチンをあっさり開発されちゃった米軍的には大損で、ザマアミロ~w)

 そもそも、高家の実家周辺に患者が少ないとか。
てっきり高家母(宮崎美子)特製の漬物の酵母菌乳酸菌ってことかと思ってましたら、ガチ寄生虫orz ご近所中で寄生されてますか、それがいいんですか、伝統農法=肥やしってことじゃないと思うんだけどな。そりゃエボラと寄生虫なら、死なずに寄生虫飼ってる方がマシですが、うーん

 最終回は終盤に流れたオープニング、やっぱり見惚れました。何度見ても素敵です。

 その後牧村は外務省に、高家は国境なき医師団に、紐倉はやっとパスポートを手に入れて…と、三者三様に日本を飛び出して終わりつつ何故か高家の周りをうろつく紐倉w
「どんだけ俺のこと好きなんだ!」
と、先回りしてくれてありがとうw 20年後も一緒にいていいからね。原作はまだ続く様ですし、またSPでも是非やってください!


「インハンド」~8 ☆☆☆

 牧野(菜々緒)=肉食のキリンw いやキリン、鳥食べますから!ドンピシャ!

 楽しく見てます。いやとっくに最終回あったのにまだそんなことorz 下手に旦那も見たがったので、一緒にと待っていたりしてたら録画たまる一方で。

4話、自殺したくなるウイルスか。
 治験て危険? 真相が分かっても替え難い幼馴染はもう戻ってこないのでなんともやりきれません。
分かっていたリスクを隠蔽してまで成果をあげたかった新薬の、終わりを悟った研究者網島(山中崇)の涙がすうっと一筋、きれいで印象的でした。

5話、親友(松下優也)の死の真相。
 いや紐倉が殺すわけないし。日常会話日本語なのに、死に際にわざわざ英語で“I hate you!”って、じゃあ誰に聞かせたかったのかって話じゃないですか。てなわけで、計画的かもしれないエボラウィルス禍。見殺しの島民のため、強制送還されても研究を続けた親友入谷はうっかり感染し(おいー)、紐倉が仲間だと思われない様に仕組んで死んでいったのでした。狙撃で感染血飛び散ってるし!彼の遺体がちゃんと分かって処理されたのか心配でしたよ。
で、紐倉の理解者、親友、というところに終始高家をひっかけて今は高家がいるからねってなる流れが多少鼻につきました。

6話、遺伝子ドーピングの結果は。
 陸上だわDNAだわと旦那の専門に丸かぶり(^^;;;;) へー長距離選手があのダンスね、ハイハイ遺伝子ドーピング、とずっと斜めな態度でしたよorz まあ私も文句があるほど筆がのるので気持ちは分かりますがw とりあえず、天才vs天才、傍若無人に見えて論理的な野桐選手(清原翔)を紐倉が気にいる様子が面白かったですわ。それと
「ドーピングしちゃ、いけないのか?」
という素朴な疑問w 例えば高地育ち、それとも高地トレーニングが出来る費用がある選手と、持たざる選手との公平さは? うーん、でもルールがある以上遺伝子いじってまではやはり違反……。純粋に限界に挑みたいのなら、引退してから興行として手法も公言して挑戦したら…と思ったり。この辺既刊で序盤だけだったので、完結編読むのが楽しみです!
「なつぞら」では素朴兄ちゃんだった清原翔くん、ちゃんと今風のイケメンでびっくりしましたw 髪型大事。

7話、牧野(菜々緒)の娘を治療する。
 遺伝的に免疫不全症PIDの素養があり、幼くして発症した美香ちゃん。同じ遺伝子を持ちながら何故か発症しなかった父賢一(永岡卓也)は既に亡く、我が子の将来のためにあらゆる身体情報を保管していて……。
 牧野の対処は、保存精子での人工授精。骨髄移植治療のドナーになれる『救世主兄弟』を産もうとする目的なのですが、着床せず……。したとして、産まれてドナーになれる年齢まで、もう美香ちゃんは保たないのかも。タイムリミット迫るなか、天才紐倉が見出した治療法が……。糞便移植w
これ、腸内フローラが痩せ型云々と、主にお手軽ダイエットとして耳に入ってます。生きるか死ぬかの治療に効果あるのだとは。便まで保存していた、亡き父の研究者魂の勝利でしたね。そして、友人牧野のためにと尽力する、紐倉と高家にも胸熱。ナイスチーム度が益々向上です。
イケメン紐倉に懐いてる美香ちゃん可愛かったですね(^^)

8話、キガシマ、ファウンダープロジェクト
 「呪いのポスター」小さw 菌利用はさておき赤くなり方も汚いし、手が届くなら剥がすでしょ普通。
そういう違和感ある場面は大概ドラマオリジナルw でも実行者遠藤(要潤)が紐倉の同窓生で『昔から回りくどい』とのキャラ付けがされ、メールは長いし、意見は小細工ポスターで伝えようとした、となるとちょっと納得w SM対策室や紐倉とのやりとりも楽しかったです。
 人を作るのは遺伝か環境か。
否、遺伝と環境だ、と問いの方を否定する紐倉。 髪が赤い直継(夙川アトム)に流れるのは、本当に鬼の血だったのか。悪い親戚を見せては『ああなるな」と否定した父(柄本明)の教育が逆に、穏やかなアーチストでもある直継を追い詰めたとは。なんともやるせないキガシマ家の悲劇でしたが、最期に可愛い孫の存在が救いでした。この子は呪いを知らず、赤い髪でもきっと優しく育つでしょう(子役が可愛いったら)
で、直継自身が調査してゲノム解析を望んだドラマ版と、研究者がもちかけて金を出させようとした原作版。原作の、自殺なんて一族には珍しくもないってドライキャラもいい味だしてますが、何か出来たのではと悔やむ遠藤の方がお茶の間には馴染むのかなあ……。そして、違和感あった保育園を尋ねる遠藤&紐倉と直継元カノが園庭で話し込む場面はやっぱりドラマオリジナルです。息子の父が誰かなんて超プライベートを初対面の紐倉に、しかも毎日通う保育園で話す謎。


さて9話も見たのですが、大きな陰謀が最終話までつながる様なので、またまとめて。ああ夏ドラマが始まっちゃうorz

「インハンド」3 ☆☆☆

 不老不死の矛盾。今回も面白かったです。

 原作との大きな違いは、不老不死研究団体の代表瀬見(観月ありさ)を紐倉の恩師にしたこと&早老症の妹(松本若菜)がいたことです。

大学生紐倉可愛いじゃん、はさておき(^^)
瀬見の若さが実年齢標準との比較だけでなく、教授と生徒だった10余年前当時と変わらない、いやむしろ若くなっている……と、財団が勧める治療の効果を実感させることに。しかもイケメンで珍名で懐いてた教え子を覚えていないことは、記憶障害の伏線になりましたよね。あれだけ愛した妹のことまで、忘れかけている? そこに、謎治療の真実が隠されていたわけですが。

 団体に潜りこむため、二人で一晩ででっち上げた論文の名義はドクター高倉w  さすがに瀬見に向かって名乗れなかった紐倉は、助手山田の偽名で顔も隠して潜入して家探しに励むわけですが(ここも原作だと高家が紐倉博士を名乗らされて、紐倉は助手の高家にと入れ替わるんですよねー) 助手の不埒がバレて、拉致される紐倉博士、もとい高家(^^;;;;;)  なんだかんだで情報を集め救出に駆けつけた紐倉は財団の隠れ家に火を放ち、瀬見の『テロメア治療』の真実が、ただの違法な輸血。若者のタンパク質注入によるものだと看破します。それでもまだ紐倉を思いださない瀬見先生の物忘れは、その輸血でヤコブ病ウィルスのせいだったのですね……。
「死にたくない」
と言い続ける瀬見に、死ななくなった種は変化への適応を失い滅びるのみと紐倉。でも先生はそんなこと勿論知っていた筈なんですから。
「そんなこともわからなくなっちゃったの?」
といつになく優しい問いかけが悲しいです。
ところで、ちょうど不足していた輸血用にと2Lも血液抜かれ瀕死の高家さん……。紐倉に背負われ救出されて、救急車に乗せられていましたが、治療に抜かれた血を戻せないものなんでしょうか? あの2Lがどうなるのか、捨てられちゃうのか鑑識行きなのか、気になりました(^^;;;;;)

 火災に見せかけたのは、発煙筒。違法血液を斡旋してたブローカーを、警察が逮捕しようとするも紐倉のリークで逃走、泳がせておいて利用するのね。そんな喰えない紐倉が……米軍と揉めてクビになっていた?義手になったのもその時でしょうか。義手の技術者が訪れて次回に続いて楽しみですね。

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