ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

濱田マリ

「西園寺さんは家事をしない」〜最終回☆☆☆☆

 筋を通して、夫婦にはならずに終了〜
でも家族は続行〜 はいはい。

 ただ目の前の親子を助けたい!と始まった偽家族。どうせすぐ恋仲になるだろうと生暖かく見ていたのはいい意味で裏切られ、シングル父な楠見(松村北斗)は亡き嫁(松井愛莉)ラブだし。彼をうっかり好きになっても西園寺(松本若菜)も頑張って踏みとどまるし。その西園寺をずっと好きだったYouTuberカズト横井(津田健次郎)も嬉々として偽家族に参加してくるし。

 年配の世話焼きさんがご近所の子育てをこぞって好意で手伝う、うん、いいじゃないですか。自分で出産はもうしない、出来ないけど育児を楽しみたい人もいるよね(ただし同時期に朝ドラの、隣人が子育てに手も金も口も出して母親が2人いた怪作「オードリー」が再放送していたせいで、好意がホラーになる可能性も常に脳裏に。普通じゃないと連呼してた楠見も確かに正しい!)

  そのうちアメリカ時代の友人エリサ(太田莉菜)来日。なんのことない、当時も恋心を自分では気づけずエリサに背中を押された結果結婚した楠見。今も気が付いてなかっただけで西園寺さんを好きだったんじゃないですかー!

 まあその頃には愛娘ルカちゃんもすっかり西園寺を受け入れてましたし  そうだ楠見狙いかと思われたエリサも、しっかりパートナーいましたから!同性の!ああはいはい今時。

 そして冒頭の、肉体関係はぼかしつつ好きで一緒にいて、子供はルカしかいない父子+1の家族続行に至るのでした〜。 義弟妹とルカが揉めたりしないね〜。
 結局は何も諦めず、我慢せず、欲しいもの全て総取りの人生を歩む羨ましい西園寺さんがんばれー。
 
 若い女の子はこれ楽しめるのかな? シンパパだけじゃなくシンママも、いやなんなら若夫婦だって助けてほしいだろうと思ってしまうのでは。子育てを描きつつもターゲットは高年齢なドラマでしたねえ
 個人的には塚本高史が野呂佳代とセットで『友人』枠、イケメン扱いですらないのが出てくるたびショックでしたわ…

 

「錦糸町パラダイス 渋谷から一本」1☆

 平穏。

 若気の至りで不注意な事故にあった裕ちゃん(柄本時生)は車椅子生活に。  原因になった大助(賀来賢人)はそりゃ後ろめたくは思いつつ、今も親友でしかも一緒に清掃業を立ち上げて毎日一緒〜。
で、それが錦糸町なわけだ、うん。
 たらたらと描写される日常も芸達者揃いで飽きずに見ていられます。で、その周りの何かを嗅ぎ回る記者?に岡田将生。
これから何か起こりそう〜な下ごしらえの30分?さて続きを見ようかなどうかなー

竹本ピストルの力強い曲はいい感じ。
 


「リバーサルオーケストラ」〜最終回☆☆☆

 大団円!

 裏切り者が〜!
とミスリードな予告編の挙句に、実はそれが朝陽(田中圭)その人だったのは流石に、そりゃ団員一同びっくりするよと共感しながら見ちゃいましたねえ。
 玉響のため、と黙って指揮を降りていた朝陽。当日の会場でそんなこと知らされて、連れに戻る初音(門脇麦)
 そりゃ、コンマス初音さえいれば大丈夫とか言われても。そんなの嫌だーってなるのが初音じゃないですか笑 せめて前日行っておけよ〜。あ、大事なこと何も言わないのも普段通りの朝陽だった笑
 とにかく駆けつけ間に合って、見事な演奏に投票結果も万々歳。玉響の存続も朝陽父の市長の椅子も無事で、朝陽が移ると契約したはずの高階フィルもタイミングは朝陽が決めればいいそうで良かった良かった!お気楽ドラマでしたが、そういうところキチンとしてて助かります!

 目指したことが素敵に実現する、最終回らしい最終回でした。

 全てを片付けず、初音の妹奏奈(恒松祐里)とフルート君(坂東龍汰)が付き合ってはいないけど
「今のところは…ね?」
などと含みを残したところも優しい〜。ドラマ=密着取材は終わってもこの世界は続く感、玉響がこのままどこかでずっと活躍してくれていそうじゃないですか〜。
 
 なので初音と朝陽が別に結ばれもせず、微笑ましい2人のやり取りで終わったのも良かったです。ぐいぐい迫る初音、流しつつも受け入れている朝陽。これは押し切られる日も近そうですよね!

「リバーサルオーケストラ」〜8 ☆☆☆

 気軽に見てまーす

 送迎バスの運転手を買収してまでも、玉響を競合の土俵に上げたくない相手がいて。練習場所も老人の囲碁だか将棋クラブに取られて困った困った← 朝陽(田中圭)実家の造り酒屋が空き蔵を提供、むしろより良い環境で練習できちゃって良かったね?

 終始そんな感じで良い方に向かうので見ててハッピー。勿論、仲良し玉響の中でだって家族の無理解や貧困、劣等感に失恋と揉め事は起きるのですがむしろ同時には起きないからね!毎回何かしら解決されてやっぱりハッピーです。
 その分軽いっちゃ軽い。
妻(宮崎美子)の痴呆に振り回される穂刈さん(平田満)のお話は、目の前の夫スルーで常葉を夫扱いなど泣かされましたけど、施設に任せようと決めた途端にハイ入居。いやいや、そんな簡単に済めば世話ないやい! それでもね。
「何もできなかった」
と嘆く若いフルート君(坂東龍汰)が、出来ないなりに自分でも痴呆について調べようとしたように。調べてどうする?と突き放した常葉だって実家のバン運転して入居を手伝っていた様に。
誰かの困りごとに寄り添ってみる。必要な手が差し伸べられるように見守る。それだけでもいいよねと暖かい気持ちになりましたよ。

 そもそも、超天才で10代にして有名人だった初音(門脇麦)に、技術的問題や音楽性でだけ悩まれても困る笑 ブランクに悩み、コンマスの責任に戸惑いながらも団員の生活面の困りごとにも全力で突っ込んでいく初音は応援できます(^^)

 さて恋愛面は、フルート君の告白をキチンとお断りした初音。幼馴染の世界的ソリスト三島(永山絢斗)と熱愛報道されてしまうも、好きなのは朝陽さんです!とこれもキチンと言えましたよ。変に隠したり勘違いだのなくてスッキリ。さて、応じる朝陽はどうするのか?
って、最終的にはラブラブ一択でしょう?

 有名高階フィルが暗躍、裏切り者も出るって予告でましたけど、まあラストでは玉響方 勝つもんね?

 

「リバーサルオーケストラ」1☆☆

 「たった4ヶ月じゃない♪」
はい、分かりやすく連ドラタイマー発動です笑

 ハハキトクの報に騙され、帰国したらボロボロの市民楽団を任されてしまう国際的指揮者、常盤朝陽(田中圭)
 4月にオープンする新設ホール2000席を満杯にできなければ、西さいたま市を音楽の街に♪と掲げて血税を注いできた父、常盤市長(生瀬勝久)は辞職することに? それを救えるだろう唯一の鍵が、谷岡初音(門脇麦)
 天賦の才で幼少期からコンクールを総なめにしていたのに、この10年表舞台から姿を消していた初音は奇しくも西さいたま市在住。それどころか、音楽は詳しくありませんと言いながら市役所の広報課で地味に働いていたのでした〜!
 ストーカーな朝陽の説得からは逃げられても、勤続4年目の市役所職員として、市長の呼び出し&広報課オーケストラ担当への辞令は断れない!
 仕方なくボロボロオーケストラの練習に立ち会った初音は、思いの外悪くない音色につい誘われ弾き始めるのでした。笑顔で!

 いちおうはプロな玉響=児玉交響楽団の演奏が、素人にも分かりやすく酷いw そして、初音が加わると途端に揃って上手くなるのね?そういうものなんですかねえ。
 でもとにかく、有名指揮者の朝陽だけでなく、「あの」谷岡初音復活!と銘打てば2000席くらいすぐ埋まりそうです。……その場合も、初音に支払うのは広報担当の月給だけ? どーんと演奏代もあげてほしいものですが、そこにも公務員副業禁止規定って適用かしら。
というか、演奏活動を辞めてすぐ進学し公務員採用試験に受かった初音の学力とその後目立たずにいられた常識力凄いよね! 世間知らずに育っていそうなものですのに(「のだめ」とはそこからして違いすぎるから笑)

 で、その活動停止のきっかけになったのが家族愛。小さな妹が緊急搬送されたショックで演奏を放棄して舞台から逃走したそうですが……。もう大学生になった妹奏奈(恒松祐里)と大喧嘩、悲劇のヒロイン気取りかよ、気遣われる方だってキツイ、我慢せずに好きなことをしてと泣かれては、もう弾くしかないじゃないですか〜。
合奏、楽しかったんだし!

 ただし、やはり帰国中の天才バイオリニスト三島彰一郎(永山絢斗)とも因縁がありそう。市長の政敵(津田健次郎)は、もっと有名なオーケストラに新設ホールこけらおとしを任せようと画策してたりとまだまだ揉め事はスタンバイ!
 いい音聞きながら安心して楽しめそうですね。
 

「自転車屋さんの高橋くん」〜最終回☆☆☆☆

 ええーそこから?と、驚かされた最終回でした笑 そんな出会いを忘れないでよパン子!

 順調に愛を育み、親御さんにもご挨拶。
金髪ピアスの男なんぞと言ってた母(濱田マリ)も、遼平(鈴木伸之)本人と接すれば無事、良い人認定でしたよ!
 友情あついし、同居の祖父(斉木しげる)の世話もこまめに気にかけてるし、パン子も大事にしてくれて、そうそう初エッチもちゃんとパン子(内田理央)が塩梅よく心構えできるまで待ってくれる良い漢なんですよ〜。
 ただし、セクハラ上司にキレて会社の呑み会に乱入!な遼平はやばかったし2人の初喧嘩にもなったけどw  断れない女パン子が、嫌なことをきちんと嫌と言えるようになったのはホント高橋くんのおかげだから!

 ……結果、電撃退社w クズ実父とも訣別。
過激なことにはなりましたけど、傷ついて引きこもった弟の力にも少しなれたし未来の犬猫虐待も救えたよね?
 そうだ、パン子の同僚氏も高橋くんのおかげで祖母にゲイをカミングアウトし見合い攻勢をストップ。なるほど「同じ東京出身だから」なだけで誘ってきた挙句、雑にされたわけだ。
またね、贈り物の相談がいいんですよね。「女子は」と一般論で答える元同僚氏に「パン子が好きなものを聞いてんだ」とキレる遼平!
筋通ってるわ〜惚れてまうやろ〜!
結果、プレゼントが自分と揃いのピアスで、パン子の耳には穴空いてなかったのはご愛嬌?

 しかーし!
そんな素敵な高橋くんと初めて会ったのががパン子が思ってたのよりはるか昔! 8年前まだ学生服だった遼平が会社の制服の綺麗なお姉さんを背負って歩いたことがあったってさ!
退社後、捨ててスッキリな ださピンク制服だったけど(貸与じゃなかったのかなー笑)  あれのおかげで遼平は、あの時の人だーと思って以後見てたかも??

 これからお互いを知っていこう、と言い合う初々しい恋人達。
ずっと胸キュンでした、ありがとう、お幸せに!

「大阪環状線(4)ひと駅ごとのスマイル」~最終回 ☆☆☆

ずっと手帳を持ってうろうろしてた男の子つるぎ君(西畑大吾)、なるほど周一郎おじいちゃん(宇崎竜童)の昔の恋人を探していたんですね。え、一人じゃない?恋人たち?
もてもてだったおじいちゃん『失明するまえに、一目会いたい』という手紙を受け取っても、誰のことかすぐ分からないうえに、昔のことで皆さん転居していたり周一郎自身も東京暮らし。孫の下調べを受けて来阪、懐かしの再会に挑むのですが……2階から水バッシャーw 何しでかしたのw
結婚式場勤務だと会いにいけば、修羅場の真っ最中。花婿の元恋人が勢ぞろいですってよ。こういう場に慣れてる(!)おじいちゃんを司会に、一斉に花婿に物申しボッコボコにされる花婿w でも最後には花嫁が割って入ってめでたしめでたし……。それを見て昔を懐かしむおじちゃんと元恋人さんw なんちゅー過去が……。でもとりあえず手紙の主は、この人ではないですね。

休憩中の公園で、以前道をきいたカメラの娘(鎮西寿々歌)とすれちがい「栞さん!」と名を呼ぶおじいちゃん。昔愛した人(のひとりw)に生き写しのその子は、そう、手紙の主栞さん(萬田久子)の孫だったのです。
実は手紙は亡き妻の遺品から見つけたもの。隠されていた間に日も経って、すでにその人の目は光を失ってしまっていましたが。『優しい奥さんやな、私なら捨ててるわ』と笑うその人の手をひいて、デート。ツインタワーの空中庭園から大阪の街を見下ろし、彼女のためにピアノの生演奏をして。ロマンチックに時が過ぎました。
その割に、電車の時間がきたとあっさりお別れですけどw なに、縁があったらまた会える!

そうそう、想いは今!伝えなければ!と背中を押され、孫も想い人に告白していたんです。そちらもうまくいきそうですよ…。お相手はただの可愛こちゃんでなく、可愛い重量挙げの選手(なんと八木かなえ選手ドラマ初出演!)で、目標もってキラキラしてると描かれているところが素敵でしたね。西畑ファンはやきもきしちゃうでしょうけど!

その他の回を簡単に
「今宮駅」☆☆☆
引きずり女(間寛平)~~~!!
未練をひきずる、悲しい妖怪ひきずり女(^^;;;) お巡りさん(森田哲也)が広いグラウンドで「あ~あのエラー今でも悔しい!」とわざと叫ぶと現れるのウケてしまいましたw ヒロイン(中村静香)は財布が盗まれた、と思ってたけど妖怪wの狙いは金じゃなく、いつまでも持っていた初映画デートの半券。さあこれで、前を向いて生きていけるぞ!
「桜ノ宮駅」☆☆☆
濱田マリと南野陽子の姉妹が、取り壊しのきまった実家を最後に訪ねながら昔話を延々と。花見の思い出を愚痴りながらも、水買ったりするときはオバちゃん丸出しで楽しかったですね~。最後、実家の庭が花で満開になるところ胸熱。
「鶴橋駅」×
キモ。 学生時代の恋を、ひきずるにしろ15年は長すぎでしょう!役者も徳永えり、桐山漣と若くて、4、5年前大学時代大切にできなかった後悔を、再会した今日……ってロマンスかと見ていたら、大昔すぎてガックリきました。相手も自分をまだ好きでフリーだとなぜ思える、15年後で!その分、喫茶店の同じ席が残ってる喜びはまあ、そりゃ嬉しいね(^^;;;)  しかも最後にカットがかかって、メタでした。いやーん。

「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」1 ☆☆☆

スクールロイヤー制度。なるほど。

新米弁護士田口(神木隆之介)が中学校で、学校ならではの諸問題を法律で切りまくる!……はずが、そうそう上手くはいかない様です。
学校に弁護士。水と油。
信頼関係を元に穏便に済ませようとする教師たちと違い、刑法罰金でいわば脅す弁護士は、一旦は相手を帰らせることができても、後々のことを拗らせる……。米倉涼子「モンスターペアレント」でもあった切り口ですね。でも信頼だけで解決できない問題はどうするのか。

まだ法廷に立った事もない新米田口が、どう困惑し解決し、どう成長していくのかも描くのでしょう。いいですね。

甲子園での松井の敬遠。
最近でも四球で出塁狙いのバッターが激しく非難されましたよね、ルールの枠内で最大限努力してるだけなのに。そんなルール(法律)と教育のせめぎ合いに正解はない気がしつつ。

初回は過保護でモンペな母(堀内敬子)と、そんな親を見て増長している娘が問題。
絶対に手を出せないと分かっていて、担任望月(岸井ゆきの)に泥水かける、挑発する、友達の弁当を頭から浴びせる……。うわあ。せめて自分の弁当にしろや。ここまでのバカを、ぶっとばしたら悪者って、いくらなんでも先生が可哀想ですよねえ……。ギリギリの線で、弁当をダメにされた友達と、その親に謝れともみ合いになると、結局またモンペ母が学校にやってくるw
自分の娘がそもそもクズなことを、この保護者知っているのかいないのか。そこも知りたいです。クズだけど殴るな、なのか。うちの姫がまさかそんな、なのか(^^;;;)

30分1話があっという間に終わりました。田口が立て板に水で法律を語る度、ベテラン教師(田辺誠一)が
「滑舌がいいですねえ」

ってw 長々語った内容じゃなくて、そこかw


他ベテラン教師に濱田マリ他、校長に小堺一機。続きも見るでしょう。
髪型もスーツも垢抜けない神木くんや、可哀想な望月先生のいかにも大人しめなブラウスやカーディガンといった衣装が何気に気に入ってます。

「11人もいる!」でパパと息子だった田辺誠一と神木隆之介が、教師と弁護士ですってー。最近タグ修正で過去記事を読み返したばかりなもので、何かと感慨深いです。大学受験する高校生だったのにねえ神木くん。今でもCMでは高校生してますけどw


「重版出来!」4、5 ☆☆☆☆

理想の漫画編集部あるある。毎回楽しく見ています。

私も昔オリジナル漫画の同人誌に参加して、コミケもコミティアも行ったものです。
超上手くて多作で学生時代から有名人だった先輩。ファンも列をなし、絶対プロでそれもメジャー少年誌で活躍すると思ってたのに、エロ青年誌にちょこっと書いた後は……「まんがナイチンゲール」的な学習まんがの人になってた、のって残念だったけど、業界でプロで居続けていると思えば良しなのか。持ち込んだ雑誌、出会った担当さんが違ったら……なんてifがあったんでしょうか。
4話でこころがお断りした老作家も、高齢者向け雑誌から超人気になってましたよね。

さてこころが初めて担当することになった二人 。「ドヘタ伯」と編集部で陰口たたかれながらも、自分の作風には絶対の自信を持っている新人♂(永山絢斗)と、絵が上手いけれど目指すところのない新人♀(高月彩良)同じように問題点を指摘、本人比ベストに仕上げて新人賞に応募させてあげよう!と何度も何度も書き直しを指示するわけですが……。

もう作品が映画のように脳内に流れ、紙に写す技量が問題なだけ(書き分けが出来ず別人が同じに見えたりするので、髪の色や服の柄を変えろと指示など)なので直される度同じものが良くなっていくフリーター♂くんと、エピソードや台詞を直されるので毎回違うものを書き直すうえに、就活期で親と揉めたりする大学4年の♀さんとでは、なんというか必要なフォローが違いすぎて。
絵の上手い彼女の方が、原作付きでチャチャっとデビューしようよ!と声を掛けられたら揺れるの、わかる気がします。

問題は、その声をかけたのが同じバイブス編集部でも「新人潰し」の異名をとる安井さんだってことで、その後もうちあわせは30分きっかり、ネームチラ見ハイOKと7話まで描かせておいて電話一本でオール没orz こころが『失恋した』とまで言うほど気合入れていた新人さんだったのに、このまま潰されてしまうのか(><)
一方の画伯が、この絵で掲載なんて前代未聞!の評を逆手に、前代未聞いいじゃないかと新人賞受賞でデビューが決まっただけに、あのままこころと組んでいたら……と後悔するんだろうなあ。


その『失恋』が誤解され、営業で安井とこころが噂にw それは否定しつつも、いや相手は五百旗頭さんか?とドギマギする営業の小泉さん。もう告白しちゃおうよw
そして断裁、不良在庫の処分に立ち会う社長とこころと小泉さん(「黄昏ボンベイ」が流れてきて辛い!) 
自分たちが売り切れなかった本の最後を
「忘れません」
と誓うこころたちと、奇しくも同日、初単行本が店頭に並ぶ感激を同様に
「忘れません」
と胸に刻む新進作家さん。終末と誕生とを並行して描かれて、実に泣かせます。
またこの社長さん、貧しい生い立ちでヤクザになりかけたところを、不思議な出会いと本が、人間にしてくれた、と語る人です(高田純次なのに!) これもまたいい話。
限られた「運」を仕事にこそ活かすために、ゴミを拾い、人を助け、自転車が倒れたら直すと日々善行を積む人。あげく宝くじが当選しても受け取らないw そこまで徹底している成功者、なかなかいるもんじゃありません。善行は真似している五百旗頭さんでも、当選金はもらうんじゃないかな。(更に、編集長はくだらない運試しをずーーーーっとし続けてますよ! 全部外れてるから運たまってる?)

密度濃く、あれもこれも盛り込んできて、しかもきちんとエピソードとして成立している。ほんと突っ込みどころがなさすぎて感想が書きにくいぐらいです「重版出来!」w

初単行本ができるまでも実に興味深かったです。
ページ割を見ながら打ち合わせ、希望通りにレインボー印刷したら「一冊3000円」買えないよ!
表紙絵3案から売りたい年齢層で絞り、採算がとれる計画を編集者が決め、表紙はデザイナーが。そして書店員にだって意見はあって『その発売日なら」とずらっと並べてくれた競合作は「亜人」「白暮のクロニクル」「カイジ」etc暗色が強いシリーズ本です(あれれバイブス世界で出版されてる本じゃなくていいんだw)比較で目立たせようと白ベースに決まった「Kicks」、サッカー漫画でベース白、プレー姿の表紙ときたら「フットボールネーション」を思いうかべましたが、仕上りは随分違いましたね。

さて次回は「新人潰し」安井さんの真意と、新人賞の報せに表情を曇らせたアシスタント長ムロツヨシの動向と。その他またどっさり詰め込んでくれるのでしょう。期待してます!

「戦う!書店ガール」1 ☆☆

書店あるあるや、メイン2人の対決:副店長(稲森いずみ)vs新任お嬢様(まゆゆ)は楽しく見ていたのですが、ラストの妊娠/略奪愛騒ぎは要らないなー

だって絶対違うじゃんw


そんなわけで、舞台はペガサス書房吉祥寺店。

宣伝ポップは張らない、落ち着いた店内を保つ方針だったようですが……新宿店からイケイケお嬢が異動してきて、やれることはやろう!頑張ろう!と、同僚から浮くのも構わず押しまくりですw
何この生き急いでる娘、余命宣告でもされてるの?
取引文具店社長の孫娘だとかで、芸能人サイン会もおじいちゃんのコネでスケジュール入れてきましたよー。今週末に!うわー迷惑w

書店での著者サイン会ってたまに行きますけど、『整理券=その店で本を買う予約』を事前に入れ、混雑予防に30分刻みで入場時間を指定されたりします。その為にも広く日程を周知させないと人が来ないし!今週末なんて急すぎますよね、何冊仕入れておいたらいいのやら。また当日大勢来たら来たで、あんな店外にずらーっと並ばれるなんて、それこそリスク管理が大変。

更に、大事な前日に休むお嬢。大ひんしゅく。

ドラマ的には、これ絶対サイン会がらみだーと予測できますが。周囲にもそう伝えて行けばいいのに、なんでサボるような真似で同僚にストレスかけるかなあ。

で、マツコデラックスみたいな橋本じゅんが来店したらしたで、どうせ読んでないくせにと大暴れw(舞台俳優の鍛えた声で喚くから怖いのよーw 本物のマツコやイッコーならあんなに声量ないのにねw)そこでも、『自分の本を信じてない』とか精神論で喧嘩売る始末wまず読んだと言おうよ。付箋貼りながら何度も読んだって! そして、自伝にあった小学校や駄菓子屋を訪ねて写真を撮ってきたんだって、言おうよ!
黙って会場まで連れて行ってから説明に入るとかさ、本当ドラマ的盛り上げが最優先でしらけます。よくある演出、去っていく相手に背を向けたまま台詞言うのもそれですよね。相手の方向いていいましょうよ、聞こえないと行っちゃうよ?


さておき、それまでポップで対立してた副店長とお嬢が、手をとりあってグッと歩み寄った終盤。

さあ来週が楽しみだなと思ってたら、副店長がプロポーズされ……る代わりに別れ話で、その妊娠させちゃった23歳がお嬢なのかと勘違いで幕引き。あーあ、そういう話だったんだあ(原作未読)

「恋愛時代」も舞台の本屋はおしゃれなのに、店長がすぐ元妻と言い争ってて雰囲気を荒らしてがっかり。 このドラマも本屋の仕事は実はどうでもいいみたいなラストで、次週への期待がミニマムになりましたよー

ツッコミどころとしては、ポップへのクレーム。著者って、男ですか!あの可愛い表紙でw それもおじさんw
不審者な画面が欲しかったなら、表紙の絵柄をもっとそれなりにすればよかったのではw 


冒頭、大量の本をおしゃれな本棚に並べ続けていくまゆゆ。てっきり舞台になる本屋だと思いきや、一人暮らしの引越しでしたw あれを本好きの引越しだと思うのって、甘い、甘いわ。これから買う本を入れるスペースがないじゃない!

本当にお気に入りの本50冊ぐらいを持ってきたとして、後は毎日1冊2冊と際限なく増えていくのが本好き……貸借りや図書館利用で節約する必要のないお嬢様が、毎日新刊のでる本屋を職場に暮らすのに増やすスペースがないなんて。

あ!マンションの隣の部屋も書庫に借りてるとか!


「よろず占い処 陰陽屋へようこそ」2 ☆☆☆

知り合いだったのかTシャツ男~(><)


ラーメン屋のお悩み相談が、祟りとみせかけて口コミネットの悪口問題に。じゃあクレーマー問題か、とみせかけて親子の問題に。

そこに、実は拾われっ子の養子であるキツネ君の親子問題までからんで今回も実に「いい話」でした。出演者ファンはコスプレも楽しめてwinwin! 


この話「相棒」でやってもいけますよ。
祥明の、事情に気付いても一歩引いて見守っている謎の解き方は右京さんに通じるところがあるというか。でも警察じゃないから罪や罰じゃないのよね。特に家族のことなんてお祓いとお守りで誤摩化した方がその後上手くいくこともあるのが分かる気がします。

で、キツネ君を見守る=出自を知ってる系の人物かと思っていた釣瓶の息子が不審人物としてご近所パトロールに掴まり(確かに怪しいw)

「祥明(ひろあき)~」

と馴れ馴れしいw こっちと知り合いだったのね。

3話放送の前夜に、1・2話続けて再放送してて笑いました。力入ってる。観れば面白いと思うんだけど、題材に馴染みがないからね。
ちなみに原作本を買ってしまいました。何巻も並んでたから一冊だけ。 

「ヴォイス」3 ☆☆

うん、やしきたかじんだね!

やはり遺族が直接に事実を求めているのなら、学生が探偵でも見易いです。
今回は久保秋ちゃんの母親(片平なぎさ)の変死を調査。
解剖所見だってみられるし、当時のことを語るオヤジさん(平泉成)の口がどんなになめらかでも、遺族であるアキちゃん&そのお友達に話してるんだから納得です。
その上で、主人公の奇跡の洞察が炸裂しても納得納得!
……アルバムが出るまでは。

そうまでして泣かせたい?甲子園の敗戦投手インタビューじゃないんだから、泣くまで粘るの辞めようよー。
そりゃ15年前の軍手を保管してた工場なら、マニュアルに見えたアルバムを15年ほったらかしもアリかもしれませんが、それならそれで”そんな物が?”と驚いてくれなくちゃ。平然と
「後ろ姿の写真でも買うのはあの人だけ」
なんて解説されても。注文は子供がした筈でしょう?張り出してある学校行事に来てないんだから!!

ともあれ、15年待った証言も現れてクラッシュ症候群だった事実が判明しました。
捜査と涙で、主人公とアキの仲が縮まる……かな?
その間に、親友くんが父との対決を心に誓ったり。
不良とオタクくんが絆を更に深めつつ、法医学のなんたるかを教えられたり。沖縄料理屋も面白いよねー。

次回はまた身内もの。友人変死の謎を探るようです。それなら安心してみられそう……でもやっぱりどこかで過剰に泣かせが入るんだろうなあ……。

あ、そういえばタクシーの死体は??ネタフリに使っただけ??
そういう無神経さが嫌なんだってばー(><)

2話 1話 

「エラいところに嫁いでしまった!」3 ☆

 あれれ?な女正月。

 よかれ、と嘘ついた披露宴や、忙しくてそれどころじゃ、な葬式仕切の回と違って、今回ばかりはあらかじめ対話があれば済んだことばっかりじゃないですか??君子もトリ頭の自覚があるなら尚更、根ほり葉ほり聞け!

 夜中に侵入者は、そりゃ驚くし!
藁でぶったたかれる儀式に至っては、兄嫁までそれで怒った過去があるならそれこそ、説明しろや〜!!でも、じゃあ自分は怒るかと考えると、あからさまに儀式ならそれほどでも。
いっちょルポ書いたろうーという、ライター魂は芽生えないのかな(ああ、それが原作か。じゃあそのうちにネタにして文章書いたりしだすのかしら)

雑煮責めは
「残さない=お代わりする」
というわんこそば同様の風習でしたが、
「そんなことも知らなかったの?」と驚く磯次郎は偉そうで嫌。
「どこでもそうじゃないの?」と驚いて欲しかったですよ。
 自分の常識は他人の非常識。だもんねぇ。

 で、落としたマフラーの代わりが何本もってところや(あの田舎のどこに店が??)、反省君子がお母さんに謝るところは良かったんですけど。

 えーっお母さんただ腹が痛かっただけ??
わざと意地悪されるよりタチ悪いですよこれは。 だって、村中のヒト&小姑が思いこんだ『君子が泣かせた』は消せないもん!
 せめて小姑にだけでも、涙の正体を知らせておかなきゃー!!!

 そんなわけで、あちこちひっかかりつつ。つまらなかったわけでもなく。子宝授かった小姑と例によって変な自慢する温水さんには笑ったって(^^;;;)
また来週は楽しみです。ええ。

「エラいところに嫁いでしまった!」2☆☆☆☆

 婚家周辺の地理はもうばっちり! 前回コンビニ探した甲斐があったよね。
路地で詰まったロールスロイスに駆けつけ、印刷所に自ら入稿に行く君子…それだけでももう満点よ(ハイ、方向音痴です私)

 もう行かない、と宣言した婚家ですが、流石に葬式とあらば戻らないわけには。
ここでね、優しかったおじちゃんとの想い出にひたったり、墓石を清めながら故人の人となりを語る磯次郎は本当にイイ奴で、死んだ方の立場なら私も、こんな想いで見送られたいと思いましたよ。しかし。
 生きてる方は大迷惑(笑)

 いつの間にか磯次郎が葬式を仕切ることに(^^;;;)
例によってのイソの馬鹿の「僕にまかせてよ!」のせいですよっ
ほっぺ掴んでむにむにと「この口が〜」と怒る君子に、メチャ賛同。そして案の定役立たず!!!全部君子がすることになるでしょ。 また長男の嫁が、自分はやりたくないくせに、お株を奪われて不機嫌なところが笑えるっちゅーか困るっちゅーか。いるよねこういう人。
 でも、バリバリと注文ごとを片づけ、追悼文を書きとばす頼りになる妻がいるから、磯次郎も引き受けたんですよねー。そして「君みたいにしなくちゃと思って」って言われたらもう怒れないじゃないですか。
 ここ、ある意味ラブシーンでした(^^)

 で、もう帰る、とへそを曲げた住職を、追悼文の為に取材した話で説得できた下りにはおおっと感心。
 その後あれもこれもイソの手柄になってしまい、メチャ不出来な嫁扱いに憤るわけですが…そこでもね、お姑さんが追悼文を誉めてくれる。君子の本当に拠り所とする得意技が評価された。そこでグッときちゃいました。
 義姉さん(濱田マリ)が言うように、適当にいいこと書くのが普通の追悼文で
「ウソで良かったんですか?」
と驚く君子の方が非常識っちゃー非常識なんだけど(取材記事じゃないんだから^^;;;)
 例えば万事そつなくこなせたんだとしても、あの追悼文が受け入れられなければ結局君子は理解されないってことじゃない? ああ、この家でやっていける、と思えた瞬間かと思います。
 赤飯のしきたりも良かったですよね♪(あれから炊いて間に合ったの??)

 それとあの仏様のお供えものは…私もきっと食べる!
翌朝に膳を供えるのも知らなかったし。盗み食いがなによりの悪事みたいに言われてたけど、見たら分かるんですか、お供えだって??(お盆に街角に咲く金ぴかの花を、中学生ぐらいまで作り物と知らずに凄い花だなと思ってた。祖母がキリスト教で仏事は何もしない実家です)

「アンフェア」最終回 ☆☆

 だから雪平には麻酔銃持たせとけってば。

 愛する者を失う哀しみを、自分と同じように与えようという殺人の動機。
語り出されたときにはチープでしたけど、最期の場所に横たわって唄うという雪平の儀式まできっちり見せられればもう、文句ないや(何かありげに光った雪平の目・・・・まさか、愛してて、結局復讐が成功しちゃってたことにやっと気がついたとか。鈍いんだし・笑)

 タイトルバックでは、各死体を殺した映像をみせてくれるサービス付♪・・・っていやん、そんなエグイの要らないから。
鑑識カオルちゃんのその後とか、オジサンが安藤君にもらったパソコンの中身だとかやって欲しかったかな(^^;;;)・・・ ハスミの動機とか。

 前回まで見終わったところでは、ローマ数字の話数が「×」になっていて『上手い!』とヒザを叩いたものでしたが。そういう映像美以外には・・・・どの人もこの人も怪しいって描き方にもう、マルチエンディングかよと推理する気をなくしてました。 それでも、最後まで楽しめたかな。再放送で前の方みたら『こいつ犯人のクセに』と思えるわけですね。

 ただし。あの警察の不祥事てんこ盛りが管理官更迭だけで済んじゃ嫌だ。
雪平を筆頭に、刑事採用基準を考え直した方がいいと思います。ロボット三原則みたいな矯正刷り込みでもしておいて欲しい。
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