例によってカッコいい天海祐希です。
殴打事件で逮捕され、弁護士資格を剥奪された上水流涼子(天海祐希)だがその時の記憶はなく理由もさっぱりわからない(←催眠暗示でもかけられてたのでは)
仕方なく探偵を始めた涼子は、悪徳不動産ブローカー神崎(高嶋政伸)から金を取り返したい未亡人の依頼を受ける。不倫現場を抑える為にと媚薬を盛った挙げ句、証拠写真で恐喝!法の縛りから解き放たれてやりたい放題ですよ。
しかし神崎は金を出さない!
じゃあ家族に払わせる、と奥さん(戸田菜穂)を偽ヨガスタジオにおびき寄せ、偽占いで信頼させ、引きこもり息子の為にと安い皿や壺を何百万円もで買い取らせ……!!ってまるで涼子の方が詐欺師ですけどね笑 ある時点からは奥さんも納得づく。
何年もインスタント食品しか食べなくなっていた引きこもり息子が、なんとその皿でなら母の手料理を食べたんですよ! 皿自体は無価値、と告げられても喜びの対価なら支払える。金額はおかしいけど母の愛に泣けました。
実は秘密は皿でなく「楽しく通学していた頃の思い出の味」にあったのも泣ける&レシピを作った助手貴山(松下洸平)の調査力と味再現力がスーパー過ぎです笑 で、不登校の原因は悪徳父の警察沙汰なんだし。慰謝料もらって離婚!と決心できて良かったですよねえ。離婚届への神崎の署名は涼子が「諸々を警察に言わない代わりに」取ってくれたし。←警察を呼ばないとは言っていない笑
しかし…今ひとつ微妙なのは発端の事件が詐欺としては緩いから。神崎は脅しも強制もせず「土地を交換する」という不思議な儲け話をチラつかせただけ。甘い目論みに目がくらんで代々の土地手放して後悔されてもさ…。で、涼子に泣きついただけで2000万円が戻ってきて、依頼料200万円を差し引いても御の字でむしろ涼子が赤字とな。
もやもや〜
今回1番可哀想なのは、間違って媚薬飲まされたご老人(温水洋一)だよね