ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

浅野温子

「警視庁いきもの係」~最終回 ☆☆☆

スズメバチでテロ?宗教法人ギヤマンの鐘?

せっかくの親睦旅行先でも事件に巻き込まれ(ハリネズミ交換殺人未遂!)、管理官が撃たれハチに刺された石松が危篤。その全ては謎の組織が……って、そんな重い背景、だれも期待していないのに変な方向に……と思いきや、蜂使いは冤罪で勾留中に巣箱が全滅した養蜂家だったり、それをきっかけに「いきもの係」が設立されていたりと、案外いつもの感じから外れてもいませんでした。
(たい焼きの謎、たい焼きの謎とひっぱった結果が、実はアラサー部下のサプライズ誕生パーティを上司が計画していて…とナンジャそりゃだった前半よりは少なくとも狙いが分かるというかw)

毎回絡む犯罪はほぼ殺人で、元◯◯犯は更生後も逃亡中も生きづらい厳しい世界なのですが、マイペース薄とマイルドつっこみの須藤はあらゆる場面で 揺るぎなくボケ続けます。
例えば須藤さんのベルトを別件で使用となったら、勿論パンツ丸見えで〆。 スズメバチの罠もあり、殺されかけた場面なのにお約束は決して忘れませんよ。上司が映すスライドに、影絵のキツネを薄巡査がコーン、も好き。和むわ……。
ヨウムの回の
「このオウム…」「ヨウムです!」
「このヨウム…」「ヨウムです!」
はもう伝説w
冒頭のデータ解説ナレーションを、毎回違う誰かが担当するお遊びも楽しかったですよねー。

ラスト、初回で逮捕され愛猫をいきもの係に預けた蝶野が引き取りにやってきて大団円です。
捜査一課へ復帰の辞令が出た須藤さんでしたが、お断りして総務課に残留。薄を野放しにしないでくれてありがとうございます。でも興味ある動物が「人間!」と言いだした薄巡査、一歩成長? ボケ続けつつもちゃんと事件は解決するいいコンビでしたよね。
視聴率は今ひとつだったそうですが、保育園小学校の夏祭り運動会ではエンディングのダンス大人気だったんですよ。シーズン2は無理でもSPで復活とか、期待したいです。そして息子(いきこ!)さん登場して(^^)


「警視庁いきもの係」5 ☆☆☆

鉄アレイを高いところに片付けるバカは逮捕で。

4話はヤギ。
「ヤギは紙を食べる」
とみなが思い込んでることと事件がリンク。不幸な少年が救い出され冤罪も晴れて良かったです!

5話はリスザル。
またしても、専用の部屋でエアコンつけて細やかにお世話されているペット様w(流石にヤギは外飼いでしたけどw)
金も力もある親戚が、一族の恥ダメ男に世話した仕事が愛猿のお世話がかりで専用の部屋に専用のおもちゃ……もうリスザル様のおうちに世話係が間借りしてるのねw しかーしこのダメ世話係(鈴之助)、リスザル様さえ大事にしてれば安泰なのに世話から体良く逃げ出したい一心で
「そうだ!猿が人を殺したことにすればいいじゃん!」
ついでに二股も片付けちゃおうという(^^;;;;) まともに働けないクズがこういうことにだけ頭が働くって嫌だわ~。でも薄を第一発見者に利用しようと呼び込んだことで、墓穴を掘りましたね!
証拠になったイヤリングを、猿が餌のキウイに埋めてたといういう習性も興味深かったです(遺体食べたりされないで良かったこと…… ^^;;;;)


と、毎回事件もバラエティに富んで面白いのですが

「須藤さんは記憶喪失なんですよ?」

という4話終わりの薄のぶっちゃけもいいアクセントでしたねー。
元々親しかったみんながわからなかったことを、現相棒だけが気づいていた。薄のいつもの観察眼の前には、刑事須藤もただの動物というわけでw 「あの須藤さんが」等の先入観とっぱらったら、確かに異動以来ずっと変なこと言ってますからねえ。でも誰も辞めろとか言わずにスルーw

ただし「俺のことも忘れちゃってるんだ……」と密かに愚痴る若造。ほうほう秘密の深い仲だったのかね(違)


「警視庁いきもの係」1 ☆☆☆☆

やだ面白い。アイドル主演のお手本になりそうです(上戸彩やあややにも、こんなよくできた役をさせてあげたかった!)

捜査一課のエースだった須藤(渡部篤郎)は、捜査中に被弾。リハビリに異動された総務部動植物管理係、通称「いきもの係」の閑職っぷりに呆然とするのですが、同僚の薄(うすき:橋本環奈)の果てしない生き物愛に振り回されるうち、なぜか様々な事件が解決してしまうのでした。

婦警の薄ちゃんは獣医学部卒、若いのに動物園水族館に勤務経験のある動物のプロ!必要とあらば亀でも犬でもなんでも保護して回っているのだそうで、可愛い娘が可愛い生き物に囲まれて嬉しそうで可愛い上に、婦警さんのコスプレまでって!天国か! 更には事件もどんどん解決って名探偵か!

土管に詰まった猫を保護すれば、それが凶悪たてこもり犯(蝶野w)の愛猫で自ら投降。
事件容疑者が意識不明、自宅のペットの世話を頼まれればなんと鳥100匹。
エアコンをつけないと可哀想!現場保存より、十姉妹ちゃんの快適!と騒ぐ薄婦警をなだめている間に、羽の落ちていない床/鳥かごを動かした形跡/妙にしっかりした防音と、いくつもの不審な点に須藤の刑事のカンが騒ぎ出します。薄が鳥マニア界事情や餌の仕入先にも目を向けた結果、不正な野鳥取引まで露見し殺人事件も見事解決なのでした。
須藤と薄、捜査一課といきもの係が変に対立せず、どんどん協力し合うところも見やすいです。ま、一課の係長(長谷川朝晴)は可愛い薄ちゃん贔屓ですしw 須藤も一課で尊敬されているわけですが、その須藤が実は、頭部に銃弾を受けた以前の記憶を無くしているのも、プライドをさておいて薄の推測を素直に聞ける要因なのかもしれません。

生き物に詳しい刑事といえば三上博史の「実験刑事トトリ」がありましたけれど、あれは変人っぷりが優先『人間も動物』と目して捜査にあたる感じでしたし。このドラマの方が動物登場が自然です。同じ鳥でも世話や餌、習性が違ったり、捕獲を禁じる法律があることなどなど各種ウンチクも、薄が動物が好きすぎる流れで可愛く聞けます。なんと次回はペンギンですよ、ペンギン!
元相棒に三浦翔平、お巡りさんに歌のお兄さん (横山だいすけ)、何気に浅野温子もいたりといろんな世代の女性にも嬉しい配役です。
 

エンディングは動物園でダンス(^^;;;)  皆がノリノリで踊る中、ずっと棒立ちの須藤がそのうち一緒に踊り出すのもお約束。オープニングの若冲「鳥獣花木図屏風」風タイル絵 もナイスでしたよ。主題歌もいきものがかりかと思ったら、そっかお休み中か、超特急でした


「この世にたやすい仕事はない」~最終回 ☆☆

結局、ぐるっと回ってまた教師を志望するヒロインかすみ。
おかき工場もポスター貼りも公園管理も、『誰でも出来る』仕事といえばそれまでなのですが、それなりに誇りをもって懸命に取り組んでは、必死になりすぎて紹介所の正門さんからダメだしが。臨時のお仕事を通じて、自分に負担にならない、周囲との摩擦を生まない、丁度いい『仕事』との関わりあい方を学んでいった感じでしょうか。

しかし公園での幽霊騒ぎは。食べ物がなくなったり、看板が動いていたり、怪しい人影とまで遭遇したうえに『前の先生は失踪していてね』情報キター! もう全部が簡単に、失踪した先生が園内にいることを示しているのに誰も気付かないw 推理ドラマじゃなく日常を描いてると、まあそんなものかも。
それでいて、彼氏のプロポーズは同棲してる部屋にいきなり、ウェディングドレス着たトルソーがどーんw 舞台の様な不思議な演出でした。もしプロポーズは嬉しくても、着る本人がドレス選ばずにあんなことされたら困るし。ましてお互い仕事も微妙な時にあれじゃ、そりゃ家に帰れなくもなりますよね。

ともあれ、不思議な仕事の数々も、嫌な想いも困った誤解も、後から思えば全部また元の仕事への熱意を取り戻すためにあったのですね。そして彼氏も、サッカーチームもあるべき形に戻りひと安心で、めでたしめでたし。それと共に妖精正門さんは消え、もしかするとあなたの街に現れるのかも。
大人のための童話のようなドラマでした。頼れる先輩江里口さんは消えずに残ってくれてホッ(^^)


「この世にたやすい仕事はない」2 ☆☆

江里口先輩の仕事を立派に引き継ぎ、いつの間にか自分もスーパーウーマンの域に手が届きそうになっている霧中さん。
……つまり先輩が魔女だったりエスパーだったりはしないってことですよね? ちょっと肩透かしながら、大好きな街を守りたい気持ちが起こすミラクルにはちょっと納得。 ちょっと無駄にはなっても、広告の代わりに安全喚起メッセージを流したり、江里口が考えた「みまもり隊」を営業と同時にアピールしたり、そんな街のための努力に賛同して、一時は離れたお客さんたちも戻ってきてくれました。
そしてめでたく目標99件を達成!

さあ同じ調子で隣町の路線もやっちゃいましょー! と会社は契約延長をオファーしてくれますが、喜べない霧中さん。また一から築き直すのはなんか違う、のだそうですよ。
(ラスト99件目が、江里口さんの再就職先だったのも素敵でしたね!)
正門さんのところに戻って、新しいプロフィール写真で次回からは新しいお仕事に臨むんですって。

今度はどんなお仕事で、霧中さんはどんな成長をみせてくれるんでしょう(^^) 

謎の男、塚本高史がもっと登場かな。子供達に逃げられてたの、何をしてたかは伏線なのかしらん。

「この世にたやすい仕事はない」1 ☆☆☆

レア仕事の体験記かと思いきや、ファンタジーなお話なのかな?

教師を燃え尽き退職したヒロイン霧中かすみ(真野恵里菜)、怪しい紹介所の勧めでバス会社の広告部に次職を得ます。
路線バスで流すローカル10秒CMを考えるお仕事、楽しそう(^^)
しかし先輩江里口さん(馬場園梓)は 、今まで一人で営業もプランナーも役者もこなしつつ電球を替え水道栓も治しちゃう凄腕さん。それだけでも有能すぎて『あくまで執事』かと勘ぐるレベルですがw なんと江里口のCMを流すのを辞めるとその会社は潰れてしまう??

上司(正名僕蔵)からこっそり聞かされたそんな疑惑に、かすみもつい、試しに幼稚園のCMを外してデータ送信してみると……電撃閉鎖に! 本当に超常現象が? そのカラクリは一体?

そういえば冒頭もスパイ大作戦並みに、インカムつけたヒロインの指示で在宅のマンションに捜査員が忍び込み、ニアミスを神業で避けて探し物をする映像で……。もうやめる!と宣言するや、ボーッとバスに乗る映像に切り替わり。ヒロインの妄想だったのか、そのうち本当に勤めることになりあの場面に戻っていくのか、いまひとつ分からない作りでありました(☆訂正☆ 辞めたのは実在のw6件目のお仕事だったとか、聞き逃した様で失礼しました)
とにかく、しばらく見てたら分かるでしょう。

真野恵里菜は文句なく美人ですが、今作ではいつも笑顔の馬場園ちゃんがめちゃ可愛くてふくふくで、惚れそうでした。


「37.5℃の涙」~最終回 ☆☆

毒母に決別宣言! は、一応しましたけどね。スッキリせず。


なんと桃子への最大のダメージは兄や母からでなく、シングルマザーになった元同級生のところでの病児保育。つい励ましすぎ、やる気が裏返っての子殺し未遂で『杉崎桃子のせい』と証言されてしまうとは……。

実家から勘当されて出産、夫はでも家を出てしまう。この状態での無職困窮はもう頑張れば済むことじゃないでしょう。生活保護申請とか、子供を施設に保護してもらい母の生活を立て直してから迎えに行くとか……保育費を滞納し始めたところで、保育園側がアドバイスするべきことじゃないかと思うのですが、退園勧告だけ。セイフティーネット何も働いてませんよねえ。しかも、その事件報道と共にリトルスノーや桃子の名まで一気に知れ渡ってクレームの嵐って! 逆に指名して応援してくれるお馴染みさんもいましたけど、事件を知っていたことは同じ。情報早すぎ、広まりすぎですよー


そんな気弱になったところに、父危篤。

しかも死に目から追いやられる仕打ちの上、差別の元凶は桃子妊娠中の父の浮気だったという真相のしょーもなさ。そう畳み掛けるための構成だったのかなとも思いますが、印象としては兄弟親子の確執と病児保育問題がばらけてしまった感じです。

理由を聞いていた兄姉も、あまりのしょーもなさに母の肩をもてなくなった様子。しかも遺品のレコーダーには父から桃子への謝罪が吹き込まれており……もう何が正しいのかわからなくなった、とか。まあ根幹が揺らぐんだからそうでしょうけどさ。ついこの前まで堂々と桃子をいじめていて、そのせいで妻が実家に帰って離婚騒動だった件は? まだ謝罪するほど理解は進んでいないにしても、ここに妻とのことを絡めてこないだなんて片手落ちです。


そして、葬式に来た朝比奈と健太くんパパを追い返す毒母。

この二人がタッグを組んで桃子のために動いてくれるのはいいんですけど、健太くんパパはほぼ事情を知らないままなんですよね…。それでも助けたい!という気持ちも愛ですが、ドラマ的にはせっかくの桃子と母の対決にすっごく部外者が立ち会ってる感。上司の朝比奈だけでよくない?でもその朝比奈さんまで『変な顔でしか笑えない』なんて本人を前に酷いこと言っちゃうしorz

しかも何故に草原←「昔よくみんなで来たわー」って、桃子は留守番させられてて来てないでしょうに、その時にはツッコミ入らないしw


そんな風にあちこち、なにかかみ合わないままの進行でもやもやします。

毒母は、きっぱり絶縁宣言されても「私の介護は桃子☆」と思ってるしorz

もっと泣いて謝るような場面や、それが無理なら毒母の仲間の前で虐待を明らかにして以後ヒソヒソされ社会的に抹殺されることを期待しちゃったんですがダメですか。それこそ、兄家問題からすぐ毒母を巻き込んで家族問題になっていれば、兄嫁からも「変だ」と糾弾してもらえたでしょうに。


健太とパパと桃子と、3人で花火をした思い出の広場。チューもされたし!そこで健太くんパパと再会してたら、元妻に連れられて健太が! 妻側でひきとることを諦めたというデリケートな時に保育士と夜に一緒って、揉めずとも「その女と育てるのか」ぐらいの探りはないんですか、そうですか。 もう稼ぎのいい夫ゲット済みで余裕?(離婚後1年は女は籍入れられないはずだけど)

それでも、健太くんパパにはきちんとお断りをできた桃子。パパもすぐ諦めてくれてホッとしました。


一方の朝比奈さんは、不器用にも娘に「桃子好き宣言」などして微妙な顔をさせちゃうし……挙句「今度は私がパパの面倒をみてあげる」とか作文にかかれて、これは娘がキューピットかー? と思わせておいて、サクッと1年後に跳んでもいまだ恋人未満でびっくりでしたよ! ちゃんと笑えるようになった桃子への、分かりにくいプロポーズ……あの後指輪を海に落としてたりしないか、最後までまだまだ心配なドラマでした(><)

「37.5℃の涙」6 ☆☆

「なんでお母さんは桃子に冷たいの?」
と、今更なことを口にして母と兄から全否定される桃子姉。え……格差感じてたんだ。なのに、あの桃子に全部押し付けちゃえ発言してたんだ。むしろ無自覚な兄よりいけませんよ。嫁いだことで、自分の家はおかしいと気づいたのでしょうか。それでも習慣は変わらずに今まで通り桃子を下に見ていたけれど、ふと湧く疑問、ってことかも。ネットを検索「搾取子」のワードを見つけたようです。それで何か変わるのかな。

てなわけで、実家に帰ってみたら速攻家政婦にされた桃子。
あらもう一人娘さんいらしたのね、という客たちに「介護のために戻ってきた」と喧伝し「お前の居場所はここだけ」と洗脳にかかる母です。グリム童話の魔女並みに怖いです。
着せられた服は趣味が違うし、懐かしいでしょう~と準備されていた部屋は狭すぎて絶対に物置w
でも、朝比奈が心配して訪ねてくると妙にあっさり桃子を手放しますよ。ゴミ箱に捨ててた携帯まで返してきて! 
母曰く、引き止めると逆に逃げるから、自分から戻ってくるように……と。それは昔からの、罪悪感で桃子を縛るやり方なんでしょうね。かわいそうなお父さんが死ねばいいと思ってるのね、的な。自分で作る鎖の方が強いですものね……。

でも今の桃子には朝比奈さんも、キモい呼ばわりながらも小春ちゃんもいるし。ご指名でオムライスの夕飯を囲むもこみち親子もいて、リトルスノーが居場所です!
「僕には」もとい「リトルスノーには桃ちゃんが必要」と言われて、号泣する桃子。初めて言われたんだろうなあ……。思わず抱きとめ、その胸で泣かせてやる朝比奈さん。娘もいるオフィスでのこと、愛しいとしてもやましくはなさそうな抱擁でしたが、さて見つめる小春ちゃんの心境やいかに。
おまけに予告では、もこみちとラブな展開がー!

ますます、介護に帰ってる場合ではなさそう。でも恋話を今進めても桃子が受け入れられる気がしないので、病児保育のお仕事を頑張って欲しいのですが。
病院とリトルスノーの提携を進める兄、こっちからの揺さぶりがくるのかな。心配です。

「37.5℃の涙」5 ☆☆☆

まさかの脳天チョップw

相変わらず父娘仲の回復しない朝比奈家で、うっかり見つかる亡き母からのメッセージビデオ
「10才の小春へ」 
ビデオの中の小雪さんは笑顔でしたけど、娘の成長した姿を見られないなんて、もうそれだけで涙腺決壊です(><) ドラマ中でも『ママのことは忘れて!』と言われてショックな小春ちゃんは駆け出し……弱音を吐く朝比奈に、桃子がビンタかと思いきやちょーんと脳天チョップってw

小春ちゃんにそれを直接言え、生きてて伝えられるんだから今言え、という助言はもっともで素晴らしかったのですが。チョップが笑えたのと共に、殴られて育ってきた桃子は朝比奈をビンタなんてできないんだなと思う場面でもありました。

久しぶりに会う兄が軽く手を持ち上げたら、桃子はバッと頭をかばうんですよ。頭を撫でようとしていた様ですが……撫でるより殴ってきた回数が多いからそうなるわけで。
母にまるめこまれて再会するも、出されたアップルパイを怪訝そうに見る桃子。
「好きだったでしょう~?」
「私これ…好きでしたっけ?」
多分、兄妹だけが食べてて桃子の口に入ってない、それも下手するとパイにお目にもかかれず二人で食べちゃってたんでしょう。もう可哀想で可哀想で。

そして、倒れたという父との再会はもう完全に介護講習w そして勝手な退職の電話。本人に確認しなければ……と、思ってくれる上司朝比奈さんで本当に良かったのですが……。逃げられるのか、桃子!


予告ではついにはっきり「毒親」という単語が出ましたねw
世には、連れ子だったりしなくても我が子の扱いに差をつける親がいるとそろそろ周知されても良いのかも。 

「フリーター、家を買う」最終回☆☆☆

ああ、家が買えて良かった!
……って、最終回になのね!!(笑)

3回4回でちっとも買えそうにならなかったので、こりゃ最終回で引越かあとは思いましたが、本当にそうだとやっぱり笑えましたw

しょーもない親父が最後までけんか腰でしょーもなさが変わらない、でも親父なりに息子である主人公を愛していることが 伝わって。嫁いだお姉さんも、問題はうるさい姑じゃなく夫だと気付いたり。見応えのあるホームドラマでした!

そのお姉ちゃんには、ほんとに隣のおばさんに啖呵切って引っ越してもらいたかったけどなー。優しい主人公が、救いの言葉を残して去っていくんですよ。ニノ男前過ぎる。

本屋にて、原作本を発見。そちらを向いて立っていたら
「ニノってさあ」
と 本を手に取ったお嬢さんが、くるっと私に振り向いて
「演技上手いよねえ!!」
 
友達と間違えたんでしょうねえ。でも返事しそうになりました(笑)

 

「フリーター、家を買う」6 ☆☆☆☆

今回ついにお父さんのターン!

ここまで、とにかくいかに父親(竹中直人)が空回りで諸悪の根源なのか、の描写に力を入れてきたこのドラマ。
もちろん毎回、息子(二宮和也)の成長だの母の鬱病発症やその原因だの、娘の嫁ぎ先や息子の職場の人間関係だの、あれこれ描かれるのですが、親父はやっぱり息子の変化など気づかず、母の病も理解せず協力せず、ご近所のイジメも親父の失言のせいなら母の入院も親父が酒飲ませたから。ダメダメです
それでも、飲ませた酒がプロポーズの時と同じだったとかね、不器用な父なりの愛情もチラ見えたりして。食事でも誘ってみようとした息子がみたものは、若い女と連れだって歩く親父の姿。うわー。 

まあ順当に考えたら不倫、でなかったら隠し子(^^;;;)

衝撃の事実なのに、問い詰めずにただ不機嫌な息子にイライラしました。で、やっと観たとばらしても今度はろくに言い訳をしない父親。対決なしに家出です。まったくこの親子は……(><)
ホント毎回、ドラマチックにはほど遠い些細なやりとりがじわじわと続くのですが、どう転ぶのか気になって目が離せません。

で、男らしい姉さんを呼んで女のところに乗り込むわけですが、これまた愛人認定でろくに相手の話を聞かず(笑)折良く父が来ればベランダに逃げる(^^;;;;)まったくこの姉弟は!!
でもそこで聞けた本音は、素直になれず家には居場所のない親父の哀しい叫びでした。

いやはや、パソコンぐらい覚えろよとか、自分の態度が悪いと自覚があるだけになおタチが悪いぞとか、つっこみどころばかりでしたけど、尊敬のまなざしで見てくれる他人にだからこそ素直になれたのもまた分からないではありません。
苦学生に援助するのもキャバクラで浪費も、この場合同じことでしょう(一応拒みつつも結局お金をもらってた、この女の素直さがまた、タチが悪いんですって)

母の退院にあわせて戻ってきた父親。「女と別れた」とか見栄を張る(足長おじさんだったくせに!)親父に、話を合わせてやる息子はまた1つ大人になったのかもしれません。

そんな主人公家族が右往左往している頃、隣の家では印鑑詐欺だかなんだかが静かに進行中。母を苛めてる困ったおばさんにも、息子に軽蔑され暇をもてあましストレスを抱えるそれぞれの事情があるのでした……えー、引越決めたら派手にバトルしちゃえ!と思ってたのに、相手の人生も描いちゃいますか? 

職場の恋のフラグあれこれといい、登場人物が多くて。で、家はいつ買うの?と時々我に返るのですが。
今週も観るのだ。

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「フリーター、家を買う」2☆☆

良い職場!
作業員の安全がまず第一の建設現場なんて(><)
遅刻する奴はもう帰れだの、主人公にはムカツク指示でしたが、そこには全体を考えた上司なりの優先順位があると教えてくれる人も居て。今までぶーたれて辞めてきた数々の職場でもそれぞれの理由があったはずだと、気づけたら主人公も変われるよね。そして、自分は金をもらえるだけの人間なのか?と。
(事務員さんの結婚願望、大手正規社員以外は話にならない!という態度も、世間の正直な声。笑っちゃったぞー)

納期直前の無情の雨。バイトならとっとと帰っちゃっていいだろうに、全員で止むのを待って、待って、深夜に始まる突貫工事。そんな連帯感に仲間として加われたことで、彼も一皮剥けたかな。
でも正直、帰るに帰れないのはその間にお母さんの病状が悪化しているという伏線のためかと思って見ていたのですが。最後は達成感が描かれるだけ。
お父さんに「残業だから」と連絡した日も、イヤミを言われるだけで、母親側ドラマとしては肩すかしだったかも。まあ、これからかな?不倫?(^^;;;)

ゴミの分別は、わざと別のものを混入させて突き返してくるイジメだったのねー(買ってないものが入ってたら分かるじゃん。専業主婦なんだから、トラック来るまでずっと座って待ってたらいいじゃん)それで、家を買って引っ越す話になるのね。それは居丈高な父親の、唯一のコンプレックスを刺激することになりますねー。また揉めるぞ。
まったくあの父親、今回も非道かったー。母親の明らかに異常な状態に思いやりもなく我関せず。例えば原因が本当に息子だろうとも、それはさておき妻を思いやるって姿勢がまるでありません(><)その息子が折れて、就職の世話を頼んできたのに、どうせすぐ辞めるんだから二度恥をかかされるだけだとにべもない、それって前に言ってたことと違うじゃないですかー!(こんな父がいて、どうして息子はこう育ったのかが不思議になってきましたよ)

頼みの綱だったお姉ちゃんも、医院で孤立してるし、PTAでもたかられてるし。上手く行っていないのね……。妊娠を盾に結婚して院長夫人になったのが許せないとか、真顔で言ってますが義母さま。その彼女を妊娠させたのはあなたの可愛い息子さんですよ。あーあ。
他の税金取り立てドラマの様にズバッと解決してスッキリにならないのでみていてちょっとストレス。でも早くダメ人間を脱出した主人公がみたいよ!

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「フリーター、家を買う」1☆☆☆

新人研修、懐かしい~(笑)
電信柱にこそならなかったものの、泊まり込みで似たようなことしましたよー。
で、無茶を言われて苛つく主人公は3ヶ月で会社を辞めちゃいましたけど!!後に他社の面接で「変」を連発、でも下手したらその会社でだって同じ様な研修してるかも。同じように嫌な上司だってどこにでもいるんですよ。
というわけで、
「どこかに僕の能力を評価してくれる上司がいる」
と、次の仕事も決めずに退社し、バイトも続かない主人公はおばかさん。いくらニノでもこれは駄目だわ(><)
そんな息子を正論だけで追い詰める父親に竹中直人。板挟みのお母さん(浅野温子)がとうとう心を病んでしまいます。姉さん(井川遥)だけが救いだけれど、嫁いで子育てしている身で……。

気がつけば、殺人もロボットも出てこない、超貧乏でもない、普通の家のホームドラマを久しぶりにがっつり観てしまいました。
こども側の論理で主人公を擁護してみたり、親の立場で非難してみたり、どちらかだけが悪者とは描いていないので、いろんな見方が出来るのでは。 

ガテン系バイトで香里奈にガツンといわれて、さあ次回から目が覚めるのか??(レギュラーだよね?ってことは、ここの仕事は長続きするの??)
まだまだ家を買う日は遠そうだけど、いっそそんな突飛なことせず、普通に彼が再就職して地道に暮らすまでを描いて欲しいと思ってしまいました。それじゃタイトルに偽りありですがw

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