ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

波瑠

「グレイトギフト」1〜3☆☆☆

 その不審死に、昼行灯な病理医だけが気がついた…!

 天下のイケオジ反町隆史が
「あなたモテないでしょ」
と言われちゃう今作!途中CMではめちゃイケてるパパしてますけど笑 大きな背中を丸めてオドオド、頑張ってます。

 さておきただの心筋梗塞に見えて、首元のあざや微小な胃の炎症に気がついてしまった病理医藤巻(反町隆史)は、大物政治家の遺体から謎の球菌を発見!院内の簡易ラボ設備で単離培養出来てしまう恐ろしさ。生物兵器か、未知の感染症か?

 当初はパンデミックの悪夢にうなされ、公表を理事長に進言する藤巻だったのですが…いなされた上、入院中の妻の治療に便宜を図る条件で、黙ることに。…パンデミックは?

死後数時間で速やかに死滅とはいえ、遺体ケアで接する看護師や葬儀スタッフが危険……てな心配してる間に、挙動不審な藤巻を脅してきた伊集院(見取り図盛山)が突然死!理事長も突然死! 絶対その菌!
犯人は、代わりに理事長に就任した外科医白鳥(佐々木蔵之介)でした。何かと藤巻の相談にのってくれていたのにね、自分に都合良い菌を天からの「ギフト」とか呼びやがりますよ?
(こっそり脅迫したはずが、即日白鳥に相談されて「1人で何も決められない」と叱りながら絶命する伊集院、不謹慎ながら笑えました…)

その後も、白鳥のギフト殺人を止めるはずが罠で、死亡直後のデータ採取をさせられる藤巻。…ここまで不審死に居合わせすぎでは、もう関わってないはずないよね⁉︎

 しかし、微量で即効!死亡!と印象つけておいて、絶望した藤巻が菌で自死を試みると……止める同僚久留米(波瑠)と揉み合いに!
 蓋開いたまま⁇

 …飛沫が目や鼻に飛んでも死ぬのに…揉み合い…

 そこまで結構熱心に見ていただけにバカすぎてがっかりしました…。でもまだ、誰が作ったor見つけたのかはわかってないので続き見なきゃかなー。
ちなみに久留米穂希は、藤牧が培養している球菌が最近の不審死に関わっていると推理しながらも告発はしない不思議ちゃん。
また「入院児童の父」という形で元刑事(尾上松也)がいたり、病院事務長(筒井道隆)が政治家の愛人(倉科カナ)に惚れてるあたりもどう絡んでくるのか…うーん

「こっち向いてよ!向井くん」〜最終回☆☆

 あー実際こんなものかもね笑
突然の海外転勤などなく、空港に駆けつけたりせず、もちろん遠くから恥ずかしく愛を叫んだりなんかしませんねえ。
 いつもの店の前でボソボソと笑 
さっき告白するなり「困る」と言われて逃げた男が、やっぱり好きと言ってみて。相変わらず困り顔の女がそれでも「2度と会えないのは嫌かなー」と、交際を承諾。これがゴールじゃない、生活の一部な恋愛がひっそりと始まったのでした。
おめでとう!

 派遣さん年下ちゃん婚活さんと、スポット交際が続いた後……まさかの元カノ美和子(生田絵梨花)との再会後スピード元鞘となった向井くん(赤楚衛二) !  気心が知れた仲で穏やかな日々……のはずが。俺たちつきあってるよね?の返事が
「…違うと思う」
だったのには(何度も泊まって、週末を共に過ごしてるのに?ただの元彼?)こちらも衝撃でしたが。変に飲み友達坂井戸さん(波瑠)に嫉妬されたりでなく終わったのは、見やすかったかな。坂井戸さんはちゃんと、彼女に配慮して距離取ってたもんねえ。

 嫉妬されたり揉めたりはむしろ、向井妹(藤原さくら)と元気くん(岡山天音)が担当でしたよね。分かってないの、そうじゃないのとめんどくさい…。でも「守る」に過剰反応した美和子もそんなタイプで、原作者本当はそこを掘り下げたかったのかも。わーそれは勘弁。

 坂井戸の不倫彼氏が、実は向井くんの尊敬してた先輩環田(市原隼人)だったのは世間狭かったけど、できる男は高級時計!の筈がスマートウォッチになってたりw   向井に妬いて牽制してきたりと案外小さな男で、10年で相手の見え方も変わるよねと思わせたのは面白かったです。
しかも環田は、朝食を共にしたがってミステリアスでいたい坂井戸に振られ。向井はカラオケオールからのモーニングで、付き合う前から朝ごはん食べちゃっててぐだぐだ。でもそれでいいみたいです。
 自然体でいいんだってばさ。

「こっち向いてよ向井くん」1〜3☆☆☆

 思ってたのと、いい意味で違ったかな?

 元カノとの思い出を引きずったまま、もう10年たつ向井くん(赤楚衛二)    33歳ともなれば同期は既婚どころか子持ち、実家暮らし恋人もなしでいいのか自分。
 そこに新しくきた派遣の中谷さん(田辺桃子)と急接近……?

 「向井さんが行くなら」と食事の席を了解したり、目があったり。飲食店を営む義弟元気(岡山天音)も、あれは脈ありと言うし。なんといっても中の人赤楚くんな訳で、はいはい惚れられてるねーとこっちも思って見ていたのですが。
「もう、つきあいますか」(←ウザい笑)
と口に出したらお断り! 彼女目線での振り返りは完全に別の同僚一択、2人きりで話そうとしたところに割って入った向井くん、助けを求められたつもりでナイト気分だったのに、恥ずかしい〜w

 2話では、ひとまわり年下の娘(久間田琳加)がぐいぐい!
今度は勘違いでこそなかったものの、大事にするとかゆっくり気持ちをとか、向こうからのキス以降何もせずにいる間に他の男と付き合い始めちゃいましたとさ。

 その度、元気の店の常連坂井戸さん(波瑠)に愚痴れば
「『女の子』なんて生き物はいないの!」
と、妄想の判断基準を作らずに相手を見ろ〜と助言してくれて。
最後はこことくっつくんでしょうけれど、現時点では彼女は大人の恋の真っ最中。どうなる〜?

 元カノと破局のきっかけになった
「俺が守る!」
の解釈違いといい、向井くんは良かれと地雷踏んでくるタイプなので女心のお勉強大事ですが、坂井戸さんだって恋愛上手でもないぞ??
 同居の妹(藤原さくら)だって、大黒柱で稼ぐと張り切る夫元気に、そんな人と結婚したつもりはないと文句言ってるわけで、周りの話は聞こうよ!ね?

 3話では昔ちょっと関係のあった婚活女子(藤間爽子)と、恋でも愛でも無いけど結婚を見据えたお付き合いスタート笑
 確かに毎回、好かれてるならイケる式にふらふらしちゃう向井くんなのでそれもありかもねえ。昔なら見合いをお膳立てされてそのまま幸せに暮らしましたとさ、なタイプなんでしょうねえ

「ナイト・ドクター」1、2 ☆☆

 お馴染み医療チームもの。
働き方改革を謳って、夜間診療の医者をシフトやバイトでなく固定で雇用することにした病院を舞台に、夜働く医者や夜来る患者の事情、夜間救命救急のあり方を巡ってドラマがせめぎあいます。

 夜で人手がない、研修医しかいない。そんな時に事故で運ばれて来る不運の場面は確かに頻出で、いい加減システムを変えて対応するのはいいアイディアなのかも。しかし日勤医から『二軍』と揶揄されちゃうのか。また応じた医師側も、身内が救急車たらい回しで亡くなっていたり、患者の身内に責められたトラウマがあったりと事情が重たそうです。
 中には夜が多忙な外車の彼ピ(竹財輝之助)に合わせて、夜希望!と幸せなスタッフもいましたけど…長続きしなさそうなw   それと自分が重病ならしい桜庭(北村匠海)は…無理しないでね…。
 

 主人公深澤新(岸優太)は内科医勤務4年目。
街で行き倒れたホームレスを前に何もできず、自分のドレスを裂いてまで血塗れで手当てした先輩女医に医者を名乗るなと罵倒されてしまう。
 難病の妹も世話になる勤務先で、夜間救急専門チームを立ち上げるからと異動したものの内科医上がりは邪魔にされがちな上に、先日の女医朝倉(波瑠)がいて最悪。
 花火大会の爆発事故で精鋭は現場に。新が1人で留守番中、救急車からの急患受け入れ要請があり、自信のない新は思わず断ってしまうがなんとそれは、出先で倒れた妹心美(原菜乃華)だった!

 うわ、知らずに断った急患が妹だったとは、皮肉な。でも本来、相手によって対応に差はつけたらいけない筈ですからね。他院が断っても、ベテラン成瀬(田中圭)は必ず受け入れてきた意味を、やっと新が知るのでした。……遅いよ!(運ばれてきた妹を見て、名前を繰り返すだけ。「妹です!」がないから、周囲は知り合い来ちゃったねとしか思っていなかったのではw)
 結果、主人公がもうちょっと救命救急で頑張ろうと思ってみるのはいいのですが。今まで何考えて医者してきたのか。親を亡くした上に体の弱い妹を養育している身でここまで医療にやる気がないってどういうことかと。

 一方で、やる気に燃える朝倉は朝倉で揉めまくり。ホームレス助けた時もディナーデート中座して、血まみれボロボロになってあの後どうしたんでしょうw  花火の日も、せっかくのオフにプロポーズする気だった彼氏(戸塚純貴)を置き去りにして事故現場に……結果浮気??
実家の父とも、夜間の仕事を反対されて以来いっさい顔を合わせずに転居したそうで、世間と違う時間に過ごす以前に問題だらけです。

 この職場の独身寮、なんと同じマンションの同じ階にずらっw  激務の後に帰り道まで一緒で、プライベートの来客を見られたりするのマジ勘弁ですよね。しかし生活時間が違うと騒音被害にもなりやすいことを思うと、昼寝てる人たちでまとまって暮らすのって平穏かもしれません(撮影の都合もいいしw)

 そんなわけで、娘に会えず電話も無視されっぱなしの朝倉父(佐土井けん太)ついに夜間診療を受診して怒られますw 参観日かw  でも、その怒鳴り声で赤ん坊を連れたママ(谷村美月)が萎縮して「大したことないのにすみませんでした」と帰ってしまい、後に見過ごされた大病が分かって大騒ぎになるのは上手いなと思いました。

 赤ん坊の熱、昼間だってこれぐらいで受診したものか悩んで、明日には治っていたりしてと様子見ちゃったりしますよねえ。仕事も休めないし旦那は協力してくれないし、と積み重なっての夜受診なのに、救急車をタクシー代りにしたバカ親と一緒にされちゃうなんて可哀想に。

 医者でも診断には悩む。まして素人の親には分からない。
だから夜でもいくらでも受診してくれていいんだよ!という展開は、子育て中で働き盛り世代にとても優しいメッセージでした。夜子供連れてくる患者を一律迷惑と思ってた朝倉の意識も変わって良かったです。そうだ、赤ちゃんの黄疸を新だけが指摘、内科医の経験がやっと生きる展開も良かったです。

 しかしそれだけに、あれだけボンクラだった旦那が突然に改心したのは都合が良すぎてドン引きでした。
お前のせいだ!とママが更に責められても嫌ですけどさあ。疲れ切ったママの横で、便がまた白いのも意識がないのも旦那が発見でお手柄みたいな流れになっていたのもなんだかなー。せめて、ほらぐっすり寝てるジャーンと気楽なこと言ってる旦那の横で、これはぐったりしていると反対を押して救急車を呼んだらホラ危篤、呑気な父親に冷や水浴びせてやっと改心するぐらいの落差が欲しかったです(赤ん坊の意識障害と睡眠の違いなんてどう見分けるのか……)

 この先も見るかな、どうかな。
このコロナ禍に医療を描くのに、コロナ無かったことになってるのは辛いですよね。

 花火客向けの屋台爆発で阿鼻叫喚なのに、花火大会はそのまま続いていてトリアージする波瑠の美しい横顔の背景は夜空に花火、という絵面優先な部分などもストレスで、辞めちゃうかもなあ。でもこういうドラマはアップデートされつついつの世にもあっていいんだと思います。
医者だって人間、お仕事しつつ幸せになっていいし。夜勤に続く日勤だの泊まり込みだのは断ったり、いろんな働き方があっていいんだと思いませんか。

「#リモラブ」~最終回 ☆☆☆

 あちこち大団円(^^)

 五文字(間宮祥太郎)に嫉妬する青林(松下洸平)でしたが、ちゃんと誤解が解けて良かった~。
そしてSNSで始まった恋愛らしく、肝心なことはDMでw ドラマ初頭、確かに感じが悪かった美々先生(波瑠)……でもそれが勤務医としての責任感や不安からでもあり、嫌われてもやり過ぎでもそれが責務だったと振り返られるともう、納得しかないです。その辛い時期を支えたのが、檸檬だったこともね。生身青林vs檸檬の勝負、実は檸檬の思い出が上回る時もあるなんてw しかもそれはお互い様ってw 遅レス&推敲しまくりなじゃすみんとしましては、あんなスピードで意見交換なんてできないので、スムーズは仲直りに感心しきりでしたw
 そして解雇問題。
ドラマの変人ヒロインて、終盤ではすっかり人気者になっていたりもするじゃないですか。なのに今作では案外ずっとディスられ続け。陰口を恋人青林が諫めるのはまあ普通なのですが。一番つかかっていた営業さん(渡辺大)が反対署名を集め、面と向かって罵倒しながらも
『俺もそうだ!』
と、嫌われ者のお仕事を評価してくれたのは素敵でした。全肯定、ある意味恋より素敵なメッセージですよね!

 富近先生(江口のりこ)と朝鳴部長(及川光博)の恋も。
小学生の息子は一緒に楽しく遊びはしても「新しいお母さんはいらない」……そこでごり押しをしない大人の2人は距離を置いてしまうのですが。やっぱりクリスマスは3人で、とまた息子くんに思わせたのはゴージャスプレゼントや非日常体験なんかじゃなくて、ぞうきんに縫ってくれた自分の名前。それとも、その素朴なw出来映えを愛しむお父さん。そこでもやっぱり、そのままでいいんだねって思えます。

 初回からずーっとラブラブだったバカップルは、ついにプロポーズ!鳩抜きでw 店はいつか継いだらいいから!
五文字くんのSNSの恋と、せフレちゃんのこれからは特に語られませんでしたが(スピンオフを観ろということかなw)
「うまく生きられないのが生きてるってこと」
なんて富近先生の言葉通り、みんなそれなりに悩みつつそれなりに正しくあろうともがいて。そんなところをきっと、誰かがちゃんと観ていてくれから。みんなそのままでいいんだよ、と優しい気持ちになるドラマでした。2020年、コロナ騒動を振り返るときにはきっと必ず思い出すでしょう。

「#リモラブ」8,9 ☆☆☆☆

 星空を見上げて湖畔でプロポーズ……は未遂!五文字(間宮祥太郎)のせいで?
えええ、五文字はそこに居ないし、ちゃんと2人を応援しているのに~ 幻に捕らわれて嫉妬の炎を燃やしてしまうだなんて……。青林(松下洸平)、キミ意外に面倒くさい男だったのねorz

 8話では青林叔母来襲。
美人の女医なんて、縁談を断るためのニセ彼女だろう!と、ラブコメドラマの裏をかくようなことを言い出されて困惑する2人w しかも幼馴染みの嫁候補『雪ちゃん』の話に内心妬いてしまった美々先生(波瑠)ですが、口には出来ず。それでも青林は
「この人しかいない。似合うかどうかは自分で決める」
と言い切ってくれるんです。男らしい~と美々先生も視聴者も感激!なわけですが。その男らしさとプライドが困った方に転ぶこともあるのが作劇の意外さ、面白さですよね……。
 9話前半は、円形脱毛症w
『丸ちゃん』と名付けつつ、なかなか言えずに悩む美々先生。結局はそれごと受け入れる男青林は、憧れの『洗い髪をドライヤーで乾かす』をしつつ丸ちゃんケアにも励むことになり……うん、可愛い2人ですけれど、最終回目前に一体何を見せられているの?と思っていたその全てがね。元カレ五文字に引け目を感じさせる元になっていったとは。

『大丈夫?』
『ちゃんと受け止めてる?』
『我慢させてない?』
偉っそーに助言してる五文字こそ、当時は檸檬のふりで美々先生を悩ませ振り回してたのにw 自分たちはちゃんと好き合ってて上手くいってる!と助言をはねつけた青林くんにとって、その丸ちゃんもケア不十分の象徴なら、言われた通りに正直な意見を言うことにした美々のあれもこれもが、気づけなかったこととして突き刺さるのねorz

 挙げ句、内緒の相手とSNSでいい感じ☆と浮かれる五文字の相手を、美々先生かと邪推って嘘でしょ~!!

「僕にも嫉妬という感情はある」
ってさ、それをもっと前に口に出さなくては。美々は言ったよ?心の中でモジモジしてるだけじゃダメ!と勇気を出して、みっともないことも恥ずかしいことも言ったのに。例えば「雪ちゃんがしてた呼び方はイヤ」に、「なんで?」だの「美々先生もそんなこと思うんだ!」とか返してたくせに~ 自分の心は言わずに察しろと?

 プロポーズ、しちゃえば良かったのに。でなければせめて、五文字とどうなっているのかまず問いただせば良かったのに~!!

 物別れのまま、次回最終回。会社は改編で産業医を解雇して……会えなくなるの?
さてハッピーエンドに向けて、ここからどう修復するのかが楽しみです。まずは、五文字の相手が分かって愕然とするんじゃないのかな(そしてそれは、元カノ沙織ちゃんだったりするんじゃないのかなw) あ、朝鳴部長(及川光博)と富近先生(江口のりこ)の恋は、懐いた筈の息子に阻まれたままなのか? せっかく昇進を断ってまで息子との時間を選んだ朝鳴部長ですから、折り合いついて幸せになって欲しいです。

「#リモラブ」7 ☆☆

 濃厚接触の定義orz

 ついにお付き合いスタートの檸檬/青林(松下洸平)と草餅/美々先生(波瑠)、いや美々さんw
朝からモーニングで待ち合わせ☆ 出社前にまで会いたいなんてラブラブだったのにねえ。 おせっかい八木原(高橋優斗)も彼女(福地桃子)と現れて
「美々先生はいちゃコラが嫌い」

と耳打ちです。いや、目の前で君たちがいちゃつくのはイヤでも、恋人が自分に優しいのは別なのでは?? おかげで、妙に距離が縮まらず『……臭い?』などと気をもんでしまったじゃないですか!

 そして青林の大阪出張に伴って、PCR検査。
「この検査が陰性だったら……」
とお互いに思うところがあったわけですが。周囲がこぞって『濃厚接触☆』と茶化すのはいかがなものか。
まず、各種イチャコラ粘膜接触は間違いなく『=濃厚接触』ですが、逆は真で無く。濃厚接触がすなわち性的接触ではないので(マスクをせずに15分以上会話、程度で該当しますよね?)作中で1度ぐらいは『それは違う』と否定する場面があっても良かったのでは。
そしてめでたく青林陰性で(美々先生始め医療職は、以前から定期的に検査されている設定)、大阪に出張に行って、その足で美々先生宅に……来るのー?

 新幹線から送られてくるメッセージ。
もうSNSは卒業したい。写真を見せるので無く、一緒に風景を見たい。それは感動的でしたよ。
『いちゃこら嫌い』の誤解も解けて、どこまで触れて良いかの確認も新鮮w バックハグは『飛沫がかかりにくい姿勢』ってw 笑わせつつもキュンキュンしましたよー。 男だって、肉体的接触ばかり望むわけじゃなく、手を繋いで寝るだけで良かったりするって、この2人とこの場にふさわしい言葉でしたね。

 ……ただ感染症的には、陰性を保証するのは検査の時点まで。大阪に行って帰って来たなら、それなりに感染リスク高めの扱いをしなくちゃいけないのではないかと、そこが気になってしまいましたよ。だってそういうドラマじゃないですか!! うーん。

 さておき、青林くんの『僕が陰性だったら……』に続くお誘いは、濃厚接触☆でなく実家に同伴、親にご挨拶だそうで、一気に結婚が視野に入るのか??

 そんなこんなの間に、朝鳴部長(及川光博)と富近先生(江口のりこ)の仲も進展しているのは素敵。誕生日に年齢分の薔薇!キザ〜w
また、人事部と健康管理室では周知の事実な檸檬と草餅の恋を、
『SNSで社内恋愛はじまったヤツがいるらしい!』
と今更聞き込んで騒ぐ営業くん(渡辺大)もちょっとアクセントで、さて青林のライバルになるのか、それとも我孫子さん(川栄李奈)とでもどうにかなっちゃうのか?

「#リモラブ」5,6 ☆☆☆

「草餅が美々先生だったら良かったのに!」
と無邪気に発していた青林(松下洸平)でしたけど、勿論それって『SNSでしか知らない人に、恋してる』と打ち明けた部分だけのことで、リアル草餅が目の前の美々先生(波瑠)だったとなったらドン引きのお断り(^^;;;;;)
でもそこは、美々先生だって
「え~檸檬が青林ぃぃぃぃ(>皿<)」
って文句言ってた頃があったわけだからw ゆっくりと理解する時間を……1,2年とれば。って、年単位??

 美々先生の青林ラブ☆があっという間に周囲に知れ渡り、ペア映画チケットだペア人間ドッグだ、ペア弁当だと気を遣われているのが可笑しかったです。そしてペア弁当をもらった青林くん、一緒に食べる気だった美々先生を差し置いて五文字(間宮祥太郎)を呼びつけるからこりゃ避けているのかと思いきや、SNSでの告白を未読、ただただ単に鈍いだけって、どんだけw
そこから正体を知っての動揺、お断りと謝罪、でも仕事では仕方なく接点があって。……ラーメンでも食べに行きましょうか、とまた歩み寄るまでは案外すぐでしたね!

 入社時はホープだったのに、各部たらい回されたという青林くん。でもベトナム語?にロシア語に?ヒンディー語にタイ語に?? 何故か美々先生のデスクにひっきりなしにかかってくる海外からの電話の(何語か分かる美々先生も凄いんですけど)エキスパートをヘルプに呼ぶと、どれも青林くん対応w 語学堪能スーパー社員なのに、なんでダメダメの烙印を? その後『海外社員のお祖母ちゃん』の心配と愚痴を何時間も聞くという採算度外視なことをしていた、その辺でしょうかね。

 さて、ラーメンにたっぷり胡椒をかけてあげる! からの~ 楊枝ドパーw 可愛いw(しかし拾ったのを容器に戻してはイケナイよw)

和んだところで、やっぱり生身の青林さんが好き!という告白も良かったですが……そこに1話からの関係を重ねてきたのが脚本家の真骨頂。素敵でしたねえ。曰く
『命より大事なものがありますか?』
と、感染対策を指導していた美々先生に
『あると思います』
と答えてイラつかせていた、1話の青林くん。その時はただ感じ悪く思ったのだとしても、今は。

「その、命より大事なものになりたいです」

この言葉の威力に感服!
なのにぐじゃぐじゃ結論に至らない青林を胸ぐら掴んで壁ドンするw その美々先生の迫力と腕力にも感服です。

 めでたく両思い。でもやっとスタートラインについただけ?
これからお互いを知っていく中で、理想像と違うがっかりや行き違いがあれこれあるんでしょうか~。結婚を前提にしたい青林くん。それはいいとしても、付き合う前から披露宴の場所や客リストを妄想し、風呂上がりの髪を乾かすのマスト?? 面倒くさそうですねw
こっそり朝鳴部長(及川光博)と女医先生(江口のりこ)の仲も進展していますが、さて。
 色々楽しみなのに、1週お休みですって。続きが待ち遠しい!

「#リモラブ」3,4 ☆☆

 セフレ大問題w

 3話は本来、五文字(間宮祥太郎)くんが「僕が檸檬です!」と嘘をついて美々先生(波瑠)と交際始めて、バレるまで~のお話なのですが。
セフレが全部もって行くよね~w

「隠すようなことじゃないですよね?」
と言い切る沙織(川栄李奈)ちゃんw そ、そう? だとしても「セフレ」って登録名はどうよ?ああ逆に1人しかいないってことかもしれませんけどw
感染対策でまだキスもしていない恋人が、誰かとセックスはしている。それも自分と付き合うずーっと前から、と知って心折れた青林くん。我慢しきれず『檸檬』に戻り『草餅』にまたメッセージを送るのでした。その気持ちは分かるだけに、タイミングがニセ檸檬と美々先生がちょうど一緒に居るときピンポイントだったのは、もう笑うしかないでしょう~。

 以降五文字の扱いに困り、青林こそ檸檬と沙織から聞かされた美々先生=草餅は逃げ続け
「私はインド人です」
だのとまた訳の分からないメッセージ送付、毎度よくこれで檸檬も草餅を見限りませんよね(^^;;;;;) 

 セフレはオッケーで、社内のキス&顔も知らない草餅とのやりとりは気持ち悪い価値観の沙織さんw 結局はは諦めて、青林と別れることにしましたよ。セックスしてみたかったのになーだそうでw
「僕の身体が目当てだったの?」
お、おう! 徹底的に女から男を値踏みするドラマでありますな。

 さて息子の彼女に会おうと上京した青林父の為に、美々先生が彼女の振りをする……なんてこともなくw ちゃんと別れたことも話す仲良し親子。会社のロビーでギックリ腰を発症。介抱した美々先生をべた褒めして帰って行くのでした。ってことは、青林くんの美々先生評価も爆上げ??と思いきや。独裁者、冷徹、の前評判こそフラットになったものの惚れるほどじゃなく
「五文字の見る目は間違ってなかった!」
と、2人の交際を全力応援! 美々先生は『=五文字が好きな人』でしかない様です。そこで何故か不満げな美々先生。いやいや、もしや草餅さん?と尋ねた青林の話はバサバサ潰し、好かれるようなこと何一つしていないくせにw

 さてここから、美々先生が青林を気にし始める様ですよ♪ それは分かります。でも青林くんが美々先生をどう好きになるのかはまだ分からないw 草餅だと分かる以外の、何が青林くんに起きるのでしょう~。楽しみです。


「#リモラブ」2 ☆☆☆

 美々先生、惚れられるw
そっか、「草餅」にとって「檸檬」の存在が大きくなったように、産業医として日々連絡をくれる美々先生(波瑠)を特別に思うようになっちゃった社員もいる訳ね~。『ビーフジャーキー』でチャラい五文字(間宮祥太郎)は、美々先生の趣味じゃないでしょうに。

しかも自分から美々先生を呼び出せない五文字くん、何故か『キャベツ』青林(松下洸平)に誘わせたものだから、『彼女がいるくせに?』と美々先生混乱してますよ……。

 いやいや、気になり始めてからもう5ヶ月! 檸檬の正体が知りたいなら直に聞けば、とこっちは思いますが、それがデキたら苦労しませんって。なのに檸檬からの
「逢いましょう!」
メッセージで更に大混乱。遭う?遭わない?? 出来ればこっそり相手を突き止めて、見極めて、それから決めたいんだそうですよ(自分だって値踏みされ、相手ががっかりするのかもしれない、という視点はないのが恐ろしい)

とある日のやりとり
『僕の尿酸値5.29なんで』
でひらめいた! 全社員データを精査して、該当者3名だけの『特別健康面談』を行います。特別なので!
自粛中の私生活、檸檬は好きか、ゲームはするのか?
妙な設問に、尋ねる八木原助手(高橋優斗)も答える五文字、岬(渡辺大)朝鳴部長(及川光博)も戸惑いますが、嘱託医さんが懸命に「身体に良いことをしてたかってこと?」等と目的を考えてくれて愉快でした。偶然尿酸値が合致した嘱託医さんまで面談させられたんですよ〜w 決め手の筈の「檸檬が苦手」に全員該当してしまって、困った美々先生の怖い顔に
「ビタミンCは採りなさいってことかな?」
挙げ句、草餅を取り出した美々先生。普段は食べない葉(桜の葉の塩漬け?)を食べてみせます! 口々に「え、それ食べる?」となる中、葉も食べるのは朝鳴部長(及川光博)だけ! 朝鳴部長が……檸檬??

 ………がっかりして我に返ったそうですw
美々先生いうところの『極上ステーキ』=理想の人とは、ランボーの笑顔&声はぺこぱの優しいツッコミの人なんだとか。 ずっとそのイメージでいたのに、他の人が檸檬だなんて受け入れられない。ましてや『トンカツ』朝鳴部長だなんて? 青林にも、あれが檸檬じゃイヤって暴れていましたもんね……。

なので、今度こそ本当に納得して、顔の見えない相手との恋はやめる!と決心した筈なのに。
『会えません、さようなら』
と簡潔に送ったメッセージに対して檸檬から帰ってきたのは、長文の……心に染み入る名文でした。出会いから始まり、自粛中支えになった草餅への想いや感謝を綴りつつ、周囲への優しさがあふれていて……ゼロからでも惚れそうです。 しかもぺこぱ松蔭寺のいい声w(『優しいツッコミ』ご本人による見事な朗読でした!声や演技の増えるのでは?) これは、たまらずにとって返す美々先生の気持ちも分かりますよー。惜しい! 自分から告げたくせに、やっぱり別れが惜しい!!

 そして朝鳴部長の元に駆けつけて絶叫
「私が、草餅です!!」

……外れですorz 
そういえば前回の終わり、駆けつけた屋上にいた八木原くんにも『檸檬さん!草餅です!』と叫んで、もちろん大間違いの別人で赤っ恥だったのに、学習しませんよね……orz 『トンカツでも我慢する』と、上から目線なところも応援出来ません(^^;;;;;)

 実は檸檬の正体判明、青林くんでした!
まだお泊まりも、キスも、それどころか手も握ってないとご不満の彼女(川栄李奈)に怒られて、ちゃんと『草餅』とやらと切れたのか確認されてます。そりゃ、知らぬ間に5ヶ月も文通(?)されてたら不愉快でしょ。檸檬嫌いは、その彼女のお陰で改まっていたそうで候補から外れていたのでした。
今はらぶらぶな2人なのに、この先破局して青林と美々先生がくっつくのかと思うと不憫です。せめて『草餅』の文章がもっとちゃんとしていたらなあ……。

「#リモラブ 普通の恋は邪道」1 ☆☆☆

 目、デカ!
 あの緊急事態宣言が始まった頃の騒動を描いた第1話。出る人出る人ほぼ顔がマスクで隠れているw その中で、ダントツに誰か分かる波瑠の眼力!(逆に分からなかったのが松下洸平w) これからの時代、このマスクしての視認性は俄然必要とされる才能なのかも?
でもヒロインめんどくさいヤツでしたよ……。

 大桜美々(波瑠)は、某企業健康管理室勤務の産業医。
 未曾有の感染症対策を厳守させるべく
「命より大切なことが、ありますか?」
を決め台詞に、全社員の検温→熱があれば休業、消毒、ソーシャルディスタンシング、そしてもちろん手洗いうがいを唱え、マスク配って回るんですけどねえ……微熱&ノーマスクで逃げ回るヤツはいるし、隠れるからそこを消毒する羽目になったのに人をばい菌扱いしたとキレられて、実に理不尽です。君たちを守るためにしているのに。

 何を言われてもスルー、粛々と対応する美々先生。嫌われても平気。緊急事態宣言がなされ、リモート勤務になって人と会わなくても平気。……の、筈だったのですがやはり人の子。独り言も増え、暇つぶしのネットゲームで、ついチャットなどしてしまいます。
 誰だか分からない『檸檬』さんと、美々こと『草餅』が交わす、たわいも無い話は毎日5分だけ。でも日に日にその5分が大事になって。自粛期間が終わっても、『檸檬』さんの返事ばかりが気にかかる。これって……恋??
 そこに『檸檬』が送ってきた風景は会社屋上からの景色(^^;;;;) 社内の人だったのー?

 とりあえず1話の終わりで屋上にいたのは、部下の看護師大輝(高橋優斗)くん。檸檬が苦手な条件も一致?←と、なるのは早すぎるから違う人なんでしょうねw

 ネットで好きになった人が、実はリアル知人。って物語では定番。トム・ハンクスとメグ・ライアンの映画「ユーガットメール」でなんて商売敵でしたよ~。でもそんな場合って、好きになるからには結構深い相談をしていたり。商売敵には見せない健気さ優しさがチャットに出ていたりするものでしょう。今作では……檸檬さんかなりダメよ?? 始まりも、自分から話しかけておいて返事がきたらピシャッと終了。 の、くせにまた呼びかけた挙げ句「5分だけなら」とか上からお許し出したりするの何様? 
緊急事態宣言が解除になったらなったで、『忙しくなりますね』等の前置きもなく、勝手に、ああこれで慰めあう様な関係は終わりだ終わり!と決めつけて ハイさようなら! 的なメッセージを送りつけたくせに、反応がないと鬼呼びかけ。何がしたいんだ。
 そんなのの相手してくれる檸檬さんってメッチャいい人w

 美々の恋を応援する気にあまりならず、むしろ檸檬さん逃げてーと思ってしまう導入部なのですがw  いつか王子様が、もとい『いつか極上ステーキが』とえり好みばかりしていた美々ですら、あの自粛期間には、うっかり恋に落ちてしまう不安定な気持ちになったのは間違いないでしょう。

 周囲の男性、看護師くんはお弁当持たせてくれる彼女(福地桃子)がいます。人事の青林(松下洸平)も、この非常時に営業の我孫子(川栄李奈)と交際をスタート。同じく人事の朝鳴(及川光博)は妻子持ち。後は発熱で揉めてた営業部(渡辺大)と、ロン毛の嘱託医(今井隆文)もいたっけ。さーて誰が檸檬候補になるのかな。

 うちの旦那などドラマ中の「密」にセンシティヴなので、このドラマなら安心して観ていられるかもw  後マスクの捨て方が劇中で何度も示されるのもナイスです。ゴム持って外して、中表でたたんでゴムで巻いて捨てるのね!

「G線上のあなたと私」1 ☆☆

 ショッピングモールで、響く生演奏のバイオリン。曲は「G戦上のアリア」
行き交う人が聞き流す中足を止め、自分も習うと心に決めた人がいた。運命ですね。

 ヒロインの也映子(波瑠)は、「他に好きな人ができた」と一方的に婚約破棄してきた男をグーでぶっ飛ばして来たところ!なのに寿退社を祝われた花束を抱えて演奏に出会い、ふらふらとバイオリニストにそれを捧げる拳には、傷が〜! 壮絶ですねえ。
 同じ演奏を、座ってうっとり聞いていた幸恵(松下由樹)は、途中で家族に呼ばれて中座。もっと聞いていたそうだったのに、妻の様子に気づきもしない旦那。愛がない。

 そんな2人が早速「ヤマハ大人の音楽教室」に入会すると、モールで弾いていた久住先生(桜井ユキ)の初心者クラスには男子がもう1人。熱心に復習もして上達の早い理人くん(中川大志)、先生と個人的にも親しいの? って、先生の破談になった元婚約者(鈴木伸之)の弟!という面倒な立場でしたよ。そして先生に恋しちゃってる?ヒューヒュー!

 と、ついからかっちゃうおばちゃん達ですが。クラスを辞めて欲しくはないわけで。発表会に向けて頑張ろう!とお仲間の結束を固めたところで1話の終わり、さて。

 趣味の友達って、いいですよね。
 会社の同僚とは否応なく毎日顔をあわせるけれど、共通の話題がなければ退社してまで会いたいわけでもない。まして寿退社後、破談と知られて憐れまれていたら尚更。そんな事情もある也映子さん、理人くんの兄が、別の人を妊娠させて破談と聞いては他人事でなく。見も知らぬお兄さんをクズだ人でなしだと責めながら泣いてしまいましたよ。無職で家にも居づらいしね。
そういう意味では理人くんも、妊婦のお義姉さんが可愛がられている家に居たくないかも。
幸恵さんも、近所に悪口言いふらす姑が同居だわ、旦那は浮気するわ、やっぱり家の居心地悪そうで、ああこれは教室に通うのも、その流れで練習しようとカラオケで食べて飲んで歌ってちょっと練習もするのも、楽しくて辞められませんよねえ。あれ、なんだか後ろ向きな。


 傷を舐め合うような導入に疲れました。もっと普通に習い始めちゃダメなのかいな。
将来何になるわけでもない、と大人の趣味をムダムダ言う也映子の自虐。いや、子供の頃から習おうがほぼプロにはならないよ?スポーツでも手芸でも、99パーは役立ったりしないじゃん。その時間楽しめて、世界が広がる幸せを素直に楽しもうよー。
 中川大志と鈴木伸之が兄弟という眼福があっても辛いです。

 そして「ヤマハ」と出るたび、旦那が宣伝だ宣伝だ騒ぎますが、 実際バイオリンを習える場所がそうそう街にあるわけなし、ヤマハでなら出来るんだからむしろ親切じゃん。
カラオケボックスで楽器練習するというのは、なるほど納得。

「下北沢ダイハード」1~3 ☆☆☆☆

 何これ、面白いw 一挙放映を録画しました、本放送時なんで見てないの! あ、テレ東ドラマ24か、大阪で日本語字幕が出なかった頃ですかね(^^;;;)

 今も昔の演劇の街、下北沢。
でもなんでって……小劇場がたくさんあったから?学生が住んでたから?今日もその下北沢で呑む男(古田新太)に言わせたら、
「街自体が、劇場」
で、そこかしこで芝居以上にお芝居な事件が毎日起きているんだそうですよw ほんまかいなw バーカウンターの色っぽいママ(小池栄子)に、あんな面白いことが、こんな可哀想な男が、とほくそ笑みながら語り出すとドラマが始まり、最後にまたバーに戻る。二人が狂言回しでまとめ撮りな構成ですねw そして毎回の脚本は、それぞれ違う小劇場作家が担当しているんだとか。うわ楽しい。

1「裸で誘拐された男」 ☆☆☆☆
 SM風俗にハマっている代議士(神保悟志) 昼間っから女王様(柳ゆり菜)のお仕置きで、素っ裸(+スマホ)トランク詰めで連れ出され、興奮しています(^^;;;;) が、お約束の取り違え!屋内に置かれ聞こえる会話は……幼女誘拐?身代金? 犯人逮捕のついでに保護されて代議士とバレても困る〜そうだ、誘拐されたことにしよう(裸で?) しかし聞き覚えのある声、なんと犯人は息子(吉沢亮)です。 寂しい人妻と不倫、誘拐を共謀、夫(村杉蝉之介)から金をせしめて逃避行のはずだったのに、と逆上か?
 たまらず飛び出した代議士さん、素っ裸のまま得意の熱弁を振るいます! 計画を知って、お前を止めるためにここに来た!裸で!罪なら俺が全部被ってやるぞ!
戸惑う息子と夫婦……と、観客に照明さん。演技プラン変わったの?聞いてないよー。そう、息子は小劇場で舞台劇「誘拐」に出演の真っ最中だったのでした~!
とんでもハプニング、その後もどんな言い訳したんだかですがw 奥さん(高橋ひとみ)と息子はちょっと嬉しそうだから結果オーライかもw

2「違法風俗の男」☆☆
 空き時間に風俗店に来てみた光石研(本人)、運悪くガサ入れが来て開演時間に間に合わない! 居合わせたロバート秋山(本人)に協力を頼んで抜け出そうとするも、変人秋山の思考についていかれずw 結局秋山だけが外に出て、光石の服をきたままどーでもいい用事に向かいw 哀れ研さんはネットにさらされ警察にも取材TVにも身バレした上、舞台に穴をあけたのでした~ って、救いがないorz
光石に店を勧め、風俗で遅刻ってwと連絡してくる後輩に池田鉄洋(本人) 風俗嬢ユイに川栄李奈

3「夫が女装する女」☆☆
 夫(野間口徹)の女装癖に、困惑の妻(麻生久美子)

それでも女装の旦那と(距離をおいてw)外出してたら、ママ友とばったり。お茶する流れに。「先に帰って」連絡も虚しく、旦那も同じ喫茶店に来てしまい、無視すりゃいいのに、どこに座った、トイレに立ったとガン見の妻w ママ友の話は上の空で、奇行を繰り広げ……もうなんか、女装旦那を最後まで隠し通したとしても、二度と話しかけてもらえないレベルにやらかしていて、いたたまれません(^^;;;) しかも、人生最大目標が『父の女装が息子にバレない、影響しないこと』だったのに、とっくに手遅れだったとはorz
だったらいっそ、息子の女装はもう同級生もその親にも有名で、むしろその話を聞きにお茶に誘われてて、え、お母さん知らなかったの?やだー、となってくれた方が後味が良かったのに(^^;;;;) 

野間口徹の女装がカバちゃん似w ずっとクールな店員に波瑠でした。

共通テーマが「人生最悪の日」なんですね、なるほどw 1と3、よく考えるとどっちも本人以外の家族はちょっと幸せで、でも私には1はいい話、3は大修羅場感。奥さん目線で見てるからですねーw

「サバイバル・ウェディング」~最終回 ☆☆

ルブタン誕生秘話の、カルパッチョに昏倒。や、やめて~靴の痛みの辛さはわかるけど、食べ物を詰めないで~ おまけに時間が経ったら、いったいどんな異臭をorz (注 そんな踊り子の苦労を知って、クリスチャン・ルブタン創始者は女性の足に優しいハイヒールを生み出したという逸話なので、ルブタンのハイヒールにカルパッチョが入ってるわけではありませんw)

そんなわけで、崖っぷちライターさやかの婚活騒動。アドバイザーである社長が好きだったと最後に気がつく、なんてこともなく無事に御曹司と結ばれてよかったよかった。ホッとしました。

トントン拍子にデートを重ね、でも最終回手前でもまだ恋人同士という確信はないとは、キスもしてこないってわけか~。
「聞け!」と時短第一の編集長に言われても。確認してみて違ったらかなり辛いですからねえ……折しも、同僚ブルゾンちえみが玉砕w  しかし勇気をふるって柏木にくんに尋ねた返事は「もちろんだよ」でも「うん!」でもなく、とてつも本気の指輪つきプロポーズでした!

結婚して、インドで起業/永住についてきて欲しい!

うわー。
そりゃ話が違うわw サラリーマンの嫁になるつもりが、退職起業ってだけでもかなり心構えがいるのにそれもインド! 商社マンの転勤についていくのともレベルが段違い! 更に打撃は、都会のインドでなくど田舎で最高気温が45度ですって?? 何を売るんでしょう、クーラー??
インド計画をすすめるなか、好意があるからこそ気軽な交際には踏み切れなかった、と柏木くん。それが倉庫で作業中のさやかが『どこででも暮らしていける』と言うしインド滞在経験もあるしで、その後も益々この人なら大丈夫、と見込んだそうですけど。かいかぶられて不安になるさやかw そしてインドは非日常として好きだったので、住みたくはないw 分かります。
男が結婚を決心するタイミングが病気と転勤ってドラマ中でありましたけど。そこで別れる場合だってあるわけですよ。ドラマの海外暮らしが、なんかオシャレ☆だけでなく、やっとここまで語られるようになったのかと胸熱です。まあ私だってインドも、新婚でいきなり海外ってのも経験したわけじゃありませんけどね。

ご両親に紹介されても、不安は募るばかりのマリッジブルー。そこで登場の元婚約者和也~!って、ドキッとしましたが別に何も起きずに励ましあって終わり。ふう、お互い大人になったものです。
更には、酒一口でで倒れた編集長をさやかが自宅までお届け役に。ちょっとちょっと、実はさやかを見込んで引き抜いたそうで、自宅には秘めた恋心の証があったり?って、ここでも何もなく何も起きず。ただただ仕事熱心と分かるばかりですw ただし『もっと編集長と仕事がしたい……』と思ったりはして、インドに行けないと告げるきっかけにはなりましたけどね。

しかし実のところインド起業には、柏木くんだけがやる気で父柏木社長は大反対。創業者の苦労、経験、その全てでお前には無理だと分かると、パーティ会場で人目もはばからず否定してくるものだから、つい、一緒に行かれない云々は伏せたまま王子の味方をしてしまうさやか。さっきまで、彼が退職せず大手企業社員のままで結婚できたら〜と思ってたくせにw そして更に加わる応援演説は、マジシャン衣装の編集長w 例によってコムデギャルソン川久保玲の逸話などひきながら、大スポンサー柏木社長に向かって、若者の夢を潰すな!と一歩もひきません。
確かに、挑戦して失敗する自由も若者の特権ですよね。
(資本金はどうするのか、何の商売なのか、細かい話が何もないけどメインはほら婚活だからw)

ゴタゴタの末、インドには一人で行くと思い直す柏木くん。成功してから迎えに来る!と。でもさやかもまた思い直して、一緒なら世界中どこへでも行かれると固く抱き合う二人なのでした~。そうそう、どこでも住めば都。ダメだったらそれもまた、さやかが記事にできるから! エッセイ本出版も結婚もおめでとう、お幸せに!
実はイラストレータ439(ヨサク)だったバーテンさんも、振られたわけじゃなかったブルゾンちえみも、幸せそうでよかったです。
終盤は必要以上に揉めず、お気軽に最後まで楽しめました(^^)

「サバイバル・ウェディング」5 ☆☆

柏木王子と急接近!

さやかの利点:小汚い居酒屋に入れる!を活かして、気のおけない店に。ただしドレスアップして誘ってみた。……ことでも少し近づきましたが、そこに来た大ポカ連絡で、工場に向かう王子にさやかも同行。印刷ミスの差し替えを手伝います。
もっと人手を、というさやかの助言に応じない柏木さん。柏木を罵倒するためだけに来て、手伝いもせずに消える上司。
「僕、コネ入社なんですよ」
と、訥々と告白されて、頑なな態度になるほど納得。御曹司だ王子だ呼べば素敵なご身分ですが、コネ入社と表現しちゃえば無能の象徴(^^;;;;) どうせ今の仕事は腰掛け気分、という先入観と戦いながら働いていたら気軽に同僚の助けなんて呼べませんよね……。人の倍働いて当たり前、といった状況で着ぐるみサービスしていた模様です。しんみりした空気に
「頼っていいよ」
と助言をしてしまうさやか。あああ編集長には、男には仕事の話を、それもよいしょして語らせろと言われてたのに、真反対の上から目線だーw でも王子、嬉しそうですよ! どうせ髪をクリップで留めてる女になってるんだし。ざっくばらんで面白い方が好きな人みたいじゃないですか。
クルーズから見たかった夜景を、工場の窓からですけど王子と並んで見られていい雰囲気です。

そこに登場、愛されワンピ(奈緒)!
柏木をマンツーマンヘルプの算段が、さやかが居たもんで思いっきり舌打ちとかw 分かりやすいw 急だったからこんな格好で~という割に体の線が出る服で、手弁当ばっちり持参なんですよ。でもここでこのドラマ好きなのは、女子力高い嬢が敵なワケでもなくて。ああ、この娘も必死なんだな、とヒロインが俯瞰していること。可愛いバスケットのサンドイッチをいただいて、ちゃんと「美味しい!」って褒めますからね(^^)  素直で良い良い。その自然体で好かれるなら、それがいいですよね。
最後、またお食事にと、やっと向こうから誘われて、可能性はあるのか!


編集長と柏木王子が顔を合わせて、来週に続く~。


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