ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

沢村一樹

「この素晴らしき世界」〜最終回☆☆

 はい、生放送で犯罪を告発!

 セクハラどころか、無理に飲ませた酒とクスリでのアイドル死亡を揉み消させていたプロデューサ。その父が大物だとかで、事務所副社長安原(西村まさ彦)らは隠蔽に加担していて、YouTubeで告発しようとする社長(木村佳乃)と妙子(若村麻由美)を事前にニセモノとして絹代(若村麻由美2役)に糾弾させる構え。

 結局は、安原側につくとみせかけていた付き人セシル(円井わん)の暗躍でTV局も告発側。絹代自らも選択権のなかった芸能人生と、事件を告発して一件落着なのでした。いや、語ったの妙子でしたけど!絹代命令なので無問題。

 そう、いくら正義の告発だとて、絹代のフリでするのはダメだろ思って見てたのですよー。影武者でCM出るのとはちょっと違う。ホンモノ絹代が築いてきた人生に関わることですからね。そこがクリアでホッとしました〜。
「そうすればこの世界はもっと素晴らしくなる」
演説が長すぎて、放送時間も予定オーバーでしたけどタイトル回収だからまあいいか!!

 あと、旦那さん(マキタスポーツ)との関係はなんかなし崩しに元のままなのね。そして世の中も、犯罪は裁かれたほかは大した変わらずこともなし。

 元通りスーパーパートに戻り平穏な日々…
のはずが、セシルとのっぽになだれ込まれて拉致されて、またもや失踪の絹代の身代わりでLAに?
家に帰して〜

と、美しいテンプレで終わり。いや来週にすぐ続編があるのね笑 見るか!

 しかしセシルが、死んだアイドルの妹だった…までは裏切りの動機としてわかるのですが、更に妙子がヘルパー時代の同僚の娘で、姉妹して可愛がってもらった…は重ねすぎでしたよね。

「ナイト・ドクター」1、2 ☆☆

 お馴染み医療チームもの。
働き方改革を謳って、夜間診療の医者をシフトやバイトでなく固定で雇用することにした病院を舞台に、夜働く医者や夜来る患者の事情、夜間救命救急のあり方を巡ってドラマがせめぎあいます。

 夜で人手がない、研修医しかいない。そんな時に事故で運ばれて来る不運の場面は確かに頻出で、いい加減システムを変えて対応するのはいいアイディアなのかも。しかし日勤医から『二軍』と揶揄されちゃうのか。また応じた医師側も、身内が救急車たらい回しで亡くなっていたり、患者の身内に責められたトラウマがあったりと事情が重たそうです。
 中には夜が多忙な外車の彼ピ(竹財輝之助)に合わせて、夜希望!と幸せなスタッフもいましたけど…長続きしなさそうなw   それと自分が重病ならしい桜庭(北村匠海)は…無理しないでね…。
 

 主人公深澤新(岸優太)は内科医勤務4年目。
街で行き倒れたホームレスを前に何もできず、自分のドレスを裂いてまで血塗れで手当てした先輩女医に医者を名乗るなと罵倒されてしまう。
 難病の妹も世話になる勤務先で、夜間救急専門チームを立ち上げるからと異動したものの内科医上がりは邪魔にされがちな上に、先日の女医朝倉(波瑠)がいて最悪。
 花火大会の爆発事故で精鋭は現場に。新が1人で留守番中、救急車からの急患受け入れ要請があり、自信のない新は思わず断ってしまうがなんとそれは、出先で倒れた妹心美(原菜乃華)だった!

 うわ、知らずに断った急患が妹だったとは、皮肉な。でも本来、相手によって対応に差はつけたらいけない筈ですからね。他院が断っても、ベテラン成瀬(田中圭)は必ず受け入れてきた意味を、やっと新が知るのでした。……遅いよ!(運ばれてきた妹を見て、名前を繰り返すだけ。「妹です!」がないから、周囲は知り合い来ちゃったねとしか思っていなかったのではw)
 結果、主人公がもうちょっと救命救急で頑張ろうと思ってみるのはいいのですが。今まで何考えて医者してきたのか。親を亡くした上に体の弱い妹を養育している身でここまで医療にやる気がないってどういうことかと。

 一方で、やる気に燃える朝倉は朝倉で揉めまくり。ホームレス助けた時もディナーデート中座して、血まみれボロボロになってあの後どうしたんでしょうw  花火の日も、せっかくのオフにプロポーズする気だった彼氏(戸塚純貴)を置き去りにして事故現場に……結果浮気??
実家の父とも、夜間の仕事を反対されて以来いっさい顔を合わせずに転居したそうで、世間と違う時間に過ごす以前に問題だらけです。

 この職場の独身寮、なんと同じマンションの同じ階にずらっw  激務の後に帰り道まで一緒で、プライベートの来客を見られたりするのマジ勘弁ですよね。しかし生活時間が違うと騒音被害にもなりやすいことを思うと、昼寝てる人たちでまとまって暮らすのって平穏かもしれません(撮影の都合もいいしw)

 そんなわけで、娘に会えず電話も無視されっぱなしの朝倉父(佐土井けん太)ついに夜間診療を受診して怒られますw 参観日かw  でも、その怒鳴り声で赤ん坊を連れたママ(谷村美月)が萎縮して「大したことないのにすみませんでした」と帰ってしまい、後に見過ごされた大病が分かって大騒ぎになるのは上手いなと思いました。

 赤ん坊の熱、昼間だってこれぐらいで受診したものか悩んで、明日には治っていたりしてと様子見ちゃったりしますよねえ。仕事も休めないし旦那は協力してくれないし、と積み重なっての夜受診なのに、救急車をタクシー代りにしたバカ親と一緒にされちゃうなんて可哀想に。

 医者でも診断には悩む。まして素人の親には分からない。
だから夜でもいくらでも受診してくれていいんだよ!という展開は、子育て中で働き盛り世代にとても優しいメッセージでした。夜子供連れてくる患者を一律迷惑と思ってた朝倉の意識も変わって良かったです。そうだ、赤ちゃんの黄疸を新だけが指摘、内科医の経験がやっと生きる展開も良かったです。

 しかしそれだけに、あれだけボンクラだった旦那が突然に改心したのは都合が良すぎてドン引きでした。
お前のせいだ!とママが更に責められても嫌ですけどさあ。疲れ切ったママの横で、便がまた白いのも意識がないのも旦那が発見でお手柄みたいな流れになっていたのもなんだかなー。せめて、ほらぐっすり寝てるジャーンと気楽なこと言ってる旦那の横で、これはぐったりしていると反対を押して救急車を呼んだらホラ危篤、呑気な父親に冷や水浴びせてやっと改心するぐらいの落差が欲しかったです(赤ん坊の意識障害と睡眠の違いなんてどう見分けるのか……)

 この先も見るかな、どうかな。
このコロナ禍に医療を描くのに、コロナ無かったことになってるのは辛いですよね。

 花火客向けの屋台爆発で阿鼻叫喚なのに、花火大会はそのまま続いていてトリアージする波瑠の美しい横顔の背景は夜空に花火、という絵面優先な部分などもストレスで、辞めちゃうかもなあ。でもこういうドラマはアップデートされつついつの世にもあっていいんだと思います。
医者だって人間、お仕事しつつ幸せになっていいし。夜勤に続く日勤だの泊まり込みだのは断ったり、いろんな働き方があっていいんだと思いませんか。

「グランメゾン東京」~最終回 ☆☆☆

 僕らの冒険はまだ、始まったばかりだ!

 夢いっぱい、希望いっぱいの1クールでしたねえ。 若くも一流でもない女シェフに、三つ星を取らせてやる、という1話での約束を、見事尾花は果たしたのでした!

 一番のライバル店gakuは、平古が去り丹後シェフのリストラも裏目に出て、新シェフと揉めたスタッフのみならず新シェフまで消えちゃって店内は荒れ放題。今日の営業すら無理かと絶望するオーナーの前に現れるのは。
丹後さーん!
 今度こそ丹後を頂点に、オーナーも全面協力でgakuは一枚岩になりましたよ。そして渋滞でジビエ屋から食材が届かないグランメゾン東京のピンチ(改心したかと思いきやほくそ笑むgakuオーナーw)にも、颯爽と現れて同じ店から仕入れたものを置いていく丹後シェフ、いやあ頼もしい。実は丹後がクビになった前回、これで丹後までグランメゾン東京に拾われたら最強だなと思ったんですけどw やはりライバル店がいてこその業界盛り上がりですからね。

 さてじゃあ我らがグランメゾン東京は、というとやっぱり魚メニューが決まらない~。こんな突貫工事で世界と戦うものなの?
もっとも尾花がマグロに専念できるのも、優秀で信頼できるメンバーあってこそ。なので倫子さんもシンプルハタ料理を考案し、尾花のマグロもまた完成です。
焼いた包丁でマグロを切ってわずかに火を入れ、チュロスの上に並べるおよそ魚料理には見えない斬新さw  美味しい美味しいと一同盛り上がる中、納得いかない顔の倫子シェフ。ついに三ツ星審査員が現れていざ魚料理を供するタイミングで…
「やっぱり私のハタにする!」
と。それなら俺は要らねえなとエプロンを脱いで出て行く尾花でしたが、むしろそこで自分の料理を推せた倫子シェフの成長を、誰よりも喜んだのは尾花じゃないだろうかと京野さん。平古に至っては、他をほったらかしでマグロにかまけたのも倫子たちの自立を促すためだったかと深読みですよ、尾花はもちろん否定するけどw

 そういえばそのマグロ料理開発の最中、尾花はパティシエを連れて、平古の元カノに会いに行きましたっけ。
優し~い気持ちで作ると、もっと優し~い味になる。理論はそれとして、なぜ元カノに(^^;;;)  入店後も平古とパティシエには何も芽生えず女同士は揉めてないのに? とはいえ、いい子ちゃんで距離があった元カノが、実はパティシエ嬢のロッカーに画鋲入れてた~と告白。以降仲良くなりましたよ! そうか、ケーキ作りに必要だったのは、女友達だったのね??? 忙しい尾花を絡める必要の薄いエピソードでしたけど、尾花が出て行った後も置き土産が花咲き続ける一例なのでしょうねえ。

 そんなこんなで、リンダも妨害をやめ倫子シェフやみんなの料理が評価され、我らがグランメゾン東京はめでたくアジア初女性シェフ初の三ッ星レストランとなりました~☆☆☆
会場に駆けつけハグは交わしたものの、そのまま去った尾花。古巣のフランス一流店日本支店シェフに収まったものと信じた倫子シェフは、呼び出されてめちゃお洒落して行ったのに。なんと浅草の師匠の洋食屋にいる尾花なのでした←いや予想通りでしょw
 そして語り出す夢物語。グランメゾン東京の支店を世界中に! 資金は倫子が出す算段でw

「グランメゾン東京」9 ☆☆

 あれ、脚本が雑で野暮じゃない?

 パティシエ嬢が倒れノロ感染。
これってミシュラン審査を目前にして、まさかgakuの嫌がらせか~?
…と、若いのが騒いでオヤジたちがたしなめるなら分かるんですよ。なのに、まさかの相沢さん(及川光博)が率先して陰謀説を。それも、身内カンナの犯行だと言い出すんですよ、がっかり。

カンナ(中村アン)送別会の生牡蠣に当たったかも、だけならまだしも。生牡蠣の管理をわざとどうこうしたんじゃないか、とまで。

まあ実際彼女はリンダ(冨永愛)の手先。小瓶は本当にやばかったのですがw  その時点での根拠は不審な様子と、ポーチの小瓶。それだけで、何人もの前で疑いを披露しちゃう? 相沢ってそんな、軽々しく探偵ごっこをする人だっけ? 

 さて、尾花が憎いでしょ、恨んでるでしょ、とリンダに言われていたカンナの正体は、外務省お役人の娘。例のフランス外相接待を、エスコフィユですると決めた父親は失脚し……僻地に飛ばされたんだそうですよ。え、それだけ?失職でも自殺でもない。当時すでにワインを嗜む年齢で親の勤務地が変わっても、別に大したことなくない? ←それより問題は、事情を全て京野が語ったことw
たった今、履歴書見返して父娘とわかった途端に個人情報を、大勢の前でペラペラとw 本当にずっと心に留めていたなら「久住」と名乗ってフランス語ができる時点で。その後もせめて面接時には気付きましょうよ!父親の名をわざわざ履歴書に書いたんだから!(そしてまた、尾花は気がついてたのに黙ってるw)

 リンダの計画では、退職間際のカンナが食中毒事件を仕組み、隠そうとしたところを暴いて炎上!だった様ですが。躊躇している間に(そこを相沢が目撃w)パティシエが倒れ、さも実行した様になってしまったんですねえ。
「私がやったのよ!」
と開き直って父の無念を語りましたが、途中からは自分も父にエスコフィユを推薦したと、エスコフィユの料理がどんなに美味しくてワインと調和していたか語りにw ああ、この人も料理バカのお仲間で、ワインバカなんだなとw  そしてもちろん、保健所の検査結果はシロでしたからね。
はい、ホールスタッフ退職のはずがソムリエとして正式採用になりました!

 そういう流れ、リンダの手先が寝返ってメンバーになるのは大歓迎で、待ってました! 更にgakuを追われた平古を、呼び止める尾花。これも待ってた待ってた! 来るんでしょ? 最終回を前にして、やっとメンバー勢揃いです。「裏切り者」と「主犯」が加わって、これもう絶対、リンダに全力で星取りの邪魔されるやつ! それでも本当に美味しかったら、その政治的取引を乗り越えて星取っちゃうぞって、うわーやりすぎじゃないのw
 と、盛り上がる大事なところで雑は困ります。それとも最初からずっとこうだったっけ?

 ワイナリーを見て回る場面は屋内場面との変化が楽しいし(後半にロケに行ける予算とスケジュールの余裕w)、カンナが因縁や恨み云々をさておきワイン好きとわかる場面でもあるし、そうそう、尾花の料理を「ワインを引き立てるか」の視点から強烈ダメ出し、そこを尾花がツッコむのも楽しいじゃないですか。
ただ、今回やめるとなって急にクローズアップ。あれ、フードライターやたら店にいると思ったら、いつ入店したんだっけってなりましたよw

 スタッフがノロと知った尾花の対応も、速攻保健所に連絡。検査を依頼し、結果が出るまでは臨時休業。更に来店されたお客様全員を、京野が訪ねて事情説明。体調が悪い方はいらっしゃいませんかと聞いて回る、業界標準を超えた神対応、だそうですけども。  もしも京野が既に保菌していた場合、駄目押しで感染を広げて回ることになるのでどうかと思うわ〜。
 あとそうだ、今回の料理「白子のポッシェ」影が薄いw  ミシュランに向けて全メニューを見直して新しくするとか、無謀ですよー。さて後2話楽しみです!

「グランメゾン東京」8 ☆☆

「アオハル」だなんて相沢w  独身の京野がそんな今時ワードを知らなくてまた可笑し。
愛の告白は、大人同士ですから外向けには穏便に無かったことにしてる感じでホッとしましたよ。

 なのに尾花が失踪。そして今まで話にも出てこなかったゲストキャラ師匠(木場勝己)が登場です!そりゃ師匠はどの料理人もいるだろうけどさあ、本場フランスで星を取っていた尾花のキャリア始めが場末の洋食屋だとは、もっと話題にしててよ。
 そしてこれがまた、未来の尾花もかくやの頑固イケ爺w
グランメゾン東京のコース料理を食べ残し、ボロクソけなして帰っていきます。売られた喧嘩買ってやるー!と、浅草のその定食屋を訪ねた倫子さんでしたが、美味しさに脱帽。ランチの手伝いに呼ばれた京野も然り、接客の妙をそれぞれが感じ取るのはご自由にしたらいいですけども。美味しく食べられなかった原因が
持病の進行による味覚障害
なのはちょっと受け入れ難い(^^;;;;;)
フロアの京野は食が進まなかったことに気付くべき? 「どうされましたか?」と聞いてくれたら「ちょっと塩が濃いなあ」と答え、薄味に仕上げるチャンスがあったってこと? そんな甘えん坊な。常連さん相手の小さな洋食屋なら、それぞれ好みの味付け、体調に合わせた具の大きさにして苦手食材は抜いておく「お母さんみたいな」対応が可能でも、開店したばかりのお高いフルコースフレンチでそれって無理じゃないですか。アレルギーなら事前に伝えておいてもらいたい様に、客都合のアレンジ要請はやはり、事前の自己申告でお願いしたいですよね(と、書いていて改めて思いましたが、グランメゾン東京のメニューなし、シェフのおまかせコースしかないシステムって思ってもみなかった食べられないもの出てきて、予約時の苦手食材自己申告では避けられない可能性がw)  


 そしてリンダさんブチギレ。
倫子の星取りが、当たり前のことを丁寧に、とほぼ無策なのも腹立つし。アレルギー事件の犯人が平古とわかってきた今、トップレストラン50にgakuを選んだのも腹たつわけで。
後の尾花失踪は、犯人平古を庇う為? そういう優しいやつ的な流れですが、それリンダにとっては自分より平古を優先したことに他ならないですもんねえ…。

「グランメゾン東京」7 ☆☆★

 京野さんご乱心で、☆3つには厳しい気持ち…。
いや正直、倫子と尾花が同居でキャッキャって、そこにラブや男女関係があろうがなかろうが、なんか嫌だ!と京野が思うのは分かるんですよ。むしろ付き合いの長さを考えたら当たり前。京野だって一人暮らしだろうに、俺のところへ来い!となったってBL扱いはしないからさ!そのざわざわする気持ちを速攻、倫子への愛だと宣言されてしまう方が、いい歳して仕事に差し障るのにホントやめてとがっかりなんですよ…。

 おまけに今回は、トップレストラン50の発表だったのに。物語はずーっとずーっと相沢家の事情。
失踪していた妻エリーゼ(太田緑ロランス)が現れて、娘のアメリを連れ帰ると主張。そこにちゃんと料理を絡めて、病気のアメリはお母さんエリーゼの味がいい(一般的にはまずくてもw)とか。グランメゾン東京でエリーゼを饗応すれば、逆に
『こんなに美味しい料理を作るためには、家庭を犠牲にしたはず』
と美味しくて怒られるとか斬新でしたw  でもそっちが面白くなるとトップレストラン争いが霞んで、日本のレストランとしては未曾有の10位に選ばれたとなっても、ふーんって感じにorz  しかも、娘の養育権争いもその順位に賭けてたのに、勝ち負け、分かり難し(10位以内、じゃなくエスコフィユを超える9位以上が目標だった様で、誤解を与える脚本が雑ですね)

 gakuにも負け、アメリちゃんは取られ、一般的には賞賛されるはずが店は全然喜んでません、てのを表現したかったのかもしれませんが、エスコフィユとは評判も規模も段違いの小さな小さな開店したてのグランメゾン東京が、エスコフィユと同じ評価を受けちゃうだなんてさ、すごーいとなるより、大会がしょぼく見えちゃって。おまけに、順位発表を聞きに世界中の店のスタッフが東京会場に集結ですよ!え、店はw せめてシェフは来ちゃダメw てか、米仏豪にライブ配信会場ぐらい作った方がもっと豪華じゃない?
 せっかく大筋楽しく見ているので、もう少し細部に気を配ってほしいものですよ。

 ところで相沢妻エリーゼ役の太田緑ロランス、日本語上手すぎw  ほぼ日本語で時々外国風、の度合いが聞きやすいのは良かったのですけどね。1話を字幕だらけにして尾花京野にフランス語話させてた意味w 

あとキャスト絡み情報もう1つ。芹田役の貫一郎が佐藤浩市の息子だとは! いいポジに初見の俳優さん来たと思ったら。そして苗字抜きの芸名なのも。納得~w (ちょっと待って、柿谷役の大貫勇輔って「ルパンの娘」で唄って踊って戦ってた円城寺さん? 普通にしてたら分からないよ!)

「グランメゾン東京」5、6 ☆☆☆

 色々、そうきましたか。

 ペーペーの芹田(貫一郎)にgakuが声をかけ、裏切るよ裏切るよ……と思わせたら、裏切らないのが常じゃないですか。それが本当にレシピ渡してやがりましたよorz
なのに皆笑顔。星を狙うレベルになったら、火入れの加減だ温度だ湿度だの加減が微妙で、いわゆる料理法だけ分かってたって同じものなんて作れないんですとさ。俺たちを見くびるなよ!ってカッコよく言い切って。えええ、それって倫子の、食べて食材とレシピが分かる能力を貶めてますけど大丈夫?
そして裏切りは不問に。
いいの? 心入れ替えたらそれでいいの? それとも酷い扱いをしていた埋め合わせ?

 ウニを残して消えた奴と違って、ちゃんとアピールしてたんだから。到達目標を示すとか。空き時間に魚屋で捌き方を習ってる努力を「当たり前だ!」と無視せず、そのうち腕前見せろと言っていれば。オープンのバタバタでほったらかしになったにしろ、フォローできる機会はたくさんありましたもんね。せめて鰆を勝手にさばいた時ぐらい、包丁についたゴボウの灰汁のせいだと言っても良かったじゃないですか。てか、野菜切る用の自分のペティナイフで魚おろすって、ゴボウ以前の問題かもorz
挙句、退職のはなむけにと客席で食べさせてくれたグランメゾン東京ディナーの魚が
「いつもより臭く感じました」
って、芹田のダメにした魚をここでw  辞める奴に、違いを分からせる教育をする意味w 嫌がらせか~い!
 まあ素直な芹田くんはそんなヒネたこと言わず、シンプルに土下座してまた店に戻ってくるんですけどね。

 オープンしても、駅前でチラシを配ったりしないグランメゾン東京。ランチもなし。お客様は何やら口コミで予約の電話をくれ、なのに雑誌で尾花が噛んでると知ると断ってくる不思議な人種です(外国人多し) とりあえずヒマで食材も無駄になるので、5話ではフードフェスにカレーで出店。本格的な味わいがSNSで話題を呼んで大行列! gakuの手回しで出店停止にされても、むしろフェスでグランメゾン東京を知った人たちがレストランに来てくれましたとさ。
 お子様連れが多いので、具材を小さめにカット。いや、それが必要な幼児に本格派カレーは辛いよね? でも、率先して店舗に来てくれたのもその家族づれ。
「子供がいても大丈夫ですか?」
もちろん!だそうですが、店舗にはカレーはないよ? お値段はもちろん、茄子だジビエだってメニューや客席の雰囲気も考えたら、無理じゃないかな(^^;;;;)

 そして6話でまたコンテスト。
トップレストラン50… トップレス トラン50w
「あと○日」のテロップが、一文字ずつ出る度トップレスのところで笑っちゃってましたが、それはさておき。
上記のように芹田をないがしろにしつつ、鰆の水晶文旦ソースレシピを完成させる尾花たち。 gakuは、丹後シェフと平古のタッグで立ち向かうのか。

 そうだった、フードフェスではずっと手伝ってた平古がなんと、5話の終わりでgakuに入っちゃったのでした!
あのアレルギー混入、平古の単純ミスだったんです! テロでも、京野の陰謀でもなかったのかい! 後ろめたいから、ジビエ購入の名義やフェスの人手に協力し、でも店には来ない。来られない(><) そりゃなるほどですけど、尾花の転落をお前黙って見てたんかいと思ったら、今度は
『混入の責任を明らかにして、実家に帰る』
と言い出して、尾花にすら慰留されたのに。ええっと、フレンチを辞めることだけ辞めて、混入犯だとの声明はどうしましたか。

 リンダさんにバレたら叩き潰されるはず、楽しみですね(^^;;;;;;)

「グランメゾン東京」3、4 ☆☆☆☆

 尾花の元妻リンダ真知子リシャール(冨永愛)、世界的フードライターさま登場!
って、見るたび草なぎ剛を思い出すのでもう彼がゲスト出演してるも同然w いや富永愛は知ってるけどさー 似てるー

 3話で開店前ながらジビエコンテストに出場、爪痕を残します。
ジビエレシピを考案する過程で、肉を卸してくれる専属料理人ハンター(石丸幹二)をゲットw  相沢(及川光博)もやっぱりメンバーに加わりました。 そもそもどっちも尾花と揉めてたのに。籠絡の決め手は、尾花の料理がどーしょも美味しいことなんだから料理人ってちょろいわw  そして、尾花が娘さんに持たせてたキャラ弁! 相沢のwebレシピにも可愛いのあったのにー。弁当はおばあちゃん任せで茶色かったの?

 4話でやっとプレオープン! 良かった、このままずっと仲間探しも斬新な気がしてきたところだったw
コンテストでもいい肉を買い占めたgakuオーナー(手塚とおる) もちろんグランメゾン東京にも邪魔を仕掛けますよ! バイト募集で最初に来た彼じゃなく、いつの間にか居たもう少しキャリアありそうな奴が、ウニの下ごしらえをほったらかして消えます。  ウニ…1話でも下ごしらえが気に入らないと、尾花自らが爆速で仕上げてたあの料理ですね。 当然今回も、ありえないらしいスピードで処理! 伏線も回収し、無事プレオープンを乗り越えましたよ。
 この際、多少待たせた感があったことより、客として食べていた平古(玉森裕太)にエプロン渡して手伝わせたこと(キッチンでウニ料理食べてたし、その後席に戻ってないよね)と、フランス大使を殺しかけた伝説の料理をオープニングメニューに載せてることの方が問題じゃないのかなw
最初に書いた元妻リンダさん、尾花としては旨かったらきちんと褒めると絶対の信頼を持ってプレオープンに呼んで、実際きちんと味は褒めてましたが、スーシェフは倫子でなく尾花だと書かれてしまいましたよ。それでアレルギー食材混入犯(京野?マジ?)をあぶり出すんだそうな。

 そうだ、例のパティシエ嬢も加入。彼女1人の才でなく、昔尾花の店で修行していた平古(玉森裕太)がアドバイスしたからなのに。彼は自分で来たくなるまで誘われないという放置プレイですw
レシピ開発にかまけ、恋人をほったらかしていたのできっと浮気疑惑で揉めるはずで楽しみ←おい


「グランメゾン東京」2 ☆☆☆☆

 さあ借金返済の恩で京野が加わり。次はレシピ動画の貴公子が加わるぞーっと思ったらまだでしたの回。でも時間の問題ですよね、ホテルブッフェの玉森と、そこのパティシエ嬢もそのうち引き抜かれるでしょう。

 融資を頼みたい、我らがグランメゾン東京。
でも倫子(鈴木京香)は無名で、尾花(木村拓哉)は日本の恥w  京野(沢村一樹)の伝手があるところは逆に、味はわからない、信じられるのは数字だけと言い張る無骨者(春風亭昇太)が担当です。

 それでも試食を頼み込み、メニュー開発に勤しむ一同。
リクルートついでに相沢(及川光博)自宅の豪華キッチンを借りたり、料理教室を手伝ったり。そこで、トリュフやらの高級食材は「古い」という時代の声を知るわけですね。国産の馴染みのある素材を生かしてこそ、お洒落? それって原価率を下げたいグランメゾン東京にも都合がいいし、実在店でドラマコラボメニューを提供するのにも都合がいいわけですw  多方面に上手いわw
 てな訳で、メイン食材はナス!
緑や白や、紫もいろんな紫色のナスを次々と露地で食べ比べて仕入れ、畑の雑草も飾りに使えそうならもらってくる尾花たち。そしてあーだこーだキャッキャと料理する姿を見ている相沢、絶対羨ましいでしょうw チョコを合わせる、というアルゼンチン料理だかのアイディアを授けてくれます。
 おかげで試食は大成功。
味音痴の堅物ですら、頰を緩ませて「美味しい!」って! でも、希望満額は出せないというところで、謎に殴りかかろうとする尾花を制して(殴ってどうなるのよ)倫子さんが取り出したのが、自宅の権利書…。亡きお母さまが遺した実家、絶対担保にしないって言ってたのにー。この味を世に出すため、なら。なんだかんだ言ってちょろいわ倫子さん…。蓄えも資産も吐き出した彼女の老後のために、是が非でも成功させなくては、グランメゾン東京!

 そんな試食会を見届けた相沢、じゃあ仲間に…とはまだならないんだ(^^;;;;)
尾花との確執も有りますが、何よりも家庭。愛娘アメリちゃんの保育園への送り迎えを、絶対自分でするので夜のレストランは無理!同居のおばあちゃんじゃだめなのね。失踪したフランス人の妻が現れてもやっぱりダメかしらん。どう解決したら合流できるのかな。 それとも、尾花が自ら脅迫のネタにした「元エスコフィユ勤め」が世に知れて、まずレシピ動画業がダメになる?

 ブッフェ組には、リクルートそっちのけで尾花が味に口出しw  祥平(玉森裕太)には、肉に合うソースまで作ってお届けです。それゴミ箱に捨てちゃって。いやいや靴なら、「陸王」でゴミ箱に捨てられても、思い直したら使えるけど。食品は一度ダンクしちゃったらいやーん、タッパーの中のソースだからってなんだかいやーん(^^;;;;;)   なので、物語上は捨てて食べてない!と言い張っての進行にちょっとホッとしていましたが、最後の最後でソースなめてたー! 捨てたもん回収したどころか、いったい何日経過orz
そこはさておき、祥平の彼女は政治家の娘。
うちの娘と付き合うからには…と、玉森が尾花の店エスコフィユにいたことまで調べて難癖つけたお義父さまでしたのに、グランメゾン東京のために試食が実現したのもその、お義父さまのプッシュだった模様です。はてさて?
この先、ご令嬢と別れてパティシエと付き合うことになるんじゃないのかな。恋愛パートを若い方に任せていそうなのでホッとしています!

  

「グランメゾン東京」1 ☆☆☆

 ブレーメンの音楽隊みw
信頼を失った天才シェフ、調理を諦めて裏方に回った男、夢と舌はあっても腕がないシェフ。1話ではとりあえず3人が合流しました!
木村拓哉のための、かっこよくてかつ尖った職業ってまだ料理人が残っていたんですね! スーツ着なくても多少常識なくても、天才料理人ならオッケーでしたよ!

 というわけで天才の名をほしいままにし、パリにオープンした店「エスコフィユ」でミシュランの2つ星を取った尾花夏樹(木村拓哉)でしたが、フランス首相の昼食にアレルギー食材ナッツを混入させ日仏首脳会談がパー&取り調べ相手を殴って逮捕。以後「日本の恥」とまで言われ、料理の仕事に就けなくなって四年。偶然、三ツ星レストランで修行したいと懇願する早見倫子(鈴木京香)と知り合います。そこで採用される腕はない彼女の、確かな舌と料理への情熱を知った尾花は
「一緒に新しい店を開いて、星を取ろう」
と提案するのでした。

 ちょっとワクワクするいい話でしょ。でも、いざスタッフを集め出すと、各方位尾花の嫌われっぷりが酷いw なのに
「日本の恥でーす」
と茶化す男では、そりゃ信用していいのか不安にもなりますよね。 金出して本当に大丈夫なのかと(^^;;;;;;)  
特に、「エスコフィユ」で一緒だった京野陸太郎(沢村一樹)はそりゃあ、恨んでましたよ。人生預けて一緒に店開いて、アレルギーと暴力事件で潰されちゃ。しかもその時背負った借金のせいで今は、主義が合わないレストラン「gaku」で働いているわけで。
 でも「どうせくだらない理由で殴ったんだろう」と責められるのだけは、違うのに。アレルゲンの混入を「違法就労移民の仕業」と決めつけられた無礼に、みんなのために怒ったのに(だとしても殴っちゃダメだったけどさー)軽口と悪口は平気でいうくせに、言い訳はしない男で、ちくしょーかっこいいじゃないですか!

 一方みっともないのが、元は尾花や京野と同期だった丹後学(尾上菊五郎)
1つ星レストラン「gaku」のシェフ、尾花に「科学実験」とディスられようと堂々たる人気店なのに。尾花と早見が京野を誘っても、きっぱり断ったと本人が言っているのに。わざわざ、以前から腕を買っていましたと早見をリクルート。ゆくゆくは海外進出の支店を任せてもいい、だなんて心にもない口約束をして、狙いは尾花の開店計画頓挫です。
 褒められて、まんざらでもなさげに返事を保留する倫子さん…。ちょっとは信じていたかしら。信じたかったかしら。
本当はここで、丹後の本心と狙いを倫子が知る段階があると親切ではあるのでしょうが。アラフィフだものね、才能があって若い料理人が他にもゴロゴロいる中で、引き抜かれる価値が自分にあるのかなんて、もう分かっているってことでしょうねえ。

 なので、倫子が賭けた勝負は一千万円で京野の逆引き抜き!
借金さえちゃらになれば。「gaku」を出て尾花と働きたい筈?

 うーん、ここで倫子があの柚子入りのクスクスを。「決して料理を曲げない」と評された尾花が、倫子の意見を入れて作り直した新しい味をひとさじ持ってきていたら!今度の尾花は一味違うぞと、説得材料のある戦いでしたのにね。特に打つ手もなく、よく誘いにきましたよ。「gaku」が、ミシュラン査定が終わると即ワインの質を落とすような店だってことも倫子は知らないのに(^^;;;;;)

 ともあれ、結果オーライ。
色々足りない3人が補い合って、まっさらの新レストランを始めます。その名も「グランメゾン東京」!
「gaku」を筆頭に、尾花の足を引っ張りたい勢や山ほどいる中、取れるのか三つ星は? 


「白衣の戦士!」1 ☆

 う、うん。気楽に見たらいいんだろうね。

 憧れの看護婦1日目!
大病院に採用され頑張るヒロインはるか(中条あやみ)は、実は元ヤン。 気にくわない先輩ナース夏美(水川あさみ)やデキる同僚新人(小瀧望)、入院患者にまで、変顔でメンチを切り暴言かまして怒られてばかりです。
その分、高校生患者潤也の喫煙には速攻注意。普通じゃない距離感で首をつっこみ、潤也母(富田靖子)のパート先におしかけて面会に来ない理由を把握です。えーっと、暇か? てかちょっと親が来ないぐらいで「見捨てられた」だの自分のための食事制限を守れないだの、甘えん坊か(^^;;;;) 挙句、病院を抜け出した潤也、母のパート先でぶっ倒れて吐血orz 
居合わせた はるかは一人で対応できず、電話で指示をくれた夏美を尊敬するようになるのでした。もー、上下関係厳しい元ヤンなら最初っからそこは尊敬しとかんかーい。

 バタバタと騒がしい割に中身がないっ 可愛い中条あやみが変顔頑張ってますけどねえ。医者は安田顕、看護師長に沢村一樹ですが、エピソード中でまだ活かされてませんよ。先輩ナースなつみは婚活中。初回から寿退職する気満々、てことはその商社マン(田中幸太朗)とのデート上手くいきそうにないですねw


「刑事ゼロ」1 ☆☆

ザ・記憶喪失の刑事!
20年分の刑事の記憶が失われ、中身は交番のおまわりさんのまま事件捜査をすることに。バレたらクビ?
と、いうだけで十分コントしてるのに、京都府警ものですよ。香道に不倫に見立て殺人ですよ、濃いわ~。その分逆に、微妙だわ~(^^;;;;)

病院で目覚めたら老けていて、人間関係も不明で困惑する時矢(沢村一樹)巡査、もとい警部補。
そこで周囲に話を合わせ、記憶喪失と悟られずに切り抜ける彼の適応力はナイスですが。おかげで退院するや殺人現場で、気持ち悪くなったりw 新相棒の刑事佐相(瀧本美織)に聞こうにも、『テストですか?』『時矢警部補らしからぬ』と警戒され。更には、現場でふと漏らしたひと言
「同じ匂いがする……」
を深読みされて『連続殺人事件』の捜査陣が敷かれてしまう大騒ぎw ただ同じ匂いがしただけなのにー。でもそのうち本当に、ふたつの殺人に関連が見えてきて、3人目4人目と殺人が続き……。

捜査のイロハを忘れ、落ち着きなくあちこちいじり
「弁護士と奥さん、デキてる?」
とかご遺族の前で口に出しちゃうとんでも警部補を沢村一樹が愛嬌たっぷりに演じています(^^) 受ける瀧本美織の堅苦しさもナイスコンビ。 そのまんま、普通の事件を時矢の常識はずれな何かで解決するシリーズで十分面白かったと思うんですよ。で、さすが時矢さんだと、記憶喪失がばれそうでばれずに4話ぐらいまで行くかなーっと。ところが、あっさり1話で佐相にバレた理由が……文章!時矢の手帳に
『記憶喪失になった』
って!書きますか普通? ひねりゼロ! 
かと思うと事件が凝りすぎで、遺体のそばに謎の記号。香道w いくら雅な京都でも、関係者めちゃ限られるのに犯人無茶して……と呆れていたらナルホド、むしろ自己主張。自分が書いた素晴らしい小説の通りに殺人実行してやるぜ!だったんですねえ……。そりゃ自分の境遇を源氏物語になぞらえたりと、凝りに凝ってるわけが分かりましたが。
そこを、きっちり解説してくる時矢警部補、え、その立板に水の源氏解説、20年前にもう出来てましたか? (それとタイトルにかっこう~托卵で有名~が入った小説、いつの間に読んだんでしょうw)

そこは時矢に全部言わせずに、捜査陣に誰か京都通、古典通を置いて、解説はそちらにしてもらう方が自然かと思いましたがどうでしょう。佐相が「あさきゆめみし」ファンだっていいし、若菜、柏木、薫ときたら高校生でも「源氏物語」だなってぐらい分かりそうなものでしょうに。源氏香の一覧表見てまで「これなんですか?」っていい年して古典知識ゼロかーい!

結局、連続殺人の間に死亡した息子(救急車呼べば助かったんじゃ……)の遺志を継ぎ、事件を完遂させて死のう、とする母を時矢が止めて

『息子さんが幸せだった時を、あなたが覚えていてあげないと』

と説得する場面はなかなかぐっときました(しかし、諸悪の根源の実父/夫もまだ生きてましたよね? 連続殺人で常々思うのですが、一番殺したい奴は最初にしておかないと……ほらこういうことに)

クールで敏腕な旧・時矢では、できなかった熱い抱擁に救われる犯人の母。ならば新・時矢にも活躍の余地があるのではと思い直した佐相刑事、時矢が書いた辞表を破り捨てますw 上に報告なんて以ての外、だって知ってて黙認した以上、私も共犯ですもんね?ってw こういう時だけ可愛い!

さて秘密を共有したふたり、周囲をいつまで騙し続けられるのでしょう~。
時矢の叔父の武田鉄矢医師いわく、脳が『忘れたふり』をしてるだけ。それが証拠に、知らないはずのスマホも使えてた、と言うのには納得です。原因は、刑事でいたくない程のストレス。冒頭の、屋上から落とされたアレですよねえ。またそいつと対決して、記憶を取り戻してラストでしょうか。
初回拡大版に珍しく、ちゃんと2時間にした甲斐のある展開でしたが最初から長いと見るの辛いです。そしてまた2話が拡大版、うーん。

「未解決の女」~最終回 ☆

尻すぼみでした。残念。

最後、真犯人を逮捕できずに「いつかは捕まえる」宣言。強敵を据えて続編ありますか的な終わりになりましたが……全然そんな器じゃないじゃーん。


現場に残された英字カード、姿を消した社長令嬢(谷村美月)

この時点で既に、連れ去られたのならカードの残し方が変。その後、走る車の窓から別のカードをパラパラと……って、それ、殺人犯に連れ回されてる状況ですることじゃないでしょう~。


結局、連れ去られたのでなく『父(石黒賢)を脅迫する昔の仲間を、もう一人の仲間に殺させた』むしろ主犯。なんなら大元の3億円強奪事件だって計画したのは当時中学生の彼女だったと妄想捜査隊は言い出すわけでw その上、強奪事件の被害者を「念のため」あらかじめ洗脳しておいて利用したとか、本当なら超悪女。ドラマだからそれはいいんですけど~。

だったら尚更、きれいにタイヤにカード並べて『これ並べ直したらHELP RISKになるね』なんて仕掛けちゃだめだったでしょうがー。その後のカードもabduction!そもそも拾われない可能性もあるのに、警察がアナグラム解いてくれると期待してるのかバカにしてるのか。てか、これ撒けるならメモに『助けて、さらわれてます」って書いて落とせるって話でして。

「文字の神様が降りてきた!」

を共有、ライバルを賢く描こうとしたのでしょうが。 結果、目立ちたがりのバカにしちゃいましたよねー。


その前の同窓会殺人も、わざわざ公開掲示板で暗号連絡しあう不倫夫婦めんどくさくて。読み解いて咄嗟になりすます妻の暗号力にもびっくり。


百人一首といい、無理と言ったらどれも無理のある事件w 序盤は無理をねじ伏せる鈴木京香と波瑠の魅力で見ていたわけですがねー。終盤は「だんだん気があう」以上の変化もなく。盛り上げるには、ベタでも魔女がやっと外に出るのは相棒を助けるため、ぐらいの事件が欲しかったですよね。

ああ、辞書が弾を止めて命拾い、はベタでしたw

そこで泣いてた同僚工藤阿須加刑事との進展……も、沢村一樹の復活も、続編につなげるには薄すぎてねえ。もっと面白くなると思ったのになあ。

「未解決の女」3☆ 4☆☆

救急車呼ぼうよ……。
すぐ動けば、家庭内の事故で済みそうなものを。

てなわけで4話、お祭りを楽しむ一家。また子供が行方不明かしら……とハラハラ見ていたら消えたのはお母さん(真飛聖)でした(^^;;;)

15年を経て起きた殺人未遂事件?の遺留メモから、被害者はその失踪事件を調べていたと判明。車内には消えた主婦の毛髪も!
失踪者が代議士(堀部圭亮)の奥さんと知って俄然やる気の室長、計算高くて素敵ですw でもやんわりお断りな代議士。
そして絵馬、料理本の書き込みと「素敵な奥さん」が子供達のために残した文字から鳴海たちが導き出した真相は……覚悟の失踪。いやはや、なんとも。

良かれと、家の中で死んだ義姉を埋めてやったのに泣いてばかりいる妻←この共感の無さ怖いです、代議士(^^lll)
居間に姉が転がってる間、子供達はどうしてたんだか。サマーキャンプにでも行ってる間の出来事かと思っておきましょうか。その後も、罪の意識に耐えかねた奥さんが自首を申し出たり旦那が拒んだりと、姉になり代わって失踪を決意するまでの期間があるじゃないですか。なのに誰も、失踪前に変だったとか思いつめていたと言ってない。そんな友人しかいなかったんだと思うと悲しいですね……。

優しい子供達は、戻ってきた母を受け入れてくれそうですが……。失った15年は返ってこないもの。辛いわ。


3話の百人一首愛は……。
「頼まれたから」殺す知人も困ったもんなら、亡きお嬢さんを挟んで恋敵だった二人が広い広い東京でばったり会ってしまう偶然にも困ったものでした(^^;;;) しょぼくれ教授役が吉田栄作で軽くショック!

「未解決の女」2 ☆☆

「か・も・め」
確かに、パッとかもめが分かる3才児ってそういないよね。分かっても「かもめさん」とかそうな呼んでそうな甘々親子でしたし。

誘拐された女子中学生が電話で発した言葉も、「かもめ」
奇しくも12年前の未解決幼女誘拐事件と重なって、顔色が変わる鳴海。また、身代金を運ぶ矢代への指示は
「これ以上嘘をつくと、娘を殺す」
家にかかってきた電話では終始「この子」「子供」と呼び、決して「娘」と口にしていないのに? この些細な齟齬から分かることは複数犯。そして娘と呼ばない方の犯人は「あなたの子ではないことを知っている」と鳴海!
まさかの、その子こそ誘拐されためいちゃんと認める父親(戸次重幸)
ええええええええ。

今回最大の問題は「娘の突然死を黙っていてくれと頼んだ」相手の、友人の医師でしょう。いやいやいや。救急車が行く総合病院ですよ?諸手続きは一体。引っ越しもせずに違う子供育てて、ご近所は? 親戚は? てか遺体は?? 無理でしょう!
「かもめ」の正体は、セレブ家から見える看板の平仮名、めいちゃんは褒めてもらえると思って字を読んだんだろう。と語りかける矢代に、心中を図ろうとしていためいちゃん母(高岡早紀)の手が止まり……。最悪の事態を免れたことだけは良かったですけどね。

12年前さらったセレブ母は、現在余命わずか。その夫は、妻から子供をとりあげることが出来なかったとかほざいていて、罪の意識が薄くて腹がたちます。妻も寝るでしょ。その間に返せばいいでしょ。楽な方、楽しい方を選んで、自分たち同様に子供を失った親をつくってしまったことに対する悔いがないのよね。

でも今更この親が逮捕されて実刑になったら、「めい=はるか」ちゃんの裕福な暮らしは滅茶苦茶になりますよね……。

実母も初めはそう思ったから、我が子だと確信してもしばらくは、掃除のおばちゃんと生徒さんとして言葉を交わすだけにしていたのでは。奪われた12年。今更実母と名乗ってもしがみついてきてはくれないと分かっていたのに、同じ辛さを味あわせてやりたいからと誘拐なんかして。可愛い娘にまた恐い想いさせちゃったじゃないですか。
どうせなら、目隠しや猿ぐつわ無しに。「はるか=めい」ちゃんは自分から家出してるだけ的な狂言にもっていけたらまだ、見ていて気も楽だったのにね。なんともやりきれない事件になりました。

ところで、最初は妻か秘書に身代金を運ばせろと言っていた誘拐犯(女)
妻は入院中ってことで、秘書に見えなくもない矢代が代わりにクソ重い一億円を背負ってあっちにこっちに走り回され、刑事なのがばれてしまう展開はちょっと愉快でした。なにしろ本物の秘書は、心臓病に喘息持ちに拒食症、そんなに走れないってよw (←「桐島、部活やめたってよ」風。わかりやすいw) なんだその虚弱美人秘書軍団。週5働けないから3人必要だったの?

1、2話と、アッと驚く推理は見せてくれるものの細部が気になる話が続きますね。残念なり。
そして2話にしてもう、鳴海は外に出て推理してましたw

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