ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

江口洋介

「dinner」10 ☆☆☆

ロッカビアンカ、借金まみれでランチを始めるの回。


朝も夜もずーっと料理の研究していて、ただでさえ材料や光熱費はどうなってるんだと思っていたのに、更に高級食材をばんばん購入。ついに食材費を削ってくれと命令してきた支配人への江崎の応えは、「出来ません」じゃなく

「イヤだ」w 子どもかw

それじゃ赤字はなくなりませんよー。


更に、ずっと様子の怪しかったホール長サンタマリアが店の運転資金を使い込み……ではなくて。なんとオーナー辰巳が倒れて以来の運転資金は、ユースケ個人がサラ金から借りてまわしていたことが判明(><)仕入れ代金や皆の給料が優先で銀行へのローン返済が後回しでしたーって、何もかもダメでしょうそれorz


って、その顛末をメンバー勢揃いのホールで発表しちゃうってどれだけあけっぴろげw 

銀行の調査課まで乗り出して財務調査。ダメだったら店の差し押さえもありですとかさ。普通、事務所に通すとかもうちょっとこそっと話す内容ですよね。そこへ駄目押しのユースケ発言。しかし、だからこそ全員が店の危機を知り、一致団結してランチに当たれた訳ですが……。


朝6時から仕込んで6万円稼いでも、諸経費さっぴくと純益は3000円ぐらい、と銀行の人w 案外、儲からないものなんですね。いや食材が高すぎるのかなw


食材も味も最高、もりつけもこだわる、これで1500円のランチじゃやっぱり利益は出ませんよーと何度も言われるわけですが、もちろん江崎は折れません。


でも、その最高級のこだわりこそがリピーターを生み、ディナーの予約にもつながり、更には結婚披露宴100席の予約。適当なランチで小銭を稼ぐより、良い結果を産むのでした。ああ、いい話だー。

それにホール長サンタマリアのコワい特技:3年前に一度来たお客様を覚えていて忘れ物を返す、も披露されまして。(以前からちょこちょこ、常連客の好みはしっかり把握されてる描写はあったけどw)実は披露宴予約の理由は料理よりそちらだったというオチもつきました。本番では、料理が良かったと言わせてやるーと燃える江崎。こういう一言がいいんだよね。
 

オチといえば、銀行の人に絡んで笑わせてくれたドルチェ担当嬢の恋の予感も

「母に似ていて」

だったというオチがつきましたw 思わずみとれるほど似てましたかw

いやあ今回も楽しかったです。日曜の夜に楽しく美味しいベタドラマ、いいですねえ。最初からこの調子でずっと作り直して欲しいぐらいです。


もう次回は最終回。

風の様にやって来て店を建て直した江崎は、また風の様に去って終わりでしょうか。だってもうロッカビアンカは、江崎がいなくても立派にやっていけますからね? え? そうなの?

「dinner」9☆☆☆

またもやドタバタw 


ケータリング先から帰ってこない江崎たち、残ったメンツで客をさばくぞと張り切るも、副料理長今井がぎっくり腰でダウンw 仮料理長wになった夏野まで倒れて、メイン料理を作れるシェフが居ない??


まずはおでかけ組が、寄り道で食材探しだの(江崎w)、道に迷った、車が壊れたと、どんどん帰りが遅くなるのが可笑しかったですよねー。数馬(八嶋智人)の演技もあいまって現実味はないけど、そこはもうシットコムだと思えば全然オッケーです。

逆に居残り組の状況は悲惨の一言。

予約客だけ、コース料理2つに限定で乗り切ろう!と頑張ってるのに、予約ミスで8人増えるわ、全員違う料理を頼んで味見しあおうとか言い出すわ。それを丸っと通しちゃう支配人は皆を背中から撃ってるも同じでっせ。でも

「遅いわねー」

と待ちぼうけな客にもお世辞とワインと講釈をプレゼントして時間稼ぎとチームワークで乗り切ったり、初めて前菜を1人で作った、しかも客が完食してくれた、と大喜びする場面はなかなか心暖まりました。

なのに夏野まで倒れて。初めての料理をまかされる はづき は自信がない……。

ここで、車の江崎と厨房をスマホでつないで油の音など聞いてタイミング指示するのは面白かったです。でも電源ギレで肝心の大詰めは1人ですることになってまたまた大ピンチ!

でもそこで、大チャンスだぞ、と励ますというか「羨ましいぞーオレがやりたい」と言い出す江崎がまたいい味だしてました!(最近それを強調しすぎて、アホの子になってきてる気もしますw)


確かに、厨房にいる人たちみんな料理は好きで自信もあるだろうに、お客さんに出す料理をまかされるのはトップの人であとは下ごしらえや茹で加減といったサポートの立場が何年も続くんですものね。アクシデントで調理をまかされてやりとげるのは大チャンス!
以前のお父さん逮捕回のラスト、女でもなんでも上手なら料理長になれる。と応えた通りに江崎が彼女に店をまかせることになったのでした(ここで、回想が入る訳でもないところが連ドラじゃなくシットコムじゃーん)


でも客の立場なら、裏の騒ぎを知っちゃったらこの日は半額ぐらいしか払いたくないかもしれない(><)


ちなみに今井と夏野の腰をいわしたトマト缶の箱は、ドルチェのおばちゃんがお片づけw まさか3人目が?と思わせてスカす感じ好きです。(子どもに「まずい!』と言わせて締めたとの、やったことは逆ですがスカ具合は同じかもw)

こんなドタバタ&江崎料理バカのシットコムで、ずーっと続けてほしくなってきました。


「dinner」8 ☆☆☆

料理って楽しいな~&子どもの躾が悪すぎる回w


江崎のオーバーアクション料理、真似したくなるの分かる分かる!

そして皿を洗う人、野菜を切る人、塩を振る人、盛りつけて回る人wと厨房をちょろちょろ覗いて歩く数馬の息子。衛生的にどうよとは思いつつ、活気に満ちた厨房を楽しんでいたら自分の父親だけがだらんとやる気のない様子に、みるみる息子の顔がくもる演出は分かり易かったです。


そんなわけで、今回の主役は料理への情熱を失っていた数馬
(パスタ主任ってパスタイオって言うんだー)

前回から妻子と別居中な伏線はありましたけど、突然子どもだけ妻に預けられてロッカビアンカで子守り。ふてくされ、息子もいる前で江崎にキレたりする数馬でしたが、なんだかんだで初心に立ち返って新作メニューにも採用され、すると妻の愛も戻ってくるという実にベタな、でも楽しい「いい話」でした(^^)


女性陣が大喜びの、職場恋愛事情。ロッカビアンカで披露宴をした写真は出るわ、今井シェフが映ってないのは花嫁を当時好きだったから?(^▽^)
「まずい」と言われた江崎がムキになって子ども向け料理を作りまくるエピソードも楽しかったです。別れ際に出された料理も、ニヤッとしながらやっぱり「まずい!」なのが子どもらしいし、頭を抱える江崎もまるで子どもみたいでナイス(^^) 


しかし息子:翔馬の躾悪さがダメダメでしたねー。

登場するなり江崎の料理をダメにし、泣けば許されるって9才じゃダメでしょう~。ギリ5歳児の行動ですよね。そして母親が迎えにくれば「ママーママー」と叫びながら営業中の店内を駆け抜けるとかありえない!元ホール係の母親なら、裏に回れ裏に(><) 
家庭的な店と、なってない騒々しい店の違いをちゃんと分かっていて欲しいです。

「dinner」7 ☆☆☆

ロッカビアンカ、ドタバタバージョン再び。


「役立たず」

といわれてキレた皿洗いヒロミくんの逃亡を、八嶋智人他3人が内密に治めようとコソコソする様子を、いぶかる女性陣。キャバクラ通いでしょ!ってw またそれを肯定する方もする方ですよ。 真面目一徹の副料理長までキャバクラだなんてショックぅ とか言われちゃってますよ(><)  

そこに誘われなかった女好きパスタ担当が、幻のヒロミちゃんを求めて右往左往したりw  ヒロミくんを呼び出した説得組が、励まそうと◯◯さんが褒めてた××さんも期待してると適当に言ったことで、翌日礼を言われた相手がぽかーんとしちゃったりw

いやー楽しかったです。
秘密や勘違いが渦巻く厨房で、一人江崎だけが別次元で料理に没頭。なにも気付いていないところがまたいいですよね。


江崎の見習い時代に、新人だったサッカー選手来店。
引退を考える彼に当時の貧乏料理を出して、ただ純粋にサッカーが好きだった時代を思い出させるなんてベタだけどいい話じゃないですかー。
そして帰り際、江崎も皿洗いだったと知ってヒロミくんも励まされる。うんうん。


そしてラストでまた

「役立たず!」

といわれたヒロミくんが、今度はキレずに仕事に戻れて。ロッカビアンカは今日も平和なのでした。

(次回は離婚話? 暗いターンなの?) 

「dinner」 6 ☆

またいろいろ無理矢理なw


『同じ賄いを食べて来た家族』

という台詞は印象的。そして、同じ様に見える前菜でも浜岡さん作じゃないとダメだ!となる展開もドラマチックなのですが、その浜岡さんの欠場理由がなんで殺人。それも20年前で『助けてもらった』人が『来週ブラジルに』ってもー。盛りすぎでしょう!

ネットで話題の人殺しがいる店。

予約を断る電話で「人殺しが作るなんて」って、わざわざ言いますかねw  逆に面白がって集まる行儀の悪い客も増えそうなんですけどw それで碌に料理を食べてくれないとか揉めるとかで常連客が減るならまだわか……まあいいや。

1話で倒れた店長と浜岡さんとの絆が描かれて、入院中の店長や毎日見舞いにいく支配人が娘の顔で描かれて……そういうところにスポットあてたいなら前回のドタバタとかせずに人情ものでいけばいいのにー。 オヤジを殺した奴だと騒ぐ男が、改心して浜岡さんの前菜を食べて涙するぐらいのコテコテだっていいのにー ←正直、ブラジルがどうしたより、こいつにもう一度店に来て欲しかったですよね

最後、呼びにいったのでなく、なんでも無い様に戻って来てすぐ料理だったのは良かったかもです。


(料理の前で料理人が叫ぶのだけは止めてー飾り付けの葉が揺れてるよ、ツバがかかるよ)


「dinner」4、5 ☆☆

「相棒」みたいだった4話、ドタバタな5話。繋がりが悪いよね。


今週スポットがあたるのは「料理長になった」と家でウソをついてるパスタ担当袴田シェフ、妻の来店に焦りまくり。

でも皆は彼女を「料理長=江崎の奥さん」と思い込む、というコメディ仕立てはお気軽で勘違い騒ぎを楽しめました。そこに、江崎をちょっと意識してた支配人の複雑な気持ちや

「『愛してる』より『美味しかった』が嬉しい」

という台詞を江崎(妻)と袴田の不倫相手ソムリエに重ねて吐かせて、これだけ観たらいい感じ。

しかーし4話とはえらい違いじゃないですか?


女シェフの苦悩や親子の絆に焦点をあてて暗かった4話。

冒頭で「どんなに頑張っても女は見下される」と気負った台詞を吐かせ、頑張りすぎで鍋を倒せば落ち込み、心配されれば逆ギレと厨房はピリピリしてたのに。今週は料理をヒックリかえしても、ただのギャグ扱い。えー4話の彼女がイヤミのひとつも言わないの?


更に、女シェフ父の犯罪が長々と解説され(ひったくり程度じゃ張り込みつかないしね)、もちろん最後に食べに来て感動の「花丸」が……!ってやってた翌週には、蛸の投げ回しですか?


そういえば

「張り込み刑事がいる!」=「江崎が犯罪者!」

というドタバタの場面が浮いてましたよねー。せめてそこにドタバタを挟むことで、今回へのつなぎにしたんでしょうかw 


毎回、2話で江崎と副料理長とのタッグを描いても翌週にはすっかり忘れ去られて、副料理長いたっけ状態だったりと、連続ドラマ感がうっすいんですよね。

1話から妙に目立ってた常連モダンちょきちょきズさんは、

「お酒飲まない」+「有能女刑事が顔面惜しい」=「潜入刑事でした!」

以来、もういないし。
江崎のキャラも『料理が出来れば幸せ』なのは一貫してますが、それで奥さんから心が離れるのかな?彼の態度は変わらないのに、奥さんだけ我慢ができなくなった、と言って欲しかったですよ。

そして次回もまた悪評で客が減るとか、グルメブログ悪評の影響はナッシングだったくせにどこの口コミだと「シェフが人殺し」だなんて信じる奴がいるんですかー。適当ですよねー。観るけど。

「dinner」3 ☆☆

いっそ『支配人が可愛い店』で売って、毎日違うコスプレでお出迎えとかしたらいいよw


とにかく料理に首ったけの江崎、目がキラキラw

(これを観ていると月9ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」栞子も、こと本に関してはこうキラキラする予定だったんじゃないかなーと思いますがどうでしょう)


この文句なくプロの料理長と、ほぼ無能なお嬢様支配人の不釣り合いが『ロッカビアンカ』の大きな問題なわけで。

今回は、有力お料理ブログで褒めて欲しくて大騒ぎ。
 

「いつもの席」が空いてないとご立腹のブログ主@朝倉さまに媚びる支配人。おいおい!朝倉さまがキレて帰ってなかったら、もう座ってるお客様をどかせる気だったでしょ(><)いつもの席を空けて待ってますと招待状を出したなら、その日から『予約席』の札ぐらい出しておこうよ!

再招待のリベンジでも、せっかく江崎が笑顔全開で料理に没頭しているというのに、まーあ現場の支配人は朝倉さましか観てない事。全体を観れていたら、幼児連れの席は離せたし、ピカピカ・カシャ、といちいち料理の写真をとるのも周囲に迷惑なら、可愛い子どものハッピーバースデーに難癖つけて場を凍らすのもお前の方が迷惑じゃー!って即座にどついてやれたのにw


途中まで、30万円払いそうだし、でも金庫空っぽだしで、いろいろ冷や冷やしましたよ。でも結局、朝倉さまを追い返し『誰でも気取らずに食べられるイタリアン』をコンセプトにします!と発表……って学級会ですか!

1話で江崎が来た時既に、おもてなしの心とかなんとか言ってたのは忘れてるんでしょうか。冒頭の取材でヘタこいた時だって、ユースケサンタマリアなり副料理長なりがサポートしてやれば済むことなのに。やっぱりお飾り支配人はコスプレしてればいいのかw


『誰でも』と言われても、外交官夫人が予約して来てた店ですよ、結構いいお値段がしそうなロッカビアンカ。

幼児と乳児連れてディナーに突入する夫婦はやっぱりチャレンジャーだし、そんなに金銭的余裕があるならベビーシッターでも雇って夫婦だけで来た方がリフレッシュ出来ると思うのですが、どうでしょう。


それと、朝倉さまが速攻アップしてたロッカビアンカ下げの記事ですが。あの場にいた別の客たちから

「お前モナー」

「フラッシュモードやめろ」

的サポート書き込みがあるものだと思ってみていたので、その辺スルーで淋しかったです。


あと淋しいといえば、恋愛モードがゼロだったことw

酔いつぶれた支配人を江崎がお持ち帰りしてたのに、翌朝半裸で目覚めて揉めるとか、シャワーを浴びてた江崎が朝食を差し出すとかが当然なしで、どこに捨てて来たのかも分からないとか!確かに親子の様な年齢差で、本当に恋愛話になったらドン引きですけどねーでもねーだったら酔って送らせずに、店で目が覚めたら江崎に置き去りにされてたーでも良かったのにね。
江口洋介もそんな年齢になったのねー。

「dinner」2 ☆☆☆

料理バカが2人揃って、楽しそうw


さっさと乗り込んで来た新料理長江崎(江口洋介)は、どんどん配置を換え、ばんばんメニューを変え、現場からぶーたれた声は出るものの、付き添う副料理長今井(松重豊)は彼の手腕を認めている様子。

だって料理してる江崎が、まるで邪気が無く嬉しそうなんだもん(><)

そして生み出される料理は実際に美味なわけで。


倒れた辰巳シェフの覚え書き新メニューを2人で再現する様子、実に楽しそうでした。これは2人いいコンビになりそう……と見えたのに、今井は彼我の力量の差を思い知り、移籍を考え始めてしまいます。


この辺まで、さらさらーっとベタに話が流れても、陳腐にならなかったのはひとえに江口洋介の説得力です。うまい料理が作れるとなったら、厨房への迷惑無視で食材変更。時間無視で試作試作。でもその時の輝く表情で、江崎は我がままな奴だとならず、本当に料理が好きなんだなと思えたし、怒らずに手を貸す今井も本当に料理が好きなんだなーと思えば、一度は引き抜きを考えても、きっと戻って来て2人で新メニューを完成させたい筈……という、更にベタな展開がもう目に見えるじゃないですか。

そして本当に走って戻って来て、メニュー完成ですよ!

そうかイタリア料理でも、もつ煮込みには唐辛子が似合いますかw


イタリア修業時代の店が兄弟の両翼で支えられた様に、ロッカ・ビアンカは江崎と今井で回して行くぞーとなって2話終了。

ほんわか温く見られていい気分です。来週も何か女に危機がありそうですが、大丈夫でしょう?

「dinner」1 ☆☆☆

経営が傾いたレストランを、偏屈料理人が救う!

しかもその助っ人が江口洋介と聞いて思い描いた通りのオレ様な登場っぷり。髪も短めにすっきりしてたし、いいんじゃないでしょうか。
逆にサブタイトルにあった「最低のシェフ」だとは思わなかったわー。 


舞台はイタリアン『ロッカ・ビアンカ』。
3ヶ月先まで予約がいっぱいの超人気店だったのに……。料理長のお父さんさえ倒れなかったらねー、ずっと人気店でいられたんでしょうね。そして娘を支配人にしていたことも、父さえ元気で育てていければそれでいいんですけど、まだ小娘なうちに全て背負うことになったら、職人をしめたり人数減らしたり味を監督したりっていう当然な仕事ができなかったのねー。


懐かしの「バンビーノ」といい、こういうレストランでは厨房にオーダー通すのもイタリア語w そして常連客イタリア大使夫人をお迎えしてもイタリア語が満載、そこは娘(倉科カナ)頑張ってた!

でもやっぱり味が問題なわけで「本当に美味しいのよ、食べてみて!」と友人にはしゃいで、笑顔で帰って行った夫人が「もうあの店は使わない」と車の中で言ってたってことは、相当やばいんでしょう。


契約の前夜に訪れて、大使夫人たちと同じ物を食べていた江口洋介。

味付けがプロの仕事じゃない、とはっきり問題点を指摘したのに『真心がなんちゃら』と口答えをする娘w そのサービスや心配りすら感じられない接客だったことには気付いてないのか!まずは断って、どん底まで落ちてから助っ人を迎えることになるのかな。
父と同じ店で修行したシェフが来るのなら「味」の問題は(「王様のレストラン」とは違って)手っ取り早く持ち直すでしょうが、オーダーミスや材料確認ミスのような従業員の心のたるみはどうなるのか?
 

気になるのはレストランの人の多さ。
八島智人、松重豊、ユースケサンタマリアとエラそげに何人も居た上にまだケーキ持ち帰るおばちゃんと皿洗いと小娘シェフと新米ウェイター……。ごちゃごちゃが不安材料ではありますが、日曜の夜にまったりと

「こんな店行ってみたいわねー」

とかいいながら見るには気軽でいい感じです。


ところでタイトル。カタカナ英語でディナーといえばごちそう、豪華ってイメージになりますが、アメリカでディナーは普通に夕飯なんだよね。ハンバーガーにコーラでもディナーと言われて何度納得&がっかりしたことかw

「息もできない夏」3 ☆☆☆

熱がある時の、すりおろした林檎。私も好きだったよ……。

お母さんとの優しい思い出だったのに、保険がなくて医者にいけない代わりだったかと嫌な記憶に変わってしまう。なんて悲しいことなんでしょう(><)挙げ句、林檎が嫌、得意のアップルパイも作れなくなってしまう主人公。


逃げたお母さんは戻ってこないし、妹(小柴風花)は

「私は除け者なのね!」

と逆恨みで家出だし(これは、いい機会だから無戸籍の話をしてやるべきだったよね)、水面下では不倫を疑われて狙われているし←それどころじゃないっつーの!

「おばあちゃん(浅田美代子)」は亡き実父方、ケーキ屋をうろうろする「祖父(北大路欣也)」は母方(駆け落ちしたせいで疎遠)だったのね。遅ればせながら関係がやっと分かってきました。身内が全然親身じゃないから、樹山さんに頼るしかないんじゃない。   玲ちゃん可哀想。 


と、数々の苦労がいったん落ち着いたところでなんと……DV夫登場!!

逃げてー超逃げてー!!


散らばった母子手帳に、あ、名前が……と心配したけど、それどころか。一目見た玲の顔がもう、母親を思わせてしまった模様。確かに現実でなら母子似ているだろうし、現在のやつれた母より玲の方が”駆け落ちした頃の”母に似ているのでしょう。

ここからどうなるのか、サスペンスですねー


ネットでの蒼くんとのやりとりは必要ない感じ。


「息もできない夏」2 ☆☆☆☆

嵐の前の静けさが破られる。


一時は思い詰め、家でも暴れたけど。意外に職場の人たちは理解があって仕事も辞めずに済んだし、母親もやっと戸籍作りに前向きになってくれた。ネットでも応援してくれる人がいる。

明日の2時に区役所で相談。

それでなにもかも上手くいく……とホッとする主人公には悪いけど、まだ2話で片付く訳がないのが連続ドラマなのよー(><)


この広い世界で、区役所へ向かう母の乗ったバスと、DV父だろう要潤の歩く道がなんでまた交錯してしまうんでしょう。メール打ってた母が顔を上げなければ。要潤に気付いても凝視しなければ。

この場面では思わず息が詰まりました。

その後一人逃げたのか、連れ去られたのか分かりませんが、せめて携帯を持っていっていたら。

いろいろなifが重なって泣きそうです。


しかも、江口洋介にあげた…もとい買わせたwケーキは、要らない浮気疑惑をよんでいますよ。それどころじゃないのに!


「息もできない夏」1 ☆☆☆☆

戸籍がない、なんて。


正社員になれる!

フランス留学も手が届きそう。

そんな夢と希望できらきらした女の子(武井咲)の将来が、音を立てて崩れて行く様子に胸が痛みました。


住民票を早くよこせ、と騒いでも無理無理。

パスポートも無理、結婚も無理、死亡届も出せない、だって戸籍がないから。生きてここに居るのに。


しかし保険証もない暮らしで、高校を卒業するまで何も気付かずにいられるものなんでしょうか?高校受験時にそういう書類って要らなかったっけ?まだ義務教育までなら分かるのですが……。


訳ありらしい、と役所の戸籍係は及び腰。

例の「300日問題」、離婚後300日以内に産まれた子どもは前夫の子どもと見なすという古い法律の関係らしいです。もう凍結精子で夫死亡後何年もたって産まれた子の父親をどうしようなんて時代に。逆に言えば4ヶ月で早産しても生き延びちゃう時代に。DNA鑑定させてくれればいいじゃないですかー

(ああでも、遺伝的には前夫の子でも前夫と関係なく育てたい場合には、それって役にたたないかー)


窓口にいた江口洋介が、親身に関わっていく様子に興味がひかれます。

たまたま窓口近くに居合わせた中村蒼は、生活保護を申請するとか、やはり事情がある模様。

いろいろ次回が気になります。

「パンドラⅢ 革命前夜」1 ☆☆☆

大臣、豹変!!


いやもう最後の一分、いえいえ内野聖陽演じる内閣官房長官が目覚めた瞬間に、物語が動き出してワクワクしました。悩める男が、一気にキラキラと少年の瞳にw

自殺願望を封じて喜ばしい反面、権力をもった男が思慮と分別をなくしたら、そりゃ危ういでしょう~

どうなるのか日本!!


正直、そこにたどり着くまでの1時間はかなり苦痛でした。

大好きだった前2作は主人公が何かを作る話。何が焦点なのか冒頭から分かっていたのが今回と違うところです。車いすの江口洋介が主人公……ということ以外、彼の研究が何かもわからずにイライラ。解雇スッチーはアレ、どっちもどっちだし。主人公と官房長官の過去の三角関係もなんだかなーだったし。ラストまでたどり着く前に観るのをやめちゃった人、いたんじゃないのかなー。

「スクール!!」最終回☆☆☆

そして校長先生は去っていきました。たった半年の間に山ほどの思い出を残して!

まさに異人来訪譚。誰もしないことをして先生を生徒を学校を変えて、でも事件の責任を取って辞めて行くのです。

赴任のあいさつでは座り込んでいた子供たちが、最後のあいさつでは最後まで立っていられました、とかw 根本的なところは手つかずですが、職員室全体が変われば、何かもっと変わる予感……? 

いじめっ子翔子の兄がDV。両親も逃げた家から翔子を助け出す校長ですが、まだ中学生の、しかも心を病んでいる兄を1人で置き去りはどうかと思いました。案の定小学校まできて暴れて問題になっちゃったわけで。
一緒に連れて帰って、お鍋食べさせてあげたらよかったのに……。
でも、それで泣いて謝ったら暴力を振るった過去が帳消しなのか?と思うとそれも違う気がするし。ただの兄弟喧嘩じゃない、家の中の出来事でも、家族間でも、それは犯罪だぞという判断と思えば正しかったのでしょうか。

最終回が卒業式、というのは「ごくせん」等学園ものの感動パターンですが、最終回が終業式だったのは斬新かも。
保護者抜きなんですよね。
このドラマ、序盤こそモンスターかもなペアレントが来て校長も家庭にぐいぐい乗り込んでましたが、どんどん比重が対生徒、対教師になって、逆にすっきりした感じでした。

幹ちゃん(岸部一徳)が亡くなったことも、校長先生の家族が亡くなっていたことも、必要以上にお涙頂戴にして居なかったこともよかったです。
終業式のスピーチは名演説。久しぶりにDVDでシリーズ欲しいドラマかも。小学生が楽しく見て親と一緒に考えられる、良いドラマでした。

 

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映画「洋菓子店コアンドル」☆☆

何このヒロイン!
自己中でガサツで怒りんぼ。そして、特に洋菓子を愛してるわけでも、凄い才能を持っているわけでもなくて……。
でもお話を動かしているのはやっぱり彼女です。お店の危機にじっとしていられなくて、自分じゃ何も出来なくて泣いて叫んで「伝説の男」に助けを求めて、ついに彼を揺り動かすんですから。
 

誕生日のデートに誘われて見た甘〜い映画w

ヒロインが蒼井優、伝説の男が江口洋介で、もしや恋仲になるのかと心配しましたがそんなことはなく楽しめました。
鹿児島から彼氏(尾上寛之)を追いかけて「コアンドル」に来て居着いたなつめ(蒼井優)は、店や「伝説のパティシエ」を引っかき回し、最後は「伝説」を立ち直らせて武者修行に旅立って行きます。

凄腕パティシエでありながら、愛娘の死後はケーキを作れなくなり評論家や講師に甘んじている十村(江口)。いつもガードレールに座って、メモを取る姿がカッコイイ……!!

娘さんを亡くす場面も泣かされましたが、何度も繰り返される最後の朝がまた泣けて泣けて(きちんと見送らなかったこと、きっと何度も悔いてますよね ううう)
そんな人に、またケーキを作れとか。まして
「私って娘さんに似てますか?」
と笑顔で訊けるだなんて、そりゃヒロインをがさつに描いて当然でした(彼氏にふられる場面でも、非道い女だった ><)

コアンドルの先輩パティシエ(江口のりこ)がスラッと格好良くて印象に残りました。イジワル扱いされてましたけど、あれはなつめが一方的に悪い!幼い!迷惑!!
終盤、移籍の誘いを受けていましたがどうしたんでしょう。雨の日に泣いていたのは、悩んだ末に断った描写だったのでしょうか?……それでないと、以後のコアンドルが回らないので断っていて欲しいようなチャンスを掴んで欲しい様な。

だって、腕のある人がきちんと仕事している横で、オーナー(戸田恵子)は常連さん(加賀まりこ)になつめのケーキばかり食べさせるんですよ!十村はなつめの留学の手配なんてしてるし(行きたいとも言ってないのに!)えこひいきなんだよね。
 

あと意外にケーキが脇役です。
なつめがこだわって作っていたカシスフロマージュ、別に最後の晩餐会で劇的に登場もせずにガクッ。十村は美しいマカロンをぐちゃぐちゃにして食べます、あれもどうにかならないのかなー。
コアンドル以外の有名店ケーキも登場しましたが1つ1つのケーキをじっくり映してくれないのでものたりず、思わずコラボレシピ本を買ってしまいました。……企画側の思うツボでしょうかw

とても作れると思えないけど、眺めてるだけで幸せな一冊です(^^)

追記>上のレシピ本、お菓子作りが趣味のお友達に貸したところ「スゴイ!違う!」と大感激でした。ちょっとしたひと手間がとっても勉強になるのだとかw 腕に覚えのある方、お試しください。そして私に食べさせてー!(そのお友達も持って来てくれたのに、あいにく留守にしていて私の口に入らず ><) 

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