ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

永作博美

「福家警部補の挨拶〜オッカムの剃刀」 ☆

前半のスベリっぷりが痛々しく、それでも草刈教授が強請られている過去が気になって見通してびっくり。救いがないじゃないですかー。
しかもあれですよ、学生や助教授さんの復顔でもそんなに生き写しに再現出来るなら、エキスパートとしての教授の腕はなんだったのか
(教え方が良かったんですかねー)
いやその前に、アリバイ工作も足跡も微物落下も、目撃者すらキニシナイ!な犯行スタイル……
(既に狂ってたからですかねー)

『女学生にしか見えない警部補』という無茶な役柄を、永作博美は好演していたと思います。っていうか、一体何才の設定なの??(^^;;;)

映画「人のセックスを笑うな」☆☆☆

刺激的なタイトルにそぐわず、だらーっと脱力して口あけっぱみたいな不思議な映画でした。

20才も年上の人妻に翻弄される、19才の美大生みるめ(松山ケンイチ)くん。
…ってことで、脱がせたりぴちゃぴちゃとキスし続けたりとあからさまにセックスな場面もあるにはあるのですが肝心(?)の真っ最中はなし!!事後のイチャイチャが長かったりします。
更には、人妻と知って若者だけ傷ついたり悩んだりして会えずに苦しむすれ違いももっと長いです。
青春だねー。

原作では普通のオバサマだった美大講師ユリに、永遠の美少女@永作博美をキャスティングされている時点で、
『わ、私もこんな若い子とフフフ』
的妄想はさせてもらえないのですが(どこが温水さんと同期ダー!!あ、でもストッキングの上から靴下をはくババ臭さだけは親近感 笑)
みるめに片思いで報われぬエンちゃん(蒼井優)
そのエンちゃんを好きな男の子(忍成修吾)
と、巡る片思いの輪にまたまた、甘酸っぱい青春を満喫です。
「ハチクロ」といい、サークル片思いは青春の象徴ですかね。したことないんだよなあ片思い。残念なのかな。

それにしても早送りが出来ません。
だって、物語が会話で進まないから。

例えば誰かを待っている場面なら、「遅いなー待ったよ」じゃなくて、手持ちぶさたに待っている5分をじーっと見させられてこっちも登場人物と一緒にイライラ待たされる感じ。
不思議。でもきらいじゃないなあ。
(磯貝みるめ君が松ケンじゃなかったら。苦痛なのかも。というかそもそも、読んでないし観てないでしょう。)

「四つの嘘」3 ☆☆☆☆

はー。愛に生きちゃった女は、不倫の記録を詳細に残すのねー?
それをお友達に渡しちゃう旦那も旦那ですが、見せて回る方も方。
謎の単語DD,DMLが、ダーリンとデート、ダーリンとメイクラブって、ひー気持ちわりー(><)でも、あけすけなフミに指摘されてきゃーきゃー言ってたくせに、一人で「記録」を読み返しながらほてってる満希子(寺島しのぶ)、もっと気持ち悪いー(ーー)

相変わらずものっすごく楽しそうな死人のナレーションを挟みながら、とにかくセックス中心で生きてる詩文(永作博美)と、汚らわしい!って言いながら妄想でいっぱいの”普通の主婦”とがめちゃ両極。その脇にポツンと立ってる感じが外科医のネリ(高島礼子)だったんだけど、ボクサー(勝地涼)の脳障害をきっかけに詩文とネリとも対立が始まるんでしょうか?
でも、もうボクシングを続けられない(野獣のセックスが出来なくなる?)彼氏には詩文は未練ないかな。それにネリへの彼氏の執着は、恋とは違うかな。

一人歩きに怯えるネリとのキスが「初めてじゃない」という彼氏って。その昔強姦された相手だとか言うんじゃないでしょうね?
……って、妄想たくましくしてるなら、満希子と一緒じゃないのー!!

家庭教師=恋愛沙汰にしかならない満希子の頭の中(「お前、それしか考えられないの?って旦那さん、そうだから!分かってたらどうにかしてやって 笑)
息子が、娘がってなると”不潔よキー”なのに、自分は色目使うんだからもうワケ分からん。分からんけど、こういう人居そうよー。

どこで食べても金を払わず、家でカップものしか食べない詩文。誘ったらパッとおごるネリ、払わされては不満顔の満希子。隅々行き届いたキャラクター描写も引き込まれる要因ですね。

互い関係があるんだか無いんだか、ばらばらで投げて渡されている別々の小説の様なそれぞれのお話なのですが、だんだん関連がありそうになって来たような。
とにかく、どこをとっても面白いのであっという間に時間が過ぎます。(何故か「コードブルー」は長く感じるよ?)

ネリが気にしているホットフラッシュって、要は更年期障害のほてり&のぼせですよね??医者同士の会話で軽く流してますけど、メインターゲット層には説明不要な単語なんでしょうか??

「四つの嘘」1 ☆☆☆☆

ナレーションは微笑みながら死んだ女。怖いー!!

この手の女友達ドラマって、元仲良しグループの崩壊ってイメージがあるのですが。今回はたいして仲良くなかった同士&現在の距離が微妙なところがイイ!
「ほら、◯◯君よ」
「誰それ」
の温度差(笑)
肝心の昔話も、すればするほど秘密と嘘と上下関係が今更滲みでてくる状態ですよー。

魔性の女(永作博美)と女医(高島礼子)にしてみたら、”◯◯君と××ちゃんの現住所が近いのよ、もしかして不倫で、きゃー!”なんて妄想してる主婦(寺島しのぶ)はキモイだけだろうよねー。
うへ、もしやドラマ見ちゃ先の展開を予想してる私ってこの状態??と思うと痛くて観ていられないよー(><)

でもそこはドラマ、その痛キモイ妄想がばっちり的中で、2人は本当に不倫中。不慮の事故死がそれを全世界規模で白日の下にさらすことになってしまうわけですが……。
その写真が!!
勝ち誇った笑顔が怖いよ!!
普通に考えたら、報道用に遺族or 知人が選んだいい写真=笑顔なんでしょうけど、ドラマの流れではまさに勝利宣言!
だって、直前の回想シーンではチョイぶちゃいくでちょい地味で、紹介した友人に彼を横取りされてもなるほどーだった女の子が羽田美智子に化けてるんですよ!
そして元カレ(しかも超エリート)を取り返してアタシ幸せ!な笑顔ですよー。笑顔な溺死体ってどんだけ(^^;;;)

この死人のナレーションは最後まで続くんでしょうか?
母親に裏切られてた家族だけは可哀想なんだけど……。
魔性女と若い恋人だの、女医と部下が?だの、予告を観るだに来月もあれこれありそうでハラハラ。タイトルの「嘘」って何だろうとワクワク。

映画「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ」☆☆☆

 実在する獣医さんの物語。
尾ひれを失ったイルカに、ゴム製人工尾びれを作ってあげた沖縄ちゅら海水族館での実話は有名なので、これ以上なにを?だったのですが……はい、獣医役:松山ケンイチくん目当てで行ってきました(><)
 淡々とした作りで、沖縄の景色と水族館と松ケンの目が綺麗で(最後余計かな・笑)良かったですよー。

 特に、物言わぬイルカのフジが、本当に人工尾びれを望んでいるのか。負担なだけじゃないか。
スタッフ一同その点で悩んで、対立しあうあたりは個人的にツボ。

 私も本人の意志が不明な、重度障害児と日々暮らしていまして。
座る返事をする字を書くetc訓練で泣かれたりすると、本当にこれが必要なのか日々ジレンマです。それでも、いつか覚えたことを組み合わせて本人の意思を伝えてくれる日が来るんですよ!その時の喜びと来たら!(「あっち行け」だったりしますけど・笑)
 なので計画頓挫中、フジに人工尾びれを見せて寄ってきたら続行避けたら中止と、フジに選択させようという主人公の発案はもう嬉しくて。反対派の飼育員は「来るなー来るなー」と言いながら見せてるのに、フジは来ましたよ!
 ……まぁそれも、本当に望んだのか、見せられたら寄ってくる訓練に素直だっただけなのかやはり謎ですが、そこを擬人化や正当化せず、分からないと言わせるあっさりした演出は好みでした。(感動しに来た人には、物足りないかな)

 松ケン演じる獣医一也くんは、すっごい普通の男の子で(笑)
飼育員とつかみ合いのケンカをしたり、東京の彼女に「会いたい」とだだをこねるくせに、はるばる来たらイルカの方に夢中で気もそぞろなところとか(^^;;)すっごく癒されましたわー。
 赴任して渡された青いスタッフシャツが、どんどん白く(プールの塩素?消毒?)汚れていくのに比例して飼育やイルカに馴染んでいく様子も、頑張ってて可愛い♪

 ただ、彼女とのすれ違いと近所の少女とのふれあいが両方中途半端だったかも。
(最後の手紙、少女メインなら少女とのやりとりで終わりが筋だろうし。彼女との別れで終わるなら沖縄案内もはっきり見せて欲しかったし)
 だいたい、少女はいっつももっさりしたカッコで(><)少年でもいいじゃないよ!
 最後の可愛いワンピースを引き立てる為かもしれないけど、そのワンピース姿を主人公は見てない(^^;;;)お別れに追いかけるところも、『え?そんなに仲良かった?』だったのもなんか惜しい感じ。追いついた時の顔が怖いし!!
 …って、書くといろいろ出て来ちゃいますが・笑

ちゅら海水族館に行ってみたくなることは間違いなし。そして売店ではカレーを大盛りで頼みます(^^)
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