ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

永作博美

「この花咲くや」☆☆☆☆

 鹿児島発地域ドラマ

 へえ、街中からこんなに桜島がどーんと見えるんだ?もうそれだけでグッとドラマに心惹かれるちょろい視聴者です(笑)…でもその後もずっと面白くて1時間があっという間。
 結婚を前に立ちすくむヒロインが、他人を応援することで自分も決断する。地域発ドラマの王道ともいえる筋立を、鹿児島の伝説や風物詩や名産のみならず東北大震災に交通事故まで絡め、どの地域の人にも興味深い作品になったのでは。脚本の歌森ろば氏、覚えておきたいです。

 不動産屋で働くヒロイン知花(小芝風花)は、客を思いやりすぎて売上を逃しがちw 
今日も、わざわざ鹿児島に引越しながら
「桜島が見えない部屋がいい」
と言う初老の男性津村(吉岡秀隆)の事情が気になりすぎ、津村が拾った猫を飼える様、無駄に奔走することに。
 そのうち、津村の元妻(永作博美)と桜島で出会い……

 恋人洋平(犬飼貴史)のプロポーズをはぐらかす自分と、元妻に会いに行かない津村を重ね、津村の桜島行きを強く誘う知花なのでした。 


 まずもう、街を紹介するのに不動産屋勤め&転入者って大正解でしょう!
路面電車に、西郷どんの像w  市内の銭湯は全部温泉なんですってよ!うわー行ってみたーい。毎朝TVで噴火予報。降灰でけぶる街。ゴミ捨て場には、灰を集めて捨てる専用の袋。知らなかったですねえ。
 ヒロインの恋人は、地域ドラマお馴染み市役所勤め。年に一度の桜島避難訓練が目前です(噴火被害の報道映像も有り)
 全島訓練、恒例なんだ。ヘルメットのバーコードで全島民の避難状況を把握するシステムにも感服!!

 そんな備えの大事さを踏まえ
「君を守る」
とプロポーズする洋平。甘い言葉のはずなのに…本当に自分を守って父親に死なれている知花は喜べない。洋平に死んでほしくない、と泣いちゃう、ねえそれ大好きってことなのに。

 一方の津村の事情。
以前の住所が東北な事を知花は業務上知り得る。でも上司(吹越満)は客との関わりに当然ながら釘を刺すし。
元妻さんと出会った時も知花は、まずは津村の事には触れません。お節介が過ぎない節度、大事ですよね。
 その後、被災したことは津村からも知花に語られますが、猫の意味は視聴者は元妻と洋平のやり取りで知るんです。上手いわー。あ、津村家の娘さんが生きてるところも抑えめで好感持てます。猫抱いていた幼女の写真、遺影にして泣かせにきても不思議じゃないので。

 そして『フェリーならたった15分』の距離の桜島を、1人では行かれなかった同士で訪ねる知花と津村(ドラマ的に大事なこの距離、観光アピール的にも思わず行きたくなりますね!)
 急速に絆を取り戻す元夫婦を前に、最後の一歩を自分から踏み出す大切さを知る知花。サクヤコノハナヒメの様に、自分も花を咲かせて幸せになる!やっと、洋平の想いに応えられる日が来た様です…。
 うん、良かった!

 元気で健気な小芝風花、熊本弁は最小限ながら実にいいです。ベルベットボイス吉岡秀隆も、納得の配役でした。威圧感なく、助けたくなる感じ。
「私といるなら人生灰だらけってことよ」
と笑う永作博美もガッツ溢れててナイス。お似合いの2人です。

 そして桜島小みかん。本物も食べたいし、留め具に小みかんを模した印鑑入れ可愛い!

 ちなみに洋平は活火山をか「つ」かざんと言います。きちんとすぎる発音、かっかざんじゃない?と思いながら見ていましたが、NHKアナウンサーは「つ」で指導されるそうで納得、さすがNHK地域発ドラマですw

 冒頭のサクヤコノハナヒメのイラストも素敵なのに公式ブログスタッフに作者名なし。美術さん作なのか…。こうの史代っぽいかなあ

「半径5メートル」1☆☆

 これのモデルは「ポテサラおじさん」だろうと旦那に話したら、案の定知りませんでしたよ。家庭欄で「世間を騒がせる」といっても、その世間て極狭。

 雑誌社の1折…芸能部門記者として修行中の前田風未香(芳根京子)が、ポカでトクダネを逃してしまい左遷。2折…家庭欄に配属になり、エキセントリックな先輩亀山宝子(永作博美)に揉まれ記者として花開くのか?てな成長物語でしょうか。

 前述の「ポテサラおじさん」とは、出来合いのポテサラを買う子育てママに
「そのぐらい手作りしろ」
と説教を垂れる見知らぬオヤジのこと。ドラマ内ではそれが「おでんおじさん」に。なるほど、家庭料理でも惣菜屋の味でもあり得る一品で、かつ案外手がかかるの似てるかな?
 まずは蒟蒻農家に取材に行く宝子w 「手作りおでん」の定義やいかに? いや店でだって、芋からこんにゃく手作りしてるところはそうないでしょう!(実際、料理人や普段から料理する人ほどプロの味テイクアウトに寛容)
 でも問題の本筋は「じゃ、お前作れんのか」とオヤジに言い返すことでもたまには手抜きもいいじゃんねーとまとめることでもなくて。

 『男は泣くな』『強くあれ』と育てられて、男性は弱音を吐けない。その歪みが女子供に向かうので、まずはお子さんにジェンダー強制をしていないか考えてみましょう、って。……いや、そうかもしれないけどさあ!遠大な計画!
「泣いてもいいんだよ』
と息子を抱きとめ、ひいては旦那の痩せ我慢もケアしてる間にもまた別のオヤジに難癖つけ続けられるんですけど!そもそも、そんな嫌がらせを滅多にされない男性側は問題を把握しないままでは。

 と、ちょっと納得いかないし。SNSの問題が取材されて記事になって店頭に並ぶまでの時差!!せめて媒体はワイドショーやネットニュースでは?

 それでも、特に女性の生きづらさに焦点をあてる物語作りは令和風なのかも。2折編集者にはトランス女性香織(北村有起哉)も。

 

「みかづき」~最終回 ☆☆

「満ちたい、満ちたい、と満月になろうとする」
そうか、学校が太陽なら塾は月、と序盤で例えていましたが。その月の中でも、塾を大きくし学校設立を目指しと、常に上に向けて手を伸ばしていた千明は実は『みかづき』だったんですね(大の文部省嫌い、長女ふき子の実父がその文部省役人らしいのには笑いましたw 私怨w)

吾郎(高橋一生)と千明(永作博美)、二人で立ち上げた八千代塾。
経営のために受験対策塾に成り果て一度は吾郎が出て行っても、そのうち用務員室での無料の補習が始まるところは、初心を忘れぬ二人。孫の一郎(工藤阿須加)もやっぱり同志(岡本玲)をみつけ、ボランティアの宿題お兄さんから私塾だかNGOだかに広がろうとしている様子で、繋がるものがあるんですねえ。次女蘭(大政絢)の塾のスキャンダルで、私塾設立は頓挫したのが残念(しかし蘭の塾、講師全員20代w 長く勤められないのも問題ですが、生徒と講師の恋愛をどう防ぐのかとw)いったいどんな学校をつくろうとしていたのでしょうか……。学校嫌いで海外に飛び出した3女菜々美(桜井日奈子)も馴染めるような、自由な学校があったら良かったんでしょうにね。

吾郎の本、教育論はついに読まなかった千明。でも久しぶりに筆をとった吾郎が綴ったのは千明へのラブレター、もとい自分たちの半生記。題して「みかづき」 もう少し長生きして、千明にこそ読んで欲しかったでしょうにね。ひとり月を見上げ回想する吾郎さんが切ないのでした。

しかし老けメイクが……orz
最終話まで見てもやっぱり、初回で愕然とした不自然な老けメイクで我に返ってしまいましたよ。もったいなかったです。

「みかづき」2 ☆☆

合併して大きな塾に。

千明さんはまず、策を考える人なのね。
長女の様子がおかしい、もっと家族の時間が欲しい。そこで誰に相談するでなく
『よし、合併して授業をまかせて、自分は裏方になろう!』
がピコーンときたら猪突猛進w そういえば吾郎を引き込む時にも勧誘は後回し、とりあえず学校に怪文書を送って吾郎を追い出させてからの接近でしたっけ(^^;;;) ほんとヤバい奴ですぞ。

でも合併して生徒数も増えたら、受講料が安くなる。小規模を好んでいた吾郎も、そんな生徒側の利便から、合併やむなしとなりましたし。一応は結果オーライ。
何事にも理が先に立つ、可愛げがないと言われがちな千明さんのことも、その不器用さを吾郎さんは可愛い☆と愛でているんですから、割れ鍋に綴じ蓋なのでした。義理の仲の長女相手に、惚気てましたよね。
授業の間我慢していたトイレに、終わるなり駆け込むのが可愛い。朝からガリ版刷って手が汚れてて可愛い。う、うん。

ところで長女(黒川芽以)も、もう大学を卒業間近。大きくなったら塾を手伝う!という子供の頃の約束を、母は信じきって計画をたてていましたが、さすがにもう違う想いを抱いていましたよ。あの強烈なお母さんと同じ職場になんていられない、分かりますよ~。
母が反対勢力「太陽」と目す公立学校に勤務し、更に目の敵にする文部省勤務の彼氏(須賀健太)と結婚したいと。うわー。
「忙しい」「邪魔」と、話し合いにすらならない千明と、娘、吾郎との溝は埋まるのでしょうか。え、壇蜜と浮気?うわー。

一方の現代パート、弁当屋のお兄ちゃんは算数を教えてあげて「先生」と呼ばれて有頂天。無料で教われるとあって近所の子が集まってきます。これってもう、塾じゃない?

両方の時代で語られる生徒の気持ち
「勉強がわかるって、面白い」

これには幸せな気持ちになります。勉強って本来はさせられるものじゃない。ああ楽しい、もっと知りたいって勝手に深まっていくものですよね。その知識欲を削がずに育ててあげて欲しいです。

「みかづき」1 ☆☆☆

コント以下の老けメイクには絶句。
そりゃヴァンパイア永作博美を老けさせるのは大変でしょうけど、だからってあれは。

気を取り直して、「学習塾」を作った男女のお話。

押しに弱くて、つい児童の母と関係をもっちゃう用務員さん吾郎に高橋一生。大正解でしょう!そして、家庭教師を営むシングルマザー大島千明(永作博美)は、教え方のうまい用務員さんがいると娘に聞いて、偵察に行き教育を語り合って意気投合するのです。もとい
「こんなの初めて!」
は一致したのですが、内容は
→論破にならず男性と語り合えるのは!(千明)
→男女の仲にならずに話だけだなんて!(吾郎)
と大違いw 吾郎さん、とんだジゴロで千明を怒らせてしまうんですよ。いやあ「破廉恥」とか久しぶりに聞いたわ~w

現代パートでは孫もいて、教育界レジェンド夫婦ですから。てっきり、教育者としての吾郎と千明が色恋抜きで手を組んで塾を軌道に乗せ、その後気持ちが芽生えると思い込んで見ていましたら、えええ!
宿無しになった吾郎を塾予定の空き家に連れ込んだ千明。押し倒してるじゃないですかー!吾郎が拒めないタチなの知っててそれ、今までの保護者と何が違うのか、場所が校内じゃないだけ(^^;;;;) しかも、破廉恥用務員だと匿名の手紙で、吾郎を学校から追い出させたの千明だと、吾郎もわかってるんですよ。
『学校が太陽だとしたら、塾は月』
と綺麗なこと言いつつ、一度寝たぐらいでもう塾経営パートナーは決まりねって顔してますけど。そこまで都合のいい吾郎さんじゃない……って、なるんかい、パートナーに!赤ん坊抱いてるの、それふたりの子なの?はあ〜。

高度経済成長の波に乗り、ふたりの塾も順風満帆、生徒でぎゅうぎゅう。次回はそこに『悪徳塾がぼったくり』と週刊誌が逆風記事を書いてきて、さあどうなるのか。

それと孫の一郎(工藤阿須加)、教育に興味はありつつ祖父母に気兼ねして弁当屋バイトでお茶を濁す現在でしたが。授業についていかれず、塾にも通えない低所得家庭の子供にボランティアで数学など教え出したところです。教える喜びを知って、さてこちらもどうなる。

「いとの森の家」☆☆☆

福岡発地域ドラマ、樹木希林追悼で再放送。前後編。

ヒロイン加奈子(永作博美)は、小4の頃一時暮らした糸島を、同級生咲子(渡辺真起子)に呼ばれて再訪します。
転校生だからといじめられた訳じゃなかったけれど、土掘ってオケラ捕まえて戦わせるとかw もう都会っ子からは想像もつかない遊びばかりで、そりゃ馴染めませんよねえ(^^;;;;) それでも段々と輪に溶け込んでいった加奈子は、皆が出入りする森の可愛い家で、家主の おハルさん(樹木希林)と仲良くなります。
ニッキ(シナモン)の木の皮はいい香りがすること。でも悪戯に全部剥いではダメなこと、等々。自然や周囲の人との付き合いかたを、優しく教えてくれたハルさん。でもそのハルさんを大人は良く思っていなかったのでした。
死刑囚を慰問に行き、身寄りがなければ遺骨を引き取るんだと噂を聞いて子供心に怖くなり、酷い別れ方をしてしまったことを思い出した加奈子は、新聞社を訪ね当時のハルさんの想いや今の居場所を探してみるのですが。

糸島の自然が美しいですね!
ちょうど、風景に惹かれて糸島のシェアハウスSNSをフォローしたところだったりして。え、あの糸島?やっぱり素敵なところねえとドラマの背景に見入ったりしていました。そして樹木希林さんの存在感。森の魔女じゃないですかw 猫と子供は出入り自由って、それは猫と子供が怖いもの知らずだからじゃないのかとw
そして、実はアメリカに移民していたハルさんが「away,away」と痛みも不幸も飛んでいくおまじないをするところも、日系人収容所で見て見ぬ振りで罪に加担してしまったと海を見ながら後悔を語ったという場面も、どこか遠い国の物語の様。でも本当にあったこと。

実は病を得て、カフェを閉める前にと同級生を集めていた咲子。旦那と不仲になっていた加奈子。でもハルさんの願いを思い出すうち、生きている幸せと残された時間の大切さを改めて感じたふたりは、それぞれの幸せな暮らしへとまた戻っていくのでした。
(あ、小学校時代の習字の先生に中村蒼!)

「刑事バレリーノ」 ☆☆

バレエをバカにしてるよね……。

自分を白鳥の生まれ変わりと信じている新米刑事くるみ(♂)、それはいいです。
いつでもどこでもバレエ立ち、クルクルと移動、あらぬところでバレエジャンプw それもまあ大げさに表現してるだけで、誰でもずっと訓練していた特徴は立ち方や仕草に出ると思えばよくあること。娘がバレエをやめ陸上を始めた時にも、競技場で一人動きが違ってすぐみつけられたものですよ、ええ。
しかし見過ごせないのは小学校時代、コンクール全国優勝の演技。男子なのに、女子のチュチュ着て姫の踊りー?いやいや、男子には男子の大会がありますって!王子として跳躍の高さや回転や力強さを求められますって!タイトルが「バレリーナ」じゃなく「バレリー ノ 」になっている様に男女はすること違うのに。全国のバレエ男子が、こんなドラマのせいで的外れにバカにされるかと思うと辛いです、どうしてこんな失礼なことに……orz
作中の誘拐も生まれ変わりもトンデモ設定ですが、男女の扮装の違いは『誤り』です。明らかな誤りを面白いからって入れちゃいけませんでしょ。例えばドラマ中でも刑事が道交法を守ってシートベルトするように、守らなきゃいけないことってあるはず。
猛省して欲しいです。

「デート」鷲尾くん役で覚えた中島裕翔が主演。彼の熱演自体はイケていたので(「刑事ワンコ」を彷彿w )、連ドラになっちゃってもいいんですけど、コンクール優勝の場面だけちゃんと王子様にしましょうよ。

しかしよーく考えると、事件のメインは人体実験と生まれ変わり。事件解決に、くるみがバレリーノなことは何も役立っていませんよね。前世が牛なこともw 
鷲尾鷹男by高島兄もいい組み合わせで、スペック持ちの精神科医永作博美も変に作り込んであるだけに、普通にバディもので、毎回新たな前世発掘で牛だ虫だと能力開花して事件解決、でよかったんじゃないのかしらん。

「ダーティ・ママ!」1 ☆☆☆

ここまで邪悪なヒロイン、滅多にいないw


装甲車ベビーカーに赤ちゃん乗せて登場したチリチリパーマ刑事永作博美)が、どこでも子連れで突入しては

「授乳がしたい」

と容疑者のオフィスに不法侵入。

「子どもが触りたがってる」

と被害者のUSBをちょっと拝借、データをコピー。……だけならまだしも、証拠が無い相手を縛り付けて石投げで脅して吐かせるとかひどーい(あの後、どう家まで返したんだかw てか、どう捕まえて縛ったのw) 違法捜査にちゅうちょがない!裏金も平気でもらう! 
上司も一課の男どもも皆敵に回して、どこまでやるつもりなのでしょう。 


しかもその間、愛息橋蔵くん(1)の世話は部下に丸投げ。

交通課から異例の刑事抜擢で張り切る香里奈だったのに、まかされる仕事は橋蔵くんのおむつ替えてミルクやってお風呂入れて絵本読んで寝かしつけw 職場に子どもって、往年のアグネス論争を思い出しましたけどね。検挙率1位だから辞めさせられないの? いくら犯人逮捕してても、同時に訴訟と始末書も大量に抱えていそうなのにねー。 


扱いの酷さにブチキレ……る前に、クビを宣告されてしまう香里奈。だって普通にマトモな人なんだもん。そのマトモさ故に、逆ギレでまた子連れ捜査に戻ってくるところも予想通りです。さてこれから、マトモじゃない永作博美に感化されて行くのか?


1話私は楽しくみたのですが、不安もあり。
凶悪ママ刑事が無愛想すぎ、上司同僚に嫌われすぎでしょう〜。これに指導されたら香里奈チャンの出世は真っ暗ですw 聞き込み先ではよく笑うけど何故か『関西のおばちゃん』で可愛くありません。
せっかく、天海祐希じゃなく小柄な永作博美が演じるのなら、小動物なママ刑事さんでもいいのに。
『ほら、子守りの刑事連れて来たよ☆休んで☆』とか
『個人へのクレームも組織で受けて立つ』
って皆に守られてる可愛い人が、笑顔で暴言、笑顔でガンガン違法捜査って方が萌え〜(あ、でも「アンフェア」の脚本の人なら無愛想が好きなのかな。それとも「家政婦のミタ」に乗っかったとかw)
 

香里奈の恋人はお巡りさん(上地雄輔) 自分も目指している刑事に無試験でなった香里奈を応援しながらも嫉妬を隠せない描写がグーでした。あと、刑事課にこそっと林康文がいるのも嬉しい。
あ、犯人側にアンジャッシュ児嶋。普通に馴染んでいて、ひな壇に座ってるより向いているかも役者。 

橋蔵くんの父親や、その母親との揉め事もそのうちありそう……だけど、そっちはいいや。


「曲げられない女」最終回☆☆☆

大団円!

胎児に向かって
「そんな子は必要ありません!」
と言い出したときにはドン引きでしたけど、ちゃんとそこは反省したし子供の方も聞き分けよく(?)陣痛が治まってちゃんと試験も受けられて……、でも合格じゃなかったところは一筋縄では行きませんでしたけど。

あちらもこちらも収まるところにきちんと収まる良い最終回でした。

赤ちゃんがもう可愛くて可愛くてー♪

もとい、中島先生のボケも、団らんの和に毎度入りづらい正登も、とにかく積み重ねてきたキャラが本当にきちんと活躍していたドラマでしたよね。

10年唐突に跳んだのも、まあ許せたわ。日記を盗み読んでた娘は、お母さんと違って要領よく育っていて父親の血を感じさせました(笑)サキも弁護士にもなれていて良かった良かった。その昔
「私の様に幸せになって」
と勝ち誇って去っていったセレブ婚の女は離婚の危機。ざまーみろではありますが、弁護士のサキとつきあえばそのうち、男次第の生き方から自立して行くんでしょう。

「コレが、コレなもんで!」
そっかー、璃子と藍田が最終的にはくっついたのねー(本物の妊婦女優を妊婦としてキャスティングするという点で、歴史に残ったドラマなのでは。よくぞ途中入院も激やせも激太りもせずやり遂げました!)10年経ったにしてはツルツルな「お姉ちゃん」2人に笑いつつ、この2人ならアリだと思ったり。

「シャッターが開く」時のサキの叫び声だけは最後まで不愉快で辛かったのですが、絞り出してこその本音だろうしなー。うちのリモコンの音量ボタンが効かない方が悪いのでしょう、うん。


あ、弁護士目指したバカ息子、10年後にはどうしてたっけ?

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「曲げられない女」8,9☆☆☆

あった蓮美の天職!!なんと介護士とは!!

穏やかな藍田氏はこの間から来ればみんなに料理を作っていて、サキの詳細レポートでも”料理人”という結論が出て来るのもなるほど納得。しかし理詰めのレポートでも出なかった蓮美の適正が、息を吐く様にウソをつくことにあったとは~。もうそりゃあびっくり。もちろんそれだけじゃ駄目で笑顔も優しさもセットなんですけどね。

そうそうマンションのバカ息子!あれがサキの父が命を賭けて救った赤ちゃんだったとはー!!(その御恩を本人に繰り返し語って聞かせていないの!?そりゃバカに育ちもするだろーと大呆れ)
サキの自分語りは長過ぎる気もしましたが、2人がこうして出会うタイミングとしては、妊娠して友達をなくしてしまった今だからこそ!の言葉を彼に届けられてこれ以上はないベストの時だったんだから良いでしょう。

正登も、最初はイケメンで弁護士で、どーしてサキみたいな変人の彼女で続いたのかなと謎だったわけですが、どんどん嫌で駄目で情けない奴に成り下がり……そうかー、元は似合いの2人だったのかと妙に納得。そして下がるだけ評価が下がると逆に、良いところが見えてきたりして。
俺はずるい、優しくするしか能がないという卑下に
「私の宝物だった元彼を悪く言うな」
とサキが言うに至っては……ちょっとロマンチックですらある。ここまで株を下げての元鞘も、やっぱりアリなんだろうかとドキドキしてきましたよ!

最終回前の現在、淡々と父親代わりをつとめる藍田があまりに結婚向きなだけに、ドラマ的には逆転の期待が??
2次に進んだ司法試験、果たしてちゃんと受けられるのか??

……それにしてもサキ、何度病院に運び込まれているんですか。医療費がかさむんだから養生しようよー(笑) 

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「曲げられない女」7 ☆☆

ああ、正登やっぱり嫌な奴だったー(><)
分かってたけど、妊娠を聞いてとんで来て3度目のプロポーズをしてくれたときにはちょっと変わったのかと期待したのに。
「お前の夢なんてたいしたことナイダロ!」
と言わなくていい本心をやっぱりペロッと言ってしまうのよねー。9年いったいサキは正登のどこが好きで、正登もサキの何が好きだったの??おまけに秘書はどうするつもり、秘書は。

でも、サキが堕胎するつもりで署名が藍田で、ショックを受ける正登はさすがに可哀想。自分の子が知らない間に始末されようとしていたなんて(自分がそれっぽっちの存在と判断されたと思うんだろうし)

勝手に正登に知らせた璃子は、正しかったのかお節介なのか。

もちろん、彼女の中では完全に正しいことをしたつもりだろうから怒られるわけが分からないだろうなあ。自分のことだって、誰かが代わりに旦那に知らせて、連れてきて欲しいと思っているのに誰もそんな”親切”はしてくれないし。藍田は藍田で、他の男の子供を産もうとしているサキを見ているのも、璃子との喧嘩を見ているのも辛いと出て行くし。
出来たばっかりの友達が去っていく~。

ただ、それをきっかけに璃子は腹をくくって、長部の家に頭を下げた……!!この璃子の変化が、物語をまたどう動かしていくのか?
(それにしても、彼女はリアルに妊婦さんなのよね?「あえて言わなかったけどお腹出てきた」程度のファッショナブルな着こなし、ずっと驚きの目で見ておりました。ツレに至っては気がついてなかった!!)

認知しない男の会社で、暴れちゃったサキにはドン引き。相手が誰かもバレて男の立場も悪くなることを、恋人だった女性は望んだんでしょうか? 女性が望む認知や養育費要求の時にも立場が悪くなるに違いないわ。

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「曲げられない女」6☆☆☆

え、司法書士に目標を変えるのか??
と、思わせておいて。その資料をあげちゃったりするサキ。どうするんだろう。本格化する璃子の離婚問題は、なんと正登が夫側の弁護士で現れるし(裏切り者!)警察官僚藍田は、自分の立場を利用して優位に立つことに倦んでいるし。サキが目指している「正しい」立場にいる人が、必ずしも好きなことだけしているわけではない様子が描かれていて微妙な感じです。
そしてついに、事件が。

トップの藍田が何も知らずにいるうちに、ストーカー殺人が起きてしまっていて。昔を語ったり泣き出したり、サキとはまた違った形でシャッターを開けた藍田にサキは、
「自分を卑下したり、恥ずかしいと思うことはもう必要ありません」と力強く励ましの言葉をかけるのでした!

この「必要ありません」て、当初は会社や理解のない親へと関わりを断つ形で使われていただけに、こうして友のために使うことが来るとは感慨深いものがありますねー。璃子への「私の友達を悪く言わないでくれないかなあ!」と同じなんですけどね。
友達でいましょう宣告、決して友達が恋人の下なわけではなくて、自分を否定しないただ1人の人は大事な友達でいてほしいから、だったからというのも深いです。
そして、きちんと遺族にゴメンナサイを言う代わりに、責任をとって辞職することになった藍田。……エー!それでなんの仕事するの??璃子みたいにコンビニってわけにもいかないでしょう~!!貯金がたんまりあるかなあ。

さて、サキが司法試験に受からない理由は本人もさっぱり分からないそうなのですが、果たして本当に璃子が言う様に『顔のせい』なのか??正登にすすめられた司法書士になるのか??
3人で探偵事務所でも始めてしまいそうで怖いです(^^;;;)

最後の妊娠は……エー???? 

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「曲げられない女」5 ☆☆☆

お友達ができるまで。三十路も越えて今さら(笑)


これで正登という恋人(元)の存在もなかったら本当に危ない人になってしまうわけですが、なるほどと思ったのは<恋人>になるには告白されたり、キスその他段階を踏むおつきあいがあったり、確認する手段が確かにあるんですよね。でも<友達>は、一緒にトイレ行かなくちゃとかランチしなくちゃ毎晩電話しなくちゃとか、決められた<友達>コースがあるわけじゃなくそれぞれです。
「私の友達になって下さい」
なんてわざわざ頼むのも小学生のうちだけ。大人になると、ただの知り合いなのか<友達>なのかは、確かに微妙になってきますね。

そんなわけで、先週は自ら「友達なんていない」と璃子や藍田を認定外に置いていたサキでしたが終盤で「友」かも、と思い始め。さて、璃子の家のゴタゴタに口を出すのか出さないのか、だって自分は友達なのか関係ない人なのか、悩んだ末に爆発するサキなのでした(笑)

それにしても、璃子の子供がクソガキだったー!

食べ物の好き嫌いもそうだけど、礼や挨拶を言えないだなんて「大きいママ」の躾けもろくなもんじゃない。それでも熱を出したら「ママ」って呼ぶの?逃げたら怒るぐらいには愛着あるの?すっごく不思議な親子関係で、この先離婚してひきとったとしてどうにかなる気がしないのですが(^^;;;;)
1人で生きていく覚悟を決めた璃子になら、懐く!という約束になっていそうでどうなるやらです。
 

藍田も本気でサキに惚れたんですって。でも今のサキに必要なのは恋人じゃなくて<友達>なので玉砕です。逆に正登はもう、婚約指輪をはめてくれる指を手近なところで見つけてしまって……彼に必要だったのはサキじゃなくて<妻>だったのねー。
なのに皮肉なことに当のサキは、10年目の司法試験願書を失念するほどの勢いで人生の転換期。
これは本当に、もっと大切なことをたくさん見つけて、弁護士になんかならなくていいって話になるのか、それとも友の助力で念願かなって素敵な弁護士さんになれるのか?そして友を助けてあげられるの?
(マンションのバカ息子もどうにか更正させて欲しい!) 

とっても変な人達の、とっても真面目な人生の話。地味に面白いです。
10年日記が欲しくなってます。 

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「曲げられない女」3 ☆☆

うわ荻原母、毒親(><)
自分の娘まで生徒の様に支配して押さえつけて。生徒>自分の命な様ですが、そうまでして顔を見に来て死なれたら生徒も迷惑でしょうに。
それでも外出を手伝う娘&悪友2人。それぞれ得意技(?)を駆使して医者や看護婦をクリアしていく様子は悪のりで声出して笑っちゃいましたわー。
サキがやっと言えた
「ずっと我慢してた」
「クソババア!」
だけでなく、この行動力&友の存在があってやっと、母は娘がもう子供じゃなくなったと分かってくれたのかしら。でもねえ、”自分の育て方のせいでこんな娘に”と責任感じること自体がまだ支配している証拠というか。こんなところで亡くならずに、サキが弁護士になって(もしくはとにかく職を得て)立派になったねえと認めてやれるまで生きていて欲しかったですね。なんか悔しい。

通夜の席、元カレの存在がなんか変……と思ったら、警視正に卑怯だと怒られていました。えーっと君が憤る筋合いじゃなくない?やっぱりサキに惚れた展開になってきましたよー。彼も彼で、親が警察の偉い人で今だ認められずにいるらしいのも気になるわ。
永作の実の親もそのうち出て来るのかしら……。 

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「曲げられない女」1 ☆☆☆☆

こっちの一直線な人は、歯を食いしばって突き進むことの孤独と不安に耐えている人だったのでした……深イイ!!

昨日が「まっすぐな男」今日が「曲げられない女」、ドラマ好きとしては比べないわけにいかないこの2本、正直者VS変人じゃ分が悪いかなーと冒頭は思っていたのですが、じゃすみん的にはこちらの方がストレス少ないです。弁護士を目指す主人公らしくどんどん人生を考える話になり、実に見応えのある大人のワクワクドラマでした。

9年も司法試験に落ち続けているヒロイン荻原(オギワラ笑@菅野)。そんな彼女にプロポーズする年下弁護士の彼(塚本)。ここでハイと返事をして家庭に入る楽な道を、選べる様には育てられなかった女は正しいのか可哀想なのか?

だいたい彼も、変人と承知で10年おつきあいしてるんだからさー、今さら変われとか受験止めろとか言わずにただ籍入れるだけで何故いけないのかしら??という私。いーや逆ギレする彼の気持ちが良く分かるというツレ。男と女、永遠の平行線??

本当に好きならもうちょっと待てると思うのにな。なんで捨てるかな指輪ー。
で、同僚だった職場も辞めちゃう塚本君。ま、まさか1話だけのゲスト?と驚いていたらちゃんと予告にも顔を出していました。結局、腐れ縁で続いて、辛い道をあえて進む彼女を励ましていってくれるのでしょうか??……そうあって欲しいなー。これで即、頭の軽い可愛い娘と結婚でもされたら荻原が可哀想過ぎるわ(現実はえてしてソッチでしょうが ^^;;;)

幸せお節介な元同級生(永作博美)は、やっぱりいびつな結婚生活を送っているようで、これもそのうち破綻が来てヒロインの生き方を認めざるを得なくなるでしょう。怖い怖い。

結婚不信の警察官僚(谷原老けた)は逆に、ヒロインの様な女とだったら共に生きていけると思い始めるのでしょうか?

自分の結婚話より、隣席の離婚話&自殺かも?が先に来るクールなヒロインを、変人ならまかせておけの菅野美穂が好演。そのあまりの不器用さを応援したくなればもう、制作側の思うつぼなのかもしれません。
離婚だ訴訟だと重い話にもなりそうですが、最後は見事、溜め込んだワインをぱーっとあけて祝杯を上げるような、目出度いラストになることを期待してます!!

(荻原の亡き父で林康文がちょっとみれたのも嬉しかったです。お間抜けで哀しい死因があんなに似合うのは彼ならでは)
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「蟻地獄」文庫

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