ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

毎熊克哉

「彼女たちの犯罪」1〜最終回☆☆☆☆

 人生の席替え、やばい。

 ずっと見てはいたのですが、初回から3話ぐらいまでは何がなんやらで。
 正妻と不倫相手、女刑事と…死にたがってる資産家女
 4人で正妻の自殺偽装を企てたらしいのに、ちょくちょく矛盾する場面が挟まれて混乱するのですよ。そこがまんまと気になり、中盤以降録画ためつつも消せず。他ドラマが終了してこちら見始めれば、独特の暗いナレーションや不気味な歌声劇伴も癖になって一気に1日で見てしまいましたよ。毎週放映よりNetflixとか向きかもしれないですね、これ…。

 離婚してほしい正妻神野由香里(前田敦子)と、結婚したい不倫相手繭美(深川麻衣)。なんと2人が手を組んで、浮気の証拠はバッチリというのに当の旦那(毎熊克哉)はのらりくらり。
 そこに、何がどーして女刑事熊沢(石井杏奈)から計画が提案されたのか。熊沢と繭美は先輩後輩で元々の知り合いとして、死ぬのは私でいいじゃん!と笑顔で加わる資産家玉名翠(さとうほなみ)の存在を、熊沢はいつ知ったんだったっけか……。 あれ、由香里の葬式後も翠が生きてる?血のついた服って何? と、時系列バラバラ&ミスリードも挟まれるので大混乱です。

 ただ、繰り返される崖での別れの場面。
伸び放題の髪が肩につく翠ときっちり顎上で切りたての由香里が、服と装身具だけ変えて成り済ますのは……美容院行って…と思ってましたので。
実際に死んだ女が短髪だった事には大納得。
ずっと神野由香里ことアイを脅していた、本当の由香里(南沢奈央)が計画を聞いてしまって繭美に絡み、結果、海に投げられたのはそっちの由香里だったのでしたー!友達を死なせるより、生かしとくとバレるこいつでよくない?とまあなるよね…う、うん。

 そして立案者熊沢の真意は?
むかし神野旦那が好きだったよね? 今更、妻と愛人を陥れたかった⁇
と疑心暗鬼にかられる愛人繭美ですが。むしろ女を弄ぶクズ男に復讐しつつ大好きな先輩繭美を守りたかったわけで……視聴者はずっと見てたけど繭美は知らなかったシングルで育てている息子が、神野に暴行されて出来た子、なのは悲し過ぎる。
しかし発端が、余命宣告とは……。
死にゆく自分が全ての罪を被るから!って、うっかり途中で死んでたら?可愛い息子の未来は⁉︎

 まあ書いちゃうと、熊沢家と暮らした翠が息子くんの世話に生きる意味を見出すことになり。施設から引き取って大団円です。資産はある!

 その頃、アイと繭美は多分服役中として。愛人の首絞めてるところに警察きちゃった旦那は、何かの罪にはなったんでしょうか笑(孫がいたと知ったら、神野両親が引き取りたがりそうですが。教えなかったか、本人が嫌がったか)
 それとアイの戸籍はどうなったかな…母を見つけて実子と証言されないと、血統主義の日本の戸籍は無理なので、出来ても住民票止まりかも。でも夫より親身な神野両親の支えがありそうなのが救いかも。

 地味ながら良作サスペンスでした。

お堅い暗い石井杏奈は新境地だったのでは。熊沢にずっと手を差し伸べ続ける上司(野間口徹)がラブでないのも良かったです。
あ、本物由香里の恋人なごろつきが前原瑞樹。朝ドラ「らんまん」で覚えた前原ズ。

 

「コントが始まる」〜5☆☆☆☆

 あいたたた、どっちを見ても痛い痛い。

 当初はてっきりそのうち売れて、下積み時代から応援していたヒロイン里穂子(有村架純)とすれ違って揉めていくのだと思ってましたよマクベス。あんなそれぞれキャラ立ちしてて声出てて、客席と演者に向ける体の位置が常に正解なコント師、人気でない訳ある??
 しかし実際はさっぱり売れないまま、予告解散ライブの日が迫ってきます。

 春斗(菅田将暉)は、宗教に走って離婚し引きこもった兄(毎熊克哉)と和解、兄も外へ。瞬太(神木隆之介)は毒母(西田尚美)との絶縁をギリギリで解いて看取って。と、メンバーそれぞれの家庭問題を解決していく中、解散して店継いで結婚するつもりだった潤平(仲野太賀)がひっそりと追い込まれていくのよね。実家の酒屋は妹婿がまさかの早期退職で継いじゃった。じゃあ続けても…と思わないでもない背中を押してくれるかと思った恩師(鈴木浩介)は、そりゃ辞めたほうがいいと断言。
「これまでの10年と、これからの10年は違う」
……ですよね。
みんなよりちょっと早く社会に出たはずが、この先は子育て出世と、人生のフェーズを追い抜かれていく時期になるわけで。

 潤平がその昔彼女を取り合った奴からの、出演依頼。多分売れてたら聞き流せるようなことで
「見下してる」
とブチ切れて席を立つ春斗。あーあ。
ここで成程と思ったのは相手の『高校生で時間が止まってる』というからかいの言葉。確かに!ここまでずっと、マクベス結成のあのラーメン屋を立ち位置変えて何度も見せられて。各自のオーダーも言葉も表情も、そりゃこっちは回想シーン見たばかりだけど生きてる君らは10年も前の記憶、普通もっと朧げだよ?とツッコんでいたわけですが、その記憶良すぎることそのものがまさかの伏線w そのひとときをそれは大切に共有して、しがんでしがんでしがんで来たらそりゃ忘れないわ。

 それでもプロポーズのサプライズは準備する潤平ですが。売れないマクベスでも応援してくれた恋人(芳根京子)には逆に、夢も職も無くしたけど受け入れろは無理ゲーなのでは??

 マクベスのネタがなにかと私生活反映しすぎなのもまたツッコミどころ。乗り越えればこの解散騒ぎもまたネタになる…のか?
 セクシージャーマネに中村倫也。マクベス動画どっぷりな里穂子に対し、ネタに興味ゼロながらメンバーと知り合っていく妹つむぎ(古川琴音)
 春斗と里穂子、瞬太とつむぎの仲も未だハッキリはしないまま5話だよ?? どうするの?
 毎週これだけはリアタイでハラハラと見守ってます💦

「妖怪シェアハウス」~最終回 ☆☆☆☆

 ナイスな最終回。
どっちかと結婚せねば!となって驚いたのですがw 恋も仕事も住む場所も無くしてシェアハウスに流れ着いたヒロインが、笑顔で自立して巣立っていく大団円で元気がでましたよね。

 なにしろ元凶の二股男をお岩さん(松本まりか)の協力でやっつけた後にも、就職を期待して欺されたり幼なじみを結婚詐欺から救ったり。そんな妖怪話を書いたSNSで炎上したりと何かと騒ぎになりがちなヒロイン澪ちゃん(小柴風花) その度に皿屋敷のお菊さん(佐津川愛美)に酒呑童子(毎熊克哉)やぬらりひょん(大倉孝二)にアマビエ(片桐仁)に等々と助けられ、すっかり妖怪達に慣れてしまったうえ、祟られた相手は生きた人間の嫉妬が産んだ生き霊w もういっそ人間たちの方が怖くないですか??
 とはいえ、澪ちゃんが妖怪たちと馴染みすぎることで世界のバランスが壊れる云々に陰陽師の家主譲さん(味方良介)は気付いているし、個人的にも澪ちゃんが心配。終いには、澪に角まで生えだしてしまってさあ大変! 澪の妖怪化を止める唯一の手立てが、期日までの結婚、とな。ではボクと!と全てを知って告白してきた譲と、何も知らないけれど妖怪好き&何より澪から惚れた編集長原島(大東俊介)の、どちらを選ぶのか?

 天狗のお札を手に助けを呼んで、現れた譲の手をとった澪ちゃん。え、そっち?
トントン拍子に白無垢で式を挙げ、宮司の嫁が板に付き、檀家さんとも馴染んでそろそろ子供が欲しいね、なんてラブラブで幸せだけれど何故か心に吹く隙間風。何かやり残したことがあった気がする……。

 と、見つけたお札を手にすると時がまき戻って今度は助けに来たのは原島で、その手をとれば2人で仕上げた原稿が大ヒット!作家として成功し先生と呼ばれ、作品が映画化も決まって誇らしいけれど、次々と仕事を決めてプロデュースしているのは原島。本当に自分が書きたかったのはこれだったかな?

 人生の分岐点、選ばなかった方に進んでいたらどうなっていたのかは誰しも気になるところ。でも実際に両方体験して一長一短なのも困りますよねえ~?天狗のお札のお陰で両方分かっただろう、さあどっち?どっちにする?と詰め寄られても答えのでない澪。それよりも、原島の助言を受けて書いていた児童小説のコンペ締め切りが間近! と、生き霊のせいでデータが消えた小説の書き直しに戻ります。おやそれって、原島を選んだのかなと思いきや。 角を出しながら書き切った小説は、原島のチェック無しでさっさと投稿してしまいましたよ。

 落選してもいいから好きに書きたい。なるほど。そして角も、熱中したときたまに出るぐらいだからキニシナイ。 何より、何が起こるか分からないスリリングな暮らしが身についてしまった!と言われたら更に納得で、無理に結婚することなんかなかったんですよ! いやあスッキリ☆
 分かったところで、あの借金取りに追われている時にも引いていた黄色いスーツケースをお供に旅立つことにした澪ちゃん。小さな喜界島出身の女の子が、世界中を好きに観て回るんだね。あなたのそばにもほら、角が見え隠れする元気な娘さんがいるのかもですよ~

 後日、皆の元に届いたのは出版された『妖怪シェアハウス』! 投稿した原稿が本になったってことでしょうか。それなら旅の資金が大丈夫かは心配しなくていいのかなw 装丁は、住民に似たイラストで見たかったなあ。
そうそう、天狗のお札の代わりに皆が差し出した大事なもの、夫にもらったかんざしや金棒とお岩さん酒呑童子はいかにも大事なものなのに、ぬらりひょんでちょっと微妙、座敷童(池谷のぶえ)では完全にそれかーいとツッコミたくなる代物にw そんな、常に細部まで楽しめるところも好きでした(^^) 妖怪に全部注釈ついて入門編にも最適、案外海外でうけるコンテンツなのでは!

「妖怪シェアハウス」1 ☆☆☆

 あら楽しい。そして小柴風花がこんな役にもはまってるw

 貢いだ男健太郎に捨てられて、借金取りから逃げ回るヒロイン澪(小柴風花)
金なし職無し宿もなしorz 神社の境内で行き倒れていたところを拾われて、古民家シェアハウスで目覚めます。何故か熱心に復讐をすすめる伊和さんにその気になった澪でしたが、ここの皆さんて……ちょっと変?

 変どころか妖怪でしたw
かの有名な四谷怪談のお岩さん:伊和(松本まりか)は今も二股はトラウマで絶許w マッチョ兄さんは酒呑童子:酒井(毎熊克哉)で、法律と金に詳しいオヤジはぬらりひょん:沼田(大倉孝二)、そして童にはほ見えない座敷童子:和良部(池谷のぶえ)は……寮母で、精霊、ね(^^;;;;)
 とりあえず伊和の誘惑についてきた健太郎(征木玲弥)をたーっぷり怖い目に遭わせ、返金も請求し、復縁案も蹴り飛ばして(物理w)別れた、澪。怪しい雑誌社に、妖怪担当で再就職できそうです。貢がない新生活の幕開け。 本当は人間は住めない妖怪シェアハウスですが、引っ越し代が貯まるまでは置いてもらいましょう。

 二股を責められた健太郎が澪に言い放つ
「ウザいんだよ!」
が自分にも心当たって、尽くしすぎた自分が重かったのかと何百年越しに傷つく伊和さん(^^;;;;;) いやいや出世のために妻に毒を盛った伊右衛門は、確実にクズだからさ。あなたのせいじゃないよ……。
同じように澪だって、悪いのはだまし続けた健太郎の方。それでも、自分だけが我慢すればいい、黙っていいなりで好かれよう、と流されて生きていたのは良くなかったよね。
さて、新生活で強くなってシェアハウスを出て行けるのか?? 新しい恋はあるのか?編集長(大東俊介)か、神主さん(味方良介)かな

 夏らしい楽しいドラマになりそうです☆

「恋はつづくよどこまでも」2、3 ☆

 はい、姉でした。
ここまで驚けないのも珍しい…orz

 なんでも天堂家所有のマンションで、病院関係者には安く貸し出しているんだそう。 だったら1話の「なんでついてくる」なんて反応は変でしょうに。下手したら前住者だって看護師だよね、それも魔王のイビリで辞めた、なんて逸話ないのかい。上の階にも「シュークリーム作戦☆」の来生医師(毎熊克哉)が本宅は別にありつつ仮眠用にキープで居たりします(夜にベランダ越しに話さないで、近所迷惑な)
周囲だって、鹿児島から出てきた=あそこ住んでるのかな、じゃないのかい!

 2人の距離が縮まるのは、なるほど患者を通じてでした。

仲良くなった患者さんの死。距離を置け、という天堂(佐藤健)の忠告虚しく手術室の外で待つほど思い入れてしまった勇者ちゃん(ヒマなのか)、有能な同僚はその手術室の中に居たわけで、何もできなかった感も加わりショックで「もう看護師やめる」と泣くほどに。それこそ突き放されるかと思いきや、
「優しく、ぎゅーって」
してくれるんですよ! 実は研修医仲間だった恋人(蓮佛美沙子)を、闘病の末に亡くしている魔王天堂。え、元職場に入院?それ復帰を思って辛い上に、知り合いに身体見られるの若い女性として嫌じゃない?と色々ツッコミつつ、笑わなくなったのはそれからだそうで、見送る辛さには共感してくれる人だったのでした。その分、仕事上のミスにはキツイけど、と。なるほど。

 しかし、その「優しく、ぎゅー」を職場で言うか。
ミキ兄ちゃん看護師(昴生)に聴きつけられて、大騒ぎで言いふらされてorz 飲み会で天堂まで一緒にからかわれるんですよ。口が軽いどころじゃないでしょ。酔いつぶれたサクラ(上白石萌音)を背負って連れ帰る魔王。何それ。迷惑すぎる。
 いくらサクラが「天堂先生が好きです!」と公言してたって、意識ない時まで周囲のお膳立てで天堂の前にほったらかすの、どうかと思うのよ。少女漫画のドリームにツッコんでも虚しいですがw 熱発時には、夜通し看病。寝てる間鼻ほじったりするかもしれないのに、見守られているってうっとりシチュですか? 
そもそも憧れの人が同僚になって、一旦落ち着いてから惚れ直すプロセス無しにずーっと好きでいられて、いまひとつ共感できません。あの顔が好きなのね、ってなる。佐藤健なだけにw
 サクラはサクラで、すぐに天堂相手に妄想が滾っていてそれもキモい。

 それでも、持ち前のコミュ力を発揮して頑張る勇者サクラちゃん。
食欲不振の患者さんを食堂に連れ出し会話するうち「食べようかな」と思わせたり。健康食品オタクの患者さんには、それをよく聞いて看護記録に載せたことで、投薬が効かないのは青汁のせいと判明したり。ある意味有能なのですが、だからって血液検査データを取り間違えるミスは大問題だし、注射イップスを克服!と胸張られても。同じ新人の有能ナースちゃん(吉川愛)は当たり前に全部こなしてて、サクラ担当分の採血も全部回されて自分の仕事がままなりません、と訴えている横でそんな、ゆっくり話ができて偉かったねとドジな方が褒められているの酷いでしょ(^^;;;;;)

 再び天堂を笑わせるのはこんな娘かも、と周囲が変化を待ち望んでいたと言う来生の言い分は分かるんですけどねえ。言葉じゃなく演出でそれを見せてくれないかな。おまけに、そんなこと言うけどどうせサクラを好きなんでしょ?と思わせてた通り、そいつも恋敵に立候補ですよー。いや、だったらシュークリーム作戦とか最初から言うなよとw

 ここまで文句言ってるのになぜ見ているんでしょう私w きっと来週も見ますw なぜだー
3回、患者の妻で青木さやか。決め台詞なしの役者さんとしていい感じでしたよ。 

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