ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

武井咲

「今からあなたを脅迫します」1 ☆☆

回りくどい脅迫ごっこより、武井咲のお腹ばかりが気になります。

「こいつを殺す」
と、椅子に縛られた男に銃をつきつける脅迫映像。そんなとんでもない郵便物を受け取った澪は、指定の番号に電話をしますが話はトンチンカン。なにしろそれは先住者にあてた郵便で、引っ越してきたばかりの澪は、殺されそうな佐藤さんも預かったという金とも、無関係なのですから。
それでもなぜか金額を聞きたがる澪は、なんと、払う、と軽~く言い放つのでした。

腐る程現金を部屋に溜めてる女子大生。はいはい。
訳ありで送られてくる、自分のためには使いたくないお金。そんなの寄付か捨てるか好きにすればいいですけど、安アパートに何億円もただ置いて、他人がいるのに隣室からちょっと100万円出してくるのはダメってばー!今回その他人が、脅迫映像の血まみれもメイクで済ませるソフトな脅迫屋(ディーンフジオカ)だったから見て見ぬ振りで済んだんですけどね……。世の中、もっとはした金で殺された人はたくさんいるし、現金があるならまず殺してから家探しをする人種だっているのに。

そんなわけで、可哀想な被害者の方が悪人とわかる謎解きはほぼどうでも良くて。
世間知らずの金持ち女子大生が、脅迫屋の仲間にさせられるまでを描いた第1話でした。奇抜な設定に回りくどい会話、非常事態に鈍感な訳ありヒロイン。ラノベくさーいw その分展開ものろくてイライラしましたよ。考え事をすると『おはぎを大量に作ってしまう癖』ですってw 材料買わなかったら済むだけなのに、癖w

でもまあディーンフジオカの決め台詞はお似合いです。これから大きくなる武井咲のお腹をどう撮るのか、撮らないのかも多分気になりつつ……見るのかなあ。

「黒革の手帖(武井咲)」2~4 ☆☆☆

楽しんでます。

4話は特に塾理事長(高嶋政伸)が熱演w
「愛が、愛が欲しいんだよぉ」
と元子を布団に押し倒しながらも自分のベルトを緩める動作の手早いこと。2秒前の「具合が悪そうだ、休まなきゃ」が心底口だけで笑えるやら気持ち悪いやら。
仲居さん情報ではしょっちゅうそんなことやらかしてるらしいのに、酒の追加を自分で頼んでいたのを忘れて襲いかかるとか馬鹿かとw (しかもその料亭やらリゾートの隠れ家旅館やら下心満載の予約を妙齢の秘書にさせてるんですからそっちもセクハラですよねー)
隙を見て逃げおおせた元子を、裏口から逃がしてくれた気の利く仲居さん。なんとカルネで働き始め……『その理事長』に夜のお届け物をするなんて。なんで?なんで引き受けたの?それでいいの?

2話では元同僚の仲里依紗が店を流行らせ院長(奥田瑛二)に取り入り、3話では里依紗の代わりに捨てられた婦長(高畑淳子)が院長の隠し帳簿を持ってくる……。今回はその両方、理事長と寝た挙句に裏口入学メモをコピーしてこいというんですから、今度こそそのネタで元子が脅されても不思議じゃないですよね。料亭転がして更にのし上げる算段はさあどうなるのか。
次週に続く。

大筋は分かっていても味付けの違いでやはり面白く見られて、さすがの名作です。情報がアイパッドになりUSBコピーに代わっても、やはりキーアイテムは黒革の手帖。

手術希望でもまずエステして
「貴女は美しい! それでも手術が必要と思うなら……」
と褒めて心を掴むクリニックは、なるほど流行るなと思わせましたし。
裏口入学の金額をどどんとふっかけても

「…思ったよりお安いわね」「そうだね」
と来るならそりゃ濡れ手に粟でしょうし(個人的には、一生勉強のはずの医者だけは裏口から入れてもしょーもないのにと思うのですが)
影のドン伊東四郎がすすめる料亭転売も、実際の額の四分の一は裏金で渡せば税金要らないとか、まあ世には庶民と関係ない金儲けがゴロゴロ転がっているものですねえ。

下衆な客ばかりの中、一筋の清涼剤が安島議員。
立候補するための政略結婚。嫁(江口のりこ)も割り切っていて、事あるごとに親の会社のためで貴方は票のため、お互い勝手にやりましょうと口に出して言うのですが、そんな妻をきちんと愛そうとする安島さん。情熱的な口づけ(きゃー)、事後に一人帰ろうとする妻を抱きしめて(きゃー)「送るよ」って!!
惚れてまうやろー!
なのに、元子からの好意もはねつけはしない優しさが……ズルいのよ。せっかく予防線張っていた奥さんをわざわざ懐柔したのだから、傷つける事がないようにしてあげて下さいよ……。

映画「テラフォーマーズ」 ☆☆

ハイ火星、ハイゴキブリ、ハイ昆虫化!
原作「テラフォーマーズ」成分の最低限は盛り込まれていますけど、それぞれの事情や生い立ちの悲哀はばっさりカットor薄味に。むしろあの、お涙頂戴こそ原作の真骨頂で邦画と相性いいと思ってたのにな。まあ三池監督だし、分かってたのに怖いもの見たさに負けてしまいましたよ。
あ、首は飛びます。スポーンと。

というわけで、人気漫画の実写映画化。
火星移住を視野に入れてる未来社会。しかし事前の火星環境地球化=テラフォーミングが功を奏しすぎ、地衣類と共に送り込まれたゴキブリは二足歩行するムキムキマッチョに進化して地球人を待ち受けていたのだった……!
本当になんでよりによってGを。そして「進化」をなんだと思ってるんだか、人型のGとかw

さておき、そんな基本以外はあれこれ大胆に違いました。各国が火星の覇権を巡り軍の精鋭を送り込んできて肉弾&情報戦でぐっちゃぐちゃ、という部分は無しで。日本だけが進化Gの存在を知り、抜け駆けで宇宙船を飛ばすのです。するとほら、クルーが全て日本人でOK!邦画で無問題!しかし報酬目当てのクルーは軍人ですらなく、犯罪者崩れのチンピラ(と美人)ばかりの惨状で、宇宙船がよく無事に火星まで飛んだものですorz
ただクルーは誰でもいいってわけじゃなく、バグズ手術(=昆虫の能力あれこれを取り入れる為の人体改造)に適合率が高くなければなりません。ここも作品の目玉ですのでほぼ原作通り。しかし、送り込むほうはG人間との戦闘も予想していたでしょうに訓練もせず、襲われてから『実はこんな能力がね』って遅いから!

主人公は一応小吉(伊藤英明)、DV義父を刺した奈々緒(武井咲)をかばってそいつにとどめを刺すという無茶で指名手配に。「ブレードランナー」テーマパークの様な街を2人逃げ惑っているところを、なぜかバグズ手術適合率を知っているマッドサイエンティスト本多(小栗旬)に拾われての参加となります。その決意が軽いw 「じゃあ行く!」って奈々緒ちゃん、電車でじゃないよ、死ぬかもしれない手術を受けてから火星にだよ。またそれを「お前となら地獄でも」とぬかす小吉。それだけ聞いたら熱愛カップルですが恋人には見えないんですよね、せいぜい兄妹。 愛が冷めたら別れる恋人や夫婦より、家族の絆の方が深いともいえますが。
そんな2人が火星に降り立ちじゃれていると、黒い影。人型Gがあっさりと奈々緒の首をひねった後は、とにかく殺戮と変身と殺戮と戦闘。滝藤賢一がメダカハネカクシの能力で口から炎を噴射、皆が乗った装甲車を抱えて飛びます(……握力どんだけ) 小吉がオオスズメバチ、山ピーがサバクトビバッタと、それがどんなに強くても基本タイマン勝負。押し寄せる敵の数を見ていたら絶望しかなくて、もちょい遠隔からできる攻撃があるか、数は塩梅するべきかと。

そんな中、実は『Gの卵を持ち帰れ』と本多に指示を受けていたのがエメラルドゴキブリバチの菊地凛子と、ネムリユスリカの山田孝之。要はゴキブリを操れる女と仮死から生き返れる男。え、操れるの?もっと何人もそれにしておいたら……いや適合率が……って歯がゆい(><) 歯がゆいといえば山田孝之も、病弱な母と弟妹を支えて研究に励んだのに裏切られ……と悔しい過去が動機なのですが、いやその10人はいそうな弟妹産める病弱って。バラック暮らしなのに避妊もしない親の、子沢山は彼の責任じゃないのでどうにもモヤモヤ。これも人物の国籍が変わり、日本人になっちゃってるから変なんですよね……。

と、気がつけば長々と書いていますw いろいろ呆れはしましたが飽きはしませんでした。
原作読んでアニメ観てる息子を捕まえて語ってしまいましたし、ツッコミながら見るにはいいのかも。

「黒革の手帖(武井咲)」1 ☆☆☆

銀行で派遣、銀座でも派遣社員w

言わずと知れた松本清張原作。以前米倉涼子主演で一世を風靡し、彼女が着飾った悪女を得意とする契機になったわけで(その2004年版の幣サイトレビューこちら)優等生の武井咲も、とうとうそんな路線に乗り出すんですね。
 

派遣ホステス時の元子(武井咲)は、そのいい子ちゃん感を上手に利用。おごりの高級寿司店で「サビ?」とキョトン、もちろんサビ抜きでお子ちゃまと呼ばれ……その実、自分で払う回転寿司ならわさび多めだしw 接待ゴルフでは膝まで水に入って、お偉いさんのボールを救出。なんていい子だ!なんでも買ってやる!と感激させて、結局着物を手に入れましたけどね、本当はボール林にあったんですよw 個人マーク入りのボールをいつの間に手に入れていたんだか、スカートでなくズボンでプレイして服を濡らすのも含め、計画的犯行だー。
さすが両親の借金500万円を、若い身空で完済した女は違います。そしてクラブのママさん(真矢みき)に倣い、客との会話をせっせと『黒革の手帖』に。 

銀行でも同様に、借名口座の開設や偽名で振込み等と脱税工作をさせられる度、きっちりしっかり『黒革の手帖』に記録。それだけなら、ただの保険だったんですけどねぇ……。
バカなコネ入社新人が、芸能人の来店をSNS投稿というバカッター事件発生。その責任を派遣に押し付けるべく、契約切りを言い渡されて怒り爆発! 隠し口座から自分の口座に1億8千万円を振り込んで、更に他行に送金! 支店内で誤魔化せなくするところまでやりきりましたよー。
夕方には発覚して青い顔の支店長次長。

本人はちゃーんと自宅にいて、札束ベッドに寝転んでるのに、家に押しかけず携帯にかけ続けるばかりのオヤジたち。もしや派遣社員の住所を派遣先は知らないの? そんなところも現代風なんでしょか。


話し合いの席に、次長(滝藤賢一)相手の喫茶店ではお着物で銀座風、銀行の応接室で弁護士や支店長も相手にするには黒パンツスーツにサングラスと、とにかく別人な装いで現れる元子。

脱税協力がバレるので警察には言えない支店側。なのに全額返金の条件が
「正行員にしてあげよう」
って、バカにしてんのかーいw 昇給も出世もある、生涯賃金で一億は行くよって、横領犯が出世? こんな事件の前に能力を認めて言ってくれてるなら嬉しかったでしょうけどね。しかも、親戚が泣くぞって、もう両親鬼籍なのに。逆に支店長次長の方が、その職を体面を家族への説明を、自宅のローンを教育費を、一体どうするつもりですかと笑顔で煽る元子ったら素敵w ここに来たのは、二度と返金を要求しないとの念書を書いてもらうためなんですって。
せめて半額返してくれ!と、支店長が土下座するためにどかしたテーブルが、今度は念書を書くために戻されてと、行ったり来たりw 間抜けでいい演出でした。

そしてその金を元手に銀座にクラブ「カルネ」(手帖、の意)をオープンする元子。
ゴルフでやらせを見抜いた代議士秘書(江口洋介)もドン(伊東四朗)を伴って祝いに訪れ、自分の隠し金を横領されたと知らない院長(奥田瑛二)や塾長(高嶋政伸)も加わりオープンは大成功です。さてここから昇りつめ、また堕ちていくのね。
「守秘義務が大事」
と、銀座の女心得を説いた真矢みきママですが。多分守らずに情報を金に変えますよ元子ママは!

派遣仲間の仲里依紗が、頬が削げて貧相で、元子のように金をせしめて辞めたわけでもなくかわいそうだったのですが……予告を見ていたらなんとホステスとして働くようですね。それも派遣?元子の縁故? 女の喧嘩をやらせたら右に出るものはいない仲里依紗ですから、恐ろしいライバルになりそうじゃないですかw
院長の愛人(高畑淳子)の活躍も楽しみです。

「せいせいするほど、愛してる」~6 ☆☆

ヒロイン栗原の母が小林幸子。え。
娘に未亜と名付け、高校時代にNY旅行してティファニーを買い与えるエピソードから思い描いていた感じじゃないのですが……まだ見ぬ父が、草刈正雄みたいなダンディなのかしらん。

さて奥様に不倫がバレました。
「この、泥棒猫ッ!」
ってキッツい。一年半ぶりに目覚めた副社長夫人(木南晴夏)は、自分の不倫が原因で離婚が決まってたことなどすっかり忘れて旦那ラブです。いや海里も、誕生日なんて祝われてないで、妻署名済みの離婚届さっさと見せてやればいいのに(^^;;;) 日陰の身の栗原が、平気なふりしながらどんどん病んでいきますよ。
誕生日当日はさすがに本妻に譲り、翌日には会えるとゴージャスめの手料理やケーキを準備していたのにやっぱり来られないとLINEが来るやいなや、全てゴミ箱にダンク!怖、そしてもったいな!やけ食いで食べ尽くすならともかく、捨てるかー(と画面にツッコんでたら、気持ちはわかるよとその場面だけ見ていた息子に言われてしまいましたよ。母の女子力低すぎ)

しかも、不倫の会社バレでとっさに、ジミーチュウ宮沢と婚約してるんだからナイナイとか要らない主張をしたせいで、社内でそっちが噂になっちゃうわ祝われちゃうわ実母にまで結婚話がいっちゃわ。交際お断りをしたばかりの宮沢とまた顔を合わせちゃって、話を合わせてもらったばかりか母と会食までしてもらった大きな借りはどう返すんでしょう。

会う度ふざけ倒してる宮沢ですが、栗原のことは本気なんですと。……うん、知ってたw 今更、怪我した未亜につきそって大事な仕事をすっ飛ばしたなんて言われなくてもね。
『相手に脈がなしと分かってたら、本気じゃないふりしちゃうよ』
と語るトリンドルの恋模様と、宮沢のそれを重ねさせるため感が強かったですが、いやいやいや、幼馴染&同居人が好きな人と知っててとりあえず寝てる女と、普通にイーブンな恋敵関係を重ねられても。ドラマ脚色の3人同居のせいで、トリンドルが余計に酷い奴になってて可哀想ですね。 あれ、男側にもう一人居たよね、誰だっけw 未亜の元彼ストーカーも出張ってますが、それじゃなくて。

ああでも今や、その元彼よりタチ悪いのが海里の義姉、妻の姉(橋本マナミ)ですよね。
未亜を階段から突き落とし、不倫デート写真(ただ一緒に歩いてるだけw)を社長に叩きつけ、長い昏睡から覚めたばかりの妹を連れ出して不倫をみせつけ意識不明にさせる、その陰で妹名義で借金を重ねているとか。 妹も愛人も殺して自分が海里の妻になりたいのかな。でも残念、海里は色気のないタイプがお好みな様ですよ(^^;;;)

笑いのツボ、もといストレス対策エアギターとカラオケは相変わらず互いに知られず、別々です。いつか共に暮らせる日が来たら、一緒に出来るんだね。って、本当にそんなエンドだったら笑い死にしそう。


「せいせいするほど、愛してる」3 ☆☆

ネットで巡り合った品なら、そのままネットで買ったらいいじゃんね。安いのに。
店舗ならではのサービス、返品可w『今回だけ特別』のセリフはあっても、現場に迷惑でしょ~。しかしなんと若者はもっと斜め上に迷惑で『ふられたけど記念に持っておきます』宣言のために再来店、副社長と栗原を呼び出して、まさかの人生相談ですよorz しかも手にするオープンハートは金色! 2万3万の品もあるシルバーじゃなくて、9万13万円也の方ね!(公式サイトで調べちゃったw 20万60万円のもある~) 
告白に品物添えるのもアレなのにその金額、学生のくせにと呆れていたら、なんと継ぐ決心をした父の会社ってーのが今回の交渉相手でしたよ。そう来たか、と大受け。ますます、通販最大手のパパの会社で通販しようよ、御曹司(^^;;;)

そんなわけで、さすがに白昼堂々の愛人宣言は却下しつつも、何かと一緒の栗原と副社長です。
店舗に入れずうろつく若者に声をかけ、二人で接客しながらも口喧嘩の応酬って……「仲いいんですね(^^)」じゃないよ~。
作中ティファニー社の経営方針こそ、若者向けを押したり止めたり通販独占契約したりと二転三転しつつ、ドラマ全体ではずっとホラホラ、お手頃な商品はこちら、と新規顧客開拓に色目つかっておりますが。乱暴な接客で気軽さをアピールは間違ってますよねえ。そんなティファニーは嫌。
ティファニーを愛するヒロインが、引き抜きもジュエリー愛でお断り、それで十分じゃないんですか。 泣き崩れて顔は見えなくても耳元のオープンハートイヤリングは存在感、ついに熱海で結ばれた夜にもジュエリーはそのまま、ものすごい宣伝になってますよね。
 

そうそう、熱海。
今期、嫌味な面接官嫌味な取引先とひっぱりだこの木下ほうかを説得に行ったら電車止まりましてね。オーシャンビューのツイン一室しか空いていなくて一緒にお泊まりw 宿泊先が限られるという意味でも、タクシーで帰れば帰れそうという線でも、熱海がなんとも絶妙でしたw

昭和の香り漂うお仕事ドラマに、ツッコミいれながら楽しく見ているのですが通りかかる娘が『嘘くさい、クソつまらん』とうるさくて困ります。私もさすがにエアギターとカラオケ場面は毎度反応に困りますけどね。他は別にドラマの予定調和なんてこんなものですよねえ……。
あ、ジミーチュウ中村蒼の偽関西弁かな、大阪ネイティヴな娘はバカにされてる感も倍増で不愉快かもねえ。

ラストでついに、副社長の謎が明らかに。奥様は意識不明で寝たきりなんですよ……。なぜそれが彼の責任だと責められているのか、次週に期待。

「せいせいするほど、愛してる」2 ☆☆☆

しまった、切れない(><)

1話ラスト、早くも不倫開始のキスに少々呆れていたわけですが
「演技だ」
「で、ですよねー」
とあっさり白紙だったじゃないですか。対ストーカー対策w 
ですよねー、まだそこまで惹かれ合うような描写もなく唐突でしたもの! しかしそこからは、お互いに意識するのしないのって!

栗原が得意客森丈一(駿河太郎)にルームキーを渡され、謝罪を身体で……?と勘違いするや、外聞も会食の予定もすっとばし現場に駆けつける副社長。栗原だからじゃない、部下なら誰でも……ってウソw
で、その森主催のハロウィンパーティに巻き込まれ酔いつぶれた副社長の指から、結婚指輪を抜いた栗原……!!慌てふためいてくれたら返したのに、と責任転嫁しつつ指輪は持ち続け、こちらも道ならぬ恋は抑えようとしても燃え上がるばかり。
途中ジミーチュウの広報(中村蒼)が栗原にぐいぐい接近、実は引き抜きをかけられているというのに副社長の心配は恋仲かどうかってことですよw 栗原は栗原で、引き抜きついでに誘惑もしてるそいつより、通り過ぎた社長が女連れなことにショックを受けている始末。当て馬ジミーチュウ、損な役回りです。(栗原は妻だと思っているその女、どうも違いそうでそのうち分かるでしょう)
女友達に愚痴ると、気晴らしのクルーズをセッティング!さすがデルモなバブルっぷりですが、そこに副社長もいたのでは冷静になれずに痴話喧嘩!

そんなわけで仕事に集中できていない二人。何かやらかすだろうと思ったら、世界先行限定販売の製品をプレスリリースするのを忘れ……は、さすがにしませんでしたがw 日付を間違えてましたー! お客殺到のはずの売り出し初日に店舗ガラガラ!!

このピンチ、どうするかと思ったら栗原まさかの急造チラシを駅前で配布w 
手伝う副社長。天下のティファニーが店員びしょ濡れでチラシ、ありえないw 割引券ついてないとその辺に捨てられちゃうよ←上層部に叱られてましたwそりゃそうだ。
しかーし、そこで現れた助け舟。
心は乙女なティファニーファン森丈一が、チョー可愛い限定新商品ゲットと、先日のパーティで会ったイケメン副社長をインスタで紹介してくれてあっという間にバカ売れに~☆ これには、会食さぼって他のパーティで酔いつぶれたと怒ってた役員たちも、ぐうの音もでない。しかも副社長、そこで手柄は日頃から地道に人脈を繋いでいてくれた部下たちのものだとちゃんと言ってくれるんですよー。
うん、惚れたね。
雨に濡れて熱出したのを介抱してくれてのチューとセットで、惚れるね。

ゲイもクルーズもいちいちどこか古めかしくツッコミどころ満載なのですが、出てくる商品が便利グッズや素敵か分からないトレンドファッションでなく、ティファニーってだけでやっぱり浮かれてしまいます。タッキー特に好きではありませんが、酔って寝ている顔はたしかに綺麗よね(パーティの海賊コスプレは視聴者サービスですねw)
同居のモデルと編集者で新人作家取り合ってたり、栗原の元彼ストーカーが副社長の妻…じゃないだろう女と知り合ってたり、枝葉もありますが今回はたっぷり栗原が惚れていくまでを描いていてつい見ちゃいました。
「私を愛人にしてください!」
白昼堂々、屋外で何をw ……まんまと続きが気になるのです。

奥さんの事情(原作では1巻早々に分かってるんじゃなかったけ?)が出てきてからの方が、不倫感背徳感が重たくのしかかるのだとおもうのですが…それまでに見なくなっちゃう人が多いんじゃないのかな。 


「せいせいするほど、愛してる」1 ☆

「お姉ちゃんが邪魔したからだー」って、幼女むかつくw

ヒロイン栗原(武井咲)の勤務先が、原作の某化粧品会社広報から実在のティファニージャパンに変更になってキラキラ度アップ。若向けのネックレス、オープンハートを常に身につけて宣伝しつつ『母との思い出/初めてのジュエリー』とエピソードを語り、更に思い出募集企画を立てるなど物語にも活かしてくるなど、ドラマ側には大正解なコラボだったと思いますが……、副社長が広報社員と不倫始めちゃった点は会社としてオッケーなんでしょうか(^^;;)

さらにはその副社長(滝沢秀明) 、幼女の風船のためにカフェテーブルに突っ込んでくるお馬鹿さんですけど、それも大丈夫ですかw 
 

「冷静に」の決め台詞が出るたびに『着地も考えられない奴が』と鼻で笑っちゃいましたよ。最悪な出会いを演出するにしろ、後に響くほど本当に酷くしちゃダメなのでは。 屋外のカフェで、婚約指輪の箱出して眺めるヒロインも不用心ですがまさか飛びかかられて吹っ飛ぶとは思いませんよねえ。

タイトルが日本語として座りが悪いのは、狙いでしょうから我慢。何事も全力で「せいせいするほど」やり尽くせば後悔しない、と作中で言わせていますので、まあ全力で愛しぬいたというお話になるのかなと。

さておき<出会い最悪の男>が新副社長として登場、仕事を通じて気持ちが近づいていく展開はベッタベタで王道でした。ヒロイン含む女3人が暮らすシェアハウスも、まあお洒落でドラマっぽくていいんじゃないでしょうか。そうだ、ストレス解消に一人カラオケの栗原と豪華自宅オーディオでエアギターの副社長w これは案外趣味が似ているよーな示唆なのか、生活レベルが違いすぎますなのか、どっちでしょう。 しかしエアギターってw

そのうち副社長は既婚と知って気持ちを抑えたヒロインでしたが、諌めたはずの社長の言葉でかえって距離を縮め、指輪を返されてストーカーと化した元カレが完全に不倫の背中を押すという、逆効果の法則がキレイにはまって一話終了。

「妻を殺したって本当ですか」直球でしたねw

タッキーにはごめんなさいうっとりしませんし、お仕事女子を癒すキーワードの数々も響きませんが、コラボしているジュエリーを見たり、頑張ってる武井咲のオフィスファッションを見てるのは楽しいかも。原作に準じるとかなり積極的に性的な役どころですよ、咲ちゃん大丈夫なの?

さて2話からを見たものかどうか…w
 

そうそう、フィギュアスケート選手グレイシーゴールドがカメオ出演。栗原の企画したブックレットのために思い出のジュエリーについてインタビューされ、今は思いつかないわーと答えるだけ、正味10秒です。 でもあのブックレットはチラ見したいわ。ダイスに指輪でももらっていませんかw 


「フラジャイル」6、7 ☆☆☆

確証のない治療で、患者が危険にさらされる話が続けて2話。

6話は乳児。原因は推測だけど、移植しましょう同意書書いてね。って間に実は、赤ちゃんは栄養失調だっただけで治ってたし。
7話は若い女性がとりあえず急げと抗がん剤を入れられて、実は全然違う病気だったし。
どちらも100%の診断なしで医療がまかり通り他の意見を入れないという身も凍る話ですが、自分のプライドが大事で誤診を認めない医者など珍しくもないという岸の達観が悲しいです。でもヒロインざっきーは、患者のためなら犯罪も辞さない女w
ですよねー、1話では先輩の引き出しこじ開けてパスワード盗んでましたよねw そそのかしたの岸先生でしたけど。今回も見事にそそのかし、他院から赤ちゃんさらってきましたよー! 保護者同伴とはいえ…… その大胆無敵な行動力に、画像診断部門の長が目をつけてくれての7話というつながりもザッキーのキャラが生きて良かったです。

ちょっと原作の話をしちゃうと、両方共最新刊のエピソード。

原作では 診断科の高柴先生とはセカンドオピニオン相談室で出会うのですが、ドラマではそこは今まで出ていた中熊先生にして、6話のトンデモ行動の結果で高柴先生の目にとまる形になり、7話のメインゲストに高柴先生と、すっきりまとまったと思います。しかも、志賀廣太郎が原作高柴先生に激似ですw

岸の毒舌も炸裂。赤ちゃんの母(じゃなかったけどw)にかけた手のひら返しな言葉といい、穏便に退職するはずだった高柴先生を奮起させた送別の言葉wといい、いやー見ごたえありました。


「フラジャイル」4、5 ☆☆☆☆

ガン2連発。
でもそれぞれ全然違う話でしたね。家族のために生きぬく人と、自分のために生きようとした人と。原作を知っているせいもあり後回しにしちゃってたのですが、見ればやっぱり面白い。というか3話までよりぐんと面白く感じたのですが何が違うの??

4話は子宮ガンの疑いで入院中の母親。
子宮の腫瘍は良性、と岸が診断しましたが。そこじゃなく大腸に無数のポリープがあり、いずれ癌になる、それも遺伝性の病気なので子供も高率でそれを受け継ぐと。
さあそれを告げ、手術を急かし「今見つかって良かったですね!」と言い放つのが良い医者なのか。小雪先生と岸が衝突します。
ですよね。
今切れば助かるから!って医者は思っちゃいますよね。でも2、3日の検査入院のつもりで来たまま何週間も帰れないんじゃ家庭と生活が、下手すると人生がぐちゃぐちゃです。しかも小さな子供がいるなら、大人の困ったの比じゃないでしょう。加えて遺伝問題。
診断を伝える小雪先生が患者本人の話をしているのに、当人は病気を知った娘の気持ちや娘の将来のことばかり考えてしまうのが印象的でした。

そこには正解なんてなくて、一人一人の決断があるだけなのですからきっと通常は混乱したまま手術されてしまうのでしょう。でもこのケースでは退院してゆっくり子供と過ごす時間をとって。もう一度お母さんは戻ってきます。自分から、少しでも長く生きるための勇気ある決断をして。泣いたわ。頑張れお母さん。そして頑張って育ってね、娘さん!
 

5話も泣ける若者への余命宣告。
身寄りもない、金もない若者があと半年一年の命。
一回2千円の注射なんて出来ないし、やりたいこともなにもないと笑う、入院中の彼(安田章大)と知り合った検査技師森井くん(野村周平)が、こちらからも秘密を公開……医学部を学費不足で退学せざるをえなかった辛い過去を語るのでした。『公開して後悔~』w 
秘密の公開、打明け話。自分も何か言わなくちゃって気になったり、最初に不幸な話を聞いてるとこちらも言いやすかったり。生死のかかった話題じゃなければ素直に青春で「友達ができた」ってだけなのですが……。
そして彼を励ましたいのか自分が諦められないのか、高価な、適応するかもわからない治療法のために検査だけはしておかなきゃいけない、なんなら俺が払うと激して詰め寄る森井くんをスコーンと脳天打ちで黙らせる岸先生w 
森井くんと緩和ケアの先生が死ぬの死なせられないのわめく間に挟まれて、震える小動物になってる患者くんにかける言葉がいいんです。
「心臓は動いてる、まだ目も見えてる  なのに、死ぬことだけを考えてだの死なせられないだの、ひどいったらないよね」
励ましでも、慰めでもない、事実。
「ですよね、僕、まだ生きてますもんね……『まだ』なんですけどね」
とふざけながらも、泣き方を思い出したように涙を流し「死にたくない」と言えるようになるくだりで、わかっていたけどもらい泣きです(^^;;;)『死ぬまでちゃんと生かす』という緩和ケアのあり方もいいじゃないですか。

むしろその後の、事故で亡くなるあたりは(知ってたし)平然と見られました。なるほど、車両前に飛び出すより転落の方がありそうです。携帯で電話中の母親、あるある……って、ちゃんと見ててよ……orz そしてコンテストの結果までの時間経過なしに、院内コンサートで演奏されるんですね。彼が人生の終わりに書き残した曲が。

両話に共通するのは治療への納得。それって患者にも厳しいことではあるのですけれど、やはり理想です。

そしてブラック激務にもかかわらず、奨学金をもらって検査技師になった森井くんは辞められないのだともわかりましたが、それでも患者くんがいうように辞めたっていいし医者を目指し直したっていいはずで、案外今の暮らしを気に入っているんでしょと言い当てられて。森井くんにも救われた部分があるはず。

実に見応えがありました。


「フラジャイル」2 ☆☆

え?もうこの話?森井くんの過去は?製薬会社の営業ちゃんは?
そして何より、1話にあれだけ何話分も詰め込んでおいて2話では1エピソードを地味でうっすい感じに?←それだけ30秒問題や、最初の10秒で医者が抱く予断を大事な問題と捉えたともいえますが……拡大版にする必要はないでしょう!
原作既読で、推理のハラハラがなかったせいもあるでしょうか。見せ方の工夫のなさに少々不安になりました。製薬会社の治験問題を扱うころには誰も見てなかったらもったいないぞー。時間もたっぷりあったんだし、原作ではもういて時計屋さんに一緒に行ってた製薬会社の火箱ちゃんを出しておけばよかったのに。


そんなわけで今回は、病理医の家宅捜索w 
アルコールランプの燃料と大量の目薬投与で幻覚をみるとは「相棒」で扱ってもいいネタだったのでは(「相棒」でだったら、今回省いた薬品臭い銘柄のお酒の話も入れられたしね) ほんとこれは医者の仕事じゃありません、ここでも肝はイキナリ来てすぐに帰る岸先生かもw
 

「6割の分際で」「うちは10割出しますよ」

この岸先生は、長瀬効果もプラスでカッコよかったです(^^)

そして感化されてくれたERの先生、3日も寝られない激務なのにありがとう。


実は1話の脳外科先輩医師だって原作では、腰だけでなく脳の検査もしたいなあと思ってたのを岸が見抜いて協力って図式でした。きちんとした医者もいるんです。


「フラジャイル」1 ☆☆☆

「あんた、馬鹿なのか?」「僕の言葉は絶対だ」
と他科の医者に喧嘩を売りまくるのは病理科の医師、岸京一郎。診察をしない、白衣を着ない病理医にスポットをあてた、珍しい医者ドラマが始まりました。
離島の「Dr.コトー」ならともかく、「医龍」「ドクターX」およそどの名医だって血液検査や細胞診組織診の結果を受けて診断しているんですからね、名医の陰に名病理医あり!
しかし「私、失敗しないので」とがっぽり稼ぐフリーランス外科医と違い、病理科は金を稼げないのでお荷物扱い。そもそも岸の意見を聞く気がない医師もいて、あんまりうるさいなら外注にしちゃうぞと脅される始末。
医師のメンツと患者の命が、私たちの知らないところで天秤にかけられてますよー!

……という原作のファンで、ずっとドラマ向きだと思っていましたので楽しみです。長瀬も「クロコーチ」からはずいぶん痩せてナイス岸先生。

でも物語の主人公は、岸の薫陶を受けて成長していく新米女医の宮崎(武井咲)ですよね。
先輩医師の診断に疑問を持ったものの言い出せず、岸に相談して挑発されw 『患者のために』と犯罪すれすれ(いや、犯罪?)のパスワード盗用までして検査条項を書き換え……結果、病理科見習いに志願してやってくるという変わり種。
「階段から落ちた」のが、足を踏み外したのか、すでに失神して崩れ落ちたのかが重要な診断ポイントに。そんな推理、医者の仕事じゃないよって言われたらそれまでですが、彼女の捨て身の調査と書き換えがなかったら、この女子高生死んでたねって思うと怖すぎる展開です。なのに、名医だねと尊敬されるのは誤診をした……というか予断での診断に疑問をもたなかった先輩医師。
次の癌患者でも、あるはずの癌をないないと言い張る担当医(手塚とおる)との対決で、山のような可能性から答えを出したのは岸なのに、感謝されるのは効かない化学療法のまま退院させた担当医になるんでしょう。

しかし、もちろん病理医が全能と言ってるわけでもなく。
見習い宮崎が渡されたプレパラートの組織は、どの病気だと断定できない、してはいけない代物。そんな危うさを自覚しながら真実を探すのが病理医だ!と。しびれますね~。

やけに岸に絡む婦人科医にマダム小雪。岸の師匠筋な教授に北大路欣也。病理科の有能検査技師森井くん(野村周平)には、語りたくない過去が。さてまだ4冊(もうすぐ5冊目発行)しかない原作をどこまで映像化してくるのでしょう。どこをとっても爆弾なので、泣かせに走らずにドライにやって欲しいものです。

「すべてがFになる」最終回 ☆☆☆

強風の海辺の寒そうなことw 

犀川先生と四季博士の最後の語らい、だぼっとした衣装が逆に体に張り付いてラインがあらわな早見かおりが可哀想でねえ…このドラマならスタジオ撮影に背景合成で良さそうなのにね、何かこだわりか、スケジュールか予算の都合かw

そして人生の無駄や孤独を嘆く二人ですけども

天才だから閉じこもって食べず交わらず考え事だけして生きていきたいって、いくら天才だからって美味しいとか温泉気持ちいいとか、大発見しちゃった誰に聞かせようとか、そんな欲求あるでしょうにと思うのは凡人だからでしょうか

てか犀川先生、大学の仕事しようよ


そんなわけで最後の事件「有限と微小のパン」

愛しの萌絵を驚かせたい一心で街から作って、いたずらを仕掛けた社長(城田優)さん…すごいな。副社長も怒ってましたけど、株主にバレたら罷免だよねw そしてフェイク殺人の手助けするのに『じゃあ本当に殺しちゃえ(><)』と便乗してくる社員w

クビキリサイクル…もとい「数奇にして模型」の発端になった女子研究員といい、ラスボス四季博士以外にも地味に女が怖いんだって。


そしてもっと怖いのは、何人死んだとて実はどうでもよいこのお話。

両親を亡くした悲しみを閉じ込めていた萌絵の心が解き放たれる…方がメインで、犀川との関係はそこからやっと保護と執着じゃなく恋愛になっていくんでしょうけどね。だからって周囲であんなに人が死ななくてもいいじゃないですかw


ラストにもうひとつ謎解き。

でも言葉遊びがなんでも四季に繋がるのが蛇足&ダサいですorz 

だいたい、ゲームの謎を持ち込んだのが犀川妹で、その元は妹隣人で真賀田四季だったんだよなんて、大オチに持ってこられてもねえ(少なくともうちの旦那みたいな視聴者は先週の小さなことは覚えてませんw)

タイトル通りにパンがアップになって終わりです。さて、この後の犀川と萌絵を見たいような見たくないような…全編、厨二な黒歴史を覗き見るようでむずがゆいのですw 


真賀田四季がもっと魅力的に描かれていたら、四季シリーズの方で続編を希望するところですが。早見あかりには悪いけど、もっと適役がいたのでは

「すべてがFになる」7、8

美の基準って様々ですが。

キヨトでいいなら犀川先生でもいいんじゃ…あ、でも型じゃなく殺す瞬間を楽しむには性的なものも含め女性がいいのかな。


そんなわけで、意識なく殺人鬼の手の中にいる萌絵を前に淡々と、絶叫するでもなく

『ボクが代わりじゃどうかな』

と、自分が代わりに殺されることを提案する犀川先生。斬新。却下されると、萌絵を殺すならお前を殺すと。

日頃の萌絵のラブアタックはひらりとかわすくせに、もっと根本的なところで激しく愛しているんですね!それを萌絵ちゃん本人にちゃんと言ってあげればいいのに……いやでも家族愛に近いなら逆に絶望的かなw


7話でコスプレ、8話で謎解き。

頭部のない遺体だなんて、こういう推理物では使用目的があるに決まってるので型を取りたかったと言われて、まあ納得w 1人目は頭だけにしたのは、シリコンが高いから…ってw そう言われちゃそこも納得ですw 妄想だけの筈だったのに、思いがけずチャンスに巡り会ったらつい実行しちゃった、と。

しかし何も切らずに、2回目の様にシリコンと枠の方を持って来たって良かったのに…(そこは1回目から学習したというか、そっちの方が派手で面白いからでしょうけどねえ)

イベント会場で犀川だけが注視していたジオラマ。そこにヒント=保険が人知れず眠っていた場面は面白かったです。 


萌絵的には殺されかけたより重要な「創平く~ん」問題、なんと陳腐に妹でしたよw うちの2才違いの兄妹も互いに呼び捨てしてるけどねえ、周囲にライターだとだけ自己紹介して犀川の既婚の妹だと言わないってわざとかw


ところで7話で、客人と帰宅したのにシャワー浴び始めるキヨト。私の記憶ではそれって萌絵の専売特許では(さすがに人前で全裸にはならないにしてもw)ドラマも終盤、もう萌絵の家は出てこないのかな。

両親の死のせいで「死」の捉え方がおかしいと肉親にも言われてる萌絵(それは初回から挟んで来た方が視聴者に親切だったでしょうに)最終回はその辺と四季博士を描いてくるのでしょうか。

「すべてがFになる」5、6 ☆☆

そうFなんです。

私も、リケ女wだった初読当時はこの謎解きにグッと来てたなあ、解説にも納得してたんでしょうねえ。しかし今、ドラマで見るとツッコミどころ満載です。

『真相に至った犀川』と『彼の一言で全てを悟り涙する萌絵』を見てしまうと夫婦漫才……周囲を置き去りで分かりあってるんですもんw すぐに暴力をふるう美人助手さんも不愉快だなあ、キャラ立ては出来てますが。

逆にネットシステムやバーチャルなどは全く絵空事でなく、見慣れた感じになってしまいましたよね。時代が小説においついたなあ。
 

そんなわけで、Fです。

さすがにその謎解きはここには書きませんが。もうひとつの方はいいかな。


つまり女を14年閉じ込めておくと、増えるとw

そりゃー可能だし。むしろあの閉鎖環境なら毎年増えてサッカーチーム出来てたって驚きませんよ。実の父に地下に閉じ込められて子ども産まされてた事件も実際ありましたっけ。しかし人の出入りもある研究所内で無理なのは『密かに』育てることの方でしょう…。

おむつや子ども服を島の外から買えば目立つし。じゃあ布から作りますか、四季博士手芸が趣味ですか、研究の時間が減るじゃんよ。動くようになれば目が離せないし抜け出すし声も大きくなる、運動足りなきゃ寝ないし洗濯物だって増えて目立つようになるし、やっぱり研究時間がw

(ウェディングドレスだって取り寄せたら奇妙なものですよね、これも手縫いで…w)


あまり追求されていませんでしたが、殺された所長だけでなくその妻も子どもの存在は知っていたんじゃないのかなあ

とにかく産まれて即、特別養子にでも出して島の外で育つ様にするのが現実的ですってば。私が関係者ならそうします。隠して、愛情深いわけでもない四季に育てさせる方が意味わからない←トリックのためとしか。


突然帰国した妹が、姉四季の死にショックを受けた様子もその他リアクションもたいして描かれずスルーなのも異常でしたがやっぱりそれもトリックのためでしたよねw

結局1番異常なのは『大好きなおじさん』とやらで、1番可哀想なのは戸籍も持たぬまま闇に葬られたお子さんです。さて、あの変わったお母さんも悼む気持ちはもっているのかしらん。


次の「数奇にして模型」で一拍おいて、最終回でまた四季博士と対決なのかな。
主題歌好きです。 


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