ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

森山未來

「パリピ孔明」〜最終回☆☆☆☆☆

 消えないんかい!笑
いや最後まで面白すぎました!

 英子(上白石萌歌)がカバー曲で耳馴染んでたのも、諸葛孔明(向井理)の作戦!そうか!笑
 良きタイミングでオリジナル曲を勧めラップのKA BE太人(宮世琉弥)他も加わり。そんな軍師孔明や仲間たちの応援&一流の編曲で英子の歌は益々冴え渡り……

 英子が過労で倒れたピンチには、あのミア(菅原小春)パイセンがバーターでTV出演&英子の曲をカバーしてくれるんですよお。胸熱でしたわ。そうだあの小林店長(森山未來)があのマリア・ディーゼル(女王蜂アヴちゃん)とバンド組んでた過去話も泣けましたって(店長の解説セリフは、がち三国志ファン森山未來にお任せだったってマジですか笑)
 引き抜きだフェス参加阻止だと絡んでくる前園ケイジ対策も、孔明が策を弄して英子は何も知らないままw  実際に覆面楽曲提供をバラすのはKA BE太人で、英子的には憧れのフェスに大喜びで参加して、大好きなアーチスト=実は覆面作曲家を呼び込んで歌ってもらっただけ☆  そして秘密をばらされたケイジだって、戦乱の世と違って殺されてはないw  君は終わりではない、これからです、と潰しただけで終わらないのが良いんです。頑張れよ若者!

 それとほらあれだ、七海(八木莉可子)や英子が歌ってた♪忘れそうにな〜ああるぅぅう♪  も本家マリアの歌声は圧倒的で。英子とマリアコラボの歌声がバックならどんな会話だってエモかろうにそれが『もうすぐお迎えが』だったら泣くしかないじゃないですかああ

 孔明の頭脳がフル回転すれば煙もくもく、胸ぐら掴むケンカでは足が宙に浮くと漫画すぎる演出も多様なのですがそこは置いといて。気持ちよく歌を聞ける良いドラマでしたよね! 覚えちゃって口ずさめる曲がいくつもありますよー

 そしてフェス後の打ち上げ。夢が叶った英子が、我が君(ディーンフジオカ)と目指した夢の光景をついに目にした孔明のために歌う弾き語り、もう消えるなら絶好のシチェーションだったのに消えなくての泣き笑い。
 さあとりましょう、記念の集合写真を&天下を!

「パリピ孔明」1、2☆☆☆☆

 すごい、実写化の本気を見たわ!
(向井理のバーテンダーテクニックまで見れちゃう笑)

 あの!諸葛孔明が現代に甦り、売れない歌の軍師…もといマネージャーとしてあの手この手の策を弄するファンタジーってかギャグってか。
 アニメも楽しく観てました。その分、実写化がちょい不安だったのは楽曲要素。ヒロイン作の曲が何度も流れるアニメ場面に今ひとつノレませんでねえ…
 その点今作、ヒロイン英子(上白石萌歌)が歌い上げるの、今のところずっとカバー曲。聞き覚えがあって耳に入りやすいです。
 かと思うと、ライバルたちはセクシーダンスのミア西表(菅原小春)や逞しい前園ケイジ(メンディー)と色とりどり。ポップグループのボーカルRYO(森崎ウィン)も2話だけで3曲披露と楽曲にも衣装にも力入ってる!
 その上!
コスプレ状態の諸葛孔明(向井理)を丸っと受け入れてしまう三国志マニアの社長(森山未來)がまた良いのよ〜  社長の解説で、孔明の策の数々がわかりやすーい そしてあの服どこに売ってるのー笑

 またディーン・フジオカを擁する回想の中国描写もバッチリ⁉︎ …実際の中国の人にどう見えるのかなー知りたいなー

「岸辺露伴は動かない」1、2、3 ☆☆☆☆☆

 いやあもう、実写化大満足!

 そういえば感想忘れてましたが、リアルタイムで3日間見ましたよ。今度再放送があるんですねえ。
あの露伴さまを高橋一生が演じることに、なんの不安もありませんでしたが。蓋を開けたら予想を超えるクオリティ。語尾に欠かせない「ッ」が聞こえるw  原作で目に焼きついたあのポーズこのポーズも見事に具現化!それもそこだけの不自然な止めでなく、流れるように決めてくる、Eスコア高さw  衣装も白黒でスタイリッシュながらヘアバンドと筆先ピアスはそのままに! あと幼女のワンピのラインも見事に荒木飛呂彦! 各部署の本気が見えます。 (露伴邸も有名な名建築と建物マニアな友人談)

 またジョジョに欠かせない要素「スタンド」の説明をあえてせず「ヘブンズドアー」を露伴個人の超能力として描写したのもナイスでしたね。 人間が倒れ、ペラペラと顔がめくれて本になる場面のインパクトを、初見でもそのまま受け止めるために最適だったのでは。 
  狂言回し編集嬢のゴージャスふりふり鈍感力MAXも愉快。漫画家志士十五とのやりとりでは、禁止で逆に問題が拡散する矛盾や,禁止への不満を作品に昇華させたのか。実際にそんなリストがあったのか,ニヤリ案件ですね。

 違和感があったのは唯一、記憶をなくしたカメラマン平井太郎周りでしたが。3話の繋がりを持たせるためでまあいいかな。頭がふわっとしている恋人=事故前から恋人で世話し続けているに違いない、と思い込んでしまったのは私の偏見でw  実際は事故後に出会っていると3話で分かりましたよね。転生それでいいのか問題もまあいいやw 
 あとあの幼女は、日清の坦々麺CMで商品名言えてなかったあの子よね!可愛い。

<物語> 
 岸辺露伴(高橋一生)は、大人気漫画を連載し続ける売れっ子漫画家。脇役のたった一言にも下調べの手を抜かない露伴には、ある特殊能力があった。
「ヘブンズドアー」
そう唱えると、人間は一冊の本となり、本人すら忘れた記憶の全てを露伴の前に曝け出すのだ。

★今日も、空き巣を捉えその人生を生きた資料として読む露伴の前に、新人編集者泉(飯豊まりえ)が現れて……。山奥の不思議な物件、住む人は必ず成功するという豪邸を買う自分を、取材しないかと持ちかける!
 マナーに厳しい売主との面会は、一つ失敗を犯すたび『大切なものを一つ失う』恐ろしいチャレンジだった(「富豪村」)
★編集部がよこした使用禁止語リストに、わからない言葉がある。幻の言葉「くしゃがら」を求め、廃人と化していく同僚漫画家志士十五(森山未來) 言葉は文字通り彼に取り憑いたのだ(「くしゃがら」)
★ある日、出会った『逆さにしゃべる幼女』 しかし問題は子供でなく、その子を世間から執拗に隠そうとする母親(瀧内公美)の方にあるのでは。 皆が見守る前で姿を消した子供を追いかける一同。 居合わせた、泉の恋人(?)太郎(中村倫也)も母娘と一緒に「ヘブンズドアー」で本になるとそこには。信じられない調和が広がっていた(「D.N.A」)

 ああ、再放送また見ちゃうかも。続編に期待です。 

「みをつくし料理帖 スペシャル」☆☆☆☆

「いけねぇ、こいつはいけねぇよぉ!」
 と、つる屋の店主(小日向文世)もまた騒ぐw みんな大好きNHK「みをつくし料理帖」が前後編で帰ってきました!原作6巻「心星ひとつ」を中心に、その前後も含んで翻案。

 降って湧いた小松原さま(森山未來)との結婚を踏まえ、澪(黒木華)に武家行儀見習いの話が持ち上がります。 でも澪は、小松原の気持ちがわからないままご母堂(富司純子)や妹君早帆(佐藤めぐみ)さまの意向で進む縁談に戸惑い悩むばかり。やっとのことで本人の口から
「俺の女房殿ににならぬか」
と聞かされる場面はもうこちらも胸熱ですねえ。そして喜びのあまり言葉が詰まる澪に「さっさと答えんだよお!」となだれ込んでくる一同には微笑ましいやら(^^)  その報せに、お祝いを言いにきて雨の中傘を忘れて帰るほど動揺している源斎先生(永山絢斗)が哀れです(^^;;;;)

 でも幸せと引き換えに、弁当で保っていた野江ちゃん(成海璃子)との縁も切らなくちゃなりません。武芸や和歌に勤しむ代わり料理をしない、出来ない生活になって果たして本望なのか。自分の料理を喜んでくれた人たちの笑顔が浮かんでは消え…。
結局、これだけは譲れない生きる標=心星、に従って、辛いながらも料理人の道を選ぶ澪。「もやは迷うな。道は、1つきりだ」と受け入れてくれる小松原さま。いつもの呼び名「下がり眉」でなく、やっと「澪」と呼んでくれたのがこんな別れの時だなんてorz  そしてなんと、やはり出世に有利な縁組がしたいと触れ周り、悪役になって破談にしてくれるのです…。早穂さまに謝られ、兄を詰られても、違う、自分のわがままだったとも言えない澪は苦しむばかり。そして嫁取りの日にも、節分の豆にまた澪を想う小松原さま。辛すぎですorz

 そんな傷心の中、遊郭での花見の宴を頼まれた澪は、女の料理だ、格が低いだと登龍楼にケチつけられながらも見事な仕事をやり遂げます。あさひ太夫、もとい野江とも襖越しながら言葉を交わし、励まし合い。いつか野江の身請けはできるんでしょうか。雲外蒼天の身ならばこそ、雲を摑むような夢を…!

 75分✖️2、通常放送なら5回分と思えば短くはなかったのですが、2週で見るには駆け足に感じました。ワンクールで見たかったような、それでは澪の苦しみが長引いて余計に不憫なような。そして癒しの小松原さまが出ないこの先、ますます辛い展開で不憫極まるのですが、そこを乗り越えてこその旭日昇天。するならきちんと最後まで描いてくださいね!


 ところで序盤、戸惑う澪が自分は若くも美しくもないので嫁に望まれる気がしないと吐露。そんなことないよ澪坊~可愛いよ!と心の中で声をかけつつ、民放版が続いていたらそれ北川景子が、と当惑。北川景子は何も悪くないけどw やはり配役は大事で、ああ、あさひ太夫を北川景子で見たかったー。

「宮崎のふたり」☆☆☆

 宮崎発地域ドラマ。

 その昔は新婚旅行の聖地だった宮崎。自分も嫁と来たもんだ、といいながら現在の寂れ方をディスりまくるご老人(柄本明) 耐えかねたタクシー運転手詠介(森山未來)がキレ、途中で降ろされてしまいますが、流石に年寄りを放り出すわけにもいかず戻ってきたのが運の尽き。クソジジイ呼ばわりをしながらも、思い出の地巡りにつきあうことになるのでした。

 まだ爺さんがバリバリ働いていた頃、妙に奥さんが旅行に行きたがったのにドタキャンしたのだとか。実はすでに痴呆治療を始めていた奥さん、一人内緒で宮崎を訪れ、この旅行で夫に話すつもりだったのにと、旅館の女将さんには打ち明けていたそうですよ。 今は無き思い出の旅館、詠介の恋人咲耶(池脇千鶴)の実家だった縁で、古い古い新婚旅行の宿泊客を収めたアルバムなど繰りながらの思い出語りを聞いていた詠介。夫婦ってそんなものかと。ただでさえ結婚に踏み切れない現状で、冷めた想いを抱いてしまいます。
 しかも、わがままジジイが行きたい場所はつぶれたり閉鎖された場所ばかり。やっと突き止めた場所でも
「嬉しくなんかない」
とうそぶくジジイに閉口するのですが。手にしていた絵は、もう話せない奥さんが施設で描いて送ってくるもの。それを、きっと思い出の宮崎だと信じて探しにきたジジイが
「なんでお前がいないんだ」
と吠え、ついに吐露する妻への想いに心動かされ……結婚を決意する詠介なのでした。分かり易すぎて咲耶さんも笑ってますよw

 ところで冒頭でディスられていたパームツリー。南国風に、と植えられたけれど寿命を迎え(大阪市立大学キャンパスでも名物でしたが、今年ついに伐採)植え替え費も莫大で、バカじゃないかとジジイがさんざん叩くのですが……。全国に植樹を呼びかけ、結婚記念に夫婦の木として植えてもらうプロジェクトがあったんですね!
 植樹の様子を見守る詠介と咲耶。咲耶はかねてから計画の料理修行に、東京に旅立ち遠距離恋愛に……でもこのふたりなら、きっと大丈夫(^^) そんな温かい気持になるドラマでした。

 私も新婚旅行じゃ無いけど、30余年前に宮崎行ったな〜。あちこち懐かしかったです。


「いだてん」~ 10 ☆☆☆☆

 毎回、楽しく見ています。低視聴率なんのその。
だいたい今まで、クドカンの描く話がすんなり高視聴率だった試しがあるでしょうか。伝説の「あまちゃん」は15分と短くて込みいらせにくかっただけで……あれだって相当ややこしい展開でしたよ。でも「あまちゃん」のイメージが強いのか、うちの旦那はこの「いだてん」も『朝ドラ向きだった』と見るたびに言うのですが。そうかなあ。

 とはいえ私も当初は、ふんふんと話を追うだけで特にどこが好きってわけでもなく。『嘉納治五郎が主人公なの?』と聞いてくる主人に生返事していましたっけ。2話で盛り上がって感想書きましたが、その後しばらく淡々と鑑賞。
 うひゃーっと思ったのはあの、両国の花火の回ですかね(遅w)
 師範学校と芝浜をぐるぐる走り鍛錬する四三(中村勘九郎)と、落語家に弟子入りといいつつ人力車の用事しかいいつけられない孝蔵(森山未來)この、まだ出会ってもいない似ても似つかない二人が、花火を背景に交差する。広い東京で、全然違うことをして生きていて、更にまた当分お互いを知りもしないけれど、毎日同じ道を走っていたんだー!
うひゃー!です。
 2話以降、話は四三と志ん生の生まれ育ちに巻き戻り、熊本と東京を行ったり来たり。1話で描かれた場面を別視点で描き直すデジャヴュが時々あって、これって武将もの見てる時の『あ、史実のアレ』感に似てる~と思ったりしましたが。そこに更に、後の孝蔵=志ん生(ビートたけし)が語る現代もとい前回東京オリンピック直前の東京も加わって、別に混乱はしないけれども
『なんでこれ見せられてるの?』
とはずっと思っていた、その回答が来た時のカタルシスな、うひゃーですねえ。

 その頃には、田舎者四三を私がすっかり好きになっていて。対する、全てを兼ね備えた東京帝大生イケメンなんて天敵かと警戒していたのですが、意外や自分から手を差し伸べてくれる優しいヤツだったんですよ。 『金持ち喧嘩せず』を地でいくような三島弥彦(生田斗真)が気軽に招いてくる家は大豪邸で、四三の度肝を抜いてくれます(^^;;;;)

 世界新記録を出しても、渡航滞在費はない、洋食も知らない、オリンピックが分からない金栗四三。対して、その洋食をおかかえシェフが作るのが日常で金に困らず、趣味がキャメラで英会話も得意、この時代にピアノも弾けちゃう三島弥彦。父は警視総監、兄が日銀総裁(^^;;;;;) でもその名家は、駆けっこなどにうつつを抜かさずに就職をしろと、三男の日本代表を誇ってくれません。厳しいけれど熱い金栗兄(中村獅童)が、四三のためにと金策に走り回るあの暑っ苦しい家族愛を弥彦は知らずに育ったのだと思えば、いくら大金持ちで杉咲花がメイドでお世話してくれようとも、やっぱり四三の方が恵まれて育ったような気がしてきますよね。
(それだけに、猛母涙の見送りは感動でした!)

 そしてシベリア鉄道を経て、ストックホルムへ!
 慣れない食事と、狭い列車内と、同室でいちゃつくコーチひょう(竹野内豊)&妻安仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)w 出汁なし味噌スープw 憔悴していく四三に比べ、西洋のレディを口説いたりしていつも通りに見えた弥彦だったのですが。ストックホルムにきてしばらくしたら、白夜に耐えられなかったのは意外や弥彦の方でした。
優勝候補の金栗には取材殺到、英語もできないくせに案外人気者で(^^;;;) 自分は記録平凡で矮小な東洋人。周囲は集団なのに、自分だけ独り。
『便器が、高い!』
確かにw アメリカいく度に思いますよw しかも男子は、朝顔に爪先立ち!それは屈辱でしょうけど、泣くほどw 自国では常に上から世話を焼いていた三島なだけに、より自尊心が傷ついたのでしょう。英語が出来て、悪口が分かるうえに通訳要らずでいつも独りなのも、良くなかったですよねえ……。そして今度は四三が、逆に三島を励まし救う。もうなんですかこのゆっくりと描かれていく強い絆は! 半裸で抱き合わなくたって、もう十分萌えるでしょうが!

 そして『眠れない』とキレる弥彦のために、静かにしてと頼みにいったはずが、日本の歌をと囃されてまさかの国歌斉唱w 斉唱なのにハモってますよ、金栗氏w 
予期せぬ短調の、乗れない調べに当惑の群衆を割って『ブラボー!』と上機嫌で現れたのは、やっっっっっっと合流できた嘉納治五郎氏(役所広司)そこまで一日千秋の想いで待ちわびていた人だったのに、そんな笑顔で
「何か変わったことは?」
なんてきかれても、温度差ありすぎて言えませんでしょう。三島氏に泣いて死にたいと言われてました、だなんてw この辺の、辛いんだけど笑っちゃうけど痛々しくてやっぱり可笑しいところ、もう堪りませんでしたわ。結核のひょうコーチが体調を崩しっぱなしで、愛妻安仁子も弱るかと思いきや日に日にイラついて乱暴になるのも予想外で、笑っていいのやた(^^;;;)

ここで、足袋屋ピエール瀧がまさかのヘロイン使用で逮捕ですよ。
すると配信ストップで出演場面全カット。なんでも自粛はどうかと思いますが現状では仕方がないわけで。他国の選手から四三の足袋が(指二本なの?も含めw)注目を浴びた流れでの、手紙で足袋注文場面も。駆け込んできた車屋が、落語家孝蔵に着物を贈りたいと注文、四三と孝蔵の接点が生まれたかという場面も勿論カット。何してくれるの…と頭抱えましたが、全部撮り直して再編集だとか。
いつか、別人になった播磨屋登場場面ではきっと笑わせてくれるでしょう。

というわけで、これから訪れる金栗四三の大波乱と苦悩も……(あの分かれ道が伏線ですよねえ)なにがしか辛くても笑えるようになるんだろうなと唱えながら見続けます。楽しみ……です。
振るえ〜!! 

「いだてん」1、2 ☆☆☆☆

ひ、ひ、ふー と出産の呼吸法をヒントに、長距離走の呼吸法を編み出す金栗四三w 論理的なのか無茶なのか、笑ったーw

さて前回の東京オリンピックを誘致から描いた大河ドラマです。
それだけでも楽しみなのに、脚本家がクドカンですと~?もう絶対面白いじゃないですか。そして第1話は案の定面白かったのですが。なんか普通だわ~と。

そして2話。
1話の最後に、歌舞伎の隈取り(帽子の赤が雨で流れただけってw)で現れた優勝ランナー金栗四三(中村勘九郎)の生まれ育ちを順に追いながら、混ぜ込んでくる小ネタの数々
重曹水……
『嘉納治五郎に抱いてもらったから元気』(実は夏目漱石に……)
そして、ひひふーw
 体を鍛えたのは冷水浴、全裸で! 
村医者の娘(綾瀬はるか)は妙に未来の妻を代弁w 

もう突っ込むのに忙しいほどで、これこれ、勝手ながら待ってたのはきっとこの感じです。大真面目だから面白いんですよね、なので同じ時代にお江戸でお育ちになったシティーボーイ志ん生(ビートたけし)の破天荒な若年期(森山未來)はむしろ引きました(ほぼ実話だとか ^^;;;;)

1話を楽しみきれなかったのも、嘉納治五郎(のオリンピック招致活動の紹介で忙しかったからですかねえ……。それとも、体育教師の旦那がスポーツと体育の違いをずっと横で説いてくれてたからかもでしょうか。嘉納治五郎の紹介に
『スポーツの父』
とつくと、もう「それは違う」と。学生時代の体育史でも
『体育の父』
として習ったと。つまり体育とスポーツの違いとは云々、セリフ聞こえないよ(^^;;;;;)

うん、だから私も、ドラマへのツッコミはTVの前で言わずにここで書くことにしたんでしたっけ。初心に立ち返りましたねえ。
さておき、1話で意外だったのは当時の体育関係者はむしろ、日本人を守る為過酷すぎる競争は避けるべきという立場をとっていたこと。脱水症状でふらふらの選手を、救命よりまずゴールさせようとするなどと言語道断ですって。えええ、昨今はまさにそれを指導者や開催者がしがちで非難されているじゃないですか。更には『勝てるのか?』より
「楽しいのか?楽しくないのか?」
大事なのは楽しむこと、と歌うように応える嘉納治五郎先生。参加することに意義がある、オリンピックを楽しむ、黎明期にそう思っていた人たちがいたんじゃないですか。いいねいいね。

スポーツを愛し、スポーツに愛された男(満島真之介)……って、サンシャイン池崎か!
「T・N・G!」と大騒ぎのばんから天狗にも笑いましたw そうか、当時、体力も時間もあり最新のニュースに触れて野球して酒飲んで暴れてる野郎どもって大学生なのねw 武井壮も天狗党の一員に。結構セリフもありました、頑張れ!

「このマンガがすごい!」1 ☆☆☆

 蒼井優をホストに、毎回ゲストを迎えて送るドキュメンタリードラマ……え、ドラマ? でも興味深かったですよ。

 マンガ実写化の主人公になるなら、どの漫画?と、当の俳優さんに選ばせるのです。となると、かの有名な小栗旬の英断……『変態仮面』の主役は自分では無理と当時無名の鈴木亮平を推し、スターダムに押し上げた件で判るように、好きなだけじゃだめ。似合うかどうかのセンスも大事になってくるわけですよね。

てなわけで、初回ゲストは森山未來。そして出してきたのが『うしおととら』!
ひー似合う! 日常パートでは中学生、そこは無理でも変身後なら出来ると思う、と。確かに、ゲジ眉どんぐり目の主人公潮はキャラが遠くても、獣の槍を手に戦う姿はいける、いけますよー!
蕎麦屋に私物の「うしおととら」全巻をドンっと積んでw 最近漫画原作の実写化が多いよね、原作ないと企画が通らない、好きな作品だと止めてと思うの分かるーと雑談を(関西弁で!)しつつ。立板に水でラストにからむ5人の女性の名前をあげていくところなど、こりゃ本当に読み込んでますよw

ジョジョ立ちほど有名ではないものの、藤田和日郎作品もまた柔軟性が必要なポーズ多し。バレエで鍛えた蒼井優は向いてますよね、森山未來も、5人の仲で誰が?と水を向けますが、速攻お断りの蒼井優の言い分が愉快です。
『ダメ、膝が出るから』
膝は年が出るので、膝がが映るとどうしても30代ってバレるんですってーw いつまでも若く見える女優さんの裏の苦労が偲ばれますw

 そして次の場面はオーディション!
アイドル、女優から主婦、10代から60代までいる女性集団に、コスプレメイクで潮になりきった森山未來が立ち会ってのオーディソン大会が始まります。正直玉石混合、素人の演技はいたたまれませんが、与えられたセリフを言うばかりでない進行。息子を叱るが如くに声をかける年配の女性など、それぞれの味があるわけでその全てに森山未來自身が毎回抱きつかれ吹っ飛ばされています。それを真剣に眺め続ける蒼井優。ふーんオーディションってこうするんだ……。
で、決めてどうするのかと思いきや、基本漫画にアテレコで逆に安心しました。この低予算でミニドラマ作るより現実的です。ただし、漫画内の潮は全て半裸コスプレで頑張る森山未來を合成w そこは流石の身体能力ですよー。逆に想像で補えて良かったです。

次回は東出昌大で「龍」、わーロンか!剣道だし無骨でデカイ主人公だし、これも似合う気しかしません!


「みをつくし料理帖」~最終回 ☆☆☆☆

え、小松原さま突然饒舌、しかもどうでもいい夢の話(^^;;;) そんな軽口を遮って
「半年ぶりに会って、いうことがそれですか」
と咎める澪w 自分は心配のしすぎで気が散って、指に大けがまでしたのに。とだけ書くと澪がわがまますぎますが。切腹したかもとまで思っていたんですから、安心で泣きそうなのを強い口調でごまかしたのよね。いつになくきつい澪に、しかも本名を言い当てられてさすがに言葉を無くす『時圭の間の小野寺』さま。
下手な言い訳や慰めでなく、いつもの調子で煙に巻きなんとなく励まして去っていくのでした……。
て、え、それだけ?
 

一方の源斉先生。
本当は小松原さまの正体も、御膳奉行は複数人いて切腹は別の人なことも知っていて、それを教えれば澪が喜ぶとわかっていたのに言えなかったんですよね……。妬かずに告げていれば澪が怪我することもなかったわけで。手当をしつつ
「私は卑怯者だ」
と正直に吐露する先生ですのに、なんで?どうして?と笑顔の澪ちゃん。それって想われている自覚も予測もゼロ、いっそ嫌われてるより辛いかもしれませんよ……orz

と、一気に明らかになった恋バナはさておき料理番付勝負です。
つる家と登龍楼とで、鰆料理で一騎打ち。揚げようか煮ようかと思案試行錯誤の上、澪がたどり着いたのは……昆布締め。確かにこれは美味。主人が富山の出で私も作る様になりましたが、たかが昆布に挟むだけでこんなに!となりますからねえ。昆布に馴染みのなかった江戸の人には衝撃の美味だったでしょうねえ。対する登龍楼のからすみなんて高価な珍味、戦う土俵が違いすぎてもう。本来対決するなら、売値の縛りも欲しいところですよね。

4話でのつけ火に負けず、移転して2階席もある少し大きな店になった つる家。
5話「ひとくち宝珠」では菓子作りを命じられて悩む小野寺が主役で、本来の侍の生活が伺えて楽しく、しかも土用の「う尽くし」料理に悩む澪を見て炒り豆(=澪に似た素朴) の菓子にしよう!と思い至るなど二人の絆が嬉しい回。かと思うと6話では佐兵衛失踪の事情を知る料理人富三が登場。せっかく種吉が買い戻した、ご寮さんの珊瑚の簪は富三の吉原通いの銭の工面にとまた消えてしまうのでした……。その富三を又次がボッコボコにする場面では、思わずもっとやっちまえと思ったものですがw 殺しちゃダメだと止める澪。若旦那が人を殺めていなかったと分かっただけでも、と。
そして7話で関西の食材鱧が登場。 
鱧を知らない料理人が噛まれたり毒のある血を目に入れたりと、大騒ぎな中助っ人に呼ばれた澪が見事に調理、「女の料理人なんて」と軽んじる吉原のタヌキをぎゃふんと言わせてやりますよ。

という具合に悩んだり騙されたりしながらも、天満一兆庵の再建とあさひ太夫との再会を胸に、料理人としての腕を磨き続ける澪なのでしが……。
全然終わってなーい!
小野寺との相思相愛&源斉先生の片思いをほのめかしただけで、その先のあれもこれもありゃしない。再会した若旦那は船の上、つる屋の場所を伝えただけで精一杯、なんの話も出来ていませんよ。ましてあさひ太夫とのあれもこれも……。
もう絶対続きがあるはず、あるべき!とは思うのですが、特になんのアナウンスもなく終わってしまったので不安です。でも続くと、あんなこんな悲しいことも起きてしまうのでこのままの方が幸せなような。

DVD発売を知り、そういえば感想が途中までだったなとこれを書いてみましたw
 


「みをつくし料理帖」~4 ☆☆☆☆

出ました、雲外蒼天!旭日昇天!

原作ファンでドキドキ展開を待つ楽しみはないものの、それを補って余りある映像の納得感! もうずっと
「いけねえ、こいつぁいけねえよぉ」
とつる屋の旦那みたいに騒ぎながら観ておりました。

2話、上方との出汁の違いを悟り「合わせ出汁」を作り出す。それを生かした「とろとろ茶碗蒸し」はまた大人気に。
3話、江戸料理番付に載り、登龍楼に茶碗蒸しを真似をされ、めげずに「三つ葉づくし」を考案するも、なんと真似の先出しをされ。
4話、密偵は下働きのふきちゃんと分かるも、責めるべきは登龍楼の主、采女宗馬(松尾スズキ)しかしつる屋に火を放たれ……。

このあらすじの間にも、水害で孤児になった澪が拾われた件やら、色々。30分とは思えない濃さで進行、大満足です。

特に好きなのは2話での、ご寮さんの簪大活躍。
サンゴの見事な一つ玉でひと財産、亡き旦那さんに贈られたといつもご寮さんの御髪を飾る簪でしたが、江戸一番の味を知りなさいと登龍楼へと向かわせる日には、澪の髪に「お守り」と挿してくれるんです。粗末な身なりで、汁物をひと椀だけ……という澪を訝しむ登龍楼の下女も簪に目を留め、それなりの部屋に通してくれます。そして味わった別格のカツオ出汁を元に苦労する澪のために、どん、と材料のカツオ節と昆布を仕入れて来たご寮さんの頭にはもう簪は無くて……。
それだけ高価なものを、澪のためなら手放せる。澪も母のように慕って、茶碗蒸しの具にはご寮さんの身体にいいものばかり。もう雇い主と使用人を超えた家族のような絆が自然に描かれているじゃないですか。
「料理は、料理人の器量次第」
このご寮さんの決め台詞が、常に澪の道をまっとうに定めてくれます。

ふらっと夜に訪れる浪人小松原とは、「下がり眉」と馬鹿にされながらも何か心が通い
「俺は好きだぞ」
と褒めているのが料理のことと知りつつも、どぎまぎ。忘れ物の手ぬぐいをそっと胸に抱いたりする澪。対しての小松原も縁談を迫る妹(佐藤めぐみ)に女性の好みをきかれ
「素朴で、誰からも好かれ求められる」
とちょうど食べていた豆のことのように語りますが……それ澪のことですよねえ??きゃー! 
源斉先生だって、医食同源の蘊蓄で献立づくりにヒントをくれるし、ご寮さん診てくれ、つる屋にもせっせと通ってくれていますけど、今のところただのお医者さんですねえ。

そうそう又次。吉原の料理人で、とある花魁に故郷の味をと、夜中に現れては上方出身と噂の澪の料理をお持ち帰り。準備をしながら澪が語る昔話を花魁も聞いたことでしょう。
つけ火でつる屋が焼け落ち、気落ちする澪の元に現れ弁当を所望した又次は、簡単な蕗ご飯にぎりの代金に小判を差し出します。何か作る気概が残っているなら渡して、という花魁の心意気。そして添えられた『雲外蒼天』の文字! そう、花魁あさひ太夫こそ、思い出の幼馴染野江ちゃんだったのです!じゃーん!
ちなみに当時占い師が吉相『旭日昇天』だと騒いだのが野江で、澪の『雲外蒼天』は苦労に負けるな、と励まされる程の波乱万丈の相。これからまだまだ降りかかる災難に立ち向かう澪を、応援しつづける気は満々なのですが……。

4話の最後にやっと野江ちゃんの顔が出て、すみません貧相でびっくり。

これが当世人気の美貌の花魁……成海璃子には申し訳ないけどしっくりこなくて呆然、残念すぎます。見とれるほど美しくあって欲しかったのにorz 源斉先生ラブのお嬢さん美緒役で出てきて澪をライバル視「私の方がきれいなのに!」と騒いでくれるならぴったりなんですけど……(全8話、どこまで描くのやら。美緒ちゃんは出てこないのかも)

「みをつくし料理帖」1 ☆☆☆☆

「見事な下がり眉だな!」
そう、そうです! これぞお澪坊(黒木華)ですよ!
「こんなにも作り手の顔立ちと同じ料理を食うのは、初めてだ」と言うその心は、なんと「面白い」なのですから。民放での2度のspドラマだって悪くはなかったですけどね、主演北川景子は美しすぎてなんか違ったので……。周囲の笑顔にますます垂れる、黒木華の澪の下がり眉に今回大満足です。

江戸まではるばる来た『天満一兆庵』主人夫婦と使用人の澪だったが、頼りの息子は謎の失踪。失意のあまり倒れ亡くなった主人嘉兵衛の代わりに、ご寮さん(大店の奥様:安田成美)を支え長屋で暮らすこととなった澪は、生来の気働きを気に入られ「つる屋」で働くことに。
ですよね、生い茂る草で隠れ苔むしてぼろぼろのお稲荷様をせっせと綺麗にする働き者の澪を見ていたら、事情があるなら力になってやりたいと思うでしょう!しかも実は料理もできる、大阪の名店『天満一兆庵』育ちですからね。 腰を痛めた店主種市の代わりに板場を預かり、「つる屋」は蕎麦屋から飯屋になったのです。
今は江戸の好みを知らずに、ありえない料理を作ってしまう澪なのですが……。 食べてさえもらえれば美味しいはず、の心意気とちょっとしたヒントから、「はてなの飯」と謎を仕掛けての味見が当たり、あっと言う間につる屋はガラガラから満員に!
さてここから、お江戸の料理番付でしのぎを削るようになり、一兆庵の再建を願い、幼馴染との再会を誓う大きな大きな夢に向かう澪の明日はどっちだ!

江戸ではカツオは「目には青葉山ほととぎす初鰹」とうたわれる春の象徴。大阪では好まれる脂がのった秋の戻り鰹もここでは、猫も食べない『猫またぎ』と別名をとる野暮なのだとか。鰹と気付くと、皆口もつけずに出て行ってしまうとは、もったいない……。
常連の侍小松原(森山未來)を前に、その嫌われた鰹のしぐれ煮を出すの出さないので
「『あれ』を出せ」
「『あれ』だけはだめです~」
と揉める種市と澪に
「いいから、その『あれ』を食べさせろ!!!」
と小松原がキレる場面が愉快でした(^^)

しかし、種市だって猫またぎと知っていたはず。なぜ損を承知で止めなかったのか……といぶかしむ澪に、そりゃあ「盛大に恥をかかせたかったんだな」と返す小松原。澪はそれを口が悪い、ととりますが。その話にご寮さん芳が思い出す、亡き嘉兵衛の言葉がいいんです。
『才のある者には、盛大に恥をかかせろ』
凡人には手助けして失敗させないのが肝心だけれど、才人はしたい様にさせ失敗もした経験でまた育つ。人を使う側の心得に納得しつつ、澪が嘉兵衛も種市もそして暗に小松原も認める料理の才の持ち主だと、自然にわかる話運び。ナイスですね。

お稲荷様で知り合った医者の源斉(永山絢斗)も、うん、すきっ腹に美味しいご飯で、もう胃袋つかまれて惚れ始めてますよねw
一方、下がり眉と呼んでからかう小松原とでは、澪があまりに小娘なのですが……。
「料理の基本がなっていない」
と突き放され、この味の何がいけないの?どうしたらいい?と、悩みつつ進む料理の道は小松原の傍へと繋がっていくのかいないのか(><)

関西と関東に人生半分ずつ住んでる身としては、味の違い習慣の違いが見にしみて分かるのも味噌で、大好きな作品です。本当は朝の連ドラや大河みたいにゆっくり描いて欲しい話なのですが、さて今回はどこまでドラマ化するのでしょう。
まだ全然語られていない澪の出自や、稲荷の狐に似ているという幼馴染との因縁やらも含め、これから先が楽しみで仕方なくなる第1話でした!

そして物語が終わっての、澪の料理コーナーには驚きましたよ。

「はてなの飯」の作り方を教えてくれるのに、なぜ現代風のキッチンでw そこは「つる屋」の台所でいいじゃないですか。視聴者が参考にし易い配慮なのか笑いどころなのか一体(^^;;;)


「煙霞ーゴールドラッシュー」2~最終回 ☆☆☆☆

いやあ、満足。面白かったです
「神戸牛か、玉出で買うたるわ」って、玉出w(オープニングにも映る、看板が派手なスーパーです。毎日何か目玉商品が1円のスゴイ店w)

怪しい男たち(木下ほうか、木村祐一)に拉致されるぷーちんと菜穂子。
先につかまっていた理事長ハリネズミ(桂文珍)から金を引き出す……手伝いのはずが、謎の男たちが立ち寄る先が微妙に銀行でなく、あれよあれよと金塊が8本どーん! 指定とは別のカードもちょろまかし、4憶8千万円相当を持ち去る計画だったのだー! しかしそれをしれっと持ち逃げする愛人萌姐さんw
持ち逃げ、ときいても3800万円だと思ってるハリネズミは「俺の金を守ってくれてる、偉い女だ」ぐらいの反応ですが、実は桁が違うから! 13kgだかの延べ棒8本、4オク6千万エンですからー!
もう下っ端教師なんかどうでもよくなっちゃった拉致犯に、帰れと言われるぷーちんと菜穂子でしたが、それは悔しいと外車の鍵など持ち出し、わざと乗り回して嫌がらせw 
そして誰が何なのかと、田中/鈴木と偽名を名乗っていた男たちの実名を探り始め……。そこで役に立つがのぷーちん先生の生徒人脈! 修理工場の娘には車体番号から車の持ち主を、不動産屋の娘には倉庫の借主を調べさせって、教え子がみな文句言いながらも電話一本でそこまでしてくれる慕われっぷりですよ。冒頭の神戸牛云々は、その時の礼交渉ねw 頼む方も頼まれる方も軽口がテンポ良くて楽しい場面です。
菜穂子先生には生徒とのそういうつながりナッシングでしたがw 家など探る時のご近所とのやりとりは菜穂子中心で、浮気調査と言ったらノリノリで口が軽くなったりと、また楽しいの。

明らかになってくる人間関係のいろいろ。そうか、愛人とあいつがグルだったのかー!金塊はそこに隠してあったのかー!なんとその時、そうだったのかー!あれこれw

振り回された挙句の落とし所にも納得でした。そうね、そのぐらいかもね。

そしてぷーちんと菜穂子が付き合い始めそうなのもまた楽しいナイスコンビっぷりでした(^^)尻に敷かれるね!

きっかけだった体育教師が、ずっと使いっ走りで金ももらえずかわいそうなのは自業自得かなー。手付金の100万円を『間違えて』ぷーちんと菜穂子に渡すという信じられないドジw そもそも、そんな変な金返そうとして巻き込まれたのにー(あれ、それもぷーちん達が丸取り?拉致られたときに取られてる?)
原作も面白いのでしょうが、映像化にあたってのキャストやテンポが大成功していたと思います。結局、理事長の使い込みは別に明るみに出そうにないところもまあそんなものなのかも。でも、もう愛人囲うのはこりごりになるかもしれません。

「煙霞ーゴールドラッシュー」1 ☆☆☆☆

かっっこいーい!まるで映画。渋いヒゲ森山未來もいいけれど、清楚じゃない高畑充希はもっといいよ~w
おまけに知ってる場所が結構映るのw 三角公園や鶴橋駅前は定番ロケ地ですが、天王寺のチン電通りはあまりにローカルで騒いじゃいましたw 舞台の女子校ってどのあたりの設定なんでしょうねえ

てなわけで、しがない美術講師プーチンこと熊さん(森山未來)と音楽講師の菜穂子(高畑充希)は、同僚の体育講師小山田(尾上寛之)に待遇改善の訴えに協力しろと声をかけられます。どうやら私学助成金不正流用で理事長(桂文珍)を脅すことになるようですが……。証拠はある、念書を書かせるだけの簡単なお仕事です等々と説得されて、撮影係、運転係で手伝いだけすることに。
それが、やっかいな事件に巻き込まれるキッカケとは夢にも思わずに……!!

舞台に合わせて大阪弁。JKたちとぷーちんwのやりとりも他愛無くて良いですが、食事中や尾行中のちょっとした会話、新地のホステス、学長の啖呵、どこをとっても小気味がよくて惹き込まれます。ぽんぽんと繰り出される会話のリズムがいい!もう大阪暮らし20余年とはいえ自分では喋らない大阪弁ですが、やっぱり日常なので耳に馴染むのかな。でも他の地方の人だってこれは面白いんじゃないのかなあ? 
体育教師が目隠しのために取り出したのが、スポーツタオルで笑いました!細かいよ!
あ、高畑充希の歌あります。ライブハウスで網タイツw

もう3話まで放映されていて全4話。ああ、民放連ドラ優先せずに、こちらをさっさと見てれば良かった。
1話ではとりあえず念書を書かせたものの、思いがけず手にした大金(口止料?)が気持ち悪くて引き返してきた熊と菜穂子が、現場に血痕をみつけるところまで。ええ、殺されたの?
てか1時間、早!(><)

「モテキ」6☆☆☆☆

イツカちゃん(><)!!!!!!!

女の子の泣いてる顔がこんなにも可愛いと思ったのは初めてです!鼻を真っ赤にして、それでも健気に語ってるンじゃん。惚れてまうヤロー!
なのに……なのに幸世ときたら
「正直、好きかどうか分からない」
とは。この空気に流されないでいられるとは、ある意味スゴイ。
抱きしめちゃえばいいのに!
幸世自身が受け身で、女の子からの好意をまっている様に、女子にだって押されたら弱い部分が当然あるのになー。

笑ったのは回想シーン。島田との出会いでも、島田の結婚式でオヤジに口説かれてるところでも、フレーム内に幸世がいる(笑)互いに、とことん眼中になかったのねー。
そんなふたりのも、こうして絆が育まれたりするわけで。吹っ切りのカラオケは痛々しくも理解不能でありましたが、イツカちゃんが納得なら、それでいいや。

ところで、ツレがもう腹が立つので見ないそうです(笑) ただエロでゲラゲラ笑うドラマでもないものねー。面白いのに。

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「モテキ」5 ☆☆☆☆

相変わらず、眠気が覚めるエロ情けなさです!
リンダってば聖母の様に優しいよね、こんなダメ男に懇切丁寧に教えてくれて(乱暴ですが 笑) 森山未來くんだから忘れてましたけど、幸世ってもう30才。親になってていい年なのに恋愛に受け身って!ムカツク(><)

そんなわけで4話。
てっきり前回のラブホの続きから来ると思っていたので、誕生日パーティーに録画を一週とばしたのかと思いましたよ。そこへ回想が来た来た。起たなかったのねー(^^;;;;)

でもとにかく可哀想な気にならないのは、結局幸世が真剣じゃ無いから、ですよね。来るもの拒まずでその気になって、今までの3人の相談までしたリンダに向かっても
「君が好きだ……か……ラ」←途中で後悔するなら言うな!!
直前までの選択肢は
<何となく>
<そこに手があるから(握った)>
だったくせにー!それでも、開き直って要求したリンダさんが上のキスは、ドキドキしちゃったゾー!

食卓を飛び越えたり、走ってる自転車から飛び降りる運動神経は今回も堪能いたしましたです。

来週はイツカちゃんの処女ドブ捨て? 嗚呼、可哀想で見てられないよ、でも楽しみー。

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