なにこれ、エロい(><)
具体的には肉体関係どころか、キスもなし。ただ性愛を想起させる短歌を交互に読みあっただけという、いい年してなーんにもなかった夜なのですが、妙にエロい。10代の恋愛でこんな描き方されたら笑っちゃうでしょうにねえ。いい年の男女だからこそ、部屋まで送って上がりこんでもガツガツ押し倒すわけじゃなく朗読になる。艶めいていく内容に、内心焦りながらも読み続ける。
もともと具合が悪いから送られてきた京子先生は、どうやらそのまま眠ってしまったのでしょう。寝ている病人をどうこうするほど下衆でなく、その間に逃げ帰るほど子供でもない穂積氏は溢れかえる本を片付けながら彼女の目覚めを待ち、もそもそとイケてない釈明を交わしてもまだもつれた気持ちは収まらず。
「もっと知りたいんだ、あなたのことを」
後日また話してのこれは、なにもう、愛の告白ですかorz 離婚が決まったばかりでもう。
一方で、教室の青年にもちかけられて朗読したのは親和数の話。もとい友人が恋人になる話。
数学好きの青年が友に『約数の和が互いに等しくなる、特別な数の組み合わせ』だと親和数を教え、古くはカップルが果物に親和数を刻んで贈りあったと語った時の友人は反応薄く編み物を続けていただけだったのだけれど、後日小物にその親和数を編み込んでプレゼントしてくれたのだとか……。
別に男女でもいい話が、なにゆえ男同士で語られるかというと実話だからで。それを選んだ彼もトランスジェンダーなのだと皆に告白。失恋しちゃった声優志望嬢以外には、さらっと受け入れられます。
以前はきっと皆目不明だったろう心の機微が、すんなり入ってくると驚く穂積氏。それは朗読を通じてあなたが変わったから、と指摘する京子先生です。
また、穂積父の入院先で行われたボランティア朗読会。
大事な大事な傘を雨でもささずに持ち歩く男をユーモラスに描いた絵本を朗読。穂積氏のようだ、とこれを渡す哲太さんたらなにげに失礼w そして先日喧嘩をした父のいる前でわざわざそれを読む息子。意固地さに父を思ったのかと思いきやなんと。最後に出てくる「妻」に、亡き母を思い出したんですと。そしてそれは父親もですって。先日の不機嫌のぶつけ合いはどこへやら。穏やかに、退院したら一緒に住もうと話し合う父と息子。朗読はこんな素敵な贈り物にもなるんですね。
次回は先生の衝撃の過去が語られるようですよ……。金持ち男と結婚したけど別れた、以上のことが何かあるんでしょうか。
あと佐久良先生の奥さんは、姿がないのに毎度消息が語られすぎでドキドキします。実は意識不明だったりしませんか(^^;;;)
柴田恭兵
き、キス? キスが好き?ええ?
と最後、次回予告に心をもっていかれて動揺しつつw くじらが無事に空飛んで、子供達も喜んでくれて良かったです(^^)
面会日、教科書の「くじらのうんどうかい」を朗読するという穂積パパ。
目を輝かす息子(^^) 「そんな1年生向け…」とバカにした娘も、広場で声を張り上げるいつにない父の様子にだんだんと引き込まれ、空のくじらを見上げたり、一緒に空を飛んだりと想像の翼を広げて楽しいひと時を過ごすのでした。良かった……、やっと父親らしいことが出来ましたよね。
でもそれを見守る奥さんの胸中や如何に。
通りかかった京子先生はともかくさ。奥さんは複雑でしょうね。ずっと子育てノータッチで『娘が喘息になったことすら何ヶ月も知らなかった』というとんでもない実績まである父親なんて、いっそ子供達からも嫌われりゃいいのに。ちょっと本を読んでやっただけで楽しく過ごしているだなんてね。
でも父親を慕う子供達というのも、貴女が余計な愚痴を吹き込まずに優しく育てた結果なのだから誇ってほしいです。
「ずっとお母さんがかわいそうだった」
と言う聡明な娘に、そのままお母さんの味方でいて、と言える穂積氏は、ダメな夫でダメなパパだったけれど、人間としてはそんなにダメじゃないよね。自分の無関心が奥さんを傷つけてきたと、やっと自覚して反省し始めているのですから。遅いけどw
少なくとも不貞はないわけで、自分も相手も結婚式の時のまま変わらないと思ってたんだとしたら超純粋。
空に浮かぶくじらぐもの動きを、海の本物でしか想像できずに「動かない…」と悩むところなんて真面目すぎて、いっそ微笑ましいです。でも今回くじらのくもを思い描けたんだから、要は経験? これからは周囲の気持ちをもっと汲んでいかれるのでしょうか。 数学で4次元だ5次元だとイメージを膨らませられるなら、本来そのくらい楽勝という佐久良先生の意見ももっともだし、立体交差で興奮する様子だって十分いろいろ下地がありそうですけどね。
面会日とオーディションが同日など、穂積氏曰く『人生がリンクしている』声優志望っ娘。これだって以前なら抱かなかった想いかも。彼女の進路に何か決着がつく時、夫婦のことにもなにかが起きたりするのでしょうか。
どこからかの電話に激しく動揺する京子先生。それって、元婚約者からですか?今頃?
『京子先生のことを、なにも知らなかった』
という穂積氏の独白で今回は締められましたが、趣味の仲間の社会人同士なんてそういうおつきあいで普通でしょう。
キスにおんぶに……次回は一体(><)
「どうすりゃ良かったっていうんだ!」
そりゃ、食卓で広げてる新聞を畳んでね。息子に「こぼすなよー」って声かけながら一緒に牛乳飲むとか。それでもコップ倒したら、奥さんが発見してキレる前に拭いてごまかしてやるとか。いろいろすることはありますよ。それが育児、それが家族というものであって。そばにいるのになにもせず、ただ怒る声に文句言うだけのやつ、そりゃ要りませんって。
子供を連れて家を出た妻と、やーっと面談がかなった穂積氏。とにかく何故だと問うばかり。でもすでに離婚の意思が固い奥さんが言うことにゃ、決意したのはとある朝ですと。机に床に息子の膝にこぼれた牛乳を、拭くのも、叱るのも、着替えさせるのも奥さんがしてるのに、同じ朝食の席にいた穂積氏は新聞を広げたまま
「そんな言い方しなくてもいいだろう~」
と妻を責め、ヒステリーだとまで言ったそうで、カチンと来て以来もう声を聞くのも嫌なのだとか。夫婦の会話が喧嘩になる頃には、叱られて泣いてた子もお姉ちゃんもいつの間にか消えているのが、かえって怖かったです(^^;;;;)
この辺、一緒に見ている旦那のオロオロっぷりときたらw 確かに同じ研究者タイプで、拭くのも着替えさせるのも全部私でしたよねー。身に覚えありすぎるのではw でもとりあえず我が家では、私に難癖つけることはなく。むしろ旦那も一緒にこぼして怒られたり、バスタオルで床拭いて更に怒られたりしてましたっけ(給食参観でも二人三人牛乳瓶倒すよね、低学年男子の牛乳こぼす率は異常w)
仕方なくぽっかり空いた心の穴を朗読で埋めようとしてみる穂積氏。サークルでは発表会が近いと浮かれ気味で、『朗読カフェ』なる未知の空間に誘われます。参加もどうぞと、新米に優しく声をかけてくれるのに、なんと独演以外は固辞する穂積氏。当日、群読に欠員が出てもまだ嫌がる理由は……声が重なると、夫婦喧嘩を思い出してしまうからw なんて豆腐メンタルw
それでも、先輩に
「あなたが必要です」
と懇願されて、登ったステージでの「アメニモマケズ」は ……。
本当は5人並んで立ち1行ずつ本を読んでいるだけなのに、いつの間にか穂積氏一人だけころげ落ち、穴の中や暗い森で彷徨いながら響いてくるみんなの声。いざ自分の番になると喉がつまって声が出ない! でも仲間が促して支えてくれると、イメージのさまよう穂積氏も盛りを抜け明るい場所に。最後にはたどり着いた岬から海に向かって、笑顔で、仲間みんなで唱和する
「そういう人に、私はなりたい!」
いやー感動的でした。
これは見ているより語る方に回りたいと思わせるハラハラドキドキ感w 上手くできなかったことを先輩にわびる穂積氏ですが、責めるでなく褒めてもらったりして。いい夜ですね。
この朗読姿を、いつか朗読を息子さんに、奥さんに見てもらえたら。それともいっそ、一緒に朗読するぐらいでないと関係は変わらないかなあ……。 息子さんには次回「くじらのうんどうかい」を読んであげるみたいで、楽しんでもらえるといいですね(^^)
実は穂積氏と江崎先生 、教会で式をあげるための勉強会で出会っていたんですね。同じくパートナー不在でカップルに間違われた二人だったのに、かたや先生はどうやら破談になり、ちゃんと結婚をした穂積氏に引け目があったようですが……逆に別れに関しては先輩。愚痴をたれる穂積氏をばっさりなのでした。
エンディング、Jujuの歌にあわせて口パクで戯れる出演者が楽しいです。
かっこよくない竹野内豊とは、なんてレアな。ぽっかりくんが可愛いです。
数学者の穂波(竹野内豊)は、幼少期より『ぽっかりとした穴のような』不安を抱いて育ち、それを埋めてくれる数学に傾倒するも、人付き合いの下手さが災いしてまだ准教授。教え子だった妻ともうまくいかずに2児を連れて出て行かれてしまう。
そんな折、上司から勧められた「話し方教室」に嫌々参加し、臨時講師の江崎(麻生久美子)と大げんか。なのにひょんなことから江崎の朗読を聞いた穂波は、心の穴が埋まっていくのを感じていた……。
朗読教室に参加するも、文句ばかりの穂波。特に童話は子どもの下らない読み物と抵抗を示すが
”かえるくんがかたつむりに託した、がまがえるくんへの手紙”(by「ふたりはともだち」)の行く末を誰よりも気にしたのもまた、穂波w 朗読が彼をどう変えるのか。
というわけで、あのイケボイス竹野内豊に、朗読をさせようとはニクいじゃないですか。
なのに髪型メガネ服の趣味、口の利き方、どこをとっても面倒臭いしょぼくれおやじでびっくりです。逆に言えば、我が家の旦那も磨いたら竹野内豊に??と氣が迷うほど竹野内豊がイケてませんw 低学年の息子の読み物にまで「非論理的だ」だのとバカな難癖をつけるの、ああやだやだ。
しかし、夫婦の縁はそれと別のはず。何かと数学の話になっちゃうのは結婚前からで、それが専攻で大好きなんだから仕方なくないですか?
家族の年齢が素数だ、すごい!
って喜んでるなら、遮らずにウンウンスゴイねって聞いてあげるものでしょうこちらだってきっと、相手が興味ないことで喜んでるんだから(そもそも私は数学に美を感じる派ですがw 琴線に触れることは人それぞれ)……それとも、自分勝手に数学の話だけする奴だったんでしょうか、それは許せんな。
『なんで出て行ったか、分からないことがそもそも原因では』
と弁護士さん。確かに。
穂波には、くだらないと一蹴された国語の教科書ですが、面白いのになあ。「ごんぎつね」「春の雪だるま」(でた擬人化w)といった 泣かせる物語からサラダのレシピや戦争体験、詩に評論にとバラエティに富んでいるんですよ。保護者に音読して聞かせる課題を8年間こなしてきましたからね!
でも、別居され忘れ物の教科書を届けて初めて、子どもの本を開いたらしい穂波。うまく読みたい、という小さな息子にすら筋立てが荒唐無稽だのと難癖。この様子じゃ絵本を読んでやるのはおろか、高学年の姉の音読を聞いてやったことも、まして褒めたり内容の感想を語り合ったこともないでしょうねえ……。
そうして届けたものも弁護士を通じて返されて。一人の家で教科書を開き、朗読しながら涙にむせぶ穂波はやっと、同じ家にいながら一緒に暮らしてはいなかったと思い至ったのでしょうか。
朗読に引き込まれ、ないはずの風景が広がった穂波のアハ体験。理系脳で詩心など皆無の旦那にもそんな体験が一度だけあるそうで、お茶の間でつかの間思い出話に花が咲きましたよ。 また、本屋で童話を探した穂波のように、朗読の続きが読みたくなるなど世界が広がるドラマになるのでは。
そして穂波が物語を、朗読を、仲間と楽しめる人間になったなら奥さん(ミムラ)と子供は帰ってくるのか? それとも江崎との新しい関係が……??
秋の夜長にぴったりの大人のドラマなのでは。朗読サークルには演技派が勢ぞろい、この先も楽しみです。
wowowオリジナルドラマに字幕がついたぁぁぁぁぁ!!やったぁ!
同枠で先週終わった「沈まぬ太陽」(レビューしてなかったけど見応えありました)には字幕なくって、耳の悪い旦那はまあ日航機事件やその後の報道の記憶と想像で補っていたわけで、これでやっと気軽にwowowドラマが見られます。
さておきヒロイン栂野(つがの)真琴(北川景子)は研修医。恩師(古谷一行)に勧められ浦和医大法医学研究室を訪ねます。
変人光崎教授(柴田恭兵)と県警捜査一課刑事(尾上松也)のせいで事件に巻き込まれ、意に沿わぬ解剖に戸惑う真琴ですが同時に、明らかになる真実と光崎が解剖にかける信念に衝撃も受け……。
数週間の研修つもりがこのまま、遺体と向き合う人生になるのでしょうね。でも医学の祖ヒポクラテスは金持ちと貧者を区別しなかったように、生者と死者をも区別しなかったんだそうですから……ドンマイ(^^;;;)
実家が浦和なもので、見沼署だとか聞き覚えのある地名が嬉しくもあり、埼玉県警の仕事が粗末なことが悔しくもあり。
1話の遺体は交通事故死。
「パパを助けて」
と、小学生の娘が法医学教室に直に電話してくるだなんてドラマチック&ネット使いこなしてますねw 自転車の女性をはねて死なせたと、その娘の父親である運転者が逮捕されたわけですが、曰くほぼ停まっていたのに自転車が突っ込んで来たのだと。実際、回避行動もとらずに正面衝突は不自然なのに、交通課は事故で処理。不満な刑事が各種不備書類のコピーを持って光崎に相談に来るのでした。
自殺か、意識不明にでもなったのか?
真実を知り、運転者の冤罪を晴らすには解剖しかない、遺族に許可をとれ!と教授に指示され、では傷も残らないAI検査なら……と娘を亡くしたばかりのご両親を説得する真琴なのですが……。
この辺から塾帰りの娘が視聴に合流
『私が解剖されるってイヤなん?』
と聞かれて余計にもらい泣きモードに。冒頭の頭皮切ってペロンの衝撃映像、ドラマ画面なら普通に見られますけどもこれが愛娘の顔だったら耐えられませんよ……。突然死で原因調査ならまだしも、殺した相手もわかってる(と思っている)のに。
でもまあ、傷が増えないならね。さらにオヤジじゃなく若い女性が担当してくれるらしいなら任せても……とご両親になったような気持ちで見守っていたのですが、いやはや無情にもご遺体を運ぶ車は解剖室のある棟に向けハンドルを切るのでした。
絶対クロだから切っちゃえ、って……orz
犯罪です!
結果、女性は車に当たる前すでに血栓で死亡していたことが判明し、ご両親も間違った相手を憎む過ちこそ回避できましたけれどもね。よくちゃんと話を聞いてくれましたよね……もっと暴れられても、殴られても、話を聞いた上でなお訴えられても、文句言えた義理じゃないはず。
そしてご両親、責める相手が消えてしまって余計に辛いのでは。外出を止めればよかった、違う食事なら、医者を勧めていれば、と自分を責めて暮らすことになりそうで心配です。
でもドラマ的にはそっちは無視で。
「原因不明の遺体がひとつ減ったじゃないか!」
と、すべての死因を知り尽くそうという光崎の無茶な野望に光を当てていきます。もう一話からこんな滅茶苦茶じゃ、この先もっと違法や脱法すれすれなことになるんじゃないかと心配ですね(~~;;;)
あと真琴の親友が肺炎で闘病中。投薬治療を続けるも効果が出ていないようで……。これ、可哀想ですがきっと亡くなって、真琴が解剖で誤診や医療過誤を突き止めることになるんでしょうね。その時、担当医(相島一之)やその上の恩師はどう動くのか。楽しみです。
あ、尾上刑事とのラブは無しでお願いします!
渋い時代劇。
ほぼ猟師な隠居侍(中村雅俊)とご家老(柴田恭兵)
ずーっと時代を遡れば、その2人に百姓を加えた3人の少年で仲良く笑いあった日々があって、友人の母上は綺麗で優しくて。
そこからどう道が分かれてしまったのやら、竹馬の友かと問われ今は疎遠と答えれば、それは丁度いい、ご家老を斬ってくれとの娘婿(池田鉄洋) からのとんでもな依頼。よしわかったとあっさり答える主人公。
百姓の友人の磔刑が、そのご家老との疎遠に関係ありそうな。
かつては親の敵討ちを助太刀するほどの親友だったのにねえ……。
母上の自害、叔父の切腹。
母が上司に抱かれたんだとあることないこと幼い息子に吹き込むトンデモ野郎が、父を闇討ちしたうえ辱めた奴で分かりやすい敵役でした。殺されてもちっともかわいそうじゃない。というか、あれを仲間にしている一団全体の見識を疑うレベルw
しかし実際に手篭めになったならまだしも、それを拒んだことを黙っての自害がかえって一族に有利になるとか、それを知る俺も死ななくてはとサクサク腹を切る叔父とか、あの時代の恩だ立場だという情報戦には理解を拒むものがあるのですがw だからこそ興味深いともいえましょう。
ちなみに銀漢とは天の大きな川、天の川のことです。
漢詩を暗唱し、天の川のように堂々と強くありたいと願う小弥太(のちのご家老)に、自分も銀漢にと仇討ちの助太刀を申し出る主人公。横で同じ夜空を見てるのに、百姓の友に頼むのは見とどけ役(百姓が侍を殺しちゃいけないそうですよ)
子供でもしっかりと友との身分を区別してくるところ、新鮮でした。
そんなわけで見応えはありますが、正直ちょっと疲れるかも…
池田鉄洋の滑稽さがいいアクセントでした。
「空は、つながってます!」
だねー、そうだねー。絵に描いた様なハッピーエンドで幸せ(^^)
例によって「最終回見られない病」を発症、録画を放置してしまいました(←そう、好物は最後にとっておくタイプですw)でもやっと、えいや!っとつけたらやっぱり面白くて、2人が愛しくてキュンキュン(><)
『もう連絡しません』『幸せになってください』
と、つきあってもいなかったのに一方的に別れを告げられた稲ぴょん。ここでも空井君、順番がおかしいよ(><)それでも、そんなメールの残る古い携帯を可愛い箱に入れてとってあるだなんて…乙女!
仕事に没頭して2年、いまや社内での評判上々の中堅となった稲葉なら、ブルーインパルス取材に福島に飛んでも、男がどうとか言われる筋合いはないそうで成長したものです。久しぶりに訪れた空幕広報室に、メレブさんしか知った顔がいないとは月日は残酷。
それでも空を見る度、心が痛むとか言われては切ないじゃないですか。
じゃあ一体空井は何を考えて、あんなことを…と思ったら、同僚に問われる形で
『僕じゃ幸せに出来ない』
的なことを語り、一方の稲ぴょんは鷺坂さんに
『だから私は身を引く』
的なことを語り、シンクロする想いに視聴者は身悶えするわけです。(親みたいなもんの鷺坂さんならともかく、ちょっと冷やかしただけの同僚があれ聞かされちゃったら重くて返事に困りますよねw 私なら聞いてなかったフリしてこっそり後ずさるw)
そして、サンドウィッチマンも出てきてびっくりの取材部分はさておいて、終盤はブルーインパルスも飛んで、2人駆け寄り抱き合ってハッピーエンド!きゃー(><)
……でもよーく考えると好きだとか決定的なことは何も言ってないですよw
ずっと2人が好きあっていた、他にも誰もいないって、見てたらわかる、わかりますけど。妙齢の2人が2年も会わなかったら、他の人と結婚どころかもう親になってても不思議じゃない日数なわけで。ていうか、きちんと想いを伝えあうところも見たかったですよー。
まあ言葉は後でゆっくりなんですかね。若いっていいわー。
心配した震災関連も、肩すかしなぐらいに煽らない必要最小限で 、それでも倒れたままの石のベンチや浸水ラインで『忘れない心』が伝わってくるいい描き方だったと思います。
一話の、ガツガツでイヤな女だった稲ぴょんが懐かしい……。
ずっと見られずにいたくせに、見たら今度は消せずにいます。また最初っから見ちゃおうかなー。
結局あの後、会わずに半年経っちゃってたのか(><)
後輩を育て(あのじゅえるが!服装も変わって見違えましたね)、グルメレポートだ働く女性ミニコーナーだに粉骨砕身の稲ぴょん。それでも
「空を見てもなにも思わなくなったら……」
って、まだ気になるってことじゃないですかー
「なんてね☆」
とか自虐してる場合じゃないですよ。素直に電話したら空井は普通に喜んでくれるでしょうに。それが出来ないややこしい稲ぴょんなわけで。
でも帝都テレビだって一枚岩じゃない。例のヘルメット運んだドラマ撮影のキリーから、特番でブルーインパルスに乗りたいと打診があって大喜びの広報室一同。
…こういうとき、視聴率を広告費換算する台詞が毎度あって、その度この「空飛ぶ広報室」放映自体がいくらに換算されているんだろうと気になりますよね。こちとら知るだけでなく好意を抱いて、DVDボックス欲しいなとか思っちゃってるんですから効果絶大ですよ。…と閑話はさておき。
退職を迎えた鷺坂さんに、お蔵入り密着取材の映像から広報室の日常を抜粋して贈った『因幡の白ウサギ』ちゃん。
お返しに?大スターキリーのブルーインパルス搭載現場への招待切符を送る空井くん。
ほらほら、会ってしまえば因縁なんてないじゃないですか。
空井君が嬉しいよりもかなり淋しい表情なのは、今の自分がスカイじゃないからでそれは稲ぴょんのせいじゃないのだし。むしろ、それを黙って分かっていてくれる稲葉の横だからこそ言い訳せずに辛いまま居られる空井君です。
……そんな2人の想いをよそに、曲芸飛行を繰り広げるブルーインパルス隊。並んで飛ぶ、正面から交差する間隔の狭いこと(><)ハートに矢とかも空に描けちゃうんですか?びっくりー!
(ほらほら、ここも広報効果絶大w)
ドラマ界の視聴者にも話題を呼び、お蔵入りの密着取材が世に出ることに!
そうなるとパッと電話が出来る稲ぴょんですよ。
だーかーらー、そういう用事がなくても「元気?」だとか「何してる?」ってお話して普通に会えばいいのにって言ってるのに(><)
で、応えての空井さんは通常運転。
「来ないで下さい、困ります」
何、何、なんで会えないの? って、出張ならそれを先に言えーw と笑わせておいて、段々に分かるのです。やっと笑顔で再会できる筈の「明日」は来なかったんだなって。
だって「今日」は3月11日のあの日。
グルメ番組「あさりの塩抜き」用の実験に、ボウルに張った水が揺れて…(東京ではこの水こぼれたの?大阪では目眩?立ちくらみ?と足を止める感じでこぼれる程ではなかったですが)
空井君がいたのは、奇しくもあの松島。
ドラマ内で被災映像が流れることはないそうですが。松島にいると知っていて、音信不通になって、多分空自に問い合わせても居場所なんて教えてもらえなくて。胸中いかばかりかと今から思いつつも、予告でその後2年経つのも知らされちゃって、うわあどうなるんだろう。
柚木と槙のカップルを、片山がスクープ扱いだったのには笑いましたw 得意げに聞かされた時の空井の死んだ目にもw 同じ日に同じ場所に旅行……それってただの旅行じゃなくて、互いの実家にご挨拶とかだよねきっと。さてそっちも2年もたってたらどうなってるんだろうw
あれこれ気を揉みながらも、最終回が楽しみすぎるw
稲ぴょん涙の回想……でも空井君と知り合ってから今までを駆け足でみると、かなり変な人w それが普通で素敵に見えて来たほど、稲ぴょんも私たちも空幕寄りになっていたんだなと改めて思うのでしたw
前回は、広報室と帝都テレビで同じ女性自衛官(南明奈)に密着しての別々の番組作り。
訓練時代の空井の知り合いとあって、
「私のこと好きなのかなと思ってた」
「空井さんって話す順番が可笑しいからw」
と、稲ぴょんも同じく勘違いしてるのか?と思わせたりするのですが。制作を通じて、亡父との思い出を語ったりして増々近づく2人の距離。北海道への空の旅(空自定期便だけどw)
そして突然の口づけ(><)きゃー(><)
厳密には、あんな不意打ちって無しだと思うんです。
しかも直前に稲ぴょんが語ったのは仕事への覚悟であって、響くことがあったとしたって空井だけに送るメッセージだったわけでもなく、なんでいきなりキスしてオッケーだと(しかも仕事中にw)思ったんだよと問いつめたいですが、まあ若いからね。
そして全然イヤじゃないって見てるこっちは分かってますからw
じゃあ可愛いカップルの誕生か、と微笑ましく思っていたのに予告では即、不穏な空気に突き落とされましたよ。なんちゅー落差でしょう(><)
アッキーナ隊員のPVがやらせって、可愛すぎて存在そのものが俳優さんだと思われちゃったのかw そこは稲葉が作った別番組、働く女性を取り上げた「キラリ☆」が放映になれば実在の人物と分かる筈ですが、戦争賛美という専門家筋もいてネットで叩かれ、空自の男と出来てると噂の稲ピョンがムキになって上にかけあう程みょうな具合になってしまうわけで……。
『成果がないのに会えない』
と、謝罪なり訂正なりを引き出さねばと焦る稲葉に対して
『稲葉さんがどう思ったのか、聞きたかった』
と、ただただ話をしたかったらしい空井。稲葉だって、すぐ電話して、ただ「酷いよね!なにあれ!」と言いあうだけだって良かったのにね。
やっと会えたのに『空自担当は外され密着取材も終わり』と言うばかりで、とりつく島もない稲葉。
でも、そんな稲葉が空自をかばっていた隠し撮りを見て、帝都テレビまで駆けつける空井(><)そんなことも知らずに、エレメントをみつめて泣き崩れる稲ぴょん。
足を痛めて座り込んだ空井は、夜空に輝く帝都テレビに結局辿り着けたのでしょうか?どうなる2人?
それでも、稲ぴょんが作ったミニ番組は放映されるんですよ。
「俺たちは番組を作るしかないんだ」
なかなか存在感を増して来た稲葉上司ですよ。鷺坂さんとの密会もなかなか見応えがありまして…思った以上にお仕事ドラマでありながらも、やっぱり気になるのはラブの行方なんだよなー。
え、柚木さんと槙さんもついにw?
稲ピョンの彼氏、という誤解は即解けましたねw
2人でいるところを見られて焦る空井さんが激可愛いw 奪うつもりだった割には腹が座ってなさすぎで、女連れのアイツが彼氏じゃないと分かって喜び過ぎで、涙まで出ちゃってましたよ。
毎度、どんなに仕事や個々の成長を描いても結局は稲葉(新垣結衣)と空井(綾野剛)の恋バナに戻ってくるこのドラマ。今回もさんざ泣かされたのに、ラストは爽やかに互いの好意を表明して終わりです。うんうん。
TV局の肉食ギャルがついに空井とデートしましたけど、飛行機の話ばかりでドン引きにw でも稲葉はその飛行機トークを楽しめるし、吸収して仕事に役立てることも出来るんですよ。
報道に行った同期も、稲葉の負けっぷりが見たいのに、自衛隊やヘリの機種を熱心に語られてイライラ。だけど、遭難救助現場に出くわした時には、稲葉への問い合わせが出来て正確な報道につながった。無駄なことなんてないんですね。
ニュースをみていた広報室も、「山岳救助隊」のテロップに「空自の救難団なのにー」と肩を落としますが、直後の現場レポートでの訂正&詳細な説明に、稲ピョンがやってくれたんだと沸き立ちます(特に空井がw)
誰かのことを知りたい、誰かのことを正確に伝えたいってそれは愛ですから。
鷺坂室長(柴田恭兵)へのインタビュー。
他人の救護の為に、妻を淋しく死なせたと、まだ「夫としては」悔やみつつ「自衛官としては」正しいことをした、広報の仕事を通じて1人でも多くを助けられる一助になればと静かに語る様子にもう、ただただもらい泣きです。
この時、延々と待機せざるを得なかった仕組みは、今では改正されているんですものね。
知りたいからと聞いてよかったのか気を揉む稲ぴょん。取材が怖いと思う成長。今は放送出来なくても、いつかそれを活かせれば大丈夫だという上司の言葉も、深イイ話でした。
(ああ、このドラマの空自宣伝効果がまたアップ……)
そうだそうだ、「海猿」より「トッキュー!」よりスゴイ男たちのいる航空救難団の取材や、プロモーションビデオの制作も楽しくてためになって、おまけに槙さんが柚木さんにデートも申し込めて良かったです(^^)
飛行機も「飲酒運転」ってあるんですねw
いくら入れ物が普通のコップで、「お茶」だって強調しても、酒場から出動はまずいでしょうというごもっともなご意見でPVはお蔵入りに。コンテ段階で誰か気付こうよーw(TV局のスタッフに撮影させて、じゃあ損失はいくらに計上されたんでしょう)
あ、そのPVに鈴木亮平が。
さて、ここからは空井稲葉の急接近を描くばかりなのでしょうか。そんな訳ないw
朝の「あまちゃん」でもコントレックスが流行してる様に、帝都テレビがとりあげる流行は食べるラー油、ちょっと古いです。これから来るんですよね東日本大震災が。そして
「いざという時には大切な人といられない」
人たちなんだと描かれるのでしょう。でもそれは、報道を志す稲ぴょんも同じな訳で……。中国の地震の際、自分の結婚式そっちのけで(どうせ客も来なかったし)ウェディングドレスのまま被災者に取材していた記者のようなことになったりするのかも。
あまり辛いことにならないようにお願いします(><)
男の友情が復活だー!
5年前の名コンビが、いまやそっけないただの同僚。嫌い合ってるわけでもなく、比嘉はサポートするのに片山だけがむきになって空回り。一体2人に何が……。
って、屋上の場面では要潤からどんなヤバい告白が空井にされるのかとハラハラしましたが(妄想w)、そこは例によってベタに定番の勘違いですよー。
幹部って、3年ごとに絶対に異動なんですね?
『広報室』のため、出世せず異動せずに自分の広報知識を伝えていこうと心に決めていた比嘉。それを、やる気のなさと受け取って勝手に失望していた片山。いや片山にしたら、だったら嫁が稼いでるから出世いらないとか言わずに、広報愛を語れよって憤りもあるかと思いますがw
事実を知ってもすぐには近づけない2人の距離を、ぐいぐい戻したのは新企画に邁進する空井!どちらか1人が協力すると言っても、ダメなんだろうなあと……3人で知恵出しあって、ビールとつまみと企画書で小さな机囲んで(空井の部屋w)ついに名案が浮かんで乾杯~!
ああ仕事っていいなあと思える名場面でしたね。
でも、それで出来るのが新アイドルのPVなんですがorz
女の子たちが入隊していろいろ体験するって設定での撮影だそうですよん。そこに時刻ぴったりにF14が5機、V字を描いて上空を飛ぶー!!カッコいー!! アイドルファンの男子は飛行機も好きだろうし、このPVも5年前の伝説の作品みたいに話題になって売れるといいですね!
と、いう間ほぼ待ちぼうけの脇役だった稲ぴょんですが。
比嘉と片山の想いを知って、避けていた後輩指導に立ち向かう決心をするのでした!
そして空井君は、ほらやっぱりこっちも誤解してたよーw 稲ぴょんに彼氏が居て、この前の会話も彼氏から牽制されたとか思ってたよーw
でも奪っちゃえばいい、「一緒にいたい人と居られる時間は限られてる」とか自分が片山に言った台詞でお返しされてますよ。そうだそうだー、そして彼氏じゃないっちゅーねん。普段鈍いくせに、要らないところでだけ過敏で困るわw
柚木さんと慎さんも全然進展なく、まだポメラニアン彼女の話が出てるし。さあ、あっちもこっちもぐいぐい行ってくださいよー。
鷺坂さんの静かな叱責も心にしみ、何度も同じ口調で繰り返される「7不思議」の「な〜ぜ〜」も 面白かったです。
男社会で生き抜く為にオッサンになった。
ストレートにイジメが描かれるよりも、処世術として腑に落ちますよね。
これが「ジウ」なら、同じく男社会の警察でも女が目立つと強姦だ反撃して殺人未遂だと殺伐とするわけですがw スイートな「空飛ぶ広報室」では逆方向。真綿でくるむネグレクト、お姫様扱いが辛かったとなるわけで、民間人にも共感しやすい形かと思います。
そしてしっかり、見守ってくれていた人が居て。
ここでも頼れる鷺坂さん、どれだけパーフェクト上司だって感じですが、声をあげたのは慎さん(高橋努)ね。
どんなにオッサン化しようが、アザラシの様に二日酔いで転がっていようが、オレは貴女を女とカウントするんです!ときっぱり言いきられては……もう、いっそはっきり「好きだ」と言ってorz
だって、彼には”民間のポメラニアンみたいな”(=自分とは正反対の)彼女がいると、まだ思い込んでいる柚木嬢は『屈辱だ』と怒ってますよ。あまり遠回しな想いは通じませんよね。
その遠回しは通じないのはメインの2人も同じで、まあくすぐったくも歯がゆい展開w
お揃いの飛行機ペンをそれぞれ大事にして、取り出してみつめて、合い言葉はエレメント。
「あの2人、つきあってます」
と言われちゃえば、女のカン程度を信じてショックを受けて。
「つきあってください」
と言われちゃえば、どうせ表現がアレなだけで告白じゃないと分かっていてもドキドキして←しかし空井くんも、「あの2人」と前置きのある「つきあう」は交際と判断するのに、どうして2×2で呑みに誘う時に「つきあって」と表現するのw この辺の繰り返しは丁寧なのかしつこいのかw
そして、やっと稲葉が仕事抜きの外出に誘ったのに空井の返事はノーで……。その辺もどうせ思い違いや変な気遣いのせいで、好きでしょ?好きなんでしょう?あああじれったいぞー。
まあ、さっさと告白したらしたで、広報官とTVディレクターの恋じゃ、始めるより続けるほうが難しい気もするのですが。
一歩すすんで二歩下がる2人ががあまりにじれったくて見始めるまでに気合いが要ります。どっちかが猪突猛進に好きだ好きだーとはっきり言ってくれて、片方が悩んでる方が見易いのかも私。
と、つい恋愛中心で書きましたがお仕事としても稲ピョン大躍進!
公開演習で、車両接触事故についての記者会見。何も知らずに食い下がり、暴言で柚木を煽る記者を止めるのは稲葉。
「資料を読んでない記者はいないと思いますが、ミサイルは…」と水をむけ
「ダミーです」と柚木が答える場を作る。
いや、柚木も最初からそう言えって話ですが、当事者には自明の理で説明する必要を忘れるってことありますからね。稲ピョンのナイスアシスト。そして、ほんの数ヶ月前には食い下がる方だったんだからw すっかりもう空自側ですよねw
取材も、柚木密着にゴーサイン。
そして昔柚木をツンボ桟敷に置いた部下が、今はもーっと若いもーっと頼りない娘っ子上司をちゃんと補佐して
「やりがいがあります!」
と笑顔にしてあげてると分かって良かったですよね。当人は和解ではなく懺悔と後悔だなんて言ってましたけど、それでも少しは傷が癒えるのでは。(あの場面って撮ってた?)
毎度、ほんとあざとく「いい話」です。競技射撃をしていた縁で、元々親近感のあった自衛隊にますます興味や好感度上がりまくりで思うつぼなじゃすみんですよ。
「空井さんいい人だ」 はともかく
「嫌いにならないで~」は完全にラブだよねw
今回も安定の「いい話」でした!
空井の同期が結婚。
本来なら駆けつけるし呼ばれるべき仲なのに、電話をかけるのも躊躇している空井。てっきりお相手の彼女をとりあうようなことがあったかとありがちな邪推をしてみましたが、そこはめでたく外れました。
事故の後『戻って来い、待っている』と励ましたことを、あちらは酷いことを言ったと後悔し、空井は約束を守れなかったと後ろめたく想い……。
結局、稲葉が思いついた取材のおかげで無事旧友の慶事を祝えて良かった良かった(^^)
自衛官の恋愛事情。
あるある的にも楽しく、性格描写として面白く、おまけに愛妻のことを嬉々として語っていた鷺坂さんがもう奥さんを亡くされて15年も経つと分かって泣かされましたよ(><)反則だー
そして新郎新婦に贈る鷺坂さんのスピーチ。
いつでも笑って見送って。自衛官は何があるかわからないから……という定番に続けて
「でもそれは誰でも同じですよね?」
そうだそうだー。
自衛官なんかに嫁がせたくない、と反対していた親父さんの心にも、空井の言葉や鷺坂さんのスピーチが届きます様に。
そして打ち上げ、広報室の吞み会で泥酔してしまう稲ぴょん。
空井相手のつもりで、水野美紀に泣きつくわ抱きつくわ、それってもう公認の仲じゃん!さて、酔わずにそれを見ちゃってる空井くんはこれからどう接していくんでしょうねえw
今度は稲葉ガッキーの事情。
お互いが辛い過去を晒し、図らずも涙を見せ合って距離が縮まったような縮まらない様な…w
『頭なでなで』を鷺坂に知られていると知った空井が、ぴょんと飛び上がって中腰のままの足腰の強さに笑いました。膝が悪いとはとてもw
各自衛隊&報道を表す標語(?)もエスプリが利いて面白かったですね。
というわけで物語はTV業界寄り。
ヘリ墜落、すわ特ダネ!なんで我が社のカメラは居ないの?
…と燃える稲ピョンでしたが、実は模擬記者会見でしたよーん。
この事件で、顔見知りの良くしてくれた人たち相手ですら追求に手心は加えない、彼女の熱い報道魂が垣間見えるわけですが、まあ、ガツガツのイヤな奴だよねw
それを見送る空井二尉といえば
「夜にお時間ありますか」
「お近づきになりたい」
と、どう聞いてもデートの誘いでしょうな発言をかましておいてから
「広報室の懇親会で♪」
だからそれ、順番が逆w そういう気の効かない、よく言えば下心もない男でございます。
以上、2話から見た人にも一連の事件で自然にキャラ紹介OK。この辺り上手いですよねー。
そしてそもそものきっかけ、制服萌え企画<不運のパイロット密着取材>は棚上げのまま、人気店のナポリタンを取材に行っては、食べもしない話も聞かない、やっつけ仕事で戻って来て怒られる稲ピョンなのですが。
その店で食べてご主人と話して来た空井くん(さすがにその時は私服で?)との会話から、甘いナポリタンに理由があることに気付くのです。
再取材、よーく考えると時間を取られる店側には大迷惑な気もしますが当初の面白くない、何も分かってないままのナレーションで流されるよりは断然いいですよね。滑走路の「ラストチャンス」とこの後がつながって、ここもナイス!
子ども向けに甘いナポリタンに大人はタバスコをかけてちょうどいい味。親子で一緒に食べられる店。
「何も知ろうとしていなかった」
と泣き崩れる稲ぴょんをそのままに、食べきれそうにない大盛りサービスの皿を手伝って食べてやる空井くん。これも、2人の距離がぐっと縮まる瞬間でした。
なのに「泣いてません!」だからw
素直に礼を言ってたときは「可愛いと思ったのに……」と、今回も甘〜く甘く終わりましたよ!そんな2人がやりあう向こう側で、TV局の同期が稲葉を誘うのを諦めて去っていったり。そうそう、君はお呼びじゃないのよ。
過当取材で報道を外された稲葉。
示談になった話に、相手でなく取材側にも「イヤな事を聞かなきゃいけないなんて」可哀想だと言う空井。それって、パイロットを「人殺しの訓練をしてる」と失言するのと同様にずれたこといってる気がするのですがどうでしょう。
異業種の2人、特に稲ぴょんがあれですからこれからも言い合ったりすれちがったりするんでしょうけど、恋を自覚する頃がまた楽しみです。
「飛行機は、バック出来ないんですよ(^^)」
空井くん、可愛いなあ。でも綾野剛ってつくづく雰囲気がイケメンなのであって、彫刻の様なハンサムじゃないなあと思い続ける1時間であります。好きですよ、好きなんですけども、目の下にしわが(><)←トラウマで不眠気味な役だしねw
帽子にあごひも付きはダサイよねー、外すと爆風で飛ばされちゃうのは分かるのですが……。”制服萌え”を打ち出しておきながら、魅せ方が惜しいw
しかし主人公は男・木村多江と言われる(嘘)日本一薄幸顔の綾野剛。不幸萌え&傷跡萌えの合わせ技で、どーん!
ヒロインはガッキーで問題ない上に、「自衛隊あるある」と「TV局あるある」で二度美味しいと来ています。むしろあざといw
てなわけで、何か大失態で報道部から外され、食べ物レポートや制服男子の担当が不本意なヒロイン稲葉(新垣結衣)
航空自衛隊の取材では「空軍」と言ったり(ありえない~)、戦闘機を「人殺しの機械」呼ばわりで広報の空井二尉(綾野剛)を激怒させてしまいます。実は元パイロットだった空井は、憧れの頂点ブルーインパルス隊に配属されたのに交通事故でパイロット資格を剥奪されていたのでした。
……と、設定と空井は重苦しいのですが、メインはその苦悩ではないのでとんとんと進みます。
広報室の楽しい仲間、要潤ムロツヨシ柴田恭兵が安定して楽しい!
人気ドラマにヘリ登場。
その設定ひとつで、自衛隊とTV両者の利害や体質の違いを見せ、また
「『航空自衛隊だ!』って台詞に入れて下さいよー」
とあの手この手で絡める広報室長サギ坂(柴田恭兵)が強烈に印象づきました。空自内部ですら「百里はオッケー出てる」とか「トップはやる気」と現場と上層部双方に嘘ついて丸め込む”詐欺師”ぶりw それをぽかーんと見てる空井が、そういう手管とは無縁の男なのがよく分かるのもナイスです。
そしてまた、ドラマ撮影のせいでパイロットだった頃の古巣に空井が行くことになるという展開も自然&残酷でうまいというか、これまたあざとい(><)
昔の仲間や、乗れない飛行機を見る空井の哀しい瞳。走る脚のクローズアップ。
彼の過去を知り、泣かせを狙って密着する稲葉はもう最低で、撮らないであげてってTVのこっちでやきもきさせられます。でも
「僕もパイロットになりたい」
という子どもの言葉に涙ぐみ、立ち去って号泣してしまう場面ではさすがにカメラを止めて。踏み込んではいけない場所もあると、やっと学んだ稲葉は、もしかして空井に気持ちが……??
(原作は未読ですが、崩れ落ちた空井に近寄って頭を撫でる稲葉が原作通りなのなら、さすが「図書館戦争」「植物図鑑」の人です。甘〜い!)
笑いあり、涙あり、笑いあり。最後はラブい勘違いもあって、1話でお腹いっぱい。これスペシャルドラマだったのかもってぐらい楽しみました。
「稲葉さんの為に生きてみようかと思います!」
確かに言い方が悪すぎるw
『我慢しすぎる男』空井と、『我慢できない女』稲葉。
空井が言えずにしまい込む言葉を稲葉がガンガンと引き出して楽にしてくれるナイスカップルって具合に上手くいくのでしょうか?この2人は、延々すれ違い勘違いが楽しいんじゃないのかなあ。
それと広報室に水野美紀。暴力姐さんになってましたけどw格闘技を活かしたナイス配役なのかもw