えーっとin the Skyじゃない続編なんですね。 え、黒澤さんは家政婦?謎の組織なんなん。
ちょっともう混乱が渋滞してる1時間でしたw
2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!
ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)
白髪に義眼の、慇懃無礼な木村拓哉。
…いいじゃないですか! 陽気で気さくなアウトローよりも、こういう偏屈で端正で苦しんでいる役の時の方が好きなんですよねえ。「華麗なる一族」とか「武士の一分」とか。
各組に担当教官の名を冠し、○○教場と呼ばれるのだという警察学校。
厳しいスケジュールや規律に慣れてきた頃にやってきた臨時教官風間公親(木村拓哉)は、初日から全員の顔と名前を把握。神業のような注意力で事件事故を察知する反面、不適格者に次々と
「退校届」
を突きつけていく。果たしてその真意とは。
事件起こりすぎ!犯罪者いすぎ!
元教師や元会社員元ボクサーと経歴も様々で皆成人。それでも全員警察官になりに来ているはずなのに、どうして同期に脅迫状を送り続ける奴や、密造銃を持ち込む奴(たった三ヶ月家に置いておけないのw)、密売人や金でテスト問題買う奴までいるのよ!殺人未遂も2件!!風間教場だけですか、これ? 問題児が多いので風間を呼んだというわけでもないよねw
事前に察知しつつも、泳がせて回避策しか取らない風間。ex洗剤を水と入れ替えておく、教官預かりのスマホを渡し助けを呼べるようにしておく…。そりゃ何もしないうちには逮捕できませんが(^^;;;;;)
ここはどんな場所だ、と聞かれた生徒は
「不適格者を篩(ふるい)にかける場所」
と答えますが、むしろ風間は篩の目から落とされそうな生徒を救おうとしていると視聴者にはすぐ分かりますからねえ。辞めたくない、と食い下がれば味方になってもくれる。大ごとになる前に渡す退校届けは、何かあれば俺に言えというサインですよね。
(放映時期の近い「3年A組」と比べる意見を見かけましたが、アピール先がマスコミや世間ではないところなど「女王の教室」の方が似ていますかね)
職務質問や取り調べ、家宅捜査の授業で犯人役を演じる教官たち(筧利夫、和田正人)がチンピラ演技上手すぎるところや、「いい警官わるい警官」といった伝統手法がスマホで撮られると問題になる現代ではアレンジが必要なことなど、警察学校そのものも興味深かったです。
生徒役では、村井良大がどんな役か楽しみに見たのですが終始コミックリリーフ。と見せかけて同期に毒を盛るようなこともなくw ちょっと残念ながら、石山(村井良大)が登場する度ホッとしましたわ。
可哀想大賞はやはり、平田(林遣都)に無理心中されかけた宮坂(工藤阿須加)でしょう。いくら薬品を水に取り替えておいたからって、それを知らない宮原は毒ガス発生の恐怖で泣き叫んでるのに放置orz 密造銃でも脅されて。でも、平田に憎まれたのは間違った善意のせい、銃だって隠されてるのに無邪気に発見と、自業自得ではあります(^^;;;;) そこから寝込まず辞めないタフさこそが適性だったりしてw
となると、沙織(葵わかな)の方が可哀想ですね。親友と慕った楠本しのぶ(大島優子)が脅迫状の送り主!誤認でひき逃げ犯と決めつけられて身に覚えなし。普段が仲良かっただけに、分かった時は恐怖でしょう…。仕返しの結果、殺しかけての退校。人生変わっちゃったじゃないですか。その気になればお互い訴訟案件。新しい職場に謝りに来られて、追い返さずに談笑してあげてて心広すぎです(^^;;;;)
前編の事件がそれなので、後編でスポットが当たる菱沼羽津希(川口春奈)と枝元佑奈(富田望生)の美女と野獣?コンビのバランスが崩れだした時には、またどんな恐ろしいことになるかとハラハラしましたが…。家庭の事情で退校やむない枝元が、能力はあるのに努力しない縁故菱沼にキツく当たったのは本気になって欲しかったから。といういいお話に。また、風間教官の過去を調べては警察批判を繰り返す都築(味方良平)にも、都築父の事業失敗まで持ち出した風見が泣くまで追い詰めた結果、警察は何もしてくれなかったという恨み節からの
「だから自分は、弱い人に寄り添える警察官になりたい…!」
という本音を引き出す場面も感動的で、そうだ本来これを期待してドラマ見たのよねと我に返りました。おそらく短編をつなげた結果なのでしょうが、二日連続放映で昨日と今日の事件レベルが違いすぎですw
ところで校内で密造銃が見つかり、風間が作成者南原(井之脇海)に銃口を向ける場面。扱いが正しくないとミリオタに批判されてましたけどw
射撃経験者として、それはおもちゃ、と南原が言い逃れた経緯があるそこよりも、最終的に風見が銃口をそらして発砲したら、的の中央に当たる演出の方が「分かってない」と思いましたよ。それ凄くないから。南原も言ってるじゃないですか、銃はそれぞれ癖があると。なのに試射もなしノールックでぶっ放して、幾つもある的のどれかに偶然当たったからって、それ腕前と何も関係ないです(試合でも隣の的に当てちゃう奴いるけど、中央に当たろうがゼロ点ですからw)
しかも結果として、素人の作った銃を試し打ちしてあげちゃったorz 少なくとも一回、暴発せずに発射できる銃を作った経歴で闇職人になれちゃうぞ…。
風間が義眼になった事件は、都築が調べた新聞記事がちらっと映るだけ。原作がまだあるなら連ドラ化あるかもしれませんね。
え、毎回2時間もあるの?
と敬遠していたBSドラマでしたが、評判の良さに録画。短縮版も撮れていたのでまず観てみました。なるほど、綺麗……。
板前見習い松原(矢本悠馬)を指導する先輩板前(岡田浩暉)、繊細な京料理。ひな壇を飾る料亭「萩坂」の女将(高岡早紀)、亭主(波岡一喜)は行方知れずですと……?
と、突然雰囲気が変わり、創業300年リアル料亭の13代女将からの、伝来のお雛様を愛でる膳の説明になりましたよ~。ドキュメント挟んでいくんですね! なんだかドキドキします(^^;;;;)
そしてまたドラマに。京都のバーにて、庭師見習いケント(林遣都)と店主な母(秋山菜津子)のやりとり。そこに現れた品のある老女鶴子(銀粉蝶)さん、老舗和菓子屋の女将さんなんですね。京女二人で京男のダメさ加減を楽しそうに腐す腐すw
そこでまたカメラはスタジオキッチンに移り、料理研究家の先生がおかゆを指導。そうですねえ、東男と京女って、いいますね〜。
なんとも不思議な、ゆっくりした時間でした。民放で盛んなグルメドラマを、京都舞台に NHKが作るとこうなるんでしょうかw これは他の録画分も見るのが楽しみです。
楽しみました、BLパラダイスおっさんずラブ!
部長(吉田鋼太郎)のまさかの告白から始まった話が、部長が背中を押して片がつく。なんかもう可哀想で終了直後はもやもやしたんですけど……思い出すのは楽しいことばかり、と本人が思うんならいいや! 一緒に暮らして、フラッシュモブのプロポーズまでして、YESの答えももらったならもう、思い残すことはなくてやりきったんですね!レゴのウェルカムボードも、可愛かったですよ。これから結婚式なら真似したい!
周囲も理解がありまくり。春田(田中圭)の突然の交際宣言に、同僚は一呼吸とまどうだけで拍手で祝ってくれるし(部長を除くw) 牧(林遣都)の実家でも「許さーん」と騒ぐのは父親だけ。母親も妹も交際相手の春田に平然とアドバイス。まあいいか、ドラマなんだから!
ただし、やっぱり牧は知らんぷりしましたよねw 自分から相手や時と場所を選んで打ち明けるならカミングアウトですが、勝手に公表されるならそれはアウティングで非歓迎。こそこそ交際を隠すことは不満でも、イコール声高に宣言しろってことじゃないんですよ…。さすが春田、その違いがわからないorz
少なくとも影響はほら、春田のお断りに泣いていた部長に、また希望を与えちゃったじゃないですか。静かにおつきあいしてたら、そんなことはなかったのにー。
そして、今更なちず(内田理央)まで春田に告白。それを知った牧ったら、結果も知らずに身を引こうとするんですよね。バカ~!
「春田さんなんか、もう好きじゃない」
って、泣きながら。それどう見ても大好きって言ってるのに。春田相手には絶対通じないんだから(><) そして一年後……なぜか部長と同棲しているハルたんorz
流されるよねー。一人できちんと暮らせないって大人としてどうよ。挙句、フラッシュモブのプロポーズに(山盛りの演者だけじゃない、通りすがりの人たちからの視線w カミングアウトで牧に何したか、ここで理解したんでしょうか。してないかw)なんとなくの「あ、はい」ってー!ほんと流されるにもほどがあるよね……。
迫る上海赴任、結婚を控え乙女倍増な部長に反比例してブルーな春田w こんなにはっきりしてる自分の気持ちに、誓いのキッスになるまで気付けないってどうなの。部長フィルターを通してみるアイドルハルたんは最高に可愛いのですが、人生を共には絶対したくないわ(^^;;;)
最後にやっと、牧に結婚を申し込んで。同居を軽く提案した時もこれも、春田が自分から誘ったのは牧だけという構図が美しくきまってのハッピーエンドになりましたよねー。自分で荷造りもできない男でいいのか、牧(「火花」といい、林遣都ってお守役 ^^;;;)そして孫を待ち望んでいた春田の母には、この先どう告げるのかとか問題は山積みでしょうけど、まあいいか。続編あったりするんですかw
まろも蝶子さんも、兄貴もマイマイも、ちずと誰かも、部長もメガネさんも、みんなお幸せに~(^^)
(でも、全員が男女カップルになってたのは整えすぎでは。ダメンズ育てがちなちずがイケメン白人と? 女友達たくさんや「彼女」と一緒でも良かったじゃない。ハルタの母なら外国紳士といても良かったかなー。あ、まろがハルタを下の名前だと思ってた件、最高でしたw)
「ちょっと、待ったあああああああ!」
だよねw
ハルたんに振られた部長、「なんで?上司だから?男だから?」って、尋ねる順番おかしかったですけど、それでもしっかりお断りを受け止めて、会社では泣かずに頑張ってたのに。まさかの、はるたんが牧とお付き合いをカミングアーウト!それは見過ごせませんでしょう!
とはいえ、牧と春田まだつきあい始めたばかりで、職場で周知する必要、なくない? 昨日までの春田が、出社や買い物ごときに人目を気にしてこそこそしてたのも過剰反応なら、突然のカミングアウトも、牧にとっては勝手なアウティングかと思われますよー。
そんなわけで、見てます。おっさんずらぶ。乙女部長が可愛い。
でも、いざ離婚となったら部長より奥さんの立場に味方してしまいます。口説き落とされて結婚してやったのに、他に好きな人(男)ができましたとか嫌すぎるでしょorz しかも振られてくるなんて。もっと押せ!と逆に応援し始めてる気持ちは、わからなくもないようなわからないようなw
さてまだ部長は諦めてくれないのか?牧の元カレはどうする? てか、現状男にばかりもててるハルたんですが、幼馴染嬢だってそろそろ自分の気持ちに気がついてきてますよ?
で、このドラマ案外お仕事の描写が好きなんです。どんなにラブがバタバタもめようと、仕事は別ですよね天空不動産(「宮本から君へ」も見習うべき)
物件探しで仲たがいした新婚さんには、更地を。部長の奥さんにだって全力サポート! PC入力ミスはねっとりと密着で修正してくれてw 極秘で物件探しの芸能人カップルには「僕たちもつきあってるって周りに言えなくて…」と境遇を共有しての後押しです(で、交際宣言の報道につられてカミングアウトってw)
いつもの居酒屋(?)が詐欺にあったピンチには牧が、悪徳不動産に乗り込んでの直談判。店長(アンジャッシュ児島)の「あ、曲が下りてきた」とTPO構わず録音する悪癖が、役に立つなんてねえ。
なんと旦那と並んで見てしまいましたがw
吉田鋼太郎の熱演に、ゲラゲラ笑いながら『恋してるマイノリティーを笑っていいのかな』と後ろめたくなるこの複雑な気持ち。でも明らかにギャグとして演出されてるじゃないですかー。うーん。そもそも愛しの部下ハルたん(^^;;;)が女子だった場合、バスで抱きとめるやあからさまにハフ~ンとなったりしないだろ、我慢するだろ!
てなわけで「植物男子ベランダー」の挙動不審なおっさんと同じ感じに笑うことに自分のなかで決定w
残業で居合わせた部長が、上着脱ぐ度、ただ近寄ってくる度、半泣きできゃーきゃー逃げる春田も現実には大げさですがね。不本意な求愛への愚痴に『いい女と認められたのを喜べ』と言ってくる男ども、勘違い上司に迫られる女子もこのぐらい怖がってるって、わかってくれないかな。ああでもこのドラマ、ターゲット女子ですよねえ。
そんなわけで、主人公は不動産屋のダメ営業マン春田(田中圭)
ある日、上司(吉田鋼太郎)の待ち受けが自分なのを見てしまい、パソコンにも自分の隠し撮りを山盛り発見w
まさかそんな、部長は既婚だ。
と自分を納得させるも、呼び出されると『(妻と別れるまで)待っていてくれ』と勝手にプロポーズ。うわ、マジだったー(と、勘違いの可能性にすがっていた旦那ここで観念w)
ところで春田は、同僚のイケメン牧(林遣都)と同居中。『告られて困っている』相手が部長だと、察した途端に……そっちからも迫られて、さあどうする春田。
いやどうしよう私。めっちゃ楽しいんですけど。『誰にも感情移入できない』と旦那。いやそんなの私だって出来ないわ。
おばさんと子供に好かれるイイやつではあるものの、呑めば泥酔するダメ男春田。
合コンに行ってまで泥酔w ついにキレた母が出て行き実家に一人残ると、トイレットペーパーの替えも、洗剤もみつからず、もちろん自炊なんて無理無理。そこで同僚の牧に気軽に同居を提案したわけですが。掃除させてる横でボロボロ食べこぼし、料理も褒めちぎるのはいいですが、驚き方を見るに作る間何一つ手伝っていませんね? もう絶対結婚したくないこんな奴。でもペットだったら可愛いよね。
部長、美人の奥さん(大塚寧々)と仲もいいのに。不出来な部下を見守る間に、何が芽生えちゃったんでしょうねえ(バカな子ほど可愛い……のかw ハルたん呼びw)そして我慢していくつもりだったのに、待ち受けを見られちゃったことでもう吹っ切れたのね……。
春田の怪我が重症、と思い込んだ病院で、すがりついて泣く様子はもう大変ですw
そもそも彼女がほしい春田君はどうなるのやら。そして役者さんってなんでもさせられて本当に大変ですわー。
あ、春田の職場に伊藤修子!いい味だしてます。
大阪発地域ドラマ。
ラピート(急行電車)からスーツケースを引いて降り立つ青年。外人観光客わんさかの街に
「ここはホントに西成か……」
と呟く彼、翔太(林遣都)は母親の訃報にフランスから帰国したのですが、何故か急かされて着いた葬儀場からは喪主の父吾郎(吉田鋼太郎)は消えており……。 バーで飲んだくれていた父をみつけた翔太は激昂、ぶちのめしてしまいます。
指折れた!責任とれ!と騒がれ、仕方なく帰国を伸ばして実家の美容院を手伝うものの、一切の会話を拒み勝手な髪にしてしまう翔太は、常連さん(山崎静代 他)を怒らせてばかり。それでも無愛想なりに馴染んできたところで、親父の借金がとんでもない額と判明し……。
私も美容院ではあまり話したくない派、フランスで翔太が担当してるというノースピーキング席あったら選びます。
そして最近の西成の外人さん率は確かに半端ないですね。息子の職場に来るおフランス貴族さんもいつの間にか、定宿を梅田の高級ホテルから西成の激安宿に変えていて『道端でカップ酒おごられた』と喜んでましたよ。腕のロレックスは外した方が…と危険を一応忠告しましたが、体格もいい男性外国人には老人ホームレスが大阪流に声かけてくるのは怖くないんでしょうねえ。日本は銃の危険もないし。
そんなわけで作中でも、たまたま来店した外人さんのSNSをきっかけに、日本で散髪したい外人さんが集まって店は超繁盛。その金を親父が持ち出してひと揉めありましたが、それも母の墓のため、長年の誤解も闘病する母(床嶋佳子)が望んだことだった等々と父子のわだかまりも超解けていくハートフルな物語となりました。
しかし、いくら母本人の希望とはいえ、嘘をついてまで姿をくらますことはないと思いますが……。そもそも真面目そうな母方と、あの父が反りが悪かったんでしょうねえ。息子翔太も愛想なく育っちゃったのは母方の血か、オヤジへの反発か。親子ゲンカすら笑わせてくるところ、大阪らしいんでしょうか。大阪在住ですがネイティヴでないので戸惑いました(^^;;;)
大ファンの阪神金本監督が来店し翔太が喜ぶくだりも……う、うん。そうなると思ってましたよ。
融資先「あべの銀行」にも小笑いw あ、美容院の手伝いに、川栄李奈。
タイトルは両親がしていたボランティア青空美容院から。そこもこれからは翔太と父で切るようになり、西成におしゃれなホームレスが闊歩するのです。
「俺たちは、まだ続いている」
不覚にもこのラストで泣きそうに。挑戦し、夢破れてもまだ明日があり笑っていられる……素晴らしい青春譚でした。
正直原作はそこまで琴線に触れず、10話も話がもたないと思ってましたよ。挙句こんなラストだったけとめくってみたらほぼそのまんますぎてびっくりw そのまんまなのに全然違うんですよ。映像化の力、脚本構成の力を感じましたね(そしてドラマ化を企画した人たちにはあの原作がこう見えていたわけで、それを読み取れなかった我が不明を恥じるばかり)
スパークス、売れそうな時もあったのになあ。
特に徳永の銀髪は大正義でした。キャラ立ち大事よねw でも売れ始めても構成作家によいしょもできず、ヒマな神谷に酒つきあって収録に遅刻って。神谷は神谷で、コンビあほんだらもコンテストでちゃんと笑いを取ってたのに、わざと2度同じネタを繰りかえすようなお遊びを仕掛け、取れた勝負をドブに捨てる。そんな『放送事故か!』て揺さぶりも含めて、おもしろーいと思っちゃうんでしょうけどね。メジャーにはなれないのよ……。
借金でいよいよダメになった神谷が、徳永を真似て髪を染めてきた時には……あんなに「キャラ」を否定してきたのにとがっかりするやら悲しいやら、そしてね、似合ってないw これって林遣都が薄めのイケメンで、波岡一喜は眼力ありまくるという素材由来なのか、スタイリストさんが吟味して似合わない色形にしてくるのか何なんでしょうw
追い出された女の部屋に、神谷が荷物を取りに行く場面。付き添い徳永に、ずっと勃起してくれとか頼む神谷バカでしょ。それ見て笑えたら、惨めな気持ちが和らぐからって訳わかんないし、素直にトライしてみる主人公もおかしいって! でもここも、不思議と不愉快にはならずに笑える場面でしたよ。多分彼女気づいてたけど、またバカやってるって許してくれそうだし。
避けて通れない漫才場面も、コンテストで単独ライブでと、何度も長々とちゃーんと実演。売れない芸人設定とはいえ、M-1の一回戦ぐらいは勝てちゃいそうですよ。かつ引退する相方山下との最後の漫才で泣き出したりする演技もきちんと組み込まれてて、役者さんすごいわ。
そんなこんな、何話も見守ってきた挙句にやはり芸人をやめてしまう主人公。不動産屋になって、営業車で回る街のそこここが、ネタ合わせした公園、あの道、あの街角、ゴミ集めてた爺さんが店開いてる。それだけでもうヒシヒシと失った日々が胸に迫りました。そこで終わりかと思ったぐらいです。でも続くんですよね。
久しぶりに会う神谷はなんと……巨乳orz
ただ『笑える!』とそんな手術しちゃうとは。しかも借金で。てか、医者も引き受けちゃダメでしょw ドンキのお笑いグッズ貼った的な乳でなく、リアルに生えてそうな美乳なのがまた凄いんです。
「怖くなった、お前だけは笑ってくれるかと思った」
と泣く神谷に、なぜダメなのか道理を説きながら一緒に泣くしかない徳永で……そこから謎の温泉旅行w 思い出の地なんだからいいですけどw むしろ飛び入り大歓迎のお笑い大会に二人で出て、酔っ払い相手に巨乳で笑ってもらってこいよと思ったりw
もう大浴場に行かれない神谷先輩、徳永の奢りだろう高そうな部屋の露天風呂で巨乳晒して大暴れ。微笑みながら見守る徳永の手には、ずっと書き綴っていた神谷の伝記ノートがまだあり……。うん、君らは続いていく、末長くお幸せに。
かの芥川賞受賞ベストセラー小説「火花」のドラマ化!
芸人ピース又吉が芸人を主人公に執筆、と話題になった当時に読んだ小説は、正直特に琴線に触れることもなく……売れない芸人さん大変だねえぐらいな感じだったんですけどw ドラマは大阪弁も心地よく、結構楽しんでいます。
芸人なのに生真面目すぎる主人公徳永を林遣都が好演。そして狂気をはらんだ憧れの先輩神谷を波岡一喜が更に好演、癖のある鋭い眼光がこの役にはいいんですよね。ナイスキャスティングです。
徳永がネタを書く『スパークス』神谷があばれる『あほんだら』、どちらのコンビのネタもたいして面白くないのは、売れてないんだからオッケーなんですw むしろ役者さんってきちんと声出てて、うますぎるぐらいかも。
いつまでも売れず認められない焦燥。ネタ書きのプライド、小遣い稼ぎのはずの役者で世に出そうな相方への怒り。そんな小さな自分を吹き飛ばしてくれる先輩神谷への依存。神谷は神谷で、てんで売れない自分を師匠と崇め奉ってくれる徳永がいてこそ偉ぶっていられるわけで、共依存やBLの匂いも振りまきつつ……。これから神谷が売れてきたら、二人の関係はどうなっていくのか。実写の方がその辺ひりひりとした痛みを感じながら見られそうです。
花火大会で始まった物語は、4話でも街中の花火を象徴的に輝かせ、原作通りならやはり花火大会で終わるのでしょう。でもタイトル「火花」なんだよねえw NHKで放映していますがもともと制作はNetflixかなんかだったはず。ドラマの可能性が広がってきたんだなあとしみじみ。ゆれるカメラや長いカット割りや、ゲロや唾を平気で写すところなどなど映画みたいなドラマです。
神谷の彼女が門脇麦、徳永の相方の彼女が高橋メアリージュンと、売れてない癖に恋人は恵まれすぎでしょw そして事務所のやる気のない社員に染谷将太、豪華です。
愛は勝つ!
長らく、サイコパスっていうと殺人鬼と決めつけた物語ばかり見てきた気がします。でもこのドラマの連続殺人犯は虐待・ストーキングの被害者や、『自殺マシン』を開発してしまった医師といった後天的に踏み越えてしまった人たち。感情のない、天然サイコパスな比奈子は母の愛によって命を守る側で居続けるのでした。なんて救い。
グロ描写につられて観ていた層にだって、その救いは届くのかもしれません。
ラスボス永久(とわ)との二択な戦い。
火を放たれた廃墟で、永久の腹を裂いて鍵を取り出し、繋がれた東海林先輩を逃すか。永久を殺せずに先輩を見殺しにするのか。
どちらも選べない比奈子は、第3の……先輩の腕を切って手錠を外す方を提案してきますw う、うん、柱を折るより簡単そうだね(^^;;;)
結局は警察がなだれ込んでの永久逮捕。
「貴女もこうしてもらっていたら……」
と比奈子に抱きしめられて逆上する永久でしたが、本当に、せめて施設に保護されてからぐらい普通に暮らせて、優しい人とめぐりあえたら違う人生があったことでしょうに。
フィルムケースに収められた戦利品、父の指母の指、昨日殺した都夜の歯。木箱にぎっしりのそれは今まで殺してきた人の数なのでしょうか……(でも地元のアジトにしまってあるならともかく、全部持ち歩いているのには失笑。そしてフィルムケースっていまどき手に入るんでしょうか)
比奈子の退職願は部長のポケットに仕舞われ、死神女医に洗われてボロボロにw
めでたく刑事を続けられるだけじゃなく、元夫婦がまだ週3で会ってることまで視聴者と職場にばらしてくれました。その他、萌え萌え店長(伊藤麻実子)と鑑識さん(ジャンポケ斉藤)の萌え萌え返しとか(^^;;;) 要潤刑事の報われない恋とかw 事件が凄惨な割に他のパートはコメディタッチという不思議な塩梅でしたよね。かと思うと、和製ハンニバルレクターと化した中島先生ときたら、比奈子なら一緒に死んでもいいとまで(^^;;;)
自室に戻って「スイッチ、OFF」 呪いのナイフを手錠に替えて、母の笑顔を夢に見る比奈子。再びそのスイッチをONにする続編なんてあるんでしょうか。中島先生と塀の外で再会したり、先輩もついにコーヒーに七味入れたりする続編がw
透ける美肌、輝く瞳で凝視する波瑠が、どんな恋愛ドラマのヒロインにも負けず美しかった今作。サントラも印象的で美しかったです。
今度は椅子に座ったまま凍っている死体。
こんな変なことよく思いつくものです……。そしてまたもや、真犯人を深追いし殺されかけて、先輩東海林に助けられる比奈子。迷惑w
彼女の「興味深い」を、「気持ち悪いの間違いだろ」と東海林が訂正してくる度に、こんな異常犯罪ばかりでてくるドラマをわざわざ好んで見ているやつオカシイんだよと聞こえてしまいます。もっとも今回の丸っと冷凍保存された遺体はグロさ抑えめ。……もっとすごいもの見せろよ、と思う層もいそう(^^;;;)
結局遺体を凍らせたのは第5の家族でした。
性的虐待の果てに生まれてしまった、戸籍を持たない男……。もう今回は彼がいろいろ気になって仕方がありませんでしたよ。
姓で呼ばれたことのないシンジ君、学校に行けず外に出ず店の手伝いもせずに育ったはず。初めて外に出たのは父親が死んだ2年前ですか?なのに車を運転し!警察から走って逃げる脚力を保持し!大人の語彙で喋りますよね。普段「姉さん」と普段呼ぶ人を「アネ」と対外的に呼び変えられる教養。まあその辺は本人が筋トレに勉強にすっごく努力した結果と思っておきますが。
姉=母の遺体にあった帝王切開痕。
てことは逆に、秘密裏の自宅出産じゃないわけで。
入院して手術、通常なら退院まで7~10日。出生届、いつ誰が行くのと病院も心配してくれちゃいますよ。そこは無視して勝手に家に帰った(医療費も踏み倒せてお得☆)……のなら、赤ん坊は置いてくればいい。オヤジが連れ帰って育てろと命令したにせよ、うっかり死なせもせず育ったなら、それなりに愛されていたんだよと言ってあげたい。しかし出入りの多い客商売、あらお肉屋のお嬢さん……と言われずに妊娠入院出産し、あら店の奥から赤ちゃんの声が…と言われずに子育てを内緒でこなすなんて不可能では。
経産婦なことを帝王切開で明示、自宅出産でなくしたせいで変になっていませんか(それともまさか、家で親父が腹切って出した?でもそれ益々、解剖所見の特記事項になっちゃうし、帝王切開とは呼ばないよねw)
ああ気になるー。
メガネのピュア先生の事件への関与は、ますます確実に。だって不審自殺体のことごとくにかウンセリングで関わっていますよー
その先生につくり笑いがバレ「人間として興味深い」と言われてしまった比奈子。持ち歩いていたナイフを見せます。ああ、あの大きすぎる目が怖い怖い(><)
自分が殺した遺体とそっくりにって、なんてエクストリーム自殺!
人間の精神の力が大きいのはわかりますが(ex想像妊娠)、足の曲げ具合や傷の位置までいちいち鮮明に覚えているものでしょうか。現場を離れてから動くかもしれないし。自分が残していった遺体に、じゃなく鑑識資料の遺体写真に似ている様にも見えてしまいますが、さて。
主人公は、犯罪が猟奇なほど「興味深い」と呟く、あやうい刑事藤堂比奈子(波瑠)
あの大きすぎる瞳にはいつも、TVのこっちでドキドキ、何か不安にさせられてきたので、異常者を相手に渡り合う役所はハマるのかもしれません。しかし殺人犯を呼び出しても逮捕するより、条件を揃えて<スイッチ>をON、殺人鬼と化させてご満悦なのは刑事としてどうなのか。
「その顔が見たかった……」
って!そのまま殺されて逃げられたら、罪は重ねるわ野に放つわ、迷惑だな君!
更に、助けに来てくれた同僚(横山裕)にもONになると抑えがたい<スイッチ>があるようで、取り押さえる必要以上に殺人犯をぼっこぼこに。こっちも殺人者にしてしまうところでしたよ!もう嫌だなこの捜査一課w
ちなみに今回殺人実行犯は、虐待されて育ち、裸電球に母と同じ香水が<スイッチ>な男でしたが、その陰には保護司の精神科医(林遣都)がいるようですよ。カウンセリングなどから罪を知って通報したり、暗示をかけて自殺に追い込んだりと秘密裏に退治をしているのか……。
そんな点からは勧善懲悪、法で裁けない悪を討つ話なのかもしれませんがどうにも下衆いです。冒頭からいきなり、少女の遺体。その後もエクストリーム自殺に河原のJK遺体。ああしてこうされたと詳細に語ったり、鮮明に映されて嫌な感じ。正義感や謎解き、好奇心よりも、露悪/窃視趣味の方を強く感じて少々残念です。
『お前が深淵を覗くならば、深淵もまた等しくお前を見返すのだ』byニーチェ
ってわけで、エンガチョ。興味深くはあるものの、ドラマを続けてみるのかは微妙です。
あと『合コン頻度が多すぎる」のセリフ。多すぎるなら回数で、頻度は高いか低いなのでは。
これこれ、これが見たかったのよね。
古代の知恵は口伝や祭りや歌の中にもしっかりと残されていること。
シュガが古文書を読み解いて8割までは解き明かしても、最後の詰めはトロガイが知る部族の言葉で簡単にわかることだったり。ラルンガが火に弱いことも、壁画にも描いてあるけど、毎年の祭りの踊りの中にちゃんと描写があるとタンダが気づいたり。そしてチャグムがついに産み落としたw卵を、海まで届けるのはなんと鳥。この辺、地下でシュガとトロガイのする謎解きと現場の気づきが同時進行で小気味がいいです。事件は現場で起こってるんだー!的なw 現場への伝え方がもちろん電話じゃなく、水盤から呪術でお知らせってカッコイイw
ただし、青く光る卵がカエルのそれ的に柔らかそうで……チャグムが投げた後、タンダがキャッチしなおして再投擲ー!って、ぐしゃっといかないのかドキドキ。そしてあの角度だと壁に叩きつけられる気しかしないのでハラハラw 頭上の鳥に向かって投げるなら、ちゃんと下から!運動会の玉入れ競争カウント時の要領で空に向かって投げてくれないと!
暴投でも、ちゃんとカバーしてくれる賢い鳥でなんとかなりましたw
一件落着〜
バルサの弟子になる!というチャグム。じゃあ異国にでも行こうか! と、仲良く連れ立という矢先に、王宮からのお迎え。
戸惑うチャグムに「ひと暴れしてやろうか?」と問うタンダw これはさせちゃダメだってそりゃ子供でも思うでしょー、姐さん暴れるなら問答無用で始めなきゃw 仕方なく
「タンダがいつか故郷に帰れるように」
と、皇太子に、王になると誓うチャグム。うんうん。いい子だ。成長したよね(><)でも「誰かの為に生きるのは愚か」「誰かの為なら、顔も知らないものの為に」と帝王学を諭すタンダも流石です。
王宮に戻ったチャグムの、王への挨拶はひたすら王を持ち上げる嘘っぱちなものに……これも生きる為(王の霊力でってより、王が強い手下をさしむけてくれたからって論調に最後なってて、あれれでしたがw まあ子供の言うことだから許して。それとも聖導師の台本かな)
そして長い日照りの後、例の祭りにて王&王子の祈りで降り出す恵みの……チャグムの卵が海に届いての、雨。
その雨に濡れながら、憎っくきカンバル王ログサム(中村獅童)に向かって櫛を投げるタンダなのですが。その攻撃、届いたのか?撃たれたのは誰? 来年1月までみんな覚えていられるのか?
この際、各シリーズ放映に間が空くのは、その間に原作を読んでおいてくださいね、というお願いだと思っておきますw
「なんだか分かんないよ!」
と叫ぶチャグム。うん、1話で居眠りしてた旦那もそんな感じです。
ちゃんと見ていればむしろ、いろんなことがはっきりした回なんですけどねえ。チャグムが精霊の卵を産み付けられたこと。その卵を狙って宿主ごと喰いにくる別の魔物がいること。王宮はその辺の知識を闇に葬ろうとしていること。用心棒バルサはチャグムを鍛え、幼少時の自分と同じように運命に立ち向かわせようとしていること。
バルサに斬りかかるチャグムと、ジグロに向かっていく少女のバルサが重なる場面は感動的で、ああ大量に挿入されてきた回想はこの場面のためにあったのかと思いましたよ。でも、もっと回想だとはっきりしていて欲しかったですねえ。
女の子が出てくるたびに「これ誰?」「これいつ?回想?」と横から質問w
んなの吉川晃司がいれば回想、綾瀬はるかなら今でしょ!でも原作を知らない旦那にしたら、その合間にもトロガイだシュガだ聖導師だと「これ誰?」「星読みって何?」と他の疑問も果てしないわけですからねえ。どの場面でも、それがいろんな年齢のバルサなのか、同じくらい色黒まとめ髪の他の女子なのかぐらいは瞬時に分かると楽でしょうねえ。
せめて回想は色調が明らかにセピアだとか!バルサだけ髪が赤いとか(陽子w)、思い出の髪留めが同じとか、他のすべての女子は髪を下ろしているとか……。見分け方を無駄にいろいろ考えてしまいますw
それでも旦那が見続けているのは、音楽がつけられるまでのドキュメント番組をみたから。いろんな動機があるものです。お気に入りは見間違えようもないトロガイで「この人の方がバルサより強そう」だそうですw
さておき地下に幽閉されたシュガは、それでも王国の歴史の闇を読み解くのか?
村ごと抹殺命令が出たチャグムとバルサの命運やいかに。
チャグムの歌で槍振って踊るバルサ、見たかったですねえ。