ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

板谷由夏

「ギネ」3 ☆

事故現場で医者のママが大活躍!
子供は、それが誇らしくても嫌でもどっちでもいいんだけどー。
「いつものことだから」
えー?? 両方起きてて会える日が月に数える程だというのに、しょっちゅうこんなことが??
それだけじゃない、産院が火事でプールの天井が落ちて、もうこの地域テロかなんか起きてますよ。

そんなてんこ盛りにしなくても、通常業務だけで充分にドラマチックなのが産科婦人科のはずなのでは。子宮全摘の子はもう出てこないのかしら。

待望の柊の過去話も、メッチャ納得がいきませんでした。自分の母親が出産時に死んだから。はぁ? なのにまた我が子に、母親がいないも同然の生活を連鎖させるの?何故産んだの??
てっきり、優しかった妻/ママが、とある事件をきっかけにああなっちゃったんだとばかり想像していましたので、今回一気について行かれなくなりました。ずっとあんな女でよく結婚したよね……。

「ギネ」2 ☆☆☆☆

今日も怖かった……(><)
これをみた若い人は子供産みたくなくなるんじゃないかと思うぐらいに。
だって子宮全摘ですよ??予告あってもなくてもオオゴトだというのに、それは前半で片付いて、後半はもうそれどころじゃなくジャバジャバ出血。先週は脳天気に糞詰まりだったあの人が死にそうですよー。
こんなのだけじゃないよ出産。
ポンと産んで翌日は退院出来そうに元気な人だっているんだからねー??

……でもやっぱり、病気だと思っていないところに「まさか」がやって来るのが産婦人科なんでしょう。
もう1人の研修医の彼女は、「深く考えるな」と赴任前に言われてましたよ。流されろ、突き詰めるな。それは他人の人生に否応なく関わってしまう医師全員にある程度言えることでもあるのでしょうが……。
玉木(上地)だって産婦人科医の息子。親御さんはそういうこと言ってくれなかったのかな。大病院の医局長と開業医の感覚の違うところなのかな。

他にもドラマ本筋とは違うところで謎はあって、子宮外妊娠の手術の方法。卵管に着床してしまった胎児は、子宮に戻してもらえるんじゃなくて単に取っちゃうの?で、
「2人は生きてます」
と言い切る柊のカウントでは、その胎児はヒトじゃないのね(ーー;;;) 口蓋裂の胎児ちゃんとの線引きはなんなのでしょう。週数?それとも着床場所を間違えた段階でもうノーカン?
(それにしても、柊がドウイウ人が知っていて障害の話をさせちゃダメですよね。明日明後日、自分で言えば良かったのに君島先生)

10年目を覚まさない子供を、病院はずっと置いておいてくれるんですか??病状が(悪い意味にしろ)安定しているなら退院させられちゃうんだと思っていました。
「でも、あの子は生きています」
確かにそうですけれども。
(そういえば先週の双子ちゃんのお父さん。生まれてしまえば柊に礼を言ってくれるかと思っていたのですが、無言でしたよね。健康な子供しか要らないのか??重いです)

チーム医療をしよう、と粘り強く説得されても全く話の通じない柊。まさかお子さんを亡くしているのかもと思っていたのですが、それは地域に支えられてどうにか育てている様でした。やはり過去に仕事上で何かあったのでしょうか。さすがに来週には少しは謎へのとっかかりを見せてほしいものです。

相変わらず無視されっぱなしなのに、その柊の反応もなんのその。大声で独り言を続けられる様になっている玉木くん。そして子宮全摘の高校生に、それをどう告知するんだろうと気を揉む玉木くん。その強さと弱さが実にまた魅力的です。
……というか、そんな研修医くんを配さず柊だけ中心で描かれたら誰もみないでしょう。原作にもし居ない役なのだとしたらナイス翻案。

「ギネー産婦人科の女達ー」1 ☆☆☆☆

うわー、産婦人科ってこんなに怖いところだったとは(><)
そして居眠りしたりふて腐れたり逃げたり、普通の青年な上地がものすごくイイです。不機嫌紀香もワケありな感じが気になる気になる。
ほとんど期待せずに見始めたのに途中からもう前のめりでした!大石静脚本ですかー、さすが。

お話は、救急搬送も受け付ける大病院の産婦人科(産科:オブ、婦人科:ギネ)が舞台。
研修に来た上地くんは、指導医柊(ヒラギ:紀香)から徹底的な無視を受け研修を放棄して帰宅。近所で破水に出くわし、取り上げようとするも力及ばす、結局柊に助けを求め柊もそれに応えるのですが……。
それは部下として認められたということじゃあ全くないのでした。

産科の手術が普通と違うのは、胎児を取り出したらそっちの生死のケアで手を取られること。平行して行われる分娩、帝王切開の間で医者は、その時々に手の足りない方、緊急な方に(時には新米を突き飛ばしても 笑)駆けつけて命を救うのでした。確かに分娩台って複数並んでおいてあるけど、あんな行ったり来たりはドラマの中だけ??本当に日常??
そもそもお産と言えば普通は病気じゃないでしょう。
3度安産してますので、お産のイメージは超楽勝でした。すみません。
可愛い赤ちゃん映るかなーぐらいにお気楽だったのに、ガクガクけいれんを起こしたり、今は生きている胎児を治療せず死ぬまで待とうという選択肢を聞いてクラクラ。
私もあなたも、無事受精したところから始まってこうしてのほほんとTVをみるまでに、なんて狭き門をくぐって来たことか。(モーニングピルとやらも、存在は知っているけど。あんなお気軽な奴には確かにあげて欲しくないって)
かと思うと婦人科では、子宮ガンで亡くなる方もいて。

精子の研究(身近から集めるのね ^^;;;)があるなら、不妊治療の話もあるのかも。まさに生と死を扱う現場、寝不足もてんこ盛りです。

で、柊紀香先生はひたすら部下を無視、同僚も無視、患者の意見も無視。
あからさまに何か問題ありげな彼女の携帯の待ち受けは子供の写真。同姓の医師=旦那さん?もチラッと映ったりして。私生活の悩みが徐々に明らかになり、それを上地くんが解きほぐしつつ医者として成長するのでしょうか??
今は存在から否定されている彼を、いったいどんなきっかけで人間扱いしてくれるのか楽しみです。
(今回あまりに盛りだくさん、37時間連続勤務の後また手術とあまりに寝不足でしたから。次からはもう少しゆったり、食事もとらせてあげて欲しいですねー)

みんな白衣じゃなく、松下由樹が紺、紀香さん紅色とそれぞれ違う色の手術着(?)を選んでいるのが画面にも映えてきれいです。。

「アイシテル〜海容〜」最終回 ☆☆☆

もう2度と会わない、でも亡き息子の代わりを生きて下さい、と被害者母。
お前がいなければ生きていない、と人を殺した息子を抱きしめる加害者母。
それぞれの愛を描いて納得の最終回でした。

智也くんに弟が誕生。
……新しい命はキヨタン家に来てあげて欲しい気もするのですが、それだとキヨタンの代わりの様になっちゃいますかね。小さな手を握って、改めて自分のしでかしたことを悔いる智也くんにもらい泣き。
この子もいつか、兄の罪を知るんでしょう。どう知るんだろう。何故?と問われてどう答えるんだろう。そう思うと贖罪に終わりは来ませんね……。
でもキヨタン家も、不毛な憎しみに生きることはなく。
互いに知らずにすれ違う狭い街で、加害者と被害者は生きていくのでした。


気になることはいくつか。
”お習字教室の生徒さんが居なくなった”のは、智也の事件が知れ渡ったから、よね?ネットでも学校が特定されてます。
なのに、転入生智也もパート先の母も何を言われるでもなく暮らしていて……それなら、生徒さんだって来てもいいじゃない?どうにもどっちつかず。

また、赤ん坊の弟がきっかけで”ゴメン”と泣き崩れるところは良い場面で上に書いたように泣けましたけれども。元々の智也くんだって、虫を育ててかわいがる、命の大事さを知る優しい子。遊びで殺しちゃったわけじゃないのになと違和感でした。
人間の赤ん坊と虫は違うといわれたらそりゃそうなのですが。
原作からふくらませた部分に矛盾が出たのでしょうか。

前回だったか、男性調査員が突然
「我が家でも起きたかもしれない」
と言って帰った時にも、唐突でびっくりしました。
その言葉を入れたいなら、息子も時折登場する田中美佐子調査官に振るべき&台詞で済ませずにきちんとエピソードで描いて欲しかったです。
生きている智也くんやその家族とばかり密に接していたら、いくら調査官でもキヨタンよりも智也くん&家族に情が湧くのでは、とも思ったし。調べるうちにあれこれ葛藤があっただろうし。

せっかくの意欲作だったのであれこれ考えてしまいます。
少年犯罪課と文部省(当時)のドラマ「TEAM」が描かれた時代よりも、少年犯罪は低年齢化の一途。
今回の田中美佐子の立場を主人公に、小学生の犯罪とその家族を描けないものかしら、等々。

1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 9話

「アイシテル〜海容〜」 〜9☆☆☆

”あなたが親になったとき、何をしてしまったのか分かるでしょう”
キヨタン母の手紙のこの言葉に、なるほどなと思いました。
愛するわが子を殺した相手に、まだ子供とはいえ
”生きて家庭を持って幸せになって”
とはなかなか言えるものではありません。でもだからといって彼がすぐ死んだり世間と隔絶して孤独に暮らしたりしていたのでは永遠に、愛する子を殺された自分たちの苦しみを思い知らせることは出来ないわけで。
ある意味それは呪いなのかも。……まさか、その未来の智也の家庭や子を殺しにキヨタン一家がやってきたりはしないでしょうけれど(^^;;;;)

8話、ついに智也が語った全容とやらで、キヨタンのわがまま大爆発(^^;;;)でも、これは智也の記憶のキヨタンだものねぇ。
殺された挙げ句悪者にされた、とキヨタン遺族が憤るのもこれまた道理。

キヨタン父の様に拒絶し続けるなら、全面戦争が続くところですが………タイトル通り、赦す方向にどんどん進んでいます。心が広いなあ…。

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「アイシテル〜海容〜」7☆☆☆

ガラスが割れたままの写真たて。……取り替えようよ(^^;;;)
これが智也のものでそのままにしておきたいとか。物理的に外出できないとか(それでも割れガラス外すことは出来るぞ)、放心状態で部屋ぐちゃぐちゃとか。仕方ないねーと思えるならともかく、あのきちんとした部屋で、毎日外出していて、2人でみるのに割れたままってナニ。割った旦那に嫌がらせですか。

5話の最後で書いていた手紙は、6話の入院騒ぎでそのままになっていた様で今回やっとキヨタン母の手元に届きました。
献花といい、毎度逆効果です。しかも手紙は内容で更に墓穴を掘りますから。
”ワカリマセン、トニカクスミマセン” が、
”ゼンブワタシノセイデス、オユルシヲ” 
に変わって、智也母が何か学んだことはよく分かるのですが、そもそもこうして謝られること自体が
”殺されて死んだことを思い出してしまう”
から辛いのだとは、まだまだ思いもしないのでしょう。
私も今まで、花も手紙も誠意の表明でいいこと、加害者側としてするべきことだと単純に思っていたことに考えさせられてしまいます。

でもキヨタン側も、手紙を突っ返しに行って ”人殺し””出て行け”の落書きに絶句。 そちらはそちらで、相手側の生活に思い至ってはいなかったワケでしょう。
互いに、じりじりと歩み寄りはじめているような。

いつかキヨタンのじゃがいもを、智也母が味わう日は来るのでしょうか。

それにしても、もしもご近所で同様の事件が有ったとして。加害者の家族よりも、そのドアに落書きする様な輩の方が100倍怖いです。何様だ。防犯カメラつけて警察沙汰にしてやればいいのに。

……さなぎは触ったら死んじゃうんだよね。
また智也母がいかにも、”お世話するつもりで構い過ぎて死なせちゃう”タイプにみえるのでハラハラしますー。

そして「ぼく全部話すよ」と智也。
な、何?? 智也の記憶の中のキヨタンが、悪魔の様な悪ガキだった以外にもまだ何かあったの??
死刑になりたくて殺したとか言わないでよ。

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「アイシテル〜海容〜」6 ☆☆☆

「私たちが生きていることを赦して下さい」
最後の最後に来た智也母の手紙。結局、これにつきるのかも加害者側から言える言葉は(そしてまた怒らせてしまう様で、何もしないのがいいのか、無駄玉でもうっておくべきなのか……)

回想のキヨタンはもう、うるさくて不躾でわがままなイヤなガキで、なーにが初対面の人でも仲良しになれるだ!状態でした。自分のことを言われるより、家族のことを、それも善し悪しじゃなく”変だ”と言われるのって地味にむかつきますからねー。世界はお前中心なのか!?
でも、だからって殺されていいわけじゃない。……子供の言うことなんだし…ここが観ながらどこに自分の気持ちを持って行くのか難しいところです(^^;;;;)

破談もねー。ありそうな話ですが、妹の荒れ方&立ち直りの早さはちょっと共感出来ず。だいたいその前から、智也のことを詳しく訊ねるでもなく姉を励ましてばかり、事件の大きさを分かってないようにしか見えませんでした。
いくら、死んだらいいと言わせたいからって……。
ここは、最初から破談を心配したけど大丈夫、なエピソードにならないのかなー。だって向こうの家族がどういおうと、本人さえ承諾なら結婚はできるんだから。そこで夫婦の絆を智也父に思い出させる的な?
(原作通りなら仕方がないけどー)

とりあえず、父もやっと智也に面会。就職もできて、良かった良かった。

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「アイシテル〜海容〜」5☆☆

せめてもの”誠意”である花束が、ますます遺族を傷つける。
じゃあどうしたらいいのー(><)

だんだんと明らかになる智也くんと母の溝の原因。
”智也の帰宅は自分の楽しい時間の終わり”
……これにはドキッとしましたね。この気持ち分かるわ…。
それだけなら誰だって持ちうる気持ち、なんでもない日常だったのでしょうが(キヨタン姉の”いなくなっちゃえ”みたいな)、事件後に振り返ると取り返しのつかない瞬間になってしまっていて哀しいです。

ただ、ホームレスおばあさんとの事件は、”それだけ?”と思ってしまったのも事実。
(原作では性的暴行を受けてるの?それも見たくないし、幼い子役さんに疑似体験させたくもないですが、絶対言えない秘密&心の傷としてそちらの方が納得は行きます)
小火を分かってて放って逃げたとか、もっとはっきり殴ってしまって殺したと思いこんでたとか、もう一押し欲しかったかなー。繊細な智也くんにはあれで十分にショックだったのかも知れないけど。
ずぶ濡れ描写も、”悪い子”ですか?
”誰にイジメられたの?”じゃないの??

「白い春」といい、子供がふらふらしている印象。
土曜の半日登校がなくなって以来、平日の帰宅は中学年以降は連日4時過ぎって製作側は知っているのかな。テントで笛吹いたりしている時間がよくあるなあと思ったり。智也くん塾も行ってたのに!
まあ10時に電車乗ってる小学生もみるぐらいで、塾&就寝も遅くしたらスケジュール大丈夫なのかな。9時にねなきゃ駄目だよ……閑話休題。

独房で、だらっと放心する智也くん。
調査官の注意(姿勢まで!)にも取り合わず何かもの想う……まだまだ隠していることはあるのかも。

そして智也母の妹。恋人は赦しても恋人の両親は、駄目という展開じゃないのかなー。ああ可哀想に。

キヨタン姉に罵倒され、土下座し、”死んでみれば”といわれてしまう智也母。
何かヒントをもらってしまった様ですが、駄目よ!死んじゃ駄目!キヨタン姉のためにもそれだけは駄目(実際は、ドアに落書きしてイタ電するような輩に言われちゃうンだろうなあ)

ところで、夜道で殺人を話題にしながら歩く調査官2人。
慣れっこで麻痺してる部分はあるにしろ、ヤーメーテー。プロ意識なさ過ぎだよ!

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「アイシテル〜海容〜」4 ☆☆☆

「ママはあなたを愛してる」
これこれ、この赤ちゃんを抱いた看板、1話からバスの窓の向こうやキャッチボールする河原でドーンと見えて気になっていたんです。やはり智也くんもみていた、という展開になってきました。
彼は、自分は愛されていないと思っていた模様。

「お兄ちゃんちヘンだ!」
これには私もむかついた……。キヨタン(この呼び方も聞く度イラっと来ますね^^;;;;)確かに言いそうですよ。わがままいっぱい愛されて育ってて、そこが可愛くもあるのですが(><)

「子育てって絶対に失敗ができなくて……」云々
この智也母の台詞はまた薄ら寒かったです。”失敗”成功”、”勝ち”負け”そんなことで人間くくって生きてきたのね。それでいったら現状の智也くんは”失敗”なのね。
ひとりっ子と向かいあって真剣に取り組んだからこそで、育児放棄や虐待よりなんぼかましなのかもしれませんが……。こういう人はもっと何人も産んで頭空っぽで育てた方が親子お互いのためなのかも(私も3児の母、まとめて育てた4,5年は記憶が跳んでます 笑)。それで髪振り乱したら、さすがのあの父親もちょっとは育児に手を貸したのかも。それとも浮気に行くかな。

「私が死んだ方が良かったんでしょう!」
と、キヨタン姉。
そんなことないよ(涙)絶対にないよ(涙)
ましてあんなもの凄い育児日記つけていた様なお母さんが! でもそれまで愛独り占めだっただけに、それを弟と分け合うのは耐え難かったのかなお姉ちゃん…。

↑この騒動故に、息子の行動を「分からない」と書いてきた智也母の言葉を理解するキヨタン母。自分だって、子供の全ては分かっていなかった、と。そこは、両家族のために優しい流れだと思いました。頑ななままでいるよりは。
ただ……キヨタンの死が、それこそ愛情たっぷりに育ったことが引き金になったと知ったらまた崩れてしまいそう、この両親。

少年法のせいなのか、まだ未確定な調査を語ることにもためらいがあるのか(前者でしょうけど)、キヨタン家の質問には何も答えられない田中美佐子達。
よく報道にもありますが、本当に遺族にとっては理不尽な情報不足ですよね。でも恨む相手に顔がある場合も、また辛いものなのかもと”観てしまった”姉を観ていると思います。

「いつか笑って着飾れる日が来るよ」
とか、妹に励まされている智也母。そりゃ身内ならそう言うけど。身なりちゃんとして、コジャレた店で普通に注文しながらそんなこと言われても。まあ「流星の絆」で”遺族は笑っちゃイケナイのかよ!”と言っていた様に、
”加害者家族は外出しちゃイケナイのか”
と問われると困るのですが……。
妹の婚約者はともかく、その家族から破談を迫られそうな気がする私も充分、心が狭いのかもしれません。

ところで、智也父の実家はどうなってるんでしょう?キヨタン家の両実家は?
話を整理するのも大事ですが、これだけの大騒ぎならある程度家族の描写がある方が当たり前で、智也母の実家ばかり出て来るので変な感じ。

来週何かが明らかになりそうな予告……怖いです。

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「アイシテル〜海容〜」3☆☆☆

初めは優しさから声をかけた。

それが分かっただけでも、この回は大収穫でした。殺そうと連れだしたわけじゃなかったんだ……ホッとします。
しかも、その重い口を開いたのは事情徴収する側の事情を思いやったから。なんて気配りのできる、怖いぐらいに賢く優しい子です。うん、怖い。

自分でも息子のリサーチを始める智也ママ。
自宅は投石落書き等の嫌がらせを受けているのに、あれこれ聞いて回る相手はみんな思いやりにあふれていて驚くほどです。
子供も、ヒトゴロシーだの吹き込まれることなく(「空飛ぶタイヤ」と違うところだわ。さすが私立小学校?)あれこれお話してくれます。で、カブトムシをよそのお宅で育てていた。ママが虫嫌いだから。まあ、なんて賢くて優しい子……でも我慢しすぎで怖いかも。

と、結局事件は起きてしまっているのでどうしても「原因」を探して、大丈夫我が家はこうじゃない、的なことばかり考えてしまいます。
一方のキヨタン宅でも、日常に戻れないお母さんが
「私のせいだ」
と繰り返します。だからって、苛立つお父さんが
「そうだよ、お前のせいで殺された、それで満足か!」
と叫べばやはり傷つくわけで、真実がどこにあるのかはまだまだ謎です……。
(一緒にランチしてた友達ママだって、きっと責任感じてるよね。謝りに来てこじれたりしないのかな)

相変わらずマスコミ取材がおとなしく、実家のお教室では事件が知れ渡って生徒さんが減るのに、当の智也母は普通に歩いていて不思議。嫌がらせ電話や投石までする人達がウロウロしている町なのに?
パートに行っていませんが、先週見逃したあたりでもう辞めたのかしら。来ないでくれと言われたわけじゃなさそうです。
智也父は完全に悪者ですが、息子への態度はさておき、職をなくしそうで世間に怯える彼の反応の方がまともに見えたりもします。


そして、喫茶店で話しこむ智也母と調査官(^^;;;;)キヨタカなんて固有名詞出して、うかつです!!
そこにキヨタン姉が居合わせてしまうところが、とってもドラマ。
お姉ちゃんはすぐに振り向けません。だよね。

1話 2話  4話 5話 6話 7話 9話

「アイシテル〜海容〜」2 ☆☆☆

トモヤ母の首飾りをみて、ああこりゃ駄目だーと思いました。

冒頭20分を見逃し。その間に着替える描写がどう入ったのか分かりませんが、謝罪に行く人間が自分を着飾るなんて。不誠実にも程がありますよね(作法として不幸に真珠オッケーとかいう問題じゃない)
その後、
「殺さないで欲しかった!」
という遺族の声に倒れ込み、やっと事態が飲み込めた様ですが……遅いわ……。

と、これはつっこみではなく。衣装にも気を配って演出しているのねーという点だったのですが。
葬儀に一切報道陣がいないのには違和感を覚えました。普通、あのお父さんのスピーチは何度もニュースで流れるよね。
調査官(田中美佐子)とのお話の間、いつマスコミに囲まれてもみくちゃになるのかとハラハラしてたのに。

実家の母から電話。なんとまだ事件を知らず、トモヤ=可愛い孫な会話が続く……。
ここもちょっと泣きました。
でも、とうとうトモヤ母が実家に逃げ込んでからは、いつマスコミが突撃して来るのかと思ったら。意外にそんなことなく、まったりしていましたね。
穏やかに栗蒸し羊羹などつまんでる母娘妹。問い詰めも寝込みもせず、そんな冷静にいられるものなのでしょうか??嘘よ何かの間違いよと、おばあちゃんぐらいは騒いであげて欲しかったです。
そんな子じゃないといってあげて。

それと、遺族にはホテル泊を勧めていた警察側。加害者側の家族にはそういう配慮なし?(もっとも加害者家族が葬式に来た報道なんて観たことありません。行けないのか流さないのか)

うーん、心酔できた1話と違って、今回はチラチラと引っかかります。冒頭観ていないせいでしょうかね?

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「アイシテル〜海容〜」1 ☆☆☆☆☆

なんて真っ向勝負。立派な正当派ドラマです。でも観ていて辛かったこと。

遺体で発見される2年生。殺したのもなんと、近所に住む小学生だった。

甘えん坊な息子”きよタン”を見送って、新しい靴を買って、でもきっとそれをお子さんが履くことはもう無いフラグかと思うと正視に耐えないーっ!たまのランチで息抜き、良かったね。でも、この日に限っては早く、早く帰ってあげてー!!!
かと思うと、加害者になるんだろう上級生の家庭も淡々と描写。
母の過干渉も父の丸投げもあるものの、充分正常の範囲内と思えるおさえ方で、でも……事件は起きてしまう訳です。
「こんな遅くまで、何してたの?」
「人を殺して来た」
イヤイヤ、これを信じる親はいないよ……。お母さんは悪くないよ……多分。
ああ、我が子が殺されるのはもちろん嫌。でも我が子が殺人者になるのも嫌だ(><)

我がツレは少年犯罪の報道を観ると必ず、親に責任がある親を出せと言う人で一理あるとは思いつつ、賛同仕切れない自分がいます。自分だけは、自分の子供だけは100%大丈夫だと何故思えるのかしら。

さておき、被害者の母と加害者の母が客と店員として接する一場面もあって……今まで通りに暮らすことなんて金輪際出来なくなる前の、最後の一日が「この日」なのかと思ったらもう、辛くて辛くて(><)

事件までは両家、母親を中心に描かれていましたが、事件後は被害者の姉@中学生(川島海荷)の辛さ、加害者父の勘違いっぷりが加わります。
「あたしたち被害者なんだよ??」
    でも報道カメラに取り囲まれる家。
    自責の母は壊れちゃってるし。
「俺、仕事クビかなあ?」
「産まなきゃ良かった」
    奥さんじゃないけどホント、今言うことか。
    それに産んだのは妻ですよ。

その中で、加害者母(稲森いずみ)だけが凛と立ち、それでも息子を愛していると揺るがない姿が救いでした。

警察に保護された息子が、いったい何故殺人に至ってしまったのか?
計画的に誘導?それとも衝動?(母自慢にむかついたとか?)
そしてドラマとしてどこに着地しようとしているのか??
……”海容”とタイトルに入れたぐらいで、海のように広い心で全てを赦…でも稲森いずみは赦す立場にいませんから!
現時点で今期ベストかと。

いくら可愛いからって”きよタン”呼びがキモかったのと、返り血を浴びたシャツがきちんとハンガーに掛けて収納されていたこと(奥にぐしゃっと隠さなかったのは、躾が変にいいのか、見つけて欲しかったのか??)にはびっくりしました。
でもいわゆるつっこみどころは一切ないですね。

今後の展開がとてもとても気にはなりつつ……しんどい鑑賞になりそうです。

2話 3話 4話 5話 6話 7話 9話

「相棒4」14 蝶コレクター ☆☆

 ピンクの蝶。こんなの昔からいたら民話で謳われると思います(^^;;;)

 去年発見・同定されて二個体しか標本のない新種:ミヤモトアゲハ。
1つ盗まれたらもう1つも危ないだなんて、オスとメスだったんでしょうか。私なら一匹、いえ一頭いたらもう充分。

 で、第三の標本だなんててっきり、既存のなんとかアゲハの羽が薬品に触れて色が変わった(環境汚染の証拠、みたいな)だの、そんなことかと思ったら・・・・シンプルに意表を突かれましたねー。
 でももう教授が死んでいる以上、昔友人に贈られた話はどっから湧いてきたんでしょう。
それに、
「ミヤモトアゲハは新種じゃないんです」
そんなセンセーショナルな発言を勘違いしたのなら、その場で殺さないまでも、真意を正すぐらいはして下さい。

 例えば・・・教授は助手(板谷由夏)に、第三の標本の打ち明け話をしていた。その途中での上記のセリフを漏れ聞いて殺害を決意、の方が筋が通らないかなぁ。

 とはいえ、鬼気迫るオークションは見応えがありました! 千万、億のビットを平然と続ける右京さん!!悪い人ですね。

 盗まれた2つの標本は、ひょっとすると破棄されてしまったのかも
残った1つが、本当に蝶を愛する人の手に渡ったのは素敵なことでした。彼ならとにかく、大切にしてくれるでしょう。
(・・・ハダカで標本愛でるという変態性の誇張は、不要だったのでは)
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