ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

松本潤

「永遠のニシパ」☆☆

 松潤が主人公でアイヌ役かと思いきや、蝦夷と呼ばれた当時の北海道を歩き、膨大な記録を残した松浦武四郎の役でしたよ。

 幕末、露西亜から蝦夷を守るべく調査が必要と信じた松浦武四郎(松本潤)は、商人一行の手代に扮してまで関所を超え、歩数から測量して地図を作り、風景を描き、アイヌ語の地名を書き留めてまわりました。途中、アイヌ差別に触れるも流されず、誠実に接する武四郎は案内人ウテルク(木村彰吾)の信頼を得ることに。怪我をしたウテルクを、親族が住むコタン(アイヌ集落)に連れて行った武四郎は、女ばかり多い不自然に気づきます。
男は人足に連れて行かれ戻ってこない。女は手篭めにされる、と恨みを語るウテルクの妹リセ(深田恭子)も武四郎とは心を通わせていくのですが。永遠にはコタンに住めない武四郎と、生まれた地を離れないリセと。結ばれることのないふたり……。

 そして江戸に戻った武四郎は調査の詳細を出版します。
幕府にも認められ、今度は調査団を率いる役人として蝦夷地を再訪。その間にもアイヌは殺され続け、再会したリセは武四郎を、和人を罵倒するのですが、結局は武四郎を守って矢に倒れ
「ニシパ(大切な人)」

と呼びながら、彼の腕の中で絶命するのでした(涙)
 武四郎を狙ったのは松前藩。
商人と組んでアイヌを搾取している、と書物で公然と糾弾されては面目が立たず。家老佐島勘解由(西村まさ彦)の命令で、江戸で蝦夷でと命を狙われます。新政府になり武四郎が出世すると、殺しは諦めたものの手を回しアイヌを守る法律制定は無視され続けます。大久保利通(江口洋介)……始めはとても話のわかるやつだったのにorz
おかげで、せっかく名付けた「北加伊道」に戻れず職を辞しますが、江戸で育てあげた市助=リセの息子イチニカが、彼の代わりにアイヌとの架け橋になるべく旅立っていくのでした。

 現地ロケでみせる自然は雄大で圧巻。一方でアイヌについては、食い足りませんでしたねえ。言葉の違いだけでなく考え方がすれ違うディスコミュニケーションは描かれていたものの、衣装や踊りの付け焼刃感ぬぐえず。差別の悲劇も、2時間にも満たないドラマでは消化不良でした。せっかくなのだからもっと長いシリーズで見せて欲しいですよね(「ゴールデンカムイ」ばりにとまでいかずとも……土地の生き物との関わりを、信仰を、豊かな食生活を見せて欲しかったです)
そんな中でも、いつもと違う化粧で別人のようでも、深キョンは綺麗でしたわ……(本当は口の周りに、既婚者の黒い刺青があるはずなのかな)
アイヌの血を引くという宇梶剛士も、リセの義父で登場でした。


「99.9 刑事専門弁護士(2)」最終回 ☆☆☆

週刊バイブス来たーw 表紙は「ドラゴン急流」!消防士は武井壮!
その他、滑舌を疑われるこそ泥役に三四郎小宮には笑うしかないし、今まで佐田が漁夫の利で『依頼者から別の契約とった~』と喜んでた件を週刊誌につつかれるのも愉快でしたね。最終回らしく、前シリーズヒロインがちょこっと登場。そしてラストで差し出された現ヒロイン舞子の手を
「ごめんなさい」
と、とらない深山。ってことは、続編3作目あったとしてもヒロイン交代なのかな?

ってわけで最終回の事件は再審請求。
『母親殺し』と放火で死刑宣告を受けた父(小林隆)の、無実を信じる息子(中島裕翔)が依頼人。深山はもちろん、舞子も家族の絆が熱い息子さんに共感し説明も早々に離席、捜査に着手!もう、どうせ止めたって無駄と悟ってきた佐田の「椅子を直して行けと、あれほど」って愚痴に、いいトリオでほのぼのしますよね。
そして、例によってのしつこい再現で『きっちり5リットル残して灯油を撒く』違和感や、監視カメラの時計のずれを発見。再審請求をかけるのですが剣もほろろ。その間に、班目法律事務所が依頼人を喰い物に儲けてる的な暴露記事を書かれ、依頼をやめられてしまい……。
でも、もちろん調査をやめない深山たちは、更なる矛盾を次々に発見。火元のはずの雑誌&新聞紙だけでなく、厨房の天かすも燃えた? 怪しい男(小宮)の言葉は「燃えてしまえ」か、「燃えてしまう」だったのか? 復元された携帯撮影映像は?

で、無事再依頼され真犯人をつきとめ、再審で無罪になってめでたしですよ。
敵役だった裁判長川上(鶴瓶)は、別に共感や改心したわけでもなく都合のいいように深山たちを利用した的な描き方。確かに最初は無理難題で再審棄却したわけですが……とりあえず、冤罪に公の謝罪ももらえたので良しとするしか。
本当に必要なのは、この先冤罪を生まないためのチェック機構や注意喚起なのに、深山たちがなんど0.01パーセントをひっくり返そうとも、警察や検察の構造改革意識改革にさっぱりつながらないところが続編がいくらでも続けられそうな所以で歯がゆいですね。

続きがあったらまた見ます。でもプロレスネタはお腹いっぱいなのと、青唐辛子味の飴ちゃん包装紙に ”aotougARASHI” はやり過ぎかなw

(そして天かす発火、毎年何十件も起きているらしいので当事者の蕎麦屋うどん屋はちゃんと気をつけて、積まずに冷まさねば)


「99.9 刑事専門弁護士(2)」2~6 ☆☆

見れば楽しいのですが、一話完結なこともあり忙しいと結構放置かも。

第2シーズン2話にして、前作からひっぱった深山の父の冤罪が晴れ、6話で舞子が弟の殺人容疑を晴らします。第3シーズンをもしを作るなら、誰かまた身内がどうにかならなくちゃです。

5話の婦女暴行事件は、JKが証言を二転三転、ついには日が違うと言い出しすところまで実在するクソ事件と同じとは盛り上がりましたよね。もう検察も裁判官も、やる気がないの真逆。不良を犯人に仕立てる気満々なんだもん世も末です。そいつらをギャフンと言わせ主人公を助け、かつ別件の殺人犯を見つけてちょっとすっきり。 3話はロック歌手の殺害容疑を、目撃証言の穴から覆し(モアイ像の写真立てw)4話では被疑者自殺で不起訴の事件を、特許絡みの殺人と看破。

そんな数々の事件の調査から、今までとは違う物差しを育てていった舞子。現役裁判官だった当時には、弟の窃盗&逮捕を知らされて、弟の言葉よりも揃えられた証拠を信じて即示談を勧めてしまった。それがどれだけ弟を傷つけ、周囲の評価を歪めたのかを思い知り、今度こそ弟を信じ『証拠』を疑って、深山と共に真実に至るのです。良かった良かった。
毎度の寒いギャグも健在なら、プロレスネタもきっちり、料理に独自調味料ね、はいはい。監視カメラ映像のためには明石が寝土下座w

しかしやっぱり、深山が勝ちすぎるんです。

2話の深山父事件だって、新証拠が今更出てきたのがきっかけではありましたけど。結局のところ、当時の杜撰捜査が明るみに出ただけで、深山ならもっと早く気づけたでしょうに、という気持ちにしかなりませんでしたよ……。更に容疑者は死んでるとかさ。
すっきりしなーい!
主人公が活躍すればするほど、タイトルが嘘になるってどういうことw もう「モブサイコ100」みたいに、毎度パーセンテージ表示したらいいと思うよ。99パーまであと何勝!ってw

「99.9 刑事専門弁護士(2)」1 ☆☆☆

「深山、と書いてミヤマです!」
そっか、裁判官界隈で『ふかやまって奴がめんどくさい』と噂になってるんですねw 我らが深山くん(松本潤)が、笑顔で耳いじりながらめんどくさく帰ってきました!(前作の記事は↓『刑事専門弁護士』のタグからどうぞ)

今回も殺人事件の弁護依頼で、終始無罪を訴える父の、無実を娘(谷村美月)は信じてる。でも付き添ってきた元弁護士の尾崎舞子(木村文乃)は、友人に聞こえないところでこっそりと
『このままでは無期懲役。罪を認めさせ情状酌量で20年を狙ってくれ』
と、もちかけるのです。いやいや『ふかやま』さんがそんなお仕事するわけないですから!

班目(岸部一徳)法律事務所の愉快な面々。深山の上司が居つかないと佐田(香川照之)が戻されて、ゴールデンコンビの復活です。榮倉奈々が抜けた穴の、プロレス好きは馬場園ちゃんがw 同僚弁護士としては(今回だけの契約で)舞子が埋めて、パラリーガル明石(片桐仁)は相変わらずパラのままスマホカバーがまたグレードアップしてましたよ(片桐仁の個展記事はこちら) 

現場と同じ間取り家具配置で、 再現ビデオ撮影スタート!

くだらないとフテてた舞子ですが、始まってしまえば熱演w 頑張って起訴状通りに持ち込もうとするのですが、一撃で脳挫傷、死亡の重傷を負った人がそんなに頑張って動けるかなと言われると、確かに。

続く調査は、容疑者の横で従業員がかけていた電話の録音。その数分後に容疑者が撮った、別の従業員の写真。
どれも警察に提出され、時刻確認もされた、舞子にとっては容疑者が真犯人な確たる証拠です。なにしろ、容疑者が主張する時間とは1時間のずれがある。ここ、いいですね。前作と違ってちゃんと警察が捜査してます。証拠があります!
でも深山のしつこい検証にかかれば、雑音が気になり撮影角度(=撮影者の身長)が気になり、写り込んでいる人がいて……。おまけに、映ってた従業員が可愛いからとその娘のインスタをしつこいほど観るパラリーガル、キモいだけじゃなくちゃんと役に立ってて感激でした。

結果、ちゃんと証拠のある無理ない起訴を、地道な実証からひっくり返しましたよ!
やったー、この世界の警察もやれば出来るじゃないですか。これは続くシリーズに期待が高まりますね。

そして、深山の父の事件にも進展が。
『犯人のものを持ってたなんて』
と、遺族に呼びつけられ突き返されてきた根付は見覚えのないもの。現場に居た、別の人物の遺留品では?


「99.9 刑事専門弁護士」~最終回 ☆☆☆

父の仇(奥田瑛二)に一泡吹かせ、私怨がらみのご高説を法廷でぶちまける主人公。
きっちり盛り上げたし、その仇も父のラグビー仲間だったと最終回で明かしてきたってことは……父の冤罪の真相が(そいつが真犯人で?)明かされる続編を匂わせての終わり。ナイスでしたね。

でもじゃすみん的に大事だったのは「私もこの事件だけを扱ってるわけじゃない」という検察官のセリフ。ですよ、それをね、普段の回からこつこつ入れてってくれないと、毎度毎度主人公側が勝訴で全然99.9パーセントじゃないよってなるんじゃないですか~。

社長殺しの凶器のツボにはシリアルナンバーが、それこそ見逃すはずのない大きさでどーんと入ってるしw
深山が殺人犯?と逮捕された事件では、毒殺だと主張するわりに彼のマイ香辛料ボトルからは毒が検出されてなくて証拠弱すぎ。
「犯人はこの橋で目撃され…」
と報道してる画面に深夜通行止めの看板w 当時もご近所や工事してる社内で変だ変だってならなかったんですかね。

最終回はまだましでしたが、やはりあれこれ。
次々に殺された女性の接点が5年も前の入院、は分かりにくく興味深い設定でしたが、そこで共有されていた秘密がねえ。4人部屋でわざわざわいせつ行為を実行する変態医師、余罪がもりもりありそうなんですけど! しかも現在は現職都知事!!犯行時に自由に出歩けたんでしょうかw 都内の殺人はともかくも、他県まで遠出は流行りの公用車の私用かw そして、容疑者側が海外旅行でも行ってたらどうするつもりだったんでしょう……。連続殺人である必要もないんだから、もっと何人分も盗んでおけばいい……のかな、生き血飲んでる噂がたったりしてねw

そうそう現場に血痕があったなら傷は?容疑者に防御創ありましたか? せめて刑事ドラマで逮捕の決め手にするところぐらいはは抑えておいた上での起訴にしてくださいよ

と、毎回ツッコミどころ満載で文句たらたら、誰も一緒に見てくれない……のに見てしまうのは、主人公深山が魅力的だったからですねえ。
いつも嬉しそうにニコニコ、ツボがわからないタイミングでニヤニヤな深山、気になりすぎるw 質問は必ず生い立ちから。 真実は一つ! いつも耳をいじくりまわしていたくせに、なんと無自覚だったことも最終回でわかりましたよー、なくて七癖w 「ぼく耳さわってますか?」じゃないよw
料理で謎解き、はあまり活かせてない気がしましたが、超味覚は料理人だった父親譲りとなると必要な伏線設定だったわけですね。

続編があるなら大歓迎で見ますから、お願いだからもうちょっと警察と検察を有能に、深山がひっくり返す事件がバカ丸出しじゃないようにしてくださいませ。

<メモ*NYから帰国した元患者役は上田遥>印象的でしたねー 

「99.9 刑事専門弁護士」4 ☆☆☆

痴漢もとい強制わいせつで示談、しかし真実は美人局を操る黒幕がいた!

やっと本作向きの事件です。
酔って触ったのなんの、元から小さな事件な上に自ら示談=有罪と認めちゃったら、加害者とされた菊池(板尾創路)がいかに職場で冷ややかに扱われ娘に嫌われようと、警察にはどうしようもありませんものね。捜査したのかとか言わなくていい、でも本人にとっては重大な事件を主人公チームがズパッと解決です。

かの青LEDを思わせる著名発明をしている菊池、いち会社員ながら全国ニュースになってしまう身での示談を後悔。やっぱり無罪だと事務所にやってきますが後の祭りですよ……。社長(升毅)に勧められて示談にする前に、これでもう無罪主張はできませんと誰も言ってくれなかったのかな。
しかーし。
バー店長の嘘の数々、犯行現場への移動時間の齟齬、我らが探偵もとい正義の弁護士深山くんは既に疑いを抱いていたのでした!強制わいせつが無罪にならなくても、詐欺で相手を訴え返すことはできると。

だからって道行く緑色のタクシーをかたっぱしから呼び止めて、でも乗らずに『◯日の◯時にこの辺で…』と聞き込みだけするって迷惑千万(^^;;;) よくぞ覚えてた運ちゃんがいて、証言しにやってきてくれましたよ。そしてドライブレコーダー万歳。
肩を貸して歩いたという被害者の証言とは大違い、歩けてない被告を背負うもう一人の男が映ってるじゃあーりませんか。しかもそれがバー店長で、被害者と恋仲って。
さらに金をだしてその計画をもちかけたのは、示談金を出してくれた恩ある社長だったのでした! 金の卵である菊池の、転職話を潰したかったと。あーあ。

美人局から黒幕まで、トントンと推理が進み証言もとれる、スピード展開でした。

更には事件の解決だけでなく、終わってみれば佐田(香川照之)が丸儲け。元々引き受けた狙いは社の顧問弁護士でしたけど、社長が黒幕で終わる頃には菊池側に立ち、転職後の特許管理の取り扱いをすることにw 部下の深山たちも都合の悪いことは佐田に伝えず勝手に動いているように、佐田は佐田でうまくやっている。そんな力関係も楽しかったです。

アフロ食堂のいとこの下りはどうでもいいんですけどw
父親が関わる事件がちょろちょろ伏線で出てきてるので、その辺に必要なのかなー 


「99.9 刑事専門弁護士」2、3 ☆☆☆

3話、若い女の子の部屋に1千万円のタンス貯金。
盗んでない、と言い張るのならそりゃ宝くじか風俗でしょうよ。警察もそっち調べないのかな、現金払いされたらわからないのかな。現金を盗難の証拠にするなら、札束から社長や専務の指紋ぐらい探せないのかな。

2話も、行きずりの喧嘩で正当防衛のはずが実は、強姦の加害者と亡き被害者の婚約者という恨んで当然な関係だったと深山たちの調査でわかります。もやは捜査。せめて同郷なことぐらい、警察は掴んでいないのかと。

2話3話で、主人公の『絶対味覚』は強調されてました。
常に調味料を持ち歩き、まずい弁当もちょいちょいと味を足せばホラ美味しく。他人の愛妻弁当だけどw カフェ飯だって、せっかくの美味しさを引き出せないのは許し難いとやはりちょいちょいと…他人の分まで勝手に味付け。う、うん。好き嫌いとか、店員以外に触られたらもう食べられない場合もありますので許可はとろうよと思いつつ、奇矯な主人公という味付けはしっかり出来てきたかも。
文句いうだけだった同僚の彩乃(榮倉奈々)も、3話にしてリーダーを任されたら『自分なら』という視点で容疑者を支えてみせました。所長班目(岸部一徳)も、毎回しれっと情報を提供、部下の調査に裏付けを加えます。そして片桐仁、香川照之のコミックリリーフ。
レギュラーのキャラ付けは順調ですし、2話は強姦被害者の自殺、3話は生き別れの親子といった事情も加えての泣かせもうまくいっていると思いますが、それだけに募る『警察何もしていない感』はどうにかなりませんかね(^^;;;)

2話の何回刺したのか、2回3回なのと5回なのは全然違うだろう…という深山の視点は、ただの喧嘩と処理したらわかりにくいことだったのかも。でも3話では『金庫の番号を知る3人』から、ただの消去法で容疑者を逮捕ですよ。彩乃が導いた解錠番号問題は、トリックともいえない弱さ。むしろ逮捕前にアリバイや指紋、近隣の防犯カメラといった基本捜査は3人全員に対してきちんと行われたのかと。

その事件だけ捜査してるわけじゃない、定型としてこれだけの捜査をしたんだから十分、そんな風にでも警察の慢心を描くでもなしに、主人公の連戦連勝じゃ99.9パーセントのタイトルが泣きますよね。
つまらないわけじゃないだけに、どうにも残念です。 


「99.9 刑事専門弁護士」1 ☆☆

うーん盛り上がりがない。


松潤が弁護士です。それも起訴されたらほぼ100%有罪という刑事事件を専門に、重箱の隅をつついてつついてつついて、のこり0.1%の無罪を勝ちとる男!身なりも髪型もこだわらず、やりたい放題のKY気味……の割には、初対面の奥様にするっと気に入られて朝食ご馳走になってるのが納得の人たらしな可愛さあり(^^)
彩りに、20年パラリーガルの相棒(片桐仁)、ヤバイ橋渡ってる上司(香川照之)に小生意気な同僚(榮倉奈々)っと。

犯罪を再現して撮影するくだりは恒例になる様で、どれもなかなか面白かったです。
決して顔が映らない侵入者=複数の防犯カメラの角度を熟知、服の色が変わる照明=偽証、等々と、検証から導き出される「真実」……ではなくて「事実」を追い求める正義の味方!ジャーン。
でもキャラのインパクトが弱くないですか。

これが古美門なら…、右京さんなら…、こんな風になるだろうなという、人気シリーズにはそれぞれのスタイルがあるじゃないですか。じゃあ深山大翔(松本潤)ならこうするという、それが全然見えてこない。強いていうなら耳を押さえていることで、そこに謎があるのならさっさとみせてください。あと、たくさんの証拠を元に考えをまとめるには料理をするそうですよ。「スペック」の毛筆で書いて半紙を破る決めシーンに比べたら弱い弱いw
常に飴を持ち歩いてて周りにすすめるのは……大阪のおばちゃんかw
キャラとしては主役よりも片桐仁の方が印象が強かったです。

別につまらないわけじゃないです。前宣伝で、トリックやスペック的なと聞いてそっちを期待したせいで上記な感想ですが、普通に弁護士ものをみたいなら普通に面白いのでは。ただ、強烈に続きがみたいかと問われると、別にw

「失恋ショコラティエ」~最終回 ☆☆☆

1人寂しく旅立つショコラティエ。

自業自得w


紗絵子さんこそ夫のもとに戻ったけど、エレナも薫子さんも別に他の人とくっついたわけじゃない。ただ爽太を想わなくなっただけ。これ斬新でした。

後半は主人公の爽太より女性陣に感情移入しながら進むので、誰も幸せにしないどっちつかずの男が総スカン喰ってざまあみろでしたよね。主人公なのにねーw


誰よりも初回から印象が変わったのが紗絵子さん。

「ショコラヴィ」に転がり込んだ紗絵子さんは

「フキフキ、キュッキュ☆」

とか声に出してガラス磨くんですよーorz

でも最初は紗絵子が大っきらいだった薫子さんが、段々に彼女のハッピー哲学に触れ、デートのアドバイスをもらうようになり自分の笑顔節約な生き方に疑問をもったりするころには、視聴者も一緒に紗絵子を見直しちゃっていますよねー。

そしてDV旦那の前でつい、友人宣言。一緒にお芝居見に行く仲になっちゃうなんて爽快でした。


それに紗絵子さん、爽太と寝てはいても夫のDVにも妊娠にも爽太を巻き込まない。そういう面では男を利用しないところも好印象でした(あの旦那がそれで納得するのかは謎ですが、まあいいや)

もっと錯綜させるなら、えれなとオリヴィエが怪しくなるとか関くんだっけ六道スタッフがまつりちゃんに惚れるとか総当たり大混乱もできたでしょうけど、それじゃアメリカドラマみたいだしね。このぐらいがすっきりかな。

六道さんがゲイっていう今時設定が最後まで浮いてて要らなかったかも。

後半、爽太の妄想が減って来たなと思ったら、チョコが上手くできないのはそのせいでw 紗絵子を手に入れちゃったせいだという言いがかりに展開して笑えました。おいおい。
でもその時のチョコバーがデザインが雑だわ女性の口には大きすぎるわ、本当に売れなさそうだったのも笑いどころ。 


ラスト、爽太の持つスーツケースがふわふわ浮いてましたよね。重くしておくぐらい出来ないのかな。それともそんな男だと言う演出だったりしますか。


さておき、久しぶりに楽しい月9でした(^^)



「失恋ショコラティエ」3 ☆☆☆

「出会った人としか恋はできないんだ」

オリヴェエいいこと言った!

確かに!
ただドラマ内では、妹まつりちゃんの描写が薄くてどこが良くて御曹司が惚れたのかがさっぱりです。手近な年下の娘ってだけだよね。一日中お店でチョコ作ってる中で出会うのは薫子がまつりちゃんしかいないもんねー。


新婚紗絵子さんは実は幸せじゃなくて。

それも、誰かさんが鈍いせいで相手を間違えたとか妙なことを言い出してますよー。ざまあみろw 爽太の悪い男作戦、それも『紗絵子さんがいつもしてるような思わせぶり』がそれなりに効果あるようで笑えます。


それでも好きなんだから不思議よね。

みえみえの媚び媚びでも、それがいい。必死の『可愛い私』演出が可愛いんだよ、と言われちゃあ、可愛くない女代表薫子さんは固まるしかないのでした。あーあー。

こんな鈍い男はやめて、六道スタッフのこの子にしておこうよ。でもやっぱりこっちも、それでも好きなんでしょうねえ。


と、あっちの恋こっちの恋をふわふわと楽しめます。

セフレのえれなも、想い人と再会できるのかも!うわあ、どんな人なんだろう~。そして脈はあるのかしらん。せめてどこかの恋がひとつ、幸せにまとまれば他もいい方に転がるかもしれないけどねえ。


(それが、まさかの紗絵子の夫だったりしたらドラマあるあるで笑うw)


「失恋ショコラティエ」2 ☆☆☆

セフレですと??

最近の少女漫画はこんなことになっているんですねー。


相変わらず可愛すぎる砂糖菓子のような紗絵子さんも、傘の置き忘れがうっかりでなく意図的だというあたり、小悪魔っぷりは偽装とわかってちょっとがっかり……。でも、そんな紗絵子に認められたいがためにセフレ挑戦という、こちらも計算づくめな爽太とは案外お似合いなのかも。旦那さんいるけどw


で、パーティーからお持ち帰りで泊まって来たよーと、お店の薫子にありのまま言うところがまた、おばかさんな爽太なんですが。

「彼女はお前が好きなんだから」じゃなく

「女子従業員とは上手くやっていかなくちゃ」を理由に、
泊まったけど何も無かったよって、言うだけ言って来いとアドバイスするオリヴィエもまた、人心の操り方を知っていて腹黒いw

脇の妹も、なになに、友だちの彼氏と内緒でつきあってるだと?
どうしよう、腹黒い奴しか出て来ないのかこのドラマ。ゲイのライバルショコラティエだの、セフレ相手のモデルさんがむしろいい人に思えてきましたよw


見るにはその方が楽しいよねw さてさて。


「失恋ショコラティエ」1 ☆☆☆

面白かったー!

石原さとみはエロ可愛く、成る程悪女というより妖精さんw


ヒロインの結婚式を主人公が祝うドラマといえば山ピーのタイムスリップもの「プロポーズ大作戦」がありましたが(妖精もいたw)、やせ我慢の結果ラストで披露宴をダメにしたそちらと違って、松潤はキスもしたし、好きダーってちゃんと言ってますから!

それでも「エッチしてない」ので、二股にもカウントされずw

6年も修行した末に「特別なお話」で呼びだされ、ケーキカットのケーキや、お土産の焼き菓子を注文されて受注してきちゃうという間抜けっぷりが涙を誘います(><)


でもさ、あのお年頃の女の6年は長いでしょう。

「僕が出会った時はもう、カノジョは他の男と寝てたよ」(高2で!)

など、刺激的な台詞で尻軽扱いされているさせ子…もとい紗絵子さん(石原さとみ)ですが。ほんとにしょーもない女なら、6年たったら2、3人子ども連れてて離婚歴も2、3度あったっておかしくない筈w

ギリギリのミニで男の部屋に来るのも、うるっとした瞳も、小刻みに振る手も、天然なだけの普通の女の子なのかも……と、女は騙せなくても男なら揺れるだろうなって感じで石原さとみが可愛いです。


松潤演じる小動爽太(こゆるぎそうた)も、大人しいばっかりだと見ていてストレス溜まりそうですが。たまに爆発させる妄想で、紗絵子さん押し倒したり披露宴ぶち壊したりして。夢だwと、分かってはいても少しすっきりしますよねw そこで、実践に移せない小物な彼だからこそ応援したくなるのだし。


ちょっと悪い松潤と、間抜け可愛い松潤が一度に楽しめる美味しいドラマかも。


そんなわけで、惚れた女の鼻を明かすためにパリ修行。チョコの店を開店した主人公は、さて。不倫の恋を成就するのか?(ダメでしょw) 水川あさみの気持ちにそのうち気付くのか? ライバル店と揉めるのか?


ケーキやチョコが出て来ると、その周りのインテリアもスイートで見ていて楽しいです。

恋模様も、童貞が黙ってうじうじしてる感よりはもうちょっと大人で(やっちゃえよ!と助言する友人。フランス育ちとはいえ、いいのかw)おばさん的には見易いのですが、待てよ。原作は少女漫画じゃないんですか。最近の少女はこんなの読んでるのね(^^;;;;)

「ラッキーセブン」1 ☆☆☆

瑛太ってこんなに身軽だっけ?


どーせ月9だから、とあまり期待せずに見てみたら面白かったです。フリーター松潤がなんと探偵社に入社するまでで1話。

人妻との不倫を調査されたのが縁で、調査する側に回るわけですが。言いつけは守れない、探偵の分もわきまえない。有能なのは女のたらし方w そんなキャラがかえって魅力的でした(あの「夏色の恋は虹色に輝く」での売れないタレントの100倍は素敵。瑛太だってえーっと医学生で死因調べてたあれより)


探偵社に居たのは、もてない君(大泉洋)可愛こちゃん(仲理依沙)おじさん(角野卓造)社長(松嶋菜々子)と、足技格闘家(サンジか!)な瑛太くん。(……と、あと1人パソコンの前にいましたね、おいおい紹介エピソードがあるでしょう)

年の近い、不倫調査で恨んでる瑛太と何かとぶつかりながらも探偵業に足を踏み入れる主人公。


まず最初の追っかけっこも長かったけど飽きさせず、後半のアンダーグラウンド・ファイトでの対決もカメラワークやスロー映像のアクセント、足技の見せ方でずいぶん楽しませてくれました。
新田(瑛太)と駿太郎(松潤)がただ対決するんじゃなく、どこまでも追ってくるところや『2発返す!』で駿太郎側にはしつこい、噛むなど追いつめると意外な手にでる、と。新田側には強い、ふざけている様でキレたら危ない、という 描写を台詞でなく見せられたのは面白かったですよね。でも、駿太郎が猿で新田が犬……と最終的に呼び合う様になるのはなんか納得いきませんが、まあいいか。
 

調査して報告するまでが探偵。

その枠に慣れきってしまっている探偵社の面々と違って、何かしなくちゃと騒ぎ立てる新人の主人公。こういう図式ってよくありますけど、自分たちで解決じゃ危険すぎるけど、警察を上手く早く動かす方向でなら何かできるかもという流れが納得できて楽しくみていられました。残業代つかないけどねw


元々、探偵に憧れていたという原因になったドラマが古くさくて笑えるw(谷原章介の白いスーツw)


でも普段はほとんどティッシュ配りだそうですよ?来週はティッシュ配りに文句をいう松潤から2話開始に100ラッキー。そのうちに、駿太郎の女たらし力を活かしたミッションもあるでしょう。大泉洋が盛大に文句言ってくれるだろうなあ楽しみw
 

横で見ていた旦那は『就職ってこんなに甘くない』と文句たらたら。学生さんの就活が大変なのは分かるけど(><)ドラマ見て、俺も探偵に!とか、こんな楽しい職場がいいから転職する!とか思う奴がいたら、ドラマ的には成功ですよねーw

「夏の恋は虹色に輝く」最終回 ☆

どっこもキラキラせずに終わった感じ。

子持ち女と若造の恋。
じゃあ障害で燃え上がるかと思えば、逃げるわ泣くわのめんどくさい女~。それがやっと恋仲になったと思ったら、もう最終回ですよー。海ちゃんの反乱も、時間かけて描く気が無いならしなきゃいいのに。義弟の塚本君も無駄だったし。

もー大雅だけ主役で、恋をとるか仕事をとるか、じっくり芸能界の2世を描いても面白かったんじゃ無いのかなあ。相手はさくらでいいよー。どーしても子持ち事務員がいいなら、さくらに失恋して仕事も無くてボロボロになったところで女神に見えるならまだ分かるかな。
でも海ちゃんは可愛かったです!

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「夏の恋は虹色に輝く」6 ☆☆

あの白いオープニング要らないよね?? 毎回出て来るのが遅いのは、制作側もこりゃ違うと思ってるんじゃないのかなー。

母子で温泉旅行の仕事!
というと、身体を絞りに行く大雅くん(笑)前回も、オーディションに落ちまくった対策に確か、滑舌練習と毎日のランニングを決めてましたよね。いや、そこじゃないよ努力の方向は!
でも努力する真面目なところは、好感もてます。 

そして温泉。突然回ったりするお母様の横で歩きにくそう(笑)自費でついてきたお兄ちゃんなら、優雅にエスコートするのにねー。
前回は、詩織親子を招待しておいて不在の母と兄に仰天。おまけにぐいぐい再婚押しって、なんて嫌な奴らだと思ったものですが、歩くだけで華がありますよねー。
さては、端っこに映った兄の人気が出て芸能界で競う展開か?とハラハラするも、結局兄が温泉に来た意味ゼロ。毎回そんな肩すかしです。
でもさすがに、突然事務所に来たトロフィーくんの落とすぞ壊すぞフラグだけはきっちり回収。準瞬間接着剤のおかげで、ついにキスにたどりついたのでした。パチパチパチ。
松潤はキスがキレイです。
これも大事な人生経験に根ざすのよねー(笑) 
 

迷惑です、顔を見せないで、の真意が
”亡き夫を忘れてしまう程貴方が気になる”
ですから。なんてツンデレ(そしてちょっと旦那さん可哀想) 宣戦布告のさくらさんだけでなく、義弟もどうせヒロインが好きなんでしょう~?
世間からみた大雅は、相変わらずただの売れない二世俳優。すんなり周囲に祝福されないだろう展開を思うとちょっと嫌だけど。必死な松潤が可愛いので見続けています。ああ早く売れてー。

今回は瑛太弟の出番が多くてため息。上手くなくていいから愛嬌が欲しいよね。せめて、2世の友人役と配役逆だったら良かったのになー。

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