ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

松坂桃李

「VIVANT」〜最終回☆☆☆

 観てました。

 あの弱腰乃木さん(堺雅人)が「別班」、殺人も辞さないと分かった回では、うん知ってた、となりましたよね笑
その後繰り返される監視カメラに残る映像などでの、実は公安野崎(阿部寛)と同時に発砲してただの、あわわわ顔からの観られてないとキリッだのが多すぎて段々笑いどころに笑

 アメリカの兵学校首席卒業で出身高校も海外。いやその前に『日本人の子供が物乞いをしていて保護』⁉︎(流石にそれはニュースでは⁉︎)
 と、乃木の来歴は想像を超えたチートの羅列。かの陸軍中野学校的面接を見事突破しての別班登用なのでした。……その昔亀梨和也が潜入スパイを演じる映画「ジョーカーゲーム」に、有能云々よりその美貌目立ちすぎだろ!と叫んだものですので、その点では乃木は後輩黒須(松坂桃李)より、確かに向いて…うーん。
 女医さん柚木(二階堂ふみ)との不慣れなキスでは、初めてだったと泣き崩れるんですよ。どんだけ国だけを愛してきたんですか〜ハニトラ対策とか教わらなかったんですか!

しかしてその真の出自は、世界的テロ組織テントの首謀者ペキ(役所広司)の実子でした、どーん!

 日本素晴らしい、と語るペキ。日本の公安世界一、な乃木。似たもの親子で辟易で、実はペキには裏があってホッとしたり。あれが心底本気なら乃木くんやばいよ。君の苦難の人生、日本国のせいじゃないですか。 

 そうだ二重人格!
導入のフックだっただけで、別になくても結果変わらなかった設定でなんなのー! 周囲の人に豹変を怪しまれるでもなく、飼い慣らしてるならそれはもうただのイマジナリーフレンド。

 ともあれ日本に帰り、家族を手に入れた乃木の明日はどっちだ?
ジャミーンが柚木の元カレの子だと妬くどころか、ペキとの縁もあってむしろ嬉しそうだし、なんならドラム(富安ドラム)の同居も、野崎も居候でも喜びそうですよね。

 そしてテント解体後のバルカ共和国では。
ペキ亡きこれからは弟ノコル(二宮和也)が遺志をつぎ国を守るのだ。腹心の部下だったおじさんたちもペキに殉じてしまったから、ノコルたった1人で…あ、黒須が居るか!

 途中参入しにくいドラマだったのに熱狂的に受け入れられたようで、続編ができるらしい?
その際は是非、チンギスさんも再登場希望です!
 

「あのときキスしておけば」〜最終回 ☆☆☆

 ハッピーエンド……でしたか??

 終盤はもう泣きっぱなしでしたよ(TT)
特にあの幸せな結婚式!桃地(松坂桃李)を囲んでみんなでフラを踊り
『私は〜 貴方を〜 愛してます』
のハンドサイン! それをニコニコと撮影している巴さん(麻生久美子)

……の、ふりをしているマサオさん(井浦新)だよね、分かってたorz

 蟹釜ジョーの魂はマサオさんの中に。じゃあマサオさんの魂は?って、申し訳ないけれど『多分どこか、沖縄の海の中…』と、消えてしまったものと思われていたのに。まさかのいざキスのタイミングでマサオ復活しようとはw

 そこからしばらくはドタバタ、借金まみれで自殺しようとしていたマサオに、そのままの気持ちで死のうとされて引き止めに高見沢(三浦翔平)からエグゼクティブ真二(六角慎司)まで巻き込むんで大騒ぎでしたよ。でもそれでエグゼクティブとも仲良くなっちゃったのよねw 入れ替わりには心拍数上昇で風呂がいいんじゃね?と皆んなで銭湯行ってみたりと、楽しかったのになあ。
 段々と、マサオさんでいる時間が長くなる先生。
このまま先生を失ってしまうだなんて、耐えられない! でも今までマサオの家族がそれを受け入れて『巴さん』として扱ってきてくれたことを思えば、マサオ本人が戻ることを否定することもまた出来ず。
『半分ずつでいられたらいいのに……!』 本当にね! 

  悩む代わりに、前向きに「結婚式」の準備を始める桃地。仕切りはライバルだったはずの高見沢で、マサオ妻のフラをスーパー仲間みんなでレッスン! ウエルカムドールは巴母が作ってくれて。アンチ蟹釜だったパートさんだって指輪作ってきてくれて。
 なのに、連載を終えお母さんにもお別れを告げた先生だけがそのまま戻って来ず。 読まれないメールを蟹釜ジョー携帯に送り続ける桃地に、何かしてあげたくてマサオ自ら、先生になりきる練習をしてみたんですけどって、どれだけ桃地の周りは愛に溢れているんですか……。かえって悲しいことになり、結婚式も実質お葬式になってしまいましたけれど。

 前期「天国と地獄」での入れ替わりとまた違い、身体が変わったのが巴だけ。しかもそのおじさんになった巴を変わらず愛せ!という無茶ぶりされるわけですが、段々に受け入れられてしまったのは、巴の何がどうなっても私は私!という強烈なパワー故でしたねえ。
 振り回され、すっかり虜になった桃地くん。おかげでもう恋なんかしない、おじいちゃんになっても巴一筋と誓って生きることになっちゃったのに、うん、あんな人はそうそういないよねとちょっと納得してしまいます。また先生がね、霊界で福引当てたとか言って、戻ってきちゃうんだもの! でもまたタイムリミットあるんでしょう? うう、これは幸せな泥沼。 そして知らない間にまた体使われるマサオさんの気持ちは一体!

 ああでも、蟹釜ジョーの印税を半額受け取り続けているのなら、映画化もあってまだまだすんごい額の不労所得!たまに知らない仲でもない桃地とキスしてるかもしれないのぐらい我慢してくださいって話かもです(ちゃっかり息子くんの漫画家への道も開けていたw) 可哀想な桃地にも、思い出以外の実入りは期待しちゃいけないんでしょうか?
 再来したモンスタークレーマーをぶっとばす…のはやっぱり出来なくても、「SEIKAの空」繋がりでなだめて、多分次会う時には友達みたいになっちゃってるだろう桃地くん。蟹釜ジョー/巴と出会って花ひらいたこの才能を、生かせる転職でもしてくれていたらもうちょっとモヤモヤせずにいられるのになあ。

 幸せになって桃地!

「あのときキスしておけば」〜4☆☆☆

 蟹窯ジョーのブレなさ、ストロングw

「わたし巴よ、蟹窯ジョーなのよ…!!」
と涙でぐしょぐしょのオヤジ(井浦新)にすがられるわ、でも先生らしきご遺体も見てしまうわで、大混乱の桃地。
のりうつりなんて、信じられない。なのに命じられると断れず、自称蟹窯ジョーを先生宅に入れるわ、通夜にも同伴するわ。
入れてから『泥棒だったら??』って遅いよ?通夜は変質者乱入で大騒ぎよ?
 でも先生と出会い気に入られたのも桃地の押しの弱さ故なので、歯痒くはあっても納得です。むしろ、早く先生を信じて差し上げろよw  普段は井浦新な謎の男が、たまに麻生久美子に見える場面、胸熱です。

 結局、最後の一押しは最新原稿!
死亡を公表され、家に帰れず、実母にも信じてもらえない苦境の中でも創作をやめない先生が産み出す「SEIKAの空」は、変わらない輝きを放っていたのでした…!
「先生だ!」
と抱きしめて、でもキスは避けちゃってぶっ飛ばされる桃地くんw  細身の巴ならぬ男性の力でふるう暴力はキツそうです。
と同時に、編集部は幽霊騒ぎ。ネットのストレージに原稿が上がるのね、今時です。

 その後も、あちこちで「本当のこと」を告げるのに当然ながら信じてもらえない2人。
巴母には詐欺団扱いされ、肉体の持ち主田中の妻(MEGUMI)の解釈は『桃地と不倫で家出』、巴の生存を信じて探す元旦那編集者(三浦翔平)とは「教えてくれ!」「信じてください!」の土下座合戦w
 それでも段々に誠意?が通じていくのもまた、面白かったです。
不器用な桃地が真っ直ぐに語る
「先生のいいところ」
ほぼ悪口なのに、まさに巴w 半信半疑ながらも、娘の好物を用意していたお母さんの気持ちに泣けました。気持ちよく食べてもらえて良かったね…!
妻には「好きだから言えない事もある」との巴の離婚体験が炸裂(嘘つき疑惑は拭えない気もしますが??)
最後の編集氏が信じたのは、やはり原稿執筆絡み。こちらはもうストレートに喜んで、男の姿でも構わず抱きにかかっていてw ショックでお盆を取り落とす桃地!
 おっさんな蟹窯ジョーを、イケメン2人が取り合うBL地獄の始まりか??

 桃地へのデート指南で盛り上がるパートさん達(猫背椿、阿南敦子)は愉快でしたわ〜 でも片方はネットで蟹窯ジョー批判を繰り返しているのよね??

 さてどうなる。戻るべき巴の肉体はもう無いんだもんなあ…。

 

 

「あのときキスしておけば」1☆☆☆

 さすがに、その蹴りは傷害罪では(^^;;)

 スーパーのぼんくらバイト桃地のぞむ(松坂桃李)は、モンスタークレーマー(鈴木拓)を退治してくれた美女巴(麻生久美子)が実は、かねてからファンの漫画家蟹窯ジョー大先生と知り、家事手伝いを頼まれ…もとい言いつけられてもホイホイと応えて合鍵で出入りすることに。
更に「使用人は美しくあるのもサービス!」と高級な服を与えられ、デートみたいな1日を過ごして……
 巴から迫られたキスを、戸惑いから拒絶してしまう桃地。ノリでそんなこと出来ないんだよねw 
 巴の激怒にしょんぼりしていたら、今度は沖縄旅行に同行することに。もしや、今度こそ、結ばれてしまうのか??

 と、時系列ではこうなのですが、冒頭で謎の男(井浦新)に迫られていた桃地。海でのデートは2回目で、前の時は桃地が靴擦れをして男が手当てをしてやった、と。それと同じこと、巴先生がしてくれてましたよ!
 そしてハイ、沖縄行きの飛行機は墜落し死者4人の中にユイヅキトモエの名も。自らも昏睡から目覚め、死亡報道に呆然とする桃地に縋り付き泣きじゃくるのは、冒頭の。そしてスーパーですれ違っていた清掃の、飛行機では巴の横に座っていた男!彼曰く
「私よ!巴よ〜」

 入れ替わり系だったのですね。この先、本人たち的にはヘテロ恋愛の続きだとしても、映像的にはBL…!
そして蟹窯ジョーの連載は強制終了でしょう。ああ、プール付き豪邸生活が!先生の承認欲求が!
旦那は簡単に、続き描いて匿名で送ればとか、腕があれば再デビューも可と言いますが。蟹窯ジョーの焼き直しと言われてしまうだけじゃないのかなあ。そしてどのレベルに売れたらあんな家に住めるのか。鬼滅の刃作者でもまだ無理じゃないのかな?

「今ここにある危機とぼくの好感度について」1☆☆☆☆

 大学教員の旦那、大絶賛!
というか、旦那の日々の愚痴がそのまま詰まっているのに、同時にエンタメだなんて。この先が楽しみです。

 意味のあることを何も言わない。
それをポリシーにアナウンサーをしてきた神崎真(松坂桃李)だが、流石にキャリアの先行きが不安になったところへ、母校帝都大学から広報に呼ばれ嬉々として転職をする。
 さて初仕事は、なんと元カノ絡み……って、どの??

 ノーベル賞の可能性もあるスター教授岸谷(辰巳拓郎)の、データ改竄不正を訴えてきたポスドク木嶋みのり(鈴木杏)。交際のきっかけも終わり方も思い出せないまま、とりあえず偶然を装って近づく真。どう説得すれば、部下のミスで教授は知らなかった、と証言を変えてくれるのか……。

 イケメンを自覚している真がなんともしたたか。被災地に行っても、引退を祝われても
「なんでしょう……」
「言葉がありません」etc
バカなのか?とイラつきながら見ていましたが、なんと戦略!絶対絶対、炎上しない様にわざとだったんですよ。且つ、そこに伝えたい意思はない。
元カノ説得ミッションだって、正義の告発を封じることへの葛藤がゼロで怖いくらいです。

 彼女がどんな想いで、どれだけの準備をして、告発に及んだかを想像もせずに、上に言われるまま良さげな就職先を斡旋、激怒させてしまいます(^^;;)
 その時の啖呵録音を上に聞かせたのも、本当にただただ『言われた通り伝えたんですけどぉ』と、保身のため。なので、何故それを聞いた総長三芳(松重豊)が号泣し、秘書(安藤玉恵)までが涙ぐむのか、真は本当にわからないのでした。総長だって元々は研究者。結果を出さないと予算が得られない理不尽さ、不自由さに苦しんだ日々は他人事ではなかったのでしょう……。
(この『研究ってやってもやっても結果が出るとは限らないのに、それだと予算来ない』件はもっと広まって欲しいですorz)

 結局、不正疑惑を隠蔽せず公表した大学側。次はどんな事件が…と、次々と何が起きるのかと思いきや。次回もポスドク嬢は登場で、更に改竄事件を深掘りする様です。それも良し。

 大学の会議が地獄でしたよね。正論を吐く教授、それを呪う事務方、早く終わって欲しくて無反応な周囲の職員…w
 あと個人的びっくりは、国公立大学の学費!今って各校で違うの?? 独立採算性にしたからか!
 あ、ハライチの岩井が真と後輩の教員役で出演してます(^^)

「パーフェクトワールド」8~最終回 ☆☆

 結婚おめでとう~お幸せに(^^)
美男美女の正統派ラブロマンス、むしろ月9見ている気分でしたよ。

 倒れた資材に挟まれた樹!身動きとれずにいたら、尿毒症で最悪死亡だとか。 初期ではむしろ漏らす不都合が描かれていましたが、排尿が不随意だと逆の問題もあるわけですね。それは危険。
でもそんなことは知らずとも、まず矢も楯もたまらず樹の安否を確かめに走るつぐみ←洋貴だってそれでつぐみの為に東京から駆けつけているのに、助手席の葵さんとだけ電話して切ってしまうってorz 更に渋滞に耐え、翌朝避難所に辿りつけば……樹の寝顔のクロッキーbyつぐみ
そんなこんなずっとだだ漏れなので、つぐみが破談を言い出す頃にはもう当の洋貴ですら、じれったい早く言えよ状態に(^^;;;;) 1話から分かってたけど、可哀想すぎる~ 葵さんとは、その東京→避難所&振られた同士でぐっと距離が近づいて、たまに近況報告。でも恋仲にはならず、ホッとしましたよ。いつかいい人いるよ洋貴くん、いっそ自作のヒットアプリで出会えるかも(そのアプリで自分とつぐみ、樹とつぐみを診た結果を教えて欲しいぞ)
 あの地震がなかったら……とりあえず洋貴とつぐみはそのまま挙式したでしょうが、また会えば再燃してしまったかも。ヘルパー葵さんだって樹を愛したまま結婚して、やっぱりダメで離婚しましたもんね。自分に嘘をついてはいかんですよ。

 親の反対は、お父さんの発作で和解に。
居合わせた樹に助けられ&自分も車椅子生活とリハビリをして、思うところあり……めでたしめでたしです。

 しかし『めでたい』表現に、樹母(麻生祐未)とつぐみ母(堀内敬子)の交流をそう何度も映さなくてもと思ったり。洋貴母と会ってたっていいじゃん(涙)
同様に、楽しくドラマ見ながらも消化できなかったのは美姫の存在。
「今度こそ、諦めないで」
って、どのツラ下げてお前が言うのかと。樹ほど好きじゃないけど結婚した旦那とは上手くいってますか?
長野に知り合い女子が一人いてバリアフリー住宅につなげたかったなら、学生時代は遠い人だった美姫じゃなく、美術部の友人でも出せばよかったじゃないですか……。

 さておき、若者が幸せになるのは気持ちがいいですね。次は妹さんかな、そしてもうお父さんは平常心で受け入れそうw

「パーフェクトワールド」~7☆☆

 地震!樹(松坂桃李)は足場の下敷きに!!
ああ、これきっかけで復縁だろうなあと半分満足しちゃってるのでとりあえずここまでの感想をw

 君を不幸に出来ない!と、仲違いでもなく外圧で一旦別れる二人。無理しすぎてたのはあるのよねえ……。
退職して実家に戻り、インテリアデザイナーとして長野で働き始めたつぐみ(山本美月) 妹(岡崎紗絵)と暮らしていたアパートの空き部屋には、なんと洋貴くん(瀬戸康史)が入居です。って、え、いくらつぐみ愛を公言してる幼馴染でも、それって!親も公認って!密かに洋貴くんラブな妹とくっつく兆しか~と思いきや、めげない洋貴のプロポーズに応えたつぐみ、結婚承諾しちゃいましたよ!(それきっかけで、妹と義足の彼が急接近)
以後、しょっちゅう長野につぐみを訪ねて来る洋貴くん。いや前からかw 愛だよね。そしてお芝居の切符が~とデートは東京なのも長野県民的に普通なのかもですが、路チューは元カレの生活圏外でにしましょうよ……。ついに初キスの二人を、見守ってしまう樹。切ないわ偶然が過ぎるわで困りますって。それならいっそ、樹をたずねたら不在だったマンション前でキスぐらいの傍若無人さであって欲しいです。

 そんな折、例の樹前カノ(水沢エレナ)の紹介で『バリアフリー住宅希望の料理人』と知り合います。
車椅子で退院するだろう難病の妻のため、快適な家を望むご主人(山中崇)、無駄だと拒む奥さん(紺野まひる) 死ぬの愛してるのと、自分たちも似たようなことしていた大騒ぎに説得の言葉を持たないつぐみ。上京し樹を訪ねる流れに、もしや支え続けるご主人の姿に、別れたことを後悔したのか……?と思いきや、それは傍に置いての設計依頼。一度は断ったという旦那さんからの依頼を、ぜひ受けて欲しいのだと(この雑誌のイケメンに頼んで断られたんだよーと、ご主人が記事出した時の空気w ここに障害ゆえに別れた元カノ2人揃ってますw)
樹のお断り理由は、奥さん側への共感。
負担をかけたくない、まして自分の夢を捨ててまで、その為に貯めたお金でのバリアフリー住宅なんて、と拒否する気持ちがよくわかるのだそうですが……。なんだかんだ、介護とレストランを兼ねた設計が出来上がった時には感激しましたね!そう、どっちも諦めなくていいんですよ!

 てことは、また仕事で一緒になる2人。息ぴったりなのですが……じゃあ復縁、とはならないのが、歯がゆいところw
もうつぐみと洋貴くんは式場の下見に。そして樹は介護ヘルパーさん(中村ゆり)とお付き合い始めたと、長野にまで釘差しに訪ねてきたヘルパーさんに聞かされて、もちろん嘘なのにつぐみは信じたし。カバンから覗いた切符で長野行きを知った樹(自動改札は使用済み吸い込むけどなあ…)は、泣き崩れる彼女を優しく抱きしめるんですよ。離婚した、しかも理由は樹、と知ってなお世話を頼み続けているところで、受け入れてるしなあ…。

 と、ここまでこじれているところでの、震災!
自分に正直になるきっかけになるんでしょうねえ。洋貴との結婚は承諾しても、肉体関係はおあずけでしたからねえ…。そこをガツっと行かないから当て馬なんだよ洋貴くん……(復縁後に妊娠発覚の修羅場はなさそうですねw)

そうそう、式場でばったりあった樹母(麻生祐未) つぐみと樹の破局を残念がって「あの事故がなかったら……」って、何度も言いますが事故がなかったら、嫁は前カノで、つぐみとは恋仲になってないから!

「パーフェクトワールド」~5 ☆☆

 『こんな身体になる前に出会えていたら』
って泣かせどころの筈なのですが、車椅子にならなかったら元カノ美姫さん(水沢エレナ)と別れずに結婚してたでしょw 絵が上手い地味な同級生と再会しても何も始まりませんでしたよね?

 交際を始めた樹とつぐみ、邪魔入りまくり、修羅場てんこ盛りです。
 娘溺愛の父親(松重豊)は障害者との交際に大反対、母(堀内敬子)は「子供は作れるの?」と大直球。20才の娘がドン引きしてましたけど、親としては言いたくなる気持ちは分かる(^^;;;;) 性生活には立ち入らないにしろ、人工授精が必要なのか、金銭的援助いるのか、気になりますって。そして30才目前の交際は、結婚を視野に入れててほしいです。
でもね、誰だって事故にはあうかもなので、別れさせるのは違うと思うわ。障害があっても、経済的に自立して運転もして、自活してるなら……とはいえ、ヘルパーさん(中村ゆり)の恋人気取りはキツ~い! 彼女がいなきゃ出来ない一人暮らしなら、それって自活じゃないわ。 ぶつけて足の爪をはがしても気づかない。そこから化膿したら…、に始まり、幻肢痛に麻痺拡大の危惧。気にしなくてはいけないことが山盛りで……。
 その全てを、生涯にわたりケアしていく自信がある!と言い切るヘルパーさん。空室が出たら同じアパートに越してこようかしら……って、それヘルパーの域超えすぎでしょう。多分、樹本人もそれ知ったら感謝より、やっぱり引くと思うんですけど(^^;;;) 冷蔵庫に、料理のタッパーぎっしりなのも彼女のおかげ。
 対抗したつぐみが、残業の合間に介護資格セミナーに参加し、夜なべで作業や勉強し、料理もして、毎晩鮎川宅に顔を出してふらふら。挙句の果てに電車のホームから落ちた日にはもう。つぐみも一緒に車椅子になる展開かとハラハラしちゃいましたよ~!

 鮎川くんが突き飛ばしたわけじゃあるまいし。駆けつけて彼を攻める川奈家も大概ですが。自分が全部悪い、そばにいて何も出来なかったと己を責めるばかりの鮎川氏もまた困ったもんだと思います……。目の前で電車のホームから彼女が落ちる体験なんて、普通しないから!健常者でもできることは少ないかと。体調管理の出来ないつぐみがまず悪い←その辺似た者カップルで、いつもどっちか不調を隠している感w 幻肢痛や不眠を隠していた、言われなきゃ分からないと彼を責めたつぐみなのに、自分のセミナー通いや連日の睡眠不足は伏せるんですからね。それこそ、言われなきゃ分からないでしょうに! 知ってたらセミナー会場の前で車で待つのは幼馴染の瀬戸康史じゃなく鮎川氏になってたかもしれませんよね。

 建築事務所の、義足の後輩くん(松村北斗)はレンタル彼女とデート。ご指名がつぐみの妹(岡崎紗絵)…というのは世界が狭すぎですが。まあいいか。
それより引くのは元カノ美姫さんが、すっかり気軽に鮎川氏に連絡とってくること! 事故後10年ほぼ会ってなかったのに?人妻になった途端に過去に与えた傷はチャラですか? 駅の事故で実家療養になったつぐみと地元で会い、鮎川に連絡して彼の入院をつぐみに知らせる役が欲しかったんでしょうけど変ですよねえ…。親に反対された話も、それで「諦めちゃダメ」とか、諦めた人に言われましても~。

 ツッコミどころはありつつも、悩める若者たちを愛でつつ見ています。

「パーフェクトワールド」1 ☆☆☆

 ザ恋愛ドラマ! パーフェクトな松坂桃李に、ひ弱可愛い山本美月(同級生は実年齢に無理ある気がしつつw)きゅんきゅんしました。応援したい。

 同郷の憧れの君、鮎川樹(松坂桃李)に仕事で再会した川奈つぐみ(山本美月)は、樹が高校時代バスケ部のエースだったことを話題にしますが、周囲は微妙な空気。帰る段には車椅子が運ばれてきて、動かない脚で身支度をする樹。大学時代の事故で、下半身付随になっていたのでした……。
 再会の場所が宴席で掘りごたつの居酒屋。届け物で合流したつぐみは、座るまでの彼を見ていないという絶妙な設定です(^^;;;) 知らぬこととはいえ、無神経な発言を……と落ち込み翌日は謝罪にまで出向くつぐみですが、樹は笑顔で気にしないでと言ってくれます。一級建築士として仕事の評価も高く、一人暮らしで自活、障害者用の車で運転もする。ただの事務員のつぐみからしたら憧れの王子様のままで、もう何もハンデはないかの様に思えてきてしまうのですが(松坂桃李だし)

 休日に待ち合わせるようになり、多少なりと意識するつぐみに、あらかじめ交際を否定する樹。
「俺、うんこ漏らすよ?」
と笑顔で茶化してorz もう恋はしないんだそうですよ。
なのに、元カノも来る同窓会には『彼女のふり』で同行の依頼!他の男との結婚が決まった元カノ(水沢エレナ)に、安心してほしいんだなんて言いますが、見栄だよね。挙句「今でも樹が一番好き」だなんて残酷なセリフを(事故の前の自分を、ってことだもの)吐かれ、つぐみを置いて帰ろうとしたり。またタイミング悪く排泄障害で粗相してしまったり。ずるくて弱くてみっともない、パーフェクトでない樹の一面が露呈するわけですが。脱いだコートをそっと掛けて粗相を隠した優しいつぐみは……。
 ええ、家まで一緒に戻るの?一人にしてくれって言ってるのに? 挙句、珈琲まで入れて着替えを待つの? シャワー浴びたりするだろうに、玄関口で帰って良くない?
 その辺の人間関係の機微は理解できないものの(^^;;;;) 以後ぐっと関係が深まる二人なので結果オーライだったのでしょうか。励ましあって仕事に励み、つぐみも諦めていた絵の勉強を始めたり。元カノの結婚式にも並んで出席(呼ぶ方も呼ぶ方だけどなー)夜も長電話、もうつきあい始めたかのようでしたが。

 作業に根をつめた樹が、褥瘡と発熱で入院。
病院に駆けつけたつぐみ無双。手当て中の病室に入るわ、社長(木村祐一)と並んで医師の説明聞くわ。家族でも、彼女ですらないのに?えぐれて骨が見えたりする患部や容体を、視聴者に手っ取り早く伝える場面だとしても。病院のセキュリティと個人情報保護も一体どうなっているんだか謎です。その後も、個室とはいえ泊まり込みで締め切りのある作業を手伝い。面会時間は?入院患者の健康は~⁈翌朝、つぐみが完成品を届けると、驚き喜ぶオフィスの人たち。うーんと、本当にコンペにそれが不可欠なら誰かが代わりに(クオリティが落ちるにしろ)作ってる筈なので、進捗を知らせて作業しないととんだ無駄骨に……まあいいや(^^;;;)

 とにかく更に急接近の二人。物理的にも、唇が…というタイミングで、つぐみ、目をつぶるだけ!初心で可愛いけど!恋はしない決意の人相手に、そこはぐっと自分から行っとかないと!結局なにも起きずにいる間に、ホラ、妙に距離の近い女(中村ゆり)が登場で次回に続きます。

 元から自己評価が低いつぐみに、障害を気にする樹。双方『こんな自分なんか…』ですから、これはじれったい恋愛ものになりそうです。それと高校時代からの友人洋貴(瀬戸康史)もいました!鮎川王子を遠くからみつめるだけだったつぐみを、これまたずっと見つめて家族ぐるみで交流し苦節10年。やっと告白&プロポーズの予定が、運命の再会で急接近されちゃって(^^;;;;) つぐみへの気持ちをぐっとこらえて、慰めたりアドバイスしたりするのでしょうか。それともやっぱり告白するのか? 豪華な当て馬だことw

「この世界の片隅に」最終回 ☆☆☆

みんなが、誰かを探している街になった広島……。

その広島の、それも二人が幼少期出会ったその場所で再会を果たす周平とすず(その話、まだお互いにしていなかったとかびっくりw)父母は死に、妹も被曝で体調を崩しているなか、広島で所帯を持とうかと提案する周平ですが『呉が自分が選んだ場所』と了承しないすず。そんな夫婦に懐いてくる、腹をすかせた孤児。それが娘の節子さんだったんですね。
焼け野原を息絶えるまで手をつないで歩いていた、そのお母さんも最期には右手が無かった。だからすずの欠けた方の手に「おかあちゃん」とすがりついてきた……そんなことがorz

しらみだらけの子を、突然家まで連れて帰っても誰も嫌な顔をせず。あのお義姉さんなど、物々交換に出せなかった亡き晴美ちゃんの服を出してくる。なんかもう泣けて仕方がありませんでした。
そして大事に育てられ、現代では人生を謳歌している節子さんはなんとプロ野球の大ファンw 沿道を会場を、カープファンが真っ赤に埋め尽くす光景には何事かと思いましたがw 『負けんなさんなよー!』と叫ぶカープファンが、同じように『負けんさんなー、広島!』と叫ぶすずさんに重なるに至って、なるほどこのための現代パートだったのかと。もうちょっと別のぶつ切りにならない方法はなかったのかなあとは思いつつも、とりあえず腑に落ちました。

(一人実家の海に戻り「生きるで!」と決意を口にする水原さんw さすがにもうすずを訪ねては来ませんでしたw)

「この世界の片隅に」6、7 ☆☆☆

あぁぁぁすずさんの腕がぁぁぁ、ハルミさんがぁぁぁぁ orz

この桜が最後かもしれないから花見をしよう、と街の公園に人々が繰り出した6話から、確かに一気に戦局が厳しくなりました。繰り返される空爆、工場の空襲から戻ってこないお義父さん。桜吹雪の枝によじ登り、遊女のリンさんと並んで語り合った美しい日々なんてどこか夢の遠くの出来事の様ではないですか。
そして、やっとみつかったお義父さんを見舞いに行く途中で巻き込まれる空襲。それも終わったと思ったところでの不発弾……。気づいたのに、避けたのに、繋いでいた手と、その手の先にいた幼いハルミちゃんの命が失われるなんて。
そして、きっつい義姉はやっぱり言うのね。なんでお前が助かって娘が死んだのかとorz だったら病院にはすずさん一人で行かせて、娘と行列してたら良かったんじゃないのよー。いや、そう言いたくなる親の気持ちは分かりますがね……。

着替えにも髪を結うにも人手を頼む暮らしに倦んでいく、すず。実家においでと誘う妹の言葉に揺れ、やっと帰ってきた夫周平が
『生きていてくれて良かった』
と言ってくれても、素直に聞けず。機銃掃射からすずを守って抱きしめる夫の腕の中、広島に帰ると繰り返すばかり。そしてさあ広島へ発つ、汽車が動くかしらないけれど婚家をとにかく出るかという朝に謎の光と地震の様な揺れに襲われるわけですよ。
うわー原爆。分かっていたのに、日々の暮らしに心揺れる中で忘れていました。

空襲で家が全焼したご近所さんが、庭の芋がついでにホクホクに焼けてたと泣きながらも配るところは、ほっこり泣き笑い。そして広島へ帰るというすずに『じゃあリンの安否は教えてやらない』と周平が言い出す場面には、命も危ない時に何をwしかも元カノを間に挟んでwとツッコミ入りますし。すずを励ます幸子さんと近所のお嫁さんとのやりとりも素敵。あんなに邪険にしていた義姉が、すずの世話ぐらいへでもないしむしろ気がまぎれると、分かりにくく行くなと告げてくれるところ、それを受けて
「ここに居る」
とすずが思い直すところなどに心奪われている間にも、戦争は。

とすると、わざわざ会いにきてくれた妹も、なにくれ妹に良くしてくれるという軍人さんも、もちろん実家の家族も……。

また、現代パートの老女はすずの娘と分かりましたが誕生日を知らないのだとか。まだ宿っていない彼女が生まれるまでにこれからどんな混乱が。気が重くなります。

「この世界の片隅に」4、5 ☆☆☆

雨降って地固まるというか。結局はラブラブ。

りんさんのいい人は、字を書く仕事の人だった。行ったことないのに詳しい場所。表紙が切り取られた帳面。蔵から出てきた茶碗はりんどう柄。さすがのおっとりすずさんでも、パチっと欠片がはまって見えてくるのです。周平さんが嫁にと昔望んだのはりんさんだったのか、と。

そこに突然やってくる水兵水原さん。
すずの幼馴染だわ、兵隊さんだわで無碍にもできず夕飯をもてなしますが、家に泊めるわけにはいかないと周平さん。すずに馴れ馴れしい様子や、いつもと違う強気なすずの対応に、そこまで妬くのかと思いきや逆でしたよ!離れに床をとらせたと思ったら、昔話でもしておいでとすずに炬燵をもたせて送り出すとか。
えええ、夜伽?
和やかに話していた水原も、だんだんに距離近くもう愛撫でしょって動きを受け入れるすずは『これをずっと望んでいたのかも』ですってよ。えええ、当時からそんなに水原さん好きだった?
でも同時に「あの人に腹が立つ!」とぷんすかしているすずに結局は手はだせずw 旦那さんが好きなんだな、と笑って死地に赴く水原なのですが。
以後、なんとなくぎこちない周作とすず……。

すず兄の葬式に行った帰りの汽車でお互いに、どういうつもりだ、どうでも良くないから怒ってるんだと言い合って勘違いからの疑心暗鬼に気づきます。結婚はしたけれど、他に好きな人がいたに違いない、と気にやむなんて。それ、好きダーーーーーと言いあっているのと同じですからねw またここに、懐妊かと期待されたら違ったという微妙な居場所のなさも絡まるのが上手いところです。 ちょうど佳境で「切符を拝見」と口喧嘩に水をさした車掌さんGJ! 車内が笑いに包まれて、二人も笑顔に。電車の揺れをいいことに抱きしめたりして←これ当時で考えたらめちゃ大胆なのでは。 結果、兄さんのおかげで仲直りができたと言われましても、戦死したお兄さんも困りますって(^^;;;)
しかし、仲直りできないうちに子供でも出来たりしたら、あの時の水原の子かとずーーーっとわだかまり残りそうだったわけで良かったこと。

そして現代パートでは、ついに榮倉奈々と北條家のつながりが明らかになります。困っていたところを助けてくれた、親友。年の違うお友達なんだとか。そして毎年夏に広島で会うのだとか。えーっと、そのご老女は、これから生まれるすずの子?それとも同居の姪?


「この世界の片隅に」2、3 ☆☆☆

甘~~~~~~~~い!!

とりあえず嫁いでから、夫である周作に恋をしたすずさん。家の中でも外でも、つい恋しい夫を目で追ってしまうのですよ。それが面白くない小姑義姉にちくちく嫌味を言われるわけですが、照れるでもなく
「はい、そうなんです!」
と真正面からのお返事で撃破です、いい気味w 夫を好きで、何にも悪いことないですもんねー。周作も優しくてラブラブですもんねー。

周作を好きで、最初はつんけんしてた幸子さん(伊藤沙莉)ですら白旗を揚げたすずさんの天然っぷり(意地悪が通じず、ただの常に機嫌悪い女と思われてるって地味に辛いよねw)に、さすがの尾野真千子も押され気味ですw だいたい、自慢の弟に嫁がそっけなかったら、それはそれで腹を立てるんでしょうに。ついに
「未亡人二人に気を使え」
とか難癖つけますが、待ってw お義父さん(田口トモロヲ)はまだ生きてるし、離婚でもめてる自分の旦那もまだ生きてるでしょー! しかし、そこで嫌がらせに、周作の昔の女関係を『うっかり」匂わせる嫌らしさ。

そしてまた、なんの巡り合わせかその昔の女らしき遊女リン(二階堂ふみ)とすずが出会い、一方ですずを好きだった隣の水原さん(村上虹郎)と周作がまた出会っているとは。水原さんとすずに何もなかった様に、周作とリンの間にも何もなかった……わけではなさそうな色っぽさです(^^;;;) 義姉も知ってるって相当な仲よね。
リンとの会話でアイスクリンを知ったすずですが、そんなこととは知らない周作。『逢引』を企て、街でアイスクリンを出す店に連れて行ってくれます。砂糖も配給になっている時代に、知り合いに頼んで出してもらうアイスクリン……この優しさはもう愛に見えますが。結婚と恋愛が少々遠いところにある時代ならではの、今は自分が妻/夫なんだから、では片付かないもやもやがしばらく続きそうです。

そして、そのリンさんにみせようと、家のあたりから見下ろす港を描いていて憲兵に引っ立てられるすず。スパイ疑惑かけられるほど正確で上手かったのね。あまりおおごとになりませんように……。

しかし坂の様子をうれしそうに語っていたのは、周作の話を聞いて、いつか共に住めたらと思ったからなんでしょうに。嫁に収まってるすずに絵をもらっても、複雑だろう皮肉(^^;;;) こっちもあまり、揉めませんように。

そして現代パートの喫茶修行、めっちゃ要りませんね。古民家カフェって、あんな不便なところに客きますかね?

「この世界の片隅に」1 ☆☆☆

小姑が尾野真千子……orz 
これほど恐ろしいことがあろうかという状況で面と向かって嫌味言われてるのに、ほわんと受け流してしまうヒロインすず(松本穂花)ちょっとネジ弱そうでもありますがw 慌てない、でも諦めない。この娘と一緒に生きていきたい、と旦那さんが探し当て、請われて嫁に来たんですからね。きっと幸せ。

と、いうわけであの名作のTVドラマ化です。
ぎゅっと詰まった映画版と違って、現代パートもあり。榮倉奈々とツレが土足で入り込んだ廃屋にその昔、「すず」という人が住んでいたんだそうな(この話に現代を持ち込んだらダメ、と息子が熱く語って去りましたが……。とりあえず静観)

その「すず」さんは、海苔を作る家で育ち(あんな和紙梳きみたいに四角にするんですね!)、誘拐されかけてもまずおやつw 落ち着いた途端に『諦めずに逃げなきゃ!』と思い立つ。まったく策はないのですが、そこは一緒に捕まってた男の子が考えてくれましたよ。長じて嫁取りを考えたその男の子周作(松坂桃李)が、おやつのキャラメルで『浦野すず』を思い出し、はるばる求婚に訪れるも全く覚えのないすずは隠れてしまいます。
そのまんま、話すどころか顔も合わさずに話が進み、嫁入り当日に「初めまして」って……。「妹とお間違えじゃないですか?」とまでw そのまま一生暮らすんですよ? そんな風に暮らしが成り立っていた時代があったんですよねえ。
そして始まる新婚生活……。どこかですずちゃんは、あの時の、と周作との縁を思い出すのでしょうか。

幼馴染の水原くん(村上虹郎)も印象的でした。周作が現れなければ、ご近所同士ありえる縁組のお相手だったでしょう。


現代パートでは、榮倉奈々ちゃんは廃屋で暮らすと決めたそうです。ふむふむ。


冒頭のすずの誘拐が昭和9年。私の母が生まれた年なので。恋愛結婚した母と、それこそ祖父も意見ゼロで勝手に決められて結婚したという祖母との中間ぐらいの世代でしょうか。

祖父が海軍軍人だったので、呉や舞鶴の宿舎にいたと聞きました。その呉港を見下ろす山の上で、すずはどんな風に暮らしていくのでしょうね。折からの豪雨で被災されている周辺が舞台。連日片付けの現場中継を見ていますが、元はこんなにきれいな場所だったんですねえ。

「不能犯」1 ☆

いきなり長い濡れ場w
これが松坂桃李と沢尻エリカでしてるなら凄いですけどまさかねえ(^^;;;)

えーっと、まずは御曹司(盛岡豊)と婚約者夏美(永尾まりや)のラブラブエッチ、場所は豪華シティホテルですかね。高級品を身につけSNSではセレブ暮らしにみせながら、実は粗末な安普請暮らしの夏美。借金があり勤務先も嘘(それはすぐバレるでしょうにw)AV出演歴まであって、全部知っているぞ、と御曹司懇意の料理人矢崎(鈴之助)から脅されてしまいます。
御曹司にばらされたくなかったら……と金も身体も強請られ、撮影までされて。デート中のレストランでまで犯しますか。クズ男を鈴之助が熱演です。
先の見えない搾取に、思わず「殺人」「復讐」と検索した彼女がたどり着いたのが、なぜか都市伝説w どこかの電話ボックスに、殺して欲しいと自分の電話番号を貼っておくと、その殺意が本当なら殺し屋からコンタクトがあるのだとか。

まさかの電話に呼び出され、赴いた廃屋に待ち受けるのは松坂桃李。
『過去をネタに強請る男を殺して』
との夏美の依頼を受け、矢崎のまわりに出没する男の目が怪しく赤く光る時。なんと矢崎はアンコウを切るつもりが御曹司をぶった切り、松坂桃李に掴みかかるつもりで走ってくる車にむかって突っ込んで行くのでした……。なんだろう、催眠?幻惑?超能力? なるほどこれでは、松坂桃李の事件への関わりは立証不可能、不能犯となるわけですね。

しかし御曹司まで殺されて、話が違うと憤る夏美ですが実はこれが依頼通り。AV出演も詐称も、強請りネタの出元は御曹司で、料理人の好き放題は許可済みだったんですと。
人を呪わば穴二つ~。借金を返すあてがなくなった彼女の家から、ブランド品を根こそぎ持ち去るその筋の人たち。最後には夏美の首に紐を巻き……。いやいや、それはもったいない。若くて綺麗な子は苦界に沈めて稼がせるものじゃないんですか?

さておき、夏美の検死に立ち会う美人刑事に沢尻エリカ。
なるほど謎の死亡事件の参考人/松坂桃李、追う刑事/沢尻エリカとなるわけですね。
でも映画はこれ以上にえろえろになるわけもないでしょうに、これで宣伝して大丈夫? 

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