…それだけだったドラマで死にそう。
後半、読心者がゾロゾロ出てくるのもなんだかなーなら、そいつらの謎の主張でテオ(チェ・ジョンヒョプ)と侑里(二階堂ふみ)が付き合えない!となるのもなんだかなー
社内恋愛、それも女社長とインターンの交際は内緒!なパートは愉快で可愛く楽しめるのですが、肝設定なはずの読心能力まわりが途端にザルなんですよ。「目を見て」発現のはずが段々と「耳に手を当てて」になってるし。
恋仲になっても流石にテオには言えない……のに、友人真尋(山下美月)には軽い揉め事の末打ち明け、花岡(中川大志)にもバレ、でもどっちも
「ふーん、それで?」
と忌避感ゼロで驚愕。「サトラレ」読み返してこ〜い!となりますが……そもそも侑里(二階堂ふみ)本人すら悩みは軽く、接客に便利☆だったもんね
もういい、優しい世界です💢
それより問題なのは全て他人任せなこと。
なんだか分からない交際反対理由に、じゃあ読心能力をなくせばいいじゃん?と、あっちに電話かけこっちで文献探し、と頑張ってるのは全部他人の花岡と真尋と大学院の先生(杉本哲太)に先輩(清水尋也) で、一度試してダメだったから〜と諦めてる侑里は結果を聞くだけ。テオくんもその間は、えーっと、何してたっけ。
とはいえその調査先の根拠もなんだかなーなんですよ。伝説の文献はまだしも、読心者が出会うと不幸になると教える絵本のサンプルはなんと1、私がダメだったからあなたも辞めなさい、な理不尽!
ホントここに大学の研究室噛ませてくるの止めて欲しい。科学的思考を、論理訓練を、なんだと思っているのか……。なんとも思ってないんでしょうねえ、あの理系男子への解像度の低さでは。
最後は、2人とも心の声が読めるまま侑里は韓国語も覚えて、愛を叫んでハッピーエンド!はいはいはい。そこはおめでとうなんだからさ。
こんな雑に読心を扱うなら、心読めたりせずに、時々堂々と呟かれる韓国語がわからないよー? と異文化交流しながら愛を育んで、花岡ともっと真剣に揉めて、な普通の恋愛ものでよかったのでは?中川大志の無駄遣いすぎたー